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会話集/支援会話
シルヴァンの支援会話†
イグナーツ†
支援C†
- [シルヴァン]
- おっ、イグナーツ。
やっぱりここにいたか。捜したんだぜ。▼
- [イグナーツ]
- ……し、シルヴァンくん。
すみません、ボクに何か用ですか?▼
- [シルヴァン]
- ああ、ちょっとな……あ、もしかして
絵を描いてたのか? 邪魔しちまったかな。▼
- [イグナーツ]
- い、いえ。大丈夫ですよ。
何でしょうか……?▼
- [シルヴァン]
- ちょっとこの絵を見てくれないか?
俺の実家で埃を被ってたものなんだが……。▼
- (女性の肖像画)
- [イグナーツ]
- この絵……ファーガスの絵画にしては、
珍しい作風ですね。帝国の画家の作かな。▼
- [シルヴァン]
- 確かに、技法や画風もファーガスじゃ
あまり見ないような代物だよな。▼
父上の前妻は帝国貴族の娘だったから、
その人が持ち込んだのかもしれない。▼
- [イグナーツ]
- そうだったんですね。初耳です。
……それにしても、すごく綺麗な絵ですね。▼
- [シルヴァン]
- ははっ、イグナーツもそう思うか?
本当に綺麗な人だよなあ。この女の人!▼
- [イグナーツ]
- ボクはその人のことを言ったんじゃ……
いや、確かに綺麗な人ですけど……。▼
どことなくレア様のような……
とても優しそうな顔をした女性ですよね。▼
- [シルヴァン]
- ……しかし、この人がどこの誰なのか、
実在する人なのかもわからないんだ。▼
- [イグナーツ]
- なるほどボクに聞きたいことというのは、
もしかしてこの女性の正体……ですか?▼
- [シルヴァン]
- ああすごく綺麗な絵だったせいか
昔見た時から、頭の隅に引っかかっててね。▼
お前が絵画に詳しいって話を聞いてから、
機会があったら尋ねたいと思ってたんだよ。▼
- [イグナーツ]
- あ、あまり期待しないでくださいよ?
ボクにもわからないことはありますから。▼
……けれど、女性の正体は気になりますし、
ボクなりに少し調べてみようと思います。▼
- [シルヴァン]
- 本当か? 助かるぜ、イグナーツ。
俺だけじゃどうにもならなかったからなあ!▼
教会の関係者ならまだしも、王国貴族って
こう……よく言えばその、武芸一辺倒だろ?▼
そんな国柄なもんだから、美術書の類いを
手に入れようと思っても一苦労でね。▼
- [イグナーツ]
- あはは……宗教美術は発達していますけど、
世俗の美術については何も言えないですね。▼
でもこの絵って、それこそセイロス教に
関係した絵画なんじゃないでしょうか?▼
- [シルヴァン]
- え、そうなのか? その割には、
そういう意匠が見受けられないような……▼
- [イグナーツ]
- 君も知っていると思いますが、
経典や伝説に出てくる人物を描く時は……▼
その人物を表すものや、関係するものが
同じ画面に描かれる場合が多いんです。▼
- [シルヴァン]
- 聖セイロスの剣とか、聖セスリーンの
魚とかだろ? 特に見当たらないが……▼
- [イグナーツ]
- そうですね……でもこの鳥とか、
不自然なくらいに強調されているような気がします。▼
- [シルヴァン]
- 確かに言われてみれば……けど、こんな鳥
を象徴としてる人はいたかな。聖マクイルか?▼
しかし聖マクイルは男だったそうだし、
ちょっと違うような気もするな……。▼
- [イグナーツ]
- あの……シルヴァンくん、詳しいんですね。
ごめんなさい。ちょっと意外でした。▼
正直なところ、ボクなんかとは
全然違う世界の人だと思ってましたよ……。▼
- [シルヴァン]
- イグナーツ、俺を誰だと思ってるんだ。
俺はファーガス一、芸術を解する男だぜ?▼
まあ、勉強しようと思ったきっかけは
女の子との話の種になるからなんだがな!▼
- [イグナーツ]
- あ、あはは……。ごめんなさい……
やっぱり、違う世界の人だったかも……。▼
支援B†
- [シルヴァン]
- よう、イグナーツ。どうだ?
あれから調べは進んだか?▼
- [イグナーツ]
- はい。少しずつですけど、あの絵について
わかってきたことがあるんです。▼
まず、この絵画が描かれた年代ですね。
使われている画布や、顔料の色を見ると……▼
およそ、200年前の作品だと思います。
大修道院に士官学校が設立された頃ですね。▼
- [シルヴァン]
- へえ……! 流石だな、イグナーツ。
そんなにはっきりした時期までわかるのか?▼
- [イグナーツ]
- はい。最も特徴的なのは、この女性の服に
使われている、鮮やかな青の顔料ですね。▼
これはパルミラのほうで産出される宝石を
砕いて作った貴重なものなんですよ。▼
フォドラに入ってきたのは、200年前に
パルミラの大攻勢があってからで……▼
- [シルヴァン]
- ああ、なるほど……。だから少なくとも、
その前の作品ではないってことだな。▼
- [イグナーツ]
- はい。それから画布の……っと、いちいち
話していたら長くなっちゃいますね。▼
シルヴァンくんのほうはどうでしたか?
王都の教会で、書物を当たったそうですが。▼
- [シルヴァン]
- とりあえず、聖人関係の列伝を読んできた。
やっぱり鳥と言えば聖マクイルだが……▼
聞いて驚け。200年ぐらい前にいた
ある大司教に、こんな逸話があったんだ。▼
病弱で在位期間も短かったのか、
俺も聞いたことのない名だったが……▼
その方が亡くなられた日には、白い鳥が
大修道院の城郭に集まって嘆いたそうだ。▼
- [イグナーツ]
- 200年前……! もしかすると、
それがこの方なのかもしれません。▼
- [シルヴァン]
- ああ、俺も驚いたよ。年代といい、
偶然の一致とは言えない気がするな。▼
- [イグナーツ]
- だけど……時の大司教にしては、
すごく素朴な衣装を着ている気がします。▼
- [シルヴァン]
- それなんだよ。何でだろうな? 普通、
大司教ってもっと豪華な服を着てるだろ。▼
- [イグナーツ]
- これは肖像画というより……この方の、
逸話を描いたものなのかもしれませんね。▼
例えば、貧しい人たちに施しをしたとか、
きらびやかなものを好まなかったとか……。▼
あるいは他ならぬ本人が、こういった
素朴な姿の肖像を残すのを望んだとか。▼
……まあ、これは根拠なんてない、
ただのボクの想像なんですけどね。▼
- [シルヴァン]
- 大司教ってのもまあ、推測だしなあ。
前提が間違ってるって可能性も大いにある。▼
ん? 大司教? ……大司教か。
やっぱり、レア様に似てるような……。▼
- [イグナーツ]
- うーん……確かにそれはそうですけど……
でも、流石に他人の空似じゃないですか?▼
大司教は世襲じゃないですし、血縁という
可能性はほとんどないと思いますけど……。▼
- [シルヴァン]
- そうか。まあ、そうだよな。流石に全体的な
雰囲気のせいだろう、きっと。▼
……しかし、そんな絵がうちの実家に
眠っていたとはな。正直驚きだよ。▼
お前に見せて良かった! そうでなきゃ、
俺はずっともやもやしたままだったな。▼
- [イグナーツ]
- あ、ありがとうございます……!
ボクも、この絵に出会えて良かったです。▼
素晴らしい芸術に出会えたという意味でも、
君を知ることができたという意味でも。▼
君は、ボクの想像していたより、
ずっと話しやすくて面白い人でしたから。▼
- [シルヴァン]
- ははは、なら誤解が解けたようで何より。
これからも末永く、仲良くしてくれよな。▼
- [イグナーツ]
- はい。こちらこそ!▼
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Last-modified: 2022-10-11 (火) 18:00:23