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会話集/章別会話

EP.3 花冠の節 霧中の叛乱

オープニング

ナレーション

アドラステアの南の海から、
温かい風が吹きつけるようになると、
フォドラの人々は雨期の到来を知る。
激しい雨に打たれて傷んでしまう前に、
娘たちは急いで白い薔薇で花冠を編み、
想い人や親しい間柄の者に贈るのである。

反乱の報せ

(謁見の間 昼)

[レア]
ベレト、あなたの学級に、
またお願いしたいことができました。▼
[セテス]
実はロナート卿が、我ら聖教会に対して
兵を挙げたとの知らせが入ってな。▼


《選択》

[レア]
……ロナート卿は王国の小領主です。
かねてから教団に敵意を示していました。▼
[セテス]
すでにセイロス騎士団の先遣隊が
彼の本拠、ガスパール城に向かっている。▼
ロナート卿の兵力は僅かなものだ。
すぐに鎮圧されるだろう。▼
[レア]
あなたたちは、後詰めの騎士たちと共に
事後処理を手伝ってもらえますか。▼
[セテス]
とはいえ戦場では何が起こるかわからない。
万一のための装備は整えておくことだ。▼


(カトリーヌが現れる)

[カトリーヌ]
失礼します。
レア様、アタシをお呼びだとか。▼
[レア]
ベレト、彼女が
同行する騎士を率いるカトリーヌです。▼
[カトリーヌ]
よろしくな。アンタの噂は聞いてるよ。
何かあったら、アタシらを頼ってくれ。▼
[レア]
彼女はセイロス騎士団屈指の勇士ですが、
他の騎士たちも精鋭が揃っています。▼
この課題で、主に刃を向ける愚かしさを
生徒たちも学ぶことができるでしょう……。▼

予定内容

《ガスパール城接収の手伝い》
ガスパール城主ロナートの反乱を鎮
圧すべく、騎士団が出撃した。その
後詰として鎮圧後の雑務に当たる。

課題

《マグドレド奇襲戦》
ガスパール城主、ロナート、蜂起す。鎮圧に
向かうセイロス騎士団の後詰となった一行だ
ったが、戦場へ続くマグドレド街道は深い霧
に包まれ、生徒らの不安を掻き立てる。

五里霧中・金鹿の学級

(マグドレド街道 昼)

[クロード]
泣く子も黙る“雷霆のカトリーヌ”さんと
ご一緒できるなんて、光栄の至りですね。▼


《選択》

[カトリーヌ]
はん、知らないのか?
これが“雷霆”……英雄の遺産の一つだ。▼
遥か昔、女神より力を授かりし10人の
英雄……その子孫に伝わる聖なる武具さ。▼
つっても、今回は雷霆を振るう機会はない。
アタシらの任務は事後処理だからね。▼
[クロード]
しかし、何でまたロナート卿は
無謀な反乱を起こしたんですかね?▼
[カトリーヌ]
アンタら、「ダスカーの悲劇」は
知ってるな?▼


《選択》

[クロード]
本当か? いったいどこを旅してたら
耳に入れずに生きてこられるんだよ。▼


《共通》

[クロード]
確か4年前、ファーガス神聖王国の国王が
ダスカー人に殺された事件……ですよね?▼
[カトリーヌ]
まあ簡単に言えばそうだが、
王国内にも加担者がいたんだ。▼
その一人がロナート卿の倅、クリストフで
彼は教団に突き出されて処刑されてる。▼


《選択》

[カトリーヌ]
教団からすりゃ、混乱する王国の代わりに、
教義に則って裁いたに過ぎんさ。▼
[カトリーヌ]
ランベール国王は大規模な政治改革を
行おうとしてたから、政敵も多かったのさ。▼

《共通》

[カトリーヌ]
……事件の真相がどうあれ、それ以来、
ロナート卿は教団に恨みを抱いてんだろ。▼
いや……正確に言うと恨んでるのは教団と、
教団にクリストフを突き出した……▼


(教団兵が現れる)

[教団兵]
報告!
敵が接近中です! 避けられません!▼
敵の兵力が予想以上に多く、霧のせいで
騎士団の包囲をすり抜けてきます!▼
[カトリーヌ]
おっと……ベレト、任務変更だ。
総員、戦闘準備にかかれッ!▼

戦闘マップ

戦闘開始時

[カトリーヌ]
こう霧が濃くちゃ、どこにどれだけ
敵がいるんだか把握できないね。▼
霧の中から敵が……囲まれたか?
けど、厚く包囲できる兵力はないはずさ。▼
分散した敵を各個撃破して、
包囲を切り崩すよ!▼
[クロード]
条件は相手も同じ……と思いたいが、
地理に暗い分、こっちが不利かもな。▼

1ターン目開始時

[カトリーヌ]
みんな、不用意に突っ込むなよ!
視界に入った敵から確実に潰していくんだ!▼

vs 民兵(弓兵)

[民兵]
うおおお!
領主様を死なせてたまるかああ!▼

vs 民兵(戦士)

[民兵]
ロナート様の悲しみと怒り……
おらたちの手で張らすんだあ!▼


《アッシュ出撃時追加》

[アッシュ]
まさか街のみんなまで戦場に……!?
ロナート様は、どうしてこんな……!▼

民兵(兵士)撃破時

[民兵]
ロナート様……どうか、生き延びて……
おらたちの分まで……▼
[クロード]
戦いを起こすのは貴族でも、
真っ先に死ぬのは平民ばかり……か。▼

vs ガスパール兵長

[ガスパール兵長]
ロナート様には近づかせぬ……!▼

ガスパール兵長撃破後

ムービー「英雄の遺産」

[ロナート]
カサンドラ……
雷獄のカサンドラ!
我が息子を裏切った狂信者め……!
[カトリーヌ]
アタシの名はカトリーヌだ
女神の僕たるセイロス騎士団の剣、
その身で味わいな!

ムービー終了後

(マップ上の霧が晴れる)

[ロナート]
霧は晴れても、我が息子の無念は晴れぬ!
腐った中央教会に主の裁きを……!!▼

カトリーヌがロナートの近くに到達した時

[ロナート]
貴様だけは、貴様だけはこのわしが……!▼
[カトリーヌ]
アンタは正義を、
すっかり見失っちまったんだな。▼
せめてアタシの手で送ってやるよ。
主の身許へね……!▼

vs ロナート

[ロナート]
お前もあの女狐に誑かされているのか……。
わしが真実を知らしめてやるしかない!▼

アッシュ vs ロナート

[ロナート]
アッシュ……そこをどくのだ。
わしは悪鬼どもを討たねばならん! 必ず!▼
[アッシュ]
ロナート様……もうおやめください!
なぜ、こんな無謀な振る舞いを……!▼
[ロナート]
レアは民を欺き、主を冒涜する背信の徒だ!
大義は我らにあり、主の加護も我らにある!▼
[アッシュ]
だからって、こんなことは間違っています!
街の人たちまで動員するなんて!▼
[ロナート]
……ならば遠慮なく、刃をわしに向けよ!
わしはもう、後には引けぬのだ……!▼

ロナート撃破

[ロナート]
あの、女狐、め……
ああ……クリストフ……父を、許せよ……▼

戦闘勝利後

《アッシュ出撃時追加》

[アッシュ]
ロナート様……
僕は……。▼


《共通》

[カトリーヌ]
……ロナート卿との因縁、
こんな形で決着を見るとはな。▼
みんな、お疲れさん。
各自、兵をまとめておいてくれ。▼

クリア後

戦いを知る・金鹿の学級

[クロード]
ベレト、お疲れさん。
何とも後味の悪い戦いだったな。▼
……それよりも先生、
カトリーヌさんの戦いぶり、見たか?▼


《選択》

[クロード]
ああ。英雄の遺産の力なんて、相当に
誇張されたもんかと思ってたが違った。▼
[クロード]
言うなあ、先生。だが、英雄の遺産の力には
敵わないさ。あれは相当だ。▼


《共通》

[クロード]
こうなると、あの伝説も……▼


《選択》

[クロード]
たいした話じゃないさ。遥か昔、一振りで
山を真っ二つにした遺産がある……▼
……って噂を、どっかで聞いた気がしてな。
ま、雷霆のことじゃなさそうだが。▼
遺産は適合する紋章を持っていれば、
凄まじい力を発揮できるらしいが……▼
違う紋章でも使えることは使えるんだろ。
俺も山を斬ってみたいもんだよ。▼
[ヒルダ]
なになに? 遺産の話ー?
クロードくんは使えるじゃん、すぐに。▼
次のリーガン家の当主は、
クロードくんに決まったんだしさー。
[クロード]
おおい、ヒルダ。すぐに、はないだろ。
俺の祖父さんはまだまだ元気だぞ。▼
ああ、先生は知らないか。▼
俺が嫡子になったばかりのリーガン家にも、
英雄の遺産があるんだ。見たことはないが。▼


《選択》

[クロード]
俺がリーガン家に入ったのは去年なんだ。
それまでは親父の家で育ったからな。▼
[クロード]
俺は親父の元で生まれ育ったからな。
リーガン家は母さんの実家なんだよ。▼


《共通》

[クロード]
母さんが同盟貴族の娘だと知った時にゃ、
驚いて髪の毛が全部抜けるかと……▼
[ヒルダ]
お母さんはリーガン公の娘さんってことか。
今はどこに住んでいるの?▼
[クロード]
それは言えないな。母さんは今や違う世界で
生きてて、実家には戻りたくないんだと。▼
[ヒルダ]
ふーん……。
クロードくんって秘密が多いよねー?▼
[クロード]
親との約束だからな。
好きに想像してくれよ。▼
ま、その代わり俺は自由にしていいって
言うんで、実家に顔を出してみたのさ。▼
そしたら俺に流れてる血の中にゃ、得体の
知れない紋章とやらがあるとわかって……▼


《レオニー・イグナーツ生存時》

[レオニー]
先生、クロード。そろそろ撤収みたいだよ。
わたしたちも戻ろう……。▼
[イグナーツ]
勝ったはずなのに、こんな思いをして
帰らなければいけないんですね……。▼
[クロード]
おいおい、そんなに萎れてどうした?
太陽に見捨てられた向日葵みたいだぞ。▼
俺たちがやらなきゃ、反乱軍はこの街道を
大修道院まで進んでいったんだ。▼
途中の小さな村々を踏み潰しながら、な。
それを防げたんだ、胸を張れよ。▼


《共通》
(カトリーヌが現れる)

[カトリーヌ]
話してるとこ悪い。
……今回の事件、意外に根が深いかもな。▼
ロナート卿の所持品に、こんな物があった。
……レア様の暗殺を示唆する書簡だ。▼
差出人はわからんし、信憑性も疑わしいが
捨て置くには内容が不穏すぎるだろ?▼
帰ってレア様に報告だ。
何事もなきゃいいがね……。▼

報告・花冠の節

(謁見の間 昼)

[レア]
よく無事に戻りました。
これも、主のご加護の賜物……。▼
いえ、加護だけではないのでしょう。
あなたは私が期待したとおりの逸材です。▼


《選択》

[レア]
そうでしょうか。▼
[レア]
そう謙遜する必要はありませんよ。▼


《共通》

[レア]
生徒の中には、民兵と戦うのを
躊躇した者もいたそうですね。▼
民といえど、他の信徒に危害を加えかねない
罪深き者には、罰を下さねばなりません。▼
愚かにも天に刃を向けた者の末路……
生徒たちも理解できたことでしょう。▼
[セテス]
さて、問題はカトリーヌから報告のあった
ロナート卿の密書の件だ。▼
密書には、女神再誕の儀に合わせて大司教を
襲うという許しがたい計画が記されていた。▼
実現性の乏しい計画だとは思うが……、
警戒を万全にしておくことに越したことはない。▼
そこで儀式当日には、生徒諸君にも
警備に協力してもらいたいと考えている。▼


《選択》

[レア]
心強い言葉、感謝します。▼
[レア]
生徒の手に余る敵が現れても、
あなたが共にあれば大丈夫でしょう。▼


《共通》

[セテス]
再誕の儀は、セイロス教の主たる
女神の降臨を願う、非常に重要な儀式だ。▼
大司教や私は、儀式が始まれば
女神の塔に籠り切りになるだろう。▼
無論、騎士団にも警戒態勢で臨ませるが、
隅々目を光らせるには人手が不足している。▼
生徒まで動員するのは本意ではないが、
背に腹は代えられないというわけだ。▼
[レア]
私の身は案ずるに及びませんが、信仰を
冒涜する輩を看過することはできません。▼
[セテス]
何も起こらなければ、それでいい。
ただし緊張感を持って臨んでくれ。以上だ。▼

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Last-modified: 2021-10-19 (火) 01:00:20
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