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会話集/支援会話

リンハルトの支援会話

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フェルディナント

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カスパル

支援C

(※支援会話なし)

支援B

(※支援会話なし)

支援A

[カスパル]
リンハルト!
おーい、寝てる場合じゃねえぞ!▼
[リンハルト]
ふああ……カスパル、何?
まだ昼だよ……?▼
[カスパル]
いや、もう昼だろ……。▼
[リンハルト]
暖かい陽光と涼しい風の調和が、僕を
捕まえて離さないんだよ。……おやすみ。▼
[カスパル]
オレが引き剥がしてやるから起きろ!
とんでもないもんを見つけちまったんだ!▼
[リンハルト]
君さ……いつもそう言うけど、
ろくなものだった試しがないよね。▼
[カスパル]
そんなことねえだろ。
でも今度のは、これまでで一番凄えぞ!▼
[リンハルト]
本当かな。
やれやれ……それで、何を見つけたの?▼

(暗転)

[カスパル]
見ろよ!
誰かがでっけえ熊を仕留めたんだ!▼
[リンハルト]
……いや、あんまり見たくないかな。
血が……。▼
[カスパル]
ちゃんと処理してあるみたいだし、
全然平気だって!▼
[リンハルト]
処理してあっても、傷口は残っているし、
血だって全部抜け切ったわけじゃないよ。▼
[カスパル]
そんなとこより、この恐ろしい顔を見ろよ!
オレだって、いつかは熊を倒して……!▼
[リンハルト]
はあ……それなら狩猟隊を結成したり、
罠を使ったりして狩ればいいのにね。▼
[カスパル]
オレは狩りたいんじゃねえんだよ。
倒したいんだ! この拳でな!▼
[リンハルト]
君がこだわる気持ちはわかるけど、それが
できるのは、フォドラ広しと言えど……▼
[カスパル]
オレの親父くらいだって言うんだろ?
くっそー、負けねえぜ!▼
[リンハルト]
そうは言ってもね。ベルグリーズ伯が素手で
大熊を仕留めたのは、士官学校時代でしょ。▼
君はもうすでに、
その年齢を越えたわけで……▼
[カスパル]
いや、まだ遅くねえ! オレも熊を倒して、
親父みてえな鎧を拵えてもらうんだ。▼
[リンハルト]
……子供の頃にも君は同じことを言って、
無理矢理、僕を付き合わせたよね。▼
熊を探す君に連れられて野山に入り、
服やら髪やら何度もぼろぼろになったり……▼
君が怪我をする度に手当てさせられ、治癒の
魔法が得意になったりもしたし……。▼
[カスパル]
おう、それは良いことじゃねえか!
オレも助かったしな!▼
[リンハルト]
まあ、それが良いことかは置いといて。
今はそういう猶予期間じゃないんじゃない?▼
僕は、そう思うけどな。▼
[カスパル]
猶予期間って、どういう意味だ?▼
[リンハルト]
今、倒さなきゃいけないのは、
熊じゃなくて、敵だよね。▼
君のその夢は、戦争が終わって……▼
平和に、好き勝手に昼寝できるような
世が来てから、叶えたらいいと思うんだ。▼
[カスパル]
それは、確かにそうかもしれねえけど。▼
[リンハルト]
そういう日が来たら、また僕も付き合うよ。
だから、今は目の前のことに集中しよう。▼
[カスパル]
わかったぜ。
なら、熊との喧嘩はお預けだ!▼
この戦争を生き抜いて強くなったオレなら、
熊なんかひと捻りにできるはずだしな!▼
[リンハルト]
いや、そこは違……
まあそういう可能性もなくはないね。▼
それじゃ、二人で生き抜こう。
僕らの猶予期間のために。▼

ベルナデッタ

支援C

[リンハルト]
ふああ……、眠いな……。
どこかに良い場所は……▼
[ベルナデッタ]
………………。▼
[リンハルト]
ベルナデッタ……
こんな草むらで何してるの。▼
[ベルナデッタ]
ぽふぇえ!? 何も! 何もしてません!
お二人の恋路の邪魔なんか……!▼
[リンハルト]
二人? 僕は一人だけど……
ああ、あれのことかな。▼

(向かい合う男女戦士2人)

[ベルナデッタ]
あ、リンハルトさん……? そうです!
散歩してたら見つけてしまったんです!▼
男女二人が森の中で、あ、あ、あい……▼
[リンハルト]
相討ちに?
まだ死んでないみたいだけど。▼
[ベルナデッタ]
逢引きですううう! どこをどうしたら
戦ってるように見えるんですか!▼
[リンハルト]
……それで、逢引き中の二人と、君がここで
鼠みたいに丸まって他のに何の関係が?▼
[ベルナデッタ]
隠れてたんです! 恋路を邪魔しちゃったら
仕返しされるかもしれないでしょおおお!?▼
[リンハルト]
安心しなよ。彼らにとって、
君は道端の石っころも同然さ。▼
[ベルナデッタ]
石っころ!? ベルは石ころなんかじゃ……
いやでも、石になりたい時も……▼
[リンハルト]
ほら、そうしたら、
そのまま転がっていけば平気だよ。▼
[ベルナデッタ]
こっそりころころ……
そうですね……▼
……って絶対見つかりますよ!
適当なこと言わないでくださいいい!▼

(向き合う男女戦士2人)

[リンハルト]
大丈夫。これだけ騒いで気づかないんだ、
二人は自分たちだけの世界に夢中さ。▼
……でも、よくやるよね。明日死ぬかもって
相手同士で、愛を囁き合うなんて。▼
[ベルナデッタ]
え? 明日、死んじゃうんですか!?▼
[リンハルト]
二人とも前線に出る予定の兵士でしょ?
薔薇色の未来は想像しにくいなあ。▼
[ベルナデッタ]
そんなことないですもん!▼
愛を誓った二人が、運命を乗り越えて
再会するのが物語でも定番ですし!▼
[リンハルト]
うーん、現実には叶わないからこそ、
物語になるんじゃない?▼
[ベルナデッタ]
で、でも、愛を誓った二人が二度と会えない
物語だっていっぱいありますよ!▼
[リンハルト]
それは、現実でもよくあるから
物語になるんだと思うけど。▼
[ベルナデッタ]
どっちなんですか! ベルはあの二人が
幸せになれるって信じてますからね!▼
[リンハルト]
そうなるといいけど、現実は非情だからね。
ああ、話し過ぎて疲れた……。▼
[ベルナデッタ]
ええ!? ここで寝ないでください!
ちょっと!▼
[リンハルト]
ぐう……ぐうう……。▼
[ベルナデッタ]
こ、こうなったら……石っころになって
こっそり転がる作戦ですうう!▼

支援B

(※支援会話なし)

支援A

[ベルナデッタ]
ぐず……ひっく……ぐすぐす……。▼
[リンハルト]
ベルナデッタ、ここで何を……▼
おっと、邪魔したみたいだね。
それじゃ……▼
[ベルナデッタ]
リンハルトさあああん!
聞いてくださいよおおお!▼
[リンハルト]
しまった……。▼
[ベルナデッタ]
ここで前に逢引きしてた二人を覚えてます?
男の人のほうが死んじゃったんです!!▼
[リンハルト]
……ま、そういうこともあるだろうね。
悲恋の物語がまた一つ増えたわけだ。▼
[ベルナデッタ]
二人が幸せになるって信じてたのに……!
こんな結末、酷すぎますううう!▼
[リンハルト]
そうは言ってもね……
僕らの国が戦争を選んだ結果さ。▼
[リンハルト]
今や僕らはそれを止める側とはいえ、
やっていることは変わらないし。▼

《共通》

[ベルナデッタ]
でも、でも、二人の想い合う力があれば、
命の危機だって乗り越えられるって……。▼
[リンハルト]
無茶を言うなあ、君は。
確かに、戦場の馬鹿力というか……▼
非常時に体が持っている以上の力を
発揮することがある、とは思うよ?▼
けどそれは、少しの上乗せだけの話。
ちゃんと死んだら生き返りようがないって。▼
[ベルナデッタ]
そんなことベルだってわかってますもん!
悲しくないんですか、リンハルトさんは?▼
[リンハルト]
うーん……
どちらかと言えば悲しいかな。▼
[ベルナデッタ]
ど、どちらかと言えば……!?
その程度なんですか?▼
[リンハルト]
名前も知らない人だし。敵の兵士もたくさん
死んでるのに、何で味方だけ悲しいのかな。▼
[ベルナデッタ]
え? そ、それは……?
味方だからじゃ……?▼
[リンハルト]
もちろん君が死んだら悲しいよ。
だから死なないでほしい。▼
[リンハルト]
僕が一番死んでほしくなかった人は、
もうこの地上にはいないしね……。▼

《共通》

[ベルナデッタ]
あ、あたしだって、リンハルトさんには
死なないでほしいですよ!▼
死んだら、もっと泣いちゃいます!
想像したら涙がああああ……▼
[リンハルト]
困ったな……想像で泣かないでよ。
まだ死んでないんだけど。▼
[ベルナデッタ]
そ、そうですよね!
……ご、ごめんなさい、リンハルトさん。▼
[リンハルト]
いや、いいよ。……そういうわけだから、
せめて僕らは一緒に生き残ろう。▼
この戦争を二人で生き延びられたら、
君の言うとおりだったと僕は謝るよ。▼
[ベルナデッタ]
謝るって、何をです?▼
[リンハルト]
想い合う力があっても命の危機は
乗り越えられないって、否定したことをさ。▼
そうじゃない反例ができるわけだし。▼
[ベルナデッタ]
あ、そういうことですかあ!▼
確かにベルとリンハルトさんなら、
想いの力で……って、あれ……? ん?▼
[リンハルト]
本格的に話し疲れた……。
おやすみ……。▼
[ベルナデッタ]
また!? いきなり寝ないでくださいよ!
置いてっちゃいますよ!?▼

(暗転)

[リンハルト]
ふああ……よく寝た……。
ん、あれは……?▼
[帝国兵*1]
うそ……!? こんなことってあるの?
本物よね……祈りが通じたんだわ……!▼
[帝国兵*2]
死にかけた時、君の顔が浮かんだんだ!
そしたら奇跡が起こって……▼
[リンハルト]
戦死は誤報だったみたいだね?
ベルナデッタに教えてあげようか。▼
……でも彼女のことだからなあ。
お化けだと思ってひっくり返りそうだ。▼

ドロテア

支援C

(※支援会話なし)

支援B

[ドロテア]
リンくん!
ああ、ようやく見つけたわ。▼
[リンハルト]
あれ、ドロテア。
珍しいね、君がこんなところに来るなんて。▼
[ドロテア]
珍しいね、じゃありませんよ。
ずうっと探していたんですからね。▼
[ドロテア]
貴方、今朝の軍議をすっぽかしたでしょう。
エーデルちゃんが怒ってましたよ。▼
[ドロテア]
貴方、今朝の軍議をすっぽかしたでしょう。
ディミトリさんが残念がってましたよ。▼
[ドロテア]
貴方、今朝の軍議をすっぽかしたでしょう。
クロードくんが呆れてましたよ。▼

《共通》

[リンハルト]
ああ、二晩続けて徹夜しなきゃいけない
事情があってさ。寝不足を解消してたんだ。▼
[ドロテア]
まったく、注意する役を振られた
こっちの身にもなってくれるかしら。▼
今朝の軍議は大事な内容だったんですよ。
事故があって補給物資が一時滞るから…▼
[リンハルト]
糧食を節約するって話?
面倒だけど、まあ仕方がないよね。▼
最悪、自分たちで食料を採集することも
視野に入れるんでしょ?▼
まあ釣りならやってもいいけど、
野山に分け入るのは勘弁してほしいなあ。▼
[ドロテア]
え? リンくん、何で知ってるんです?
軍議にいませんでしたよね?▼
[リンハルト]
うん。眠かったから、軍議に出る人に内容を
書きつけにまとめてって頼んでおいたんだ。▼
[ドロテア]
書きつけを?
貴方って人は……▼
[リンハルト]
それよりドロテア、陛下に兵站の見直しを
提案しておいてよ。▼
[リンハルト]
それより、次の軍議の時に兵站の見直しを
提案してくれない?▼

《共通》

[リンハルト]
今の前線の位置だと、兵糧の輸送は、複数の
経路を使って分散させたほうがいいからさ。▼
分けると多少、余分な費用がかかるけど、
今回みたいな事態は避けられるから……▼
総合的に見れば、得が多いはずだよ。
今後の遠征にも計画は活かせるしね。▼
[ドロテア]
………………。▼
[リンハルト]
ドロテア?▼
[ドロテア]
ちょっと驚いてたのよ。リンくんって、
そういうことにも頭が働くのね。▼
はあ……軍議に出て意見を言えばいいのに。
きっと、その才覚を評価してもらえるわ。▼
[リンハルト]
いや、いいよ。
面倒が増えるだけだろうし。▼
[ドロテア]
またそんな態度……。
でも、逃げられないかもしれませんよ。▼
貴方に頼まれた話、私、リンくんの
名前で提案しちゃいますから。▼
[リンハルト]
ええ……本気で言ってる?▼
[ドロテア]
当たり前でしょ? 貴方の考えで私が
評価されたって仕方ないじゃないですか。▼
[リンハルト]
それは正論なんだけど……困るなあ。▼

支援A

[ドロテア]
リンくん、探したんですよ。
これ、どうぞ。▼
[リンハルト]
ああ……今朝の軍議の。
ありがとう。▼
[ドロテア]
……ねえ、どうしていつも私に頼むように
なったんです?▼
[リンハルト]
事情を知っているから、説明が楽でしょ?
それに以前、仕事を増やされたし……。▼
[ドロテア]
自分で口にした提案じゃないですか……。▼
[リンハルト]
後は、そうだな。君の書きつけは字が綺麗で
読みやすいし、内容もわかりやすいし……。▼
[ドロテア]
褒めたからって、喜んで書きつけを作ると
思ったら大間違いなんですからね?▼

(暗転)

[リンハルト]
ああ、ドロテア。
良かったよ、体調は回復したんだね。▼
[ドロテア]
ありがとう、リンくん。もう平気よ。
すっかり熱は下がりました。▼
でも、そのせいでいろいろと
置いてかれちゃって……情報を集めないと。▼
[リンハルト]
ああ、それなら……はい、これ。▼
[ドロテア]
これは……書きつけ?
もしかして、私が休んでいた間の……▼
[リンハルト]
うん。軍議の内容とか、偵察の情報とか、
必要そうなものを全部まとめておいたよ。▼
[ドロテア]
ええっ、もしかして……リンくんが?
これ、リンくんの字よね?▼
[リンハルト]
何でそんなに意外そうなのさ。
いつも君がやってくれてたじゃない。▼
君が体調を崩したんだから、
僕が代わりにやるのは当たり前でしょ?▼
[ドロテア]
………………。▼
リンくんって……
……不思議よねえ、本当に。▼
いつもは絶対にそんな面倒なこと、
頼まれてもしないのに……。▼
こういう時だけ、ちゃんと助けてくれる。
本当に不思議で……ずるいわ。▼
[リンハルト]
ずるいかな? そう思うなら、みんな
僕みたいに生きれば楽だと思うんだけど。▼
あ、それはいいね。
そうしたら、軍議とか一瞬で終わるよ。▼
[ドロテア]
その軍議、やる意味あるのかしら……。
下手したら誰も出てこなさそうですけど。▼
[リンハルト]
いや、ごもっとも。
まったくそのとおりかもしれない。▼
[ドロテア]
ふふふっ、やっぱり?
少しリンくんが理解できてきました、私。▼
[リンハルト]
理解されちゃうのも、
何だか困りそうな気がするな。▼
まあ、その時はその時でいいか。
ふああ……眠くなってきた。▼
[ドロテア]
はいはい。そうしたら、元気になった
私の代わりに寝ててください。▼
私がリンくんのために、いろいろと
やってきますから。▼
[リンハルト]
いや、まだ病み上がりでしょ?
やめといたほうがいいよ。▼
君に割り振られてた仕事は全部、
代わりの人を探して振っておいたし。▼
今日くらいはのんびり昼寝したほうがいい。▼
[ドロテア]
そんなことまで……日頃からそのくらい
素敵だったら、いいんですけどねえ。▼
まあそうじゃないのも、リンくんの
魅力ってことかもしれないわ。▼
[リンハルト]
ええ……魅力なんてなくていいんだから、
変な魅力を見出さないでよ。▼
[ドロテア]
またそういうこと言って……
リンくんってば。▼

ペトラ

支援C

(※支援会話なし)

支援B

[ペトラ]
………………。
砂、風、雨……天気の話、です?▼
[リンハルト]
さっきからうんうん唸って……
どうしたのかな。▼
[ペトラ]
リンハルト……よいところ、来ました。
これ、わたし、理解、悩みます。▼
[リンハルト]
それって、手紙?
あれ、君は読むのは問題なかったよね。▼
[ペトラ]
はい、読めます。しかし、意味、理解する、
できません。あなた、読む、願います。▼
[リンハルト]
ええ、君への手紙なんでしょ?
誰からか知らないけど、遠慮したいなあ。▼
[ペトラ]
それでは、返事、できません。
わたし、教える、頼みます、リンハルト。▼
[リンハルト]
仕方ないなあ……。
じゃあ読むけど……。▼

(暗転)

[リンハルト]
なるほど、これは確かに読めない。
古めかしい表現の羅列だね……。▼
『果てなかりし砂の大地ありて、
此の身もいずれ砂とならざらむ。』▼
『嗚呼、西風よ。慈の雨を運びたもうたか。
我が喜びは溢れる河面がごとくなりけり……』▼
……うん?
ひょっとして、これ恋文なんじゃ……▼
[ペトラ]
恋文、愛の告白、ですか?
……可能性、ある、あります。▼
[リンハルト]
それならそうと先に言ってほしかったなあ。
まあ、見てしまったものはしょうがないか。▼
[ペトラ]
はい、仕方ありません。▼
恋文、読めない、より、意味、成さない、
成しません。伝わる、役目、大事です。▼
[リンハルト]
いや、わかるけど……
僕は全然読みたくないからね。▼
[ペトラ]
それで、あなた、意味、理解する、しました?
わたし、教授、求めます。▼
[リンハルト]
はあ……そうだね。これは古い比喩を使って、
手紙の送り主が君への愛を綴っているんだ。▼
綴り過ぎていて、ちょっと心配になるけど。▼
[ペトラ]
愛、熱烈、ですか? 構いませんが、
わたし、相手、ほとんど、知りません。▼
[リンハルト]
ほとんど知らないの?
毎日会っているかのような文章だよ。▼
しかも、技法的にもいろいろと間違っていて、
よろしくない出来だね……。▼
ブリギットを意識したんだろうけど、雨を
運ぶのは西風じゃなくて南風だし……▼
そもそも「慈の雨」は女神からの贈り物だ。
君の譬えとしてはかなり無礼だろう。▼
それに、自分を砂の大地に譬えているのに、
急に河が現れて氾濫してる……滅茶苦茶だね。▼
[ペトラ]
技法、難しい、思います。
しかし、リンハルト、あなた、詳しいです。▼
[リンハルト]
いや、僕もたいして詳しくないよ。
そんな僕がわかるほど、酷い文章ってこと。▼
それで、返事はどうするつもり?▼
[ペトラ]
わたし、未熟、痛感しました。感謝です。
フォドラの古い表現、勉強します!▼

(ペトラが去る)

[リンハルト]
まさか、勉強して古風な返事を返すつもり?
そのやり取り、成立するかな……。▼

支援A

[リンハルト]
ふああ、寝過ぎたな……。
釣りでもして目を覚ますか。▼
[ペトラ]
リンハルト、話、聞きました。▼
[リンハルト]
薮から棒にどうしたの、ペトラ。
……君も一緒に釣る?▼
[ペトラ]
あなた、深き水、小さし分け身、沈めます。
流れたる、旅し、住み人、拐す、狙います。▼
[リンハルト]
……?▼
[ペトラ]
わたし、遥か昔、童の頃より、
それ、いと、上手、なりけり、です。▼
あなた、先達、この地、わたし、わからず、
共に、努める、願う、しましょう。▼
[リンハルト]
………………。
ふふ、はははっ……ああ、そうか。▼
この前の手紙のせいだよね?
古風な表現を勉強するって言ってたし。▼
それで、こうして話し言葉に混ざっちゃった
わけか……。▼
[ペトラ]
フォドラ、古い言葉……とても、難しい、
思います。話す、より、難解でした。▼
[リンハルト]
それは難しいよ。
書くのだって大変なのに、よく話せるね。▼
いやあ、凄いな、ペトラ。
まるで研究者だ。▼
おそらくだけど、その言葉を話せる人は
フォドラを探しても数えるほどしかいない。▼
それこそ、「女神が地上にいた」とされる
ような時代の言葉だからねえ……。▼
[ペトラ]
なるほど、希少、話し手、ですか。▼
わたし、フォドラの言葉、話す、
不得意です、でした。▼
しかし、それ、上達するより先、女神の
言葉、身につける、しまう、驚愕です。▼
[リンハルト]
人には得意不得意があるからさ。
君に適性があったということだと思うよ。▼
それにしても、フォドラの外から来た君が
これほどの遣い手になるなんて、面白い。▼
面白すぎる。
くふふ……。▼
[ペトラ]
リンハルト、先程から、笑う、不思議、
思う、思っていました。▼
あなた、そこ、面白がる、いた、ですか。▼
[リンハルト]
そりゃそうだよ。僕だって読むのがやっとの
言葉を君が使いこなしてるんだよ?▼
これは僕のほうが、ペトラ先生にご教授を
願わなきゃいけないみたいだね。▼
[ペトラ]
わたし、リンハルト、教える、ですか?
それ、とても、嬉しいです。▼
いつも、わたし、あなたから、教わる、
ばかり……。恩、返せる良いです。▼
[リンハルト]
こうなってくると、君をただブリギット王に
しておくのは惜しいなあ。▼
今からでも遅くはない。
研究者を目指してみないかい?▼
[ペトラ]
研究者、ですか?▼
[リンハルト]
そうだよ。研究者に必要なのは、
熱意……そして何より、運さ。▼
[ペトラ]
熱意と運、ですか?▼
[リンハルト]
ああ、君の熱意や努力する姿勢は、
もう論ずるに及ばずでしょ?▼
もう一つの運も、君は備えてる。謎の恋文が
こんな事態に繋がったんだからね。▼
あ、そういえば、恋文の相手は
どうなったの?▼
[ペトラ]
相手、ですか? 返事、断る、しました。
それ以降、姿、見ていません。▼
[リンハルト]
ええ……、いろいろ気になるけど……。
とりあえず研究者の話、考えておいてよ。▼

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*1 青燐の章では王国兵、黄燎の章では連邦国兵
*2 同上

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Last-modified: 2023-06-11 (日) 18:16:03
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