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会話集/章別会話

青燐の章/EP.5 霧の中の応酬

オープニング

ナレーション

ファーガス神聖王国は、ガルグ=マク大修道
院を追われた中央教会を正式に保護。
アドラステア帝国がそれを看過するはずもな
く、すぐに王国への宣戦が布告された。
帝国の動きを牽制すべく、ディミトリは腹心
らと共に対応策を練るが、そんな彼らの元に
衝撃的な報がもたらされる。
ガスパール城主ロナートが兵を挙げたのだ。

反旗

[ディミトリ]
すでに皆も聞いていると思うが、
南部のローベ伯が帝国への恭順を表明した。▼
先んじて、ローベ領の城主ロナート卿が
大司教追討のため打って出たとも聞く。▼
[ロドリグ]
周辺の諸侯を通して、あらかじめ
手を打ったつもりではいましたが……▼
……ロナート卿が、教団の受け入れを
看過できずに先走ったのかもしれませんね。▼
[アッシュ]
そんな……。▼
[ディミトリ]
もしお前が、今からでもガスパール領に
戻りたいと言うのなら……止めはしない。▼
[アッシュ]
お気遣いありがとうございます。
でも……今の僕は、王家の騎士ですから。▼
[フェリクス]
で、ローベ家とロナート卿の兵、
それから帝国軍の動きはどうなっている?▼
[ディミトリ]
今のところローベ家に目立った動きはない。
恐らく、打って出る気はないのだろう。▼
一方ロナート卿はガスパール城より進発し、
ゲライント領に攻めかかっているそうだ。▼
帝国軍の先遣隊は、王国軍に侵入。
直接ロナート卿の援護に向かったらしい。▼
[アネット]
帝国の先遣隊……ってことはつまり、
本隊が出てくるかもってことですよね?▼
合流しちゃったら、ちょっとやそっとじゃ
太刀打ちできなくなるんじゃ……。▼
[イングリット]
ガラテア家からも兵を送っているのですが、
思いのほか敵の動きが速いと聞いています。▼
ゲライント領で、上手くロナート卿を
押し返せればよいのですが……。▼
[シェズ(男性)]
このままにはしておけないよな。
一刻も早く救援に向かわないと。▼
[シェズ(女性)]
このままにはしておけないわよね。
一刻も早く救援に向かわないと。▼
[ディミトリ]
ああ、そうだな……俺も出よう。▼
[ドゥドゥー]
陛下……万一があってはなりません。
やはり王都に留まられたほうが……▼
[ディミトリ]
その件に関してはもう話し合っただろう、
ドゥドゥー。これは必要な出征だ。▼
俺たちはカロン領から西へと軍を進める。
そこで帝国とロナート卿の兵を討ち払い……▼
そのままアリアンロッドに攻め込み、
戦力を失って疲弊したローベ軍を討伐する。▼
制圧後はアリアンロッドに入り、
西部戦線の指揮を執らねばならない。▼
[ロドリグ]
王都には、王家の遠縁であるイヴァン公が
念のため入ってくださっています。▼
ギュスタヴ殿もおりますし、
余程のことがない限りは安全でしょう。▼
[シルヴァン]
いいんじゃないですか。今後の主戦場は、
アリアンロッド周辺になるんでしょうし。▼
[シェズ(男性)]
だったら、ますます急がないとな。
負けちまったら元も子もない。▼
[シェズ(女性)]
だったら、ますます急がないとね。
負けちゃったら元も子もないもの。▼
[ディミトリ]
いつも急な出撃ばかりで、
皆には迷惑をかける。……すまないな。▼
[シェズ(男性)]
気を遣ってくれるのはありがたいが、
お前が責任を感じることじゃないだろ。▼
お前と俺たちは王様と配下だが、
その前に仲間だろ。気安く頼れよ。▼
[シェズ(女性)]
気を遣ってくれるのはありがたいけど、
あなたが責任を感じることじゃないでしょ。▼
あなたと私たちは王様と配下だけど、
その前に仲間でしょ。気安く頼って?▼
[ディミトリ]
……そうだな。▼
ああ、それからもう一つ。
実は先日教団から申し入れがあってな。▼
セテス殿が妹御と共に、セイロス騎士団の
一部を率いて同行してくださるそうだ。▼
[シェズ(男性)]
セテスさんが?
そりゃは心強いが、どういう風の吹き回しだ?▼
[シェズ(女性)]
セテスさんが?
それは心強いけど、どういう風の吹き回し?▼
[ディミトリ]
俺も詳しい経緯は聞いていないが……
後で、本人に尋ねてみてもいいかもな。▼
前哨基地会話へ

裏切者の矜持(進軍マップ「急進のための賊討伐」クリア時)

[ローベ伯]
まったく……あの老いぼれめ。
先走って兵を動かすなど、愚かに過ぎる。▼
大人しくしていれば、帝国軍の本隊と
合流して有利に軍を進められたものを……!▼
[グェンダル]
それだけ、王国が中央教会を受け入れるのを
認められなかったのでしょうな。▼
ロナート卿は、ご子息を教団に処刑され、
恨みを募らせておられましたゆえ。▼
[ローベ伯]
その割に、養子の一人は王家の騎士として
推挙したなどと言うじゃないか。▼
かつてはイーハ大公の従者を
務めていたこともあるというし……▼
奴が何を考えているのか、
私にはさっぱりわからん。▼
[グェンダル]
おや、わしにはよくわかりますがなあ。
まず、中央教会と大司教への不信があり……▼
王がそれを受け入れるならば、身をもって
諫めねばならぬ、というところでしょう。▼
[ローベ伯]
はあ……それに振り回される
こちらの身にもなってみろというものだ。▼
我が領土を皇帝が守ってくれるというから、
わざわざ王国を裏切ったのに……▼
怒れるファーガス王の槍に、
領土ごと焼き滅ぼされては本末転倒よ。▼
[グェンダル]
ははは、そうですなあ。
我らも覚悟を固めねばなりますまい。▼
[ローベ伯]
……仮にロナートたちが負ければ、そのまま
アリアンロッドが攻められることだろう。▼
その時はこの城を手土産に王国に帰参する。
ロナートが勝てば約束どおり帝国に寝返る。▼
両国共が欲しがっているこの城があれば、
どちらに転ぶも容易かろう。▼
[グェンダル]
おや、よいのですかな。その振る舞いは
閣下の最も厭うところでは?▼
[ローベ伯]
フン、その白々しいところは変わらんな。
お前が言ったのだ、グェンダル。▼
「死力を尽くして戦った」のであれば
降伏しようと謗られることはないと……。▼

霧の中へ:青燐の章(進軍マップでマグドレド街道に進軍時)

[シェズ(男性)]
この2年間、ディミトリの指示で
ファーガスの各地を転戦してきたが……。▼
マグドレド街道、か。
この辺りで戦うのは、初めてだな。▼
[シェズ(女性)]
この2年間、ディミトリの指示で
ファーガスの各地を転戦してきたけど……。▼
マグドレド街道、か。
この辺りで戦うのは、初めてだわ。▼
[ラルヴァ]
そうだね。どうやら霧深い土地のようだ。
……それにしても深すぎる気もするが。▼
君にとっては慣れない戦場だ。
慎重さを失わないように気をつけてくれ。▼
例えば、霧の中で視界を失って、崖下に
突っ込んで……なんて死に方は最悪だろう。▼
[シェズ(男性)]
俺を何だと思ってるんだよ。
過保護だな、ラルヴァは。▼
[シェズ(女性)]
私を何だと思ってるのよ。
過保護ね、ラルヴァは。▼
[ラルヴァ]
おや、自信満々だね。
さてはもう僕の力は不要ということかな?▼

《選択》
[シェズ(男性)]
そういうことを言うなら、自分の力だけで
やってやるさ。見てろよ、ラルヴァ。▼
[シェズ(女性)]
そういうこと言うなら、自分の力だけで
やってやるわ。見てなさい、ラルヴァ。▼
[ラルヴァ]
はは、からかっただけだよ。
……でもいいかい、君が死ねば、僕も死ぬ。▼
それをきちんと心得て戦ってほしい。
……さあ行こうか、僕の“運命共同体”。▼
[シェズ(男性)]
いやいや、冗談だろ。怒るなよ。
お前にはいつも感謝してるんだからさ。▼
[シェズ(女性)]
いやいや、冗談でしょ。怒らないでよ。
あなたにはいつも感謝してるんだから。▼
[ラルヴァ]
……いいかい、君が死ねば、僕も死ぬ。
それをきちんと心得て戦ってくれよ。▼
それじゃあ、行こうか。
僕の“運命共同体”。▼

戦闘マップ(マグドレドの戦い)

戦闘開始

[フェリクス]
チッ……この霧では敵の居所もわからん。
奇襲に備えて、警戒を強めねばなるまい。
[ディミトリ]
霧が晴れるのを待っている時間はない……
ロナート卿を探し出し、撃破するぞ。
まずは前線を押し上げる。
総員、進軍を開始せよ!

砦を制圧し、敵の前線部隊を撃破せよ!

[ガスパール領民兵]
あ、相手が王様の軍だろうと怯むな!
ロナート様のために戦うんだ!
[アネット]
うーん、周りが全然見えないよ……。
……そうだ、明かりを用意したはずだよね?

《アネットが死亡》
[ドゥドゥー]
……視界が悪いな。
物資の中に、たいまつがあったはずだ。
(作戦発動可能)

《作戦発動》

《たいまつの火により、視界拡大!(Good News)》

[アネット]
やった、これで見通しが良くなったね!
みんなも動きやすくなるかも!
[ドゥドゥー]
……悪く思うな。
[ガスパール領民兵]
こんなの、初めから
勝てるはずがなかったんだ……!
[フェリクス]
他愛ないものだな……。
このまま制圧を進めるぞ!
[ガスパール領民兵]
くっ、ひとまず後退だ!
体勢を立て直せ!

《前線部隊の撃破に成功!(MAIN MISSION SUCCESSFU)》

[ディミトリ]
順調だな……このまま進むぞ。
引き続き、奇襲への警戒は怠るな。

《ベレト/ベレス、出現!(CAUTION!)》

[ベレト/ベレス]
……仕事を済ませよう。

ベレト/ベレスを撃破せよ!

[ディミトリ]
あの傭兵団……帝国からの増援か。
総員、気を引き締めて当たれ!
[シェズ(男性)]
“灰色の悪魔”に借りを返す機会が
こんな形で回ってくるとはな……!
[シェズ(女性)]
“灰色の悪魔”に借りを返す機会が
こんな形で回ってくるとはね……!
[ベレト]
これは、侮れない相手だな。
[ベレス]
これは、侮れない相手ね。
[ラルヴァ]
本気を出しているようには見えない……
実力の底が知れないね。
[マイクラン]
フン……出遅れちまったようだな。
まあ、命じられた仕事はするさ。
[フェリクス]
あれは……ゴーティエの?
あの男が、なぜこんな戦場に……。
[シルヴァン]
……なるほど、ここで兄上か。
陛下も遠慮なく札を切ってくるもんだ。
[マイクラン]
敵の足止めは引き受けてやる。
てめえらはその間に勝つ方法を考えやがれ。
[ディミトリ]
傭兵に指揮を出している頭がいるはずだ……
マイクランに相手を任せ、その者を探すぞ。
[マイクラン]
くっ……これだけやりゃ十分だろ、王様よ。
……てめえら! さっさと撤退するぞ!

《マイクラン、撤退!(Report)》

いずれかの砦にいるジェラルトを捜索し、撃破せよ!

《ジェラルト傭兵団、兵を送るため開門!(Report)》

[ジェラルト]
ここで新手が出てくるたあ想定外だが、
俺たちのやることは変わらねえよ。
[ラルヴァ]
奴は他の人に任せるよう言われたけれど、
君は本当にそれでいいのかい?

ベレト/ベレスに挑み、撃破せよ!

[ベレト]
撤退命令か……今は退こう。
[ベレス]
撤退命令か……今は退くね。

《ベレト/ベレス、撤退!(Report)》

[ベレト]
……これ以上の無茶はできないか。
[ベレス]
……これ以上の無茶はできないね。

《ベレト/ベレス、撤退!(Report)》

[ディミトリ]
強かったな……討っておければ
最良だったが、贅沢は言うまい。
[ジェラルト]
ほお、あいつを追い込むとは……
王国の連中もなかなかやるじゃねえか。
[アロイス]
私もジェラルト傭兵団の新参者として、
辛酸を舐めぬようやりますぞ!

アロイスを撃破せよ

[アロイス]
では、正々堂々勝負と参ろう!
[アロイス]
何っ、ジェラルト殿が!
ここは退かねばならんな。

《アロイスのHP50%以下》

[アロイス]
私が傭兵団の足を引っ張るわけには
いかぬのだ!
[アロイス]
無理はできんか……。
退かせてもらおう!

《アロイス、撤退!(Report)》

[ドゥドゥー]
……アロイス殿を追えば、
指揮官の元に辿り着けるかもしれん。

《ジェラルトの位置、アロイス撃破により判明!(Good News)》

[ジェラルト]
見つかっちまったもんは仕方ねえ。
俺たち流の歓迎をしてやろうじゃねえか。

《ジェラルトを発見!(Good News)》

[フェリクス]
……かなりの手練れだな。
ただの傭兵とは格が違う……!

《ジェラルトのHP50%以下》

[ジェラルト]
この俺がここまで押されるとはな。
ああ、年は取りたくないもんだ。
[ジェラルト]
これ以上の戦いは俺たちの命が危ねえ。
雇い主には悪いが、ここは退くぞ……!

《ジェラルト傭兵団、撤退!(Report)》

[ロナート]
傭兵団は退却してしまったか……。
ならば次の手だ。別働隊を出せ!

《敵増援、出現!(CAUTION!)》

[フェリクス]
敵の傭兵団を退けたはいいが、
この霧は晴れる気配もないな。
[王国将]
先刻の敵増援の中に、不審な魔道を操る
魔道士を確認したと報告が入っています。

敵増援の中からガスパール領民兵長を発見し、撃破せよ!

[ロドリグ]
もしその魔道士が霧を操っているなら、
倒せば霧を晴らせるかもしれんな。
[ガスパール領民兵長]
なっ……居どころが割れていたか!
仕方あるまい、迎撃だ!
[ロドリグ]
その厄介な魔法、打ち破らせてもらおう!
[ガスパール領民兵長]
ここまでか……
後は頼みます、ロナート様……!

《霧、ガスパール領民兵長撃破により消滅!(Good News)》

[イングリット]
霧が晴れていく……!
やりましたね!
[ロナート]
……これ以上の小細工は通じぬか。
ならば、正々堂々と戦うまで!

《ロナート、出現!(CAUTION!)》

ロナートの元へ進軍せよ!

[ディミトリ]
ロナート卿……討たせてもらいます。
皆、前進せよ! 一息に敵を呑み込め!
[ドロテア]
折角帝国についてくれたんだもの。
最後まで守り抜かないと、ね?

《ドロテア率いる帝国兵、共鳴魔法:雷を発動!(Report)》

[ディミトリ]
くっ……ここで足止めか。
ロナート卿は目の前なのだが……!
ドロテアを撃破せよ!
[メルセデス]
ふふっ、こういうこともあると思って、
魔法を防ぐ術式を用意してきたのよ~。

《メルセデスが死亡》
[ロドリグ]
魔法には魔法で対抗すべきですね。
防御用の白魔法があったはずです。
(作戦発動可能)

《作戦発動》

《魔法の盾、発動! 味方の魔法防御力、上昇!(Good News)》

[ドゥドゥー]
……進みやすくなったな。ありがたい。
[ロナート]
帝国は我らを助けに来てくれたのだ。
ここは力を合わせねば……。

《伝令兵、出現!(CAUTION!)》
伝令兵を撃破し、増援の出現を阻止せよ!

ドロテアを撃破せよ!

[ディミトリ]
……敵にかけてやるべき情はない。
道を阻む者は、まとめて討ち取れ。
[ドロテア]
エーデルちゃん……みんな……
ごめん、なさ……い……

《ドロテア、死亡!(Report)》

《ドロテアの撃破に成功!(MAIN MISSION SUCCESSFU)》

[イングリット]
ドロテアさえ説得できれば、犠牲を
出さずに無力化できるかもしれません。

《イングリットが死亡》
[ロドリグ]
魔道士を率いる将を投降させられれば、
犠牲を最小限にとどめられそうですね……。
(作戦発動可能)

《作戦発動》

《ドロテアを撃破し、説得せよ!(MAIN MISSION CHANGED)》

[ドロテア]
限界かも……
でも、私は、まだ……!
[アッシュ]
ドロテア、もうやめましょうよ。
これ以上戦って何になるんですか!

《アッシュが死亡》
[ドゥドゥー]
……降伏しろ。
お前を殺すのは忍びない。

《共通》
[ドロテア]
……そう、ね。
ごめんなさい、私の負けよ……。

《ドロテアの説得に成功!(MAIN MISSION SUCCESSFU)》

[ディミトリ]
……これで攻撃は止んだな。
進軍だ。この戦いに終止符を打つ!
[ロナート]
陛下が教団を受け入れるおつもりなら、
命をもってお諫めするまで……開門せよ!

《ロナート、迎撃態勢! 廃墟城を開門!(CAUTION!)》
ロナートを撃破せよ!

伝令兵を撃破し、増援の出現を阻止せよ!

[フェリクス]
伝令兵か……捨て置けんな。
増援を呼ばれる前に仕留めるべきだ。
[シルヴァン]
まずいな、取り逃がしちまったか。
すぐに敵の増援が出てきやがるぞ……!

《シルヴァンが死亡》
[ロドリグ]
おっと、取り逃してしまったか。
すぐに増援が来るだろう……警戒を!

《敵増援、出現!(CAUTION!)》

[ドゥドゥー]
間一髪、か。

ロナートを撃破せよ!

[アッシュ]
ロナート様……。
……僕も、覚悟を決めないと。
[ロナート]
わしはもう、後には退けぬ……!
[ロナート]
陛下、今からでもお考え直しください!
中央教会を受け入れるべきではありません!
[ディミトリ]
……申し訳ありません。ロナート卿。
これも……王国の明日を守るためなのです。
[ロナート]
……そこをどくのだ、アッシュ。
わしには果たさねばならぬ使命がある。
[アッシュ]
僕にも……騎士としての使命があります。
帝国に与する道は、選べません!

《ロナートのHP50%以下》

[ロナート]
たとえ死のうとも、我が子の無念は
このわしが晴らさねばならん……!

戦闘終了

[ロナート]
ああ、クリストフよ、許せ……
今、お前の……

《ロナート、死亡!(Report)》

[アッシュ]
………………。
[ディミトリ]
……終わったな。
皆、よく戦ってくれた。

クリア後

“灰色の悪魔”:青燐の章

[シェズ(男性)]
仕事としちゃ、成功だな。▼
[シェズ(女性)]
仕事として、成功ね。▼
[ラルヴァ]
おや、その割には不満足のようだね。
いつもの君らしくもない顔をしている。▼
[シェズ(男性)]
あー、仕事に勝って、
勝負に負けた、みたいな?▼
ロナートは倒せたし、
ジェラルト傭兵団を撤退には追い込めた。▼
けど、その傭兵団のせいで
勝てる戦でとんだ苦戦を強いられたし……▼
“灰色の悪魔”を倒すことも
できなかった。▼
これを負けと言わず何と言うか……。▼
[シェズ(女性)]
えーと、仕事に勝って、
勝負に負けた、みたいな?▼
ロナートは倒せたし、
ジェラルト傭兵団を撤退には追い込めたわ。▼
けど、その傭兵団のせいで
勝てる戦でとんだ苦戦を強いられたし……▼
“灰色の悪魔”を倒すことも
できなかった。▼
これを負けと言わないで何と言うか……。▼
[ラルヴァ]
勝利だよ。君たち傭兵にとっては、
仕事と結果がすべてなんだろう?▼
それに加えて、この戦闘で“灰色の悪魔”の
危険性を再認識することができた。▼

《選択》
[シェズ(男性)]
そうだな。あいつは一人の力で勝敗を
ひっくり返すような、とんでもない傭兵だ。▼
[シェズ(女性)]
そうね。あの人は一人の力で勝敗を
ひっくり返すような、とんでもない傭兵よ。▼
[ラルヴァ]
そのとおり……必ず大きな障害になる。
機会があれば、全力で討ったほうがいいね。▼
[シェズ(男性)]
いや、よくわからないが。
危険性?▼
[シェズ(女性)]
いえ、よくわからないけど。
危険性?▼
[ラルヴァ]
単独で戦局を逆転し得るような存在を、
危険と呼ばず何と呼ぶ?▼
この戦争において、必ず大きな障害になる。
機会があれば、全力で討ったほうがいいね。▼

《共通》
[シェズ(男性)]
そうかもしれないな……。
助言、感謝する。▼
[シェズ(女性)]
そうかもしれないわね……。
助言、ありがと。▼
[ラルヴァ]
……ところでディミトリの姿が
見えないけれど、どこへ行ったんだろうね?▼
[シェズ(男性)]
確かに……フェリクスたちもいないな。
何か大事な話でもしてるのか……?▼
[シェズ(女性)]
確かに……フェリクスたちもいないわね。
何か大事な話でもしてるのかしら……?▼
[ラルヴァ]
気になるなら、探してみたらどうかな。
君が立ち入れる話かどうかはわからないけど。▼

《選択》
[シェズ(男性)]
首を突っ込むべきじゃないんだろうが、
ちょっと気になるしな……探してみるか。▼
[シェズ(女性)]
首を突っ込むべきじゃないんだろうけど、
ちょっと気になるしね……探してみるわ。▼
[シェズ(男性)]
仲間とはいえ、仕事の相手でもあるんだ。
あまり首を突っ込むべきじゃないだろ。▼
[シェズ(女性)]
仲間とはいえ、仕事の相手でもあるのよ。
あまり首を突っ込むべきじゃないわ。▼
[ラルヴァ]
そうかい、それなら僕たちは、
次に備えて先に休んでいるとしようか。▼

[ディミトリ]
……よく参じた、マイクラン。
貴公の活躍、覚えておこう。▼
[マイクラン]
ハッ、よく参じたも何も
全部てめえの差し金だろうがよ。▼

《クリア後に「探す」を選択していた場合》
[シェズ(男性)]
あの男、さっきの……▼
[シェズ(女性)]
あの男、さっきの……▼
[ラルヴァ]
……ええと、どうして君は
盗み聞きなんてしているんだい?▼
[シェズ(男性)]
揉めてるようだし、下手に口を出して
話がこじれたら困るだろ。▼
[シェズ(女性)]
揉めてるみたいだし、下手に口を出して
話がこじれたら困るじゃない。▼

《共通》
[フェリクス]
おい猪、どういうことだ。
こんな野盗崩れの男を将に据えるなど……▼
[ディミトリ]
すべては2年前、俺の即位の折に
辺境伯らと話し合って決めたことだ。▼
ギュスタヴらに命じてこの男を捕らえ、
兵を与えて王家に忠誠を誓わせた。▼
[フェリクス]
そんなことを聞きたいのではない。
なぜこのような真似をしたと聞いている。▼
[ディミトリ]
実力ある指揮官が必要だったからだ。
我が軍には、それが決定的に足りていない。▼
彼は辺境伯から用兵を叩き込まれている。
その実力は、俺もこの目で確かめた。▼
[フェリクス]
………………。▼
[ディミトリ]
ルーグの時代から数百年、ファーガスは
長らく紋章と遺産の力に守られてきた。▼
外敵から国土を維持するにあたり
その力に依拠し続けてきたということだ。▼
無論アドラステアとの戦いにおいても
英雄の遺産は簡単に手放せるものではない。▼
だが、遺産の力だけで国は守れない。
使い手が討たれれば戦いはそこで終わりだ。▼
加えて英雄の血が薄まりつつある今
こうした者を登用していかなくては……▼
[フェリクス]
お前の言っていることは正しいかもしれん。
だが、そういう問題ではない……!▼
少し前まで悪事に手を染めていたような者を
取り立てて良いと思っているのか。▼
[イングリット]
ゴーティエの長男の噂はあまりに有名です。
賊に身を落とし、略奪を働いていたと……▼
そんな者を将として登用すれば、兵からも
不満が出るのではありませんか……?▼
[マイクラン]
ハ、取り立てる……ねえ、聞こえはいいが、
実際はただの虜囚だぜ、俺は。▼
副官、部下……王家に仕える精鋭どもが、
寝てる間さえ俺を監視してやがるんだよ。▼
[フェリクス]
……おいシルヴァン。他人事のような
顔をしているが、お前はそれでいいのか?▼
[シルヴァン]
陛下には前もって相談されてた話だしなあ。
別に、今さらどうこう言うつもりはないさ。▼
せいぜい仲良くやろうぜ、兄上。あんたは
俺の顔なんて見たくないだろうけどな。▼
[マイクラン]
………………。▼
……まあ、そういうことだ。
何かあればまた呼べよ、国王陛下。▼
(マイクランが去る)
[フェリクス]
……また、手段を選ぶなとでも
言うつもりか?▼
[ディミトリ]
否定するつもりはない。だが今、俺は
彼を使うことにこそ意義を見出している。▼
あの男が賊として働いた行為は、
決して許されてよいものではない。▼
そんな人間を将に据えた俺諸共、
責められるべきことだろう。▼
……だが、もしあの男に紋章があれば、
その人生は一変していたかもしれない。▼
……俺が殺した、伯父上と同じようにな。▼
[シルヴァン]
………………。▼
(シルヴァンが顔をそらす)
[イングリット]
陛下のお考えは……理解できます。
ですが、彼に傷つけられてきた人々は……▼
[ディミトリ]
……失われたものは戻らない。奪った物は
返せても、奪った命を返すことはできない。▼
贖罪の意志がないのなら、その命をもって。
あるのなら別の形で、埋め合わせるべきだ。▼
……命を懸けて人々のために戦うことが
彼にとっての贖罪の形になると、俺は思う。▼
その上で人々が彼を許さないと言うなら、
彼らには、復讐のため剣を取る権利がある。▼
[フェリクス]
……話はわかった。だがな、そういう考えが
あるのなら、他の連中にも話しておけ。▼
責を負う負わないの問題ではない。
単に、考えを共有しろと言っているだけだ。▼
[ディミトリ]
そうだな……すまなかった。▼

《クリア後に「探す」を選択していた場合》
[シェズ(男性)]
………………。▼
[シェズ(女性)]
………………。▼

アリアンロッドへ

[ディミトリ]
さて……では、手はずどおり
アリアンロッドに軍を進めてくれ。▼
ローベ家の軍勢にここまでの痛手を
与えられたのなら、制圧も楽になるだろう。▼
[アネット]
“白銀の乙女”アリアンロッドかあ……。
あたしたちで陥落させられるのかな?▼
[シルヴァン]
あれだけの兵をこっちに寄越したんだ。
防備の兵はそう多くないんじゃないか。▼
まあ……希望的観測ってやつではあるが……。▼
[イングリット]
カロン、ゲライント両家を救援できましたし
彼らの兵も借り受けられそうですね。▼
[ディミトリ]
ああ、そうだな。彼らの戦力は貴重だ。
今後の戦略に組み込んでいかねばなるまい。▼
……アッシュ。アリアンロッドでも、
俺たちと共に戦ってくれるか?▼
[アッシュ]
あ……は、はい。もちろんです。
お気遣いありがとうございます、陛下。▼
[ディミトリ]
……あまり無理はしないでくれ。
つらい時には、休むことも必要なのだから。▼
しかし、ローベ家の兵はさておき、
今はジェラルト傭兵団の存在が気にかかる。▼
シェズ、確か昔
お前が会いたがっていた傭兵団だったな。▼
[シェズ(男性)]
ああ。そこの傭兵“灰色の悪魔”に、
昔いた傭兵団がやられちまって……▼
手向けってわけじゃないが、
俺は、あいつより強くなりたいんだ。▼
[シェズ(女性)]
ええ。そこの傭兵“灰色の悪魔”に、
昔いた傭兵団がやられちゃって……▼
手向けってわけじゃないけど、
私は、あの人より強くなりたいのよ。▼
[ディミトリ]
……そうだったのか。初めて聞いたな。▼
[シェズ(男性)]
隠してたわけじゃないが、
誰かに話すほどのことでもないしな。▼
[シェズ(女性)]
隠していたわけじゃないけど、
誰かに話すほどのことでもないしね。▼
[ディミトリ]
ジェラルト傭兵団を越えるというのが、
お前の為すべきこと……なんだな。▼
[シェズ(男性)]
為すべきこと……?
そうだな。それが俺の目標だ。▼
[シェズ(女性)]
為すべきこと……?
そうね。それが私の目標よ。▼
[ラルヴァ]
………………。▼
[ディミトリ]
ジェラルト傭兵団はかなり強力な相手だ。
可能な限り、交戦は避けたいところだが……▼
帝国軍はまだ旧アランデル領に屯している。
近いうちまた戦うことになるだろう。▼
[シェズ(男性)]
ああ……わかってる。
気を引き締めて臨まないとな。▼
[シェズ(女性)]
ええ……わかってる。
気を引き締めて臨まないとね。▼

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Last-modified: 2024-12-29 (日) 17:12:26
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