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会話集/支援会話
フェルディナントの支援会話†
リシテア†
支援C†
- [リシテア]
- 美味しいですね、この紅茶。
 甘さは物足りませんが、良い香りがします。▼
 
- [フェルディナント]
- 気づいてくれたかい?▼
 実は、希少な薔薇の蜜を加えたのだ。▼
 
- [リシテア]
- なるほど、だから独特な味がするんですね。
 ちょっと気に入ったかも。▼
 
- [フェルディナント]
- 蜜を濃く入れるほど、相手と濃密な時間を
 過ごせる……と言うわけさ。▼
 
- [リシテア]
- 蜜の濃度はこれで結構です。甘いお菓子にも
 よく合いますし。あ、もうお菓子が……▼
 
- [フェルディナント]
- む……もう食べてしまったのか。
 残念ながら菓子はそれでおしまいだ。▼
 今は甘味が手に入りにくくてね……。他に
 欲しい物があるなら、なるべく応えるが。▼
 
- [リシテア]
- いえ、特には。お菓子がないなら、
 紅茶もこれで十分です。それでは……▼
 
- [フェルディナント]
- 待ちたまえ。欲しい物がないなら、聞いて
 ほしい話はないか? 悩みがあるとか……。▼
 
- [リシテア]
- いえ、何も。それでは……▼
 
- [フェルディナント]
- ……リシテア。私は知っているのだ。君には
 平民になりたいという悩みがあるそうだね?▼
 
- [リシテア]
- ……誰から聞いたのか知りませんが、
 それは別に悩みではありません。▼
 平民になりたい、というのは
 そのとおりですけど。▼
 戦争が終わったら爵位を返上して、両親と
 静かに暮らすつもりです。それが何か?▼
 
- [フェルディナント]
- 貴族の身分を捨てるというからには、
 何か大変な事情があってのことなのだろう?▼
 それに、平民の暮らしがどのようなものか、
 きっと不安を抱えているはずだ。▼
 私の知る限り、貴族から平民に落ちた者は、
 誰もが例外なく苦しい思いをしている。▼
 そのような将来が待っているとすれば、
 悩みの一つや二つ、必ず出てくるものさ。▼
 
- [リシテア]
- あんたが言っているのは、何かやらかして
 爵位を取り上げられた没落貴族でしょう?▼
 わたしの場合、貴族の身分を捨てたくて
 捨てるんです。一緒にしないでくれます?▼
 
- [フェルディナント]
- そ、そうか……ならば、
 私から一つ、提案がある。▼
 平民になったとして、貴族との垣根を
 越えるような生き方をしてはどうだ?▼
 優秀な貴族としての経験がある君が、
 一平民として埋もれてしまうのは惜しい。▼
 君ならば、平民の目線からこの世界を
 変えていくような存在にもなれるはずだ。▼
 君からの提言なら貴族も必ず耳を傾ける。
 平民の暮らしをより良くするために……▼
 
- [リシテア]
- もうやめて。確かに、あんたの考えは
 素晴らしいと思います。▼
 でも……わたしにそんなことを
 語っても無意味です。▼
 平民のためとか、世界のためとか……
 それは貴族が考えることでしょう?▼
 わたしにはもう、このフォドラのために
 何かを背負うことなんてできない。▼
 ただ両親に寄り添って、残りの人生を
 静かに暮らすことしか……。▼
 
- [フェルディナント]
- リシテア……?▼
 
- [リシテア]
- あんたが入れた紅茶、美味しかったです。
 ごちそうさまでした。▼
 
(リシテアが去る)
- [フェルディナント]
- ………………。▼
 
支援B†
(※支援会話なし)
支援A†
- [フェルディナント]
- リシテア!▼
 
- [リシテア]
- ……大声で名前を呼ばないでください。
 何かわたしに用ですか?▼
 
- [フェルディナント]
- 君に伝えてたいことがあってきたのだ。
 少し時間を貰えないかね?▼
 
- [リシテア]
- 伝えたいこと……?
 構いませんが、手短にお願いします。▼
 
- [フェルディナント]
- もちろんだとも。
 率直に言って君の将来のことだ、リシテア。▼
 
- [リシテア]
- ……?▼
 
- [フェルディナント]
- 私は解せなかったのだ。君ほどの才女が、
 このような非合理な生き方を選ぶのか。▼
 何のために生き急いでいるのか、
 なぜ貴族の地位を捨てるのか。▼
 私は、その理由を探した。
 君の生きる理由を、理解しようとした。▼
 
- [リシテア]
- 迷惑なのでやめてくれます?▼
 ……って言っても手遅れですね。
 仕方ありません、続きをどうぞ。▼
 
- [フェルディナント]
- ああ。私はついに君の秘密を探り当て、
 ここに来た。▼
 君が、短命を宣告されているという
 事実を知ったのだ。▼
 
- [リシテア]
- ………………。▼
 それで、わたしの秘密を知って、
 あんたは何がしたいんですか?▼
 わたしには選択肢なんてないんです。
 だから、放っておいてください。▼
 
- [フェルディナント]
- ……本当に、選択肢はないのか?▼
 
- [リシテア]
- わたしは両親のこと以外に何も背負うことは
 できません。他に何の選択肢があると?▼
 
- [フェルディナント]
- それは、今はわからない。
 だが……▼
 
- [リシテア]
- ほら、わからないじゃありませんか。
 わたしだって、何かできるなら……▼
 
- [フェルディナント]
- 今は、と言ったぞ、リシテア。▼
 残された時間が少ないとしても、
 明日明後日という話ではないのだろう?▼
 それならば、何かがあるかもしれない。
 私を侮らないでもらいたい。▼
 
- [リシテア]
- 何かあるかもですって……?
 いったい何があるって言うんです?▼
 そんな正体のない希望にすがって
 生きるのは、ずっと前にやめたんです!▼
 
- [フェルディナント]
- リシテア……頼む。
 可能性から目を背けないでくれ。▼
 アランデル公を始め帝国の闇で暗躍していた
 連中は、多くの情報を置き去りにした。▼
 その内容について、ヒューベルトと共に
 調査してきたのは君も知ってのとおりだ。▼
 そしてその中から、コーデリア家で行われた
 実験についての記録が……見つかったんだ。▼
 
- [リシテア]
- ……!!▼
 本当、なんですか。▼
 
- [フェルディナント]
- ああ。それがすぐに君の問題の解決に
 繋がる保証は何もないが……▼
 
- [フェルディナント]
- リンハルトやハンネマン先生など、
 帝国の叡智が研究に乗り出してくれている。▼
 
- リンハルトロスト時
 またはハンネマン死亡時(EP.13~)
- [フェルディナント]
- 帝国の誇る紋章学者らにも協力を仰ぎ、
 幾つかの謎は解明されつつある。▼
 
《共通》
- [フェルディナント]
- だから待っていてくれ、リシテア。必ずや
 君の命が燃え尽きる前に間に合わせよう。▼
 
(フェルディナントが去る)
- [リシテア]
- ……そんなことが。▼
 って、フェルディナント!
 わたしもその調査に交ぜなさい!▼
 絶対そのほうが良いじゃないですか!
 待ちなさいってばー!!▼
 
(リシテアが走り去る)
レオニー†
支援C†
- [フェルディナント]
- これは……誰か掃除を怠ったな。
 今、綺麗にしてやるからな。▼
 
- [レオニー]
- ………………。▼
 
(暗転)
- [フェルディナント]
- うーむ、最近、手入れがおざなりなようだ。
 私が整備してやろう……。▼
 
- [レオニー]
- フェルディナント、道具の手入れ中か?
 それ、あんたの担当じゃなかっただろ。▼
 
- [フェルディナント]
- ああ。だが、放置はできないからな。
 長持ちさせたほうが、皆が助かる。▼
 
- [レオニー]
- わたしも手伝うよ。
 こういうの、嫌いじゃないんだ。▼
 
- [フェルディナント]
- そうか、ありがたい。ではそちらの道具から
 取りかかってくれるかね。▼
 
- [レオニー]
- 任せといて。
 ……ねえ、フェルディナント。▼
 あんた、本当に貴族か?▼
 
- [フェルディナント]
- 貴族か、だと!? 言うに事欠いて、
 私にそれを問うというのかね、君は。▼
 私が貴族でなければ……いったい誰が
 貴族だというのだ。▼
 私の名はフェルディナント=フォン=
 エーギルだぞ!▼
 
- [レオニー]
- いや、あんたの名がフェルディナント=
 フォン=エーギルなことはわかってるよ。▼
 
- [フェルディナント]
- まさか、エーギル家の爵位継承が保留に
 なっていることを指摘しているのか?▼
 そこを突かれると確かに痛いが、決して
 爵位を没収されたわけではないのだよ。▼
 
- [レオニー]
- へえ……
 いや、そういう話でもないんだけど。▼
 身分は確かに貴族様なんだろうけどさ。
 中身がどっか平民っぽいなーと思って。▼
 
- [フェルディナント]
- 中身が平民!? 誰よりも貴族らしく
 あろうとしている私が、平民……!?▼
 
- [レオニー]
- ああ、臭い厩舎の掃除を率先してやったり、
 汚れた道具の手入れを自分から始めたり。▼
 そんな貴族、聞いたことないよ。
 普通は平民にやらせるもんじゃないか?▼
 
- [フェルディナント]
- 何を言う。貴族は常に平民の模範たれ!
 私はそう考えている。▼
 特にここのように、身分の違う者たちが
 共同で生活を送る場所では……▼
 貴族こそが率先して行動しなければ。
 皆の先頭に立ってこその貴族なのだよ。▼
 
- [レオニー]
- うーん、その考えは立派だと思うけど、
 それを実践してる貴族って他にいるのか?▼
 帝国貴族は知らないけど、レスターの貴族は
 そんなこと考えてないんじゃないかな。▼
 顔を合わせただけで嫌な顔したり、平民を
 汚いもの扱いしたりする奴だっていてさ。▼
 
- [レオニー]
- ローレンツも貴族と平民を区別したり
 するけど、かなりマシなほうだよ。▼
 
- [フェルディナント]
- まあ、彼はこの私が認める貴族の一人では
 あるからな。▼
 ともかく……帝国にもそういった、
 貴族の風上にも置けない者はいるさ。▼
 
- [フェルディナント]
- ふむ……帝国にもそういった、
 貴族の風上にも置けない者はいるさ。▼
 
《共通》
- [フェルディナント]
- だが、そんな者たちをして「帝国貴族」と
 呼ばれるのは我慢がならないぞ。▼
 
- [レオニー]
- ふーん……?
 やっぱり国の違いが大きいのかね?▼
 
支援B†
- [フェルディナント]
- うむ、今日も逞しいな。
 しっかりと毛並みを整えてやろう。▼
 
(レオニーが来る)
- [レオニー]
- おい、フェルディナント。▼
 
- [フェルディナント]
- ああ、レオニーか。
 何の用だね?▼
 
- [レオニー]
- わたしは調べてきたんだ。
 やっぱりおかしいのはあんただった!▼
 
- [フェルディナント]
- ……私の何がおかしいのだ。
 言葉が足りないぞ、レオニー。▼
 
- [レオニー]
- 貴族でも、進んで厩舎を掃除したり、
 汚れた道具を整備したりするって話だよ。▼
 帝国の貴族で、担当でもないのに勝手に
 やってるのはあんただけだったぞ!▼
 つまり、帝国も同盟も貴族は同じ。
 わたしの言うことが合ってたってことだ。▼
 
- [フェルディナント]
- ううむ、君の言いたいことはわかった。▼
 確かに君の調べた範囲では、行動に
 移していたのは私だけだったのだろう。▼
 だが、それは表面的な話に過ぎない。
 本質は違う。▼
 
- [レオニー]
- 本質? どういう意味だよ?▼
 
- [フェルディナント]
- 真に貴族である者は皆、私と同じように
 考えているのだ。頭の中ではな。▼
 それを行動に移した者が、今回はたまたま、
 私しかいなかったのだろう。▼
 その行為をおかしいと断ずるのであれば、
 皆の思考もおかしいということになる。▼
 つまり、私を含めた世の貴族は
 皆おかしいということになってしまう。▼
 
- [レオニー]
- はあ? 意味のわからないことを言って、
 煙に巻こうとしてないか?▼
 どうしてそうなるんだよ。
 あんた以外の貴族はおかしくないって。▼
 
- [フェルディナント]
- ……どうやら議論は平行線のようだ。▼
 
- [レオニー]
- そうみたいだね。
 わたしが間違ってるとは思わないけどさ。▼
 
- [フェルディナント]
- ならば、わかってもらうしかあるまい。
 私が正しき貴族であると!▼
 
- [レオニー]
- だったら、こっちもわかってもらうよ。
 あんたみたいな貴族は他にいないって!▼
 
- [フェルディナント]
- ………………。▼
 
- [レオニー]
- ………………。▼
 
- [フェルディナント]
- ふっ、私としたことが少し意地を
 張ってしまったな。▼
 このような話、決して理解を
 強いるべきではないというのに。▼
 貴族にあるまじき行為だった。
 謝罪させてもらおう。▼
 
- [レオニー]
- いや、こっちこそ熱くなっちゃって……
 悪かったよ。▼
 あんたが率先していろいろやってくれるのは
 確かなのにさ。▼
 それが貴族かどうかなんて話、
 ほんとどうでもいいよな。ごめん。▼
 
- [フェルディナント]
- いいさ、気にすることはない。
 それに私には閃いたことがある。▼
 結局、問題は私ではなく……世の貴族が
 信用されていないことなのだ。▼
 となれば、私がいっそう行動に移し、
 貴族の正しさを知らしめねばならない。▼
 見ていたまえ、レオニー。
 きっと君が思う貴族は消えてなくなるぞ。▼
 
(フェルディナントが去る)
- [レオニー]
- ……ん? そうなったら凄いけど、
 もはや貴族とか関係なくならないか?▼
 平民に率先して汚い仕事をやり、平民を
 馬鹿にしないんだろ? 平民じゃないか。▼
 
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Last-modified: 2024-04-15 (月) 08:18:30