[広告]

会話集/支援会話

フェリクスの支援会話

セテス

支援C

[フェリクス]
……何かご用ですか、セテス殿。▼
[セテス]
ほう、気づいていたか。
この時間まで訓練とは、と感心してね。▼
[フェリクス]
……私の剣に注文でも?▼
[セテス]
いや、武芸に関しては気にしていない。
気になるのは、君の他者との距離感だ。▼
[フェリクス]
……距離感?▼
[セテス]
君は他の者たちと距離を置こうとしている
ように見えるのでね。しかも過剰に。▼
[フェリクス]
……フン、よく見ておられる。▼
彼らとは、価値観が合わないものですから。▼
[セテス]
だから皆と馴れ合う気にもならず、
こうして単身、鍛錬している、と?▼
[フェリクス]
何かご不満でも。
それとも、仲間との絆が勝利に繋がるなどと
薄ら寒いことを仰るつもりですか。▼
[セテス]
君には薄ら寒くとも、大切なことだぞ。
戦場では味方との連携が必須なのだ。▼
交流の深い者と浅い者、連携しやすいのが
どちらかくらい、君にもわかるだろう?▼
一個の武のみで成せることは限界がある。
仲間と支え合わねば大事は成せぬぞ。▼
[フェリクス]
……私の父のようなことを仰る。
要は、仲間と仲良くしろ、と?▼
[セテス]
平たく言えばそうなる。
私としては羨ましい限りだがね。▼
私には……仲間と呼べる者など
あまりいないからな。▼
[フェリクス]
フン……意外ですね。あなたには
信奉者も多いと認識していましたが。▼
[セテス]
同じ目線で語り合える仲間のことを
言っているのだ。▼
君には同じ学び舎で過ごした多くの
仲間がいる。大切にしたほうがいい。▼
[フェリクス]
あなたの忠告は心に留めておきますが。
私は私の考えを変える気はありません。▼
[セテス]
ふふ、若いな。
結構なことだ。▼

支援B

[セテス]
フェリクス、
相変わらず独りで訓練か?▼
[フェリクス]
あなたも相変わらず私の監視ですか。
……暇なことだ。▼
[セテス]
監視しているつもりはない。
むしろ君を案じているのだよ。▼
君が仲間と距離を置くのは、仲間個々人が
気に入らないからではあるまい。▼
君が気に入らないのは……彼らが考えている
騎士の在り方、そのものではないのか?▼
[フェリクス]
……フン。
本当に、セテス殿はよく見ておられる。▼
そのとおりです。騎士どもの
考えというものだけはまるで理解できない。▼
……そんな理想を奉じる連中と、
仲良くできるわけがないでしょう。▼
[セテス]
……その考えは、君が兄を亡くした
「ダスカーの悲劇」から来ているのか?▼
話だけは聞いている。王家の騎士だった
君の兄は、王子を守って命を落としたと。▼
[フェリクス]
兄は職責を果たしたまで。……問題は父だ。
城に戻った兄の武具を見て奴はこう言った。▼
『それでこそ騎士の最期だ』……と。▼
……冗談ではない。
死を美化し讃えるのが、騎士道だ。▼
……どうです、セテス殿。
こんな私を破門にでもしますか?▼
[セテス]
まさか。言っておくが私は騎士ではない。
故に君に騎士道を説くつもりなどない。▼
何を是とし何を非とするかは個々の自由だ。
教義の範囲内であればな。▼
[フェリクス]
ならば、私が連中と馴れ合わんことも
許容していただきたいものですが。▼
[セテス]
許容するしないの話はしていない。
これは、若い君への年長者からの忠告だ。▼
君が揺るがぬ信念を持っているように、
他の者も皆、それぞれに信念を持っている。▼
異なる信念を抱く者を忌み嫌うだけでは、
人の世は成り立たん。そうは思わないか?▼
まったく同じ信念を持つ者など、
そうはいないのだからな。▼
[フェリクス]
………………。▼
[セテス]
君に信念を曲げろとは言わん。
だが、己と違う者を受け入れる度量を持て。▼
私からの忠告は、以上だ。▼
[フェリクス]
……セテス殿。
1つお伺いしますが。▼
なぜ私に、わざわざそのような話を?
私など、放っておけば良いでしょうに。▼
[セテス]
私は君を頼みにしているからだよ。
先ほどの話を聞いて、尚更ね。▼
私もなかなかどうして変わり者だからね。
君とは馬が合うと思っていた。▼
[フェリクス]
……そうですか。▼
……まあ、あなたがそこまで仰るならば
多少の努力はしてみるとしましょう。▼
[セテス]
うむ。君がいい意味で私の予想を
裏切ってくれることを期待しているよ。▼

フレン

支援C

(暗転)
[フェリクス]
……ふっ! はあッ!▼
(暗転解除。背後からフレンが現れる)
[フレン]
お見事ですわ、フェリクスさん。▼
[フェリクス]
……何だ、お前は。邪魔をするな。▼
[フレン]
あら、ごめんなさい。
とってもお見事でしたから、つい。▼
ねえ、フェリクスさんの剣なら、
何でも切れるんじゃありませんこと?▼
[フェリクス]
……大抵のものはな。▼
[フレン]
まあ!
では、ちょっとお願いがございますのよ。▼
[フェリクス]
……この薪を?▼
[フレン]
はい。わたくしが投げますから、
フェリクスさんはそれを切ってくださいな。▼
[フェリクス]
チッ……。
俺に薪割りでもさせるつもりか……。▼
[フレン]
騎士の方がやってらしたんですの。
あなたもおできになるんじゃなくて?▼
それとも、さすがのフェリクスさんでも、
薪を切るのは難しいのかしら……。▼
[フェリクス]
何……?
……その程度、できないわけがない。▼
[フレン]
ま! 是非、拝見したいですわ。
では、投げますわよ? そー……▼
[フェリクス]
フン……一つ一つ投げ渡すなど面倒だ。
一気に何本かまとめて放り投げろ。▼
[フレン]
一気にまとめて、ですの……?
ええ、よろしくてよ。……そーれ!▼
(暗転。剣を振るSE)
[フレン]
ま! すごい、すごいですわ!▼
[フェリクス]
……この程度、造作もない。▼
[フレン]
こんな素敵な薪割り、
わたくし初めて拝見しましたわ!▼
さあさあ、次は、
投げる薪の数をもっと増やしますわね。▼
[フェリクス]
……チッ。
俺は何をやらされているんだ……。▼

支援B

[フェリクス]
……おい、フレン。
隠し持っているのは何だ。▼
[フレン]
あら、もうお気づきになったの?
今日は薪のほかに、果物とお野菜を……▼
[フェリクス]
チッ……もうやらんからな。▼
俺の剣は、断じて、
薪や果物を切るためのものではない。▼
[フレン]
……では、何を切るんですの?▼
[フェリクス]
決まっている。敵だ。▼
[フレン]
敵?
それはつまり、人のことを仰ってるの?▼
フェリクスさんは、薪を切るより、
人を斬るほうが好きなんですの?▼
[フェリクス]
……そういう問題ではない。
剣は、人を斬るための武器だ。▼
薪は鉈で割ればいい。
果物や野菜は包丁で切ればいい。▼
[フレン]
けれど、剣で薪や果物を切ってはいけない、
という決まりもございませんでしょう?▼
わたくしは、人を斬るための剣よりも
薪や果物を切る剣のほうが好きですわ。▼
[フェリクス]
……おめでたい考えだな。▼
人を斬る剣なくして、
勝ちは得られん。▼
弱い者は、何も得られずに死ぬ。
生き残るのは常に勝者であり、強者だ。▼
お前が人死にを厭うのはわかった。
だが、その意味をいま一度考えたらどうだ。▼
[フレン]
人を斬る意味を……?▼
[フェリクス]
話は終わりだ。
お前とこんな問答をする気はない。▼
……俺はこれからも剣を振るい、人を斬る。▼
[フレン]
頑な、ですわね……。▼

支援A

[フレン]
フェリクスさん。▼
[フェリクス]
またお前か。
……今度は何だ。▼
[フレン]
薪割りを頼んだりはしませんわ。
今日はあなたとお話をしに来たんですの。▼
フェリクスさんは、生きるために
人を斬らなくてはいけないんですわよね?▼
[フェリクス]
チッ……その話か。
そのとおりだが、何か異論でも。▼
[フレン]
いえ、異論などございませんわ。わたくしも
あなたには生きていてほしいですもの。▼
[フェリクス]
そうか。
ならば話は終わりだ。俺は稽古に戻る。▼
[フレン]
お待ちになって。
わたくしの話はまだ終わっておりませんわ。▼
今の戦乱の時代では、フェリクスさんは
生きるために剣を振るわねばなりません。▼
でしたらわたくしは、そんな戦乱の時代を
早く終わらせたいと思っているんですの。▼
[フェリクス]
……そのためには、人を斬らねばならん。▼
[フレン]
それは……確かに、そうかもしれませんわ。▼
けれどその先には、フェリクスさんが人を
斬らずに済む未来もあるのではなくって?▼
[フェリクス]
………………。▼
……そんな未来を夢見るのは結構だが、
そこに俺の居場所はない。▼
何しろ生まれてこの方、剣ばかり
振るって育ったようなものだからな。▼
……難儀な生き物だ。剣士というものは。▼
平和のために戦っておきながら、いざ
平和な世界が訪れれば、生き甲斐を失う。▼
[フレン]
……ふふっ、そんなことでしたら、
心配ご無用ですわよ?▼
そんな時代が来ても、大丈夫。
またわたくしが薪割りをお願いしますもの。▼
[フェリクス]
……薪割りだと?▼
[フレン]
薪だけでは物足りないと仰るなら、果物でも
お野菜でも、何だってご用意しますわよ。▼
ね、フェリクスさん。居場所も生き甲斐も、
新しく見つければよろしいんじゃなくって?▼
失うことを恐れるなんて、
あなたらしくもありませんわ。▼
[フェリクス]
………………。
……ふっ。本当に、お前という奴は。▼
ああ……考えたこともなかった。
そういう生き方も、あるのかもしれんな。▼
……興が湧いた。▼
お前の夢見る未来とやらのために、
剣を振るってみるのも悪くないかもしれん。▼
[フレン]
ふふっ、嬉しいですわ、フェリクスさん。
これからも一緒に頑張りましょうね。▼
人ではなく、薪や、お野菜を切って
暮らしていけるような……▼
そんな平和な世界で、あなたと一緒に
過ごせる日を、楽しみにしていますわね。▼

コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)



トップ   編集 凍結 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2020-01-15 (水) 14:36:16
[広告] Amazon.co.jp