会話集/支援会話
エーデルガルトの支援会話†
ディミトリ†
支援C†
- [エーデルガルト]
- ふ……何か言いたげね。▼
 
- [ディミトリ]
- ……折角、話をする機会を得られたのに
 いざ相対してみると難しいものだと思って。▼
 俺たちが腹を割って話し合うには
 少しばかり、人が死に過ぎた。▼
 
- [エーデルガルト]
- そうかしら。
 私はそうは思わないけれど。▼
 でも……貴方にしてみれば、”人を死なせ
 過ぎた”私に割る腹はないのでしょう。▼
 だとしたら、後は交わらぬ互いの道を、
 ただ信じて進んでいくだけよ。▼
 
- [ディミトリ]
- そういうつもりで言ったのではない。
 ……だが、結局はそこに帰着するのだろうな。▼
 俺は、己の選んだ道を正しいとは思わない。
 だが相応の覚悟を持って、選んだつもりだ。▼
 
- [エーデルガルト]
- ……私も、道を選べているといいのだけど。▼
 まあいいわ。こうして口を動かすより、
 足を動かしたほうがきっと有意義よ。▼
 
- [ディミトリ]
- ……そうだな。だがその前に、
 一つだけ俺の質問に答えてほしい。▼
 皇妃アンゼルマの……
 母親の行方を、知っているか。▼
 
- [エーデルガルト]
- どうして私にそんなことを?▼
 
- [ディミトリ]
- 皇帝ならば、彼女の行方を知っていると
 言った者がいた。……大方、妄言だろうが。▼
 
- [エーデルガルト]
- そう。私が彼女を最後に見たのは……
 もうずっと前の、子供の頃よ。▼
 帝国を追放される直前の……。
 その後のことは貴方のほうが詳しいのでは?▼
 
- [ディミトリ]
- そうか。……そうだよな。▼
 ありがとう、答えてくれて。……さて、
 まずここを抜け出す方法を見つけなければ。▼
 
- [エーデルガルト]
- ええ、何においても、
 外へ出ないと始まらな……くっ!▼
 
(暗転)
- [ディミトリ]
- ……いきなり揺れたな。▼
 
- [エーデルガルト]
- はあ……本当に何なのかしら、
 この空間は……。▼
 
(蹲るエーデルガルトにディミトリが手を差し伸べる一枚絵)
- [ディミトリ]
- 立てるか、エーデルガルト。▼
 
- [エーデルガルト]
- ええ、ありがと……あ。▼
 
- [ディミトリ]
- ……今ばかりは、互いの立場など
 気にしても仕方がないだろう。▼
 
- [エーデルガルト]
- ……そうね。
 気にしないことにしましょう。▼
 
(一枚絵が消える)
- [エーデルガルト]
- ふと、昔のことを思い出したわ。
 子供の頃にね。▼
 しゃがみ込んだ私の目の前に、急に手が
 現れて……思わず手を取ってしまった。▼
 相手が誰かを確かめもせず……
 成長していないわね、私も。▼
 
- [ディミトリ]
- ………………。▼
 
- [エーデルガルト]
- ディミトリ? どうかしたの?▼
 
- [ディミトリ]
- ……いや。俺も、いつかこうして誰かに
 手を貸してやった記憶があるなと思って。▼
 
- [エーデルガルト]
- 貴方は、しょっちゅうやっていそうよね。▼
 誰に手を貸したのか、すべてを覚えては
 いないんじゃないかしら。▼
 
- [ディミトリ]
- ……生憎と俺は、大事な相手の顔を
 簡単に忘れられるような性質ではないのでな。▼
 
- [エーデルガルト]
- さあ、これ以上、無駄口を叩いていたら
 二人に呆れられてしまうわ。▼
 この空間を、脱しましょう。▼
 
《青燐の章の場合》
- [エーデルガルト]
- 戻ったところで、私が無事でいられる
 保証はないけれど、ね。▼
 
《共通》
- [ディミトリ]
- ………………。▼
 
- [エーデルガルト]
- ディミトリ、何をしているの?
 置いていくわよ。▼
 
- [ディミトリ]
- ああ、行こう。……エル。▼
 
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