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会話集/支援会話
セテスの支援会話†
ユーリス†
支援C†
- [セテス]
- ユーリス、少し良いだろうか。▼
 
- [ユーリス]
- おっと……何かご用ですか、セテスさん。▼
 仕事の話なら別の場所で聞きますけど。▼
 
- [セテス]
- いやなに、そんな話ではない。
 君が学者と話しているのを見かけたのでね。▼
 随分と真剣に聞き入っていたようだから、
 何を話していたのか気にかかったのだ。▼
 
- [ユーリス]
- え、ああ……まあ、セテスさんなら
 知っていて当然の話だと思いますけど。▼
 フォドラ十傑の伝承について、
 ちょっと教えてもらってたんですよ。▼
 
- [セテス]
- ほう、勤勉だな。
 素晴らしいことだ。▼
 
- [ユーリス]
- 勤勉も何も、貴族なら持ってて当然の教養が
 俺には備わってなかったってだけの話です。▼
 ……十傑は主より紋章の力を授かり、
 フォドラの地に迫った邪悪を打ち払った。▼
 そしてその力は、英雄たちを定命の肉体から
 解き放ち、死の淵からも救い上げた……。▼
 
- [セテス]
- そう伝わっているな。紋章を持つの中には
 常人より長く生きる者もいるというし……▼
 一説によれば、解放王ネメシスは
 数百年もの時を生きたとも言われている。▼
 
- [ユーリス]
- へえ……。▼
 
- [セテス]
- だが、なぜそのようなことに
 興味を持ったのだ?▼
 
- [ユーリス]
- あー……セテスさんになら、まあいいか。
 自分が何者かを、知りたかったからですよ。▼
 セテスさんの立場なら、俺が持ってる
 紋章についても知ってるでしょう。▼
 
- [セテス]
- ああ、君が士官学校に
 入学してきた時は驚いたものだ。▼
 何しろすでに失われたはずの、
 オーバンの紋章を持っていたのだから。▼
 
- [ユーリス]
- ……けど、その紋章がどこから来たのか、
 俺にはさっぱり見当がつかないんですよ。▼
 まあ、母親の身分が身分ですから、
 自分の父親がどこの誰かもわかりませんし。▼
 紋章の存在を知るまでは、自分が母さんの
 息子ってのは疑ってなかったですけど……▼
 知ってからは、自分のすべてに
 確証が持てなくなっちまったというか。▼
 
- [セテス]
- そうか……君自身にも、
 その紋章の由来はわからないのだな。▼
 
- [ユーリス]
- 十傑は、紋章の力を生まれながらに
 持っていたわけじゃないって話ですけど……▼
 もしかしてそういう線もあるかなと思って、
 十傑の伝承を調べてたんです。▼
 
- [セテス]
- ……君の紋章がどのようなものであれ、
 主からの授かり物であることには違いない。▼
 その血に宿る力に感謝し、大事にするのだ。
 そうすれば、いずれ道は見えてこよう。▼
 
- [ユーリス]
- あっはは、経典どおりの励ましをどうも。
 それじゃあ俺は用事があるので、これで。▼
 
- (ユーリスが立ち去る)
- [セテス]
- ………………。▼
 
支援B†
(※支援会話なし)
支援A†
- [ユーリス]
- はあ……死ぬかと思いましたよ。
 敵陣であんな罠に引っかかるとはね。▼
 
- [セテス]
- 君らしくもない失態だな。
 だが、よく生きて戻った。▼
 
- [ユーリス]
- ははは、正直自分でも信じられませんよ。
 ……ほんとにまだ生きてますか、俺。▼
 死にかけた経験はたくさんありますけど、
 今回は中でも二番目くらいに危なかった。▼
 
- [セテス]
- ほう、二番目か。
 となると一番目は何だ?▼
 
- [ユーリス]
- そりゃもう、ガキの頃に流行り病にかかって
 医者も金もねえってなった時ですかね。▼
 
- [セテス]
- ファーガスの流行り病か……。
 当時はかなり猛威を振るっていたと聞く。▼
 王妃でさえも命を落としたそうだが、
 よく医師にもかからずに生き残ったものだ。▼
 
- [ユーリス]
- 本当に。あの爺さんが助けてくれなかったら
 とっくに死んでたでしょうね。▼
 
- [セテス]
- ではその老人が、
 医師だったというわけか。▼
 
- [ユーリス]
- いやあ……それはないと思いますけどね。
 母さんが拾ったよぼよぼの行き倒れですよ。▼
 まともに歩けもしねえ有り様だったんで、
 しばらくうちで面倒見てたんですけど……▼
 俺が流行り病にかかって、母さんが
 手を尽くしてもどうにもならなくて……▼
 そんな時、爺さんが俺を助けてくれた。
 どんな方法を使ったかはわかりませんけど。▼
 
- [セテス]
- ……そうか。
 その老人は、今?▼
 
- [ユーリス]
- あっはは、とっくの昔に死にました。
 何年前の話だと思ってるんですか。▼
 
- [セテス]
- そうか、ではやはり彼が……▼
 ……君の話を聞いて、
 私も一つ思い出したことがある。▼
 不治の病人が紋章の力を与えられた途端に
 完治して、やがて十傑の一人となった……▼
 そういう話がかつてあったのだ。
 荒唐無稽とも言い切れまい。▼
 
- [ユーリス]
- はあ……えっと、ちょっと話に
 ついていけないんですけど……▼
 つまりあの爺さんが、俺を助けるために
 紋章の力を与えたってことですか?▼
 
- [セテス]
- そのような可能性もある、という話だ。
 もっとも、ただの推測に過ぎないがね。▼
 
- [ユーリス]
- ……いや、いやいやいや、待ってくれ。
 そりゃあそう考えれば辻褄は合うが。▼
 そうなるとあの爺さんが、女神様の
 使徒か何かだったってことになっちまう。▼
 はは……だとしたら俺は十傑と同じように
 とんでもねえ歳まで生きかねねえってか?▼
 
- [セテス]
- さあ、その老人が亡くなられたという今、
 それを確かめることは誰にもできん。▼
 だが、君が彼に救われたのは確かなのだ。
 その命は、大事に使いなさい。▼
 戦場でも、慎重に振る舞うといい。
 今回のようなことがいつ起こるとも限らん。▼
 
- [ユーリス]
- ……ですね。ご忠告痛み入ります。
 俺にはまだやるべきことがありますしね。▼
 
- [セテス]
- 今日は早く戻って休むといい。
 長話に付き合わせてすまなかったな。▼
 
- (ユーリスが立ち去る)
- (暗転)
- [セテス]
- ……自分の血を呪い続けた君は、
 最期にその血であの子の命を救ったのだな。▼
 君が最期に救いを得たと知って安心したよ。
 我が友オーバンよ……どうか、安らかに。▼
 
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Last-modified: 2022-09-06 (火) 18:04:37