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会話集/章別会話
5章 裏切りの刻†
オープニング†
灰狼の想い†
(謁見の間 昼)
- [レア]
- そうでしたか……。
事情は把握できました。▼
これは、確かに“始原の宝杯”でしょう。
数少ない教団の記録とも一致します。▼
- [ユーリス]
- 私たちの処分は……
如何様になりますか?▼
- [レア]
- 至宝の封を破ったのですから、本来ならば
相応の罰を下すべきなのでしょうが……▼
所在の掴めなかった至宝を見つけ出したとも
言えます。その功をもって不問とします。▼
それに、もしかしたら……▼
《選択》
- [レア]
- いえ、封印が解けたのは……ベレト、
あなたの影響かもしれませんね。▼
宝杯は、四使徒によって厳重な封印が
施されたと、年代記には記されています。▼
封印を解く鍵は、彼らの血に宿ったという
4つの紋章のみのはず……。▼
ですが、特別な力を持つあなたならば……
その封印を破れてもおかしくはありません。▼
……宝杯は、ひとまず私が預かります。▼
その上で、アルファルドの身柄は騎士団が
必ず取り戻すと約束しましょう。▼
彼は私にとっても、我が子のようなもの。
決して殺させはしません。▼
- [コンスタンツェ]
- ……お待ちになってくださる、レア様。
私たちとて引き下がることはできませんわ。▼
相手は、騎士団を連れてくるようならば
アルファルド様の命はないと言っています。▼
あの方は私たちの恩人なのです。
万に一つも殺させるわけには参りませんの。▼
- [ハピ]
- そーそ、騎士団が頼りになるのは
知ってるけどさ。▼
ハピたちだって戦えるし……あ、先生は
騎士じゃないから来ていいじゃん。▼
- [バルタザール]
- そいつは百人力だ。どうですか、レアさん。
今回だけは認めちゃくれませんかね。▼
おれたちだって修羅場は潜ってきてる。
宝杯もアルファルドさんも守り切るさ。▼
- [ユーリス]
- ……レア様。▼
- [レア]
- ………………。▼
《選択》
- [レア]
- 彼らだけでなく、あなたの力があれば……
それも叶うかもしれません。▼
- [レア]
- ベレト……。
あなたの力があれば、確かに……。▼
《共通》
- [レア]
- ……わかりました。
あなた方に、宝杯を託しましょう。▼
- [セイロス騎士]
- お、お待ちください、大司教猊下!
宝杯はずっと発見できなかった至宝のはず!▼
それを、彼らのような地下の……▼
- [レア]
- ……案ずるには及びません。
これ以上の議論は無用でしょう。▼
それに、たとえ奪われたところで、
賊徒に宝杯を扱うことなど不可能です。▼
……あれは本来、命を呼び戻すための神器。
もし正しい使い方を知る者が現れ……▼
その者が正しく儀を行うのであれば、
私は……それでも良いと、思うのです。▼
敵の狙い・灰狼の学級†
教室・アビス 昼
- [バルタザール]
- なあ、ユーリス。
お前がここに来た理由を聞いていいか?▼
- [ユーリス]
- 何だ、藪から棒に。▼
- [ハピ]
- そういえばユリーって言いたがらないよね。
ハピだって体質の話、したのにさ。▼
- [バルタザール]
- 他人に言いたくねえ話だとは思うが……
どうしても気になることがあってよ。▼
- [ユーリス]
- ……まあ、
話さねえってわけにもいかねえか。▼
殺しさ。
教団の人間を、何人か。▼
- [コンスタンツェ]
- !?
貴方……!▼
《選択》
- [ユーリス]
- ンなもんあるかよ。……そもそも誰が
好き好んで殺しなんてしてえと思うか。▼
《共通》
- [ユーリス]
- 俺は、もともとローベ伯爵の養子として、
上の士官学校で生徒をやってたんだが……▼
ある時、課題の一環、なんて嘯く教団に、
昔の仲間を殺しに行かされることになった。▼
- [コンスタンツェ]
- 昔の仲間って……どういうことですの?▼
- [ユーリス]
- ……お前らからすれば、
賊、と十把一絡げにされるような奴らさ。▼
それでまあ……抗議に、行ったんだよ。
そこで揉めに揉めて、結果がこうさ。▼
- [バルタザール]
- こうさ、って……お前な。
よくもまあ、処刑されなかったもんだ。▼
- [ユーリス]
- アルファルドさんが口を利いてくれたんだ。
情状酌量の余地があるってさ……▼
お前たちも同じなんだろう?
あの人に助けてもらったはずだ。▼
- [ハピ]
- あー、うん。ハピは修道院の地下牢に
入れられそうだったんだよね。▼
ハピがため息ついたら魔物が来ちゃうし。
危ないからってさ。▼
ここは暗いし狭いけど、牢屋よりはマシ。
アルフさん様様じゃん。▼
- [コンスタンツェ]
- ……それで、バルタザール。どうしても
気になることというのは何ですの?▼
敵が宝杯を手に入れようとする目的に、
当たりがついたとか……?▼
- [バルタザール]
- いや、そこまでじゃねえ。
だがレアさんの話が引っかかってな。▼
宝杯の封印には四使徒が関わってんだろ。
で、おれにはシュヴァリエの……▼
- [リンハルト]
- ちょっといいかな。▼
- [ハピ]
- 何?
今、大事な話してるんだけど。▼
- [リンハルト]
- いやあ、使徒の名前を思い出してね。▼
オーバン、シュヴァリエ、ノア、ティモテ。
血脈が失われて久しい4人の聖人だよ。▼
もしかして、灰狼の学級の皆さんには、
心当たりがあるんじゃないかと思って。▼
- [コンスタンツェ]
- ………………。▼
- [バルタザール]
- ……コンスタンツェ、今更隠すな。
おれはシュヴァリエの大紋章を持ってる。▼
士官学校の入学時に判明して、
以降は教団と相談して秘匿してたがな。▼
- [ユーリス]
- ……俺はオーバンの大紋章だ。どこから
来たもんかはさっぱりわからねえけど。▼
- [コンスタンツェ]
- 私の家系は、聖ノアの血脈を
繋いできましたわ。帝国にも隠しながら……▼
- [ハピ]
- ? てことは、ハピがティモテ?
珍しい紋章持ちって言われた気はするけど。▼
- [エーデルガルト]
- ……失われたはずの4つの紋章が、
この学級に集められたのね。▼
- [クロード]
- それも、おそらくは他ならない
アルファルドさんによって、な。▼
- [ディミトリ]
- だが……アルファルド殿は誘拐された。
それは、なぜだ?▼
宝杯を手に入れるだけならば、迂遠な手を
使わずとも、俺たちから直接奪えたはずだ。▼
- [バルタザール]
- アルファルドさんも誰かに脅されてたか、
仲間割れでもしてるのか……。▼
- [ユーリス]
- あるいは、本当に偶然だったのかもな。
俺たちは結果から逆算しちまってるが……▼
お前が転がり込んだのはただの事故だろ?
ハピやコンスタンツェの事情とも無関係だ。▼
俺の不始末だって、起こらねえ可能性は
高かった……疑い過ぎってやつなのかもな。▼
……まあ、今は時間の猶予もない。
とっとと支度して、礼拝堂跡に向かおうぜ。▼
逢瀬の約束†
(通路・アビス 昼)
- [ユーリス]
- ああ……
ちょっと待ってくれ、先生。▼
俺、あんたのことを気に入っちまってさ。
どうだ、逢瀬の約束でもしないか?▼
《選択》
- 逢瀬?
- 今はそんな場合ではない
- 目が笑っていないが
- [ユーリス]
- この約束を糧に、次の戦いも頑張れる。
そういうもんだと思うけどなあ、俺は。▼
- [ユーリス]
- ああ……悪いな。
がっつくつもりはなかったんだが、つい。▼
《共通》
- [ユーリス]
- ……明日の夜半過ぎ、大修道院の鐘が鳴る。
それを合図に、聖廟の前で待ち合わせよう。▼
こっちにも都合がある。夕方でも朝でもなく
夜半過ぎだ。間違えるんじゃねえぞ?▼
《選択》
- [ユーリス]
- まあ、来ればわかるさ。▼
- [ユーリス]
- なぜって、逢瀬は夜にするもんだろ。
ははあ、俺が相手じゃ、そんなに不満か?▼
《共通》
- [ユーリス]
- これでも貴族どもが俺を巡って
殺し合いをおっ始めたことさえあるんだぜ。▼
良い思い、とは言わないが、
楽しい夜にしてやると約束しよう。▼
明日の夜だ。
覚えておいてくれよな、先生!▼
レアの推測†
(謁見の間 昼)
- [司祭]
- 猊下、お考え直しください。▼
あれはセイロス教団の至宝、英雄の遺産に
匹敵すると言っても過言ではないものです。▼
- [レア]
- そうですね。
ですから……私もすでに手を打っています。▼
ただ……強大な力を秘めた恐ろしい
武具である英雄の遺産と異なり……▼
宝杯はすでに力を失ったもの。当世に
おいては、何を成すことも能いません。▼
- [司祭]
- ……宝杯は、一切の力を持たないと?
であれば、なぜ至宝などと呼ぶのです。▼
- [レア]
- あれは……四使徒の血を持って、
女神をこの現世に呼び戻すための……▼
四使徒の、血……?▼
- [司祭]
- どうされましたか?▼
- [レア]
- 急ぎ、灰狼の学級が保護している
者たちの素性を洗い出しなさい。▼
士官学校に在籍していた者も多いはず。
資料に当たり、改竄の形跡も調べるのです。▼
- [司祭]
- は……はい。
承知いたしました。▼
- [レア]
- それと、アロイスを至急呼びなさい。
騎士団にも命じたいことがあります。▼
- [司祭]
- 承知しました。▼
- [レア]
- 急ぎなさい。もし私の予想が正しければ、
また悲劇が起こってしまう……。▼
(大修道院近郊 昼)
- [バルタザール]
- ……この辺りか、古い礼拝堂ってのは。▼
- [コンスタンツェ]
- 私などいなくても変わりないでしょうが、
アルファルド様を助ける交換材料にでも……▼
- [アッシュ]
- だ、駄目ですよ、コンスタンツェ。
代わりに君が捕まったら本末転倒です。▼
- [ハピ]
- そういえば、バルトって割とおっ……
年季が入ってるしさ。▼
騎士団と間違われたら大変じゃん?▼
- [バルタザール]
- おい。
今、おっさんって言ったろ。言ったな。▼
- [ヒルダ]
- あー、でも確かにー。
実際、結構年も離れてるもんねー。▼
- [エーデルガルト]
- ヒルダのお兄様の友人なのよね?
確かに、ヒューベルトと比べても結構……▼
- [バルタザール]
- 喧しい。しっかり制服も着てるし、
間違われるようなこたあねえだろ。▼
- [ユーリス]
- 制服着てりゃあ生徒ってのも
適当すぎる気もするけどなあ……。▼
- [アッシュ]
- そういえば、
ずっと疑問に思っていたんですけど……▼
その制服や灰狼の学級の教室は
いったい誰が用意したものなんですか?▼
- [コンスタンツェ]
- 不肖ながらお答えさせていただければ、
アルファルド様になりますわ。▼
- [ユーリス]
- ……あの人はさ、アビスの管理を任されて
すぐに灰狼の学級ってもんを作ったそうだ。▼
訳あって士官学校にいられなくなった
元生徒に、居場所をくれてやりたいってな。▼
もちろん、俺たち4人と知り合うより
ずっと前の話だ。▼
《選択》
- [アッシュ]
- はい。他にどんな目的があったとしても、
僕はその行動を素晴らしいと思います。▼
- [エーデルガルト]
- そういう話を聞くと、偶然でも
おかしくないとも思えてくるわね。▼
《共通》
- [ハピ]
- 難しいことは知らないけどさ、
ハピは助けられたし、助け返したいよね。▼
- [コンスタンツェ]
- 私が存在することが助けになるとは
かすかにも思えませんが……同感ですわ。▼
- [バルタザール]
- そういうこった。受けた恩を返さねえなんて
主が赦してもおれの拳が許さねえ。▼
- [ユーリス]
- ……先生も、巻き込んじまって悪いな。▼
《選択》
- [ユーリス]
- 恩に着るよ。
……もうしばらく付き合ってくれ。▼
- [バルタザール]
- はっはっは、お前も名実ともに
すっかり灰狼の学級の「先生」だな!▼
《共通》
- [バルタザール]
- よおし!
それじゃあ、気合い入れてくぞ!▼
- (主人公とユーリスだけが残る)
《選択》
- [ユーリス]
- まさか。
……ああいや、どうかな。▼
《共通》
- [ユーリス]
- なあ……先生。俺はさ、ガキの頃から、
勝てる博打しか打たねえと決めてるんだ。▼
そのために誰かを騙して、陥れて、殺して、
そうしてやっとここまで来た……。▼
だが……次の賭け、
勝率は九分九厘にしかなってねえ。▼
最後の一厘は、あんたが俺を
信じて託してくれるかどうか、だな。▼
……悪い、ただの独り言だよ。
行こうぜ、先生。▼
(大修道院近郊 夕方)
- [メトジェイ]
- ケェッヘッヘ……ようやくお出ましか。
随分待たせやがって!▼
- [アルファルド]
- 君たち……
なぜ……!▼
- [バルタザール]
- 助けに来たに決まってんでしょう。
あんたを見捨てるなんてできるかよ!▼
- [コンスタンツェ]
- “始原の宝杯”はこちらにございますわ。
その方を引き渡していただけますかしら。▼
- [アルファルド]
- それは、まさか……!
私があんなことを言ったばかりに……▼
- [メトジェイ]
- フン……偽物じゃねえだろうな?
確かめさせてもらおう。こっちに寄越せ!▼
- [ユーリス]
- いいや、人質と交換だ。
俺たちはでき得る限りの誠意を見せただろ。▼
- [メトジェイ]
- チッ……まだ立場がわかってねえようだな。▼
俺たちは、ここでお前らをぶっ殺して
そいつを奪い取ったっていいんだぜ。▼
- [ハピ]
- ……なんか、思ってたより話が通じない
相手だったね。▼
- [ユーリス]
- こんなところだろうと思ってたけどな。
誠実さが期待できる手合いじゃねえ。▼
- [アルファルド]
- ……いけません、ユーリス。
剣を抜いては……!▼
私のことはいい。
宝杯を持って逃げてください……!▼
それは教団の至宝です。
彼らに渡してはなりません!▼
- [バルタザール]
- ……おれたちも、考えなしで
戦いに来たわけじゃないんでね。ハピ!▼
- [メトジェイ]
- 何だっ!?▼
- [ハピ]
- えっ!? ハピ!?▼
- [メトジェイ]
- ……?▼
- [バルタザール]
- ……あー、おい、あれだ。
やってくれ、ハピ。▼
- [ハピ]
- ……ああ、あれね。
はああ……、まったくヤなんだけどな。▼
- [アルファルド]
- !!
彼女のため息は……!▼
- [巨鳥]
- キュオオオオオッ!!▼
- [ユーリス]
- 魔物を呼ぶ「ため息」とは、
本当に……いつ見てもとんでもねえ力だよ。▼
- [ハピ]
- どーも。めちゃくちゃ不便だし、
正直こんな力いらないんだけどね。▼
- [ごろつき]
- う、うわあああ!?
何だ、魔物がいきなり……!?▼
- [ユーリス]
- はははは! 根性のねえ賊どもだなあ!
バルタザール、魔物の始末は頼むぞ!▼
- [バルタザール]
- おう、任せろ!
……っとと、おお!? うおおおお!?▼
- [巨鳥]
- キシャアアアッ!!▼
- [ユーリス]
- おい、バルタザール!
何やって……あー飛んでいっちまった。▼
……まあいい、人質は取り返した。
仕切り直しといこうじゃねえか。▼
- [メトジェイ]
- ふ、ふざけやがって!
野郎ども、ガキを散々に苦しめてやれ!▼
戦闘マップ†
戦闘開始時†
- [アルファルド]
- 何という無茶を……!
ですが、助かりましたよ。ありがとう。▼
- [ユーリス]
- いいや、お礼にはまだ早いですよ。
まずはここを切り抜けなきゃならない。▼
- [メトジェイ]
- チッ……つまらねえドジ踏むんじゃねえぞ。
俺たちの未来は明るいんだ。▼
- [盗賊頭]
- ええ、しっかりこなしやすぜ。
お貴族様の秘密任務が待ってますもんね!▼
1ターン目開始時†
- [バルタザール]
- 巨鳥に殴りかかったのはいいが、
飛ばれてこんなとこに……。▼
まあいい、“レスターの格闘王”の
暴れっぷり……披露させてもらうぜ!▼
主人公⇔アルファルド†
- [アルファルド]
- 君まで巻き込んでしまうとは……
本当に、申し訳ありません。▼
どうか今だけは、手を貸してください。
皆で、生きて帰りましょう……!▼
アルファルドHP減少†
- [アルファルド]
- くっ……この程度の傷で、
私が倒れるわけには……!▼
更にアルファルドのHP減少†
- [アルファルド]
- くうっ……厳しい、か……
私には、まだ……果たすべき使命が……。▼
- [ユーリス]
- ったく、次から次へと……あそこの盗賊が
増援を呼び込んでるみてえだな。▼
- [ユーリス]
- ったく、まだ敵の数が多いな。……ハピ!
悪いが、さっきのアレをもう一回頼む。▼
- [ハピ]
- また? ハピ使い荒くない?
はあ……、はああ……、はあああ……▼
- [巨鳥]
- ギュオオオオン!▼
- [盗賊]
- げっ、また魔物だー!?
- [メトジェイ]
- 何でガルグ=マクの中にこんなに魔物が
出やがるんだ!▼
せめて見つけたお宝だけでも持って
逃げてやる!▼
vs メトジェイ†
- [メトジェイ]
- 数節後には、俺様も晴れて帝国……
おっと、これは言っちゃまずかった。▼
まあいい、貴様が死ねば問題ねえ!
ゲハハハハ!▼
エーデルガルト vs メトジェイ†
- [メトジェイ]
- ケーッヘッヘ……あ、あんたはまさか、
皇女のエーデルガルト!?▼
- [エーデルガルト]
- 不敬な輩ね。
一思いに仕留めてあげる!▼
メトジェイ撃破†
- [メトジェイ]
- いいさいいさ、もっと金払いの良いお方が
雇ってくださるんだ! 逃げるが勝ちよ!▼
エーデルガルトがメトジェイ撃破†
- [メトジェイ]
- は、話せばわかる!
命ばかりはお助けを!! ぎゃあーっ!▼
- [エーデルガルト]
- 追う気すら失せる相手ね……。▼
戦闘勝利後†
- [バルタザール]
- アルファルドさん、無事だな?▼
- [アルファルド]
- ええ、おかげさまでね。
宝杯も無事でしょうか?▼
- [ハピ]
- うん、先生が……▼
- [コンスタンツェ]
- !? 何を……!▼
- [ユーリス]
- ……じゃ、しばらく寝てろ。▼
クリア後†
裏切りの後で†
(大修道院近郊 夕方)
- [バルタザール]
- おい、ユーリス……てめえ……!
何のつもりだ……!?▼
- [ユーリス]
- ははっ、いやあ、
何のつもりかなんて見りゃわかるだろ?▼
- [アルファルド]
- ご苦労でした、ユーリス。
君のおかげで、こうして宝杯も手に入った。▼
そして、四使徒の血も……▼
- [コンスタンツェ]
- ……的を射ていたのですわね。もう一人の
「私」の、身内の中に敵がいるとの推論は。▼
- [ユーリス]
- お前は想像力が豊かだからなあ。
話を逸らすのに骨が折れたぜ。▼
- [アルファルド]
- 無駄話はそこまでですよ、ユーリス。
余計な情報を与えるなと言ったでしょう。▼
- [ユーリス]
- どうせ死ぬんだ。
少しくらい教えてやったっていいだろ?▼
ったく、俺は学級の仲間まで売ったんだぜ、
あんたのために。少しは信頼してくれよな?▼
- [アルファルド]
- ………………。▼
(主人公が起き上がる)
- [ユーリス]
- ……はあ。ま、そういうことだ。
まだ雑談に興じていたいところだが……▼
後は適当に頼むよ、先生。
それから地上の連中のこともな。▼
- [ディミトリ]
- ……! 先生、無事か!▼
《選択》
- [エーデルガルト]
- え? どういうことかしら。
確かに貴方は斬られて……▼
- [エーデルガルト]
- 冗談を言えるくらいには元気なのね。
でも貴方は斬られたのだし……▼
《共通》
《選択》
- [クロード]
- 先生、もう少しわかりやすく……
斬るふりだけだって!?▼
あんたはユーリスの演技に付き合ったって
ことか……けど、本当に良かったのか?▼
- [ディミトリ]
- ああ、宝杯と3人が連れ去られたんだ。
急ぎ彼らを追わねば、何が起こるか……。▼
- [エーデルガルト]
- でも、どう追うと言うの?
行き先も何も、手がかりはないわ。▼
- [クロード]
- 奴の目的は、見えなくはないけどな。
そうすると自ずと場所は限定され……▼
- [レア]
- ベレト……!
ああ……間に合いませんでしたか……。▼
- [エーデルガルト]
- 大司教殿?
どうしてここへ?▼
- [レア]
- ……あなた方を送り出した後、灰狼の学級の
生徒たちの素性を調査したのです。▼
その結果、彼らの持つ紋章についての
情報が、改竄されていたと判明しました。▼
もはや疑う余地はありません。
灰狼の学級には……▼
“宝杯の儀”を執り行った4人の使徒と、
同じ大紋章を持つ4人の生徒が……。▼
“始原の宝杯”は四使徒の血を受けることで
その大いなる力を発揮します。▼
それが、四使徒と同じ紋章を持つ4人の
血でも条件を満たすということになれば……▼
- [ディミトリ]
- アルファルド殿が、宝杯の儀を
再現できる可能性があると……?▼
……レア様。宝杯の儀とは、
つまるところ何の儀式なのですか?▼
- [クロード]
- 命を呼び戻す儀とは聞きましたよ。
けど、実際に何が起こるっていうんです?▼
- [レア]
- 宝杯は……女神が創り出した神器なのです。
傷つき、失われた肉体を癒やすための……▼
- [クロード]
- 失われた肉体を癒やす……
やっぱり死者を蘇生するってことですか!?▼
- [レア]
- いいえ……取り戻せるのは肉体だけです。
心と魂を残したもののみ蘇らせられる……。▼
肉体が滅ぼうとも心と魂が残り続ける、
女神を再臨させるための道具なのですよ。▼
その絶大な力は、英雄の遺産に匹敵する
危険性を有すると言えましょう。▼
使徒はその紋章を誰かに与えることなく
姿を消し……二度と揃うはずはなかった。▼
だというのに、灰狼の学級に、
4つの紋章すべてが……。▼
- [クロード]
- なるほどな。アルファルドさんがアビスを
使って集めていたってわけですか。▼
教団にも情報を上げずに、
こっそりと、な。▼
- [レア]
- ……今回の件は、宝杯を彼らに
託してしまった私の落ち度です。▼
- [エーデルガルト]
- 大司教殿、彼らの行方に心当たりは?▼
- [レア]
- ……宝杯の儀は、主の力で加護されている
ガルグ=マクの中で行う必要があります。▼
また、その術式の複雑さもあって、静謐な
場所で執り行わなければならないはず……。▼
- [ディミトリ]
- 静謐な場所、ですか。とはいえ修道院には
それに類する場所が無数にあるような……▼
《選択》
- [エーデルガルト]
- 聖廟? 確かに静謐ではあるけれど、
前節の騒ぎのせいで警戒は厳重に……▼
- [ディミトリ]
- 食堂? 静謐というには無理がある気も……
……先生、腹でも減ったのか?▼
- [クロード]
- 書庫? 確かに静謐な感じはするよな。
だが……結構な人数だったし狭くないか?▼
《共通》
- [レア]
- とにかく、一度修道院に戻りましょう。
……調査すべき事柄も少なくありません。▼
- [アロイス]
- ……レア様!▼
- [レア]
- 血相を変えてどうしたのです、アロイス。
何か変事が……?▼
- [レア]
- ガルグ=マクの街に……外郭内に
盗賊団が現れたとの知らせが!▼
商店や民家に片っ端から押し入り、
ほしいままに略奪しているそうです!▼
- [レア]
- まさか、アルファルドが……?▼
- [アロイス]
- わかりませんが……とにかく数が多く、街の
警備だけではとても対応できないとのこと!▼
私を含め、近隣の騎士全員の出動を
ご許可いただければと……!▼
- [レア]
- ……急ぎ民の安全を確保なさい。
ただし精鋭を数人、私の元に残すように。▼
- [アロイス]
- はっ! 仰せのとおりに!▼
- (レアとアロイスたちが去る)
- [クロード]
- それで、どうすんだ、先生?
何か言いかけてた気がするが。▼
《選択》
- [クロード]
- 聖廟で待ち合わせ?
二人でそんな内緒話をしてたとはね。▼
- [ディミトリ]
- ……ユーリスの奴、やはり
何か事情を抱えているようだな。▼
わざわざそんな言葉を残していったんだ。
その意味を考えてみるべきかもしれない。▼
- [エーデルガルト]
- なぜ夜半過ぎなのかしら。
すぐに踏み込んだほうがいいのでは?▼
- [クロード]
- ま、計算高いあいつのこった。
どうせ何か考えがあるんだろ。▼
コメント†
Last-modified: 2020-10-08 (木) 17:22:34