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会話集/支援会話
アッシュの支援会話†
ディミトリ†
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ドゥドゥー†
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フェリクス†
フェリクスのページへ
シルヴァン†
支援C†
(※支援会話なし)
支援B†
- [シルヴァン]
- ……お、アッシュ。どうしたんだ?
 資料の山と睨み合いなんかして。▼
 軍の調練記録に、各都市の租税の記録……
 何か調べ物なら手伝ってやるが。▼
 
- [アッシュ]
- いえ、調べ物ってわけじゃないんです。
 ただ勉強のために、と思って……。▼
 
- [シルヴァン]
- 勉強……?▼
 
- [アッシュ]
- はい。士官学校が休止になっちゃって、
 きちんと学ぶ機会もなかったので……▼
 こうやっていろんな記録を読んで、せ
 めて少しでも勉強できたらと思って。▼
 
- [シルヴァン]
- ほーん……。
 お前は立派だなあ。▼
 はあ……あちこちで揉め事が起きてなければ
 俺たちも学校生活を楽しめたんだろうが。▼
 
- [アッシュ]
- そうですね。みんなと一緒に訓練したり、
 魔道や歴史の授業を受けたりとか……▼
 
- [シルヴァン]
- そうそう。星辰の節には、
 可愛い女の子を誘って舞踏会、とかな!▼
 
- [アッシュ]
- なに浮ついたこと言ってるんですか……。▼
 
- [シルヴァン]
- ところでアッシュ、その記録ってのは
 何かの役には立ちそうか?▼
 
- [アッシュ]
- はい! 特に調練の記録なんかは、
 眺めているだけで面白いですよ。▼
 
- [シルヴァン]
- ふうん……眺めているだけで、ねえ。
 そりゃあちょっともったいないと思うぜ。▼
 例えば、その調練記録だと……1166年、
 北方三家の合同で行われた大規模演習。▼
 悪天の中で行われたとしか書いていないが、
 実際は猛吹雪の中での雪中行軍だった。▼
 死者が出るほど厳しい演習だったらしいが、
 これが何のための演習だったかわかるか?▼
 
- [アッシュ]
- 雪中行軍……? 1166年……
 あ、もしかしてスレンとの戦いに備えて?▼
 
- [シルヴァン]
- ご名答。数年後に予定されていた
 北征に備えての訓練だったわけだ。▼
 つまり1166年には、すでに大規模な
 征伐が計画されていたってことで……▼
 それを踏まえて近い時期の訓練を見ると、
 先王陛下が何を考えていたのかもわかる。▼
 
- [アッシュ]
- だとすると、別の資料に書かれている
 ゲネウラで行われた訓練っていうのは……▼
 
- [シルヴァン]
- スレンの連中が山を越えてきた時や、
 岩砂漠での戦闘も想定してたんだろう。▼
 
- [アッシュ]
- なるほど……だから訓練の内容も、
 騎馬を使わないものに偏ってるんですね。▼
 凄いな。そうやって照らし合わせると、
 人の思惑みたいなものが見えてくる。▼
 
- [シルヴァン]
- それが記録の価値ってもんだからな。
 さて、これ以上お前の邪魔をしても……▼
 
- [アッシュ]
- あっ、待ってください! 良かったら、
 他にもいろいろ教えてもらえませんか!▼
 
- [シルヴァン]
- いやあ……教わるんだったら俺なんかより、
 学者とかの類いを頼ったほうがいいぜ。▼
 
- [アッシュ]
- 王都にいる時にはそれでもいいですけど、
 行軍中ともなるとそうもいきませんし……。▼
 僕、もっと学びたいんです。
 陛下の騎士として恥ずかしくないように。▼
 
- [シルヴァン]
- そんな目で見るなよ。断れないからさあ。
 ……あんまり期待はしないでくれよ?▼
 
支援A†
- [アッシュ]
- ……つまり、あえて湿地に布陣することで
 騎馬隊の勢いを削いだんですね?▼
 
- [シルヴァン]
- そのとおり。だがルーグの軍は、他にも
 あらかじめ万全の用意を整えていた……▼
 落とし穴を掘ったり、馬防柵を築いたり、
 下準備があってこその勝利だったわけだ。▼
 
- [アッシュ]
- なるほど……物語の中では、あまり詳しく
 語られてはいませんでしたけど……▼
 調べてみると、ルーグ様は結構な軍略家
 だったんですね。見方が変わりましたよ。▼
 シルヴァン、この作戦、今度の戦いに
 応用できそうな気がしませんか?▼
 もちろんそのままとはいきませんけど、
 前、君が薦めてくれた地理学の書物では……▼
 
- [シルヴァン]
- ……はは、お前は凄いなあ、アッシュ。
 教えたことをどんどん吸収していく。▼
 ロナート卿が見込んだだけのことはある。
 こんな逸材が埋もれていたとは驚きだ。▼
 
- [アッシュ]
- そんなことはありませんよ。
 君の教え方が上手なだけです。▼
 
- [シルヴァン]
- 仮にそうだったとしても、だ。
 こう教え甲斐のある奴はなかなかいない。▼
 いやあ、陛下が心底羨ましいよ。
 お前のような騎士がいるなんてさあ。▼
 なんだったら戦後、理由をつけてお前を
 うちの領地に連れて帰りたいくらいだ。▼
 
- [アッシュ]
- 勘弁してくださいよ、シルヴァン。
 僕の主君は陛下だけなんですから……。▼
 
- [シルヴァン]
- おっと……振られちまった。
 まあ、仕方がないか。▼
 けど、お前は一生王家の騎士として、
 フェルディアに骨を埋めるつもりなのか?▼
 
- [アッシュ]
- そのつもりではありましたけど……
 以前、陛下に相談されたんです。▼
 この戦争が終わったら、ロナート様の後を
 継いで、ガスパール城主にならないかって。▼
 
- [シルヴァン]
- へえ……ガスパール城主。養子とはいえ、
 一応お前はロナート卿の遺児なわけだしな。▼
 
- [アッシュ]
- 養子の身でロナート様を死なせた僕を、
 街の人たちは認めないかもしれないけど……▼
 この仕事ができるのは、僕しかいない。
 ……そうも思うんです。▼
 
- [シルヴァン]
- なるほど、そりゃ責任重大だ。ゴーティエに
 来いだなんて、とても言ってられないな。▼
 
- [アッシュ]
- ロナート様が守ってきた土地を、
 次は僕の手で守りたい。▼
 ロナート様が僕を助けてくださったように、
 今度は僕がみんなに手を差し伸べたい。▼
 やっと、手を伸ばすだけの力を
 つけられたんですからね。▼
 
- [シルヴァン]
- 相変わらず生真面目だなあ。……けど、
 それがお前の目標だってんなら応援するさ。▼
 王に仕える騎士にも教養は必要だが、
 城主となると更に教養が必要になってくる。▼
 何か困った時には、いつでも頼ってくれよ。
 できる範囲で教えてやるからさ。▼
 ……あー、俺にもお前の
 真面目さがうつっちまったかな。▼
 
- [アッシュ]
- うつるも何も、君は元から
 真面目な人じゃないですか。▼
 僕からしてみれば、物知りで、ちゃんと
 いろんなことを考えてるように見えますよ。▼
 まあ、士官学校時代の行いはさておき……。▼
 
- [シルヴァン]
- 事実とはいえ、一言多いっつーの。▼
 
- [アッシュ]
- あはは、冗談ですよ、シルヴァン。
 またいろいろと教えてください。▼
 
メルセデス†
支援C†
(※支援会話なし)
支援B†
- [アッシュ]
- へえ、君も見たんだ……。
 それじゃ、僕と同じだね。▼
 
- [メルセデス]
- あら、アッシュ、ここにいたのね。
 心配したのよ~。▼
 さっきの訓練で真っ青な顔をしていたから、
 どこか具合が悪かったのかも、って。▼
 
- [アッシュ]
- そ……そうかな?顔色が悪く見えたのは、
 きっと気のせいだよ。あは、あはは……。▼
 
- [メルセデス]
- う~ん……? やっぱり笑顔が
 いつもより固い気がするのだけれど……。▼
 
- [アッシュ]
- そうかな、はは、あはは……
 ……はあ。メルセデスに隠し事は無駄か。▼
 訓練中に、斜面で足を滑らせてさ。
 幸い、どこにも怪我はなかったんだけど……▼
 ……その拍子に、ふと思い出したんだ。
 子供の頃に見た、本物の幽霊のことを……。▼
 
- [メルセデス]
- まあ、本物の幽霊?
 どんな姿だったの? 声は? 服装は?▼
 ……あっ、ごめんなさい、私ったらつい。
 嫌だったら、無理に話さなくてもいいのよ。▼
 
- [アッシュ]
- いや、大丈夫……話すよ。いつまでも
 怖がっていたって仕方ないからね。▼
 ……ある時、義兄さんが熱を出してさ。
 薬草を探して、朝早く山に入ったんだよ。▼
 それで、足場の悪い斜面を歩いていたら
 霧の中に突然、大きな人影が現れたんだ。▼
 
- [メルセデス]
- あら、あなたの他にも、
 山を登っている人がいたのかしら~?▼
 
- [アッシュ]
- いや…周りには他に誰の姿もなかったし、
 声をかけても、返事はなかった。▼
 幽霊だと思って、慌てて逃げようとしたら
 斜面で足を滑らせちゃって……▼
 
- [メルセデス]
- あらあら、駄目じゃない。
 足元にはちゃんと注意しないと~。▼
 
- [アッシュ]
- そ、そうだけど。突っ込むところ、そこ?
 メルセデスはこの話、怖くないの?▼
 
- [メルセデス]
- う~ん、まあ、そうねえ。
 似たようなお話を、聞いたことがあるもの。▼
 昔ね、ある巡礼の方が、オグマ山脈で
 大きくて、真っ黒な人影を見たんですって。▼
 幽霊だ、凶兆だって騒がれたそうだけど、
 その真相は、全然違ったみたいなのよ~。▼
 
- [アッシュ]
- 大きくて、真っ黒な人影……。
 幽霊じゃないなら、いったい何だったの?▼
 
- [メルセデス]
- ふふ、自分の影が、
 霧に映っただけだったんですって。▼
 
- [アッシュ]
- え……ええっ!?
 じゃあまさか、僕が見たのも……。▼
 
- [メルセデス]
- 断定はできないけれど……もしかすると、
 自分の影だったのかもしれないわね~。▼
 
- [アッシュ]
- そ、そっか……! なんだ、長年自分の影に
 怯えてたなんて、少し恥ずかしいな……。▼
 
- [メルセデス]
- ううん、その話を知らなかったんだから、
 幽霊だと勘違いするのも仕方ないわよ~。▼
 
- [アッシュ]
- ありがとう、
 そう言ってもらえると救われるよ……。▼
 あ、そうだ。まだ時間があるなら、
 この人の話も聞いてもらえないかな。▼
 
- [メルセデス]
- この人?▼
 
- [アッシュ]
- うん。
 彼も昔、本物の幽霊を見たんだって。▼
 
- [メルセデス]
- ……待って、アッシュ。
 彼って……誰のことかしら?▼
 
- [アッシュ]
- え……誰って、僕の隣に立ってる……。
 あれ……?▼
 
- [メルセデス]
- そんな人、最初から
 いなかったと思うけれど……。▼
 
- [アッシュ]
- さ、最初から、いなかった……?
 それっして、つまり、彼が、ほ、本物の……。▼
 
アネット†
支援C†
(※支援会話なし)
支援B†
- [アネット]
- うーん! 良い天気!
 やっぱり散歩は朝に限るなあ!▼
 ……あれ?
 あそこにいるのは、アッシュかな………。▼
 あ、やっぱりアッシュだ。
 こんな朝早く、とうしたのー?▼
 
- [アッシュ]
- おはようございます、アネット。▼
 街の人たちに、文字の読み書きとか
 簡単な計算とかを教えてたんですよ。▼
 それが結構盛り上がっちゃって……
 ふぁ……気づいたら、もう朝で……。▼
 
- [アネット]
- そうだったんだ……お疲れ様。
 でも、どうして街の人たちに?▼
 
- [アッシュ]
- 街に買い物に行ったら、法外な売り方で
 薬を売りさばいていた商人がいたんです。▼
 だけど、売りつけられてる側の人は
 何の疑問も持たずにそれを買っていて……。▼
 それを見ていたら黙っていられなくて、
 街の人たちの前で計算をしてみせて……▼
 ……なんてやってるうち熱くなっちゃって。
 次々人が集まってきて、こんなことに。▼
 
- [アネット]
- あはは……アッシュらしいね。
 でもそれ、すっごく良いことだと思う!▼
 ねえ、もしまた機会があったら、
 あたしにも手伝わせてもらえないかな。▼
 一応、読み書き計算はばっちりだし、
 魔法とか歴史も教えられるつもりだよ。▼
 
- [アッシュ]
- 本当ですか? 助かります!
 君が手伝ってくれたら、百人力ですよ。▼
 僕、勉強は結構好きなんですけど、人に
 教えるのはあまり得意じゃないみたいで。▼
 
- [アネット]
- 確かに、教わるのと教えるのじゃ
 全然違うもんね。▼
 そういえばアッシュは、読み書きや計算を
 ロナート卿に教わったって言ってたっけ。▼
 
- [アッシュ]
- はい。まあ、本当に簡単な計算なんかは
 父さんからも教わっていたんですけどね。▼
 ロナート様が、よく言っていたんです。
 学びは、自分の正義を見つける手段だって。▼
 
- [アネット]
- 自分の正義を……見つける?▼
 
- [アッシュ]
- はい。世の中、何が正義で何が悪かなんて、
 はっきり決まってるわけじゃないでしょう?▼
 だからこそ、自分の信じるべき、
 貫くべき正義を見つけなきゃいけない。▼
 それを見つけるための手段が、知識とか
 教養とか、そうしたものだと仰ってました。▼
 
- [アネット]
- なるほどね。確かに、知識はきちんと
 物事を判断するための物差しになると思う。▼
 あたしも、魔道学院や士官学校で学んで
 初めて見えたものがたくさんあったし。▼
 
- [アッシュ]
- 街の人たちは、決して裕福じゃありません。
 嘘や危険の中で生きていかなきゃいけない。▼
 
- [アッシュ]
- そんな彼らにこそ、自分なりの正義で
 物事を見つめてほしいと思いますし……▼
 僕は、それを手伝いたいんです。▼
 ファーガスの騎士としてというより……
 昔、貧しい暮らしをしていた人間として。▼
 
- [アネット]
- ……しっかりしてて、尊敬しちゃうなあ。
 あたしもアッシュを見習わなきゃ……▼
 
支援A†
- [アネット]
- ねえアッシュ、ちょっと聞いて!▼
 
- [アッシュ]
- アネット?
 どうしたんですか、そんなに慌てて。▼
 
- [アネット]
- 花売りのオデットさんっていたでしょ?
 あたしたちが読み書きを教えた……▼
 あの人、魔道学院に入るんだって!
 なんでも、才能を見出されたみたいで。▼
 
- [アッシュ]
- へえ……異例の入学ですね!魔道学院は、
 簡単に入れる学校じゃないのに……。▼
 
- [アネット]
- ね! 改めて、みんなに勉強を
 教えて良かったなあって思ったよ。▼
 
- [アッシュ]
- 感慨深いなあ。僕たちが勉強を教えた人が、
 今度は魔道学院の先生に師事するのか……。▼
 
- [アネット]
- 魔道学院の先生……か。
 あのね、アッシュ。今だから言うけど……▼
 あたしがあなたを手伝おうと思ったのには、
 もう一つ理由があったの。▼
 
- [アッシュ]
- もう一つ……?
 どんな理由だったんですか?▼
 
- [アネット]
- あたしね、小さい頃は魔道学院の
 先生になりたいなあって思ってたんだ。▼
 魔道学院じゃなくても、せめて人に
 勉強を教える仕事がしたくって。▼
 
 《アネットとディミトリの支援B以上》
- [アネット]
- 前に陛下ともお話したんだけど、
 魔法が苦手な子に、魔法の使い方を教えるとかね。▼
 
 《共通》
- [アネット]
- それで、いざ街の人たちに勉強を
 教えてみたら、何だかすっごく楽しくて!▼
 
- [アッシュ]
- 確かに、アネットは勉強を教えている時
 すごく生き生きしてましたもんね。▼
 
- [アネット]
- あはは、そうかも。あたしが教えたことを
 理解してくれた時なんて、もう嬉しくって。▼
 これまであたしが勉強してきたのは、
 このためでもあったんだなって思えたの。▼
 
- [アッシュ]
- きっと、天職なんだと思いますよ。
 アネットは人に教えるのが上手ですし……▼
 なかなかわかってもらえない時も、
 一人一人に根気強く向き合っていますし。▼
 
- [アッシュ]
- 本格的に、人に勉強を教える仕事を
 目指してみたらいいんじゃないですか?▼
 僕アネットみたいな先生になら
 いくらでも勉強を教わりたいですよ。▼
 
- [アネット]
- 本当? 何だか照れちゃうな……。
 ……よし。あたし、頑張ってみるよ。▼
 となると、これから猛勉強だよね!
 魔道学院の先生にも話を聞いておこうっと。▼
 
- [アッシュ]
- もし僕にできることがあれば、
 何でも言ってください。手伝いますから。▼
 
- [アネット]
- えっ、でも悪いよ。
 あたしの夢はあたしの夢なんだし……▼
 アッシュには、立派な騎士になるって
 大事な夢があるじゃない。▼
 
- [アッシュ]
- 一番最初は、君が僕を手伝ってくれた。
 その恩はちゃんと返さないと。▼
 それに……君もファーガスの民の一人です。
 君たちを手伝うのも、騎士の仕事ですから。▼
 
- [アネット]
- ……ふふっ。立派な騎士になるのが
 夢だって、いつも言ってるけど……▼
 アッシュはもう、十分立派な騎士様だね。▼
 それじゃ、後で手伝ってもらおうかな!
 王城の書物を借りに行ったりもしたいし……▼
 いつか、あたしたちが入れる時が来たら、
 ガルグ=マクの書庫にも行きたい。▼
 そういう時に付き合ってくれたら、
 すごく助かるんだけど……▼
 
- [アッシュ]
- もちろんです。僕に任せてください。▼
 
- [アネット]
- ありがとう! あたし、頑張るから。
 見ててね、アッシュ。▼
 
イングリット†
支援C†
(※支援会話なし)
支援B†
- [イングリット]
- ………………。▼
 
- [アッシュ]
- どうしたんですか? さっきから、
 何か考え事をしているようですけど……。▼
 
- [イングリット]
- あっ……いえ、たいしたことでは。
 気を遣わせてしまって、すみません。▼
 
- [アッシュ]
- 君がそんなに思い悩んでいるなら、
 それはもう「たいしたこと」ですよ。▼
 僕で良ければ、力になります。
 役に立てるかはわかりませんけど……。▼
 
- [イングリット]
- ……その。この辺りの土地の肥沃さを見て、
 つい驚いてしまったのです。▼
 
- [アッシュ]
- 確かにこの辺は、ファーガスでも
 かなり豊かな地域ですからね。▼
 北部と違って雪も少ないですし、
 川も多くて、どこも綺麗で……。▼
 さっき見た一面の麦畑なんかは、
 目を見張るほどの美しさでしたね。▼
 
- [イングリット]
- ……私の故郷には、あれほど
 美しく広大な麦畑はありません。▼
 広がっているのは、荒野と岩肌ばかり。
 元々、豊かな土地ではないのです。▼
 長らく土を耕し、岩を除いて、遠い子孫の
 ためにと種を蒔き続けてきましたが……▼
 この地のような一面の麦畑を作るには、
 どれだけの時間がかかるのでしょうね。▼
 
- [アッシュ]
- ……『我らの流した汗と血潮が土を潤し、
 いずれは遠い後裔たちの生きる糧となる』▼
 すぐには成し遂げられないかもしれない。
 けれど、努力が意味を失うことはない。▼
 僕はそう思っています。
 だから、あまり悲観しないでください。▼
 
- [イングリット]
- ふふ、それはルーグ様の台詞ですよね。
 私も大好きですよ、『ルーグと風の乙女』。▼
 
- [アッシュ]
- そう言えばイングリット、知ってますか?
 僕もこの間、気がついたんですが……▼
 あの物語には「ダグザの如く枯れた土」
 なんて言い回しが出てくるんです。▼
 まあ後世の詩人の創作でしょうけど……
 気になってダグザの旅行記を読んだんです。▼
 
- [イングリット]
- 旅行記はあまり読んだことがないですね。
 何と書かれていたのですか?▼
 
- [アッシュ]
- ダグザには、貧しい土地でも楽に
 育てられる作物があるんだそうですよ。▼
 おまけにすごくお腹に溜まって、
 煮ても焼いても美味しいとか。▼
 
- [イングリット]
- なっ……そんな夢のような作物が?
 到底信じがたいのですが……。▼
 
 《シャミアが仲間》
- [アッシュ]
- もしかして、シャミアさんに聞けば
 いろいろ教えてくれるかもしれませんね。▼
 
 《共通》
- [イングリット]
- その作物を栽培できれば、私の故郷も
 少しは豊かになるのでしょうか……。▼
 
- [アッシュ]
- 断言はできませんけど、どんな作物なのか
 きちんと調べてみる価値はあると思います。▼
 もし僕に何か手伝えることがあれば、
 喜んでお手伝いしますよ。▼
 
- [イングリット]
- 良いのですか?ガラテア領の問題なのに、
 王家の騎士であるあなたを巻き込んでは……▼
 
- [アッシュ]
- 友達を手伝いたいって思いに、
 立場なんて関係ありませんよ。▼
 それに……僕も小さい頃は貧しくて
 毎日ろくに食べるものもなくて。▼
 あんな苦しい思いをする人を一人でも
 減らせるのなら、それが一番ですから。▼
 
- [イングリット]
- ……ありがとうございます、アッシュ。
 では、まずその作物とやらの調査ですね!▼
 戦いが終わったら……いえ、すぐにでも
 その作物を取り寄せる手を考えましょう。▼
 何をするにも、話はそれからですからね。
 ……ふふ。何だか楽しみになってきました。▼
 
- [アッシュ]
- はい!……これは、こんな戦争なんかで
 死んでる場合じゃありませんね!▼
フレン†
支援C†
- [フレン]
- ふう……とっても良いお天気で、
 ついこんなところまで来てしまいましたわ。▼
 ……あら?
あそこにいらっしゃるのは▼
 ごきげんよう、アッシュさん。▼
 
- [アッシュ]
- おはようございます、フレン。
 朝の散歩ですか?▼
 
- [フレン]
- ええ。そう言うアッシュさんは……
 もししかして、釣りをしていらしたの?▼
 
- [アッシュ]
- はい。軍の食糧にも限りがありますし、
 少しでも足しになればと思って。▼
 
- [フレン]
- ふふっ、ご立派ですのね!
 釣果を拝見してもよろしくて?▼
 
- [アッシュ]
- もちろん! 今日は朝早く始めたからか、
 たくさん釣れたんですよ。▼
 
- (魚籠)
- [フレン]
- ……ま! 本当ですわ! アッシュさんは、
 釣りがとってもお上手なんですのね!▼
 
- [アッシュ]
- ありがとうございます。
 釣りの腕前には、結構自信があるんですよ。▼
 小さい頃、よく義兄さんが
 近くの川に連れ出してくれて……。▼
 
- [フレン]
- では、この腕前はお義兄様仕込みってこと
 なのですわね。羨ましいですわ……。▼
 わたくしも、昔はよくお母様と一緒に
 釣りをしていたのに、最近は全然!▼
 
 《セテスが生存》
- [フレン]
- ちょーっと深い川で釣りをしようとすると
 お兄様が飛んできて、叱るんですのよ。▼
 
- [アッシュ]
- セテス様も心配なんですよ。僕も、弟や
 妹を一人で釣りに行かせるのは怖いし……▼
 ……もし良ければ、
 今から少しだけやってみますか?▼
 
 《セテスが死亡》
- [フレン]
- お兄様ったら、心配性だったから……
 深い川には不用意に近づくな、って。▼
 
- [アッシュ]
- そうなんですね…もし良ければ、
 今から少しだけやってみますか?▼
 
 《共通》
- [フレン]
- えっ? よろしいんですの?▼
 
- [アッシュ]
- はい。僕が近くで見ていれば、
 川に落ちるようなこともないでしょうし。▼
 
- [フレン]
- ありがとうございます、アッシュさん。
 それでは折角ですから、大物を狙いますわ!▼
 
- (暗転)
- ……それっ!▼
 ………………。
はっ! 早速引いていますわ!▼
 
- [アッシュ]
- こ、この引きは……。
 とんでもない大きさの魚なんじゃ……?▼
 
- [フレン]
- ふっ、ぬうーっ……! ……あっ!
 逃げられてしまいましたわ……。▼
 
- (画面が明るくなる。)
- [アッシュ]
- 引きの強さといい、ちらっと見えた
 魚影といい、凄い魚でしたね……。▼
 
- [フレン]
- ええ……あんなに大きなお魚さんが
 この川にいたなんて、驚きましたわ。▼
 
- [アッシュ]
- 僕も長いこと釣りをしていますけど、
 あんなに大きな魚は初めて見ました。▼
 
- [フレン]
- ……わたくし、決めました。あのお魚さん、
 今度出会ったら絶対に釣り上げますわ!▼
 
- [フレン]
- アッシュさん、その時は……また釣りを
 ご一緒してくださらない?▼
 
 《セテスが生存》
- [フレン]
- お兄様も、アッシュさんが一緒だと言えば
 少しはおとなしくしていてくれるはずですわ。▼
 
- [アッシュ]
- おとなしくって……あはは、まあいいか。
 もちろん、僕で良ければお付き合いします。▼
 
 《セテスが死亡》
- [フレン]
- アッシュさんがご一緒してくだされば、
 釣り上げられる気がするんですのよ。▼
 
- [アッシュ]
- 気がするって……あはは、まあいいか。
 もちろん、僕で良ければお付き合いします。▼
 
支援B†
- (暗転)
- [フレン]
- ………………。
 ! あっ、この手応えは……!▼
 
- [アッシュ]
- ……ついにあの魚が来ましたね。
 練習の成果を見せる時ですよ、フレン!▼
 
- [フレン]
- ええ、任せてくださいまし。
 わたくしも成長したのですから……!▼
 ぬうーっ! ふんーっ!
 ……だ、駄目ですわ。どうすれば……!▼
 
- [アッシュ]
- 大丈夫、諦めないでください。
 力任せじゃなく、魚を落ち着かせて……▼
 
- [フレン]
- 落ち着かせて……こんな感じでしょうか?▼
 
- [アッシュ]
- うん、良い感じです。少し様子を見て……
 ……よし、一気に引いてください!▼
 
- [フレン]
- はいっ! ……とりゃあああー!
 ……きゃっ!?▼
 
- [アッシュ]
- うわっ! 危ない、フレン!▼
 
- (画面が明るくなる。)
- [フレン]
- とうとうやりましたわね、アッシュさん!
 あんなに大きなお魚さんが釣れるなんて!▼
 
- [アッシュ]
- あはは……危なかったですけどね……。
 君のほうが魚に釣られちゃ、笑えませんよ。▼
 
- [フレン]
- そ、そうでしたわね……。
 少し、はしゃぎ過ぎてしまいましたわ。▼
 アッシュさんが咄嗟に腕を掴んでくださら
 なければ、わたくしは今頃水面の底に……▼
 
- [アッシュ]
- なんとか間に合って良かったです。
 本当に……。▼
 それにしても、よく最後まで
 釣り竿を手放しませんでしたね。▼
 
- [フレン]
- ええ。わたくし、何があっても絶対に
 手を離さないって決めていましたの。▼
 
- [アッシュ]
- 駄目ですよ、ああいう時は
 手放さないと危険なんですから。▼
 
 《セテスが生存》
- [アッシュ]
- ……セテス様がフレンに釣りをさせない
 理由が、ちょっとわかった気がします。▼
 
 《共通》
- [アッシュ]
- でも、その意志の強さがあったからこそ、
 こうして釣り上げることができたんですね。▼
 
- [フレン]
- ふふっ、お母様の教えですわ。どんな時も、
 諦めずに最後までやり抜くんだって。▼
 けれど流石のお母様でも、こんなに大きな
 お魚さんは釣ったことありませんでしたわ!▼
 お母様はもういないけれど、生きていたら
 きっと褒めてくださったでしょう……。▼
 
- [アッシュ]
- ……そうか。だからフレンは、
 この魚を釣るのにこだわっていたんですね。▼
 それで目標をしっかり成し遂げたのは、
 すごく立派だと思います。▼
 
- [フレン]
- ま! 何だかくすぐったいですわね。
 でも、次はちゃんと竿は手放しますわよ。▼
 
- [アッシュ]
- ……よし。それじゃあ、そろそろ魚を
 みんなのところに持ち帰りましょうか!▼
 
- [フレン]
- 釣った後は、お魚さんを頂く番ですわね!
 お母様も知らない大きなお魚さんのお味……▼
 いったいどんなお料理になるのかしら。
 わたくし、とーっても楽しみですのよ。▼
 切り身にして焼くのも、お野菜と一緒に
 煮るのも捨てがたいですわね。うふふ!▼
 
- (フレンが去る)
- [アッシュ]
- ……フレンといると、なんだか妹の
 相手をしているみたいで、楽しいなあ。▼
 妹も小さい頃は、
 料理したいってよく言ってたっけ……▼
 ……いやちょっと待った。
 そういえばフレンの料理って……▼
 ま、待ってくださいフレン!
 その魚の料理、僕も手伝います……!▼
 
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Last-modified: 2023-01-14 (土) 12:09:01