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章別会話
外伝72 百花繚乱の花嫁†
外伝72-1節 ライバルがいっぱい†
オープニング†
- [シャニー]
- あれ?
ねえ、着替えなくていいの?
もうお祭り始まっちゃうよ。▼
- [スー]
- かまわないわ。
あの衣装より、
普段の格好の方が戦いやすいから。▼
闘技大会に服装の決まりはないわ。
…どうしてみんな
わざわざあの衣装を?▼
- [シャニー]
- うーん。やっぱり
女の子のあこがれ、とか?▼
- [スー]
- …そう。そういう事は
大地を耕している人たちでないと
わからないかもしれないわ…▼
- (暗転)
- [リリーナ]
- セシリアさん、セシリアさん…!▼
- [セシリア]
- あら、どうしたの?
リリーナ。
何だか切羽詰まった顔をして。▼
- [リリーナ]
- 聞きましたか?
祭りの余興の闘技大会の賞品!▼
- [セシリア]
- ああ、花嫁のブーケを見つけた人は
特別な式を挙げられるって…
でも優勝した人が、でしょう?▼
- [リリーナ]
- そんなの、きっとロイが優勝するに
決まってます!▼
ああ…どうしよう…
ロイが他の子を
パートナーに選んだら…▼
- [セシリア]
- なるほど…
それは気が気じゃないわね。▼
- [リリーナ]
- しかもロイには、気になってる人が
いるみたいなんです。
誰なのかしら…▼
はぁ…、ずっと一緒にいるのに
ロイがわたしのこと、どう思ってるか
全然わからないわ…▼
- [セシリア]
- リリーナ。そんなに不安なら、
あなたが優勝すればいいじゃない。▼
- [リリーナ]
- え?▼
- [セシリア]
- そしてロイに、式のパートナーに
なってほしいって頼めばいいのよ。▼
まあ、あくまでお祭りだから
それで彼の心が
はっきりする訳ではないけど、▼
少なくともロイが
他の女の子と式を挙げるところは
見なくてすむわ。▼
- [リリーナ]
- !! なるほど…!
さすがセシリアさん!▼
ありがとうございます!
わたし、必ず優勝してみせます…!▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [ララム]
- くるくる~
くるくる~▼
うん、今日の踊りも絶好調!
優勝してロイさまと
式を挙げるのはあたしなんだから!▼
- [セシリア]
- まあ積極的。本当にリリーナには
ライバルが多いのね。
ソフィーヤ、あなたも?▼
- [ソフィーヤ]
- 私は…こんなにきれいな
衣装を着られただけで…
式なんて…そんな……▼
クリア後†
- [ララム]
- ロイさま~、どこ~?
んもう、ララムの可憐な姿、
見てくれなきゃダメじゃない!▼
外伝72-2節 言い出せなくて†
オープニング†
- [ロイ]
- やあ、ここにいたんだね。リリーナ。▼
- [リリーナ]
- ロイ! おじさまも…▼
- [エリウッド]
- とても綺麗だよ、リリーナ。
ヘクトルにも見せてやりたいな。▼
- [リリーナ]
- やだ、おじさまったら。
あ、あのね、ロイ…▼
- [ロイ]
- なんだい?▼
- [リリーナ]
- ゆ、優勝したら…
わたしと、その……▼
や、やっぱり何でもない!▼
クリア後†
- [リリーナ]
- じゃあね、ロイ!
わたし、あっちでブーケを探してくるわ!▼
- [ロイ]
- リリーナ…
何だかいつもと違うけど、
どうしたんだろう?▼
外伝72-3節 あなたの隣に†
オープニング†
- [リリーナ]
- はあ…ブーケは見つからないし、
ロイにもはっきり言えないし…
やっぱり優勝なんて無理かも……▼
- [セシリア]
- 弱気になっちゃだめよ。
まだ大会は終わってないんだから。▼
- [ララム]
- そうよ、終わってないわ!
待っててね、ロイさま~!▼
- [ソフィーヤ]
- あ、あの……
私も…がんばります……▼
- [エリウッド]
- 女性陣はずいぶん
張り切っているみたいだね。
僕たちも負けていられないな、ロイ。▼
- [ロイ]
- はい、父上!
ぼくもがんばります!▼
クリア後†
- [リリーナ]
- ああ…やっぱり……
ロイが優勝しちゃった……▼
- [セシリア]
- リリーナ、まだ誰を選ぶか
わからないじゃない。▼
でも、人の心は
思い通りにはならないわ。▼
どんな結果になっても
受けとめないとね。▼
- [リリーナ]
- はい…
あっ、ロイとおじさまが来たわ。▼
- [エリウッド]
- 優勝おめでとう、ロイ。
さあ、誰と特別な式を挙げるんだい?▼
- [ロイ]
- …父上。
このブーケは父上にお譲りします。▼
- [リリーナ]
- ええっ!?▼
- [ロイ]
- 最初からそう決めていたんです。
優勝したら、特別な式は
父上と母上に挙げていただこうって。▼
せっかく
こうして父上に
お会いできたのですから。▼
- [エリウッド]
- しかし…
本当にいいのかい?▼
- [ロイ]
- はい、もちろん。
父上と母上が出会ってくれて、
ぼくはここにいるのですから。▼
ぼくからの贈り物です。
さあ、母上を迎えにいきましょう。▼
- [エリウッド]
- 参ったな…
改めて息子にそういわれると
気恥ずかしいというか…▼
- (暗転)
- [リリーナ]
- はあ…、なぁんだ……
でも、ロイらしい。
そんなロイだからわたしは……▼
- [セシリア]
- ふふっ、惚れ直した?▼
- [リリーナ]
- もうっ、セシリアさんったら。▼
- [セシリア]
- でも、がんばらなきゃね。
本当にライバルが
多いみたいだから。▼
- [リリーナ]
- はい、それはもう身に沁みました。
それに…▼
将来フェレの領主となるロイの隣に
ふさわしい女性を目指すこと。▼
それはオスティアで
お父様の跡を継ぐことと
とても近いように思うんです。▼
たとえこの想いが実らなくても、
努力はきっと無駄にはならない。
だから、これからも学び続けます。▼
- [セシリア]
- リリーナ…、あなたも立派よ。
私もうかうかしていられないわね。▼
- [リリーナ]
- セシリアさん? それはどういう…▼
- [セシリア]
- さあ、エリウッドさまたちの式を
見にいきましょう。
きっと奥さまも綺麗でしょうね。▼
- [リリーナ]
- あっ、は、はい…!▼
コメント†
Last-modified: 2022-06-20 (月) 10:17:36