[広告]

章別会話
外伝58 幼き日の出会い†
外伝58-1節 迷える好敵手†
オープニング†
- [エフラム]
- …この森、かなり広いようだな…
だが、追手をまくには好都合だ。▼
エイリーク、急ぐぞ。
敵に追いつかれる前に脱出する。▼
- [エイリーク]
- 兄上…
私たち、本当に
城に帰れるのでしょうか…?▼
私たちを攫ったあの女の人は…
今もどこかで私たちを
見ている気がするのです…▼
- [エフラム]
- …トールといったか。
確かに、あの武の力…
人のものとは思えなかった。▼
だが、どんな相手だろうと、
負ける気はない。
…よし、この川に入るぞ。▼
- [エイリーク]
- え…?
ぬ、濡れてしまいませんか?▼
- [エフラム]
- 川で足跡を消す。
流れに逆らって上流へ進んだ後、
川の向こう岸に渡る。▼
追手は
俺たちを見失うはずだ。
さあ、急ぐぞ。▼
- [エイリーク]
- は、はい、兄上…▼
(暗転)
- [トール]
- ふふ、幼いながら見事だ。
それでこそ、私の試練を受ける者…
まことの強さを持つ者にふさわしい。▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [ヒーニアス]
- 太陽はあの位置…
西はあちらだ。
時刻は昼を半ば過ぎたところか。▼
捕らえられた時から
経った時間を考えれば、
フレリア城まではおそらく…▼
- [ターナ]
- お兄さまー!
見て見て、あっちよ。
さっき遠くに建物が見えたわ!▼
- [ヒーニアス]
- ターナ静かにしろ。
私は今策を練って…▼
- [ラーチェル]
- ああ、ちょうどいいところに
人がいましたわ。そこのふたり!▼
- [ヒーニアス]
- 何だお前は?▼
- [ラーチェル]
- ふふふ…高貴な者は簡単に
正体を明かさないものですのよ。▼
それより、わたくし道に迷いましたの。
案内してくださるかしら?▼
- [ヒーニアス]
- …断る。行くぞ、ターナ。▼
- [ラーチェル]
- まあ、お待ちなさい!
わたくしを無視するなんて
許しませんことよ!▼
あら、あちらの方々は…?▼
- [ヒーニアス]
- くっ…追手か!?
やむを得ない、
仲間を呼ばれる前に倒すぞ!▼
クリア後†
- [ターナ]
- 二人とも、
こっちよ、逃げましょう!▼
- [ヒーニアス]
- くっ、余計な話のせいで
私が策を練る時間が…
どうしてくれる!▼
- [ラーチェル]
- まあ! わたくしの方こそ
あなたみたいな人に頼んだのが
間違いでしたわ!▼
外伝58-2節 まだ出会うはずのない三人†
オープニング†
- [エフラム]
- !
エイリーク、隠れろ。▼
- [エイリーク]
- きゃっ。
ど、どうしたのですか…?▼
- [エフラム]
- 人影が見えた。こっちへ来る。
このまま潜んで…先手を取るぞ。▼
今だ!▼
- [リオン]
- わぁっ!?
き、君たちは…?▼
- [エイリーク]
- あなたは…もしかして、
私たちと同じように
攫われたのですか…?▼
- [リオン]
- う、うん…
ぼくは…▼
- [エフラム]
- 二人とも話は後だ。
誰か来る、突破するぞ!▼
クリア後†
- [エフラム]
- こっちだ、退くぞエイリーク!
そこの君も急げ!▼
- [リオン]
- う、うん…!▼
外伝58-3節 友情はいつまでも†
オープニング†
- [ラーチェル]
- ああよかった!
また人がいましたわ。
案内してくださる?▼
- [エフラム]
- 待ってくれ、
次から次へ…君は誰なんだ?▼
- [ラーチェル]
- ああ、誰もかれもが
わたくしの正体を知りたがる…
無理もありませんわ。この美しさですもの。▼
- [エイリーク]
- あの、ですから
あなたのお名前を…▼
- [ヒーニアス]
- エフラム!
まさか、お前もここにいたのか。▼
- [ターナ]
- あっ、エイリーク!
エイリークも一緒だったのね。▼
- [リオン]
- あ、あの…!
みんな、早く逃げないと…▼
クリア後†
- [エイリーク]
- あ、見てください。
森の出口です…!▼
- [ターナ]
- これで帰れるかもしれないわ!
安心したらお腹空いちゃった…▼
- [エフラム]
- さっき手に入れておいた果物がある。
みんなに渡しておこう。▼
- [ヒーニアス]
- 待て、エフラム。
得体の知れない果物を軽率に渡すな。
まずは毒がないか調べてから…▼
- [ラーチェル]
- まあ、なんて美味しい!
これぞ神の御恵みですわ!▼
- [リオン]
- ……ふふ……▼
- [ヒーニアス]
- なんだ?
君はこんな状況で何を笑っている。▼
- [リオン]
- ご、ごめん。僕、こんなにたくさんの
同じ年くらいの子たちと一緒にいるの
初めてで…▼
みんなでこうしてお話しするのって
こんなに楽しいんだね。▼
- [ラーチェル]
- あら、それはわたくしもですわ。
いつも大人たちに囲まれていますから。▼
- [ヒーニアス]
- それがどうした。
子供同士が慣れ合う必要がどこにある。▼
今は先人たちから
多くの学びを得ることを
優先すべきだろう。▼
- [エイリーク]
- ですが…
友達からも学ぶことは
たくさんあります。▼
- [エフラム]
- そうだぞ。
友は一生の宝だと
父上も言っていた。▼
- [ヒーニアス]
- う…うるさい!
それくらいわかっている。▼
高貴なる者にはふさわしい責務がある…
我々はその辺の子供とは
違うと言っているのだ。▼
- [ターナ]
- じゃあお兄さまとエフラムは
お友達じゃないってこと?
わたしとエイリークは友達よね?▼
- [エイリーク]
- ええ、大切なお友達です。▼
- [ヒーニアス]
- 私とエフラムが友達!?
冗談ではない!▼
- [リオン]
- ふ…ふふ…あはははっ!▼
(画面が白く光る)
あ…あれ…?
なんだろう…
急に…ねむ…く…▼
- [エフラム]
- !
…まさか…追手…の…
みんな… …… ……▼
(画面が白く光る)
- [トール]
- …邪魔は入ったが、
試練はこれにて終了としよう。▼
幼き子らよ。そなたらの
今日の記憶は失われ、
昨日までの日々へと戻る…▼
だが、心の奥底に残る何ものかが
それがまことの強さに繋がるならば、
私はそれを消さずにおこう。▼
いつか未来で、
そなたらが仲間として…▼
あるいは敵として
戦う時のために…▼
コメント†
Last-modified: 2021-04-21 (水) 17:30:14