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会話集/支援会話
アネットの支援会話†
ローレンツ†
支援C†
- [ローレンツ]
- やあ、アネットさん。ごきげんよう。
 今日も君は溌剌として、可憐な花のようだ。▼
 
- [アネット]
- …………。
 ……ごきげんよう、ローレンツ!▼
 
- [ローレンツ]
- アネットさん?急に不機嫌になって、
 どうしたのかね?▼
 
- [アネット]
- 別に……不機嫌とかじゃないけど。
 ただ、ちょっと昔の出来事を思い出したの。▼
 魔道学院にいた頃、貴族の子に
 馬鹿にされたことがあったなあって……。▼
 
- [ローレンツ]
- なに? いったい誰がそんなことを?▼
 君ほどの才媛を捕まえて、馬鹿にするような
 貴族がいたら、顔を見て笑ってやるとも。▼
 
- [アネット]
- ふうん……じゃあ、ローレンツは
 鏡を見て笑わなきゃいけないね……。▼
 
- [ローレンツ]
- ……む、それはどういうことだね。
 まさか君を馬鹿にしたのが、この僕だと?▼
 
- [アネット]
- そうだよ。魔道学院で初対面のあたしを
 馬鹿にしたこと、覚えてるんだからね。▼
 『おや、こんな子供がいるとは迷子かね。
 親御さんはどこかわかるかな。』……▼
 『名門と名高い王都の魔道学院に、場違いの
 町娘がいたら馬鹿にされてしまうよ』って!▼
 
- [アネット]
- はあ……何が迷子よ。
 これは流石に怒っていいよね、あたし?▼
 
- [ローレンツ]
- む、おぼろげながら思い出してきたぞ。
 そうか、君があの時の町娘か!▼
 ああ、いや……君は町娘などではなく、
 ドミニク男爵の姪御だったのだな。▼
 これは本当に申し訳ないことをした。
 僕の無礼をどうか許してほしい。▼
 
- [アネット]
- ……ま、まあ、別にいいけど。
 根に持ってるのも馬鹿馬鹿しいし……。▼
 
- [ローレンツ]
- 学院の中で、再び君と話す機会でもあれば
 その時に誤解が解けたとは思うのだが……▼
 おそらくその日を最後に君と学院で
 顔を合わせる機会はなかったからな。▼
 
- [アネット]
- 言われてみれば、その日以来
 学院でローレンツを見かけなかったかも。▼
 
- [ローレンツ]
- あの後、すぐに同盟領へと
 帰還するよう父に言われたのだ。▼
 国王の崩御に伴って、王国内の情勢が
 不安定になってしまったからね。▼
 
- [アネット]
- ああそっか、なるほど……。
 “ダスカーの悲劇”、だね……。▼
 
- [ローレンツ]
- 万一のことがあっては、王国と同盟、
 両者の関係にもひびが入りかねない。▼
 そういった事情から、やむを得ず短期間で
 学院を辞めることになってしまったのさ。▼
 
- [アネット]
- そうだったんだ……それが今、こうして
 また一緒にいるなんて、不思議な縁だね。▼
 
- [ローレンツ]
- ああ、魔道学院、士官学校と続いて、
 三度目の縁となる。よろしく頼むよ。▼
 
- [アネット]
- うん! ……あ、でもまたあたしのことを
 子供とか言ったら、今度は許さないからね。▼
 
- [ローレンツ]
- そんなことは二度とないと約束するとも。
 それにあの時の詫びと言ってはなんだが……▼
 何かあれば必ず君の力になると約束しよう。
 必要とあらばいつでも呼んでくれまえ。▼
 この僕……ローレンツ=ヘルマン=
 グロスタールが、すぐに駆かけつけよう!▼
 はーっはっはっはっは!▼
 
- [アネット]
- あ、あははは……。▼
 
支援B†
- [ローレンツ]
- アネットさん、ごきげんよう。
 やはりここにいたのだね。▼
 
- [アネット]
- こんにちは、ローレンツ。何か用?▼
 
- [ローレンツ]
- いやなに、君にぜひとも
 伝えたい言葉があったのだよ。▼
 
- [アネット]
- ……え、何? もしかしてまた、
 よくわからない口説き文句が飛んでくるの?▼
 
- [ローレンツ]
- いいや違う。僕は君の努力と活躍を、
 大いに褒め称えたいと思ったのだ。▼
 
- [アネット]
- え? ああ……うん。ありがとう?
 ……何? どうしたの、いきなり?▼
 
- [ローレンツ]
- 戦場で、そして戦場の外でさえも、
 君は素晴らしい活躍を見せている。▼
 その力は、弛まぬ努力によって
 培われてきたものなのだろう。▼
 その素晴らしさは、君が貴族であろうと、
 たとえ町娘であろうと変わりはしない。▼
 
- [アネット]
- ………………。▼
 
- [ローレンツ]
- どうしたのだね?
 鳩が風魔法を受けたような顔をして。▼
 
- [アネット]
- いや、誰だってびっくりするでしょ。
 いきなりそんなふうに褒められたら。▼
 
- [ローレンツ]
- そこまで驚かれるというのも、
 悲しい気がするが……▼
 僕はただ、己の本心を伝えたかったのだ。
 君との間には、長らく誤解もあった。▼
 思っていることは、顔を合わせているうちに
 きちんと伝えておかねばなるまい。▼
 
- [アネット]
- ……ぷっ。あはは! ああ、おかしい!▼
 
- [ローレンツ]
- 今度は笑い出して、いったい何だね?
 僕におかしいところなどないだろう。▼
 
- [アネット]
- ごめんごめん。ただ、ローレンツって
 こう見えて本当に真面目だなあと思って!▼
 
- [ローレンツ]
- む、こう見えて、というのは心外だが……
 君に嫌な思いをさせたくはないからな。▼
 
- [アネット]
- ……それにね。やっぱり、自分の努力を
 認めてもらえるっていうのは嬉しいよ。▼
 昔、子供呼ばわりされて怒ったのも、
 努力を否定されたようだったからで………▼
 あなたに認めてもらったら、ずっともやもや
 していたものが、すっきりした気がする。▼
 
- [アネット]
- ローレンツって、ちゃんと人のことを見て、
 評価してくれるんだね。▼
 
- [ローレンツ]
- 当然だ。周りの者を正しく評価するのが、
 上に立つ貴族の役目なのだからな。▼
 
- [アネット]
- 役目か。……あたしも貴族の端くれだし、
 そういうところは真似していかなくちゃ。▼
 
- [ローレンツ]
- それがいい。では互いの貴族像について
 語り合うために、ここは食事でも……▼
 
- [アネット]
- ああでも、そういうお誘いは遠慮しておく。
 また幻滅しちゃうことがあったら困るし!▼
 
- [ローレンツ]
- そ、そうか。仕方あるまい。
 では機会を改めて……▼
 
- [アネット]
- それじゃ、あたしはそろそろ行くよ。
 今ならもっと頑張れる気がする!▼
 
- (アネットが立ち去る)
- [ローレンツ]
- ………………。▼
 ……まあ、いいだろう。仕方あるまい。
 僕も彼女に倣って、諦めずに努力をするさ。▼
 それこそが、ローレンツ=ヘルマン=
 グロスタールのあるべき姿だからね。▼
 はーっはっはっはっはっは!▼
 
イグナーツ†
支援C†
- [イグナーツ]
- ………………。▼
 ボクは騎士として役に立って
 いるのかな……?▼
 役に立つどころか、みんなの足を
 引っ張っているんじゃ……。▼
 
- [アネット]
- あれ、イグナーツ。どうしたの?
 何だか元気なさそうだけど……。▼
 
- [イグナーツ]
- あ、アネットさん。
 すみません、ご心配をおかけして……。▼
 ちょっと考え事をしていただけなので、
 ボクのことは気にしないで……▼
 ……あっ。そういえば、アネットさんって
 あのギュスタヴさんの娘……でしたよね?▼
 
- [アネット]
- えっ? うん、そうだけど。▼
 
- [イグナーツ]
- そうか、ファーガスでも随一と言われる
 騎士のギュスタヴさんだったら……!▼
 ……アネットさん!
 やっぱり、ボクの話を聞いてくれますか?▼
 
- [アネット]
- もちろん! 困ってる時はお互い様だもん。
 話してみてよ、イグナーツ。▼
 
- [イグナーツ]
- ありがとうございます。
 実は、最近悩んでいることがあって。▼
 ボクは騎士として、
 みんなの役に立てているのかな……と。▼
 
- [アネット]
- 十分立ててると思うけどなあ。
 みんなイグナーツを頼りにしてるよ?▼
 
- [イグナーツ]
- そんなこと……ボクは騎士なのに、特別
 武芸に優れているわけでもありませんし。▼
 だから、その……アネットさんのお父上の
 話を参考にさせてほしいんです!▼
 ギュスタヴさんは、歴代のファーガス王に
 仕えてきた伝説の騎士ですからね!▼
 
- [アネット]
- そ、そこまで父さんが褒められてると
 何だかあたしまで照れちゃうなあ……。▼
 もちろん、あたしの知ってることなら
 何でも教えてあげるよ。▼
 
- [イグナーツ]
- 助かります! じゃあ早速聞きますが、
 普段はどんな訓練をされているんですか?▼
 
- [アネット]
- 剣や槍の稽古は今でも毎日欠かしてないよ。
 たぶん、昔からずっと続けてるんだと思う。▼
 
- [イグナーツ]
- なるほど……やっぱりその努力が認められて
 王家の騎士に取り立てられたんでしょうか?▼
 
- [アネット]
- 努力っていうより……えっと、この話は
 伯父さんの冗談かもしれないんだけど……▼
 父さん、今のあたしたちより若い頃から
 王城付きの兵士として働いてたのね。▼
 で、40年くらい前かな。まだ小さかった
 先王陛下が、城壁から落ちたのを見て……▼
 咄嗟に槍を投げて、服を城壁に縫い留めて
 助けたのがきっかけだったって聞いたよ。▼
 
- [イグナーツ]
- え、ええ……。でも……冗談とも
 言い切れない妙な説得力がありますね……。▼
 
- [アネット]
- 以来、槍を投げて、木から落ちる葉っぱを
 幹に縫い留める訓練を1日に何百回も……▼
 
- [イグナーツ]
- そんな訓練を……。
 ……とても無理ですね。▼
 すみません、アネットさん……ボクには少し
 高すぎる目標だったかもしれません……。▼
 
支援B†
- [アネット]
- イグナーツ、この間はごめんね。
 力になってあげられなくて。▼
 
- [イグナーツ]
- ああいえ、とんでもないです!
 すごく参考になりましたし。▼
 何より、ギュスタヴさんの話を聞いて
 確信に至れたんです。ボクに……▼
 
- [アネット]
- 「ボクに騎士は向いてない」
 ……って、言おうとしてる?▼
 
- [イグナーツ]
- ……はい。あはは、アネットさんには
 何でもお見通しですね……。▼
 
- [アネット]
- そっか……あたしの話が誤解を招いたなら、
 ちゃんとそれを解かないと、だよね。▼
 
- [イグナーツ]
- えっ、誤解ですか?▼
 
- [アネット]
- うん。父さんは確かにすごい騎士だし、
 いろんな人からもそう言われてるけど……▼
 みんながみんな父さんみたいな騎士だったら
 戦争なんてやってられないと思うの。▼
 ああ見えて自分のことは結構適当だし、
 頭が固いところもあるし、心配性だし……▼
 
- [イグナーツ]
- でも、騎士は戦うのが仕事なんですし
 武芸に長けているのが一番なんじゃ……?▼
 
- [アネット]
- うーん、そうとも限らないと思うけどな。
 父さんの部下にも、いろんな人がいるよ。▼
 真面目なのに武芸の類いはからっきしで、
 馬にも乗れない騎士の人とかね。▼
 でも父さんは、その人を他の部下と
 同じように信頼して、背中を預けてる。▼
 
- [イグナーツ]
- ええっ、どういうことなんでしょうか?
 何もできないのに、信頼されてるんですか?▼
 
- [アネット]
- その騎士の人はね、戦いはいまいちでも
 お料理や食材についての知識は凄いんだ。▼
 行軍の途中、あと少しってところで敵襲を
 受けて、食糧が尽きそうになった時……▼
 その人の指示で、森で集めた食材を使って
 保存食をたくさん作って凌いだんだって。▼
 
- [イグナーツ]
- なるほど……その時に、
 ギュスタヴさんの信頼を勝ち得たんですね。▼
 
- [アネット]
- 人に得手不得手があるのは当然で、それを
 見抜いて上手く指示を出すのが上官の仕事。▼
 ……って、父さんの受け売りだけどね。
 イグナーツも悲観することないと思うな。▼
 前線で武器を振り回すだけが、
 騎士の仕事ってわけじゃないんだし。▼
 
- [イグナーツ]
- つまりはボクも、騎士として何かの形で
 みんなの役に立てるってことでしょうか?▼
 
- [アネット]
- うん。絵が上手いとか、美術品の知識が
 あるとか、周りをよく観察してるとか……▼
 長所はたくさんあるんだし、向いてない、で
 片づけちゃうのはもったいない気がするよ。▼
 
- [イグナーツ]
- そうか……そうですよね。この軍にも、
 いろんな人が集まっているんですし……。▼
 アネットさん。ボク……もう少しだけ、
 騎士として頑張ってみようと思います。▼
 
- [アネット]
- 本当?そう言ってもらえてよかった。
 なんだか他人事みたいな気がしなくって。▼
 ……ほら、あたしって気を抜くとすぐに
 とんでもないことを仕出かすじゃない?▼
 みんなの力になるどころか、足を引っ張って
 ばかりだなあって悩んだ時もあったから。▼
 
- [イグナーツ]
- いや、そんな……。アネットさんはいつも、
 ボクたちを助けてくれてるじゃないですか!▼
 今もアネットさんが励ましてくれなかったら
 ボクは騎士を辞めていたかもしれませんし。▼
 
- [アネット]
- えへへ、そう言ってもらえると嬉しいな。
 イグナーツの役に立ててよかった。▼
 お互い悩むこともあるけど、
 これからも一緒に頑張ろうよ!▼
 
- [イグナーツ]
- ……はい! アネットさんとなら、
 頑張れる気がします!▼
 
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Last-modified: 2024-01-06 (土) 12:44:52