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章別会話

外伝97 不思議な出会い

1節 どこから来たの?

オープニング

[リズ]
わあー! すっごい!
ここどこ~?▼
[フレデリク]
リズ様! そのように走っては
いけません! 迷子になりますよ!▼
[クロム]
ここは…?
俺たちの知っているイーリスに似ている…
けどどこか違うような…▼
[エメリナ]
異界…と呼ぶようです。
これも、トールと名乗った
あの女性の力でしょうか…▼
不思議な方です。
とても恐ろしい力と…
私たちへの慈しみの心を感じました。▼
[クロム]
まことの強さを示せ、か。
俺はともかく、姉さんやリズまで…▼
[エメリナ]
大丈夫ですよ、クロム。
私は訓練を受けているし魔道も使えます。
それにフレデリクも一緒ですし。▼
[クロム]
姉さん…。そうだな。
きょうだい三人とフレデリクで
助け合っていけば、きっと大丈夫だ。▼
[ルフレ(女)]
あのー、一応私もいますので…▼
[クロム]
ああ、そうだった。▼
[エメリナ]
ルフレさんでしたね?
ここで出会ったのも何かの縁でしょう。
仲良くしてくださいね。▼
[ルフレ(女)]
はい!
よろしくお願いします、エメリナ様!▼
[クロム]
姉さん、絶対に無理はしないでくれ。
俺の傍から離れないでくれよ。▼
[エメリナ]
ふふ…はい、わかりました。
リズも私たちから離れないで…▼
あら? リズ?▼
[フレデリク]
も、申し訳ありません!
一瞬目を離したすきに
見失ってしまいました…!▼
[クロム]
なんだって?
やれやれ、さっそくか。▼
[ルフレ(女)]
何を落ち着きはらってるんです!?
迷子ですよ? 大変じゃないですか!▼
[クロム]
いや、リズの場合いつものことすぎて…
でもここは異界だったな。▼
[エメリナ]
知らない場所で心細い思いを
しているかもしれません。
早く見つけてあげましょう。▼
(場面転換。戦闘マップへ)
[ルフレ(男)]
あれ?
小さな子がひとりで歩いてる…
ねえ君、なにしてるの?▼
[リズ]
わたしねえ、リズ!
たんけんしてるの!▼
[ルフレ(男)]
探検かあ。えーっと、
だれか大人の人は一緒じゃないの?▼
[リズ]
大人の人? うーん…
お姉ちゃんとお兄ちゃんなら
いるけど、大人じゃないよ。▼
[ルフレ(男)]
じゃあ、そのお姉ちゃんと
お兄ちゃんはどこにいるんだい?▼
[リズ]
んー…、わたしが来たところかな?▼
[ルフレ(男)]
どこから来たの?▼
[リズ]
わすれちゃった!▼
[ルフレ(男)]
…………▼

クリア後

[ルフレ(男)]
じゃあ、僕と一緒に
お姉ちゃんとお兄ちゃんを捜そう。▼
[リズ]
えー、なんで?▼
[ルフレ(男)]
なんでって…ええっと…▼
ぼ、僕、何だかとっても
リズのお姉ちゃんと
お兄ちゃんに会いたいなあ!▼
[リズ]
そうなの?
じゃあしょうがないな~。
いっしょにさがしてあげる!▼
[ルフレ(男)]
あ、ありがとう。あはは…▼

2節 一生の不覚

オープニング

[エメリナ]
リズ! どこにいるんです?▼
[クロム]
おいリズ! 早く出てこい!▼
[ルフレ(女)]
だめですよクロムさん。▼
そんな怖い言い方したら
リズさん、怒られると思って
ますます出てきませんよ?▼
[クロム]
む…そうか。
怒らないから出てこい!▼
[フレデリク]
リズ様ー!
フレデリクはここですよー!▼

クリア後

[フレデリク]
申し訳ありません。
私が目を離したばっかりに…
このフレデリク、一生の不覚です。▼
[クロム]
大げさだな、フレデリクは。▼
[ルフレ(女)]
そうですよ。フレデリクさんって
まだ十代でしょう?▼
この先もっと大きな失敗しちゃったら
どうするんですか?▼
[クロム]
そうだぞ。一生の不覚は
もっと先にとっておけ。▼
[フレデリク]
クロム様…それではこの先、
私がもっと大きな失敗をすることが
前提となってしまいますが…▼
[エメリナ]
ふふ…、そうですね。
リズの迷子が一生の不覚になるくらい
平和で過ごせるのが一番いいですね…▼

3節 いろいろな未来

オープニング

[リズ]
あ! お兄ちゃん!
お姉ちゃーん! フレデリクー!▼
[フレデリク]
ああリズ様! ご無事で!▼
[エメリナ]
リズ、どこに行っていたんです?▼
[リズ]
えへへ、たんけーん!▼
[クロム]
まったく…
そんなことだろうと思った。▼
[ルフレ(女)]
あのー、あなたは…?▼
[ルフレ(男)]
僕は一人で歩いていたリズを見つけて…
えっと、君は…?▼

クリア後

(場面転換。会話シーンへ)
[ルフレ(男)]
そうなんだ…
君もルフレなんだね…▼
[ルフレ(女)]
あなたもルフレさん…
不思議なこともあるものです。▼
お話を聞いた限り、
ルフレさんの生い立ちは
私と全く同じです。▼
違うのは性別だけ…▼
[クロム]
なるほど。じゃあお前は
異界で男として生まれたルフレなんだな。▼
[ルフレ(男)]
そういうことかもしれないね。
実際に目にすると変な気分だけど…▼
[リズ]
ルフレさんが二人!?
おもしろーい!▼
[フレデリク]
待ってください。▼
ということは、私たちも
異界で生まれた、違う自分と
出会う可能性があるということでは?▼
[エメリナ]
そうなるのでしょうね。
大人になった私とか、男性の私…とか?▼
[フレデリク]
そ、それは…!
お会いしたいような、
お会いするのが怖いような…!▼
[クロム]
そうか? 俺は会ってみたいぞ。
いろんな姉さんに。
もちろんいろんな俺にも。▼
[リズ]
わあー! じゃあ、大人になって
すてきなレディになったわたしにも
会えるのね!?▼
[クロム]
それはどうだろうな。
いない自分には会えないぞ。▼
[リズ]
え? なんでー?
なんでいないのー!?▼
[エメリナ]
クロム、意地悪を言ってはいけません。
大丈夫ですよリズ。きっと会えます。▼
[リズ]
やったあー!▼
[フレデリク]
立派な騎士になった私…
クロム様のお傍に立つ、
王国一の騎士と呼ばれる私…▼
[ルフレ(女)]
私たちにはいろんな異界で、
いろんな未来が待ってるんですね!
なんだかワクワクします。▼
(白く光る)

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Last-modified: 2024-06-04 (火) 03:43:41
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