会話集/支援会話
ドロテアの支援会話†
フェリクス†
支援C†
- [ドロテア]
- あら、フェリクスくん。
こんな時間まで訓練? 精が出ますね。▼
- [フェリクス]
- ………………。▼
- [ドロテア]
- もしもーし。▼
- [フェリクス]
- ……何だ。▼
- [ドロテア]
- よかった、返事をくれないから、
私の声が聞こえてないのかと思ったわ。▼
- [フェリクス]
- ……用があるならさっさと言え。▼
- [ドロテア]
- 特に用はないけれど。
でも、今、出来ちゃいました。▼
訓練が終わったら、
食堂で甘いものでも食べません?▼
- [フェリクス]
- 断る。
甘いものは好かん。▼
……それに、邪魔だ。
話しかけるな。▼
《第一部》
- [ドロテア]
- もう、何ですか、その言い方。
曲がりなりにも級友ですよ?▼
《第二部》
- [ドロテア]
- もう、何ですか、その言い方。
曲がりなりにも戦友ですよ?▼
《共通》
- [ドロテア]
- 犬や猫みたいに追い払おうとして……
ちゃんとこっちを見て話して。▼
- [フェリクス]
- うるさい……。▼
- [ドロテア]
- もう。
話してくれるまで、ここを動きませんよ。▼
- [フェリクス]
- 面倒な女だな……勝手にしろ。▼
(暗転)
- [ドロテア]
- じゃあ、お言葉に甘えて、
勝手にさせてもらいますね。▼
- [フェリクス]
- ………………。▼
- [ドロテア]
- そういえば、甘いものが嫌なら
辛いものでもいいわね。▼
確か、今節は西方の香辛料が多めに
入ってるって誰かが……▼
フェリクスくんは辛いものは平気かしら?
甘いのも辛いのも両方ダメはないですよね?▼
- [フェリクス]
- チッ、気が散る……。▼
腹が減っているなら一人で食べろ。
俺にごちゃごちゃと話しかけるな。▼
- [ドロテア]
- ふふ、やっとこっちを見てくれましたね。
頼まれたら仕方ないから、静かにしますよ?▼
- [フェリクス]
- ………………。
……何なんだ、いったい。▼
支援B†
- [フェリクス]
- ……おい。
いつまで俺に付き纏う気だ。▼
- [ドロテア]
- なあに? 貴方の言うとおり、
ちゃんと静かにしてるでしょ?▼
- [フェリクス]
- ……何が目的だ。▼
- [ドロテア]
- 別に目的なんてないですよ。▼
- [フェリクス]
- お前の噂は聞いた。
貴族の男と結婚したいそうだな。▼
《白雲・蒼月の章》
- [フェリクス]
- 俺に近づくのも、フラルダリウス家という
貴族の身分を欲してのことか。▼
- [ドロテア]
- あのね、フェリクスくん。大貴族だったら
誰でもいいってわけじゃないでしょ……。
《紅花・銀雪・翠風の章》
- [フェリクス]
- 家を捨てた俺に近づいて、
今更お前に何の利がある。▼
《共通》
- [ドロテア]
- ただ貴方に興味があるだけ。
そんなに変かしら?▼
- [フェリクス]
- ……意味がわからん。▼
- [ドロテア]
- 貴方は貴族にしては随分と……
……無愛想ですよね。▼
私の知る貴族って、もう少し気持ち悪く
馴れ合うみたいな印象だったから。▼
- [フェリクス]
- フン……帝国と王国では
貴族の性質も違おう。▼
- [ドロテア]
- それにしたって貴方は……自分が他人に
どう見られるか、頓着してなさ過ぎよ。▼
- [フェリクス]
- そんなものはどうでもいい。
俺は自分の腕を磨くだけだ。▼
他人が俺をどう見ようが、
戦えば俺の力は証明される。▼
……見てくれに惑わされて、
その本質を見ない連中には反吐が出るな。▼
- [ドロテア]
- そうですねえ。
本当に大事なのは本質かもしれません。▼
私には、自分の本質は
よくわからないけれど……。▼
貴方になら、わかるでしょうから。
私はどんなふうに見えてます?▼
ただの貴族と結婚したいだけの、女かしら?
……それじゃあね。▼
(ドロテアが立ち去る)
- [フェリクス]
- ……どういう意味だ。▼
支援A†
- [フェリクス]
- おい、こっちへ来い。▼
- [ドロテア]
- どうしたの?
あっちへ行け、と間違えました?▼
- [フェリクス]
- 毎度毎度俺に付き纏う暇があるなら、
訓練の相手にでもなってみろ。▼
- [ドロテア]
- ちょっと。
それ、本気で言ってます?▼
- [フェリクス]
- 冗談の類いは好まん。
剣を抜け。▼
- [ドロテア]
- 嫌です。
訓練なら一人で……▼
- [フェリクス]
- 打ちかかって来ないなら俺から行くが。
それとも、俺など素手で十分だとでも?▼
- [ドロテア]
- もう、わかった、わかりました!
どうなっても知らないから、ね!▼
- (暗転)
- [フェリクス]
- フン……男漁りにかまけているかと思えば、
意外にも筋は悪くない。▼
- [ドロテア]
- それ、褒めてるつもり?
……褒めてるのよね。▼
まあ、歌姫をやってた頃から、
護身のために訓練は欠かしませんでしたし。▼
このご時世、剣の一本や二本、
使えないと生きていけないでしょ?▼
- [フェリクス]
- ……お前への評価を改めねばならんな。▼
身分ある男にしか興味のない
愚かな女だと思っていたが……▼
現実から目を背けていないのには、
好感が持てる。▼
- [ドロテア]
- はいはい、それはどうも。▼
あーあ、疲れちゃった。
お茶でも飲んで、ゆっくり体を休めたいわ。▼
当然、フェリクスくんも
付き合ってくれますよね?▼
- [フェリクス]
- なぜ、俺が……▼
- [ドロテア]
- 無理やり訓練に付き合わせた貴方が、
断るんです?▼
- [フェリクス]
- ……チッ。
今回ばかりは、お前に一理ある。▼
- [ドロテア]
- それじゃ、お茶にしましょ。
何だったら私の部屋でもいいわよ?▼
- [フェリクス]
- 調子に乗るな。▼
- [ドロテア]
- つれないわねえ……。▼
支援A+†
- [ドロテア]
- どう? フェリクスくん。
お茶、美味しいでしょ?▼
- [フェリクス]
- ……そうだな。▼
- (暗転)
- [ドロテア]
- ……こうして、
のんびりするのもいいわよねえ。▼
- [フェリクス]
- ……ああ。▼
- [ドロテア]
- ……そういえば、装備が傷んだって
言ってましたよね。修繕した?▼
- [フェリクス]
- ああ。▼
- [ドロテア]
- ………………。▼
- [フェリクス]
- ………………。▼
- [ドロテア]
- ねえ、少しは話をする気ないの?▼
たまには話題を提供してちょうだい。
貴族社会の、小粋で洒落た逸話とか……▼
- [フェリクス]
- 言ったはずだ。
冗談の手合いは好まん、と。▼
- [ドロテア]
- ……ただの皮肉よ。
はあ……。▼
……そういえば、今度、大聖堂で
小さな演奏会をするの。▼
私も歌うんだけど、
興味……あるわけないわよねえ。▼
- [フェリクス]
- ……歌が、得意なのか。▼
- [ドロテア]
- え? 私にそれ聞いちゃう?
ミッテルフランク歌劇団の歌姫だった私に?▼
- [フェリクス]
- 忘れていた。▼
- [ドロテア]
- 忘れてたって……
そんなに私に興味ないの!?▼
私のこと、何だと思ってるのよ。▼
- [フェリクス]
- ぎゃあぎゃあとうるさい女だ、と。
……だが、訓練の相手にはちょうどいい。▼
……それから、茶を飲む相手にもな。▼
- [ドロテア]
- ……?▼
- [フェリクス]
- それで、演奏会とやらはいつだ。▼
- [ドロテア]
- えっ……もしかして、来る気?
いいわよ、無理に来なくて。▼
- [フェリクス]
- 誘っておいて来るなとはどんな了見だ。
行く行かないは俺が自分で決める。▼
- [ドロテア]
- なら、絶対来てね。
貴方のために心を込めて歌うから。▼
- [フェリクス]
- まだ行くとは言っていない。▼
- [ドロテア]
- もう……来るなら来るって言って。
私、泣きそうよ。▼
- [フェリクス]
- チッ……。
行く。これでいいか。▼
- [ドロテア]
- ええ! 約束したからね。
ふふふっ。▼
シルヴァン†
支援C†
- [ドロテア]
- あら、シルヴァンくん。珍しいですねえ。
貴方が女の子を口説いてないなんて。▼
- [シルヴァン]
- やあ、ドロテアちゃん! いやなに、
今はちょっとばかり、準備をしてたのさ。▼
この大修道院に咲く麗しの大輪……
ドロテアちゃん、君を口説くためのな!▼
- [ドロテア]
- ふーん……それじゃ、折角の準備を
無駄にさせちゃったわね。▼
私、貴方に口説かれる予定はないですから。▼
- [シルヴァン]
- あっはは、相変わらずドロテアちゃんは
言うことがきっついなあ!▼
一度でいいから口説かれてみないかい?
そこらの男とは一味違うぜ、俺。▼
- [ドロテア]
- 遠慮しときます。
確かに一味違うだろうけど……▼
それって、本気じゃなく口説くことに、
本気ってことでしょ?▼
- [シルヴァン]
- ええと?
そりゃあ、どういう意味だい?▼
- [ドロテア]
- 貴方は家柄も顔も、頭も悪くないわ。
婚約者もいたっておかしくない。▼
なのに、決まった人を作らず、
女の子をとっかえひっかえ……。▼
きっと貴方、付き合うことが好きなだけで、
女の子自体は嫌いなんじゃない?▼
- [シルヴァン]
- 俺が……女の子を? 嫌い?
あっははは、いやいや、ないないない!▼
女の子に対しては、いつだって本気だぜ。
この命を賭して口説いてるつもりさ。▼
- [ドロテア]
- そういうことは、誰か一人に絞ってから
言ってほしいわねえ。▼
貴方の命は一つ、命を懸けて愛せる相手も、
たいていは一人なんだから。▼
- [シルヴァン]
- だから言ってるだろ?
君一人を命を懸けて愛するぜ、俺は。▼
俺は口説く女の子一人一人に、
その都度本気の恋をしてるんだからな。▼
- [ドロテア]
- そう。でも、私の命一つは、
貴方には懸けられません。▼
だから他を当たってねえ。
さよなら、シルヴァンくん。▼
- [シルヴァン]
- ……くっ、流石に手強いかー!
ドロテアちゃーん、俺は本気だぞー!▼
支援B†
- [シルヴァン]
- やあ、ドロテアちゃん。
こんなところでどうしたんだい?▼
- [ドロテア]
- 実は貴方に用があって、待ってたんです。▼
- [シルヴァン]
- 俺に? へえ、珍しいこともあるもんだ。
あ、もしかして、食事の誘いとか?▼
- [ドロテア]
- ええ、そうなの。
たまには貴方と食事も悪くないかなって。▼
- [シルヴァン]
- おっと、そういうことなら今夜はどうだい?
明日以降はしばらく埋まっちまってて……▼
- [ドロテア]
- 構わないですけど。
明日以降はずっと女の子と遊ぶのかしら?▼
- [シルヴァン]
- はははっ。
そりゃあ思ってても聞かないお約束だろ。▼
けど、どういう風の吹き回しだい?
あ、もしかして、何か裏でもある?▼
- [ドロテア]
- 裏なんてないですよ。
気になるならこの話はなかったことに……▼
- [シルヴァン]
- ああ、いや、待った待った!
そうは言ってないだろ!▼
これまでずっとつれなかったのに、
何でまた、って腑に落ちなくてさあ。▼
あ、ひょっとして俺に惚れちゃった?▼
- [ドロテア]
- ……ちょっと鳥肌が。
やっぱり独りでご飯食べようかしら。▼
- [シルヴァン]
- ……ああ、なるほどね。
君が欲しいのは孤独を埋める相手ってわけ。▼
- [ドロテア]
- まあそんな感じです。
嫌だって言うなら他を当たりますけど?▼
- [シルヴァン]
- いや、喜んでお受けしましょう、お嬢様。
是非とも俺で妥協してください。▼
……で、妥協の相手が俺ってのはやっぱり、
貴族だからとか、紋章持ちだからとか?▼
これはほんの興味なんだが、俺が平民でも、
君は食事に誘ってくれたかなあ。▼
- [ドロテア]
- ……たかが食事にこの問答、必要なの?▼
じゃあ聞きますけど。
私が声のしゃがれたお婆さんでも……▼
貴方は口説きにかかるの?
手を取って愛を囁くの?▼
- [シルヴァン]
- うーん、難しい質問だ。年配のご婦人を
口説いた経験がないわけじゃないが……▼
- [ドロテア]
- 私は、シルヴァンくんがお爺さんでも
いいわよ?▼
家から絶縁された元貴族でも、
貧民街に暮らす孤児でも……なーんてね。▼
言ってみただけです。
やっぱりお金はあったほうがいいわねえ。▼
- [シルヴァン]
- あはは、まあ、それはそうかもな。
なあドロテアちゃん、今の質問……▼
- [ドロテア]
- それじゃ、今夜はよろしくね。
食事の時は、こういう話はなしにしましょ?▼
- [シルヴァン]
- ……俺が爺さんでも、孤児でもいい、ねえ。▼
支援A†
- [シルヴァン]
- はあ……また振られちまった。
ここんとこ運がねえなあ。▼
- [ドロテア]
- あら、シルヴァンくん。
その顔は、また振られました?▼
- [シルヴァン]
- はははっ。
そりゃあ思ってても言わないお約束だろ。▼
- [ドロテア]
- ごめんねえ。貴方は振られても、
たいして気にしないと思ってたから。▼
ふふっ、落ち込むことがあるのねえ。
貴方が女の子関係で。▼
- [シルヴァン]
- そりゃ、毎回毎回落ち込むさ!
ま、振るほうが多い気もするけどな。▼
いやあ、こう見えてもガキの時分から、
遊ぶ女の子には困らなかったもんで。▼
……けど今考えてみりゃ、俺の何を見て
好きだーなんて言ってたんだろうなあ。▼
俺のすべてを知ってるわけでもあるまいし。
……わかんねえもんだ。▼
- [ドロテア]
- あら、いきなり何の話?
すべてを知って、なんて無理でしょ?▼
- [シルヴァン]
- そりゃそうだけど……あ、前に聞いたよな。
俺がただの平民でも食事に誘うのかって。▼
- [ドロテア]
- ええ、聞いたわ。▼
- [シルヴァン]
- あの時は、試すような言い方して悪かった。
……つい疑っちまうんだよなあ、昔から。▼
俺は貴族の家の、紋章持ちの男なわけだろ?
もう縁談も女も絶えない、絶えない。▼
結局、欲しいのは俺じゃなく、俺の血だ。
家の外も、中も、みんなそうだった。▼
……時々思うのさ。俺に紋章がなかったら、
俺は誰に見向きもされなかったかもってな。▼
- [ドロテア]
- そうねえ。
まあ事実なんじゃないかしら。▼
私も似たような思いを、
味わってきたから……。▼
- [シルヴァン]
- ……へえ。
気になるな、そりゃあどんな?▼
- [ドロテア]
- 歌姫として拍手喝采を浴びた私を
待ってたのは……▼
貴族からの山のような贈り物や、
求婚の申し込みだった。▼
でもそれは、私の正体を知らないから。
舞台の上の歌姫しか、みんな見ていないの。▼
私の容姿と歌と、名声だけに群がって……
誰も本当の私を見ようともしない。▼
- [シルヴァン]
- はは……どっかで聞いたような話だな。▼
- [ドロテア]
- ええ……立場の違いはあるけれど、
私たちは、同じ、なのかもね。▼
- [シルヴァン]
- ……そうだな。▼
なあ、ドロテアちゃん。
今なら俺、こう言えるぜ。▼
たとえ君がしゃがれた声の老婆でも、
口説き倒して、必ず君を手に入れる……▼
ま、今の君を口説いて、婆さんになるまで
一緒にいるのが一番いいけどな!▼
- [ドロテア]
- そりゃあそうよねえ。
私も同じ。▼
今の貴方に口説かれて、お爺さんになるまで
一緒にいるほうがいいわ。▼
- [シルヴァン]
- はは、嬉しいこと言ってくれるね。
それじゃ、まずはどこかで食事といこうか!▼
- [ドロテア]
- 喜んで付き合うわ、シルヴァンくん。▼
イングリット†
支援C†
- [ドロテア]
- あら、グリットちゃん。
ちょうどよかったわ。▼
今度ね、大聖堂で小さな歌劇みたいなものを
披露するの。▼
- [イングリット]
- 歌劇、ですか?▼
- [ドロテア]
- そうなのよ。
仲間で有志を募ってね。▼
《第一部*1 または 第二部でアロイスが自軍にいる時》
- [ドロテア]
- 特にアロイスさんが大はりきりで、
すごく頑張ってるわ。▼
《共通》
- [イングリット]
- へえ……。
どんな内容なのですか?▼
- [ドロテア]
- ふふふっ。歌劇の王道、恋愛悲劇よ。
ある国のお姫様が一人の男性と恋をするの。▼
でも、彼女は国の命運を背負うお姫様。
望んだ相手と結婚できるはずもなく……。▼
国のため、望まぬ結婚を選んだお姫様と、
彼女を取り巻く男たちの葛藤が見所よ。▼
- [イングリット]
- はあ……なかなか重い主題ですね。
それで、そのお姫様役は誰が演じるのです?▼
- [ドロテア]
- 僭越ながら、私がやらせてもらうわ。
一応、歌劇団では歌姫だったしね。▼
貴女も観に来てちょうだい?
しっかりとおめかしして、よ。▼
ふふっ、みんなにお願いしてるの。
その夜はおしゃれな格好で集合って。▼
- [イングリット]
- ええっと……行きたいのはやまやまですが、
その……何というか……。▼
- [ドロテア]
- あら、都合でも悪いの?
それなら無理にとは言わないけど……▼
- [イングリット]
- い、いえ、都合が悪いわけでは。
ただ、その……問題は、おしゃれのほうで。▼
《通常》
- [イングリット]
- 普段、お化粧も何もしませんから、
どうすればいいか……。▼
《イングリット×アネット支援B成立後》
- [イングリット]
- 着飾るといっても何をすればいいか……
お化粧にも、まだまだ不慣れですし……▼
《共通》
- [ドロテア]
- まあ!
それなら私に任せて。▼
- [イングリット]
- えっ?▼
- [ドロテア]
- ちゃんとした場では、ちゃんとした格好が
できないと、大人として認められないわ。▼
私がグリットちゃんを、夜の観劇に相応しい
素敵な女の子にしてあげる。▼
いろいろ用意し終わったら、貴女の部屋に
行くから、ちゃーんと待っててね。▼
- [イングリット]
- は、はあ……。
どうかお手柔らかに……。▼
支援B†
- [ドロテア]
- はあ……
本当に、もったいないわねえ。▼
- [イングリット]
- な、何です、ドロテア。人の顔を見て
ため息をつくのはやめてください。▼
- [ドロテア]
- だって……
折角、何度もいろいろ教えたのに……。▼
グリットちゃんたら、
普段、全然着飾ってくれないじゃない?▼
《第一部》
- [イングリット]
- はあ……ドロテアには感謝していますが……
毎日毎日おしゃれをするわけにも……。▼
《第二部》
- [イングリット]
- はあ……ドロテアには感謝していますが……
今は戦時中ですし、着飾るような機会も……。▼
《共通》
- [ドロテア]
- あら、そんなに狼狽えないで。
ちょっとからかっただけよ、ごめんなさい。▼
……それにしても意外だったわ、
グリットちゃん。▼
貴女は貴族の令嬢なのに、化粧もおしゃれも
ほとんどしてこなかったなんてねえ。▼
この前教えたのも基礎中の基礎でしょ?
知ってて当然だと思ってたわ。▼
《通常》
- [ドロテア]
- だけど貴女は本当に何も知らないみたいだし
そこが腑に落ちないのよねえ。▼
《イングリット×アネット支援B成立後》
- [イングリット]
- 以前、アネットにも教わったのですが、
やはりまだ見よう見まねの域を出ず……。▼
- [ドロテア]
- それにしたって腑に落ちないわ。彼女に
教わるまで、何も知らなかったなんて。
《共通》
- [イングリット]
- 元々、興味がなかったのです。
子供の頃から、そういうものには疎く……。▼
……華美なおしゃれなど、
そもそも不要だと思っていました。▼
美しく着飾り、男性を魅了する術など、
近衛騎士には無用の長物だ、と……。▼
でも、あなたの教えを受けてからは、
その考えも変わりました。▼
- [ドロテア]
- どんなふうに変わったのかしら?▼
- [イングリット]
- おしゃれは男性を魅了するものではなく、
場に相応しくあるように装うもの、です。▼
始終おしゃれでなくても、特別な場には
相応の装いが必要だと学びました。▼
- [ドロテア]
- もう、真面目ねえ、グリットちゃん。
場に相応しいってのは建前でしょ?▼
そこで素敵な出会いがあるのを期待して、
おしゃれするんじゃない。▼
- [イングリット]
- え……ド、ドロテア、言っていることが
以前と違うのではありませんか?▼
以前は、ちゃんとした格好ができないと、
大人として認められない、と……。▼
- [ドロテア]
- だって、そう言わないと、
貴女は逃げちゃわない?▼
- [イングリット]
- それは……そうかもしれませんが。▼
- [ドロテア]
- それに貴女は、おしゃれをすれば、
絶対に魅力的になると思ったのよ。▼
実際、素敵だったわ。▼
はあ、固い蕾が可憐な花を咲かせたような、
思わず襲いたくなるほどの美しさだった。▼
- [イングリット]
- 襲いたく……え?
ドロテア、それは困ります。▼
- [ドロテア]
- わかってるわよ。
襲う時は、ちゃんと事前に許可を取るから。▼
- [イングリット]
- ふ、不許可ですっ!
おかしな考えを持つのはやめてください!▼
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
- フェリクスとの支援Bはルート差分あり。 --
- イングリットとの支援Cですが、第二部でアロイスが未加入かロストの場合は「特にアロイス(中略)頑張ってるわ。」の2行がありませんでした。第一部ではEP.10などアロイス不在の節でも該当部分はありました。 --
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