会話集/章別会話
青燐の章/EP.12 女神の悪戯†
オープニング†
政権を握ったエーギル公の差配により、帝国
中央部は固く守られていた。しかし帝国西部
で王国軍が、東部で同盟軍が奮闘を続け、帝
国軍の戦力は着実に削られつつあった。
そんな中、西部戦線に派遣された帝国軍の将
ランドルフは、ある傭兵団に接触。西部最後
の砦たるヘヴリング領を死守すべく彼らを率
いて出撃するのだった。
今できること†
帝国 ヘヴリング領・帝国軍陣地
- [ジェラルト]
- ……万一ヘヴリング領を抜かれれば、
 王国軍が帝都に雪崩れ込む羽目になる、か。▼
 
- [ランドルフ]
- そうだ、ここから東、オグマ山脈によって
 狭められた隘路の先に……▼
 アンヴァルの西の玄関とも言える、
 ヘヴリング領の領都モズグズがある。▼
 ヘヴリング伯閣下らが、そこで最後の
 防衛陣を敷いておられるだろう。▼
 我々はその前陣というわけだ。▼
 もちろん勝てるにこしたことはないが……。▼
 
- [ジェラルト]
- もう「最後」と言うまでに
 追い詰められてるってわけか……。▼
 
- [ランドルフ]
- ああ。ベストラ候をはじめ、幾人かの要将が
 行方知れずになったという話もある。▼
 帝都や東部の戦線で、いったい何が
 起こっているというのか……。▼
 
- [ジェラルト]
- 確かに、近頃の帝国軍は様子がおかしい。
 お前らの部隊はまだマシなほうだよ。▼
 
- [ランドルフ]
- 嘆かわしいことだがな。
 信頼できる将のほうが、少ないんだ。▼
 必要のない略奪を嬉々として行う者や、
 焼いた村落の数を競い合う者。▼
 そういった者を次々と登用したのは
 摂政閣下なのだが……▼
 
- [ジェラルト]
- おいおい、いいのか?
 帝国の実情がだだ漏れだぞ。▼
 
- [ランドルフ]
- あ、ああ……いや、いいんだ。
 正しい情報に従って動いて欲しい。▼
 お前たちの活躍が、この防衛戦の勝利に
 かかっていると言っても過言ではない。▼
 だが、他言無用で頼む。
 軍の士気に影響が出ても困るからな。▼
 
- [ジェラルト]
- 俺たち傭兵が主戦力とはよ……。
 が、仕方ねえんだろうな。▼
 まあいい。報酬さえ貰えるんなら、
 俺たちは自分の仕事をこなすだけだ。▼
 
- [ランドルフ]
- ……ジェラルト殿。▼
 もしこの戦いで俺が死ぬことがあれば、
 傭兵団と帝国との契約は切れる。▼
 そうなれば、お前たちは帝国が犯す非道に
 加担し続ける必要はない……。▼
 
- [ジェラルト]
- ………………。▼
 
- [フレーチェ]
- ……兄さん。▼
 
- (暗転)
- (画面が明るくなる)
- [ジェラルト]
- ……おい、ベレト/ベレス、
 あれから調子はどうだ?▼
 やっぱりその見た目には、
 どうにも慣れねえな。▼
 
- [ベレト]
- それは自分もだ。
 けど、戦場に出れば気にならないと思う。▼
 
- [ベレス]
- それは自分もだよ。
 けど、戦場に出れば気にならないと思う。▼
 
- [ジェラルト]
- それならいいがな……。▼
 この局面に来て、王国軍も
 かなりの兵力を投入してきた。▼
 だからか知らねえが、
 妙に胸騒ぎがするんでな……気をつけろよ。▼
 
- [ベレト/ベレス]
- わかった。ジェラルトこそ、気をつけて。▼
 
- [ジェラルト]
- ……っと、そうだ。
 お前に渡すものがあるんだった。▼
 
- (白銀の剣)
- [ジェラルト]
- こいつは俺が昔使ってた剣でな。
 切れ味は最高だ。やるから好きに使え。▼
 セイロス騎士団の団長に与えられるもんだが
 ……傭兵団の荷物の中で眠ってたんだよ。▼
 
- [ベレト]
- ……そういえば、騎士団長だったんだな。
 アロイスがそんな話をしていた。▼
 
- [ベレス]
- ……そういえば、騎士団長だったんだね。
 アロイスがそんな話をしていた。▼
 
- [ジェラルト]
- まあ、一昔前の話だがな。
 俺はもうその剣を握るつもりはねえ。▼
 
- [ベレト]
- だけど、いいのか?
 思い出深い剣だろう。▼
 
- [ベレス]
- だけど、いいの?
 思い出深い剣だよね。▼
 
- [ジェラルト]
- ほこりをかぶったままでいるよりは、
 お前に使われたほうが剣も幸せさ。▼
 
- [ベレト/ベレス]
- ありがとう、ジェラルト。
 大事に使わせてもらう。▼
 
- [ジェラルト]
- ああ。
 俺の分まで使ってやってくれ。▼
 
戦いの予感†
帝国 オックス領・王国軍陣地
- [ディミトリ]
- 敵将はランドルフという男だそうだ。
 ベルグリーズ伯の縁者だと聞いている。▼
 何よりも厄介なのは、その将がジェラルト
 傭兵団を雇っているということだな……。▼
 
- [シェズ(男性)]
- また、ジェラルト傭兵団が相手か。
 予想の範疇ではあるが……。▼
 
- [シェズ(女性)]
- また、ジェラルト傭兵団が相手ね。
 予想の範疇ではあるけど……。▼
 
- [ロドリグ]
- 帝国軍は兵力をヘヴリング領に集め、件の
 傭兵団を要として部隊を編成しているとか。▼
 恐らく戦場は森林地帯となるはずです。
 彼らが得意とする遊撃戦にはお誂え向きだ。▼
 
- [フェリクス]
- なるほど……となると、奇襲や伏兵には
 普段以上に注意を払う必要がありそうだな。▼
 
- [ロドリグ]
- ここまで彼らを前面に押し出すとは、
 余程ジェラルト傭兵団を信頼しているか……▼
 
- [ドゥドゥー]
- ……他に、信頼の置ける将がいないか、か。▼
 
- [アネット]
- けど、ここで上手く帝国軍を叩ければ
 一気に有利な状況になるんじゃないかな?▼
 
 《アネットが死亡》
- [フェリクス]
- だが、ここで帝国軍に大打撃を与えられれば
 一気に優位に立てるはずだ。▼
 
 《共通》
- [シルヴァン]
- ああ、ヘヴリング領の中部まで落とせれば、
 帝都にも十分圧力をかけられそうだ。▼
 
 《シルヴァンが死亡》
- [ロドリグ]
- ヘヴリング領中部あたりまで落とせれば、
 帝都にも圧力をかけられるでしょうね。▼
 
 《共通》
- [ディミトリ]
- ああ、敵もそれがわかっているからこそ、
 ジェラルト傭兵団を連れてきたのだろう。▼
 
- [イングリット]
- 彼らは相当腕が立ちますし、団長の元で
 きちんと統率が取れていますからね……▼
 報酬さえ用意できるのであれば、
 下手な将より信を置けるのかもしれません。▼
 
- [メルセデス]
- また、あの傭兵団と戦うのね~……。
 覚悟して臨まなくっちゃ。▼
 もしあの人たちが仲間だったら、
 きっと心強かったんでしょうけれど……。▼
 
 《選択》
- [シェズ(男性)]
- あいつに好き勝手に暴れられるわけには
 いかない。▼
 今度こそ、俺が倒してみせる。
 それが無理でも、足止めくらいは……▼
 
- [シェズ(女性)]
- あの人に好き勝手に暴れられるわけには
 いかないわ。▼
 今度こそ、私が倒してみせる。
 それが無理でも、足止めくらいは……▼
 
- [ラルヴァ]
- そんなに卑下しなくていい。君は、
 以前敗れた時よりもずっと強くなっている。▼
 君がそれを望むなら、僕もそれを
 力の限り助けるよ。必ず勝とう。▼
 
- [シェズ(男性)]
- 下手に戦って犠牲を増やすくらいなら、
 まったく相手にしないとか?▼
 ランドルフたち帝国の将さえ討てれば、
 傭兵は撤退させられる。▼
 
- [シェズ(女性)]
- 下手に戦って犠牲を増やすくらいなら、
 まったく相手にしないとか?▼
 ランドルフたち帝国の将さえ討てれば、
 傭兵は撤退させられるわ。▼
 
- [ラルヴァ]
- 君は強くなっている。
 恐れずとも勝てると思うけれどね……。▼
 でも、それが君の選択なら、
 僕も力を尽くして君を助けるよ。▼
 
 《共通》
- [イングリット]
- いずれにせよ、相応の作戦を
 用意しなくてはならなそうですね。▼
 
- [シルヴァン]
- 相応の作戦ねえ……例えば、帝国軍の陣に
 思い切って奇襲でも仕掛けてみるとか?▼
 
- [ロドリグ]
- 大胆なことを言いますね、シルヴァン殿。
 若い頃の辺境伯を思い出します。▼
 
- [シルヴァン]
- 若い頃の父上って、褒められてるんだか
 貶されてるんだかよくわかりませんよ……。▼
 
- [アッシュ]
- 辺境伯といえば、十余年前の北征の際にも
 作戦の立案を担当されていたんでしょう?▼
 そんな方と重ねてもらえるなんて、
 すごく光栄なことじゃないですか。▼
 
- [ロドリグ]
- 懐かしいものです。あいつの作戦で、毎度
 ランベールと私は前線に突っ込まれて……▼
 
- (シルヴァンが目を見開く)
- [シルヴァン]
- いやそれ無茶苦茶すぎませんか?
 戦力的にはそうとも言い切れないのか?▼
 
- [ディミトリ]
- 何はともあれ、皆の力があれば決して
 破れない敵ではない。……必ず勝とう。▼
 
- [ラルヴァ]
- ………………。▼
 
- [シェズ(男性)]
- ……?
- [シェズ(女性)]
- ……?▼
 
- →前哨基地会話へ
衝突(進軍マップでヘヴリング領南東部に進軍時)†
- [シェズ(男性)]
- ここは……
 ラルヴァ、どうした?▼
 もう開戦だぞ。
 眠ってる暇なんて……▼
 
- [シェズ(女性)]
- ここは……
 ラルヴァ、どうしたの?▼
 もう開戦よ。
 眠ってる暇なんて……▼
 
- [ラルヴァ]
- すまない、シェズ。
 どうしても話しておきたくて。▼
 以前、警告を伝えた時のことを
 覚えているかい?▼
 その焦燥のような、嫌な感覚が……
 また僕の身を襲ってきたんだ。▼
 
- [シェズ(男性)]
- あの時は……“灰色の悪魔”が戦場に
 現れて、確かに危ない目に遭ったわ。▼
 今回も敵にはあの人がいるんだよな。
 いったい何が……。▼
 
- [シェズ(女性)]
- あの時は……“灰色の悪魔”が戦場に
 現れて、確かに危ない目に遭った。▼
 今回も敵にはあの人がいるのよね。
 いったい何が……。▼
 
- [ラルヴァ]
- わからない。
 ただ、一つだけ言えるのは……▼
 前に予感があった時よりも、
 嫌に強い焦燥だった。▼
 “灰色の悪魔”によって、もっと危険な
 ことが引き起こされてしまうんじゃと……。▼
 
- [シェズ(男性)]
- ……何が起こるかわからないが、
 俺が防ぐしかないな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ……何が起こるかわからないけど、
 私が防ぐしかないわね。▼
 
- [ラルヴァ]
- 気をつけてくれよ?
 無理に戦うことは禁物だ。▼
 君が討たれることにでもなれば、
 僕らの運命は途切れてしまうのだから。▼
 
戦闘マップ(帝国南部攻略戦)†
前半パート†
戦闘開始†
- [ディミトリ]
- この地を抜けば、戦線は大きく前進する。
 指揮官の元まで一気に切り込むぞ。
 
- [ドゥドゥー]
- 陛下、本陣の周囲に敵が……
 まずは彼らを蹴散らしましょう。
 
帝国軍の前線部隊を撃破せよ!†
- [フェリクス]
- 帝国軍やランドルフはともかく、
 件の傭兵団にも気を払わねばならんな。
 
- [シェズ(男性)]
- “灰色の悪魔”と戦うのは得策じゃない。
 上手く衝突を避けたいところだな……。
 
- [シェズ(女性)]
- “灰色の悪魔”と戦うのは得策じゃないわ。
 上手く衝突を避けたいところだけど……。
 
- [アッシュ]
- ごめんなさい……
 僕たちも、負けられないんだ。
 
- [アネット]
- よし、あと1人倒せば……!
 
- [ディミトリ]
- ……これで進めるな。
 道は開けた! 進軍開始だ!
 む……傭兵団の姿が見えないな。
 やはり、どこかに兵を伏せているのか……。
 
- [シェズ(男性)]
- 傭兵団とぶつかれば“灰色の悪魔”が
 出てきちまうかもしれない。どうする……?
 
- [シェズ(女性)]
- 傭兵団とぶつかれば“灰色の悪魔”が
 出てきちゃうかも。どうするの……?
 
- [シルヴァン]
- 索敵部隊を連れてきた甲斐があったな。
 どれ、伏兵をあぶり出すとしようか!
 
 《シルヴァンが死亡》
- [ディミトリ]
- 索敵部隊を連れてきている。彼らなら、
 伏兵の位置も割り出せるはずだ。
 
 《共通》
- (作戦発動可能)
- 《作戦発動》
 
 
- [ディミトリ]
- 索敵部隊に合図を。
 伏兵の位置を探ってもらおう。
 《傭兵部隊の伏兵の位置、判明!(Good News)》
 
 
- [アネット]
- すごい……! 作戦成功ですね!
 これなら伏兵を気にせず進めそう!
 
パターン1:伏兵を避けて進軍し、奇襲部隊を本陣侵入前に撃破した後に“灰色の悪魔”を倒さずランドルフを撃破した時†
傭兵団の伏兵に注意し、ランドルフの元へ進軍せよ!†
- [メルセデス]
- 別働隊の方々が戦ってるみたい。
 助けに行ってあげなくちゃ……。
 
 《メルセデスが死亡》
- [ドゥドゥー]
- ……別働隊が帝国軍と交戦しているようだ。
 救援に行ってやらねば……。
 
 《共通》
 →トリックスターらを撃破し、パラディンを救援せよ!
- [ディミトリ]
- ……どうやら敵影はなさそうだ。
 このまま進軍を続けるとしよう。
 
- [ドゥドゥー]
- ジェラルト傭兵団は強敵だ……
 このまま上手く交戦を避け続けたいが……。
 
- [フェリクス]
- ここまで来れば指揮官は目と鼻の先だ。
 一気に仕掛けるぞ!
 《フレーチェ、出現!(CAUTION!)》
 
 
- [フレーチェ]
- 兄さんには指一本触れさせない……!
 私がここで止めてみせる!
 →フレーチェを撃破せよ!
- [ドロテア]
- あの子は、確かランドルフ将軍の妹の……。
 どうしてこんなところに?
 《アロイス、傭兵団の奇襲部隊と共に出現!(CAUTION!)》
 
 
- [アロイス]
- む、上手く伏兵を避けられてしまったか。
 かくなる上は、敵の喉元を狙うのみよ!
 《帝国軍、兵を送るため開門!(CAUTION!)》
 
 《アロイスら、味方本拠地へ進軍開始!(CAUTION!)》
 →傭兵団の奇襲部隊を撃破し、味方本拠地への侵入を阻止せよ!
 
- 作戦「伏兵の看破」を採用した上で発動していなかった時
 
- [ディミトリ]
- もう、伏兵を探ってもらう必要もないな。
 索敵部隊は下がらせるぞ。
 
- [ロドリグ]
- ここの門を閉ざすのも一つの手ですね。
 時間稼ぎにはなるでしょう。
 
- (作戦発動可能)
- 《作戦発動》
 
 
- [ロドリグ]
- 今だ、閉門せよ!
 《王国軍、味方本拠地を閉門!(Report)》
 
 
トリックスターらを撃破し、パラディンを救援せよ!†
- [ドゥドゥー]
- ……力不足だったな。
 
- [ドゥドゥー]
- ……これでいい。
 《パラディンたち、出現!(Good News)》
 
 《パラディンたち、味方本拠地へ進軍開始!(Good News)》
 
 
フレーチェを撃破せよ!†
《フレーチェのHP50%以下》
- [フレーチェ]
- はあ、はあ……! まだまだ!
 
- [フェリクス]
- 俺たちが言うのもなんだが……
 随分と若い将だな。
 
《フレーチェのHP25%以下》
- [フレーチェ]
- くっ……たとえ死んでも……
 ここは……絶対どかないわ……!
 
- [ディミトリ]
- ……心は痛むが、戦うしかないんだ。
 指揮官を倒さねば、戦いは終わらない……。
 
- [フレーチェ]
- 兄さん、ごめん、なさい……。
 どうか……無事で……
 《フレーチェの撃破に成功!(MAIN MISSION SUCCESSFU)》
 
 
- [ランドルフ]
- な……フレーチェが、戦死……!?
 俺が……もっと強く止めていれば……!
 
傭兵団の奇襲部隊を撃破し、味方本拠地への侵入を阻止せよ!†
- [アロイス]
- 私もジェラルト傭兵団の一員。
 そう易々と負けるわけにはいかん!
 
- [カトリーヌ]
- すっかり帝国側の騎士だな、アロイスさん。
 そろそろ本気で殺るのもいいか?
 
- [アロイス]
- 単に雇われ続けているだけなのだが……
 貴殿の本気には全力で応えよう!
 
- [シャミア]
- アロイス、騎士団は辞めたのか?
 意外だな。
 
- [アロイス]
- 貴殿こそ、急に騎士団を辞めて驚いたぞ。
 それがこんなところで敵対とはなあ……。
 
《アロイスのHP50%以下》
- [アロイス]
- ぬうっ……まだまだ!
 この程度では退かんぞ!
 
- [アロイス]
- ……くっ。ここまでか……!
 
- [フェリクス]
- フン、つまらんな!
 もっと斬り甲斐のある奴を連れてこい!
 
- [イングリット]
- 誰が相手だろうと、
 ロドリグ殿に手出しはさせないわ!
 
- [ドゥドゥー]
- ……本拠地には、入れさせん!
 
- [アロイス]
- ベレト/ベレス殿に伝令を……
 奇襲に失敗したと伝えてくれ……!
 《アロイス、撤退!(Report)》
 
 
- [ベレト/ベレス]
- アロイスが仕損じたのか。
 すぐに向かうよ。
 《ベレト/ベレス、出現!(CAUTION!)》
 
 
- [ランドルフ]
- くっ……アロイス殿も退いたか。
 かくなる上は、この手で王国軍を……!
 《ランドルフ、迎撃のため開門!(CAUTION!)》
 
 
- [ディミトリ]
- 指揮官が出てきたようだな。
 皆、ついて来い! ここで指揮官を討つ!
 →ランドルフを撃破せよ!
- [ベレト]
- ランドルフが出撃? まずいな……。
 一度退いて援護に向かわなければ。
 
- [ベレス]
- ランドルフが出撃? まずいね……。
 一度退いて援護に向かわないと。
 《ベレト/ベレス、ランドルフ救援のため進軍開始!(Report)》
 
 
- [ラルヴァ]
- わかっているよね、シェズ。
 仲間を守るには、奴を倒すしかないんだ。
 →ベレス/ベレトを撃破せよ!
- [ディミトリ]
- “灰色の悪魔”が向かってくるか……!
 奴の合流前に、早くランドルフを倒すぞ!
 《ベレス/ベレト到達前にランドルフを撃破せよ!(Report)》
 
 
ランドルフを撃破せよ!†
- [ランドルフ]
- 俺は決して……負けられん……!
 フレーチェ、力を貸してくれ……!
 
《ランドルフのHP50%以下》
- [ランドルフ]
- たとえ最後の一人になろうと……
 俺は、戦い続ける……!
 
戦闘終了†
- [ランドルフ]
- がはっ……! フレーチェ……
 すまない……俺は……
 
- [ジェラルト]
- チッ、敵の遊撃兵を片づけてる間に……
 戦況はどうなった?
 
- [ディミトリ]
- ……すでに敵将ランドルフは討った。
 残るは貴公らだけだが……どうする?
 
- [ベレト/ベレス]
- ………………。
 こうなっては……。
 
- [ディミトリ]
- この戦い……俺たちの勝ちだ。
 皆、よく戦った! 勝ち鬨を上げろ!
 
→クリア後
パターン2:伏兵を避けて進軍し、奇襲部隊を本陣侵入前に撃破した後に“灰色の悪魔”を撃破した時†
ベレス/ベレトを撃破せよ!†
- [ラルヴァ]
- ……来たよ、シェズ。
 気を引き締めて臨もう。
 
- [ベレト]
- 誰であろうと……ここは通せないな。
 
- [ベレス]
- 誰であろうと……ここは通せないね。
 
- [シェズ(男性)]
- 俺はお前を倒さなきゃいけないんだ……。
 いざ、尋常に勝負!
 
- [シェズ(女性)]
- 私はあなたを倒さなきゃいけないの……。
 いざ、尋常に勝負よ!
 
- [ベレト]
- 全力で答えよう、シェズ!
- [ベレス]
- 全力で答えるよ、シェズ!
 
《ベレト/ベレスのHP25%以下》
- [ベレト]
- これほどの戦いは……初めてだな。
 
- [ベレス]
- これほどの戦いは……初めてだね。
 
- [ベレト/ベレス]
- まだ、戦え……うっ!?
 前と同じ……くっ、退こう……!
 《ベレト/ベレス、撤退!(Report)》
 
 
- [ディミトリ]
- 逃げるか、“灰色の悪魔”!
 くっ……深追いすべきではない、か……?
 
- [王国将]
- 陛下、閣下、ロドリグ殿より伝令です!
 本拠地付近に敵の増援が接近中とのこと!
 
- [フェリクス]
- チッ……増援だと? 厄介だな。
 今、攻めの手を緩めるわけにもいくまい。
 
- [ディミトリ]
- ……俺とフェリクスで増援の対処に回ろう。
 下手に兵を割くよりも、早いはずだ。
 《ディミトリとフェリクス、戦場を離脱!(Report)》
 
 
ランドルフを撃破せよ!†
《ランドルフのHP50%以下》
- [ランドルフ]
- くっ……フレーチェ……
 お前の仇は、討ってやるからな……!
 
- [ランドルフ]
- がはっ……! フレーチェ……
 すまない……俺は……
 
- [シルヴァン]
- よし、総大将は討った。
 これで戦いは終わったか……?
 
- [ジェラルト]
- チッ、敵の遊撃兵を片づけてる間に
 このザマか……後始末をしなきゃならんな。
 《ジェラルト、出現!(CAUTION!)》
 
 
- [ジェラルト]
- ここで一矢くらいは報いてやらにゃ、
 ランドルフも浮かばれねえだろうよ!
 
ジェラルトを撃破せよ!†
- [シェズ(男性)]
- あれは……!
 ……戦うしかないな。
 
- [シェズ(女性)]
- あれは……!
 ……戦うしかないわね。
 
- [ジェラルト]
- やれやれ……殿を引き受けなきゃ
 ならんとは。報酬が釣り合ってねえな。
 
- [シェズ(男性)]
- “灰色の悪魔”は逃がしちまったんだ。
 せめてアンタを倒す!
 
- [シェズ(女性)]
- “灰色の悪魔”は逃がしちゃったのよ。
 せめてあなたを倒すわ!
 
- [ジェラルト]
- ハッ、この“壊刃”の首、
 ちょっとやそっとで獲れるもんじゃねえぞ!
 
《ジェラルトのHP50%以下》
- [ジェラルト]
- ん? 腕が……こんな時に、まずいな。
 
《ジェラルトのHP25%以下》
- [ジェラルト]
- クッ……参ったな。
 退こうにも退き時が……!
 
パターン3:伏兵を避けて進軍し、奇襲部隊を本陣侵入前に撃破した後に“灰色の悪魔”がランドルフと合流した時†
- [ベレト]
- どうにか間に合ったか。
 ランドルフ、後は自分に任せてほしい。
 
- [ベレス]
- どうにか間に合ったね。
 ランドルフ、後は自分に任せて欲しい。
 
- [ランドルフ]
- しかし……
 
- [ベレト]
- 退いてくれ。あなたには、
 兵を指揮するという仕事がある。
 
- [ベレス]
- 今は退いて。あなたには、
 兵を指揮するという仕事がある。
 
- [ランドルフ]
- だが俺は! ……いや。
 ……わかった。俺は一度戻ろう。
 《ランドルフ、一時撤退!(Report)》
 
 
立ちはだかるベレト/ベレスを撃破せよ!†
- 会話内容はパターン2のベレス/ベレトを撃破せよ!と共通
 
- [ランドルフ]
- ベレト/ベレス殿は撤退したか……
 ……やはり俺が出るしかない。行くぞ!
 《ランドルフ、廃墟城を開門!(CAUTION!)》
 
 
ランドルフを撃破せよ†
《ランドルフのHP50%以下》
- [ランドルフ]
- たとえ最後の一人になろうと……
 俺は、戦い続ける……!
 
パターン4:伏兵を避けて進軍し、奇襲部隊を本陣に侵入させてしまった時†
- [アロイス]
- 奇襲は成功、上出来だな!
 皆に手助けは無用と伝えてくれ!
 
- [ベレト]
- 良かった。アロイスは成功したか。
 では、こちらは防衛に専念しよう。
 
- [ベレス]
- 良かった。アロイスは成功したか。
 では、こちらは防衛に専念するよ。
 《ベレト/ベレス、ランドルフ防衛のため出現!(CAUTION!)》
 
 
- [ディミトリ]
- 本拠地に敵が侵入したか……まずいな。
 一刻も早く敵を討ち、被害を抑えるんだ。
 
- [ロドリグ]
- くっ……!
 これほど押し込まれるとは!
 
- [フェリクス]
- チッ、我が父ながら情けない!
 おい猪、とっとと救援に行くぞ!
 
- [ディミトリ]
- ロドリグ……!
 ……総員、撤退だ。
 
- [アロイス]
- ぐっ……成果は十分。ここが潮時だな!
 
- [ロドリグ]
- 全く散々でしたな……
 しかし、これで少しは持ち直せました。
 
- [ベレト]
- できる限り、戦力は削らせてもらう。
 
- [ベレス]
- できる限り、戦力は削らせてもらうよ。
 《ベレト/ベレス、迎撃のため開門!(CAUTION!)》
 
 
パターン5:伏兵のいる砦に侵入し、罠にかかってしまった時†
傭兵団の伏兵に注意し、ランドルフの元へ進軍せよ!†
《傭兵団の伏兵の潜む砦での交戦を避けて進軍せよ!(Report)》
- [傭兵]
- 来やがったな! かかれ!
 《傭兵団の伏兵、[侵入した砦]での交戦により出現!(CAUTION!)》
 
 
- [アロイス]
- おお! 敵が罠にかかったようだな!
 急ぎ加勢に向かうとしよう!
 《アロイス、出現! 迎撃のため進軍開始!(CAUTION!)》
 
 
- [ベレト]
- 敵が迫ってきている……。
 ランドルフを守らなくては。
 
- [ベレス]
- 敵が迫ってきている……。
 ランドルフを守らなくては。
 《ベレト/ベレス、ランドルフ防衛のため出現!(CAUTION!)》
 →アロイスらを撃破し、包囲を突破せよ!
 
《フレーチェ、出現!(CAUTION!)》
- [フレーチェ]
- 傭兵団が仕掛けた! だったら……
 敵の本拠地を奇襲するのは、今しかない!
 《フレーチェ、味方本拠地へ進軍開始!(CAUTION!)》
 
 
フレーチェを撃破せよ!†
- 会話内容はパターン2のフレーチェを撃破せよ!と共通
- [ロドリグ]
- ここで奇襲とは、敵も思い切ったものだ。
 ……本拠地が落ちては崩れます。援軍を!
 
アロイスらを撃破し、包囲を突破せよ!†
- [イングリット]
- 邪魔を……しないでちょうだい!
 
- [アロイス]
- ううむ……これ以上の無理はできんな。
 ここは潔く退くとしよう!
 《ジェラルト傭兵団の包囲網突破に成功!(MAIN MISSION SUCCESSFU)》
 
 
- [メルセデス]
- どうにか突破できたわね~……。
 みんな、怪我はないかしら~?
 
- [ベレト]
- できる限り、戦力は削らせてもらう。
 
- [ベレス]
- できる限り、戦力は削らせてもらうよ。
 《ベレト/ベレス、迎撃のため開門!(CAUTION!)》
 
 
ムービー「犠牲」†
     (雨が降っている中で水たまりを転がるジェラルト)
     (体を起こして顔を上げると剣を構えたシェズが走ってくる)
     (ジェラルトは槍を手に取ろうとするが上手く獲れない)
     (動かない手に顔をしかめるジェラルト傭兵団)
     (どうにか槍を手にしてシェズの剣を受け止めるジェラルト)
     (二人のつばぜり合い)
     (シェズのアップ)
     (ジェラルトのアップ)
     (ジェラルトが槍を振り抜きシェズが体勢を崩す)
     (無防備になったシェズに追撃しようとジェラルトが槍を突く)
     (シェズが左手に光る剣を出現させて受け止める)
     (シェズが光る剣でジェラルトの槍を折りそのまま斬り伏せる)
     (シェズが倒れ込む)
     (ジェラルトも倒れ、立ち上がろうとするが崩れ落ちる)
     (シェズが剣を杖にして立ち上がる)
《主人公が男性の時》
- [ジェラルト]
- お前の勝ちだ、小僧
 
 《主人公が女性の時》
- [ジェラルト]
- お前の勝ちだ、小娘
 
 (ジェラルトが仰向けに倒れる)
 
- [ジェラルト]
- 騙し騙しやってはきたが、やはり限界か……
 後は……頼んだぞ……
 
 (シェズがジェラルトに歩み寄る)
 (ジェラルトの顔のアップ)
 (ジェラルトの目が閉じ頭が下がる)
 
- [シェズ(男性)]
- “壊刃”ジェラルトに、俺が……勝った……?
 
- [シェズ(女性)]
- “壊刃”ジェラルトに、私が……勝った……?
 
 (顔を上げたシェズのアップ)
 
 
- (暗転)
 (死体が散らばる中でフェリクスが膝をついている)
 (ディミトリがフェリクスに歩み寄る)
 (ディミトリがフェリクスに手を差し伸べる)
 
- [ディミトリ]
- 無茶をするな、フェリクス
 
- [フェリクス]
- フン……余計な真似を
 
 (フェリクスがディミトリの手を取り、立ち上がる)
 (ディミトリが屈み、死体の顔に手を寄せる)
 (立ち上がったフェリクスが辺りを見渡す)
 
- [ディミトリ]
- これで最後だな
 
- [フェリクス]
- そのようだ
 
 (瞳を閉じた死体の顔からディミトリが手を離す)
 
- [ロドリグ]
- 陛下、ご無事でしたか!
 
 (ディミトリとフェリクスの元にロドリグが走ってくる)
 
- [ディミトリ]
- ああ、何とか
 
- [ロドリグ]
- フェリクス
 陛下の足を引っ張らなかったか?
 
 (ロドリグがフェリクスに歩み寄り肩に手を置く)
 (フェリクスがロドリグの手を振り払う)
 
- [ディミトリ]
- いや、むしろ俺が
 な手出しをしてしまったようだ
 
 (フェリクスがディミトリに向き直る)
 
- [フェリクス]
- 喧しい!
 
 (字幕なし
- [フェリクス]
- だいたいお前は立場をわきまえずいつも前線に……
 
- [ディミトリ]
- すまない。お前がいてくれて助かった)
 
 (ディミトリに食ってかかるフェリクスの後ろで首を振って微笑むロドリグ)
 
- [ロドリグ]
- まったく……誰に似たんだか
 
 (ロドリグが何歩か後ろに下がる)
 
- [ロドリグ]
- さて、それじゃあ急ぎ
 皆と合流を……
 
 (何かが斬られる金属音)
 (ロドリグが目を見開き驚愕の表情になる)
 (ロドリグが崩れ落ちた後ろに緑の光に包まれた“灰色の悪魔”が立っている)
 (フェリクスが目と口を大きく開き驚愕の表情になる)
 (フェリクスが“灰色の悪魔”に斬りかかる)
 (天刻の紫のエフェクトが出る)
 (フェリクスが空ぶる)
 (二人の後ろに“灰色の悪魔”が現れる)
 
- [ディミトリ]
- 貴様ッ……!
 
 (“灰色の悪魔”が数度瞬きする)
 (フェリクスが構えて光るアイギスの盾がアップになる)
 
- [灰色の悪魔に憑依したソティス]
- “硬きもの”……
 
 (ディミトリが構えて光るアラドヴァルがアップになる)
 
- [灰色の悪魔に憑依したソティス]
- “力もつもの”……
 
 (“灰色の悪魔”が剣を二人に突きつける)
 
- [灰色の悪魔に憑依したソティス]
- 此も手向けか
 
 (“灰色の悪魔”が数歩歩く)
 (“灰色の悪魔”が胸を押さえる)
 
- [灰色の悪魔に憑依したソティス]
- ぐっ……!
 おぬし、また邪魔を!
 
 (“灰色の悪魔”から緑の光が消え走って逃げ出す)
 (ディミトリがその背を追おうとする)
 (フェリクスが地面に倒れるロドリグに振り返る)
 
- [フェリクス]
- おい!
 
 (フェリクスが光を失ったアイギスの盾を放り投げてロドリグに駆け寄る)
 (ディミトリもその背に続く)
 (フェリクスがロドリグを抱き起こす)
 
- [ロドリグ]
- 申し訳……ありません、陛下……
 こんな、命の……使い方を……
 
- [ディミトリ]
- 喋るな
 すぐに手当てを……
 
 (ロドリグの視界になり、ロドリグをのぞき込むフェリクスとディミトリの顔が映る)
 
- [ロドリグ]
- いいな、フェリクス……
 陛下を……ファーガスを……
 
 (フェリクスとディミトリが無言で悲しげな顔になる)
 
- [フェリクス]
- ……わかっている
 
 (少しずつ視野が暗く狭くなり全体がセピア色になる)
 
- [ロドリグ]
- すまないな、グレン……
 ランベール……
 
 (ロドリグの顔のアップに戻る)
 (小さく息を吐いてロドリグが目を閉じ全身から力が抜ける)
 (雨の中ロドリグを抱きかかえるフェリクスと光らないアラドヴァルを握ったまま膝をつくディミトリ)
 (カメラがゆっくり引く)
 
→クリア後
クリア後1(ジェラルト傭兵団を雇用した場合)†
ジェラルト傭兵団:青燐の章†
帝国 ヘヴリング領・王国軍陣地
- [ジェラルト]
- いや、参ったな。
 俺たち傭兵団は軽く押し込まれ……▼
 雇い主も討たれちまった。
 潔く白旗を揚げるしかない、か。▼
 
- [シェズ(男性)]
- 本当か……!?
 あの、ジェラルト傭兵団が……!▼
 
- [シェズ(女性)]
- 本当なの……!?
 あの、ジェラルト傭兵団が……!▼
 
- [ベレト]
- 君たちと戦うのは、何度目だったろうか。
 その度に、やられたな。▼
 
- [ベレス]
- 君たちと戦うのは、何度目だったろうか。
 その度に、やられたね。▼
 
- [ジェラルト]
- ああ、そうだ。
 まったく、商売あがったりだぜ。▼
 その度に雇い主を変える羽目になるし、
 幾ら強えって評判でも……▼
 肝心の戦いの結果がパッっとしなくちゃあな。
 “壊刃”の名も廃っちまう。▼
 
- [ディミトリ]
- ならばいっそのこと、
 王国軍に雇われてみるというのはどうだ。▼
 これまでジェラルト傭兵団とは何度も争い、
 互いに多くの犠牲を出してきた……。▼
 互いに怨恨も深いだろう。それでもあえて、
 ここで手打ちにはできないか、と問いたい。▼
 無論、貴公らが何らかの信条の下に
 帝国軍に与していたのなら話は別だがな。▼
 
- [ジェラルト]
- ……いいや、別に信条だとか忠誠心だとか
 その手のもんを持ってるわけじゃねえよ。▼
 だが、国王に雇われるとなると、どうしても
 教団と顔を合わせなきゃならなくなるだろ?▼
 生憎と、大司教には因縁があってね。
 できれば近くに寄りつきたくないのさ。▼
 
- [ディミトリ]
- 相応の配慮はしよう。教団は今、王都内の
 都市カムロスに本拠地を置いているが……▼
 その周囲には近寄らせないことと、レア様の
 往訪の際には知らせることを約束する。▼
 教団と行動を共にすることがあれば、
 その際には別の部隊となるよう配慮しよう。▼
 その上で再度問う。共に戦う気はないか。
 今の俺たちには、貴公らの力が必要だ。▼
 
- [シェズ(男性)]
- それがいい!
 アンタらの強さは、皆、身をもって知ってる。▼
 もちろん思う所ある奴はいるだろうが、
 アンタらが仲間になるんだ。▼
 その強さ、味方になった時の頼もしさを
 実感すれば、納得してくれるはずだ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- それがいいわ! あなたたちの強さは
 皆、身をもって知ってる。▼
 もちろん思う所ある人はいるでしょうけど、
 あなたたちが仲間になるのよ。▼
 その強さ、味方になった時の頼もしさを
 実感すれば、納得してくれると思うわ。▼
 
- [ジェラルト]
- どうする、ベレト/ベレス?
 正直、帝国軍では戦いづらくなるだろう。▼
 この際、心機一転……てのも、
 悪くはない気がするが。▼
 
- [ベレト]
- そうだな。
 自分も同じ考えだ。▼
 
- [ベレス]
- そうだね。
 自分も同じ考えだ。▼
 アロイスも平気? 一度は対立した
 古巣の騎士団と共闘することになるけど。▼
 
- [アロイス]
- このアロイス、どこまでも貴殿と団長に
 お供しますぞ。▼
 それに、昔の同僚たちであれば快く……とは
 言わずとも、受け入れてくれるでしょう。▼
 
- [ジェラルト]
- そういうことで、決まりだ。
 これからよろしく頼む。▼
 俺は団の連中を集めて説明してくる。
 お前らは先についていっとけ。▼
 
- [ベレト]
- ああ、頼んだ。▼
 
- [ベレス]
- うん、頼んだよ。▼
 
- [アロイス]
- 承知しました、団長!▼
 
- (ジェラルトが去る)
- [ディミトリ]
- こちらも皆に事情を説明しなければな。
 行こうか、シェズ。▼
 
- (シェズが頷く)
- [ラルヴァ]
- ………………。▼
 
心強い仲間:青燐の章†
- [アッシュ]
- “壊刃”と“灰色の悪魔”……。こうして
 話をしているのが、不思議な感じです。▼
 
- (シェズが顔を曇らせてどこかに行く)
- [イングリット]
- 何度も戦ってきた相手ですからね。
 本当に、彼らと共闘する日が来るとは……。▼
 
- [フェリクス]
- 戦場で見えた時は厄介な敵だったが、
 味方にすれば、この上なく心強い相手だ。▼
 こちらも思うところがないわけではないが、
 これも悪くない選択だろうよ。▼
 
- [ドゥドゥー]
- ……因縁のある相手ではあるが、
 これも陛下の決断されたことだからな。▼
 
- [シルヴァン]
- 軍の中には良く思わない連中もいるだろうが
 まあ、これから仲良くやりましょうよ。▼
 
 《“灰色の悪魔”が女性の時》
- [シルヴァン]
- しかし“灰色の悪魔”がこれほどの
 美人だったとは……ああいや、冗談ですよ?▼
 
- [イングリット]
- ……あなたはちょっと黙ってなさい。
 その悪癖、直ったと思っていたのだけれど。▼
 
 《共通》
- [アネット]
- これからよろしくね、ベレト/ベレス。
 後で、軍のみんなを紹介しなくっちゃ……。▼
 
- [メルセデス]
- ふふっ。その前に剣の腕を見せろ、
 っていうのが青獅子の学級流、でしょう?▼
 
- [ディミトリ]
- はは、そうだな。シェズの時も
 そんなやり取りをしたような気がする……。▼
 
- [ジェラルト]
- よろしく頼むぜ。
 お前も揉んでもらえ、ベレト/ベレス。▼
 
- [ディミトリ]
- 貴公らの実力はこちらもよく知っている。
 これからはぜひ王国のために戦ってほしい。▼
 
- [ロドリグ]
- さて、では早速ジェラルト傭兵団を含めた
 陣容の再編を検討するとしましょうか。▼
 我々はこれから、同盟軍や教団の軍と共同し
 大修道院の奪還を目指して進軍します。▼
 傭兵団がレア様と顔を合わせられないのなら
 先に詳細な配置を詰めておくべきかと。▼
 
- [ジェラルト]
- 悪いな。ご配慮どうも。▼
 
- [ロドリグ]
- シェズ殿、あなたからも意見を……
 ……む? どこへ行った……?▼
 
- (暗転)
- (画面が明るくなる。一人になったシェズ)
- [シェズ(男性)]
- 悪かったな、ラルヴァ。▼
 これまで、俺があいつらを倒せるように、
 ずっと力を貸してくれてたのによ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- 悪かったわね、ラルヴァ。▼
 これまで、私があの人を倒せるように、
 ずっと力を貸してくれてたのに。▼
 
- [ラルヴァ]
- そんなこと、気にする必要はないよ。
 良かったじゃないか。▼
 僕が予感していた未来よりは、
 ずっと良い結果になった気がするんだ。▼
 ジェラルト傭兵団を……“灰色の悪魔”を
 味方につけることでね。▼
 
- [シェズ(男性)]
- だといいがな……。▼
 
- [シェズ(女性)]
- だといいけどね……。▼
 
- [ラルヴァ]
- どうしたんだい?
 目標がなくなって、困っているのかな。▼
 
 
- [シェズ(男性)]
- ああ、そうかもしれない。
 超えるために、強さを追い求めてきたんだ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ええ、そうかもしれないわ。
 超えるために、強さを追い求めてきたもの。▼
 
- [ラルヴァ]
- それなら、味方になった“灰色の悪魔”を
 超えたらいいじゃないか。▼
 共に戦えるんだ。むしろ、その強さに迫る
 ことができる良い機会かもしれないよ。▼
 
- [シェズ(男性)]
- ……確かにそうだな、ラルヴァ。
 それは悪くない。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ……確かにそうね、ラルヴァ。
 それは悪くないわ。▼
 
- [ラルヴァ]
- だろう? これでも君のことは
 よくわかっているからね。▼
 
- [シェズ(男性)]
- いや、次の目標はあるさ。
 この戦争に勝利するんだ。▼
 仲間と共に、ディミトリと共に……
 皆が穏やかに暮らせる国を作るんだ。▼
 どうだ?
悪くない目標だろ?▼
 
- [シェズ(女性)]
- いえ、次の目標はあるわ。
 この戦争に勝利するの。▼
 仲間と共に、ディミトリと共に……
 皆が穏やかに暮らせる国を作るのよ。▼
 どう?
悪くない目標でしょ?▼
 
- [ラルヴァ]
- なるほど……悪くはないし、何より前から
 そういうことを君は言ってたよね?▼
 
 《共通》
- [ラルヴァ]
- だったら僕も、君の次なる目標を応援すると
 しようじゃないか。▼
 僕は君の“運命共同体”、
 君だけの味方なのだから……。▼
 
決戦の地へ†
- [王国騎士]
- 陛下、皆様、どうかご武運を!
 西部の戦線については万事お任せください。▼
 
- [ディミトリ]
- ありがとう。何よりも頼もしい言葉だ。
 貴公らのような騎士を持った俺は幸運だな。▼
 必ずや大修道院を落としてくると誓おう。
 共に生き延び、共に故郷に帰るんだ。▼
 
- [王国騎士]
- ……はっ!▼
 
- (王国騎士が一礼する)
- [シェズ(男性)]
- いよいよ出発か。
 ついにこの日が来たって感じだな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- いよいよ出発か。
 ついにこの日が来たって感じね。▼
 
- [ディミトリ]
- ああ。これは同盟と中央教会を巻き込んだ
 開戦以来、最大規模の作戦になるだろう。▼
 これまで長らく盤面を整えてはきたが、
 敵がどう出るかはまだ判断できない。▼
 ……今の俺たちにできるのは、戦い、
 生き延びて、そして勝ち取ることだけだ。▼
 
- [イングリット]
- これまで、落としてもいい戦いなど
 一つとてありはしませんでしたが……▼
 ここまで来たと思うと感慨深いというか、
 随分と長い道程だったような気がします。▼
 
- [アッシュ]
- だけど振り返ってみれば
 あっという間だったような気もしませんか?▼
 僕は……帝国が教団に宣戦したのを
 昨日のことのように思い出せますよ。▼
 
- [シルヴァン]
- ちなみにですけど、陛下。
 仮に大修道院を勝ちとれたら、その後は?▼
 
 《シルヴァンが死亡》
- [ドゥドゥー]
- では、ガルグ=マクを落とした後は……。▼
 
 《共通》
- [ディミトリ]
- 無論、勢いのままにアンヴァルを落とす。
 その後のことは、はっきりしないが……▼
 ……いや、ここで話すべきことではないな。
 今はただ、目の前の戦いに集中しよう。▼
 
- [ドゥドゥー]
- たとえどんな未来が待っていようとも
 おれたちは、陛下と共に戦いましょう。▼
 それが、おれたちの選択なのですから。▼
 
- [アネット]
- ……あれ、どうしたの、メーチェ?
 もしかして緊張してる?▼
 
- [メルセデス]
- えっ? あら、そう見えたかしら~……。
 ちょっとだけ、気になることがあってね。▼
 帝国には“死神騎士”っていたでしょう?
 今、どこにいるのかと思って……。▼
 
- [アネット]
- 確かに、昔はいろんな戦場に現れてたけど
 最近はめっきり話を聞かなくなったかも……▼
 万が一戦場に出てきたらどうしよう。
 想定しておくに越したことはないよね。▼
 
- [メルセデス]
- ……そうね~。それがいいわ。
 とっても強い相手だったもの……。▼
 
- [シェズ(男性)]
- よし、じゃあとにかく今はアリルに急ごう。
 敵に動きを気取られても事だしな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- よし、じゃあとにかく今はアリルに急ごう。
 敵に動きを気取られても事だしね。▼
 
クリア後2(ジェラルト傭兵団と敵対した場合)†
運命:青燐の章†
帝国 ヘヴリング領某所
- [ベレト/ベレス]
- ……!?
 ジェラルトが……。▼
 
- [アロイス]
- うおおおおおおおお!
 すまなかった……!!▼
 私が……私があっさりやられてしまった
 ばっかりに……!▼
 団長おおおおおおお!
 ぐおおおおおおおおん!!▼
 
- [ベレト/ベレス]
- ……仕方ない。
 傭兵稼業には、死がつきものだ。▼
 
- [ソティス]
- 仕方ないことがあろうか?
 わしの力を拒まねば、助けられたわ。▼
 
- [アロイス]
- だが、あの団長が……
 いまだ信じられん……。▼
 
- [ベレト/ベレス]
- ………………。▼
 
- [ソティス]
- 如何にした、我が器よ。
 わしに体を寄越さば、復讐など容易いぞ。▼
 おぬしの父を殺した小童を……
 煉獄へと送ってくれようではないか。▼
 
- [ベレト]
- ……アロイス。
 傭兵団を、しばらく任せていいか。▼
 団を離れて、独りでやりたいことがある。▼
 
- [ベレス]
- ……アロイス。
 傭兵団を、しばらく任せていいかな。▼
 団を離れて、独りでやりたいことがあるの。▼
 
- [アロイス]
- おお? いや、だが……▼
 
- [ベレト]
- 自分にしかできないことなんだ。
 頼む。▼
 
- [ベレス]
- 自分にしかできないことなんだ。
 頼むよ。▼
 
- [アロイス]
- ……相わかった。
 だが、死ぬような真似だけはやめてくれ。▼
 
- [ベレト/ベレス]
- ………………。▼
 
- (暗転)
- (画面が明るくなる。悲しむアネットメルセデスとシェズ)
- [アネット]
- ……戦いだもん。こういう日が
 来るかもって、考えてはいたけれど……。▼
 
- [メルセデス]
- ……これからのことも心配だけど、今は
 フェリクスやディミトリたちが心配だわ。▼
 
- [シェズ]
- ………………。▼
 
- (ディミトリとフェリクス以外の青獅子の生徒が集まってくる)
- [シェズ]
- ……二人は?▼
 
- [イングリット]
- まだ、今後の方針を話し合われています。
 あの方の欠けた穴を、埋めねばなりません。▼
 
 《イングリットが死亡》
- [ドゥドゥー]
- まだ、諸将らと話し合っている。
 ……欠けた戦力を補わねばならん。▼
 
 《共通》
- [シルヴァン]
- ロドリグさんは公爵の位を退いた後も
 王国のあちこちで働いてくれてたし……▼
 そんな人が亡くなったとなれば、それなりに
 踏まなけりゃならない手続きもある。▼
 
- [シェズ(男性)]
- そうか。……すまん、俺のせいだよな。
 もっと早く異変に気づいてれば……▼
 
- [シェズ(女性)]
- そっか。……ごめん、私のせいよね。
 もっと早く異変に気づいてれば……▼
 
- [シルヴァン]
- お前*1のせいじゃない、なんて言葉を待ってる
 わけじゃないだろうから言っておくが……▼
 何をしたって、死んだ人は戻らないんだ。
 自分を責めたところで何にもならないだろ。▼
 
 《シルヴァンが死亡》
- [ドゥドゥー]
- ……今は現実を受け止めるしかあるまい。
 自分を責めて何になる。▼
 
 《共通》
- [シェズ(男性)]
- ……そうだな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ……そうよね。▼
 
- [アッシュ]
- さあ、もう遅いですし食事にしましょう。
 こういう時は、食べて休むのが一番ですよ。▼
 
- (シェズが一人になる)
- [シェズ(男性)]
- ……皆の気遣いはありがたいが、
 やっぱり自分を責めずにはいられないよな。▼
 ラルヴァ、お前の言ったとおりだった。▼
 “灰色の悪魔”と戦わずに済まそうだなんて
 最初から考えちゃいけなかったんだ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ……皆の気遣いはありがたいけど、
 やっぱり自分を責めずにはいられないわ。▼
 ラルヴァ、あなたの言ったとおりだった。▼
 “灰色の悪魔”と戦わずに済まそうだなんて
 最初から考えちゃいけなかったのよ。▼
 
- [ラルヴァ]
- 過ぎたことを悔やんでも仕方がないよ。
 ……惜しい人を亡くしてしまったね。▼
 悲しいけれど、いつまでも悲しみに
 浸ってばかりではいられないよ。▼
 たとえ今はつらくても、子の無念を
 一歩前に踏み出すための力に変えるんだ。▼
 
- [シェズ(男性)]
- ……そうね。それに、ロドリグさんが死んで
 一番悲しいのは、きっと俺じゃない……。▼
 もう、甘い考えは捨てるよ。
 俺は……必ず“灰色の悪魔”を倒す。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ……そうね。それに、ロドリグさんが死んで
 一番悲しいのは、きっと私じゃない……。▼
 もう、甘い考えは捨てる。
 私は……必ず“灰色の悪魔”を倒すわ。▼
 
- [シェズ]
- ………………。▼
 
- (ディミトリがやってくる)
- [ディミトリ]
- どうしたんだ、こんな真夜中に。
 明日も早い、部屋に戻ったほうがいいぞ。▼
 
- [シェズ(男性)]
- ディミトリこそ、まだ起きてたのか。
 まあ、仕事もたくさんあるんだろうが……▼
 
- [シェズ(女性)]
- ディミトリこそ、まだ起きてたのね。
 まあ、仕事もたくさんあるんだろうけど……▼
 
- [ディミトリ]
- ……情けない話だが、こういう時はかえって
 仕事に没頭していたほうが落ち着くんだ。▼
 黙って横になっていると、どうしても
 あいつのことを思い出してしまってな。▼
 
- [シェズ(男性)]
- ……やっぱ、俺のせいだよな。
 
- [シェズ(女性)]
- ……やっぱり、私のせいよね。
 
- [ディミトリ]
- お前が自分を責める必要はない。▼
 俺とフェリクスは、目の前にいたのに
 助けられなかった。……死なせてしまった。▼
 そもそも、他でもない俺の指揮と判断が
 甘かったからこそ、この状況を招いたんだ。▼
 
- [シェズ(男性)]
- だが……“灰色の悪魔”は、ずっと
 俺にとって倒すべき相手だった。▼
 戦わずに済ませようなんて甘いことを言って
 こんな大きな犠牲を生んじまったんだ。▼
 “灰色の悪魔”は、俺が必ず倒す。
 どうしても、それだけ言っておきたくてさ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- だけど……“灰色の悪魔”は、
 ずっと私にとって倒すべき相手だったわ。▼
 戦わずに済ませようなんて甘いことを言って
 こんな大きな犠牲を生んじゃったのよ。▼
 “灰色の悪魔”は、私が必ず倒すわ。
 どうしても、それだけ言っておきたくて。▼
 
- [ディミトリ]
- そう思い詰めるな……奴は倒すべき相手だ。
 お前にとっても、俺たちにとっても。▼
 一人で背負ってばかりではいけないと
 俺に教えてくれたのは、お前たちだろう。▼
 悪いことは言わない、今日はもう休め。
 お前も、疲れたことだろうから。▼
 
- [シェズ(男性)]
- ……ああ。ありがとう、ディミトリ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ……ええ。ありがとう、ディミトリ。▼
 
- (シェズが去る)
- [ディミトリ]
- おい……フェリクス。
 盗み聞きとは感心しないな。▼
 
- (フェリクスが現れる)
- [フェリクス]
- 先ほどから黙って聞いていれば……
 あんな話を兵士が聞けば、士気も落ちるぞ。▼
 
- [ディミトリ]
- 心配し過ぎだ。わざわざこんな場所で
 聞き耳を立てる者など、お前くらいだろう。▼
 
- [フェリクス]
- フン、俺はただ貴様がまた妙なこじらせ方を
 していないかが気にかかっただけだ。▼
 
- [ディミトリ]
- こじらせるも何も……あいつが無念を抱えて
 命を落としたのは、俺の用兵の拙さゆえだ。▼
 ……ロドリグも、あんな命の使い方を
 するつもりはなかったと言っていた。▼
 
- [フェリクス]
- チッ、案の定か、阿呆め。
 親父殿……父上は確かに無念だったろうよ。▼
 
- [ディミトリ]
- ………………。▼
 
- [フェリクス]
- それは「死にたくなかったから」ではない。
 ……死に場所を探していた節さえあるしな。▼
 奴が無念だったのは、王を支え、王の築く
 国の未来を見届けられなかったからだ。▼
 
- [ディミトリ]
- ……それは。▼
 
- [フェリクス]
- だから俺が、父の代わりにお前を支える。
 お前は戦いに勝ち、王国に明日をもたらせ。▼
 ……奴の望みは、それで叶えられる。▼
 
- [ディミトリ]
- フェリクス……。▼
 
- (フェリクスが空を眺める)
- [フェリクス]
- ……しかし、こうも冷える夜にお前と二人で
 星を見ていると、嫌でも昔を思い出すな。▼
 
- [ディミトリ]
- 昔……夜の雪山で遭難しかけた時の話か?
 今でも覚えているぞ。死を覚悟したからな。▼
 ……あの時は、ロドリグとグレンが
 二人で迎えに来てくれたのだったか。▼
 
- (ディミトリも空を眺める)
- [フェリクス]
- ……そうだったな。あの時は、
 二人揃ってひどく叱られたものだ。▼
 
- [ディミトリ]
- ………………。▼
 
- [フェリクス]
- ……まあ、今晩くらいは、
 しけた顔をしても許されるだろうよ。▼
 
- [ディミトリ]
- ああ……そうかもな。▼
 
決戦の地へ†
コメント†