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会話集/章別会話

6章 起死回生の策

オープニング

語られる真実

(聖廟 深夜)

[ハピ]
う……、ここは……?▼
[ユーリス]
よう、これで全員お目覚めか。
いやあ、良い朝だなあ。いや、今は夜かな。▼
[コンスタンツェ]
ユーリス……貴方という人は! やはり
賊は賊、信じるに値しない愚物ですのね!▼
[ユーリス]
ははっ、何とでも言えよ。
そういうことは言われ慣れてるんだ。▼
[バルタザール]
……言えよ、そろそろ。
お前らの狙いは何だ?▼
アルファルドはどこにいる?
これから何をするつもりだ?▼
[ユーリス]
一遍に聞くんじゃねえよ、面倒臭えな。
こっちにも都合が……まあ、いいか。▼
あの人は、“宝杯の儀”を
完全な形で再現しようとしている。▼
で、今はその準備の
真っ最中、ってとこだな。▼
[ハピ]
“宝杯の儀”って結局、何なの?
誰かを生き返らせでもしたいわけ?▼
[ユーリス]
宝杯に4人の使徒の血を捧げ、死者の魂と
肉体をこの世に呼び戻す儀式……だそうだ。▼
995年前、聖セイロスが行った儀式では
宝杯に捧げる血の量が足りなかった……▼
だから、儀式は崩壊した。
その後のことは知らねえが……▼
とにかく枢機卿は書物を読み解いて、
そういう仮説に至ったらしい。▼
呆れた執念深さで何年もかけて、
途絶えたはずの紋章を持つ4人を集め……▼
灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)として、自らの監視下に置いた。
すべては、儀式を成功させるためにな。▼
[コンスタンツェ]
っ……つまりは私たちを殺して、
血を搾り取ろうというのですわね!?▼
そんなこと……絶対に許しませんわよ!
私はこんなところで死ねないのですから!▼
[ハピ]
ふーん、なんか痛そーだね。
イヤだな、そーいうの。▼
キミは平気なわけ? ……四使徒の
血ってことは、キミも死ぬわけじゃん?▼
[ユーリス]
ああ、そうなるな。▼
[バルタザール]
はああ……おれは心底がっかりしたぜ。
お前のことを見抜けなかったてめえによ。▼
死にてえなら、おれが殺ってやるよ。
ふざけて踊ってんじゃなければな。▼
[ユーリス]
勝手なこと言ってんじゃねえ。どぶの底で
泥水啜って、今まで生き延びてきたんだ。▼
ほんっと……誰が死にてえなんて思うかよ。▼
[バルタザール]
なら……何であんな奴に従ってる。
命をどぶ底に捨てる理由は何だ。▼
[ユーリス]
決まってんだろ。
命より大事なものを、守るためだ。▼
[バルタザール]
大事なもの……?▼
[アルファルド]
ユーリス。
君は余程、罰を受けたいようですね。▼
[ユーリス]
何だ、脅してるつもりか? 罰だろうが
折檻だろうが、こちとら慣れてんだよ。▼
[アルファルド]
知っていますよ。君は体一つで
貧民街を生き抜き、成り上がった。▼
君自身にどんな罰を与えたところで、
君の心を折ることは難しいでしょうね。▼
……となればやはり、君の母親や仲間たちに
始末をつけてもらうしかありませんか。▼
[バルタザール]
それが、守りたいものか……。▼
[コンスタンツェ]
アルファルド様……貴方はいったい
何をしたいのですか!?▼
[アルファルド]
……どんな犠牲を払っても、
蘇らせたい人がいるのです。▼
君たちにもいるでしょう。
蘇らせたい者の一人や二人。▼
[コンスタンツェ]
……っ! それは! だからといって、
他者の命を踏み躙ってまで……!▼
[アルファルド]
誰を犠牲にしようと、私は厭いません。
彼女を、取り戻すためならば……。▼
[バルタザール]
その女は……
……死んでる、のか?▼
[アルファルド]
ええ……今は、ですがね。▼

打ち砕かれた策

(聖廟 深夜)

[バルタザール]
……アルファルド。
きっと、後悔するぞ。▼
[アルファルド]
元より承知の上ですよ。彼女さえ
取り戻せるのなら、私は何も求めない。▼
それからユーリス。私の目の届かぬところで
あれこれ画策していたつもりでしょうが……▼
セイロス騎士団ならば動けませんよ。
今頃別の任務に追われているでしょう。▼
[ユーリス]
……ああ、そうかい。
そいつは残念だ。▼
は……仮にも聖職者が
そんな悪い顔をするなよ。似合わねえぞ?▼
[ハピ]
ユリー……ハピなら……▼
[ユーリス]
……待て。まだ早い。▼
[アルファルド]
さあ、儀式に取り掛かりましょう。
彼らを指示した場所へ運びなさい。▼
血を流させるのです。そうすれば、血の
生み出した魔力が宝杯へと流れ込む……。▼
[ユーリス]
ッ……。
本当に……あんたって奴は愚かだよ……。▼
[アルファルド]
……君は良く働いてくれました。
灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)の動向を逐一報告してくれた。▼
最期に言い残すことがあるのなら、
聞いてあげましょう。▼
[ユーリス]
……そんなもんはねえよ。
俺様はここでくたばるような小物じゃねえ。▼
俺はな……ただ、待ってるのさ。▼
[アルファルド]
待っている……?▼
[ユーリス]
主が舞い降りる音を、な。
……そら、来るぞ。▼
[アルファルド]
鐘の音……?
このような夜更けに、なぜ……?▼
[ユーリス]
白銀の騎士たちが、
牢から罪無き者たちを解き放った合図だ。▼
あんたが捕らえて隠していた、
俺の身内をな。▼
[アルファルド]
なぜその場所を……
いや、そもそも騎士団は……!▼
[ユーリス]
はは、言ったろ……あんた、
本当に悪役面が似合ってないってよ。▼
俺が捕まる原因となったあの掃討作戦の
立案者も、あんただったわけだが……▼
やり方が杜撰だったな。俺だけじゃねえ、
レア様にもおかしいと勘づかれちまった。▼
あんたが俺を支配下に置く前から、すでに
俺はレア様と取り引きしていたんだ。▼
あんたが何かを企んでるなら調べて、
レア様に報告するようにな。▼
[アルファルド]
な……!?▼
[ユーリス]
……だが、あんたは俺の身内を人質に、
俺の行動を縛った。▼
灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)やアビスの連中の首にまで、
縄をかけて俺が裏切らないようにした。▼
流石の俺も、レア様に全部伝えることは
躊躇ったよ。仲間の命がかかってるからな。▼
誰も頼れねえとなっちゃ、自分の力で
どうにかするしかねえ。だから……▼
あんたに従うふりをしながら、俺の家族を、
仲間を……救う機会をずっと窺ってたのさ。▼
この“宝杯の儀”に備えて、あんたが
こっちに戦力を集中させるその日をな。▼
正真正銘の悪党と化かし合いをするには
あんた、少しばかり人が好すぎるんだよ。▼
[アルファルド]
………………。▼
……なるほど、君は私より
一枚上手だったようですね。▼
ですが、それがどうしたというのです。
儀式を妨げるものは、最早ありませんよ。▼
君たちは死ぬ。
もうまもなく……▼
[ユーリス]
そう上手くは事が……▼
[バルタザール]
は、こ、ば、ねえ……よっ!▼
……ユーリスお前、
本気で縛り上げてやがったな。▼
[ユーリス]
悪いな。お前なら、切れ目さえ入れときゃ
適当に引き千切ってくれると思って。▼
[バルタザール]
ったく、無茶言うぜ。
こちとら血を抜かれてフラフラだってのに。▼
おかげでこんなに時間がかかっちまったろ。
お前はもう少し相手を思いやってだな……▼
[コンスタンツェ]
は……話についていけませんけれど。
とにかく! 私たちの縄もほどきなさい!▼
[ユーリス]
自分で頼むぜ?
さっき沈黙の魔法は解いておいたからな。▼
[コンスタンツェ]
あ、あら?
本当ですわね!▼
[ハピ]
自由になったのはいいんだけどさ、
何かこれまだ血を吸われてない?▼
[アルファルド]
この日のため、私は万全を期した。
私財も私兵もすべてを投じた……▼
“宝杯の儀”は止まってはいない。
4人が逃げ出さぬよう囲みなさい!▼
[コンスタンツェ]
くうっ……! 拘束は解いたというのに、
なぜ止まらないんですの!?▼
[ユーリス]
こいつは……うん、予定外だ!
不味いな! はははは!▼
[コンスタンツェ]
笑っている場合ではありませんわ!
私たちの命が吸われているんですのよ!▼
[ユーリス]
待て待て、焦るな。
予定外にも備えるのが、俺ってもんだろ?▼
[バルタザール]
なるほどねえ。おれにも、
秘策の足音ってやつが聞こえてきたぜ!▼

戦闘マップ

戦闘開始時

[ヒルダ]
げげっ……
すでにいろいろ危なそーなんですけど。▼
[ディミトリ]
これが“宝杯の儀”……?
何が起こっている?▼
[リンハルト]
聖廟の奥に向かって魔力が流れ込んでる。
4人に血を流させ、それを力に変換して……▼
……うええ、血が流れ過ぎじゃない?
なんてやる気の削がれる儀式なんだ……。▼

1ターン目開始時

[コンスタンツェ]
私たちのそばにある魔力の渦に乗って、
宝杯への流れを阻害してくださる!?▼
そうすれば、“宝杯の儀”は止まりますわ!▼
どうやら私たちでは四使徒の紋章が反発し
合って、渦に近づけないんですの!▼
4つの渦の上に灰狼の学級の生徒以外を
配置すると、“宝杯の儀”を阻止できます
儀式が完成するまであと20ターンです
それまでに宝杯の儀を阻止しましょう
[ユーリス]
俺たちも手伝いてえところだが、この傷じゃ
そう無茶もできねえ。悪いが、頼むぜ……!▼

1ターン目敵フェイズ開始時

[アルファルド]
ああ、これが“始原の宝杯”の力……
信じられないほどの力が溢れている……!▼
宝杯に守られている私たち以外は、
無事ではいられないでしょうね……。▼
[ヒルダ]
敵も味方もお構いなし!?
とんでもない儀式じゃない……止めなきゃ!▼

10ターン目プレイヤーフェイズ終了時点で4人の退路を(左右いずれも)確保できていない場合

[アルファルド]
儀式が終わるまでここから動けないか……。
仕方がない、急ぎましょう。▼
[アルファルド]
もっと彼らに血を流させなさい。
命を奪っても構いません。▼
[背教者]
ははっ!▼

アルファルド付近のフォートレスが移動。
以後奥にいる一部の敵も移動開始。

渦の上に待機

[コンスタンツェ]
そう、それでよいのですわ!
他の場所もよろしくお願いしますわね!▼
渦の上のユニットは配置したまま、他の
ユニットを残りの渦の上に配置しましょう
[アルファルド]
まずいですね……。
彼らを止めるのです!▼

渦の上に4人待機

[アルファルド]
くっ……、儀式が……!
これでは失敗して……!▼
[クロード]
面倒くさい儀式だったが、防げたようだな。
後は……アルファルドさんを倒す!▼
[アルファルド]
こうなったら……もはや誰の血でも構わん!
お前たちを討ち、その血で……!▼

vs アルファルド

[アルファルド]
彼女が蘇るまで、あと少し……
あと少しのところまで来ているのです。▼
儀式を阻むというのなら、
誰であろうと許しはしません……!▼

主人公 vs アルファルド

[アルファルド]
彼女の忘れ形見である君を傷つけるなど、
本意ではありません。ですが……▼
君が、あくまでも退かぬというのなら
少し眠っていてもらうしかありませんね。▼

ユーリス vs アルファルド

[アルファルド]
所詮、愚かな狼だったということですか。
たとえ鎖で縛ろうと、飼い主に牙を剥く……▼
[ユーリス]
誰にも、何にも、縛られてたまるか。
鎖に繋がれたままの人生なんて御免だね!▼

バルタザール vs アルファルド

[バルタザール]
あんたには借りがある……が、対価が
命ってのは、流石に釣り合わなくねえか?▼
[アルファルド]
申し訳なくは思っていますよ。ですが、
どのような犠牲も厭わないと誓ったのです!▼
[バルタザール]
そうかい。
だったら殴り合うしかねえな。
[アルファルド]
ええ、君の流儀にも合っているでしょう。

コンスタンツェ vs アルファルド

[コンスタンツェ ]
アルファルド様、覚悟なさい!
この代償は高くつきましてよ!▼
[アルファルド]
ふ……彼女が蘇りさえすれば、
どれほどの代償を払おうと構いませんとも。▼
[コンスタンツェ ]
おーっほっほっほっほ!
もはや交わす言葉はありませんわ!▼

ハピ vs アルファルド

[アルファルド]
君は、あまり怒っていないようですね。▼
[ハピ]
まー、慣れてるっていうか。
他人を利用するのが人ってもんじゃん?▼
……でも、痛いのはヤだからね。
こういう儀式はもううんざりだし。▼

アルファルド撃破

[アルファルド]
まだだ……、まだ儀は……!▼

クリア後

(聖廟 深夜)

[アルファルド]
ベレト……君までもが、
私に剣を向けるというのですか。▼
ここにあるのは君の母の亡骸。
取り戻したいとは思わないのですか……!▼
[クロード]
先生の母親だって……?
苦し紛れの揺さぶりか?▼

《選択》

[アルファルド]
……いいえ、紛れもなく、
君の母親の遺骸です。▼
騎士団長ジェラルトの妻であり、
21年前に亡くなった修道女……▼
[ディミトリ]
……20年以上も前に死んだ者の体が、
少しも朽ちていないなど信じがたいが。▼
[アルファルド]
ええ、彼女の姿は生前と何も変わらない。
まるで、魂だけが失われたかのように……。▼
他の人のものと異なる造りをした体なのか、
何らかの術で保存されているのか……。▼
いずれにせよ、おかしなことばかりです。
違いますか、ベレト。▼
私は、10年前のあの日、地下で彼女の
遺体を見つけたその時から……▼
彼女の死の謎を解き明かすこと、彼女を
蘇らせることのみを考えてきたのです……!▼
[レア]
そこまでです、アルファルド。▼
[アルファルド]
………………!
レア……!▼
彼女を殺したのは……貴様だな。21年前、
彼女が泣かぬ赤子を産んだあの日……▼
彼女に何をした。
なぜ、彼女の遺体が残っている……!▼
[レア]
……それを語る言葉を、私は持ちません。
ですが、一つ伝えておきましょう。▼
自らの命を犠牲にし、我が子を生かす……
それを選んだのは、彼女自身でした。▼
私は、彼女の意思を尊んだ。
そのことに偽りはありません。▼
アルファルド。私にとっては、
あなたも「彼女」と同じように……▼
我が子同然に想っているのですよ。
もう、無意味な行為はおやめなさい。▼
[アルファルド]
……くっ。
く、ふっ、ははははははは!▼
どうして貴様の言葉を鵜呑みにできる。
どうして貴様を信じられる。▼
こうして彼女の遺体が目の前にある事実に、
語る言葉がないなどとほざく貴様を!▼
レア、貴様に用などない。
私のすべきは……儀式を完遂すること。▼
(アルファルドが転移する)
[レア]
アルファルド……!
……恐らくまだ近くにいるはずです!▼

《選択》

[エーデルガルト]
ええ、放ってはおけないわ。
すぐに追うわよ。▼
[ディミトリ]
ユーリスたちはどうする。
その様子……かなりの深手に見えるが。▼
[ユーリス]
……俺様はそんなにヤワじゃねえよ。
むしろ血が減ったおかげで頭が冷えた。▼
[バルタザール]
おう、そうだな。じゃなきゃ今頃、滾った
血がおれたちの頭から漏れてるところだぜ。▼
[コンスタンツェ]
私を貴方たちと一緒にしないでいただける
かしら!? 気分は最悪ですのよ!▼
ですけれど……この一件、私たちの手で
決着をつけねばなりませんもの!!▼
[ハピ]
ハピもやるよ。
きっと……これが最後だし。▼
[バルタザール]
よし、心は一つってやつだな!
……っと、その前に、ユーリス! 面貸せ!▼
[ユーリス]
……バルタザール。▼
(殴打する)
[ユーリス]
………………。▼
[バルタザール]
なぜ、おれたちに、言わなかった?▼
[ユーリス]
……すまない。俺は、お前らを利用した。
こうしなきゃ……絶対に誰かが死んでいた。▼
それが俺の身内だったか、灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)
アビスの連中だったかはわからねえが……▼
[コンスタンツェ]
私たちがそれほど信用できなくて!?
貴方という人は、本っ当に水臭いですわ!!▼
[ハピ]
別に利用されるのはいーんだけどさ、
先に相談しといてよね、まったく。▼
[バルタザール]
お前が人質を取られて大変だって事情は
よーくわかった。仕方ねえ。だが……▼
仲間だろう、おれたちは。
背中を預け合って戦う戦友だ。▼
[ユーリス]
………………!▼
……ああ。本当に馬鹿だったよ、俺は。
ありがとう、お前ら。▼
[バルタザール]
さて、馬鹿への説教はいったん終わりだ。
もう一人の馬鹿を殴り飛ばしに行くぞ!▼
もちろんお前も
手を貸してくれるよな、先生。▼

《選択》

[ユーリス]
はは、気持ち良い返事だな。
……じゃあ行こうぜ、灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)!▼

消えぬ想い

(シトリーとアルファルドの姿)
[アルファルド]
……大修道院で生まれ育った私にとって、
彼女こそが、この世界のすべてだった。▼
共に学んだことも、共に歩いたことも、
彼女との記憶は、何もかもが眩しかった。▼
(シトリーとジェラルトの姿)
[アルファルド]
……それが彼女の幸福だというなら。
私は、その門出を笑顔で見送ろう。▼
それが、彼女の幸福だというのなら……。▼
彼ならば、きっと彼女を笑顔にしてくれる。
私は、それで良かったのだ。▼
修道院という閉じた世界しか知らぬ彼女に、
彼は、広い世界を与えた。▼
目を輝かせて、彼の話をする彼女を……
彼と婚約を交わしたと微笑む彼女を……▼
彼の子を身籠り、
幸福だと私に告げる彼女の笑顔を……▼
君の笑顔を遠くで眺めていられれば、
私はそれだけで良かったのだ。▼
(暗転)
[アルファルド]
21年前。
彼女は息を引き取った。▼
愛した男との間に産んだ子の顔を
その目で見ることもないままに。▼
葬儀がしめやかに行われ、
墓地に埋葬される彼女を私たちは見送った。▼
彼女の物語に終止符が打たれ……
そこに、疑念の余地はなかった。▼
……10年前、私がアビスの隠し通路の先で
忘れ得ぬ面影の、亡骸を目にするまでは。▼

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Last-modified: 2020-12-30 (水) 18:53:37
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