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会話集/支援会話

リンハルトの支援会話

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ヒューベルト

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フェルディナント

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カスパル

支援C

[カスパル]
よお、リンハルト! まーた眠そうな
顔しやがって、気合が足りねえぞ!▼
[リンハルト]
……騒がしいと思ったら、カスパルか。
君は相変わらず、気合が空回りしてるね。▼
[カスパル]
空回りなんかしてねえって!
ほら、訓練場でお前にも気合入れてやる!▼
[リンハルト]
いやいや、遠慮するよ、まったく……。
君はどんどん父親に似てくるね。▼
昔、君の父親に会った時、無理やり訓練に
付き合わされそうになったのを思い出すよ。▼
[カスパル]
確か、お前の親父が、私の息子に何をする!
って激怒して喧嘩になったんだよなあ。▼

《白雲・紅花の章》

[リンハルト]
ああ……あの二人、ずっと仲が悪いよね。
いい大人がまったく何をやってるのか……。▼

《銀雪・蒼月・翠風の章》

[リンハルト]
ああ……あの二人、ずっと仲が悪いよね。
今でも帝国内でいがみ合ってるのかな……。▼

《共通》

[カスパル]
いっそ拳と拳で喧嘩すりゃ、
親父の勝ちですぐに片がつくのにな。▼
[リンハルト]
それは酷い勝負だな。君の父親相手に勝てる
人なんて、フォドラ中探しても少ないよ。▼
普通なら、僕の父の方が上背がある分、
有利なはずなんだけどねえ。▼
[カスパル]
むっ。
背の高さは関係ねえだろ!▼
[リンハルト]
実力差がそれほどないなら、
背の高い人のほうが有利だろう。▼
[カスパル]
力で相手をねじ伏せた方が勝つ!
それが喧嘩だぜ!▼
[リンハルト]
勝負を決めるのは腕力だけじゃないさ。
上背がある人は総じて手足が長いからね。▼
手足が長いと、攻撃できる範囲も広くなり、
脚力も増し、拳や足先にも力を込めやすい。▼
さらに背が高いと体重も多く……、
ああ、まあ、いいや。十分わかったよね?▼
[カスパル]
いや、さっぱりわかんねえ。
手足の長さなんて近づいちまえば……▼
[リンハルト]
近づけるならね。だから……
いや、もう君の言うとおりでいいや。▼
[カスパル]
何だよ、お前はすぐそうやって……。
だったら、オレが証明してきてやるよ。▼

《第一部》

[カスパル]
確か騎士団に背の高い新人が入ったよな?
よっしゃ、あいつを負かしてきてやるぜ!▼

《第二部》

[カスパル]
昔に比べたら、オレも随分、
背が伸びちまったけどよ……▼
確か最近、でっけえ傭兵が入ったよな?
よっしゃ、あいつを負かしてきてやるぜ!▼

《共通》

[リンハルト]
実力差の話は……ああ、まあいいか。
行っちゃったし。▼
(暗転)
[カスパル]
……ああ、くそっ! 強えな!
殴りも蹴りも、全然当たりやしねえ!▼
[リンハルト]
……はあ。
だから、そう言ったよね?▼
喧嘩は背が高いほうが有利だって。▼

支援B

[カスパル]
くそっ! 力の差はないはずなのに、
どうしても自分より背の高い奴に勝てねえ!▼
なあ、リンハルト。
何か勝つための策を考えてくれよ。▼
[リンハルト]
……それは無駄なんじゃないかな?▼
たとえ策を教えたとしても、
いつも君は策どおりに動かないじゃないか。▼
[カスパル]
そっ、それは、策が難しすぎるからで……。
今度はちゃんとやるからよ。な、頼む!▼
[リンハルト]
……仕方がないね。
それなら、とておきの秘策を授けよう。▼
[カスパル]
おっ、そんなのがあんなら早く言えよ。
どんな策なんだ?▼
[リンハルト]
まず、君が得意な先制攻撃、そして連打、
こういったものをすべて我慢しよう。▼
[カスパル]
ええー!?▼
[リンハルト]
相手の攻撃を避け、受け流し、耐え続け……
そして必殺の一撃で急所を突くんだ。▼
[カスパル]
急所突きか!▼
[リンハルト]
背が高いということは内に入り込めば、
逆に有利になる。その隙を見つけるんだ。▼
[カスパル]
なるほど!
……オレには向いてねえな。▼
[リンハルト]
じゃあそのまま負け続けていなよ。
これしかないし。▼
[カスパル]
や、やらないとは言ってねえだろ!
ふん、やってやらあ!▼
[リンハルト]
君が疎かにしがちな守りを、
まずは鍛えなきゃね。▼
[カスパル]
そうか。
じゃあ早速、付き合ってくれよ。▼
[リンハルト]
いや、僕は……▼

《第二部限定》

[カスパル]
5年でだいぶ差が詰まったとはいえ……▼

《共通》

[カスパル]
お前はオレより背が高いんだし、
鍛錬の相手にぴったりじゃねえか。▼
ほら、がんがん打ち込んでくれよ!
訓練場、行くぞ! さあ!▼
[リンハルト]
やれやれ……。
はあ……適当なとこで逃げよ。▼
(暗転)
[カスパル]
さあ、もう一度、リンハルト!
来い!▼
[リンハルト]
ぜえ……はあ……。
カスパル、ちょっと……▼
水、取って来る……
じゃあね……。▼
[カスパル]
おう!
………………。▼
……しまった!
あいつ、逃げやがったな!?▼

支援A

[リンハルト]
うん? あれは、カスパル?
あんなところで何を……▼
ああ、また背の高い人と立ち会ってるのか。
……あいつも折れないな。▼
[カスパル]
へっ、今日こそオレが勝ってやるからな。
さあ、来やがれ!▼
[リンハルト]
そうだ、カスパル。その調子……。
練習どおりに動けてるよ。▼
それは受けて……それは足で避けて……。
……そう、そこだ!▼
急所への一撃、決まったね。
やったな、カスパル。▼
[カスパル]
はあ……はあ……。
よっしゃあ! オレの、勝ちだあああ!▼
(暗転)
[カスパル]
そこでオレの一撃が、相手のみぞおちに……
見せたかったなあ……▼
……って、ちゃんと聞けよ、リンハルト!
今いいとこなんだぞ!▼
[リンハルト]
聞いてるよ。
もう4回目だよ? いい加減にして……。▼
[カスパル]
お前なあ、
もっとオレたちの勝利を喜べって!▼
[リンハルト]
……僕たちの勝利?▼
[カスパル]
そうだ。お前の助言がなきゃ、
オレは勝てなかったんだぜ?▼
ありがとな、リンハルト。
お前は凄え奴だ! 最高だって!▼
[リンハルト]
最高って……
いや、その、君が努力した結果だよ。▼
僕はただ口にしただけ。
それを実行したのは君だ。▼
最高なのは、君のその弛まぬ意志だよ。
僕にはないものさ。▼
[カスパル]
へへっ、そう褒められると、
何だか体がむずむずするな。▼
だけどオレ、お前が最高だっていうのも
譲らないからな!▼
オレの意志は凄えんだろ?
だったら譲るはずもねえよな!▼
[リンハルト]
……ああ、そうだね。
君はそういう奴だ。▼
一生逃れられないんだろうなあ、
この腐れ縁からは。▼
[カスパル]
何だよ、逃れたいのかよ。▼
[リンハルト]
いや、別に。
切ろうと思っても切れない縁さ。▼
[カスパル]
へへっ、そうだな。
何で斬ろうと斬れない絆だ!▼
もし将来、オレたちの正義が
ぶつかることがあっても……▼
オレたちは絶対に争わない。
約束だぜ!▼
[リンハルト]
や、僕はそもそも誰とも争いたくないから。
戦場に出るのも、この戦争が最後だよ。▼
[カスパル]
そりゃそうだけど……▼
[リンハルト]
……だから、一緒に生き残ろう。▼
それなら約束していい。▼
[カスパル]
おう! 約束だ!
絶対、二人で生き残って、勝つぞ!▼

ベルナデッタ

支援C

[ベルナデッタ]
ふんふんふふーん……♪
良いお天気で絵筆が進むなあ。▼
[リンハルト]
……あれ、ベルナデッタ?▼
[ベルナデッタ]
ぶっふうううう!
はいっ! どなたでしょうかああああ!▼
[リンハルト]
どなたって……。リンハルトだよ。
ここで何をしてるの?▼
[ベルナデッタ]
な、何をって……。え、絵です。
邪魔ですよね! 帰ります、帰りますから。▼
[リンハルト]
いや、邪魔だなんて言ってないけど。
僕は本を読みに来ただけだよ。▼
つまり静かにするし、動かないから、互いに
邪魔には……いや、もう好きにして。▼
帰りたいなら帰ればいいよ。▼
[ベルナデッタ]
帰りたいわけじゃないですし……
いや、その……か、帰ってやるもんですか!▼
[リンハルト]
………………。▼

(暗転)

[リンハルト]
………………。▼
[ベルナデッタ]
………………。▼
[リンハルト]
……そういえば君って、
普段、引き籠もってるよね?▼
[ベルナデッタ]
ひあああ! ご、ごめんなさい!
今日は外にいて、ごめんなさいいい!▼
怒ってますか? 怒ってますよね?
すぐに片づけて引き籠もりますううう!▼
[リンハルト]
別に怒ってないって……。
むしろ、僕は君に憧れを抱いてる。▼
僕だって君のように引き籠もって、
一日中、外に出ずに過ごしたいわけだよ。▼
でも、それだと研究ができないから、
とても悩ましくてね……。▼
[ベルナデッタ]
あ、憧れ!? あたしに!?
……はっ、さては何か企んでいるでしょ!▼
ベルの真似をベルに成り代わり、
最後には亡き者にする気ですね!▼
そ、そんなことさせませんから!
力の限り抵抗しますもん!▼
[リンハルト]
いや、そんな気は全然……。
はあ、もう面倒臭いからそれでいいよ。▼
[ベルナデッタ]
ひえ!? た、助けてえええ!
命だけはご勘弁をおおおお!▼

(ベルナデッタが走り去る)

支援B

(野外で二人が並んで座っている)
[ベルナデッタ]
………………。▼
[リンハルト]
………………。▼
[ベルナデッタ]
……うーん。
もう少し赤を足そうかな?▼
[リンハルト]
……朱色のほうがいいんじゃない?▼
[ベルナデッタ]
なあっ!? 何ですか、急に!
どうせあたしなんて才能ないですよ!▼
[リンハルト]
君の才能の有無は知らないけど、
あの花を描くなら朱色が合うと思うよ。▼
朱色なら赤よりも柔らかく描けるし、
輪郭が……ああ、まあいいや。▼
よく考えたら君がどう描きたいのかも
知らないし。邪魔したね。▼
[ベルナデッタ]
……いえ、いいんです、別に!
好きに言えばいいじゃないですか!▼
で、でも、折角言ってくれたんだし、
朱色で塗ってやりますからね!▼
(暗転)
[リンハルト]
……そろそろ戻るか。▼
[ベルナデッタ]
……はあ。
やっと出来た! ……ような気が。▼
[リンハルト]
ああ、絵が完成したんだね。
ふうん。▼
[ベルナデッタ]
えっ、ちょ、ちょっと……。
見ては! 見てはいけませんって! こら!▼
[リンハルト]
……色使いが全体的にぼんやりしてるね。
やっぱり赤のほうが良かったかなあ。▼
花びらのとことか遠近感がおかしいし、
もう少しよく見て描くといいよ。▼
最初は下書きの正確さを心がければ……
まあ、上手くなるかもね。▼
[ベルナデッタ]
………………。▼
[リンハルト]
ベルナデッタ?▼
[ベルナデッタ]
あああああ! もうダメ! 無理です!
絵筆なんて折ってやりますううう!▼
さよならあたしの画家人生えええ!
生まれ変わったらまた会いましょおおおー!▼
[リンハルト]
……行っちゃった。
事実とはいえ、言わないほうが良かったか。▼

支援A

[リンハルト]
……あれ、ベルナデッタ。
絵筆を折ったんじゃなかったの。▼
[ベルナデッタ]
う、うるさいです!
余計なお世話ですよ、リンハルトさん!▼
[リンハルト]
いやあ良かったよ。
僕も少し心が痛んでたからね。▼
ま、僕はもう君の絵に意見しないほうが
良さそうだけど。▼
[ベルナデッタ]
ふん!
知りません!▼
(暗転)
[リンハルト]
………………。▼
[ベルナデッタ]
………………。▼
(ベルナデッタが作業する横でリンハルトは本を読んでいる)
[リンハルト]
……この状況って、何て言うのかな?▼
[ベルナデッタ]
えっ、何ですか?
この状況が……何!?▼
はっ……ベルが邪魔ってことですね!
わかりました、今すぐ片づけて帰ります!▼
[リンハルト]
はあ……。
そうじゃないって。▼
人が二人いるのに一緒にいる感じがせず、
それぞれ一人でいる……みたいな状況さ。▼
[ベルナデッタ]
それぞれ一人……? さあ、何でしょう。
あたしはずっと一人ぼっちでしたので……。▼
[リンハルト]
うん? 一人ぼっち……
そうか、それなら二人ぼっちってことだね。▼
一人ぼっちが二人で、二人ぼっち。
どうだろ?▼
[ベルナデッタ]
二人ぼっち……何ですか、それ。
はっ、まさか!▼
一人ぼっちがいいから、ベルは帰れっていう
遠回しな言葉ですか!? そうなんでしょ!▼
[リンハルト]
帰らないほうがいいよ……。何しろ、
二人ぼっちは作業に適した状況だからね。▼
一人でいる時のような集中力を保てながら、
二人でいる時の緊張感をも持てる。▼
これは、素晴らしい環境じゃない?
君は二人ぼっちの効果を実感してる?▼
[ベルナデッタ]
ええ? あ、あたしは、その……。
一人のほうが好きな気がしますけど……▼
リンハルトさんの隣で絵を描いてると、
ここ指摘されそう、とか考えちゃいますね。▼
それが緊張感ってことなんでしょうか。
だとしたら、効果はあるかも。▼
[リンハルト]
……まあ、僕は好きに指摘するけど。
ほら、その絵も、随分上達したね。▼
輪郭が正確だし、色の重なる部分の使い方も
なかなか上手い、それに……▼
[ベルナデッタ]
り、リンハルトさんが褒めたあ!?
これは明日、雪!? いや、嵐ですか!?▼
[リンハルト]
僕は思ったことを言ってるだけなのに。
まあいいや。それで……▼
どうやら君は、才能が有るのかもね。
それに努力家でもあるし……▼
[ベルナデッタ]
また……な、何を企んでるんですかああ!
褒めたって何も出ませんよ!▼
まさか……あ、あたしの心を奪って、
あんなことやこんなことを……▼
[リンハルト]
……?
君の心は褒めると奪えるのかな。▼
[ベルナデッタ]
そ、そんなことありませんから!
ベルの心は鋼鉄です! 奪えません!▼
[リンハルト]
そうか、残念だな。
じゃあ褒めないことにするよ。▼
[ベルナデッタ]
え? いや?
も、もっと褒めてくれていいんですよ!?▼
[リンハルト]
よくわからないけど、わかったよ……。
……君は可愛いね。▼
[ベルナデッタ]
へ?
ふふふふふ不意打ちはダメですうううう!▼

ドロテア

支援C

[リンハルト]
……ふああ。
少し眠くなってきたなあ。▼
[ドロテア]
あら、こんなところでお昼寝だなんて、
風が心地良さそうですね。▼
[リンハルト]
……ドロテアか。
僕に何か用なの?▼
[ドロテア]
そうですねえ、用と言えば用かしら。
寝転んでる貴方が気になって……。▼
でも、こんなところで寝るなんて、
貴族様には見せられない光景ですねえ。▼
[リンハルト]
一応、僕も貴族なんだけどな。
……知ってるよね?▼
[ドロテア]
ふふっ、ごめんなさい。
リンくんって貴族っぽくないから。▼
[リンハルト]
人の在り方は人それぞれだよ。
僕はこの生き方がいいし。▼
……ま、気取った貴族には
よく馬鹿にされるけどね。▼
[ドロテア]
ふうん……
馬鹿にされて悔しくないんです?▼
自尊心が傷つけられたり、
リンくんはしません?▼
[リンハルト]
自尊心?
そんなもの、生きるのには不要さ。▼
[ドロテア]
貴族というと何かと自尊心が高いけど……
本当に貴方は変わってるんですねえ。▼
[リンハルト]
ま、そうかもね。僕の父……内務卿の
ヘヴリング伯と言えばわかるかな。▼
あの人は僕と違って、
物すごく自尊心が高いよ。▼
例えば、軍務卿と犬猿の仲なのは知ってる?
父は実のところ軍務卿を評価してるんだ。▼

《第一部》

[リンハルト]
でも自尊心が邪魔して仲直りできない。
そのせいで帝国は文官も武官も不仲さ。▼
政治にも悪影響が出て最悪……ほんと、
自尊心なんか何の役にも立たないだろ?▼

《第二部》

[リンハルト]
でも自尊心が邪魔して仲直りできない。
そのせいで帝国は文官も武官も不仲だった。▼
当時は政治にも悪影響が出て最悪だった……
ほんと、自尊心なんか何の役にも立たない。▼

《共通》

[ドロテア]
うーん、文官と武官の仲が悪いのは、
ずっと昔からじゃないかしら?▼
内務卿は文官の長なわけだし、勝手に頭を
下げたら部下の立場もないでしょう?▼
責任を負ってる分、自尊心もなくちゃ、
長は務まらない気がしますよ、私は。▼
それに立場や職務に裏打ちされた自尊心は、
男を魅力的にすると思う……。▼
[リンハルト]
……魅力的になる必要なんてある?
生きる邪魔にしかならなさそうなんだけど。▼
[ドロテア]
えっ? 魅力がないと、人から
見向きされなくなっちゃいません?▼
[リンハルト]
そしたら、ずっと昼寝してられるね。
楽しそうだなあ。▼
[ドロテア]
ええ? ……魅力が、生きる邪魔?
そんなこと、あり得るのかしら……。▼

支援B

[教団兵]*1
おい、知ってるか?
ドロテアさんって、孤児だったらしいぜ。▼
[教団兵]
へえ。さる名高い貴族に取り入って、
修道院に入学したって噂もあったよな。▼

《第一部》

[教団兵]
この学校には場違いじゃねえか?
なんかがっかりだなあ……▼

《第二部》

[帝国兵]
それで俺らより上の立場で命令してんのか。
なんかがっかりだなあ……▼

《共通》

(二人が去り、ドロテアが現れる)
[ドロテア]
……はあ。▼
[リンハルト]
言わせておきなよ。▼
[ドロテア]
きゃあ! リンくん。
やだ、脅かさないで。▼
[リンハルト]
君が勝手に驚いただけで、
脅かしたわけじゃ……まあいいや。▼
それよりあんな陰口、昔のことだよね。
甘いものでも食べて忘れよう。▼
僕もよく陰口を叩かれるけどね、
好きなものを食べるとどうでもよくなるよ。▼
[ドロテア]
……貴方と一緒にしないで。
そんな簡単に割り切れたら苦労しません。▼
[リンハルト]
別に難しいことじゃないと思うけどなあ。
何が問題なんだろ。▼
……ああ、もしかして前に
君が言ってた、自尊心ってやつ?▼
[ドロテア]
……全然違いますから。▼
[リンハルト]
じゃあ……▼
[ドロテア]
……リンくん。
独りにしてちょうだい、お願い。▼
[リンハルト]
いいけど、自分の生き方は自分のものだよ。
他人の言葉で変わるようなもんじゃない。▼
それに……ああ、ごめん。
つい話しちゃう。やめるよ。▼
[ドロテア]
ええ……。▼

支援B+

(リンハルトが書庫で本を読んでいる)
[リンハルト]
ふむふむ……▼
[ドロテア]
リンくん、ちょっといいかしら?▼
[リンハルト]
あれ、ドロテア。
独りでいるのは終わったの?▼
[ドロテア]
そんな言い方しないで。
ごめんなさい、私が悪かったわ。▼
あの時は陰口のことで余裕がなくて……
リンくん、許してくれるかしら。▼
[リンハルト]
いいけど、何を許すの?
別に許すようなことされた覚えがないよ。▼
[ドロテア]
……そ、それならそれでいいけど、
とにかくありがとう。▼
[リンハルト]
どういたしまして。
そういえば、割り切れた?▼
[ドロテア]
ええと、陰口のこと?
全然……良かったら話を聞いてくれます?▼
[リンハルト]
え……まあいいか。
何?▼
[ドロテア]
私、あの兵士たちに言われたこと、
自分でも思ってるんです。▼
私は自分のために、貴族に取り入って、
学校に来た。孤児だった私が、よ。▼

《第一部》

[ドロテア]
周りは貴族やお金持ちの生徒ばかり。
どう考えても場違いでしょ?▼

《第二部》

[ドロテア]
それがいつの間にか兵を率いるようになって
先生の指揮で戦う将に……分不相応でしょ?▼

《共通》

[ドロテア]
もちろん私は自分のために頑張ってるけど、
本当にそれでいいのか悩む時も……。▼
[リンハルト]
ふーん、ドロテアってさ、何でも
向き合わなきゃいけないって思ってない?▼
過去が悩みなら過去なんて捨てちゃえば
いいんだよ。向き合う必要ないって。▼
[ドロテア]
でも、自分の過去よ?
そんな捨てるなんて……▼
[リンハルト]
君はきっと、これまでつらいことも
たくさん乗り越えてきたんだろう。▼
それはすごいと思うけど、痛みを避ける、
苦しみを捨てる、つらさから逃げる……▼
そういう生き方だって悪くない。
僕は、そう思うよ。▼
[ドロテア]
でも逃げたら……、
これまで頑張ってきたことが無駄に……▼
[リンハルト]
そうかな。少なくとも、
今の君は変わらずここにいるでしょ。▼
誰に後ろ指をさされることもない、
立派な女の子が、僕の目の前にはいるよ。▼
まあ、たとえ仕事を放置して昼寝してたって
君は君だと思うけど。▼
[ドロテア]
ふふっ。その喩えはよくわからないけど……
貴方が羨ましいわ。▼
私にはできない生き方をしてる
気がするもの。▼
[リンハルト]
そうかな。
じゃ、試しに昼寝しに行こうか。▼
[ドロテア]
ええ……そうしてみようかしら。▼

支援A

[リンハルト]
……ああ、ドロテア。
ここにいたんだね。▼
[ドロテア]
リンくん。私に何か……
もしかして、食事のお誘いかしら?▼
[リンハルト]
いや、それもあるけど……
君に言わなきゃならないことがあって。▼
僕は前に、逃げてばかりの人生も良いって
君に伝えたと思うけど……▼
何だかそれだけだと、
君に不親切な気がしてね。▼
[ドロテア]
不親切って?
どういう話かしら?▼
[リンハルト]
実を言うと、僕は不安に感じてることが
一つだけあるんだ。▼
逃げ続けた結果、いつか逃げる場所が
なくなる可能性があるんじゃないかって。▼
僕は嫌なことは全部避けちゃうから、
苦手なものは減らないし……▼
痛みにも慣れない。
そういう意味では、強くもならない。▼
[ドロテア]
それで?▼
[リンハルト]
それだけ。
でもたまにすごく不安になる夜もある。▼
[ドロテア]
ふふっ、ふふふふっ。
何だ、そんなことだったの。▼
そんなの我慢してたって同じでしょ?
いつ限界が来るか、不安になる夜ばかりよ。▼
でも、ありがとう。
リンくんの本音が初めて聞けた気がした。▼
[リンハルト]
初めてって……。
僕が口にすることは、全部本音だよ。▼
[ドロテア]
本当に?
なら、あの時の言葉も?▼
[リンハルト]
あの時って、どれかな。▼
[ドロテア]
私は頑張ってる、立派な女の子だと思う……
ってやつ。本当?▼
[リンハルト]
ああ、そうだよ。▼
[ドロテア]
そうなのね。
慰めの言葉かと思っていたわ。▼
ふふふ……リンくんは
私のことをそんなふうに見てたんだ。▼
[リンハルト]
何かおかしいかい?
随分と嬉しそうだけど。▼
[ドロテア]
あはははっ! おかしいわ。
リンくんって、本当におかしい。▼
生き方も何も、私とは真逆ね。
笑ったらお腹が空いてきちゃった。▼
[リンハルト]
あ、そういえば、
僕は君を食事に誘いに来たんだけど……▼
[ドロテア]
あれ?
そんな話だったかしら?▼
[リンハルト]
……最初に君に聞かれたときに、
それもあるけど、って言ったよ?▼
まあいいや。
食堂でいいよね? 街に出るのは面倒だし。▼
[ドロテア]
えええ……。▼
ま、いいか。貴方の楽な生き方に、
ご一緒させてもらおうかしら。▼

ペトラ

支援C

[リンハルト]
………………。▼
……ペトラ。
ちょっと止まってくれる?▼
[ペトラ]
はい……?
用、ありますか?▼
[リンハルト]
うん、君の槍を見てたけど、
技の繋ぎ方が良くなくない?▼
重い振りの前の腕の動きが邪魔して、
槍を返すのが遅れてる。隙が大きいよ。▼
[ペトラ]
腕の動き、どれ、ですか?
右、左?▼
[リンハルト]
ええと、右……いや両方かな?▼
腕っていうか肘の動きもだけど……▼
[ペトラ]
わたし、わかりません。
リンハルト、実演する、ここ、願います。▼
[リンハルト]
いや、実演はちょっと……
今は本読んでるし、汗かきたくないな。▼
[ペトラ]
しかし、わたし、できません。
あなた、見せる、必要です。▼
それとも、あなた、できない、
助言、口だけ、言っていますか?▼
[リンハルト]
うーん、僕にはできないかもね。
でも君ならできるよ。だから言ってるし。▼
[ペトラ]
………………。
では、助言、再度、願う、します。▼
[リンハルト]
そうだね……
上手く伝えられればいいんだけど。▼
君、たまに槍を大きく振り下ろすよね。
その前にぐっと振りかぶる時に……▼
力が殺されてて止まっちゃって、
振り下ろす時に無駄があるというか。▼
[ペトラ]
振りかぶる、どのように?
無駄、減らす、わたし、望みます。▼
[リンハルト]
腕の動かし方の問題だと思うんだよね。
槍の軌跡と筋肉の伸縮を計算して……▼
[ペトラ]
軌跡、伸縮、計算……
あなたの説明、難解です。▼
やはり、実演、頼みます。
早く、見せる、わたし、学びたいです。▼
[リンハルト]
いや、だから実演は……。▼
まあ何か思いついたら言うから、
今日は僕はもう戻るよ。▼
[ペトラ]
リンハルト、いつも、言うだけ……。
わたし、見返します。▼

支援B

[ペトラ]
リンハルト。
わたし、待ちました。見てください。▼
[リンハルト]
うん? ペトラ? 何を見れば……
ちょっと、急に槍を振り回さないで……!▼
(暗転)
[ペトラ]
……どう、ですか。
わたし、研鑽、積みました。▼
[リンハルト]
……ああ!
前に僕が指摘したからか。▼
少なくとも、前に僕が気になった点は
良くなってたと思うよ。▼
[ペトラ]
少なくとも、ですか。
わたしの技術、評価、足りません。▼
[リンハルト]
いや、そこはほら、
僕、槍は専門じゃないし……。▼
あ、でも、少し考えてたんだよね。
君が上手く槍を扱えるような方法をさ。▼
[ペトラ]
わたし、槍、扱う方法、ですか?▼
[リンハルト]
そうそう。振りかぶって振り下ろす時に
無駄があるって言ったよね。▼
やっぱり女性の君が大男と同じように
槍を振り回すのは無理があると思うんだ。▼
だから、もっと槍の勢いに
任せてみたらどうかなって。▼
[ペトラ]
勢い、任せる……。▼
[リンハルト]
槍の重さを利用し、振り上げながら
握る手を緩めて……▼
[ペトラ]
頂点、達したら、握り直す……!
勢い、利用し、振り下ろす……ですか!?▼
[リンハルト]
そう、そうだよ。力を入れて
握りっ放しなんて疲れちゃうしさ。▼
わかってくれたかな。
……ふああ、考えた甲斐があったよ。▼
[ペトラ]
あなた、賢い、戦い、活かせます。
なぜ、鍛錬、嫌いですか?▼
[リンハルト]
何となく考えちゃっただけで、
本当は戦いなんて嫌いさ。▼
だから鍛錬も嫌い。
それじゃ、おやすみ……。▼
[ペトラ]
知恵、使わない、
宝の持ち腐れ、です。▼
あなた、使う、使ってほしいです。
リンハルトだけの、力……。▼

支援A

[ペトラ]
リンハルト、少し、知恵、借ります。
良いですか?▼
[リンハルト]
ああ、ペトラか。
どうしたの?▼
[ペトラ]
わたし、先程、狩り、出ました。
鹿、猪、他、多く、狩る、でした。▼
厨房、そば、運びました。
そして……▼
[リンハルト]
まさか、解体を手伝うの?
無理。絶対無理だから。血は無理なんだよ。▼
[ペトラ]
いいえ、違います。
解体、狩る、すぐ、行う、します。▼
血、早く抜き、内臓、早く外す。
新鮮、美味の肉、それ、必要です。▼
厨房、運ぶ、肉、
すべての処理、済んだ、です。▼
[リンハルト]
そうなのか……じゃあ何?
料理もそんな得意じゃ……▼
[ペトラ]
わたし、燻製、作る、予定でした。
大量の肉、保存、間違い、ありません。▼
しかし、燻製用の、薪……
予定外、不足します、していました。▼
今から、集める、難しく、あります。
夜、暗くなる、しまう、です。▼
[リンハルト]
そういうことかあ。
一晩くらいなら、寝かせといても……▼
[ペトラ]
熟成、向かない、肉、あります。
考える、ほしいです。▼
あなた、知恵、良く、働きます。
協力、わたし、頭、下げます。▼
[リンハルト]
そこまで言われると困るなあ。
うーんと、そうだねえ……▼
そういえば、修道院内の崩壊した一角に、
高そうな机や椅子が残ってたよね。▼
修理すれば使えるものもあるかもって、
捨てないでいたはずだ。▼
高級な家具にはナラやブナで出来てるものも
多い。それらは立派な燻煙材になるよ。▼
[ペトラ]
本当、ですか?
素晴らしい、天才の知恵、です。▼
[リンハルト]
それほどのことじゃ……▼
まあ、修理できそうなやつは外して、
壊れてるやつから選ぶといいよ。▼
[ペトラ]
感謝する、です。
賢者、リンハルト、さあ、行きましょう。▼
[リンハルト]
え?~  行くって、どこに?▼
[ペトラ]
家具、選別、リンハルト、得意でしょう。
わたし、力、貸す、望みます。▼
[リンハルト]
それは面倒だなあ……。
いや、選ぶだけならまだいいよ。▼
でもその後、必ずそれを運ぶ仕事が
発生するでしょ。勘弁してよ……。▼
[ペトラ]
すべて、見通す、知恵、素晴らしいです。
是非、願う、乞い願います。▼
[リンハルト]
はあ……。何で君は、僕なんかに
そう何度も頭を下げて……▼
わかった、わかったよ。
僕の負けだよ。▼
君のお願い、聞いてあげるから。▼

支援A+

[ペトラ]
リンハルト、謝罪します。
掃除の罰、あなた、責任、ありません。▼
[リンハルト]
あれを燻煙材にしちゃえって言ったのは
僕だからね、その後も結局、付き合ったし。▼

《紅花の章》

[リンハルト]
あのゴミの山が帝国軍預かりの資材に
なってたなんてなあ……。▼

《紅花の章以外》

[リンハルト]
あのゴミの中に、大司教お気に入りの
椅子があったなんてなあ……。▼

《共通》

[リンハルト]
いや、くだらないことを
思いつくんじゃなかったよ。▼
[ペトラ]
くだらない、ありません。
たいへん、くだる、くだります。▼
わたし、とても、助かりました。
保存、利く、燻製……感謝も、されました。▼
[リンハルト]
まあそりゃ、食糧はいくらあっても
困らないだろうからねえ。▼
この罰も帳消しになってくれりゃ、
言うことなかったんだけど……。▼
[ペトラ]
勝手な行い、許す、軍、示しつきません。
任務、与えられる、わたし、応える、です。▼
[リンハルト]
君は真面目だし、熱心だねえ……。
そういえば、君が探してた本、あったよ。▼
[ペトラ]

『フォドラ生物体全』、ですか?▼
嬉しく、思います!
リンハルト、あなた、凄い、人です。▼
[リンハルト]
気にしないでよ。
本は僕の得意分野だからね。▼
[ペトラ]
……リンハルト。
わたし、あなた、聞くこと、あります。▼
[リンハルト]
え? 聞きたいこと?▼
[ペトラ]
最近、あなた、面倒、言いません。
わたしの頼み、引き受けます。▼
理由、わたし、知る、望みます。
なぜ、ですか?▼
[リンハルト]
うーん、何だろうな。▼
君は頼むときすごく真剣だし、いろいろ
手を抜かずに頑張ってるし……▼
ようは好きってことかな。
君みたいな努力家が。▼
[ペトラ]
好き……!?
努力家、ですか。▼
[リンハルト]
そうだよ。
自分にはないものを持ってるからね。▼
[ペトラ]
あなた、好き、なら、
努力する、続けます、わたし。▼
あなたの知恵、あれば、
わたし、より、努力できます。▼
だから、あなた、これから、ずっと、
知恵、わたし、貸してください。▼
わたしの努力、あなたの知恵、
二つ、どのような困難も、乗り越えます。▼
[リンハルト]
ああ、そうかもね。
君の努力と、僕の知恵、か。▼
悪くない組み合わせだと、僕も思うよ。
うん。▼

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*1 白雲・銀雪の章。紅花・蒼月・翠風の章ではそれぞれ帝国兵・王国兵・同盟兵。以下同様。

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Last-modified: 2020-09-14 (月) 21:54:26
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