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会話集/支援会話
イングリットの支援会話†
セテス†
支援C†
- [イングリット]
- ……はあ。▼
- [セテス]
- どうしたのだ、イングリット。
何か思い悩んでいるようだが。▼
- [イングリット]
- あっ……セテス殿。
申し訳ありません、見苦しいところを……。▼
- [セテス]
- 良かったら私に話してみないか。
力になれるかもしれん。▼
- [イングリット]
- い、いえ! わざわざセテス殿に
聞いていただくほどの悩みでは……。▼
- [セテス]
- 遠慮なら無用だ。
もちろん、無理強いはしないが。▼
- [イングリット]
- で、では……。
……実は、父のことなのですが。▼
- [セテス]
- 君の父と言えば、ガラテア伯爵だな。
以前、何度かお会いしたことがある。▼
《白雲・蒼月の章》
- [イングリット]
- ……はい。では、ガラテア家の財政が
火の車だともご存知でしょうか。▼
痩せた土地の多いファーガスの中でも、
我が領地は輪をかけて貧しいのです。▼
不作続きで、一時期は徴税もままならず、
兵を養うのすら困難に……▼
数代ぶりに紋章を持って生まれた私は、
家を建て直すべく期待されてきました。▼
紋章を欲する貴族と姻戚関係を結び、
金銭的な援助を得られれば、と……▼
《翠風・銀雪の章》
- [イングリット]
- ……はい。
今は袂を分かちましたが。▼
ガラテア家は貧しく、兵や軍馬を
養うのさえままならない有り様でした。▼
父は、紋章を持つ私を大貴族と結婚させ、
財政援助を得ようとしていたのですが……▼
《共通》
- [セテス]
- 相手方からすれば、紋章を宿す血を、一族に
取り込む足掛かりになるということか。▼
《翠風・銀雪の章限定》
- [イングリット]
- ……はい。ですが私は、
出奔同然に家を出てきましたから……▼
家族は今、どうなっているのかと……▼
《共通》
- [セテス]
- やれやれ……紋章を持って生まれただけで
いろいろと苦労させられてきたようだな。▼
- [イングリット]
- ……えっ?
セテス殿、今……何と仰ったのです?▼
- [セテス]
- 私は個人的に、現在の紋章持ちをやたらと
尊重する時流は如何なものかと思っている。▼
- [イングリット]
- ……そうなのですか?
主にお仕えするセテス殿が……意外です。▼
- [セテス]
- ああ。私の紋章への考えは
いずれ折を見て君に話そう。▼
とにかく、君は紋章持ちである以前に、
一人の人間なのだ。▼
紋章に惑わされず、一人の人間として
成長してくれることを願っているよ。▼
- [イングリット]
- ……はい。セテス殿、話を聞いてくださり、
ありがとうございました。▼
- [セテス]
- また話そう、イングリット。
私はいつでも、君を歓迎する。▼
- [イングリット]
- ……はい!▼
支援B†
- [セテス]
- イングリット。“解放王”ネメシスと
フォドラの十傑の話は知っているね?▼
- [イングリット]
- はい、もちろん。神器の力で悪を討ち、
大地と人々を守った英雄ですね。▼
そして、その英雄の力を引き継いだ証が
私たちの血に宿る紋章です。▼
- [セテス]
- 結構。十傑と呼ばれる者たちは確かに
力があった。だが敬うべき対象だろうか?▼
- [イングリット]
- それは十傑が、後に相争い、国を巻き込んで
滅ぼし合ったことを仰っているのですか?▼
- [セテス]
- そうだな。ネメシスと十傑は当初は協力し、
フォドラの大地に平和をもたらした。▼
だがその後は野心も剥き出しに相争った。
しかも神器の力で弱き者を討ってな。▼
つまるところ、力を持つだけでは
尊敬の対象にはならないのだ。▼
力を持つ者は、その力をいかに使うかで
評価されるべきだと、私は考えている。▼
- [イングリット]
- ……はい。
それは、私も同意見です。▼
- [セテス]
- であれば、だ。紋章を継いで生まれたから
というだけでは何も評価には値しない。▼
父君が、イングリットの結婚相手に望んだ
家柄や財産についても考えてみるといい。▼
- [イングリット]
- 家柄や、財産……ですか?▼
- [セテス]
- どちらも、その者当人の生き様には
関係なく他者から譲られた物だろう。▼
そんな物の多寡で、人の価値を論ずるなど
浅はかに過ぎるとは思わないか?▼
紋章も同じだ。当人の意思とは無関係に、
先祖から譲り受けたに過ぎないのだから。▼
- [イングリット]
- 私もそう思います。紋章の有無が、
人の価値を決めるなど、あってはならない。▼
- [セテス]
- ……まあ、そうは言っても、家の財政を
仕切っていたのはガラテア伯なのだろう?▼
きっと伯なりの苦悩があったのだろうし、
私がどうこう言うことではないがね。▼
ただ私から、
君にかけてやれる言葉があるとすれば……▼
君が何を重視し、どう生きていくかは、
君次第だ、イングリット。▼
- [イングリット]
- セテス殿……ご助言、感謝します。▼
《蒼月の章》
- [イングリット]
- ……近頃、よく考えるのです。
この戦争が終わった後の未来を。▼
《翠風・銀雪の章》
- [イングリット]
- 父の件は……過ぎた話ではありますが。
それでも……▼
《共通》
- [イングリット]
- 私、自分の将来について、
きちんと考えてみようと思います。▼
支援A†
- [イングリット]
- ………………。▼
- [セテス]
- まだ悩んでいるのか? イングリット。▼
- [イングリット]
- ……流石はセテス殿です。
あなたの前で、隠し事はできませんね。▼
セテス殿のお話を聞いてからずっと、
どう生きるべきか考えていたのですが……▼
なかなか考えがまとまらないのです。
……私の未熟ゆえでしょうね。▼
- [セテス]
- イングリット、君は真面目だな。
その真摯な姿勢は尊敬に値するよ。▼
- [イングリット]
- い、いえ、尊敬だなんて。
私はとても、そのような……。▼
- [セテス]
- 未熟だと恥じる必要はない。
人間、誰しも将来については悩むものだ。▼
余計なお世話かもしれんが、1つだけ
付け加えさせてもらえるだろうか?▼
- [イングリット]
- ……?
何でしょう?▼
- [セテス]
- 君がもし紋章を持たずに生まれてきたら
どうだったか、を考えてみてはどうだ?▼
- [イングリット]
- 私に紋章がなかったら、ですか?▼
- [セテス]
- 誰も君に見向きしないと思うか?
いや、そうではないはずだ。▼
私は君が紋章を持たなかったとしても
素敵な人間だと思うし、期待もしている。▼
- [イングリット]
- セ、セテス殿……!▼
- [セテス]
- 私は世辞は言わない主義だ。だからもっと
ありのままの自分に自信を持ってほしい。▼
もっとも君が紋章に慢心して身を滅ぼす
ようだと、私の眼鏡違いになるがね。▼
- [イングリット]
- い、いえ、そのようなつもりはありません。
……私は必ず、ご期待に応えてみせます。▼
今すぐには難しいですが、いつか必ず、
自分に恥じぬ生き方を見定めます。▼
- [セテス]
- その意気だ。
応援しているぞ、イングリット。▼
支援A+†
- [イングリット]
- セテス殿。
少し、お時間をいただけますか?▼
- [セテス]
- イングリットか。
将来、進むべき道が決まったのか?▼
- [イングリット]
- はい。セテス殿には、どうしても
私の決意を聞いていただきたいと……。▼
- [セテス]
- それは光栄だ。
では早速、聞かせてくれるか?▼
- [イングリット]
- はい……。私は祖国を守りたい。
王に仕える、一人の騎士として。▼
その気持ちに、今も変わりはありません。
ですが……▼
私は、父の役に立つための
道を選ぼう、と思います。▼
私に貧しい思いをさせず、育ててくれた
父の恩は、何にも代えがたいものですから。▼
- [セテス]
- ……そうか。よくよく考えた末に出した
結論なのだな? ならば私も異論はない。▼
だが……ひとつだけ聞かせてもらっても
構わないだろうか?▼
- [イングリット]
- ……はい、もちろん。▼
- [セテス]
- 君はその決意に至るまで、
お父上に相談してみたのか?▼
- [イングリット]
- い、いえ……そこまでは。
わざわざ出向く暇もありませんし。▼
それに父は、私がこの戦争に
身を投じるのを許してはくれましたが……▼
実際、無茶を言って、半ば強引に家を
飛び出してきてしまったようなもので……▼
- [セテス]
- ならばこそ、改めて顔を合わせて、
よく話し合ってみるべきだと私は思う。▼
- [イングリット]
- ……父は昔から、意固地な人で。
私の話など、聞いてくれるかどうか。▼
- [セテス]
- 私はガラテア伯と親しいわけではないから
何とも言い難いが……そうだな……。▼
知ってのとおり、私にも手の掛かる
家族がいる。いつもいつも心配でならない。▼
そんな立場から言わせてもらえば、父君は
きっと君の相談に耳を貸してくれるだろう。▼
君の真摯な思いをぶつけられたら、
無下にはできないはずだからな。▼
父君と話してみて、それでも先ほどの決意が
変わらないというのであれば、それでいい。▼
- [イングリット]
- セテス殿……ありがとうございます。▼
そうですね……。
父と、きちんと話をしてみようと思います。▼
私は父が意固地だから、と、すべてを
父のせいにしていたのかもしれません……。▼
ですが、意固地だったのは私です。
私が歩み寄れば、父も、きっと……。▼
- [セテス]
- うむ、それでこそ、私のイングリットだ。
自信を持って、前へ進むといい。▼
- [イングリット]
- ……はい、セテス殿!▼
あなたの言葉、しかと胸に刻みます。
本当に……ありがとうございました!▼
カトリーヌ†
支援C†
- [カトリーヌ]
- よし。じゃあ今日の稽古は
これくらいにしておこうか。▼
- [イングリット]
- はあ、はあ……。
あ、ありがとうございました……。▼
あ、あの……カトリーヌさん。
お聞きしたいのですが……。▼
- [カトリーヌ]
- どうしてアタシの剣はここまで
軌道を読めないのか、だろ?▼
- [イングリット]
- はい。上段に来ると思ったら下段に……
突きが来ると思ったら払いが来ますし。▼
- [カトリーヌ]
- そりゃ、アンタの性格が
真っ正直だからだよ。▼
アンタ、アタシが次にどの手で来るか、
いろいろ先読みしてるよね。▼
- [イングリット]
- 先読み……というほどではありませんが、
自分なりに予測はしています。▼
- [カトリーヌ]
- だからさ。アタシはそれを利用して
目線や剣先の動きでアンタを釣ってる。▼
戦いの基本は、敵の虚を突くこと……
生き残るための工夫ってやつだよ。▼
レア様を守るためにも、まず自分の身を
守らなきゃ話にならないしね。▼
- [イングリット]
- すべてはレア様をお守りするため……
カトリーヌさん、素晴らしいです。▼
- [カトリーヌ]
- はっはっは。
随分と持ち上げられたもんだ。▼
- [イングリット]
- 私の夢は、君主に仕える騎士となること。
忠義を尽くし、その身辺をお守りする……▼
お仕えする相手こそ違えど、
あなたの忠義は私の理想そのものですから。▼
- [カトリーヌ]
- 憧れるのは勝手だけどね、アタシは……▼
- [イングリット]
- カトリーヌさん。
私をあなたの弟子にしていただけませんか。▼
- [カトリーヌ]
- ……本気か? アンタみたいなお利口さんが
アタシの弟子なんか向いてないよ。▼
- [イングリット]
- もちろん、本気です。
向いていないと言われようと構いません。▼
- [カトリーヌ]
- ……やれやれ、わかった。
それじゃまずは、男の口説き方からだ。▼
- [イングリット]
- はい! ……えっ?
わ、わかりました!▼
- [カトリーヌ]
- はっはっは! 冗談だよ。
口説き方なんか、アタシが知りたいさ。▼
まずはそのクソ真面目なとこから
直してかなきゃねえ。▼
- [イングリット]
- はい……よろしくお願いします!▼
支援B†
- [カトリーヌ]
- よし。
今日の稽古はこれくらいにしとくか。▼
- [イングリット]
- はい、ありがとうございました!▼
- [カトリーヌ]
- だいぶ、アタシの目線や剣先の動きに
惑わされないようになってきたね。▼
- [イングリット]
- はい。少しずつ、カトリーヌさんの
狙いが読めるようになってきました。▼
- [カトリーヌ]
- でも、体術はまだまだだ。
戦場では武器を失っても戦い抜かなきゃな。▼
喉元に食らいつこうが、急所を蹴ろうが、
何をしてでも生き残る覚悟が必要さ。▼
- [イングリット]
- ……一応、お聞きしたいのですが。
実際に、やったことはあるのですか……?▼
- [カトリーヌ]
- 戦場ではないね。
そこまで追い詰められたことがない。▼
けど、酒場じゃしょっちゅうだよ。
男どもの急所を蹴るなんてね。あっはっは!▼
- [イングリット]
- は、はあ……。▼
- [カトリーヌ]
- ま、そういう手段も躊躇わないくらいの
覚悟を持って臨めってことだ。▼
騎士の戦いってのは、物語に謳われるほど
綺麗なもんじゃない。▼
騎士として立った戦場で、騎士らしからぬ
選択を強いられることもある。▼
例えば、罪のない人たちを
見殺しにすることだって……。▼
イングリット……
アンタ、それでも騎士になりたいのか?▼
- [イングリット]
- ……何もかも、覚悟の上です。
それでも私は、騎士になりたい。▼
あなたのように、主君に忠実な
騎士でありたいと……▼
- [カトリーヌ]
- ちょっと間違ってんな。
アタシは主に忠実だけど、忠実じゃない。▼
主のためなら何でもするが、
死ねと言われても死なないよ。▼
矛盾してるように聞こえるか?
でも、それがアタシなんだよ。▼
- [イングリット]
- 忠実だけど、忠実じゃない……?▼
……私にも、その言葉の意味を
理解できる日が来るのでしょうか。▼
- [カトリーヌ]
- そうだね……アンタは真面目すぎるから、
きっと時間がかかるだろうよ。▼
けど、いつかはわかる日が来る。
それまで死ぬなよ、イングリット。▼
- [イングリット]
- ……はい。何をしてでも生き残る、ですね。
肝に銘じます、師匠。▼
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Last-modified: 2020-05-29 (金) 05:45:46