会話集/章別会話
青燐の章/EP.10 狂信の徒†
オープニング†
1182年。アリアンロッドの戦いより五つ
の節が過ぎ去っていた。この間、戦線は劇的
な動きを見せなかったが、アドラステア帝国
はその在り方を大きく変えつつあった。
帝国各地で繰り返される略奪と虐殺。害悪を
振り撒く存在となり果てた帝国の惨状を目の
当たりにし、ディミトリは皇帝を討ち、帝国
を滅ぼす決意を固める。
- [ディミトリ]
- ……それは本当ですか、レア様。▼
 
- [レア]
- ええ……かつて帝都で動乱が起こった際、
 彼女たちは確かにそう言っていました。▼
 摂政フォルクハルト=フォン=アランデル。
 彼がトマシュたちの仲間であると……。▼
 アランデル公は元々敬虔な信徒でしたが、
 ある時を境にぱたりと寄進が途絶えました。▼
 ……今にして思えば、その時に
 不審を抱くべきだったのでしょう。▼
 
- [ディミトリ]
- 彼もまたトマシュ殿と同様、突如として
 別人のように豹変したということですか。▼
 同様の事例はファーガスにもありました。
 魔道士コルネリアの名はご存じでしょう。▼
 
- [レア]
- 疫病の流行を終息させた才媛ですね。
 やはり、彼女も彼らと同じように……。▼
 
- [ディミトリ]
- ……はい。私は、彼女がアランデル公らと
 結託し、父を殺したものと考えていました。▼
 それは彼らが帝国に与し、王国の混乱を
 狙ったからだと考えていたのですが……▼
 アリアンロッドでは、トマシュ殿の仲間と
 思しき闇の魔道士が皇帝を襲撃しました。▼
 その顛末に鑑みれば……彼らが独自の
 目的を持っていたことは明らかでしょう。▼
 
- [セテス]
- あの時に現れた者は、タレスと言ったか。
 皇帝とは面識がある様子だったのだろう?▼
 
- [ディミトリ]
- ……はい。そして彼女は、タレスが
 私の父の仇であるとも口にしていました。▼
 敵の言葉を易々と信じることはできません。
 ですが、思うにあのタレスという男こそ……▼
 
- [???]
- ……おっと、大事な話を邪魔しちまったか?
 久しいな、ディミトリ、レアさん。▼
 
- (クロードが現れる)
- [ディミトリ]
- クロード、久しぶりだな。わざわざ
 フェルディアまで呼び出してすまなかった。▼
 
- [クロード]
- まったくだ。会談なら猛吹雪の王都より、
 もっと穏やかな場所でやりたいだろ。▼
 ……とはいえ、頼んだのは俺のほうだ。
 ありがとな、ディミトリ。▼
 
- (暗転)
- (画面が明るくなる。ドゥドゥーとシェズもその場に増えている)
- [クロード]
- ……近頃の帝国の動きは目に余る。
 各地で略奪だの何だのが起こってばかりだ。▼
 連中はアミッド大河を越えて、同盟領にも
 ちょっかいをかけてきていてな。▼
 近いうちに大きな被害が出たって
 おかしくはない……。▼
 ということで、ここはひとつ王国と手を
 組んで、帝国に対抗できないかと思ってね。▼
 
- [レア]
- とても有難い申し出です。クロード。▼
 いかに教団や王国の兵が精強であっても、
 帝国の圧倒的な兵力は脅威ですから……。▼
 
- [ディミトリ]
- あの大軍に守られた帝都を攻め落とすには、
 まず敵の兵力を東西に散らす必要がある。▼
 帝都アンヴァルは帝国の南端……
 道を開くのは、決して容易なことではない。▼
 
- [クロード]
- しかし兵力を散らすと言っても、東部の
 指揮官は武勇名高いあのベルグリーズ伯だ。▼
 西部もオグマ山脈によって進軍路が狭まる
 ヘヴリング領は、険峻で知られる。▼
 
- [ディミトリ]
- そうだな……正面から戦えば、帝都に着く
 頃には、俺たちも疲弊しきっているだろう。▼
 
- [クロード]
- そこで、だ。俺から策の提案がある。
 楽に帝都を狙える唯一の策だ。▼
 一点を押さえれば、敵の勢いを大幅に削げる
 ……そんな重要拠点に、覚えはないか?▼
 
- [ディミトリ]
- ……ガルグ=マクか。▼
 
- [クロード]
- ご名答。
 流石だな、ディミトリ。▼
 
- [レア]
- ガルグ=マクは私たちにとって重要な地。
 取り戻せれば、皆の意気も上がるはずです。▼
 ですが……あの巨大な山城を、
 いかにして落とそうというのですか?▼
 
- [クロード]
- 帝国との戦線に敵を引きつけつつ、それぞれ
 東西から大修道院の帝国軍を挟撃する……▼
 工夫も何もない戦略ですが、今の状況なら
 これが一番確実でしょうね。▼
 
- [レア]
- それならば、私に良い案があります。
 アリルを経由するのはどうでしょうか。▼
 あの地ならば敵の警戒も手薄でしょうし、
 隘路も多く、兵力頼みの戦いはできません。▼
 そこに私たち三勢力の精鋭を結集すれば、
 必ずやガルグ=マクの奪還も叶いましょう。▼
 
- [クロード]
- なるほど、アリルか。悪くない案ですね。
 だったら俺たちの動きとしては……▼
 まず、東西からそれぞれ帝都を目標に
 攻め上って敵を陽動。兵力を分散させる。▼
 頃合いを見て、目標を帝都から本命に
 切り替え、一気に攻め落とすってところですか。▼
 
- [ディミトリ]
- そうなると……問題は東西の戦線で
 どのようにして優位に立つか、だな。▼
 西部の戦線は、こちらでどうにかする。
 だが東部にはベルグリーズ伯がいるだろう。▼
 
- [クロード]
- 敵陣深くに攻め込もうってわけじゃない。
 心配無用だ、いくらでもやりようはあるさ。▼
 
- [レア]
- セイロス騎士団は寡兵ですが、身軽です。
 別働隊として、各地の支援に回りましょう。▼
 
- [ディミトリ]
- ……ありがとうございます、レア様。
 心強い限りです。▼
 
- (ディミトリとクロードの二人になる)
- [クロード]
- なあ、ディミトリ。この戦いが終わっても、
 中央教会と手を組み続けるつもりか?▼
 
- [ディミトリ]
- 人々が、彼らを必要としている限りは。
 少なくとも、我が国にはまだ必要なものだ。▼
 
- [クロード]
- へえ……つまりはいつか人々が教団を必要と
 しなくなったら、その限りじゃないって?▼
 
- [ディミトリ]
- そんな日が来るかは、甚だ疑問だがな。
 国が変わろうと、人の心は変わらない……。▼
 仮に帝国に倣って別の宗派を用意しようと、
 新しいものの受容には長い時間がかかる。▼
 ……俺からも質問だ、クロード。お前は
 いつまで、王国と手を組んでいるつもりだ?▼
 
- [クロード]
- こうなった以上、帝国を倒すまでと言わず、
 末永く付き合っていきたいね。▼
 
- [ディミトリ]
- 腹に一物抱えた顔をしてよく言うものだ。
 ……まあ、少なくとも今は味方同士、か。▼
 
- [クロード]
- おいおい、一物も荷物もないぜ。
 痛くもない腹を探らないでくれよ。▼
 それよりも、こんばんは再会の宴なんだろう?
 王国流のもてなしってのを。期待してるぜ。▼
 
手を携えて†
- [シェズ(男性)]
- アリアンロッドでの戦いから、
 もう半年近く経つのか。長かったな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- アリアンロッドでの戦いから、
 もう半年近く……長かったわね。▼
 
- [ラルヴァ]
- あの戦いで帝国も王国も大損害を被った。
 おかげで、長らく戦況も膠着していたしね。▼
 だが、ようやく動き出すというわけか。
 君の腕が鈍っていないといいけれど……▼
 
- (ローレンツたち同盟将とディミトリ、ドゥドゥーが現れる)
- [ディミトリ]
- ここにいたのか、シェズ。▼
 
- [シェズ(男性)]
- ああ。……どうしてローレンツたちが、
 王国軍の宿営地にいるんだ?▼
 
- [シェズ(女性)]
- ええ。……どうしてローレンツたちが、
 王国軍の宿営地にいるの?▼
 
- [ローレンツ]
- 共に戦うにあたって、両国が互いに将兵を
 派遣し合っているのは知っているだろう?▼
 クロードが是非に、と言うのでね。
 僕たちが西部戦線に赴くことになったのだ。▼
 
- [ラファエル]
- けどよお、王国は寒いなあ……。オデの
 筋肉が、すっかり縮こまっちまってるぞ。▼
 
- [イグナーツ]
- ボクは、もっと雪が積もっているかと思って
 いましたよ。寒いのは確かですけど……。▼
 
- [ディミトリ]
- この辺りは雪の少ない地域だからな。
 レスターの冬とそう変わらないはずだ。▼
 
- [マリアンヌ]
- あ、あの……。私たちは、
 ここで何をすればいいでしょうか……?▼
 
- [シェズ(男性)]
- このまま俺たちの前衛に合流してもらうか、
 後衛の部隊に合流してもらうか、だよな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- このまま私たちの前衛に合流してもらうか、
 後衛の部隊に合流してもらうか、よね。▼
 
- [ローレンツ]
- 我々としては、どちらでも構わないが、
 君たちと共に戦えるならそのほうがいい。▼
 戦功を上げずに帰るようなことになれば、
 盟主に嫌味を言われかねないのでね。▼
 
 《この選択で一部のキャラクターが仲間になります》
- 一緒に戦うことを提案する(仲間になる)
- 後衛部隊への合流を勧める
- [シェズ(男性)]
- 前衛を手伝ってもらうべきだろ。
 当然こっちの方が兵力も必要になるしな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- 前衛を手伝ってもらうべきじゃない?
 当然こっちの方が兵力も必要になるしね。▼
 
- [シェズ(男性)]
- 後衛部隊を手伝ってもらうべきだろ。
 有事の時に柔軟に動かせる兵力が必要だ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- 後衛部隊を手伝ってもらうべきじゃない?
 有事の時に柔軟に動かせる兵力が必要だし。▼
 
 《共通》
- [ディミトリ]
- そうだな……方針は後ほど皆で話し合うが、
 恐らくはそのような形で落ち着くだろう。▼
 
- [ローレンツ]
- 招致した。我が軍の活躍に期待していて
 くれたまえよ。はーっはっはっはっ。▼
 
- (ローレンツたちが去る)
- [シェズ(男性)]
- ローレンツたちを寄越してくれるとは、
 クロードも気前がいいな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ローレンツたちを寄越してくれるなんて、
 クロードも気前がいいのね。▼
 
- [ディミトリ]
- ……そうだな。彼らやクロードたちの
 目的はどうあれ、今は頼らせてもらおう。▼
 
- [シェズ(男性)]
- どうしたんだ? 歯切れが悪いな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- どうしたの? 歯切れが悪いわね。▼
 
- [ディミトリ]
- クロードにもレア様にも、そして
 俺たちにもそれぞれの思惑があるからな。▼
 今は、誰かがおかしな真似をしないよう
 互いに監視し合っているような状態だ。▼
 
- [シェズ(男性)]
- それぞれの思惑……。
 帝国を倒す、以外の目的ってことだよな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- それぞれの思惑……。
 帝国を倒す、以外の目的ってことよね。▼
 
- [ディミトリ]
- ああ。俺たちの目的はいくつかあるが、
 俺は……“敵”の正体を探りたい。▼
 教団は恐らく、最優先でガルグ=マクを
 奪還したいのだろう。クロードは……いや。▼
 ……来節には、西部の処理を任せていた
 ロドリグもこちらに合流してくれるはずだ。▼
 こうして戦力が集まっているからといって、
 決して油断はできない。気を引き締めよう。▼
 
- →前哨基地会話へ
急襲(進軍マップでゲルズ領北西部に進軍時)†
帝国 ゲルズ領
- [シェズ(男性)]
- ……ここの村も全滅か。
 家の一つも残らず焼かれちまってる。▼
 敵の領地に進軍して最初にすることが
 焼け残った死体の埋葬とは。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ……ここの村も全滅ね。
 家の一つも残らず焼かれちゃってるわ。▼
 敵の領地に進軍して最初にすることが
 焼け残った死体の埋葬なんて。▼
 
- [ドゥドゥー]
- ……隣の村も、略奪を受けていた。
 付近に帝国軍が駐留していたのだろう。▼
 
- (ディミトリが歩いてくる)
- [ディミトリ]
- ………………。▼
 
- [シェズ(男性)]
- どうした、ディミトリ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- どうしたの、ディミトリ。▼
 
- [ディミトリ]
- ……なぜ、奴らはこんな非道を働ける。▼
 王国に物資を供出されるのを恐れたからか。
 この土地を拠点とされるのを嫌ったからか。▼
 だとすれば、俺たちが……▼
 
- [ドゥドゥー]
- この一帯は圧制下にあったようです。
 焼き払っても構わない村、だったのかと。▼
 
- [シェズ(男性)]
- 見るに、畑も荒れ果ててたみたいだしな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- 見るに、畑も荒れ果ててたみたいだしね。▼
 
- [ディミトリ]
- ここに暮らしていた人々に何の罪がある。
 ……獣畜生でもこんな所業には及ぶまい。▼
 
- [シェズ(男性)]
- ああ……家屋を焼くだけならまだしも、
 領民を殺す必要なんてないはずだ。▼
 ……帝国は、以前からこんなだったか?▼
 確かに帝国のやり方は強引だったが、
 ここまで残虐ではなかった気もする。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ええ……家屋を焼くだけならまだしも、
 領民を殺す必要なんてないはずよ。▼
 ……帝国は、以前からこんなだったかしら?▼
 確かに帝国のやり方は強引だったけど、
 ここまで残虐ではなかった気もするわ。▼
 
- [ディミトリ]
- ……同感だ。契機があったとすれば、
 やはり、アリアンロッドの戦いか……。▼
 この惨状が……一面に広がる焦土が、
 彼女の望んだ国の在り方だというのか。▼
 
- [ドゥドゥー]
- ……やはり、何者かの
 傀儡になっているのでしょうか。▼
 あるいは、トマシュ殿と同じように……▼
 
- [ディミトリ]
- ……そうかもしれないな。▼
 
- (王国兵が歩いてくる)
- [王国兵]
- ……陛下、報告です! 西方教会が突如、
 王国軍の後続部隊を奇襲したとのこと!▼
 
- [ディミトリ]
- 西方教会が?
 こちらの損害は。▼
 
- [王国兵]
- 軽微ではありますが……敵は帝国軍と合流し
 更なる攻勢に出ようとしているそうです。▼
 
- [シェズ(男性)]
- どうする、ディミトリ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- どうするの、ディミトリ。▼
 
- [ディミトリ]
- 先を急ぎたいところだが、仕方あるまい。
 ……今は、西方教会の対処を優先しよう。▼
 
- →前哨基地会話へ
蠢く影(進軍マップで西方教会領に進軍時)†
西方教会領 王国軍陣地
- [イングリット]
- ……しかし、どうして今になって
 西方教会は兵を挙げたのでしょうか。▼
 
 《イングリットが死亡》
- [フェリクス]
- ……しかし、西方教会は
 なぜ今になって兵を挙げた?▼
 
 《共通》
- [メルセデス]
- う~ん、以前から西方教会と中央教会は
 いろいろと対立していたみたいだけれど……▼
 
 《メルセデスが死亡》
- [ディミトリ]
- 西方教会と中央教会は、教義や利権を巡って
 元々対立関係にあったと聞いているが……▼
 
 《共通》
- [ディミトリ]
- 敵軍の中に、コルネリアの仲間らしき者の
 姿があったという報告もある。▼
 
- [ラルヴァ]
- なるほど。つまり西方教会には
 すっかり敵が入り込んでいるというわけか。▼
 人々を救うべき教会に、人々を混乱させる
 者たちが入り込んでいたとは皮肉なものだ。▼
 
- [シルヴァン]
- コルネリアの同類が、いつから西方教会に
 潜り込んでいたかにもよりますけど……▼
 西方教会までもが“ダスカーの悲劇”に
 絡んでいた可能性もあるってことですよね。▼
 
 《シルヴァンが死亡》
- [フェリクス]
- 仮に“ダスカーの悲劇”の絵を描いたのが
 コルネリアたちの一派であるならば……▼
 奴らが潜り込んでいるという西方教会まで、
 あの事件に関わっていた可能性もあるな。▼
 
 《共通》
- [ディミトリ]
- ……ああ、俺たちが想像だにしなかった
 真相が、まだ隠されているのかもしれない。▼
 
- [シェズ(男性)]
- ………………。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ………………。▼
 
- (暗転)
- [シェズ(男性)]
- トマシュ、コルネリア、タレス……
 奴らがすべての糸を引いてるんだろう。▼
 なら、あいつらと似た力を持ってる俺は、
 いったい何者なんだろうな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- トマシュ、コルネリア、タレス……
 きっと彼らがすべての糸を引いてる。▼
 なら、彼らと似た力を持っている私は、
 いったい何者なのかしらね。▼
 
- [ラルヴァ]
- ……さあね、僕にも断定は不可能だ。
 彼らと同じ血族なのかもしれないし……▼
 非常に類似した力を持っているだけで、
 無関係だという線も消えたわけじゃない。▼
 この戦場に彼らの仲間がいるかもしれないん
 だろう? 君の目で確かめればいいよ。▼
 
戦闘マップ(西方教会征伐)†
戦闘開始†
- [シルヴァン]
- 西方教会の挙兵だって聞いてきてみれば、
 帝国軍やら何やらで混沌としてるなあ……。
 
 《シルヴァンが死亡》
- [ドゥドゥー]
- ……これほどの帝国兵が、
 西方教会に合流していたとは。
 
 《共通》
- [ディミトリ]
- っ……。……早く人々を救い出そう。
 一帯を制圧するのは、その後だ……。
 先に人々の避難先を確保すべきだな……
 付近の砦を落としておくとしようか。
 →市街にある制御装置を解除し、城壁の扉を開門せよ!
- [フェリクス]
- 城塞の中に民が取り残されているようだな。
 残らず救い出すぞ。
 →砦を制圧し、民たちを救出せよ!
アサシンらを撃破し、避難地点を確保せよ!†
- [ドゥドゥー]
- ……制圧できたな。
 もう一つの砦も、落とさなければ……。
 
- [ディミトリ]
- この砦が、人々の生命線となる。
 決して落とされるわけにはいかない……。
 《いずれかの避難拠点の陥落に注意せよ!(Report)》
 
 
砦を制圧し、民たちを救出せよ!†
- [メトジェイ]
- チッ、もう王国軍が来やがったか。
 さっさと奪えるもんは奪っちまえ!
 
- [バルタザール]
- ……こいつは受ける仕事を間違えたな。
 何でこんな奴が帝国の将になってやがる。
 
- [メルセデス]
- これ以上、無茶はさせられないわ。
 
 《メルセデスが死亡》
- [ドゥドゥー]
- ……あの日のダスカーを見ているようだ。
 残る民も……助けてやらなければ。
 
 《共通》
- [バルタザール]
- おい、民に手を出すってんならおれは
 降りるぞ。こんなもん傭兵の仕事じゃねえ。
 
- [メトジェイ]
- おいおい、今更何言ってやがる!
 金を貰って人を殺すのが傭兵だろう!
 
- [民]
- お、俺たちが、
 何をしたって言うんだあ……
 
- [民]
- うう……母さん、助けて……
 
- [ディミトリ]
- 間に、合わなかった……
 俺は……また、救えなかった……!
 
- [ディミトリ]
- くっ……ここは王国領ですらないんだぞ。
 どうして、こんな真似ができる……!
 
- [バルタザール]
- チッ……金なら返す。
 おれはこの仕事は受けねえよ。
 
- [メトジェイ]
- 黙って俺の指示に従え、傭兵!
 できないなら刻んじまうぞ?
 
- [アネット]
- 間に合ってよかった!
 さあ、他の人たちも助けてあげなきゃ!
 
- [フェリクス]
- これですべてか。
 ……何としても守り切るぞ。
 《民たちの敗走に注意せよ!(Report)》
 
 
- [ドゥドゥー]
- ……治癒部隊が控えている。
 傷を負った民を癒やしてくれるはずだ。
 
- (作戦発動可能)
- 《作戦発動》
 
 
- [ドゥドゥー]
- ……皆、彼らの治療を頼む。
 《軍医隊、民たちを治療!(Report)》
 
 
- [メルセデス]
- よかったわ~……。
 これでしばらくは安心できるかしら。
 
- [ディミトリ]
- 助けられるだけ、助けられたな。
 彼らを城外の砦まで護送しなければ……!
 《民たち、撤退開始!(Report)》
 
 
民たちの避難地点到達を援護せよ!†
- [メトジェイ]
- ほう、お荷物を抱えて逃げ出す気か。
 馬鹿な連中に痛い目見せてやれ!
 
 《ここまでに民がまだ敗走の危機になっていない場合》
- [バルタザール]
- おい、民に手を出すってんならおれは
 降りるぞ。こんなもん傭兵の仕事じゃねえ。
 
- [メトジェイ]
- おいおい、今更何言ってやがる!
 金を貰って人を殺すのが傭兵だろう!
 
 《共通》《民、スナイパーらに襲撃されて進軍停止!(CAUTION!)》
 
 《民、アサシンらに襲撃されて進軍停止!(CAUTION!)》
 
 《民、グラップラーらに襲撃されて進軍停止!(CAUTION!)》
 
 
- [フェリクス]
- チッ、次から次へと……!
 
- [メトジェイ]
- 守りながら戦うのは大変だよなあ?
 
- [バルタザール]
- クソっ……ここから出しやがれ!
 
- [メトジェイ]
- 弓砲台も動かせ!
 逃げ惑う連中に矢の贈り物だ!
 《帝国軍、弓砲台を起動!(CAUTION!)》
 
 
- [ドゥドゥー]
- 面倒な真似を……。
 二手に別れ、制圧すべきだろう。
 →砦を制圧し、弓砲台からの射撃を停止させよ!
- [バルタザール]
- ここを開けろ、メトジェイ!
 おれは降りたと言ったはずだぞ!
 
- [メトジェイ]
- ケーヘッヘ!
 貴様はそこで雑魚が死ぬのを黙って見てろ!
 
- [ディミトリ]
- 連中と揉めている者がいるのか?
 あのままでは……。手を貸してやらねば。
 
- (作戦発動可能)
- 《作戦発動》
 
 
- [民]
- 助かった……ありがとうございます!
 
- [民]
- ああ、ありがとうございます!
 
- [メトジェイ]
- おいおい、逃がしてんじゃねえよ!
 もっと恐怖を味わわせてやれ!
 
- [ドゥドゥー]
- ……これでひとまずは安全だろう。
 この砦は最後まで守り切らねば……。
 
- [メトジェイ]
- 畜生が、すっかり逃げやがった……。
 こうなったら俺が直接やってやる!
 《メトジェイ、出撃のため開門!(CAUTION!)》
 
 
- [シルヴァン]
- 親玉自らお出ましとは好都合!
 砦を守りつつ、奴を狙うとしようぜ。
 《グラップラーら、城塞外郭・中央に出現!(CAUTION!)》
 
 《グラップラーら、進軍開始!(CAUTION!)》
 →メトジェイらを撃破し、避難地点を防衛せよ!
 
砦を制圧し、弓砲台からの射撃を停止させよ!†
- [ドゥドゥー]
- ……もう1カ所だ。制圧を急ぐぞ。
 
- [イングリット]
- やりましたね!
 これなら、安全に進めるはずです。
 
メトジェイらを撃破し、避難地点を防衛せよ!†
- [メトジェイ]
- ああ、そこの傭兵を始末しておかねえとな。
 裏切り者だ、やっちまえ!
 →作戦「バルタザールの説得」発動時《アサシンら、出現!(CAUTION!)》
 
 
- [バルタザール]
- なっ!? お前ら……
 くそ……ぬかった、ぜ……
 《バルタザール、アサシンらによって死亡!(Bad News)》
 
 
バルタザールを救援し、説得せよ!†
- [バルタザール]
- ああ、そうかい!
 ただではやられてやんねえぞ、おれは!
 《アサシンらを撃破し、バルタザールを救援せよ!(Report)》
 
 
- [バルタザール]
- 酷い仕事を掴んだツケを……
 払わされ……たか……
 《バルタザール、死亡!(Bad News)》
 
 
- [バルタザール]
- 王国軍か?
 悪いな、手を貸してくれ!?
 
- [バルタザール]
- ユーリス! こいつはまた嬉しい再会だ。
 当然、手貸してくれんだよな?
 
- [ユーリス]
- ったく、仕方ねえ奴だなあ……。
 この借りは、後で返してもらうからな!
 
- [バルタザール]
- ハピ! まさかこんなところで再会とはな。
 あっ、おい、ため息つきそうな顔すんな!
 
- [ハピ]
- 何で独りで戦ってるわけ?
 キミって変わってんね……。
 
- [バルタザール]
- いやあ、助かった。あんな連中の
 下で働けるわけがねえよな……。
 
- [ディミトリ]
- ならば、俺たちに雇われるつもりはないか。
 報酬は弾もう。
 
- [バルタザール]
- ああ、構わねえ……が、一休みしていいか?
 流石にくたびれたんでな。
 
- [アッシュ]
- いっそのこと、みんなを避難させた砦を
 閉門してしまうべきなのかも……。
 
 《アッシュが死亡》
- [ドゥドゥー]
- ……いっそ、民が避難した砦を
 封鎖してしまうべきではないか。
 
 《共通》
- (作戦発動可能)
- 《作戦発動》
 
 
- [アッシュ]
- 今が好機……!
 砦の門を閉じてください!
 《王国軍、避難地点を閉門!(Report)》
 
 
- [ディミトリ]
- これで、砦の守備は問題ないだろう。
 憂いなく攻め上れるな。
 
- [ドゥドゥー]
- まずは1人……残りも急がねば。
 
- [アネット]
- よし、あと少しだよ!
 みんな、頑張ろう!
 
- [メトジェイ]
- 貴様らが逃がした連中の分だけ、
 痛めつけてやるよ。ゲェッヒェッヒェ!
 
《メトジェイのHP50%以下》
- [メトジェイ]
- ここで稼いだ金で俺の夢が叶うのよ!
 
《メトジェイのHP25%以下》
- [メトジェイ]
- まったくしつこい奴め……!
 忌々しい!
- [メトジェイ]
- 待て、金ならやる……!
 奪ったもんは……山……分け……
 
- [フェリクス]
- フン……帝国軍の将も、
 今やああした賊崩れの者ばかりか。
 
- [ミュソン]
- メトジェイ……所詮は愚かしい獣よ。
 我らは撤退するぞ……。
 《ミュソン、増援と共に出現!(CAUTION!)》
 
 
- [ミュソン]
- 我が名はミュソン……。
 人を、獣の支配から解き放つ者よ。
 《ミュソン、撤退地点へ進軍開始!(CAUTION!)》
 
 
- [フェリクス]
- まさか、奴こそが指揮官なのか……?
 逃がすな、ここで討つぞ!
 →ミュソンを撃破し、撤退を阻止せよ!
《謎の兵ら、各地に出現 避難地点へ攻撃開始!(CAUTION!)》
- [ディミトリ]
- ……人々に危険が及ばないように
 しなくては。砦は必ず守り通すぞ。
 《いずれかの避難地点の陥落に注意せよ!(Report)》
 
 
- [西方教会司教]
- 帝国軍の狼藉にも目を瞑ったというのに、
 話が違うではないか……! 私は退くぞ!
 《西方教会司教ら、出現!(CAUTION!)》
 
 
- [ドゥドゥー]
- ……逃がさん!
 →西方教会司教らを撃破せよ!
- [シルヴァン]
- クソッ、こいつら、わらわらと……。
 見るに、コルネリアの仲間みたいだが……。
 
- [アッシュ]
- このままじゃ、砦が危ない……!
 急いで救援に行かなくちゃ!
 
- [アネット]
- あの砦が陥落したら大変だよ!
 早く助けに行こう!
 
- [ドゥドゥー]
- くっ……砦が落ちては、
 民も無事ではあるまい……。
 
西方教会司教らを撃破せよ!†
- [西方教会司教]
- 主は、我らを見捨てたもうたか……
 
- [ディミトリ]
- ……どんな大義があったとしても、
 こんなことが許されるわけがない。
 
ミュソンを撃破し、撤退を阻止せよ!†
- [シルヴァン]
- おいおい、あいつをここで
 逃がす手はないでしょうよ!
 
- [ミュソン]
- フン、獣同士の争いに
 付き合ってなどおられぬわ……。
 
- [フェリクス]
- チッ、奴を逃したのは痛い……
 取り返しのつかん失態だ。
 
- [ミュソン]
- 取るに足らぬ獣の裔どもよ……
 我らが大望のため、ここで死ぬがよい。
 
- [シェズ(男性)]
- [シェズ(女性)]
- この虐殺はあなたたちの指示なの?
 ……だとしたら許してはおけないわ。
 
- [ミュソン]
- む……貴様は、まさか……?
 
《ミュソンのHP50%以下》
- [ミュソン]
- 薄汚れた獣に、後れを取るなど……。
 
戦闘終了†
- [ミュソン]
- ……これ以上の戦果は得られんか。
 拘泥する必要もあるまい、が……。
 
- [ラルヴァ]
- ……ミュソン、か。
 
- [ディミトリ]
- 貴公らの奮戦で多くの命が守られた……。
 その戦いぶりを、誇らしく思う。
 
クリア後†
心当たり†
- [シェズ(男性)]
- くっ……!
 ミュソン、どこだ……!▼
 
- [シェズ(女性)]
- くっ……!
 ミュソン、どこに……!▼
 
- (ミュソンが突然現れる)
- [シェズ(男性)]
- ……!▼
 
- [シェズ(女性)]
- ……!▼
 
- [ミュソン]
- 貴様……なぜ、エピメニデスの力を
 行使している……?▼
 
- [シェズ(男性)]
- エピ……メニデス……?▼
 
- [シェズ(女性)]
- エピ……メニデス……?▼
 
- [ミュソン]
- その力、どこで手に入れた……。
 まさか……奴の核を……▼
 
- [シェズ(男性)]
- 核……? いや、ちょっと待て!
 その力って、ラルヴァの力のことか?▼
 
- [シェズ(女性)]
- 核……? ……ちょっと待って!
 その力って、ラルヴァの力のこと?▼
 
- [ミュソン]
- ………………。▼
 
- (ミュソンが突然消える)
- [ラルヴァ]
- ……付近に気配は感じられない。
 どうやらミュソンは逃走したようだね。▼
 
- [シェズ(男性)]
- あいつの言葉の意味、
 さっぱりわからなかったんだが……。▼
 
- [シェズ(女性)]
- あいつの言葉の意味、
 さっぱりわからなかったんだけど……。▼
 
- [ラルヴァ]
- ごめん。ミュソンの放った言葉の意味は、
 僕にもまったくもって理解不能だ。▼
 
- [シェズ(男性)]
- だが、俺とあいつらが無関係だって線は
 今ので完全に消えちまったな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- でも、私とあいつらが無関係だって線は
 今ので完全に消えちゃったわね。▼
 
 《選択》
- [シェズ(男性)]
- なあ、ラルヴァ。やっぱりこの力は、
 危険なものなんじゃないのか?▼
 
- [シェズ(女性)]
- ねえ、ラルヴァ。やっぱりこの力は、
 危険なものなんじゃないの?▼
 
- [ラルヴァ]
- そうかな。この数年、君はずっと僕の力を
 見事に使いこなしてきたじゃないか。▼
 
- [シェズ(男性)]
- まあ、あまり悩んでも仕方がないか……。
 たとえあいつらが何だろうと、俺は俺だ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- まあ、あまり悩んでも仕方がないか……。
 たとえあいつらが何だろうと、私は私よ。▼
 
- [ラルヴァ]
- そうだよ。この数年、君はずっと僕の力を
 見事に使いこなしてきたじゃないか。▼
 
 《共通》
- [ラルヴァ]
- 今更、怖じ気づく必要がどこにある?
 この力で助けられた命だってあるのだから。▼
 ディミトリも言っていただろう。
 力の善悪は、振るう者の心次第だと。▼
 今の君にできるのは、この力で仲間を守る
 ことだけだ。“灰色の悪魔”を倒して……。▼
 
- (シェズが不安そうな顔になってうつむく)
- [シェズ(男性)]
- ………………。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ………………。▼
 
すれ違い†
- [ラルヴァ]
- シェズ。考え事かい?
 訓練の間も、上の空だったようだけど。▼
 
- [シェズ(男性)]
- ちょっとな。まあ、敵からあんなことを
 言われたら、多少なりとも気にはするよな。▼
 なあ……ミュソンは俺の力を
 “エピメニデス”の力だって言ってた。▼
 もしかして、その“エピメニデス”ってのは
 お前のことなんじゃないか、ラルヴァ?▼
 
- [シェズ(女性)]
- ちょっとね。まあ、敵からあんなことを
 言われたら多少なりとも気にはするでしょ。▼
 ねえ……ミュソンは私の力を
 “エピメニデス”の力だって言ってたわ。▼
 もしかして、その“エピメニデス”って
 あなたのことなんじゃない、ラルヴァ?▼
 
- [ラルヴァ]
- ……僕には、肯定も否定も不可能だ。
 過去の記憶がない以上、何も言えないよ。▼
 
- [シェズ(男性)]
- そうか……自分の正体がわからないのは
 俺もお前も一緒なんだもんな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- そう……自分の正体がわからないのは
 私もあなたも一緒なんだものね。▼
 
- [ラルヴァ]
- ただ一つ言っておくと、僕は自分の正体を
 探りたいと思っているわけじゃないんだ。▼
 問題というのは、一つ一つ優先順位をつけて
 順番に解決していくべきものだろう?▼
 あれもこれもと抱え込んでいたら、君が
 最も達成すべき目的も達成できなくなる。▼
 
- [シェズ(男性)]
- その、達成すべき目的ってのは何だよ?
 お前に言わせたら、きっと……▼
 
- [シェズ(女性)]
- その、達成すべき目的っていうのは何?
 あなたに言わせたら、きっと……▼
 
- [ラルヴァ]
- “灰色の悪魔”を倒すこと。すべては
 そこから始まると、僕は思っているよ。▼
 そもそも、いくら考えたところで
 今ある情報から答えには辿り着けないんだ。▼
 ならば、仲間を死なせないために
 今の君ができることはそれだけだろう?▼
 
- [シェズ(男性)]
- それは、そうなのかもしれないが……。▼
 
- [シェズ(女性)]
- それは、そうなのかもしれないけど……。▼
 
- (ドゥドゥーが歩いてくる)
- [ドゥドゥー]
- ……シェズ。陛下がお呼びだ。▼
 今しがた、ロドリグ殿が到着された。
 作戦と方針を共有したいと仰っている。▼
 
- [シェズ(男性)]
- あ……わかったわ。すぐに行こう。▼
 
- [シェズ(女性)]
- あ……わかったわ。すぐに行くわね。▼
 
- (ドゥドゥーとシェズが去る)
- [ラルヴァ]
- ………………。▼
 
東部戦線†
- [グロスタール伯]
- 以上が倅からの報告だ。西方教会の襲撃は
 あったが、進軍に支障はないらしい。▼
 
- [クロード]
- そうか、そりゃあ良かった。
 今はこっちも足並みを揃えて動かないとな。▼
 
- [ヒルダ]
- うんうん、ローレンツくんたちも
 上手くやってるみたいだし、一安心ねー。▼
 
- [ジュディット]
- しかし、足並みを揃えるって言っても
 具体的にはどうするんだい?▼
 ミルディン大橋を越えた一歩先から、そこは
 ベルグリーズ領……軍務卿の守る地だろう。▼
 
- [ヒルダ]
- ここから犠牲を出さず、帝国を攻めるって
 とっても厳しくない?▼
 
- [クロード]
- 別に本気で攻め入らなくたっていいんだ。
 そこは王国にも伝えてある。▼
 俺たちの目的は、あくまでガルグ=マク。
 深く攻め込んだら戻ってくるのが大変だぞ。▼
 大変なのは、東部を守るにはそれなりの
 兵力が要る……と総大将に思わせることさ。▼
 
- [ジュディット]
- ほう。で、思わせられるのかい?▼
 
- [クロード]
- もちろんだ。
 “多頭の蛇”を使おう。▼
 
- [ヒルダ]
- 蛇ー?
 名前からして嫌なんですけど……。▼
 
- [クロード]
- 心配するな。ただの策の名前だ。
 東方の戦でかつて使われた陣形でね。▼
 まるで多くの蛇が頭を出すように、
 多方面から敵地に侵攻するんだ。▼
 このミルディン大橋だけじゃない、
 アミッドに架かるすべての橋から……▼
 帝国領に攻め入り、敵が本腰を入れて撃退に
 かかったら、たちまち頭を引っ込める。▼
 
- [グロスタール伯]
- ……何とも盟主殿らしい、人を食ったような
 策だな。だが、効果的だろう。▼
 無論、私は意見できるような立場ではない。
 君たちで話し合って決めるといい。▼
 
- [クロード]
- 俺たちは、考えなくちゃならない。▼
 ガルグ=マクを奪還できたとして……
 その後、フォドラがどうなるかを。▼
 俺はその時までに、同盟領の戦力を
 できる限り減らしたくないのさ。▼
 
コメント†