会話集/章別会話
序章/EP.2 三つの学級(王国)†
オープニング†
級友:青獅子の学級†
- [ディミトリ]
- イエリッツァ先生から話は聞いた。
 “青獅子の学級”を選んでくれたんだな。▼
 こうして共に学べることを、嬉しく思うよ。
 改めて、これからよろしく頼む。▼
 
- [アッシュ]
- 君が学級に編入してくるって聞いて、
 みんな楽しみにしてたんだよ。▼
 よかったら今晩、君の歓迎会を
 させてくれないかな。食堂で、だけど。▼
 
 《主人公が男性の場合》
- [シルヴァン]
- お前はうちの大将の恩人、
 つまりはうちの国の恩人でもあるんだ。▼
 
 《主人公が女性の場合》
- [シルヴァン]
- そうそう、君みたいに素敵な女の子が
 うちの学級に来てくれるんだ。▼
 
 《共通》
- [シルヴァン]
- この機会にみんなで同じ飯を囲んで、
 親睦を深めておくのが良いと思ってね。▼
 
- [フェリクス]
- そんなことよりも、剣の腕を確かめたい。
 お前は傭兵として身を立てていたのだろう?▼
 まあ、この猪が腕利きだと言うのなら
 間違いはないのだろうが……▼
 
- (ディミトリとフェリクスが視線を交わす)
- [フェリクス]
- 剣を交わしてみなければわからんからな。
 訓練場に来い。食堂よりも先にだ。▼
 
- [イングリット]
- フェリクス、気持ちはわかるけど
 もう少し言い方に気をつけなさい。▼
 
- (イングリットが一礼する)
- [イングリット]
- ……ですが、私からも是非お願いします。
 皆も、私も、あなたに興味があるのです。▼
 
- [シェズ(男性)]
- もちろん構わない。
 ……この感じ、傭兵団を思い出すな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- もちろん構わないわ。
 ……この感じ、傭兵団を思い出すわね。▼
 
- [メルセデス]
- あらあら。訓練するのはいいけれど、
 怪我しないように気を付けてね~。▼
 
- [アネット]
- そうだ、訓練場はちょっとわかりにくい
 ところにあるから、後で案内するよ!▼
 この間なんて、訓練場に行きたかったのに、
 迷った末、書庫に辿り着いちゃったし……。▼
 
- [メルセデス]
- フォドラで一番大きな修道院ですものね~。
 気を抜くとすぐに迷っちゃうわ。▼
 
- [ドゥドゥー]
- ……生活の上で困ったことがあれば。言え。▼
 お前は、殿下を救ってくれた……。
 できる限り、力になろう。▼
 
- (イエリッツァが来る)
- [イエリッツァ]
- 課題は、聞いているな……。▼
 
- [イングリット]
- はい。盗賊団“鉄の王”残党の討伐……
 最初の課題にしては難易度が高そうですが。▼
 
- [ディミトリ]
- 頭目のコスタスは討ったのだから
 残党の討伐は容易い、と判断したのだろう。▼
 
- [イエリッツァ]
- ……そうだ。
 準備をしておけ。▼
 
- (イエリッツァが去る)
- [シェズ(男性)]
- お、おう
 ……行っちまったな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- え、ええ。
 ……行っちゃったわね。▼
 
- [アネット]
- ……イエリッツァ先生、言葉少なだよね。
 正直、ちょっと話しにくいかも……。▼
 
- [メルセデス]
- 大丈夫よ~、きっとすぐに慣れるわ。
 寡黙なだけで、悪い人ではないと思うし。▼
 
- [アッシュ]
- それにしても、初めての課題で
 いきなり盗賊の討伐か……少し不安だな。▼
 
- [ドゥドゥー]
- ……そうだな。先の一件といい、
 殿下を再び危険に晒すような真似は……。▼
 
- [ディミトリ]
- お前は心配し過ぎだ、ドゥドゥー。
 それに、今回は心強い仲間もいる。▼
 
 《選択》
- [シェズ(男性)]
- ああ、任せてくれ。
 一度戦って、倒した相手だ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ええ、任せて。
 一度戦って、倒した相手だし。▼
 
- [シルヴァン]
- 流石、言葉に説得力があるなあ。▼
 
- 「気を引き締めて応じる」を選択
 (ドゥドゥーの好感度アップ)
- [シェズ(男性)]
- 油断は禁物だぞ。緊張感を持って臨めば、
 心配ないだろうが……。▼
 
- [シェズ(女性)]
- 油断は禁物よ。緊張感を持って臨めば、
 心配ないだろうけど……。▼
 
- [ドゥドゥー]
- ……ああ。
 やはり、殿下の御身はおれが……▼
 
- [フェリクス]
- 無駄だ。たとえ首根っこを掴んでいても、
 この阿呆は前線に飛び出していくだろうよ。▼
 
 《共通》
- [ディミトリ]
- 何はともあれ、節末の課題に向けて
 皆できちんと準備を整えておこう。▼
 シェズ、
 お前の力、頼りにしているからな。▼
 
 《選択》
- [シェズ(男性)]
- よし、俺に任せとけ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- もちろん、私に任せて。▼
 
- 「軽口を叩く」を選択
 (ディミトリの好感度アップ)
- [シェズ(男性)]
- おう、俺の活躍で、ディミトリの
 出番をなくしてやるぞ?。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ええ、私の活躍で、ディミトリの
 出番をなくしてあげるわ。▼
 
盗賊討伐の課題†
――二週間後――
ガルグ=マク大修道院 玄関ホール
- [セテス]
- ここにいたか、イエリッツァ。
 騎士団から連絡があったぞ。▼
 
- [イエリッツァ]
- セテスか……。
 討滅の時間ということだな。▼
 
- [セテス]
- ああ、例の盗賊団はあのまま北に逃げ、
 王国はローベ領との境界辺りの谷に入った。▼
 すでに騎士団が退路を断ち、生徒たちの
 実戦を支援する準備を進めているそうだ。▼
 
- [イエリッツァ]
- 承知した……。
 すぐに、向かおう……。▼
 
- [セテス]
- 当然だが、生徒の中には実戦が
 初めての者もいる。▼
 くれぐれも気をつけてくれ。君のような
 手練れがいれば万一もないだろうが。▼
 
- [イエリッツァ]
- わかっている……。▼
 
- (主人公が来る)
- [イエリッツァ]
- おい、シェズ。
 課題に出るぞ。皆を集めろ……。▼
 
- [シェズ(男性)]
- お、いよいよか?
 了解だ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ふふ、いよいよね?
 了解したわ。▼
 
盗賊団の行方†
(セイロス騎士を囲む青獅子の学級)
- [イエリッツァ]
- 盗賊を、見失った?▼
 
- [セイロス騎士]
- 面目ないが、そのとおりだ。
 何者かが転移の魔法を使った可能性もある。▼
 だが、あんな少人数の盗賊団の、
 しかも残党を救って何がしたいのか……。▼
 
- [イエリッツァ]
- なるほど……。
 血の匂いを、追うか……。▼
 
- [セイロス騎士]
- 血の匂い……?▼
 
- [イエリッツァ]
- ……皆、行くぞ。 ついてこい。▼
 
- (イエリッツァが去る)
- [ディミトリ]
- イエリッツァ先生、どこへ……
 ……一人で行かせるわけにもいかないな。▼
 盗賊の居所に見当がついたのかもしれない。
 ひとまず、後を追ってみよう。▼
 
- (暗転)
- [イエリッツァ]
- 他愛ない……。▼
 
- [ディミトリ]
- 先生、一人で進まれては……
 ……っ、これは。▼
 
- [フェリクス]
- ……皆、すでに事切れているな。
 風体を見るに、盗賊のようだが……▼
 
- [イエリッツァ]
- 私が、始末した……。▼
 
- [アネット]
- えっ……もしかして、あたしたちが
 討伐する予定だった盗賊ですか?▼
 
- [イエリッツァ]
- ……恐らくな。
 あの砦に、逃げようとしていた。▼
 
- [イングリット]
- なるほど……では、あの砦こそが
 盗賊の根城なのでしょうか。▼
 
- [アッシュ]
- そうかもしれませんね。周囲の村に
 被害が出る前に、急いで制圧しないと!▼
 
- [フェリクス]
- 奴らが浮き足立っている今ならば、
 容易く一網打尽にできよう。向かうぞ。▼
 
- [シルヴァン]
- ‥‥…いやいやいや、ちょっと待てよ。
 あの砦、なんか変だと思わないか?▼
 
- [ディミトリ]
- ああ、同感だ。賊の根城だというのに、
 火も焚かれていなければ、人の気配もない。▼
 
- [ドゥドゥー]
- ……おれたちを呼び込むための、
 策ということでしょうか。▼
 
 《選択》
- 「帰りたいと言う」を選択
 (シルヴァンの好感度アップ)
 
- [シェズ(男性)]
- 下調べもせずに突っ込むのは危険だろ。
 俺としちゃ帰ってもいいが……。▼
 
- [シェズ(女性)]
- 下調べもせずに突っ込むのは危険よ。
 私としては帰ってもいいけど……。▼
 
- [アネット]
- うん、あたしもそう思う。
 なんか暗いし、変な感じがするし!▼
 
- 「行きたいと言う」を選択
 (フェリクスの好感度アップ)
 
- [シェズ(男性)]
- もしあれが盗賊の根城なら、
 潰せば大手柄だ。楽しみだな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- もしあれが盗賊の根城なら、
 潰せば大手柄よね。楽しみだわ。▼
 
- [アッシュ]
- 楽しみ……ではないけど、砦に向かうのは
 賛成かな。異変が起きているなら尚更……。▼
 
 《共通》
- [ディミトリ]
- いずれにせよ、俺たちが勝手に
 決めていい問題ではないだろう。▼
 
- [アネット]
- そ、そうですよね! まだ課題中ですし、
 イエリッツァ先生に判断を仰ぎましょう!▼
 
- [イエリッツァ]
- 砦に入り、賊がいれば打つ……。▼
 
- [メルセデス]
- でも、盗賊の砦でしょう?
 私たちと先生だけで、大丈夫かしら~?
- [イエリッツァ]
- 賊がいたとしても、わずかな数だ……。
 制圧に手間はかかるまい……。▼
 ……いざと言う時は、私が始末する。▼
 
- [シルヴァン]
- そう簡単にいきますかねえ……。
 やっぱり悪い予感がするんだが……。▼
 
- [イングリット]
- けど、多少の危険を覚悟しなければ
 戦果は得られないわ。腹をくくりましょう。▼
 
- [ドゥドゥー]
- 殿下、万一の時はおれにお任せを……。▼
 
- [ディミトリ]
- もちろん、危険を感じたら後ろに下がる。
 俺だけでなく、皆も、お前もそうしてくれ。▼
 
- [フェリクス]
- フン……砦に、何が待ち構えているか……
 斬り応えのある連中ならばいいがな。▼
 
- [メルセデス]
- まあ、きっと何とかなるわよね~。
 イエリッツァ先生もいるのだし。▼
 
- [ディミトリ]
- 方針は決まったな。
 皆、くれぐれも警戒を怠るなよ。▼
 
戦闘マップ(盗賊掃討戦)†
戦闘開始†
- [イエリッツァ]
- 賊を始末する……。
 ついてこい……。
 《盗賊の根城内部へ進軍せよ!(Report)》
 
 
- [盗賊]
- し、侵入者だと!?
 何が目的だ……!
 
- [アネット]
- で、出たっ! よくわからないけど、
 とにかく戦うしかないよね……!
 
- [イエリッツァ]
- ふ……これも、悪くない……!
 
- [イエリッツァ]
- ……最低限の任は、果たした。
 
- [フェリクス]
- フン……この程度か。
 さっさと次にいくぞ。
 
- [アッシュ]
- 良かった、無事に切り抜けられた……。
 これが、戦いなんですね……。
 《盗賊の根城内部へ進軍せよ!(Report)》
 
 
- [門番]
- ここは通さねえ!
 通したら俺が殺られちまうぜ!
 
- [イエリッツァ]
- 奴を倒せば、門が開きそうだ……。
 
門番を撃破せよ!†
- [門番]
- みんな、すまねえ……
 守り切れなかったぜ……
 《Good news》門番の撃破により開門!
 
 
- [イエリッツァ]
- 中を制圧するぞ……。
 
盗賊の根城を制圧せよ!†
- [イエリッツァ]
- 予想より、広いか……。
 手分けして当たれ……。
 
- [メルセデス]
- せめてこの人たちが、
 安らかに眠れますように……。
 
- [ドゥドゥー]
- む……宝箱か。
 鍵が必要そうだな。
 
- [アッシュ]
- 僕なら、鍵がなくても開けられますよ。
 褒められたことじゃありませんけど……。
 
- [盗賊]
- げっ、お宝のところに敵が……。
 回収しようと思ったんだが、どうするか……。
 《宝の鍵を持つ盗賊、出現!(CAUTION!)》
 
 
- [ドゥドゥー]
- ……どうやら、奴が鍵を持っているようだな。
 《盗賊を撃破し、宝の鍵を入手せよ!(CAUTION!)》
 
 
- [ドゥドゥー]
- ……ただの課題のはずが、
 こんなことになるとはな。
 
- [シルヴァン]
- 今んとこ罠ってわけじゃなさそうだが、
 いつ、どこから何が出てくることやら……。
 
- [イングリット]
- 古い砦とはいえ、造りは堅牢ですし
 賊にとっては格好の根城なのでしょうね。
 
- [ディミトリ]
- よし……制圧は済んだな。
 あとは砦の中を……
 
- [イエリッツァ]
- 地下が臭うな……。
 調べろ……。
 
地下を調査せよ!†
- [シェズ(男性)]
- ん? 誰か捕まってるぞ!
 士官学校の生徒じゃないか?
 
- [シェズ(女性)]
- ん? 誰か捕まってるわね!
 士官学校の生徒じゃない?
 
地下牢を制圧し、囚われている士官学校の生徒を救出せよ!†
- [???]
- まさか、助けが来るなんて……。
 
- [ディミトリ]
- 大丈夫か! どうしてこんな場所に……
 ……いや、そんな話をしている暇はないか。
 
- [???]
- とにかく助けていただいて、
 ありがとうございます!
 
- [謎の兵]
- そいつを逃がすな!
 クロニエ様に八つ裂きにされるぞ!
 《CAUTION!》謎の兵ら、出現!
 
 
- [イエリッツァ]
- ここは危ういな……。
 彼女を連れ、逃げるぞ……。
 
???を安全な場所まで護衛せよ!†
《敗北条件変更!(Report)》
《???の敗走に注意せよ!(Report)》
- [フェリクス]
- 連中の狙いはその女のようだな。
 助けたからには守り通さねばなるまい。
 
- [???]
- はあ、はあ……。
 ずっと閉じ込められてたから、足が……
 
- [フェリクス]
- おい、これ以上敵を近づけさせるな!
 
- [???]
- 助かったと思ったのに……
 夢だった、みたい……ですね……
 
- [シェズ(男性)]
- あっ、嘘だろ!?
……くそっ、やられちまったか。
- [シェズ(女性)]
- [???]
- また……!
 なぜあたしをしつこく狙うんですか。
 
- [ディミトリ]
- 賊の残党……いや、違うか?
 この者たちはいったい……。
 
- [フェリクス]
- チッ……邪魔だ。
 さっさと片付けるぞ!
 《謎の兵を撃破し、モニカの進軍を援護せよ!(CAUTION!)》
 
 
- [盗賊]
- 今なら逃げ出せるか……?
 《盗賊の残党、出現! 目標地点へ撤退開始!(CAUTION!)》
 
 
- [イエリッツァ]
- まだ隠れていたか……。
 残らず討て……。
 →盗賊を撃破し、撤退を阻止せよ!
- [ドゥドゥー]
- これでいい。
 先を急ぐぞ。
 
- [???]
- ごめんなさい、
 まだ体が思うように動かなくて……。
 《???、進軍再開!(Good News)》
 
 
- [ディミトリ]
- まだ来るか……その風体を見るに、
 やはり賊の仲間ではないようだが……。
 
《謎の兵を撃破し、???の進軍を援護せよ!(CAUTION!)》
- [ドゥドゥー]
- これでいい。
 先を急ぐぞ。
 《???、進軍再開!(Good News)》
 
 
- [???]
- ふう……ここまで来れば、
 安全でしょうか?
 
- [クロニエ]
- 何よこれ、信じらんない!
 あたしの根城をメチャクチャにして!
 
《クロニエ、出現!(CAUTION!)》
- [クロニエ]
- あたしの名はクロニエ。
 あんたの命を奪う者よ? なんちゃって。
 
- [イエリッツァ]
- ……現れたか。
 では……奴を斬るぞ。
 →クロニエを撃破せよ!
盗賊を撃破し、撤退を阻止せよ!†
- [イエリッツァ]
- よくやった。
 もう賊の気配はないな……。
 
- [イエリッツァ]
- 逃がしたか……。
 
クロニエを撃破せよ!†
《クロニエのHP75%以下》
- [クロニエ]
- 遺言があるなら今のうちに言っとけば?
 あたしは聞かないけどさ! キャハハハ!
 
《クロニエのHP25%以下》
- [クロニエ]
- モニカ……あんただけは逃がさないよ!
 あたしが使ってやるんだからね……!
 
- [クロニエ]
- チッ、こうなったら……!
 この前、捕まえたアレを出しなさい!
 《はぐれ魔獣、出現!(CAUTION!)》
 
 
- [ディミトリ]
- あの獣……魔物ではない、のか……?
 ……気をつけろ、倒すしかなさそうだ。
 
はぐれ魔獣を撃破せよ!†
- [イエリッツァ]
- 人数をかけて当たれ……。
 単独では勝てん……。
 
- [クロニエ]
- あんたたちなんて、何人いようと
 これでオシマイよ!
 
- [???]
- 援護しますね。
 
- [フェリクス]
- チッ……厄介な相手だ。
 これは時間がかかりそうだな……!
 
《はぐれ魔獣のHPストックをひとつ削った時》
- [ドゥドゥー]
- む……弱ってきたようだ。
 このまま押し切るぞ……!
 
戦闘終了†
《はぐれ魔獣の撃破に成功!(MAIN MISSION SUCCESSFUL)》
- [クロニエ]
- うそ、魔獣が……
 こんな連中にやられちゃうわけ……?
 タレス様に何て言えば……。
 ……あんたたち! 絶対に許さないわよ!
 《クロニエ、撤退!(Good News)》
 
 
- [ディミトリ]
- タレス……クロニエ……?
 ……事情はわからないが、勝ちは勝ちか。
 
クリア後†
助け出された生徒†
- [???]
- ここまで来れば、もう大丈夫でしょうか。
 それで、あなたたちはイエリッツァ先生と……▼
 今年の“青獅子の学級”の面々、ですかね?▼
 
- [ディミトリ]
- ああ、そのとおりだが……
 ……その制服、士官学校のものだよな?▼
 イエリッツァ先生を知っているようだし、
 まさか士官学校の生徒、なのか……?▼
 
- [イエリッツァ]
- 彼女は、去年の生徒だ。
 “黒鷲の学級”だった……。▼
 
- [メルセデス]
- あら? じゃあ、私たちの先輩よね?
 どうしてこんなところに……▼
 
- [???]
- 去年の暮れ、卒業間近に怪しい奴らに
 さらわれ、ずっと閉じ込められて……▼
 このまま死ぬものと諦めていました。
 助けてくださって感謝します。▼
 あたしは帝国の男爵、オックス家の嫡子、
 モニカ=フォン=オックスです。▼
 
- [アロイス]
- ……事情は了解した。▼
 元はといえば、騎士団が盗賊どもを
 見失ってしまったことで起きた話。▼
 しかも、盗賊の根城を発見し、行方不明の
 生徒を助け出したとあっては……▼
 誰も文句のつけようがあるまい!
 上には上手く言っておこう!▼
 
- [シェズ(男性)]
- なあ、何でアロイスさんがいるんだ?▼
 
- [シェズ(女性)]
- ねえ、何でアロイスさんがいるの?▼
 
- [アロイス]
- 貴殿らがどこかに行ってしまうから、
 応援に呼ばれて駆けつけたのだあ!▼
 こほん……。
 まあそれは、貴殿らのせいではない。▼
 イエリッツァ先生の指導に問題があったとも
 言えんし、堂々と騎乗してお帰りくだされ。▼
 馬だけに、どうどうと。▼
 
- [イエリッツァ]
- ……わかった。▼
 
- [セイロス騎士]
- しかし、これは由々しき事態だ。▼
 野外活動中の生徒らを襲った盗賊団が、実は
 その前にも生徒をかどわかしていたとは。▼
 
- [モニカ]
- 盗賊団? あたしをさらったのは、
 たぶん盗賊ではないですよ?▼
 
- [セイロス騎士]
- なに?▼
 
- [ディミトリ]
- ……砦の中には、盗賊とは思えない
 身なりをした者たちの姿がありました。▼
 例えばですが、盗賊団は彼らによって
 誘導されていたに過ぎない、とか……。▼
 
 《選択》
- [シェズ(男性)]
- 逃がしちまったが……クロニエとかいう
 様子のおかしい奴もいたな。▼
 あれは盗賊じゃない。
 傭兵の俺が言うんだ、間違いないぞ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- 逃がしちゃったけど……クロニエっていう
 様子のおかしい人もいたわね。▼
 あれは盗賊じゃないわ。
 傭兵の私が言うんだから、間違いないって。▼
 
- [シェズ(男性)]
- ああ、自信はないが……
 盗賊ではない気がするな。▼
 逃がしちまったクロニエとかいう女も、
 尋常な奴じゃなかった。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ええ、自信はないけど……
 盗賊じゃない気がするわね。▼
 逃がしちゃったクロニエって女も、
 尋常な相手じゃなかったわ。▼
 
 《共通》
- [モニカ]
- それもそうなんですけど、あたし、
 自分をさらった相手に心当たりがあって。▼
 
- [アロイス]
- ぬわにい!?
 なぜそれをもっと早く言わぬのだ!▼
 
- [モニカ]
- 相手が相手なもので、その、
 少し言いにくくて……。▼
 
- [セイロス騎士]
- どういうことだね?
 端的に伝えてくれ、モニカ君。▼
 
- [モニカ]
- あたしをさらったのは大修道院の書庫番、
 トマシュさんです。間違いありません。▼
 歩き方や目つき、杖の持ち方を覚えてて……
 あの人は、ただの修道士なんかじゃない。▼
 
- [セイロス騎士]
- トマシュ殿だと! 馬鹿な……!▼
 
- [アロイス]
- 信じ難い……。トマシュ殿は私よりも
 昔からガルグ=マクに勤めるお方。▼
 信じ難いが……証言がある以上、
 確かめてみるほかはあるまい。▼
 
- [セイロス騎士]
- アロイス殿!?▼
 
- [イエリッツァ]
- もしトマシュが、クロニエの仲間なら……
 警戒を怠るな。手練れだろう……。▼
 
- [セイロス騎士]
- ……仕方ないな。
 レア様に秘密裏に報告し、判断を仰ごう。▼
 君たちも、今の話は決して他言しないよう。▼
 
- (暗転)
- (画面が明るくなる。一人になっているシェズ)
- [ラルヴァ]
- ふふ、何やら面白いことになってきたよ。
 僕にも予測できなかった展開だ。▼
 しかし、クロニエ、か。
 彼女はあの砦で、何をしていたんだろうね。▼
 
- [シェズ(男性)]
- そう言えば、戦いの最中にもあの女を
 気にしていたよな。まさか知り合いか?▼
 
- [シェズ(女性)]
- そう言えば、戦いの最中にもあの女を
 気にしていたわよね。まさか知り合い?▼
 
- [ラルヴァ]
- さあ、それは僕にも断定が不可能だ。
 ……何しろ僕には、過去の記憶がない。▼
 ほとんどが破損してしまっているのさ。
 君と出会った瞬間が、僕の最初の記憶だ。▼
 ……だというのに、彼女を見た時、
 言葉では言い表せない感覚に襲われた。▼
 その感覚が厭わしいか、好ましいかさえ
 今の僕には判断がつかないんだよ。▼
 
- [シェズ(男性)]
- ふーん……お前もいろいろ大変なんだな。▼
 
- [シェズ(女性)]
- ふーん……あなたももいろいろ大変なのね。▼
 
- [ラルヴァ]
- はは、君のそういう大らかなところが、
 僕にはきっと好ましいんだ。▼
 
疑惑の書庫番:青獅子の学級†
- [ディミトリ]
- ……そういうわけで、騎士団には
 トマシュ殿を捕縛するよう命令が下った。▼
 ちょうど、トマシュ殿は数日前から
 ガルグ=マクを留守にしているそうでな。▼
 騎士団は動きを気取られないよう、彼の
 戻りを大修道院で待ち構えている状況だ。▼
 
- [ドゥドゥー]
- ……教団の中に、内通者がいたとはな。▼
 
- [シルヴァン]
- 信じられない話ではあるが、
 かどわかされた本人の証言だしなあ。▼
 おまけに、証拠の品も見つかったんだろ?
 なら、捕らえて詮議にかけるのが筋だ。▼
 
- [イングリット]
- トマシュ殿が誰と繋がっていたか、
 探らねばなりませんからね。▼
 
- [シェズ(男性)]
- 結局、トマシュはどんな人なんだ?
 書庫番を務めていたんだよな?▼
 
- [シェズ(女性)]
- 結局、トマシュってどんな人なの?
 書庫番を務めていたのよね?▼
 
- [アネット]
- あたしも書庫で何度かお世話になったけど、
 すごく親切で、優しいお爺さんだったよ。▼
 
- [メルセデス]
- ええ、とても人をさらったり、
 傷つけたりしそうには見えなかったわ~。▼
 
- [ディミトリ]
- 聞けばトマシュ殿は、40年以上にもわたり
 大修道院の書庫番を務めてきた方だという。▼
 そんな方がなぜ、いまになって
 このような凶行に及んだのか……。▼
 
- [アッシュ]
- もしかすると40年の間にも、似たような
 事件が起こっていたのかもしれませんね。▼
 
- [イングリット]
- いったい、彼の狙いは何だったのでしょう?
 生徒をかどわかし、捕らえておくなど……。▼
 
 《選択》
- [シェズ(男性)]
- 普通に考えたら、身代金が目的だよな。
 あの生徒の親は帝国のお偉いさんなんだろ?▼
 
- [シェズ(女性)]
- 普通に考えたら、身代金が目的よね。
 あの子の親は帝国のお偉いさんなんでしょ?▼
 
- [アネット]
- あとは、教団の名誉に傷を付けるため、
 何て言うのもあり得そうだね。▼
 
- [ラルヴァ]
- 君が、思慮を巡らせることを覚えたのは
 嬉しい話だ。級友に感謝しなくてはね。▼
 
- [シェズ(男性)]
- わからないことを考えても仕方ないわ。
 捕まえられれば教団が教えてくれるでしょ。▼
 
- [シェズ(女性)]
- わからんことを考えても仕方ない。
 捕まえられれば教団が教えてくれるだろ。▼
 
- [フェリクス]
- フン……聖教会も、詮議の結果を
 馬鹿正直に公表するとは思えんがな。▼
 
 《共通》
- [ドゥドゥー]
- ……殿下、先日、あなたを襲った盗賊も
 あの男が雇っていたということですか。▼
 
- [ディミトリ]
- そう言われているが、確かではない。
 繋がりを示す証拠は上がったようだがな。▼
 
- [イングリット]
- それにしても、こんな事件が起こるなんて
 今後が不安になりますね……。▼
 
- [アッシュ]
- はい……修道院の皆さんも、他に内通者が
 いるんじゃないかって不安がってましたし。▼
 
- [シルヴァン]
- 教団も、せめて雇い入れる連中くらいは
 先に身辺洗っとけって感じだよなあ。▼
 
- [アッシュ]
- きっと、そうもいかない事情が……
 ……あれ、何だか、外が騒がしいような。▼
 
- [セイロス騎士]
- 急げ!
 門の方は手配済みだろうな?▼
 
- [兵士]
- はい! 出入り口はすべて!▼
 
- [ラルヴァ]
- これは、トマシュが現れたみたいだね。▼
 君も行った方がいい。
 そんな気がするんだ。さあ、早く。▼
 
 《選択》
- 無言で駆け出す
 
- トマシュのことを口にしてから駆け出す
 
- [ディミトリ]
- おい、どこへ……
……まさか、トマシュ殿か!▼
 
- [シェズ(男性)]
- トマシュが現れたんじゃないか?
 気になることがあるから、行ってくる。▼
 
- [シェズ(女性)]
- トマシュが現れたんじゃないの?
 気になることがあるから、行ってくるわ。▼
 
- [ディミトリ]
- おい、だからといって勝手に……
 ……仕方がない、追いかけるか。▼
 
ムービー「闇に蠢く者」†
     (走る騎士たちの足が映る)
- [セイロス騎士]
- いたぞ!
 
 (トマシュを囲む騎士たち)
 (階段の上に走ってくるシェズ)
 
- [ラルヴァ]
- あの男……!
 
- [セイロス騎士]
- 大司教様がお呼びだ。
 共に来てもらおう。
 
- [トマシュ]
- ならば、この姿にも
 もう用はない……
 
 (杖をつき紫色の光に包まれるトマシュ)
 (吹き飛ばされる騎士たち)
 
- [セイロス騎士]
- これは……!?
 
- [ソロン]
- ふん……
 
- [ラルヴァ]
- 今のは……
 
 (自分が変身する姿を回想するシェズ)
 
- [ソロン]
- 愚かな獣どもが、邪魔をしおって……
 
 (姿を消すソロン)
 
- [セイロス騎士]
- 探せ!
 
- [セイロス騎士]
- はっ!
 
- [シェズ(男性)]
- 俺と同じ……?
- [シェズ(女性)]
- 私と同じ……?
コメント†