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会話集/支援会話
ディミトリの支援会話†
ユーリス†
支援C†
- [ユーリス]
- どうした、今日は妙に街が騒がしいな。
吟遊詩人でも来てんのか?▼
- [子供]
- ユーリス兄ちゃん、知らないの?
最近、街に面白い騎士が来ててさ。▼
- [ユーリス]
- 面白い騎士……?▼
- [子供]
- うん、なんかすっげえ馬鹿力でさあ。
鍛冶屋の荷物を全部運んでくれたり……▼
酒場でいつも喧嘩してる連中がいただろ?
それをまとめて黙らせてたりしてくれたんだ。▼
喋ってみると、世間知らずなんだか
そうじゃないんだかよくわからない奴で……▼
- [ユーリス]
- ………………。
……いや、まさか。いるわけねえよな?▼
- (ディミトリが現れる)
- [ディミトリ]
- ……ユーリス? お前、なぜここに。▼
- [ユーリス]
- ………………。
いやがった……。▼
- [ディミトリ]
- ちょうどよかった、手伝ってくれ。
馬車の整備のために、人手が要るんだが……▼
- [ユーリス]
- あんたなあ……ちょっと来い。▼
- (暗転)
- [ユーリス]
- あのなあ……不敬を承知で言うが、
あんたは馬鹿か? つーか何しに来た?▼
- [ディミトリ]
- 何を……と言われても。ちょうど時間が
空いたから、街の様子を見に来ただけだが。▼
- [ユーリス]
- なら治安の良い表通りにしとけよ。
何でこんなクソ物騒な裏通りに来やがった。▼
貧民窟とまでは言わねえが、
この辺りには金のねえ流れ者が多い。▼
王様がそんなところを独りでほっつき歩いて
何かあったらどうするつもりだよ。▼
- [ディミトリ]
- ……ならば、俺はどのようにして
ここに暮らす人々の生活を知ればいい。▼
フェルディアの玉座の上から見えるのは、
日の当たる表通りの様子だけだ。▼
人を遣って調べればいいのかもしれないが、
できるなら自分の目と耳で確かめたい。▼
- [ユーリス]
- ……あんた、確かまだガキはいねえよな?
あんたが死ねば王位を巡って内乱が起きる。▼
そうなりゃ、貴族も大勢死ぬだろうが、
農民や貧民だってゴミのように死ぬんだ。▼
今んとこ、あんたの施政の評判は上々だよ。
だからこそ長生きしてほしい。わかるな。▼
どうしてもここに来てえなら、せめてあの
デカブツでも誰でも護衛を連れてこい。▼
- [ディミトリ]
- ……そうだな。お前の言うことは正しい。
自分の軽率さを反省しなければなるまい。▼
- [ユーリス]
- 阿呆は阿呆でも話の通じる阿呆で何よりだ。
これからはもっと自分の命を大切にして……▼
- [ディミトリ]
- ならばユーリス、俺が街にいる間はお前が
俺の護衛をしてくれ。腕は確かだろう?▼
- [ユーリス]
- ……はい?▼
- [ディミトリ]
- お前の目を通してこの街を見れば、
いつもと違う景色が見えそうだと思って。▼
そもそも、ドゥドゥーに相談しようものなら
街に出るのも禁じられかねない。……頼む。▼
- [ユーリス]
- ……ぶっ、ははっ、傑作だ! この俺も、
国王から頭を下げられる身分になったか!▼
くく、仕方ねえ、引き受けてやるよ。
責任持って御身をお守りします、ってな。▼
支援B†
- [ディミトリ]
- ……どうした、ユーリス。
人の顔をじろじろと見て……。▼
- [ユーリス]
- いや、おかしな話だと思ってよ……。
あんたがこんな街に馴染んじまってるとか。▼
- [ディミトリ]
- そうか、馴染めているか!
俺はここが好きだ。この街も、街の者も。▼
確かに裏通りには流れ者も多いが、
それはつまり、懐が広いということだろう。▼
俺のような素性の知れない人間も、
人々は笑って受け入れてくれる。▼
- [ユーリス]
- いやまあ、流石にあんたが王様だと知ったら
みんなひっくり返るだろうけどな……。▼
で、掃き溜めの視察はどうでしたか、陛下。
見えたのかよ、違う景色とやらは。▼
- [ディミトリ]
- そうだな……俺は長らく、貧しい者たちを
どうしたら救えるかとばかり考えていた。▼
施療院の設立や、教会への出資……
そうした上からの援助が最も肝要だ、と。▼
だが、この街の人々を見て思ったんだ。
彼らはただ救いを待つだけの弱者ではない。▼
- [ユーリス]
- お前の言う弱者ってのの定義はさておき、
そうおとなしい連中でもねえのは確かだな。▼
- [ディミトリ]
- 理想論ではあるが、俺は貴族だけでなく、
一人一人の民が納得できる政治がしたい。▼
そのために、彼らが声を上げる機会が……
領主や王が、その声を聞く機会が必要だ。▼
とはいえ、俺がすべての街や村落を巡って
実情を見て回るわけにもいかないだろ。▼
せめてそうした法や制度を整えていけば、
少しは理想に近づけられるのではと思った。▼
- [ユーリス]
- ほー……そりゃ実現できたなら万々歳だが、
そう簡単にはいかねえと思うぜ?▼
まずはその手の貧しい連中に、
最低限の知恵をつけさせてやらねえと。▼
もちろん「腹が減った」とか「税が重い」
くらいの話ならできるかもしれねえが……▼
例えば、領主の政策や方針の意図をきちんと
理解して意見するのには、教養が必要だ。▼
- [ディミトリ]
- 教養……
やはり、重要なのは教育、というわけか。▼
- [ユーリス]
- ああ。で、厄介なことに人間ってのは寝床と
食い物がねえと学ぶ気にならねえもんだろ。▼
- [ディミトリ]
- 生活の向上が最優先……教育は、
その上にこそ成り立つということだな。▼
何をするにも資金が必要だが……
今は戦の最中だ。国庫は潤沢とは言い難い。▼
俺にできることといえば、この戦争を
一刻も早く終わらせることくらいだが……▼
- [ユーリス]
- ようは金の問題、ってことか。だったら、
俺たちを使う気はないか、ディミトリ。▼
金が要るなら信頼できる豪商を紹介しよう。
汚ねえ仕事が御所望なら部下を貸してやる。▼
代わりにあんたはちょっとばかり、
俺たちの“後ろ盾”になってくれればいい。▼
- [ディミトリ]
- 王の名を借りて悪事を働くつもりなら、
俺も簡単には頷けないな。それに……▼
そうしてお前に食い潰された
領主についても、俺は聞き及んでいる。▼
- [ユーリス]
- あいつらとあんたは違う。あんたと俺の
力があれば、俺の夢は叶うと思ってる……。▼
あんたを相手に悪徳な商売はしねえよ。
これは俺の、精一杯の善意だ。▼
- [ディミトリ]
- お前の、夢?▼
- [ユーリス]
- まあ、それは追々話すよ。
で、どうする王様? 交渉成立か?▼
- [ディミトリ]
- ……前向きに考えておく。俺もお前と
共に過ごして……お前を信じたいと思った。▼
- [ユーリス]
- 俺なら必ず、あんたの役に立ってやれる。
色よい返事を期待してるぜ。▼
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Last-modified: 2022-09-02 (金) 12:08:59