会話集/章別会話
序章/EP.2 三つの学級(王国)†
オープニング†
級友:青獅子の学級†
- [ディミトリ]
- イエリッツァ先生から話は聞いた。
“青獅子の学級”を選んでくれたんだな。▼
こうして共に学べることを、嬉しく思うよ。
改めて、これからよろしく頼む。▼
- [アッシュ]
- 君が学級に編入してくるって聞いて、
みんな楽しみにしてたんだよ。▼
よかったら今晩、君の歓迎会を
させてくれないかな。食堂で、だけど。▼
《主人公が男性の場合》
- [シルヴァン]
- お前はうちの大将の恩人、
つまりはうちの国の恩人でもあるんだ。▼
《主人公が女性の場合》
- [シルヴァン]
- そうそう、君みたいに素敵な女の子が
うちの学級に来てくれるんだ。▼
《共通》
- [シルヴァン]
- この機会にみんなで同じ飯を囲んで、
親睦を深めておくのが良いと思ってね。▼
- [フェリクス]
- そんなことよりも、剣の腕を確かめたい。
お前は傭兵として身を立てていたのだろう?▼
まあ、この猪が腕利きだと言うのなら
間違いはないのだろうが……▼
- (ディミトリとフェリクスが視線を交わす)
- [フェリクス]
- 剣を交わしてみなければわからんからな。
訓練場に来い。食堂よりも先にだ。▼
- [イングリット]
- フェリクス、気持ちはわかるけど
もう少し言い方に気をつけなさい。▼
- (イングリットが一礼する)
- [イングリット]
- ……ですが、私からも是非お願いします。
皆も、私も、あなたに興味があるのです。▼
- [シェズ(男性)]
- もちろん構わない。
……この感じ、傭兵団を思い出すな。▼
- [シェズ(女性)]
- もちろん構わないわ。
……この感じ、傭兵団を思い出すわね。▼
- [メルセデス]
- あらあら。訓練するのはいいけれど、
怪我しないように気を付けてね~。▼
- [アネット]
- そうだ、訓練場はちょっとわかりにくい
ところにあるから、後で案内するよ!▼
この間なんて、訓練場に行きたかったのに、
迷った末、書庫に辿り着いちゃったし……。▼
- [メルセデス]
- フォドラで一番大きな修道院ですものね~。
気を抜くとすぐに迷っちゃうわ。▼
- [ドゥドゥー]
- ……生活の上で困ったことがあれば。言え。▼
お前は、殿下を救ってくれた……。
できる限り、力になろう。▼
- (イエリッツァが来る)
- [イエリッツァ]
- 課題は、聞いているな……。▼
- [イングリット]
- はい。盗賊団“鉄の王”残党の討伐……
最初の課題にしては難易度が高そうですが。▼
- [ディミトリ]
- 頭目のコスタスは討ったのだから
残党の討伐は容易い、と判断したのだろう。▼
- [イエリッツァ]
- ……そうだ。
準備をしておけ。▼
- (イエリッツァが去る)
- [シェズ(男性)]
- お、おう
……行っちまったな。▼
- [シェズ(女性)]
- え、ええ。
……行っちゃったわね。▼
- [アネット]
- ……イエリッツァ先生、言葉少なだよね。
正直、ちょっと話しにくいかも……。▼
- [メルセデス]
- 大丈夫よ~、きっとすぐに慣れるわ。
寡黙なだけで、悪い人ではないと思うし。▼
- [アッシュ]
- それにしても、初めての課題で
いきなり盗賊の討伐か……少し不安だな。▼
- [ドゥドゥー]
- ……そうだな。先の一件といい、
殿下を再び危険に晒すような真似は……。▼
- [ディミトリ]
- お前は心配し過ぎだ、ドゥドゥー。
それに、今回は心強い仲間もいる。▼
《選択》
- [シェズ(男性)]
- ああ、任せてくれ。
一度戦って、倒した相手だ。▼
- [シェズ(女性)]
- ええ、任せて。
一度戦って、倒した相手だし。▼
- [シルヴァン]
- 流石、言葉に説得力があるなあ。▼
- 「気を引き締めて応じる」を選択
(ドゥドゥーの好感度アップ)
- [シェズ(男性)]
- 油断は禁物だぞ。緊張感を持って臨めば、
心配ないだろうが……。▼
- [シェズ(女性)]
- 油断は禁物よ。緊張感を持って臨めば、
心配ないだろうけど……。▼
- [ドゥドゥー]
- ……ああ。
やはり、殿下の御身はおれが……▼
- [フェリクス]
- 無駄だ。たとえ首根っこを掴んでいても、
この阿呆は前線に飛び出していくだろうよ。▼
《共通》
- [ディミトリ]
- 何はともあれ、節末の課題に向けて
皆できちんと準備を整えておこう。▼
シェズ、
お前の力、頼りにしているからな。▼
《選択》
- [シェズ(男性)]
- よし、俺に任せとけ。▼
- [シェズ(女性)]
- もちろん、私に任せて。▼
- 「軽口を叩く」を選択
(ディミトリの好感度アップ)
- [シェズ(男性)]
- おう、俺の活躍で、ディミトリの
出番をなくしてやるぞ?。▼
- [シェズ(女性)]
- ええ、私の活躍で、ディミトリの
出番をなくしてあげるわ。▼
盗賊討伐の課題†
――二週間後――
ガルグ=マク大修道院 玄関ホール
- [セテス]
- ここにいたか、イエリッツァ。
騎士団から連絡があったぞ。▼
- [イエリッツァ]
- セテスか……。
討滅の時間ということだな。▼
- [セテス]
- ああ、例の盗賊団はあのまま北に逃げ、
王国はローベ領との境界辺りの谷に入った。▼
すでに騎士団が退路を断ち、生徒たちの
実戦を支援する準備を進めているそうだ。▼
- [イエリッツァ]
- 承知した……。
すぐに、向かおう……。▼
- [セテス]
- 当然だが、生徒の中には実戦が
初めての者もいる。▼
くれぐれも気をつけてくれ。君のような
手練れがいれば万一もないだろうが。▼
- [イエリッツァ]
- わかっている……。▼
- (主人公が来る)
- [イエリッツァ]
- おい、シェズ。
課題に出るぞ。皆を集めろ……。▼
- [シェズ(男性)]
- お、いよいよか?
了解だ。▼
- [シェズ(女性)]
- ふふ、いよいよね?
了解したわ。▼
盗賊団の行方†
(セイロス騎士を囲む青獅子の学級)
- [イエリッツァ]
- 盗賊を、見失った?▼
- [セイロス騎士]
- 面目ないが、そのとおりだ。
何者かが転移の魔法を使った可能性もある。▼
だが、あんな少人数の盗賊団の、
しかも残党を救って何がしたいのか……。▼
- [イエリッツァ]
- なるほど……。
血の匂いを、追うか……。▼
- [セイロス騎士]
- 血の匂い……?▼
- [イエリッツァ]
- ……皆、行くぞ。 ついてこい。▼
- (イエリッツァが去る)
- [ディミトリ]
- イエリッツァ先生、どこへ……
……一人で行かせるわけにもいかないな。▼
盗賊の居所に見当がついたのかもしれない。
ひとまず、後を追ってみよう。▼
- (暗転)
- [イエリッツァ]
- 他愛ない……。▼
- [ディミトリ]
- 先生、一人で進まれては……
……っ、これは。▼
- [フェリクス]
- ……皆、すでに事切れているな。
風体を見るに、盗賊のようだが……▼
- [イエリッツァ]
- 私が、始末した……。▼
- [アネット]
- えっ……もしかして、あたしたちが
討伐する予定だった盗賊ですか?▼
- [イエリッツァ]
- ……恐らくな。
あの砦に、逃げようとしていた。▼
- [イングリット]
- なるほど……では、あの砦こそが
盗賊の根城なのでしょうか。▼
- [アッシュ]
- そうかもしれませんね。周囲の村に
被害が出る前に、急いで制圧しないと!▼
- [フェリクス]
- 奴らが浮き足立っている今ならば、
容易く一網打尽にできよう。向かうぞ。▼
- [シルヴァン]
- ‥‥…いやいやいや、ちょっと待てよ。
あの砦、なんか変だと思わないか?▼
- [ディミトリ]
- ああ、同感だ。賊の根城だというのに、
火も焚かれていなければ、人の気配もない。▼
- [ドゥドゥー]
- ……おれたちを呼び込むための、
策ということでしょうか。▼
《選択》
- 「帰りたいと言う」を選択
(シルヴァンの好感度アップ)
- [シェズ(男性)]
- 下調べもせずに突っ込むのは危険だろ。
俺としちゃ帰ってもいいが……。▼
- [シェズ(女性)]
- 下調べもせずに突っ込むのは危険よ。
私としては帰ってもいいけど……。▼
- [アネット]
- うん、あたしもそう思う。
なんか暗いし、変な感じがするし!▼
- 「行きたいと言う」を選択
(フェリクスの好感度アップ)
- [シェズ(男性)]
- もしあれが盗賊の根城なら、
潰せば大手柄だ。楽しみだな。▼
- [シェズ(女性)]
- もしあれが盗賊の根城なら、
潰せば大手柄よね。楽しみだわ。▼
- [アッシュ]
- 楽しみ……ではないけど、砦に向かうのは
賛成かな。異変が起きているなら尚更……。▼
《共通》
- [ディミトリ]
- いずれにせよ、俺たちが勝手に
決めていい問題ではないだろう。▼
- [アネット]
- そ、そうですよね! まだ課題中ですし、
イエリッツァ先生に判断を仰ぎましょう!▼
- [イエリッツァ]
- 砦に入り、賊がいれば打つ……。▼
- [メルセデス]
- でも、盗賊の砦でしょう?
私たちと先生だけで、大丈夫かしら~?
- [イエリッツァ]
- 賊がいたとしても、わずかな数だ……。
制圧に手間はかかるまい……。▼
……いざと言う時は、私が始末する。▼
- [シルヴァン]
- そう簡単にいきますかねえ……。
やっぱり悪い予感がするんだが……。▼
- [イングリット]
- けど、多少の危険を覚悟しなければ
戦果は得られないわ。腹をくくりましょう。▼
- [ドゥドゥー]
- 殿下、万一の時はおれにお任せを……。▼
- [ディミトリ]
- もちろん、危険を感じたら後ろに下がる。
俺だけでなく、皆も、お前もそうしてくれ。▼
- [フェリクス]
- フン……砦に、何が待ち構えているか……
斬り応えのある連中ならばいいがな。▼
- [メルセデス]
- まあ、きっと何とかなるわよね~。
イエリッツァ先生もいるのだし。▼
- [ディミトリ]
- 方針は決まったな。
皆、くれぐれも警戒を怠るなよ。▼
戦闘マップ(盗賊掃討戦)†
戦闘開始†
- [イエリッツァ]
- 賊を始末する……。
ついてこい……。
《盗賊の根城内部へ進軍せよ!(Report)》
- [盗賊]
- し、侵入者だと!?
何が目的だ……!
- [アネット]
- で、出たっ! よくわからないけど、
とにかく戦うしかないよね……!
- [イエリッツァ]
- ふ……これも、悪くない……!
- [イエリッツァ]
- ……最低限の任は、果たした。
- [フェリクス]
- フン……この程度か。
さっさと次にいくぞ。
- [アッシュ]
- 良かった、無事に切り抜けられた……。
これが、戦いなんですね……。
《盗賊の根城内部へ進軍せよ!(Report)》
- [門番]
- ここは通さねえ!
通したら俺が殺られちまうぜ!
- [イエリッツァ]
- 奴を倒せば、門が開きそうだ……。
門番を撃破せよ!†
- [門番]
- みんな、すまねえ……
守り切れなかったぜ……
《Good news》門番の撃破により開門!
- [イエリッツァ]
- 中を制圧するぞ……。
盗賊の根城を制圧せよ!†
- [イエリッツァ]
- 予想より、広いか……。
手分けして当たれ……。
- [メルセデス]
- せめてこの人たちが、
安らかに眠れますように……。
- [ドゥドゥー]
- む……宝箱か。
鍵が必要そうだな。
- [アッシュ]
- 僕なら、鍵がなくても開けられますよ。
褒められたことじゃありませんけど……。
- [盗賊]
- げっ、お宝のところに敵が……。
回収しようと思ったんだが、どうするか……。
《宝の鍵を持つ盗賊、出現!(CAUTION!)》
- [ドゥドゥー]
- ……どうやら、奴が鍵を持っているようだな。
《盗賊を撃破し、宝の鍵を入手せよ!(CAUTION!)》
- [ドゥドゥー]
- ……ただの課題のはずが、
こんなことになるとはな。
- [シルヴァン]
- 今んとこ罠ってわけじゃなさそうだが、
いつ、どこから何が出てくることやら……。
- [イングリット]
- 古い砦とはいえ、造りは堅牢ですし
賊にとっては格好の根城なのでしょうね。
- [ディミトリ]
- よし……制圧は済んだな。
あとは砦の中を……
- [イエリッツァ]
- 地下が臭うな……。
調べろ……。
地下を調査せよ!†
- [シェズ(男性)]
- ん? 誰か捕まってるぞ!
士官学校の生徒じゃないか?
- [シェズ(女性)]
- ん? 誰か捕まってるわね!
士官学校の生徒じゃない?
地下牢を制圧し、囚われている士官学校の生徒を救出せよ!†
- [???]
- まさか、助けが来るなんて……。
- [ディミトリ]
- 大丈夫か! どうしてこんな場所に……
……いや、そんな話をしている暇はないか。
- [???]
- とにかく助けていただいて、
ありがとうございます!
- [謎の兵]
- そいつを逃がすな!
クロニエ様に八つ裂きにされるぞ!
《CAUTION!》謎の兵ら、出現!
- [イエリッツァ]
- ここは危ういな……。
彼女を連れ、逃げるぞ……。
???を安全な場所まで護衛せよ!†
《敗北条件変更!(Report)》
《???の敗走に注意せよ!(Report)》
- [フェリクス]
- 連中の狙いはその女のようだな。
助けたからには守り通さねばなるまい。
- [???]
- はあ、はあ……。
ずっと閉じ込められてたから、足が……
- [フェリクス]
- おい、これ以上敵を近づけさせるな!
- [???]
- 助かったと思ったのに……
夢だった、みたい……ですね……
- [シェズ(男性)]
- あっ、嘘だろ!?
……くそっ、やられちまったか。
- [シェズ(女性)]
- [???]
- また……!
なぜあたしをしつこく狙うんですか。
- [ディミトリ]
- 賊の残党……いや、違うか?
この者たちはいったい……。
- [フェリクス]
- チッ……邪魔だ。
さっさと片付けるぞ!
《謎の兵を撃破し、モニカの進軍を援護せよ!(CAUTION!)》
- [盗賊]
- 今なら逃げ出せるか……?
《盗賊の残党、出現! 目標地点へ撤退開始!(CAUTION!)》
- [イエリッツァ]
- まだ隠れていたか……。
残らず討て……。
→盗賊を撃破し、撤退を阻止せよ!
- [ドゥドゥー]
- これでいい。
先を急ぐぞ。
- [???]
- ごめんなさい、
まだ体が思うように動かなくて……。
《???、進軍再開!(Good News)》
- [ディミトリ]
- まだ来るか……その風体を見るに、
やはり賊の仲間ではないようだが……。
《謎の兵を撃破し、???の進軍を援護せよ!(CAUTION!)》
- [ドゥドゥー]
- これでいい。
先を急ぐぞ。
《???、進軍再開!(Good News)》
- [???]
- ふう……ここまで来れば、
安全でしょうか?
- [クロニエ]
- 何よこれ、信じらんない!
あたしの根城をメチャクチャにして!
《クロニエ、出現!(CAUTION!)》
- [クロニエ]
- あたしの名はクロニエ。
あんたの命を奪う者よ? なんちゃって。
- [イエリッツァ]
- ……現れたか。
では……奴を斬るぞ。
→クロニエを撃破せよ!
盗賊を撃破し、撤退を阻止せよ!†
- [イエリッツァ]
- よくやった。
もう賊の気配はないな……。
- [イエリッツァ]
- 逃がしたか……。
クロニエを撃破せよ!†
《クロニエのHP75%以下》
- [クロニエ]
- 遺言があるなら今のうちに言っとけば?
あたしは聞かないけどさ! キャハハハ!
《クロニエのHP25%以下》
- [クロニエ]
- モニカ……あんただけは逃がさないよ!
あたしが使ってやるんだからね……!
- [クロニエ]
- チッ、こうなったら……!
この前、捕まえたアレを出しなさい!
《はぐれ魔獣、出現!(CAUTION!)》
- [ディミトリ]
- あの獣……魔物ではない、のか……?
……気をつけろ、倒すしかなさそうだ。
はぐれ魔獣を撃破せよ!†
- [イエリッツァ]
- 人数をかけて当たれ……。
単独では勝てん……。
- [クロニエ]
- あんたたちなんて、何人いようと
これでオシマイよ!
- [???]
- 援護しますね。
- [フェリクス]
- チッ……厄介な相手だ。
これは時間がかかりそうだな……!
《はぐれ魔獣のHPストックをひとつ削った時》
- [ドゥドゥー]
- む……弱ってきたようだ。
このまま押し切るぞ……!
戦闘終了†
《はぐれ魔獣の撃破に成功!(MAIN MISSION SUCCESSFUL)》
- [クロニエ]
- うそ、魔獣が……
こんな連中にやられちゃうわけ……?
タレス様に何て言えば……。
……あんたたち! 絶対に許さないわよ!
《クロニエ、撤退!(Good News)》
- [ディミトリ]
- タレス……クロニエ……?
……事情はわからないが、勝ちは勝ちか。
クリア後†
助け出された生徒†
- [???]
- ここまで来れば、もう大丈夫でしょうか。
それで、あなたたちはイエリッツァ先生と……▼
今年の“青獅子の学級”の面々、ですかね?▼
- [ディミトリ]
- ああ、そのとおりだが……
……その制服、士官学校のものだよな?▼
イエリッツァ先生を知っているようだし、
まさか士官学校の生徒、なのか……?▼
- [イエリッツァ]
- 彼女は、去年の生徒だ。
“黒鷲の学級”だった……。▼
- [メルセデス]
- あら? じゃあ、私たちの先輩よね?
どうしてこんなところに……▼
- [???]
- 去年の暮れ、卒業間近に怪しい奴らに
さらわれ、ずっと閉じ込められて……▼
このまま死ぬものと諦めていました。
助けてくださって感謝します。▼
あたしは帝国の男爵、オックス家の嫡子、
モニカ=フォン=オックスです。▼
- [アロイス]
- ……事情は了解した。▼
元はといえば、騎士団が盗賊どもを
見失ってしまったことで起きた話。▼
しかも、盗賊の根城を発見し、行方不明の
生徒を助け出したとあっては……▼
誰も文句のつけようがあるまい!
上には上手く言っておこう!▼
- [シェズ(男性)]
- なあ、何でアロイスさんがいるんだ?▼
- [シェズ(女性)]
- ねえ、何でアロイスさんがいるの?▼
- [アロイス]
- 貴殿らがどこかに行ってしまうから、
応援に呼ばれて駆けつけたのだあ!▼
こほん……。
まあそれは、貴殿らのせいではない。▼
イエリッツァ先生の指導に問題があったとも
言えんし、堂々と騎乗してお帰りくだされ。▼
馬だけに、どうどうと。▼
- [イエリッツァ]
- ……わかった。▼
- [セイロス騎士]
- しかし、これは由々しき事態だ。▼
野外活動中の生徒らを襲った盗賊団が、実は
その前にも生徒をかどわかしていたとは。▼
- [モニカ]
- 盗賊団? あたしをさらったのは、
たぶん盗賊ではないですよ?▼
- [セイロス騎士]
- なに?▼
- [ディミトリ]
- ……砦の中には、盗賊とは思えない
身なりをした者たちの姿がありました。▼
例えばですが、盗賊団は彼らによって
誘導されていたに過ぎない、とか……。▼
《選択》
- [シェズ(男性)]
- 逃がしちまったが……クロニエとかいう
様子のおかしい奴もいたな。▼
あれは盗賊じゃない。
傭兵の俺が言うんだ、間違いないぞ。▼
- [シェズ(女性)]
- 逃がしちゃったけど……クロニエっていう
様子のおかしい人もいたわね。▼
あれは盗賊じゃないわ。
傭兵の私が言うんだから、間違いないって。▼
- [シェズ(男性)]
- ああ、自信はないが……
盗賊ではない気がするな。▼
逃がしちまったクロニエとかいう女も、
尋常な奴じゃなかった。▼
- [シェズ(女性)]
- ええ、自信はないけど……
盗賊じゃない気がするわね。▼
逃がしちゃったクロニエって女も、
尋常な相手じゃなかったわ。▼
《共通》
- [モニカ]
- それもそうなんですけど、あたし、
自分をさらった相手に心当たりがあって。▼
- [アロイス]
- ぬわにい!?
なぜそれをもっと早く言わぬのだ!▼
- [モニカ]
- 相手が相手なもので、その、
少し言いにくくて……。▼
- [セイロス騎士]
- どういうことだね?
端的に伝えてくれ、モニカ君。▼
- [モニカ]
- あたしをさらったのは大修道院の書庫番、
トマシュさんです。間違いありません。▼
歩き方や目つき、杖の持ち方を覚えてて……
あの人は、ただの修道士なんかじゃない。▼
- [セイロス騎士]
- トマシュ殿だと! 馬鹿な……!▼
- [アロイス]
- 信じ難い……。トマシュ殿は私よりも
昔からガルグ=マクに勤めるお方。▼
信じ難いが……証言がある以上、
確かめてみるほかはあるまい。▼
- [セイロス騎士]
- アロイス殿!?▼
- [イエリッツァ]
- もしトマシュが、クロニエの仲間なら……
警戒を怠るな。手練れだろう……。▼
- [セイロス騎士]
- ……仕方ないな。
レア様に秘密裏に報告し、判断を仰ごう。▼
君たちも、今の話は決して他言しないよう。▼
- (暗転)
- (画面が明るくなる。一人になっているシェズ)
- [ラルヴァ]
- ふふ、何やら面白いことになってきたよ。
僕にも予測できなかった展開だ。▼
しかし、クロニエ、か。
彼女はあの砦で、何をしていたんだろうね。▼
- [シェズ(男性)]
- そう言えば、戦いの最中にもあの女を
気にしていたよな。まさか知り合いか?▼
- [シェズ(女性)]
- そう言えば、戦いの最中にもあの女を
気にしていたわよね。まさか知り合い?▼
- [ラルヴァ]
- さあ、それは僕にも断定が不可能だ。
……何しろ僕には、過去の記憶がない。▼
ほとんどが破損してしまっているのさ。
君と出会った瞬間が、僕の最初の記憶だ。▼
……だというのに、彼女を見た時、
言葉では言い表せない感覚に襲われた。▼
その感覚が厭わしいか、好ましいかさえ
今の僕には判断がつかないんだよ。▼
- [シェズ(男性)]
- ふーん……お前もいろいろ大変なんだな。▼
- [シェズ(女性)]
- ふーん……あなたももいろいろ大変なのね。▼
- [ラルヴァ]
- はは、君のそういう大らかなところが、
僕にはきっと好ましいんだ。▼
疑惑の書庫番:青獅子の学級†
- [ディミトリ]
- ……そういうわけで、騎士団には
トマシュ殿を捕縛するよう命令が下った。▼
ちょうど、トマシュ殿は数日前から
ガルグ=マクを留守にしているそうでな。▼
騎士団は動きを気取られないよう、彼の
戻りを大修道院で待ち構えている状況だ。▼
- [ドゥドゥー]
- ……教団の中に、内通者がいたとはな。▼
- [シルヴァン]
- 信じられない話ではあるが、
かどわかされた本人の証言だしなあ。▼
おまけに、証拠の品も見つかったんだろ?
なら、捕らえて詮議にかけるのが筋だ。▼
- [イングリット]
- トマシュ殿が誰と繋がっていたか、
探らねばなりませんからね。▼
- [シェズ(男性)]
- 結局、トマシュはどんな人なんだ?
書庫番を務めていたんだよな?▼
- [シェズ(女性)]
- 結局、トマシュってどんな人なの?
書庫番を務めていたのよね?▼
- [アネット]
- あたしも書庫で何度かお世話になったけど、
すごく親切で、優しいお爺さんだったよ。▼
- [メルセデス]
- ええ、とても人をさらったり、
傷つけたりしそうには見えなかったわ~。▼
- [ディミトリ]
- 聞けばトマシュ殿は、40年以上にもわたり
大修道院の書庫番を務めてきた方だという。▼
そんな方がなぜ、いまになって
このような凶行に及んだのか……。▼
- [アッシュ]
- もしかすると40年の間にも、似たような
事件が起こっていたのかもしれませんね。▼
- [イングリット]
- いったい、彼の狙いは何だったのでしょう?
生徒をかどわかし、捕らえておくなど……。▼
《選択》
- [シェズ(男性)]
- 普通に考えたら、身代金が目的だよな。
あの生徒の親は帝国のお偉いさんなんだろ?▼
- [シェズ(女性)]
- 普通に考えたら、身代金が目的よね。
あの子の親は帝国のお偉いさんなんでしょ?▼
- [アネット]
- あとは、教団の名誉に傷を付けるため、
何て言うのもあり得そうだね。▼
- [ラルヴァ]
- 君が、思慮を巡らせることを覚えたのは
嬉しい話だ。級友に感謝しなくてはね。▼
- [シェズ(男性)]
- わからないことを考えても仕方ないわ。
捕まえられれば教団が教えてくれるでしょ。▼
- [シェズ(女性)]
- わからんことを考えても仕方ない。
捕まえられれば教団が教えてくれるだろ。▼
- [フェリクス]
- フン……聖教会も、詮議の結果を
馬鹿正直に公表するとは思えんがな。▼
《共通》
- [ドゥドゥー]
- ……殿下、先日、あなたを襲った盗賊も
あの男が雇っていたということですか。▼
- [ディミトリ]
- そう言われているが、確かではない。
繋がりを示す証拠は上がったようだがな。▼
- [イングリット]
- それにしても、こんな事件が起こるなんて
今後が不安になりますね……。▼
- [アッシュ]
- はい……修道院の皆さんも、他に内通者が
いるんじゃないかって不安がってましたし。▼
- [シルヴァン]
- 教団も、せめて雇い入れる連中くらいは
先に身辺洗っとけって感じだよなあ。▼
- [アッシュ]
- きっと、そうもいかない事情が……
……あれ、何だか、外が騒がしいような。▼
- [セイロス騎士]
- 急げ!
門の方は手配済みだろうな?▼
- [兵士]
- はい! 出入り口はすべて!▼
- [ラルヴァ]
- これは、トマシュが現れたみたいだね。▼
君も行った方がいい。
そんな気がするんだ。さあ、早く。▼
《選択》
- 無言で駆け出す
- トマシュのことを口にしてから駆け出す
- [ディミトリ]
- おい、どこへ……
……まさか、トマシュ殿か!▼
- [シェズ(男性)]
- トマシュが現れたんじゃないか?
気になることがあるから、行ってくる。▼
- [シェズ(女性)]
- トマシュが現れたんじゃないの?
気になることがあるから、行ってくるわ。▼
- [ディミトリ]
- おい、だからといって勝手に……
……仕方がない、追いかけるか。▼
ムービー「闇に蠢く者」†
(走る騎士たちの足が映る)
- [セイロス騎士]
- いたぞ!
(トマシュを囲む騎士たち)
(階段の上に走ってくるシェズ)
- [ラルヴァ]
- あの男……!
- [セイロス騎士]
- 大司教様がお呼びだ。
共に来てもらおう。
- [トマシュ]
- ならば、この姿にも
もう用はない……
(杖をつき紫色の光に包まれるトマシュ)
(吹き飛ばされる騎士たち)
- [セイロス騎士]
- これは……!?
- [ソロン]
- ふん……
- [ラルヴァ]
- 今のは……
(自分が変身する姿を回想するシェズ)
- [ソロン]
- 愚かな獣どもが、邪魔をしおって……
(姿を消すソロン)
- [セイロス騎士]
- 探せ!
- [セイロス騎士]
- はっ!
- [シェズ(男性)]
- 俺と同じ……?
- [シェズ(女性)]
- 私と同じ……?
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