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章別会話
外伝51 竜たちの収穫祭†
外伝51-1節 孤独な黒竜王†
オープニング†
- [チキ]
- がおー! お化けだよー!
お菓子くれないと
いたずらしちゃうよ。▼
- [デギンハンザー]
- おお、それは恐ろしい。
これでひとつ勘弁願えぬか?▼
- [チキ]
- やったーお菓子!
えへっ、ありがとう!▼
- [デギンハンザー]
- ふふ…そなたらは
我ら竜鱗族に近しい一族と聞いたが、
それはまことか?▼
- [ニニアン]
- は、はい。▼
- [デギンハンザー]
- そうか…、……▼
- [ニニアン]
- …? あの、何か…▼
- [デギンハンザー]
- いや、すまぬ。
我が子たちのことを思い出していた。
子供たちがまだ幼い、昔のことを…▼
- [イナ]
- 王…▼
- [チキ]
- おじちゃんの子ども?
今どこにいるの?▼
- [デギンハンザー]
- 下の息子は国にいるが、
上の息子と娘はとても遠いところ…
容易に会うことはできぬ場所におる。▼
- [チキ]
- そうなんだ…。さびしいね。
チキ、さびしいのよくわかるよ…▼
- [デギンハンザー]
- すまぬな。
そなたを悲しませるつもりはなかった。
さあ、祭りを楽しみに行くがいい。▼
- [ニニアン]
- はい…。行きましょう、チキ。▼
- [チキ]
- うん…▼
(暗転)
- [チキ]
- ニニアンおねえちゃん。
チキ、さっきのおじちゃんに
なにかできることないかなぁ…▼
- [ニニアン]
- そうですね…
一緒に考えましょう。▼
- [チェイニー]
- お、どうしたチキ。暗い顔して。
俺に話してみろ。
そこの奴も聞いてくれるってよ。▼
- [ルフレ]
- は? なぜ私まで…▼
クリア後†
- [ルフレ]
- 家族の情ですか…▼
人より優れた力を持つ我らが
人のような感情に囚われるなど。
理解に苦しみますね。▼
- [チェイニー]
- 息子と娘の顔がわかれば
俺が変身して会うわせてやれるんだけど…
ごめんな、力になれなくて。▼
- [チキ]
- ううん、ありがとう。
チキ、もっと考えてみる!▼
外伝51-2節 子供たちの笑顔†
オープニング†
- [デギンハンザー]
- ベオクの祭り、か…
我ら竜鱗族には
本来無縁のもの。▼
- [イナ]
- はい…▼
- [デギンハンザー]
- だが、チキといったか…
あの娘の笑顔は、
この祭りがあればこそ、か…▼
クリア後†
- [イナ]
- どうか、こちらへ。
他の者たちと合流致しましょう。▼
外伝51-3節 手を繋いで一緒に†
オープニング†
- [チキ]
- うーんと、うーんと…
どうしよう、何も思いつかないよ~!▼
- [ニニアン]
- チキ、ではそのことは後で…▼
- [チェイニー]
- いいっていいって。
優勝なら俺に任せときな!▼
- [ルフレ]
- 祭りに浮かれた愚かな人間たちに
絶望を教えてやりましょう。▼
- [デギンハンザー]
- 戦とは呼べぬ
戯れではあるが…
戯れなりの力を見せるとしよう。▼
- [イナ]
- はい。
より多くのお菓子を得るために…▼
クリア後†
- [チキ]
- おじちゃん…▼
あのね、チキね。
どうしたらおじちゃんが
寂しくなくなるかいっぱい考えたの。▼
でも、なんにも思いつかなくて…
ごめんなさい…▼
- [デギンハンザー]
- 何を謝ることがある。
先ほど言葉を交わしただけの私に
そこまで心を砕いてくれるとは…▼
その気持ちだけで十分だ。
そなたは優しいのだな。▼
- [チキ]
- でも…チキもね。すごく寂しかったけど
マルスのおにいちゃんに
助けてもらったの。▼
だから、今度はチキがおじちゃんを
助けてあげたいって思ったのに…
上手にできなかった…▼
- [ニニアン]
- チキ…▼
- [イナ]
- 畏れながら、王よ…▼
- [デギンハンザー]
- 何だ? イナ。申してみよ。▼
- [イナ]
- 今しばらく…皆で祭りを
回ってはいかがでしょうか。
王も、チキもご一緒に…▼
- [チキ]
- …そしたら、おじちゃん。
寂しいのなくなる?▼
よかった…! じゃあチキ、
おじちゃんと一緒におまつり回る!
ニニアンおねえちゃん、いいよね?▼
- [ニニアン]
- はい、もちろん…▼
- [チェイニー]
- おっ、みんなで行くのか?
そりゃいいな。俺もまぜてくれよ。▼
- [チキ]
- チェイニー!
うん、一緒にいこ!▼
- [デギンハンザー]
- …では、参ろうか。
チキのために、山のように
菓子を集めねばな。▼
- [チキ]
- わぁーい!
ねぇおじちゃん。手、つないでいい?▼
- [デギンハンザー]
- ああ。
昔、我が子たちとも
こうして歩いたものだ…▼
コメント†
Last-modified: 2021-01-23 (土) 13:04:05