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章別会話
外伝88 お茶会へご招待†
1節 研究熱心†
オープニング†
- [シグルド]
- ようこそ、ディアドラ、セリス。
ゆっくりくつろいでくれ。▼
- [ディアドラ]
- はい…
シグルド様、給仕の衣装が
とてもお似合いです。▼
- [セリス]
- 父上の手ずからお茶をいただけるなんて
恐縮ですが…
今日は楽しみにしてきました。▼
- [ティルテュ]
- アーサー、ティニー、
いらっしゃ~い!▼
- [アーサー]
- は、はい。▼
- [ティニー]
- 母様、本日はお招きくださって
ありがとうございま…▼
- [ティルテュ]
- 堅苦しい挨拶はいいから
座って座って!
とびっきりの席、用意したんだから!▼
- [メルセデス]
- ふふっ、みんな大切な人に
来てもらえて嬉しそう~。
お給仕のし甲斐があるわ~。▼
アイラ、あなたは誰を招待したの~?▼
- [アイラ]
- …私は誰も。▼
- [メルセデス]
- え? どうして?
確か、息子さんと娘さんが
いるんでしょう~?▼
- [アイラ]
- そうなんだが…
私はあの子たちに親として
ほとんど何もしてやれなかった。▼
- [メルセデス]
- それは今のあなたが
気にすることじゃないと思うけど…▼
それに、その子たちもあなたを
恨んだりはしてないんでしょう~?▼
- [アイラ]
- ああ。それでも私を慕っていると
言ってくれた。▼
だからと言って私からその言葉に
甘える気はない。
それに…▼
- [メルセデス]
- それに…、何?▼
- [アイラ]
- …なんでもない。
それより、今日は給仕の仕事を
全うしなければ。忙しくなるぞ。▼
- [メルセデス]
- う~ん、アイラがそういうなら…▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [フェルディナント]
- うん、実に香り高い。
最高の茶がはいったぞ。▼
リシテア、
茶菓子の準備はできたかい?▼
- [リシテア]
- もぐもぐ…、はい。
完璧に用意してあります。▼
- [フェルディナント]
- ん? 少々すくなくはないかね?▼
- [リシテア]
- 皿に盛れるだけ盛ればいいと
いうものではありません。▼
いかに彩りよく、美しく見せるか…
これがわたしの研究の成果です。▼
- [フェルディナント]
- な、なるほど。
さすが研究熱心のリシテアだな。▼
クリア後†
- [リシテア]
- …なるほど。こうして焼き菓子を
立体的に盛り付けると
数が少なくても見栄えがしますね。▼
意外と実用的な技術かもしれません。
次に使うあてはありませんが…▼
2節 お茶会は大忙し†
オープニング†
- [ティルテュ]
- メルセデス!
急いでお茶のお代わりお願い~!▼
- [メルセデス]
- わかったわ~。
あら、お湯が…
大変、急いで沸かさなきゃ~。▼
- [シグルド]
- アイラ、この茶菓子を
あちらの卓に運んでもらえないか。
私はこちらを運ぶ。▼
- [アイラ]
- む、三皿か。
指で挟んで、もう一枚を手首に…
うん、いけそうだな。▼
クリア後†
- [メルセデス]
- アイラ、すごいわ。
素早い給仕で大活躍じゃない~。▼
- [アイラ]
- そうか?
こういったことは不慣れだが、
役に立てているのなら嬉しい。▼
3節 みんなでお茶を†
オープニング†
- [メルセデス]
- でも、もったいないわ。
こんなに素敵なアイラの姿を
大切な人たちに見てもらえないなんて…▼
- [アイラ]
- メルセデス…
その話はもういいだろう。▼
それより茶を用意してくれ。
私は茶菓子の皿を…▼
きれいなものがないな。
取りにいってくる。▼
- [メルセデス]
- アイラったら…。
あら、ちょうどいいところに。
ティルテュ、ちょっといいかしら~。▼
- [ティルテュ]
- え? なになに?▼
- [シグルド]
- リシテア、フェルディナント。
茶菓子の用意はまだだろうか?▼
- [リシテア]
- むぐむぐ…
はい、ただいま!▼
- [フェルディナント]
- リシテアの盛り付け、
ますます洗練されていくな…▼
クリア後†
- (場面転換。会話シーンへ)
- [アイラ]
- ふう…。茶も茶菓子もいきわたったか?
やっと一息つけそうだな、メルセデス。▼
- [ラクチェ]
- 母様!▼
- [スカサハ]
- 俺たちにもお茶をいただけませんか?▼
- [アイラ]
- ラクチェ、スカサハ…!
どうして?▼
- [メルセデス]
- アイラが自分から招待するのは
ダメなんでしょう~?▼
だからティルテュに頼んで、
アーサーとティニーに
誘ってもらったの。▼
- [ラクチェ]
- 二人が、素敵なお茶会をやっているから
わたしたちも来ないかって。▼
- [スカサハ]
- それに、俺たちだけじゃないんですよ。▼
- [シャナン]
- アイラ…▼
- [アイラ]
- !? シャナンまで…!
……、……▼
- [メルセデス]
- アイラ。
俯いちゃって、どうしたの?
私、余計なことしちゃったかしら…▼
- [アイラ]
- いや、あの……▼
- [スカサハ]
- 母さん、ご迷惑でしたか?▼
- [アイラ]
- ち、違う。▼
私は…以前できなかった
親らしいことを、今度こそ
お前たちにと思っていたのだ。▼
…しかし、このような衣装では
親としての威厳というものに…
少々…欠けるのではないかと……▼
- [メルセデス]
- …要するに、恥ずかしかったってこと?▼
- [ラクチェ]
- 母様…
わたしは母様の可愛らしいお姿を
見られて嬉しいですよ。▼
- [スカサハ]
- そうですよ。
母さんからは強さや気高さを
たくさん学びました。▼
でも、どうか楽しい時間も
俺たちと一緒に過ごしてください。▼
- [アイラ]
- お前たち…
そうか、そうだな。▼
私は親らしくという思い込みに
囚われていたようだ。▼
苦しい時も楽しい時も共に…
それが家族というものだったな。▼
- [メルセデス]
- お話は終わった?
じゃあみんな、席について~。▼
アイラがとっても美味しいお茶を
みんなに淹れてくれるからね~。▼
- [アイラ]
- う、うむ。
…メルセデス、手伝ってくれるか?▼
- [メルセデス]
- もちろんよ~。うふふ…▼
コメント†
Last-modified: 2024-04-23 (火) 21:11:08