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会話集/支援会話
主人公(男性)の支援会話†
クロード†
支援C†
- [クロード]
- よう、先生。
相変わらず愛想のない顔してんなあ。▼
達観なのか諦観なのか……
はたまたあらゆる事象に無関心なのか……。▼
おっと、失礼……。悪気はないんだ。
むしろ先生には興味津々でね……。▼
ちょっと話を聞かせてくれないか。
今なら時間あるだろ?▼
《選択》
- [クロード]
- 流石は、先生。
新米教師にしちゃ上出来な対応だ。▼
- [クロード]
- おいおい、あんたも教師なら
積極的に生徒と向き合わなきゃ駄目だろ。▼
《共通》
- [クロード]
- とはいえ、ついこの間までは、血生臭い
戦場に身を置いてた傭兵だったんだもんな。▼
いきなり教師になれったって、
そりゃあ無茶な話だと思うよ。▼
戦い方は、親父さんから学んだのか?▼
《選択》
- [クロード]
- 親父さん、元騎士団長なんだろ?
傭兵としても活躍してたようだしな。▼
- [クロード]
- そうなのか? だが、教えは受けてなくても
親父さんの戦い方を見てきたんだろ。▼
《共通》
- [クロード]
- しかし、あんたも傭兵になっちまって、
母親は寂しかったんじゃないのか?▼
《選択》
- [クロード]
- あ、そうか……じゃあ、ずっと親父さんに
戦場を連れ回されてたってわけだ。▼
俺たちと同年代だってのに、
その落ち着きようは妙だと思ってたが……▼
大きな屋敷でぬくぬくと育ったような
貴族の子弟たちとは根本から違うわけだ。▼
《選択》
- [クロード]
- おっとっと……これでも同盟諸侯の筆頭格、
リーガン公爵家の嫡子なんだが。▼
とはいえ俺も、他の貴族たちのように
ぬくぬく育ってきたってわけじゃない。▼
だから、もしかするとあんたとは
気が合うかもしれないぜ?▼
級長として協力できることはするよ。
これからも気軽に話しかけてくれな。▼
(主人公が頷く)
支援B†
- [クロード]
- ……ああ、先生。
ちょっと待ってくれ、もうすぐ片づくから。▼
《選択》
- [クロード]
- 毒薬に関する面白い文献を見つけてね、
試しに調合してみたんだ。▼
- [クロード]
- いや、もうすぐ終わる。
今、新しい毒薬を調合中でね。▼
《共通》
- [クロード]
- ………………。
……よし、これで完成。▼
無色透明、無味無臭なんだ。使い勝手が
良さそうだろ? 先生、試してみるか?
《選択》
- [クロード]
- おいおい、冗談だろ。こいつを飲むと、
2日後に猛烈に腹を下すことになるぞ。▼
- [クロード]
- 飲んだ2日後に猛烈に腹を下すんだ。
命を奪わず動きを封じる、平和な毒薬だ。▼
《共通》
- [クロード]
- 2日後ってのが気に入ってね。
直前に仕込むのが難しい状況でも使える。▼
あー、いや、すぐに使う予定はないよ。
手持ちの札を増やしておきたかっただけさ。▼
策を立てる時、手札は多いほうがいい。
これは俺の趣味みたいなもんなんだ。▼
《選択》
- [クロード]
- そうだな……そういう類の備えが
必要な環境で育ったからかな。▼
俺もぬくぬくと育ってきたわけじゃないって
前に言っただろ?▼
ガキの頃から、俺は周りの連中に
「異物」と見られてたようでね。▼
何をしたわけでもないのに、恨まれ、
憎まれて、殺されかけたこともある。▼
《選択》
- [クロード]
- もちろん俺はただの人間さ。けど、どんな
人間だって特定の環境下じゃ異物になる。▼
で、やられっ放しじゃ身が持たないから
逃げたり戦ったりの繰り返し……。▼
クロード少年は泣きながら奇策を絞り出し、
難を避け、敵を陥れることを考え続けた。▼
親は放任主義でね、自分で乗り越えなきゃ
強くなれないとか言っちゃってさ。▼
結果、俺は親の期待どおりに、
逞しく育ちましたとさ。めでたしめでたし。▼
《選択》
- [クロード]
- おっとっと、他人事かよ?
先生だって異物の資質は十分あるんだぜ。▼
俺が見たところ、あんたは他の誰とも違う。
気をつけたほうがいいんじゃないか?▼
ま、俺はそういうあんたのことを
ちょっと気に入ってるんだけどな。▼
支援B+†
- [クロード]
- なあ、先生。
あんたは神様ってのを信じてるか?▼
あ、セイロス教の女神様って意味じゃなく、
もっと漠然とした……▼
人の運命を握ってるような、
そういうデカい存在をさ。▼
《選択》
- [クロード]
- へえ……意外だな。
俺も、最近は少し信じ始めてるけどな。▼
- [クロード]
- やっぱり、そうか。
俺も、まったく信じてなかったよ。▼
《共通》
- [クロード]
- 元々、俺は神頼みってのが嫌いでね。
頼れるのは自分だけだと信じてきた。▼
その考え方は今も変わらないよ。
神に祈って運に任せても戦争には勝てない。▼
結局はどれだけ多くの兵を集められるか、
どれだけ多くの策を用意できるかで決まる。▼
だが……自分の力ではどうにもならない、
奇跡みたいなものは、ある気がしてな。▼
どれだけ計算しても辿り着けない、
運命としか言いようのない出来事。▼
例えば……
あんたと出会えたことがそうだ。▼
《選択》
- [クロード]
- あんたはどうやら、とんでもない奴らしい。
みんな、そう思ってるぜ。▼
天帝の剣を操る力、軍略の才、それに
誰をも信頼させちまう不思議な魅力……▼
あんたと出会うまで、あんたみたいな奴が
いることすら想像してなかったよ。▼
それが今となっては、俺にとって
必要不可欠な存在になってる。▼
俺の望みは、あんたなしでは叶わない。
勝手な話だが、そう確信しちまってるのさ。▼
この出会いが偶然とは思えなくてね。
となるともう、運命としか言いようがない。▼
俺の望みに共感してくれた神様が、俺に
奇跡を与えてくれたんじゃって思うのさ。▼
《選択》
- [クロード]
- あー、フォドラの女神様とは違う神さ。
つっても想像できないかな。▼
神様ってのは、どこにでもいるんだよ。
海や山を越えた遠い国々にも。▼
フォドラの中も外も関係なく、
もっとでかい世界の中で……▼
干渉せず、生かすも殺すもせず、
俺たちのことをただ見守ってて……▼
でもたまに、ちょっとだけ奇跡をくれる。
そういうのが、俺の思う神様だ。▼
《選択》
- [クロード]
- まあ、俺の中の神様の話だ。▼
- [クロード]
- おいおい、そんなこと言ったら、
セイロス教徒に怒られちまうぜ?▼
《共通》
- [クロード]
- ただ、俺は思うんだよ。
どんな神を信じるも自由。▼
神は、信じるその人の、
心の拠り所であればそれでいいって。▼
おっと……流石にここじゃ、
場違いな話だったかもな。▼
《選択》
- [クロード]
- だよな。あんたなら理解してくれると
思ってたんだ。▼
- [クロード]
- おいおい、脅かさないでくれよ。
あんたなら理解してくれるだろ?▼
《共通》
- [クロード]
- ま、当分は俺とあんたの間だけの
話にしといてくれよな。▼
支援A†
- [クロード]
- ……ああ、あんたか。
どうしたんだ、こんな時間に。
《選択》
- [クロード]
- そうか。考えるべきことが多いと、
なかなか寝つけないよな。▼
- [クロード]
- 何だか頭が忙しくてさ。
あれこれ考えてたら眼が冴えちまった。▼
《共通》
- [クロード]
- こういう時は、ぼんやり星空を眺めて
頭を冷やすんだ。ガキの頃からそうしてた。▼
だだっ広い星空を見てると、俺のちっぽけな
望みなんてすぐに叶いそうな気がしてさ。▼
ガキの頃は神様なんて信じてなかったが、
この星空が神様の代わりだったのかもな。▼
……なあ、先生。
もう少し話に付き合ってくれるか?▼
(主人公が頷く)
- [クロード]
- ……とっくに気づいていると思うが、
俺はフォドラの外の世界で生まれた。▼
俺が生まれた土地では、フォドラの民は
“臆病者”と見下されててな。▼
俺にはその“臆病者”の血が、
半分だけ流れてた。母方のさ。▼
ガキの頃、俺が周りの連中から「異物」
扱いされてたのは、そういう訳なんだよ。▼
けど俺は、フォドラの民が臆病者じゃないと
知ってた。そんな見方は偏見だと。▼
何しろ、俺がよく知るフォドラの民、
つまり母さんは……▼
敵国の男に惚れて、フォドラを飛び出す
ような、破天荒で骨のある女なんだぜ。▼
だから俺は、馬鹿にする奴らをねじ伏せた。
臆病者じゃないと証明するために。▼
だが、俺一人認められても意味がないんだ。
土地に根づいた価値観ごと変えなきゃ。▼
俺は思い立って、フォドラを覗きに来た。
何か希望が見つかるんじゃないかってな。▼
ところがだ。こっちはこっちで、外の世界の
人間を、化け物か何かだと思ってやがる。▼
呆れたね。文化も信仰も違うってのに、
そこだけは同じだってんだから。▼
で、これはもう、この世界を全部まとめて
ひっくり返すしかないと思い至ったのさ。▼
……5年前、俺が士官学校に入ったのも、
その足掛かりを得るためだった。▼
同盟をまとめ上げて、フォドラを統一し、
そこから新しい価値観を描き直して……▼
その後は外の世界だ。
壁を壊し、雪崩れ込んで、ひっくり返す!▼
どうだ、荒唐無稽な夢物語だろ?
それとも壮大な野望だと思ってくれるか?▼
《選択》
- 「夢物語は、実現しそう?」「野望は、叶えられそう?」を選択
- [クロード]
- 少し前までは、
我ながら無謀すぎると思ってたが……▼
今は違う。
あんたが、側にいるからな。▼
最近、思うんだ。
あんたがいなきゃ、ここまで来れなかった。▼
けど、あんたと一緒なら、
どこまででも行けるってな。▼
だから、これからも俺の隣で、
一緒に歩み続けてほしい。▼
見たかった景色を、
一緒に見られる日まで。▼
ローレンツ†
支援C†
- [ローレンツ]
- 先生、失礼するよ。
貴方が僕を捜していると聞いてね。▼
まさか先生の代わりに講義をしろとでも
言うんじゃないだろうね?▼
いくら僕が優秀でも、それは……
違うのか? じゃあ、何の用かな?▼
《選択》
- [ローレンツ]
- 苦情? 先生に? この僕についての?
はっははは、何かの間違いだろう。▼
名門グロスタール家の嫡子として、
普段の素行には人一倍、気を遣っている。▼
僕よりも素行の良い者を見つけるほうが
よほど難しいと思うがね。▼
ああ、そうか。僕のような貴公子がいては
勉学に集中できないと、そういうことか?▼
やれやれ……罪だな、僕は。意図せず
女性の心を惑わせてしまうとは……。▼
《選択》
- [ローレンツ]
- なっ……? 失敬な!
そんな苦情を申し立ててきたのは誰だ?▼
《選択》
- [ローレンツ]
- ぬっ……。▼
……確かに、女性に声をかけたり、
食事に誘ったりすることはあるさ。▼
一見、育ちのいいお嬢様でも、本当に僕と
釣り合うだけの器量があるかはわからない。▼
だから、相手をより深く知るために、
食事に誘うのは必要なことなのだよ。▼
なかなか誘いを受けてはもらえないが……。
どうやら皆、僕に遠慮があるらしくてね。▼
だが、しつこく誘うようなことは
断じてしていない。断じて、だ。▼
……日を置いて、再度誘うことはあるが。
あくまで、紳士的にさりげなく、だ。▼
《選択》
- [ローレンツ]
- 何だと……? 馬鹿な!
この僕の誘いが迷惑などと!▼
品行方正、容姿端麗、才気煥発にして
名家の嫡子である僕の誘いが迷惑などと!▼
信じられん……。どういうことだ……。
これは何かの陰謀ではないのか?▼
そうだ、そうに違いない。
先生、これは何者かによる陰謀だ。▼
僕を妬む何者かが、僕を陥れようとして
こんな噂を……ふ、だが稚拙な計略だな。▼
そういう訳だから先生。
今後はくだらぬ噂に耳を貸す必要はない。▼
さて、僕も忙しい身なのでこれで失礼する。
ご機嫌よう、先生。▼
- [ベレト]
- ………………。▼
支援B†
- [ローレンツ]
- 先生、また僕をお捜しかな?▼
僕も忙しい身でね、気軽に呼びだされると
困るんだが……。▼
《選択》
- [ローレンツ]
- やれやれ……先生は、まだそんな苦情に
耳を貸しているのか。▼
言っただろう、これは何者かの陰謀だ。
この僕が誰かに迷惑をかけることなど……▼
《選択》
- [ローレンツ]
- いや、待ちたまえ。待ってくれたまえ。
先生は騙されているのだ。▼
もしくは、苦情を申し立てている者が、
何者かに何事かを吹き込まれてだな……▼
《選択》
- これが現実だ
- しばらく控えるべきだ
- 大きな問題に発展しかねない
- [ローレンツ]
- う……しかし……。▼
- [ローレンツ]
- そんな、大げさな……。▼
《共通》
- [ローレンツ]
- 聞いてくれ、先生。僕は何も、好き好んで
女性を口説いているのではない。▼
あくまで、グロスタール家の嫡子としての
責務を果たさんがためなのだ。▼
嫡子として家の発展に寄与するためには、
優れた女性を妻に迎える必要がある。▼
家柄、容姿、品位、見識……条件は厳しく、
相手を見つけるまでの道のりは険しいのだ。▼
《選択》
- [ローレンツ]
- 原則としては、そうだ。そんな僕の考えを
批判する者がいることも承知しているが。▼
しかし、婚姻とは個人と個人以上に、
家と家とが結ばれるということなのだ。▼
力を持たぬ平民の家と結ばれたとて、
グロスタール家に利するところは少ない。▼
外交的優位に立つには、外交的な影響力を
持つ家と結びつく必要がある。そして……▼
《金鹿の学級選択時》
- [ローレンツ]
- 当家の発展は、領民の安寧のみならず、
いずれ同盟の繁栄にも寄与するだろう。▼
そう、この僕の双肩には、
同盟の未来が懸かっているのだ!▼
《黒鷲・青獅子の学級選択時》
- [ローレンツ]
- 当家の発展は、領民の安寧のみならず、
いずれフォドラの繁栄にも寄与するだろう。▼
そう、この僕の双肩には、
フォドラの未来が懸かっているのだ!▼
《共通・選択》
《選択》
- [ローレンツ]
- 偉くなどない。
これは、貴族に生まれた者の責務なのだ。▼
- [ローレンツ]
- 大変などと言ってはいられん。
これは、貴族に生まれた者の責務なのだ。▼
《共通》
- [ローレンツ]
- ……とはいえ、ほとぼりが冷めるまでは
僕も誤解を生む行動は控えよう。▼
先生に迷惑をかけるのは、
不本意だからな……。▼
支援A†
- [ローレンツ]
- ご機嫌よう、先生。
……最近は苦情は来ないだろう?▼
《選択》
- [ローレンツ]
- 先生には迷惑をかけて、申し訳なかったな。▼
- [ローレンツ]
- ははは、先生は僕が誰かを
口説いていないと心配なのか?▼
《共通》
- [ローレンツ]
- とにかく、この戦争が終わるまでは、
配偶者探しどころではなさそうだ。▼
これからも苦情は来ないだろうから、
そこは安心してくれていい。▼
それに……配偶者探しを中断したことが、
過去の自分を見つめ直す良い契機となった。▼
《選択》
- 恥ずかしいことをしていた、と?
- 迷惑なことをしていた、と?
- 「恥ずかしいことをしていた、と?」「迷惑なことをしていた、と?」を選択
- [ローレンツ]
- む……まあ、当たらずとも遠からずだな。▼
僕は、自分の信念を貫きたいがために、
相手に対する配慮を欠いていたと思う。▼
食事に誘って相手を品定めしようなど、
高慢で失礼な行為だったと反省したのだよ。▼
それに、これまでの戦いを通じて
自分の考えに疑問を持ち始めてもいる。▼
僕は外交的影響力を持つ貴族であることを
配偶者の条件の一つとしていた。▼
国を動かす力を得るには、平民では不足だ。
それはフォドラの歴史が証明している。▼
貴族以外で歴史を動かした者など、それこそ
ネメシスの時代まで遡らねばならんだろう。▼
……と、僕は本気で思っていたのだ。▼
だが、貴族でなくとも、多大な影響力を
持つ者がいることを知ってしまった……!▼
《選択》
- [ローレンツ]
- わからないのか?
先生、貴方の事だ。▼
もちろん紋章の力もあるだろうが、
それだけではあるまい。▼
先生は、その素質で周囲の者を魅了し、
信頼させ、巻き込んできた。▼
それはいつしか巨大な力となり、今、
フォドラの歴史すら変えようとしている!▼
……貴方を見る時、僕は自分を恥じる。
貴族というだけで力を持つと信じた自分を。▼
《選択》
- 自分を恥じることなどない
- ローレンツも間違ってはいない
- 「自分を恥じることなどない」「ローレンツも間違ってはいない」を選択
- [ローレンツ]
- ……貴方にそう言ってもらえると、
救われた気持ちになる。▼
僕は理想の貴族であろうとした。
そのことは間違っていなかったと思いたい。▼
一方で、やはり人の価値を決めるのは
それだけではないと、今、確信したよ。▼
自己の思想を他者に押しつけず、
受け入れ、包み込む、器の大きさ。▼
それこそが、貴方の魅力なのだろう。
僕も、そんな貴方に魅了された一人だ。▼
いや、魅了されている場合ではないな。
自分も、そうあらねばなるまい。▼
いつか貴方と対等に語れるようになりたい。
それまで、僕を見ていてくれないか、先生。▼
もちろん、そうなる自信もある。
なにせ僕は……▼
容姿端麗にして才気煥発、ローレンツ=
ヘルマン=グロスタールだからな!▼
ラファエル†
支援C†
- [ラファエル]
- フンッ、フンッ、フンッ!▼
フンッ、フンッ、フンヌーッ!▼
ふいいー。……おう、先生!
先生も筋肉をいじめに来たのか?▼
《選択》
- [ラファエル]
- やっぱりそうか!
筋肉は毎日いじめねえとなあ!▼
- [ラファエル]
- それならついでに鍛えてけよ!
他人のことより、自分の筋肉だろ!▼
《共通》
- [ラファエル]
- 太もも、背中、胸、腕、お腹……
みんなが悲鳴を上げたがってるぞぉ?▼
オデはもう、散々いじめ終わって
いい感じに仕上がったとこだ!▼
見てくれよ、オデの体!
いつもよりデケえだろ?▼
《選択》
- [ラファエル]
- 今日も筋肉を追い込んで追い込んで、
パンッパンのキレッキレだ!▼
強さは筋肉! 筋肉は強さ!
立派な騎士になるにはもっと鍛えねえとな!▼
さあて、いい汗かいたし、
今日も美味え飯を食えそ……▼
《選択》
- [ラファエル]
- う……痛えとこつくなあ、先生は。▼
オデもわかってはいるんだ。
頭も鍛えねえと困るんだろうってのはよ。▼
作戦も理解できねえようじゃあ、
騎士の仕事は務まらねえもんな。▼
だけど……苦手なんだよおお。難しいこと
考えたり覚えたりするのがよおお。▼
体を動かさねえで頭だけ動かしてると、
どんどん眠くなっちまってよおおお!▼
なあ、先生! 他人の2倍、体を鍛えたら、
座学は人の半分でよくねえか?▼
《選択》
- [ラファエル]
- ううう……やっぱり、そうか?
先生が言うならそうなんだろうな。▼
でもよ、オデは立派な騎士に
ならねえわけにはいかねえんだよ。▼
仕方ねえ、やってやる!
オデたってやれるってとこ見せてやるぞ!▼
応援してくれ、先生!
応援してくれ、オデの筋肉!▼
支援B†
- [ラファエル]
- 先生、いいとこで会った!
ちょうど、捜してたとこなんだ!▼
- [ベレト]
- ……?▼
- [ラファエル]
- 今、大丈夫か?
陣形について聞きてえことがあってよお。▼
陣形の変え時ってのが
全然わかんねえんだよなあ。▼
戦況とか地形とかも関係するみてえだし……
もうオデ、どうしていいかわかんねえよお。▼
《選択》
- [ラファエル]
- そうなのかあ? じゃあ、どうすりゃ
いいのか教えてくれ! 頼むよ、先生!▼
まずは基本的なやつからか?
となると……▼
(暗転)
- [ラファエル]
- へえ……そういうことか。
よーし、何となくわかってきたぞお!▼
頼りになるなあ、先生!
強えのに頭も良くて、すげえよ!▼
おかげで助かったぞ! この調子なら、
オデも立派な騎士になれそうだな!▼
《選択》
- [ラファエル]
- ん? ああ、先生には言ってなかったか?▼
オデの親は同盟領の商人だったんだけどよ、
事故で夫婦そろって死んじまったんだ。▼
だから、オデが妹を食わせてやらなきゃ
ならねえんだけど……。▼
オデ、算術も目利きもできねえからよお、
商売は無理なんじゃねえかと思ってなあ。▼
そんで爺ちゃんにも相談して、
騎士になろうって決めたんだ。▼
士官学校に入るために、家にあった
金目のもんは残らず売っ払っちまった。▼
オデが挫折したら妹が暮らしていけねえ。
オデはもう、後戻りできねえんだよ。▼
《選択》
- 騎士以外の道はなかったの?
- 傭兵でも良かったのでは?
- 「騎士以外の道はなかったの?」「傭兵でも良かったのでは?」を選択
- [ラファエル]
- そうだなあ。オデ一人だったら、
騎士より傭兵を目指したかもしれねえな。▼
傭兵だった先生にこんなこと言うのも
アレだけどよお……気楽そうじゃねえか?▼
勝っても負けても、どってことねえし、
くたばったところで誰が困るわけでもねえ。▼
だけどオデには、
オデを待っててくれる妹がいるからよお。▼
貴族付きの騎士のほうが安定してそうだし、
戦争がおわりゃあ死ぬこともねえだろ?▼
妹には我慢ばっかりさせてきちまったから、
この先はもう、苦労させたくねえんだよ。▼
……そういや、先生は兄弟はいねえのか?▼
《選択》
- [ラファエル]
- そうか。兄弟のいねえ先生からしたら、
オデは不自由に見えるかもしれねえな。▼
だけど、妹のために頑張るってのは、
悪いことじゃねえんだぞ。▼
楽しいっていうか、励みになるっていうか、
妹が喜ぶと、オデもすげえ嬉しいんだ!▼
《EP.9 終了前》
- [ラファエル]
- 先生も、ジェラルトさんに頼んで、
妹を作ってもらったらいいと思うぞ。▼
《EP.9 終了後》
- [ラファエル]
- 妹も弟もいねえ先生のほうが、
オデからすりゃ可哀想なくれえだぞ。▼
《共通》
- [ラファエル]
- まあ、そういうわけだから、オデは絶対に、
立派な騎士にならなきゃなんねえんだよ!▼
支援A†
- [ラファエル]
- おい、先生!
最近ちょっと頑張り過ぎてねえか??▼
戦いが続いてるのは仕方ねえけどさ。
戦場じゃ誰よりも働いてるだろ?▼
みんなに指示出して、自分でも戦って、
いつもすげえなとは思ってんだけどよお。▼
戦争が終わっても、
あちこち走り回ってるみてえだし……。▼
そのうちぶっ倒れるんじゃねえかって、
心配になっちまうんだよなあ。▼
《選択》
- [ラファエル]
- そうかあ? 自分で大丈夫だと思ってても、
急に参っちまうことだってあるんだぞお?▼
- [ラファエル]
- だろお? せめて休める時に休まねえと、
急に参っちまうかもしれねえぞ?▼
《共通》
- [ラファエル]
- ……あんまり言いたくねえけどよお、
先生は便利に使われ過ぎじゃねえのか?▼
《翠風の章》
- [ラファエル]
- クロードくんだって、先生が断らねえから、
あれもこれもって頼んじまうんだぞ?▼
《共通》
- [ラファエル]
- この前も、兵士の前で演説されられてたけど
先生、本当はああいうの苦手だろ?▼
戦場で頼られるのは仕方ねえにしても、
苦手なことまで頑張ることねえって。▼
《選択》
- [ラファエル]
- 何のことだあ?
……ああ、いつだかの座学のことか。▼
それはだって、オデは妹を食わせるために、
苦手とか言ってる場合じゃなかったから……▼
《選択》
- [ラファエル]
- 先生も同じ……?▼
……そうか。先生もみんなのために、
苦手なことも頑張ってくれてんのか……。▼
ううーん、オデと同じなら、
先生のこと止められねえよなあ。▼
よーし、わかった! じゃあ先生のために、
オデももっと頑張ることにするぞ!▼
オデ、妹のことがすっごく大事だ。
でもよ、先生のこともすっごく大事なんだ。▼
大事な人のためなら頑張れる。
大事な人が増えたらもっと頑張れる。▼
そう思わねえか?▼
《選択》
- [ラファエル]
- おおおおう、急にそんなこと言われると
照れくせえぞ、こんにゃろう!▼
じゃあ、まあ、この戦争が終わるまで、
頑張れるだけ頑張ってみるしかねえな!▼
オデ、先生がぶっ倒れねえように、
やれることは何だってやってやるからよお!▼
大丈夫、オデは鍛え方が違うからな!
どこまでだって付き合ってやるぞおお!▼
イグナーツ†
支援C†
- [イグナーツ]
- ………………。▼
- [ベレト]
- ………………。▼
- [イグナーツ]
- ………………。▼
- [ベレト]
- ………………。▼
- [イグナーツ]
- ……よし、構図は決まったぞ。▼
《選択》
- [イグナーツ]
- ええ、次の絵の構図です……って!
うわあああ! 先生!?▼
いつから!? いつからそこに?
もしかしてボクのこと見てたんですか?▼
ああああ、いえ、さっきのは違うんです。
絵の構図っていうのは、その……。▼
《選択》
- [イグナーツ]
- ……あはは、前からここの風景は
絵にしたいなって思ってまして……。▼
あそこの木、枝振りが勇壮ですし、
遠景の山際の美しい曲線と相まって……▼
あ、もちろん、やることやってからですよ?
絵にかまけて他を疎かにはしません!▼
ボクにとっては、勉学と訓練が最優先です!
それが士官学校の生徒の本分ですから!▼
絵は、何というか……
ボクの趣味みたいなもので。▼
皆さん、何かありますよね? 趣味。
先生だって何かあるでしょう?▼
《選択》
- [イグナーツ]
- え……いや、先生はそうかもしれませんが、
皆さんありますよ? 趣味くらい。▼
読書とか、釣りとか、昼寝とか……
たまたまボクは、絵を描くことで……▼
大事だと思うんですよね、趣味!
気分転換になりますからね!▼
先生も趣味を持ったほうがいいですよ!
無心になれれば何だっていいんですから!▼
ほら、気分転換をすると、
勉強や訓練も、はかどりますからね!▼
駄目ですか? 先生が駄目と仰るなら、
もうやめます。もう描きません……!▼
《選択》
- 「そうは言ってない」「どんどん描いたらいい」を選択
- [イグナーツ]
- え……描いてもいいんですか?▼
じゃあ、その……
お言葉に甘えて……。▼
でも、あくまで趣味ですから!
たまの息抜きなので!▼
そ、それではボク、寮に戻りますね……。▼
支援B†
- [イグナーツ]
- よし、今日もあの場所で絵を……▼
せ、先生! あ、いえ、何でもないんです。
今日は良いお天気ですね!▼
ボクも、ちょっと散歩に……▼
《選択》
- [イグナーツ]
- こ、これは、その……。
すみません、絵を描こうかな、と……。▼
この前、先生に会った場所……
あそこの風景を描いていまして……。▼
あ、もちろん、勉強や訓練は
ちゃんとやってます!▼
絵は、休憩時間の息抜きで……▼
《選択》
- [イグナーツ]
- え……そうなんですか?
あ、でも、そうですよね……。▼
- [イグナーツ]
- え……いいんですか?
あ、でも、そうですよね……。▼
《共通》
- [イグナーツ]
- ボク、勝手に慌ててしまって……
ごめんなさい。▼
先生に絵を描いているところを見られたら、
父にも知られてしまうんじゃないかと……▼
《選択》
- [イグナーツ]
- ……ですよね。
わざわざそんなこと、しませんよね……。▼
わかってはいたんですが、後ろめたさで
被害妄想に陥ってたみたいです……。▼
ボクの父は、ボクが絵を描くことを
あまり快く思ってはいないんです。▼
うちは商家で、家業は兄が継ぐことに
なってはいるんですが……。▼
父としては、ボクを騎士にしたいんですよ。
士官学校に入れられたのも、そのためで。▼
絵は、騎士になることとは無関係ですから、
いくら休憩時間とはいえ……▼
《選択》
- [イグナーツ]
- そう……なんです。
親の期待を裏切っているような気がして。▼
……ここ数年、商売のほうが、
あまり上手く回っていないらしいんです。▼
それで、ボクが有力貴族の騎士になれたら、
商売の伝手になるんじゃないかって。▼
大金をはたいてまでボクを入学させたのは、
父としてもよほどの覚悟だったと思います。▼
ボクに騎士なんて向いてないと思うし、
親の身勝手だと思わなくもないんですが……▼
それでも、父や兄が苦労しているのに、
ボクだけが何もしないわけにはいきません。▼
だから、その……
絵は、本当に、息抜きの趣味でいいんです。▼
それ以上のことを望んでも、
叶うことはありませんから……。▼
支援A†
- [イグナーツ]
- これ……珍しいな……。
すごいぞ、こんな色なかなか……。▼
……あ、先生。
見てください、この石!▼
鮮やかな青でしょう?
この辺りじゃ、あまり見かけませんよね!▼
これを砕けば、顔料にできるかも。
どんな色が出るか楽しみだなあ……。▼
《選択》
- [イグナーツ]
- 絵の色づけに使うんです。売られている物は
高価なので、なるべく自作してるんですよ。▼
特に青は貴重なんです。こんな場所で
見つかるなんて、運が良かったなあ!▼
……あ、すみません!
のん気に……。▼
《選択》
- [イグナーツ]
- はい、でも息抜きにしては、ちょっと
夢中になりすぎてました……ははは。▼
……先生は、ボクが絵にかまけていても、
いつも全然、責めませんよね。▼
本当なら、次の戦いに備えて、
いろいろ準備しなきゃいけないのに……。▼
《選択》
- 本当は絵師になりたいのでは?
- 気持ちに正直になったほうがいい
- 「本当は絵師になりたいのでは?」「気持ちに正直になったほうがいい」を選択
- [イグナーツ]
- え……。▼
そんなこと……言わないでください。
ボクはもうとっくに諦めているんですから。▼
家のために、ボクは騎士になる。
それでいいんです。▼
《選択》
- [イグナーツ]
- はい、もう決めたことですから。
だけど……▼
- [イグナーツ]
- いえ、もう決めたことですから。
だけど……▼
《共通》
- [イグナーツ]
- 趣味としては続けようと思います!
というより、やめられないと思います。▼
美しいと思うものを見てしまうと、
描きたい気持ちを抑えられないんです。▼
そして、描いたものを喜んでくれる人が
一人でもいたら、それでもう満足なんです。▼
《選択》
- [イグナーツ]
- ………………。▼
……先生、一つお願いがあります。▼
今描こうと思っている絵があるんですけど、
完成したら、先生が貰ってくれませんか?▼
もしその絵を見て、先生が喜んでくれたら、
それでもう、本当に大満足ですから!▼
(主人公が頷く)
- [イグナーツ]
- 良かった! 約束ですよ?
ボク、全力で描きますから!▼
あ、いえ、息抜きの趣味ですけど、
全力の息抜きで描きますからね!▼
リシテア†
支援C†
- [リシテア]
- まったく……
みんな、わたしのこと面白がって……。▼
全然、平気。昼間と何が違うっていうの?
怖いわけないじゃない……。▼
きゃーっ! おばっ、お化け……▼
じゃなくて、先生……?
あ、あの……こんばんは……ほほほ。▼
《選択》
- [リシテア]
- あ、いえ、食堂に忘れ物をしまして。
取りに行くところです。▼
あ、ついてこなくても大丈夫ですよ?
一人で行けますから!▼
《選択》
- [リシテア]
- え……あれ、そうなんですか?
すみません、つい先走ったことを……。▼
いえ、会う人、会う人、みーんな、
ついて行こうか?って聞いてくるので。▼
みんな、わたしが夜に食堂まで行くのが
怖いだろうって勝手に思ってるんです。▼
失礼しちゃいますよね?
わたしを何だと思ってるのかしら……。▼
《選択》
- [リシテア]
- え……ちょっと待って!
先生、あ、あの、えーと……▼
良かったら、少し歩きながらお話でも?
食堂まで、その……暇ですし?▼
あ、もちろん、お化けが怖いとか、
そういうことじゃありませんよ?▼
《選択》
- [リシテア]
- あら、先生も暇だったんですね?
じゃあちょうどいいですね! ほほほ。▼
- [リシテア]
- え、見回り中なんですよね? 食堂も、
見回ったほうがいいのではありませんか?▼
(主人公が頷く)
- [リシテア]
- ですよね! 食堂はほら、大事な食糧が
保管されていますからね!▼
《共通》
(暗転)
- [リシテア]
- ……何か話してください。
黙ってたら怖いじゃないですか……!▼
《選択》
- [リシテア]
- 正直に言いますけど、お化け怖いんです!
夜の修道院なんてすっごく苦手なんです!▼
だから、何か喋りましょう。
何か話題、話題……あー、そういえば……▼
……前から思ってたんですけど、先生は
どの生徒にも同じように接しますよね?▼
わたしのことも、年下だからって
特別に扱わないっていうか……。▼
先生のそういうところは、
とても良いなと思ってたんです。▼
《選択》
- [リシテア]
- え……見ればわかりそうなものですけど。
みんなより2、3歳下ですよ。▼
もしかして、わたしたちのことあんまり
ちゃんと見てないないんじゃないですか?▼
駄目ですよ、先生が生徒に無関心じゃ。
……あ! わたしの忘れ物ありました!▼
それじゃ、わたしは戻りますね!
おやすみなさい!▼
支援B†
- [リシテア]
- ……先生、訓練のお相手、
どうもありがとうございました。▼
《選択》
- [リシテア]
- はい、是非。
先生の指導はいつも適切で助かります。▼
みんなの評判も良いんですよ。先生は弱みを
補いながら強みを伸ばしてくれるって。▼
わたし、先生はみんなに無関心なのかと
思ってましたけど、そうじゃないんですね。▼
一人一人をちゃんと見てなければ、
適切な指導はできないはずですから。▼
これからも、ご指導よろしくお願いします。
わたし、もっともっと強くなりたいので。▼
《選択》
- [リシテア]
- 努力家?
そう……でしょうか。▼
《選択》
- [リシテア]
- ……!
あの、ありがとうございます。▼
そんなことを言ってくれるのは、
先生くらいです。▼
……多くの仲間は、わたしには
魔道の才能があると言ってくれます。▼
紋章の力を才能と呼ぶのなら、
確かに、そうなんでしょう。▼
望んで手に入れたものではないにせよ、
わたしには、紋章が2つもあるんですから。▼
だけど……わたしは、努力だって
人一倍、重ねてきたつもりなんです。▼
だから、才能だけを評価されるのは
少し悔しかったんですよね……。▼
先生がわたしのことを、ちゃんと
見ていてくれなら、すごく嬉しいです。▼
《選択》
- [リシテア]
- それは……▼
……コーデリア家の一人娘ですから。
親のため、家のため、です。▼
少しでも早く一人前になって、
父や母の役に立ちたいんです。▼
それに、時間を無駄にはできないんです。
わたしには、残された時間が少ないから……▼
……じゃあ、わたしはこれで失礼します。
今日は、ありがとうございました。▼
支援A†
- [リシテア]
- ……はあ、はあ。今日も訓練のお相手、
ありがとうございました。▼
わたしは、もう少しやっていくので、
先生は先に戻っていてください。▼
《選択》
- [リシテア]
- いえ、もう少しで力の引き出し方を
掴めそうな気がするので……。▼
先生こそ疲れているでしょう?
わたしのことは……いいので……▼
(リシテアが倒れる)
- [ベレト]
- ……!?
(暗転)
- [リシテア]
- ……すみません、先生。
倒れるなんて……不覚でした。▼
先生の言うことを聞いて休むべきでしたね。
かえって迷惑をかけてしまって……。▼
……どうしても、焦ってしまうんです。
わたしには、時間がないから……。▼
《選択》
《翠風の章》
- [リシテア]
- ……かつてコーデリア家が、帝国の人間に
牛耳られていたことは、お話ししましたね?*1▼
その際に、怪しげな魔道士がやってきて、
家中の若者に何かの儀式をしていたことも。▼
《翠風の章以外》
- [リシテア]
- ……今から18年前*2、コーデリア家が
帝国の内乱に関与したことがありました。▼
いえ、実際には救援要請に応じただけで、
政治的な関与はなかったのですが。▼
内乱の鎮圧後、コーデリア家は責任の一端を
負わされ、帝国から干渉を受けました。▼
当時の同盟諸侯は日和見で……誰も
救いの手を差し伸べてはくれませんでした。▼
結果、コーデリア家の重臣は殺され、
代わりに帝国の人間が送り込まれました。▼
その中に、怪しげな魔道士もいました。
青白い肌の、不気味な魔道士たちです。▼
彼らによって、家中の若者たちが次々と
捕らえられ、投獄されました。▼
やがて、恐ろしい儀式が……いえ、実験と
言ったほうが正しいかもしれません。▼
《共通》
- [リシテア]
- 帝国の監視下、父と母は何もできないまま、
その惨状を見ているしかありませんでした。▼
みんなが次々と命を落としていく中、
唯一、生き残ったのが……わたしでした。▼
……わたしね、小さい頃は、
こんな髪の色じゃなかったんですよ?▼
彼らの実験で、血に何かをされて……
ある日、目が覚めたら、こんな髪に……。▼
わたしの変貌を見た彼らは喜んでいました。
ついに実験が成功したと思ったのでしょう。▼
調べてみると確かに、わたしは
この体に2つの紋章を宿していました。▼
ただし……2つの紋章を得た代償は、
髪の色を失っただけではなかったようです。▼
魔道士たちからは……
長くは生きられないと宣告されました。▼
もって5年……
いえ、もっと早いかもしれません。▼
《選択》
- [リシテア]
- 何らかの理由で、彼らはわたしへの興味を
失くし、コーデリア家から姿を消しました。▼
ですが、コーデリア家はすっかり力を失い、
自領の統治すらままならない状況です。▼
父と母には、今までつらい思いをした分、
せめて穏やかな余生を送ってもらいたい。▼
わたしの願いは、それだけなんです。
だけど、わたしには時間が……。▼
《選択》
- [リシテア]
- え……? ですが、この体が
どうにかなるとは……。▼
《選択》
- [リシテア]
- 先生……。▼
……1つ可能性があるとすれば、それは
わたしが宿す2つの紋章を消すこと……。▼
そんな方法が本当にあるのかわかりません。
それに、もし紋章がなくなれば……▼
わたしはもう、先生や仲間の役には
立てなくなります。それでも……?▼
《選択》
- [リシテア]
- ……はい。先生がそう言ってくれるなら、
わたし、諦めません……!▼
ありがとう、先生。▼
支援S†
(女神の塔)
- [リシテア]
- ………………。▼
……先生……、わたし……。▼
《選択》
- [リシテア]
- ……はい。わたしの血から、
紋章の力が失われたのを感じます。▼
これで、わたしの体は……。▼
《選択》
- [リシテア]
- でも……ありがとう、先生。
もし駄目でも、いいんです。▼
僅かでも未来に希望が持てるなら、
それだけで、生きていけます。▼
それに、わたしを助けるために、
一生懸命、方法を調べてくれた……▼
先生の、その気持ちが嬉しくて……
今は、それだけで幸せなんです。▼
《選択》
- [リシテア]
- ……爵位は継ぎません。
コーデリア家は、父の代で終わりです。▼
このあとは、家の解体に向けた
準備を進めるつもりです。▼
領内の人々が困らないように、そして
父と母が穏やかに暮らせるように……。▼
《選択》
- [リシテア]
- え……その後、ですか?▼
その後は……もしも、その後も、
まだわたしの命があるのなら……。▼
戻ってきてもいいですか?
先生の側に。▼
紋章の力を失ったわたしが、先生のために
何ができるのかはわかりません。でも……▼
先生がくれた命を、
先生のために使いたいんです。▼
だから……▼
《選択》
(指輪の絵)
- [リシテア]
- 先生!? これ……。▼
《選択》
- [リシテア]
- ………………。▼
……さっき、もし駄目でもいいって
言いましたけど……撤回してもいいですか。▼
わたしずっと、先生やみんなが作る未来に、
自分はいないんだと諦めていました。▼
だけど……やっぱり、そんなの嫌です……!
絶対に嫌!▼
わたし、死にたくありません!
いえ、絶対に死にません!▼
必ず、先生の元に戻ってきますから!▼
だから……だから、一緒に……▼
《選択》
- [リシテア]
- ……はい!▼
わたしたち、これからも、
ずっと、ずーっと、一緒です!▼
マリアンヌ†
支援C†
- [マリアンヌ]
- 主よ……
私をお導きください……。▼
………………。▼
………………。▼
……!
あの……先生も、お祈りを?▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- そうですか……。
私も、お祈りをしていたところです……。▼
- [マリアンヌ]
- そうですか……。
私は、お祈りをしていたところです……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- いえ、あの……
具体的に何かを祈っていたわけでは……。▼
主に感謝を捧げ、加護を願う……
私の祈りは、それだけです。▼
では、私はこれで……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- え……はい……。▼
………………。▼
……す、すみません。
何を話せばいいのか……。▼
人とお話するのが苦手で……。▼
昔から……あまり人とは
関わってこなかったものですから……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- それは……いえ、理由は特に……▼
単にその……苦手というか……
こういう性格なので……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- え……はい、ありがとうございます……。▼
- [マリアンヌ]
- い、いえ……!
謝っていただくようなことは何も……!▼
《共通》
- [マリアンヌ]
- すみません、こんな私のために
時間を取らせてしまって……。▼
あの、私のことは、気にしなくて
構いませんから……。失礼します……!▼
- [ベレト]
- ………………。▼
支援B†
- [マリアンヌ]
- 先生、あの……。▼
少し、話を聞いていただいても、
いいでしょうか……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- ありがとうございます……。▼
- [マリアンヌ]
- すみません……。▼
《共通》
- [マリアンヌ]
- 私、あの……
こんな感じで大丈夫でしょうか……?▼
皆さんとも、上手く付き合えていないし……
あまり役にも立てていないし……。▼
先生が迷惑だと思っているなら……
ここを去ることになっても仕方ないと……。▼
義父が何か言ってくるかもしれませんが、
それは、私のほうで何とか……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- あ、あの……私の義父はレスター北部に
所領を持つ新興の貴族で……▼
あ、私は養女で、義父は遠縁なんですけど、
両親が失踪して、私は引き取られて……▼
その……義父は野心家というか……
やり手と言われている人で……▼
《第一部》
- [マリアンヌ]
- 私のことも有力諸侯に嫁がせたくて……
それで、士官学校に入れられたので……▼
《第二部》
- [マリアンヌ]
- 私がここに留まって戦争に参加することで、
家の立場を有利にしたいらしく……▼
《共通》
- [マリアンヌ]
- だから、私が勝手にここを去ったら、
何か言ってくるかも、と……▼
……す、すみません、とりとめがなくて。
私の話、わかりづらいですよね……?▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- あ、そうですか、良かった……。▼
- [マリアンヌ]
- あ、はい、そうですね……。▼
《共通》
- [マリアンヌ]
- つまりその、話というのは……
私のことがご迷惑なら、もう……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- え……そう言ってもらえるのは、
ありがたいのですが……。▼
- [マリアンヌ]
- え……でも……。▼
《共通》
- [マリアンヌ]
- 私に関わっても、良いことはないかと……。
むしろ面倒事を呼び込んでしまうかも……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- 先生は、本当の私を知らないから……!▼
いえ……すみません。
失礼します……。▼
(マリアンヌが立ち去る)
- [ベレト]
- ………………。▼
支援A†
- [マリアンヌ]
- 主よ……
私をお導きください……。▼
………………。▼
………………。▼
(主人公が現れる)
- [マリアンヌ]
- ……先生は、こんな私を、
いつまでも気にかけてくれるんですね。▼
《選択》
《外伝 抹消された英雄 をクリアしている場合》
- [マリアンヌ]
- ……忌まわしい紋章を持って生まれた私は、
人を避けて生きてきました。▼
同じ紋章を宿していた父から、必要以上に
他人と関わるなと言われていたんです。▼
私と関わった人も、私自身も、
不幸になるから、と……。▼
気がつくと、私が心を許して話せる相手は、
無垢な動物と女神様だけになっていました。▼
《外伝 抹消された英雄 をクリアしていない場合》
- [マリアンヌ]
- ……私は、小さい頃からずっと、
人を避けて生きてきました。▼
びくびくしながら人と接するよりも、
独りのほうがずっと楽でしたから……。▼
私が心を許せたのは、無垢な動物たちと、
天上の女神様だけ……。▼
《共通》
- [マリアンヌ]
- ずっと前に、私が主に何を祈っているのか、
お話したことを覚えていますか?▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- はい……でも、
あれは、嘘です……。▼
あの頃の私は、もう自分が生きる意味も
見出せなくなっていて……▼
主が私という存在を赦し、
いつか心安らかに天に召されるように……▼
それだけを毎日、祈っていたんです。▼
だけど今は……死ぬことも、独りに
なることも、怖くなってしまいました。▼
こんな私を受け入れてくれる仲間がいて、
見守り続けてくれる先生がいて……▼
人の優しさを、温もりを、
知ることができたから……。▼
ありがとう、先生。あなたがいたから、
私は生きようと……生きたいと、思えた。▼
- [ベレト]
- ………………。▼
- [マリアンヌ]
- ご心配をかけたと思いますけど、
私はもう、大丈夫です。▼
《外伝 抹消された英雄 をクリアしている場合》
- [マリアンヌ]
- 公表するほどの勇気はありませんが、
私の中の呪いは消えました。だから……▼
《共通》
- [マリアンヌ]
- たとえ、いつか仲間や先生と
離れることになったとしても……▼
ここで過ごした思い出が、
きっと私の生きる力になって……▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- え……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- はい……! 先生と一緒なら、
私も前へ進めそうな気がします……!▼
支援S†
(女神の塔)
- [マリアンヌ]
- すみません、先生。
追いかけてきてしまって。▼
どうしても、2人でお話がしたくて……。
お疲れでしたら、出直して……▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- ありがとうございます、先生。▼
先生はいつも、そうやって私のことを
拒まず、受け止めてくれましたね……。▼
その温かさに励まされて、こんな私でも、
前を向いて、戦い続けることができました。▼
でも、戦い終わったら……その……
どこを向いていいのかわからなくなって。▼
更に一歩、踏み出そうにも、
どっちが前なのか後ろなのか……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- ……義父からは、早く帰って来いと
言われているんです。▼
有力諸侯に嫁がせる……という話は、
今のところ沙汰止みになっているんですが。▼
こんな私でも、この戦争に参加したことで
領内では英雄扱いされているらしくて……▼
私を側に置いて、自慢したいらしいんです。
ふふふ、馬鹿みたいですよね。▼
でも……私が前を向いたことで、
義父ともやっと親子になれた気がします。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- いえ……自分が何をしたいのか、
いろいろと考えたのですが……。▼
(指輪の絵)
- [マリアンヌ]
- こ、これを……!
受け取ってもらえないでしょうか……!▼
- [ベレト]
- ……!?▼
- [マリアンヌ]
- す、すみません。驚きますよね。
私が一番、驚いています……。▼
他人を避け、人生を諦めていた私が、
自分から誰かに指輪を贈るなんて……。▼
だけど、先生や仲間のおかげで、
私は強くなれたんです。▼
その集大成というか……強くなれた証を……▼
見てもらいたくて……。▼
勇気を出してみようと……。▼
あ、でも、結婚してほしいとか……
そんなおこがましいことではなく……▼
これからもあなたを想い続けたいという、
誓いの意味で、というか……▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- え……。▼
いいんですか……? こんな私で……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- 先生……。▼
強くなったと思いましたが、やっぱり私、
先生なしでは生きていけないみたいです。▼
先生の力になれるように、頑張ります。
だから……▼
これからも、よろしくお願いします……!▼
ヒルダ†
支援C†
- [ヒルダ]
- せーんせ、こんなところで
何ボーっとしてるんですかー?▼
ま、先生は普段ボーっとしてても、
いざとなれば頼りになりますもんねー。▼
《選択》
- [ヒルダ]
- そうなんですかー?
じゃー何か考えごとしてた、とか?▼
- [ヒルダ]
- そーんなこと、なくもないですけど。
先生ほどじゃないと思いますよー?▼
《共通》
- [ヒルダ]
- なーんか先生って、何を考えてるのか
わからないとこがありますよねー。▼
表情が乏しいからかなー。
ほら笑って笑って! こちょこちょこちょ!▼
あはは、冗談ですよ、冗談。
怒らない、怒らない!▼
ところで、次に戦う時なんですけどー、
あたしを後方支援に回してくれませんかー?▼
ほら、あたしみたいな弱っちーのを
戦場に立たせても役に立ちませんしー。▼
むしろ、いきなりやられたら、
士気にも関わっちゃうかなーって。▼
《選択》
- 「ヒルダは弱っちくない」「ヒルダも活躍してほしい」を選択
- [ヒルダ]
- え……先生の目は節穴?
このか細い腕に何を期待してるんですか。▼
その分、後ろからみんなを応援します!
そしたら男子の士気も急上昇! でしょ?▼
《選択》
- [ヒルダ]
- だからー、あたしは本気を出しても
弱いんですってばー。▼
- [ヒルダ]
- だからー、あたしが戦っても
役に立たないんですってばー。▼
《共通》
- [ヒルダ]
- あたし、身近にやたら強い人がいたから……
あ、兄さんのことなんですけどね。▼
だから、わかるんですよねー。
あたしがどんだけ頑張ったって無理ーって。▼
人には向き不向きがあるわけでー。
だから適材適所が大事なんですよー。▼
じゃ、お願いしますねー、せーんせ。▼
ここで先生が怠けてたことは、
内緒にしといてあげますからー。ふふふ。▼
支援B†
- [ヒルダ]
- ねー先生。この修道院にいる人たちって
真面目な人が多いですよねー。▼
《金鹿の学級選択時》
- [ヒルダ]
- クロードくんも、あー見えて自分の仕事は
こっそりきっちりやってるみたいだしー。▼
《共通》
- [ヒルダ]
- みーんな、誰に言われなくても
訓練に励んじゃってー。▼
いざ戦いになれば、命を懸けても
仲間を守る! みたいな感じでしょー?▼
《選択》
- [ヒルダ]
- そんなことないですよー。あたしが普通で、
みんなが真面目すぎなんですって。▼
- [ヒルダ]
- そりゃ守れるなら守りますけどー。
命を懸けてっていうのは、ちょっとー。▼
《共通》
- [ヒルダ]
- あたしに言わせれば、命がけで戦うとか、
意味わかんないですからー。▼
どんな死に方でも、死んだらおしまい。
助けた仲間の顔すら見られないんですよー?▼
それよりも一度きりの人生を、いかに楽しく
過ごすかが大事だと思うんです!▼
進んで苦労を背負うような生き方は、
人生の無駄遣い! そう思いませんかー?▼
《選択》
- [ヒルダ]
- まあ、先生やほかの人がどう考えよーと、
あたしはあたしなんでー。▼
……と、いうわけで、次の作戦でも
あたしは後方支援、ってことでー!▼
(主人公が首を横に振る)
- [ヒルダ]
- 固いこと言わないで―、
お・ね・が・い。▼
もちろん、お礼だってしますしー。
何がいいですかねー?▼
……あ、じゃー、一緒に街に
ご飯でも食べに行きますー?▼
高嶺の花のヒルダちゃんとご飯なんて、
みんな羨ましがりますよー?▼
まあまあ、考えといてくださいねー。▼
支援A†
- [ヒルダ]
- 先生、あたしを支援に回してくださいって、
言いましたよねー? 何で戦場に……。▼
まあでも、あたしのこと守ってくれたから、
文句は言えませんけどねー。▼
……あ、もしかしてちょっと怪我してます?
あたしのせい……だったり……?▼
《選択》
- [ヒルダ]
- やっぱり……
何でそんな無茶するんですかー。▼
- [ヒルダ]
- 違わないですよねー?
何でそんな無茶するんですかー。▼
《共通》
- [ヒルダ]
- 仲間は助け合うものだ、とか
言いたいのかもしれませんけどー。▼
目の前で先生が敵に襲われてたとしても、
あたしはたぶん、助けてあげませんよー?▼
《選択》
- [ヒルダ]
- ……変な期待されても困るんですってー。▼
あたしはね、先生。話したと思うけど
優秀な兄さんがいるんです。▼
身内の贔屓目なしで、
強くて賢くて優しくて……完璧な人。▼
クロードくんが出てくる前は、
次期盟主にーなんて声もあったくらい。▼
《ローレンツが自軍にいる時》
- [ヒルダ]
- ……あ、今の話、ローレンツくんには
内緒ですよ? この手の話にうるさいから。▼
《共通》
- [ヒルダ]
- で、当然、親は兄さんに期待するしー、
兄さんもそれに応えようと頑張ってる。▼
だーれも、あたしになんて期待しないし、
面倒なことは全部、誰かがやってくれた。▼
そういうのが当たり前だと思って
生きてきたから……▼
《選択》
- [ヒルダ]
- まあ……期待に応えられなかった時の
ことを考えると、ゾッとしますし。▼
兄さんを見てきたから知ってるんです。
そんな時、周りがどんな反応をするか。▼
勝手に期待して押しつけて、失敗すると
がっかりした顔でこう言うんですよ。▼
あーあ、期待外れだったなって。そういう
時の兄さんは、すごくつらそうだった。▼
ね、だからあたしには何も期待しないで。
応えるつもりもありませんからー。▼
《選択》
- [ヒルダ]
- はああ……頑固ですねー。わかりましたよ、
勝手に信じててください。▼
あたしだって、先生や仲間の役に立ちたい
気持ちがないわけじゃありませんから。▼
その代わり、裏切ることになっても、
がっかりしないでくださいよ?▼
支援S†
(女神の塔)
- [ヒルダ]
- せーんせ、こんなところで
何ボーっとしてるんですかー?▼
まあ、あたしも人のことは
言えませんけどねー。ふふふ。▼
……ここまで来るのに、
あたしも結構、頑張っちゃったなー。▼
もっと楽して生きるつもりだったのに、
これって先生のせいですからねー?▼
《選択》
- [ヒルダ]
- 先生が勝手にあたしのこと
信じちゃうからですよー。▼
あたしが失敗しても、何も言わずに
優しく見守ってくれちゃって……▼
そんなふうにされたら、次は頑張ろうって、
なっちゃうじゃないですか。▼
……ほんっと、先生のせいで
迷惑してたんですからねー?▼
《選択》
- [ヒルダ]
- ふふ、そう言ってくれるなら、
まー許してあげますかー。▼
でも、これで頑張る日々ともさよならー。
平和な時代を楽しんじゃいますよー!▼
《選択》
- [ヒルダ]
- えー、何でですかー?
もう戦わなくていいのに……え?▼
(指輪の絵)
- [ヒルダ]
- ……!? この指輪……って、
つまり、そういうことですよね?▼
(主人公が頷く)
- [ヒルダ]
- あはは……。えーと……。▼
これを受け取っちゃったら、これからも
先生のこと支えてくことになりますよね?▼
これから先生、すっごく大変そうなのに。
その苦労を、あたしにも背負え、って?▼
折角、解放されたと思ったのにー!
それはあんまりじゃないですかー?▼
……またそうやって。
あたしに勝手な期待をして。▼
でも、そんなふうにされたら……
受け取るしかないじゃないですか……。▼
……でもー、一つだけ、
条件をつけてもいいですか?▼
先生の期待に応えるのは、
これが最後です。▼
これからは、あたしがやりたいって
思ったことしかやりませんから!▼
あたしが先生を支えたいと思う限りは、
どんな苦労してでも支えますけどー。▼
あたしのこと、大切にしなかったらー、
その時は、わかりませんからね?▼
(主人公が頷く)
- [ヒルダ]
- ふふ、では、謹んでお受けしてあげますか。▼
この先もずーっと、あたしのこと見守って、
想い続けてくれるって、信じてますからね。▼
レオニー†
支援C†
- [レオニー]
- ……ふう。
あ、先生も訓練?▼
もう上がろうと思ってたけど……
先生がやってくなら、わたしももう少し……▼
《選択》
- 「付き合ってくれなくても」「長くなると思うが」を選択
- [レオニー]
- いいんだ、わたしのことは気にしないで、
好きなだけ訓練してよ。▼
ほら、時間がもったいないだろ。
さっさと始めなって。▼
(暗転)
- [レオニー]
- はあ、はあ……疲れた……。▼
やっと終わったか……。▼
《選択》
- [レオニー]
- ……わたしは先生が来る前から訓練してて、
先生と一緒に訓練を終えた……。▼
つまり、わたしのほうが長く訓練したって
ことになるよな? ……ふふ、ふふふ。▼
《選択》
- [レオニー]
- うるさいな、わたしの勝手だろ?▼
……ところで、先生。
聞きたいことがあるんだけど。▼
《選択》
- [レオニー]
- 先生ってさ、ほんとに
ジェラルト師匠の子供なの?▼
《選択》
- [レオニー]
- ……自分のことなのに、他人事みたいだな。▼
あんたは師匠をどう思ってるんだ?
ちゃんと尊敬してるんだろうな?▼
《選択》
- [レオニー]
- むっ……師匠がどれだけ偉大な人か、
あんた、ちゃんとわかってるのかよ。▼
そういや、セイロス騎士団の元団長ってのも
ここに来るまで知らなかったんだろ?▼
まったく……師匠がいなけりゃ、
今のあんたは存在してないんだぞ。▼
あんたは、自分がどれだけ恵まれてたか
なんて、考えたこともないんだろうけど。▼
あー……なんか腹立ってきた!▼
……いいか? 先生も生徒も関係ない。
わたし、あんたなんかに負けないから。▼
先生は、ここに来るまでに傭兵として
そこそこ名を売ってきたようだけどさ。▼
わたしはいつか必ず、あんたを超える傭兵に
なってみせる。気合と根性でね!▼
油断してたら、すぐに追い抜いちゃうから、
覚悟しておいてよね!▼
- [ベレト]
- ………………。▼
支援B†
- [レオニー]
- 先生、ちょっといいかな。▼
あの……この前はごめん。
わたし、勝手に熱くなっちゃって。▼
流石に失礼だったと思ってさ。
反省してる。▼
《選択》
- [レオニー]
- はは……あんたなら、そう言うと思ったよ。▼
そういう、細かいことにこだわらない、
器の大きいとこは、師匠にそっくりだ。▼
《選択》
- [レオニー]
- 小さい頃に、師匠に勝手に弟子入りして、
それ以来、勝手に一番弟子を名乗ってる。▼
わたしが住んでた村に来たんだよ、師匠が。▼
そういや、あんたは一緒じゃなかったよね。▼
《選択》
- [レオニー]
- 誰かに預けて来てたのかな。
……まあ、いいか。▼
その時の師匠の仕事は、密猟者退治だった。
密猟者って言っても山賊みたいな連中さ。▼
村の人たちじゃ手も足も出なかった相手を、
師匠は簡単にぶっ飛ばしてふん縛って……▼
わたし、すっごく感動したんだよ!
傭兵ってすごい!ってね。▼
狭い村の中だけで生きてきたわたしには、
師匠が伝説の英雄みたいに思えてきて……▼
それで即、弟子入りを願い出たんだ。▼
師匠は短い間しかいなかったけど、
いろんなことを教えてくれたよ。▼
傭兵のこと、戦術、武芸、鍛錬の方法……
わたしには全部が新鮮で楽しかった。▼
それで師匠と別れてからもずっと
鍛錬を続けてて……。▼
《選択》
- [レオニー]
- ああ、ほんとは一流の傭兵になってから
再会したいって思ってたんだけどさ……。▼
元気なうちに会えて良かったよ。
改めてお礼も言えたからね……。▼
……とにかく、わたしは師匠みたいな
傭兵になりたくて、ずっと努力してきた。▼
師匠に教えを乞いたくても会えなくて、
わからないことは自分で考えて工夫して……▼
そうやって孤独な努力を重ねてきたんだ。
それなのに、あんたと来たら……。▼
師匠の凄さも、自分が恵まれていたことすら
気づかないで……。▼
あー……なんか腹立ってきた!▼
わたしは、あんたには負けない!
師匠の一番弟子として、絶対にね!▼
- [ベレト]
- ………………。▼
支援A†
- [レオニー]
- 先生、あの……ちょっといいかな。▼
(主人公が頷く)
- [レオニー]
- あの……この前は本当にごめん!
わたし、また勝手に熱くなっちゃって。▼
謝りに行った挙句に、また喧嘩売って……
猛烈に反省してます、はい。▼
《選択》
- [レオニー]
- あんたなら、そう言うと思ったけど
流石になあ……自分で自分に呆れるよ。▼
だけど、師匠のことになると
どうも冷静になれなくてねえ……。▼
このままじゃ、いつまで経っても、
あんたとまともに話せやしない。▼
それで相談なんだけど……▼
先生、わたしと決闘してくれないか!▼
《選択》
- [レオニー]
- そう、決闘だ!▼
- [レオニー]
- そう、結婚……ち、違う! 決闘だ!▼
《共通》
- [レオニー]
- こっちの都合で申し訳ないけど、あんたと
真剣勝負して気持ちにけじめをつけたい。▼
受けてくれるか?▼
《選択》
- [レオニー]
- 手加減は無用、お互いに全力で戦おう。▼
(暗転)
- [レオニー]
- ……完敗だな。
参りました。▼
《選択》
- [レオニー]
- 何で謝るんだよ。
おかげで、スッキリした。▼
- [レオニー]
- だとしても、あんたのほうが強かった。
おかげでスッキリしたよ。▼
《共通》
- [レオニー]
- 先生の剣は、正真正銘のジェラルト流。
まるで師匠と手合わせしてるみたいだった。▼
あんたと張り合うのは、師匠と張り合うのと
同じこと……もう、やめる。▼
これからは、余計な対抗心を捨てて、
師匠との約束に専念させてもらうよ。▼
《選択》
- [レオニー]
- 師匠がね、自分に万一のことがあれば、
代わりにあんたのこと支えてくれって。▼
その時は冗談っぽく話してたんだけど、
その後すぐ、師匠はあんなことに……▼
そういうわけだから、師匠に代わって
わたしが先生を支えなきゃならないんだ。▼
ちょっと頼りないとは思うけど、
わたし根性決めて、もっと強くなるからさ。▼
この戦争が終わるまで、わたしの雇い主は
先生ってことでいいかな?▼
《選択》
- [レオニー]
- よし、契約成立だ!
絶対にあんたを守り抜くからな!▼
支援S†
(女神の塔)
- [レオニー]
- ……先生?
こんなところに何しに来たんだ?▼
《選択》
- [レオニー]
- わたしは、師匠と話してたんだ。▼
ここは空が近くて星がよく見えるだろ?
師匠にも声が届くような気がしてね。▼
《選択》
- [レオニー]
- そりゃ、ようやく戦争が
片づきましたって報告だよ。▼
あと、師匠の子供と一番弟子が、
どれだけ活躍したか教えてあげてたんだ。▼
あーいや、わたしなんか
たいした活躍はしてないけど……。▼
《選択》
- [レオニー]
- 先生の活躍に比べたら、ささやかなもんだ。
張り合ってた自分が滑稽にすら思えるよ。▼
だけど先生を支えるっていう師匠との
約束は、今のところ果たせてるだろ?▼
それで相談なんだけど……
先生、またわたしを雇ってくれないかな?▼
じゃないと、師匠との約束を守れないだろ。
頼むよ、先生。▼
《選択》
- [レオニー]
- いや、戦争は終わったけど油断はできない。
あんたを狙う奴がどこに潜んでいるか……▼
《選択》
- [レオニー]
- だけど……あ、もしかして迷惑か?
わたしが近くにいたら……。▼
《選択》
- [レオニー]
- 決闘だって!? それはもうやっただろ。
何でまたやらなきゃ……▼
(指輪の絵)
- [レオニー]
- あ……これ。
え? 決闘じゃなくて、結婚?▼
…………………。▼
……はい。
でも……え、本気で?▼
(主人公が頷く)
- [レオニー]
- ……ごめん、
わたしも素直に言えば良かった。▼
わたしも、その……師匠との約束なんて
口実で、あんたと離れたくなかったんだ。▼
だけど、好きだの愛してるだのって
柄じゃないし……言いづらすぎて……。▼
本当にいいのか……? あたしなんかで。
こんな色気も素っ気もないような奴で。▼
(主人公が頷く)
- [レオニー]
- ……ありがとう、先生。
この指輪、受け取らせてもらうよ。▼
だけどやっぱり、
師匠との約束は果たさせてくれ。▼
(一枚絵)
- [レオニー]
- あんたはこれから、新しいフォドラを築く
大仕事に立ち向かってかなきゃならない。▼
あんたがぶっ倒れないように、
わたしがしっかり支えたいんだ。▼
よし! じゃあ契約成立だ!
あんたを一生、守りぬくからね。▼
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
- マリアンヌの支援Aに外伝クリアが条件と思われる差分を確認(蒼月) --
- ↑マリアンヌ支援差分「当たり前だ」の選択の後 --
- ……忌まわしい紋章を持って生まれた私は、/人を避けて生きてきました。▼同じ紋章を宿していた父から、必要以上に/他人と関わるなと言われていたんです。▼私と関わった人も、私自身も、/不幸になるから、と……。▼気がつくと、私が心を許して話せる相手は、/無垢な動物と女神様だけになっていました。▼ (この先「ずっと前に~」と続く) --
- さらに「ご心配をかけたと思いますけど、私はもう、大丈夫です。」の後、 --
- 公表するほどの勇気はありませんが、/私の中の呪いは消えました。だから……▼(以下「たとえ、いつか仲間や先生と~」と続く。連投申し訳ない) --
支援A解放条件のEP.17で言及
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Last-modified: 2024-10-18 (金) 08:11:44