会話集/支援会話/カスパル(レスター諸侯同盟)

[ラファエル]: お？　カスパルくん。
お前、少しデカくなったんじゃねえか？▼
[カスパル]: ラファエル……違えよ。
太っただけだ。▼
[ラファエル]: おう、そうなのか。
最近、筋肉いじめてねえのか？▼
[カスパル]: 鍛錬はしてるぜ？　毎日欠かさずな。
けどよ、縦に伸びてかねえんだよなあ。▼
横にばかりどんどん大きくなっちまうし、
オレにはお前のやり方は合わねえのかもな。▼
[ラファエル]: そうかあ……食って鍛えりゃ、誰でも
デカくなれると思ったんだけどなあ。▼
でもよお、お前はでっかくなくても
良いとこがたくさんあると思うぞ？▼
[カスパル]: 良いとこ？
例えばどんなだ？▼
[ラファエル]: お前って、オデより足が速えだろ？
速えくせに小回りも利くしよ。▼
足だけじゃなくて動きは全部、速えよな。
攻撃避けたりすんの得意だろ。それに……▼
[カスパル]: いや、もういい。ラファエル。
もう充分だぜ。▼
ラファエル、お前がでけえのは
背だけじゃなかったんだな。▼
オレのことをそんだけ評価してくれて……
何てでけえ器だ！▼
[ラファエル]: うん？　器？▼
[カスパル]: ああ。オレに必要なのは、でけえ背じゃ
なくて、でけえ器だったんだ！▼
器がでかくなりゃ、もしかしたら背も……
よっしゃあああ！　来たぜ来たぞ！▼
[ラファエル]: おおっ！　来たのか？　来たんだな？
……何がだ？▼
[カスパル]: ……あれ、でも器をでかくするには、
どうすりゃいいんだ？▼
やっぱりラファエルみたいに、食って食って
食いまくるしかないのかあっ！▼
[ラファエル]: おう！　よくわかんねえけど、
食堂行くなら付き合うぞ？▼
[カスパル]: これ以上、横にでかくなるわけには……
うーん、わからん！▼
わからんから食堂行こう！▼

↑

ヒルダ†

↑

支援C†

[カスパル]: 痛ってーな、ちくしょう。
思いっきり殴りやがって……▼
[ヒルダ]: カスパルくん、どうかしたのー？▼
[カスパル]: ああ、ヒルダか。ちょっと喧嘩してな。
全然平気だぜ。▼
[ヒルダ]: 平気って……わああ、顔腫れてるしー。
痛ったそー。医務室で手当てしてあげるよ。▼
[カスパル]: い、いや、いいって。気にすんなよ。
この程度、すぐ治るって。▼
[ヒルダ]: いいから、ほら、行こ？
手当しないと、顔がお化けみたいに……▼
[カスパル]: えっ？　そりゃ困るな。
まあ行くか……。▼

（暗転）

[ヒルダ]: はい、これでおしまい。
カスパルくん、もう大丈夫よー。▼
[カスパル]: おおー、見直したぜ、ヒルダ。
意外と手馴れてんだなあ、お前。▼
[ヒルダ]: えへへ、兄さんの傷はあたしが手当てを
してたからねー。慣れちゃったー。▼
でも、何でカスパルくんって、
すぐに喧嘩しちゃうのー？▼
こんな怪我をするくらいなら
最初からしなければいいのにー。▼
[カスパル]: 別に、オレから喧嘩
おっ始めてるんじゃねえよ。▼
話も聞かねえ、ぶっ飛ばさなきゃ
止まらねえ奴らが多いんだ。▼
だから、オレはこの拳で、そいつらの
曲がった根性を叩き直してるんだよ。▼
[ヒルダ]: ふーん……それで、わざわざ自分から
面倒ごとに首突っ込んじゃうんだー。▼
あたしなら放っとくか、
誰かに何とかしてもらうか、どっちかねー。▼
[カスパル]: お前はそうだろうが、
オレはじっとしてられねえんだよ。▼
[ヒルダ]: 偉いわねー。でも、少しは「見守る」ことも
大事だと思うけどー？▼
[カスパル]: 見守る？▼
[ヒルダ]: だってさー、本当にカスパルくんが
喧嘩しなきゃ全部解決しないと思うー？▼
考えてみてー。世界は広いんだし、きっと
今もどこかで誰かが揉めてるでしょー？▼
でも、カスパルくんがいなくても、
勝手に解決してるんだよー。▼
ちょっと見守ってたら、案外すぐに
解決することだってあると思うなー。▼
それに喧嘩ばっかしてると、無駄に怪我して
大事な時に戦えなくなっちゃうよー？▼
[カスパル]: うーん……まあそれは確かにな。
見守る、か。できんのか、オレ？▼

↑

支援B†

[カスパル]: あっ、あいつら、また喧嘩始めやがった。
おらあっ……▼
っと、いっけね。
今度こそ見守ってみるんだった。▼
うずうず……ああ、くそっ！
やっぱ我慢できねえ！　待て、お前らー！▼
[ヒルダ]: はあ、カスパルくん。
やっぱり喧嘩がしたいだけなのねー。▼
ふふっ、でも良い顔してるなー。
本当に楽しそう……▼

（暗転）

[カスパル]: へっ、これにて一件落着！
……って、ヒルダ！　見てたのか。▼
[ヒルダ]: えー？
見てたって何をー？▼
[カスパル]: 何をって……喧嘩だよ、喧嘩。
今そこでオレがやってたやつ。▼
お前に見守るのも大事って言われて、
何度か我慢してみたんだけどよ……▼
オレには全然無理だったわ。
けど、悪は成敗されたし、いいよな？▼
[ヒルダ]: ふふっ、そうねー。▼
カスパルくんがそうしたいんなら、
それでいいんじゃなーい？▼
[カスパル]: いいのかよ。何か意外だな。
怒るかと思ったのに、笑ってるしよ。▼
[ヒルダ]: 別に怒る理由もないしー。
むしろ、良いものみちゃったなーって。▼
カスパルくん、すっごい良い顔してたしー。
楽しそうだったしさー。▼
[カスパル]: まあ、喧嘩は燃えるもんだぜ。
心が奮い立つっていうか……▼
あ、お前やっぱ見てたんじゃん。
でも止めなかったんだな。▼
[ヒルダ]: あたしが止めるわけないじゃなーい。
そんな面倒なこと、進んでしないわよー。▼
それよりも、カスパルくんの顔、
惚れちゃいそうなくらい、良かったよー。▼
[カスパル]: 惚れちゃうって何だよ。
ヒルダは喧嘩が好きなんか？▼
ま、オレが喧嘩好きなのは、
否定できそうにねえけどな！▼

↑

支援B+†

[カスパル]: それにしてもお前って、心が広いよなあ。▼
[ヒルダ]: えー？　どういうことー？▼
[カスパル]: オレが喧嘩すると、いっつもみんな
必死に止めようとすんだけどさ。▼
お前だけは違う。
流石はヒルダだぜ。▼
……あれ、喧嘩が好きだから、
見てるだけなんだっけ？▼
[ヒルダ]: カスパルくんが勝手に言ってたんでしょ。
喧嘩は別に好きじゃないってー。▼
あたしは、面倒なことに
巻き込まれたくないだけー。▼
[カスパル]: そんだけか？　喧嘩してるオレのこと、
むしろ褒めてたじゃねえか。▼
[ヒルダ]: うーん、ちょっと真面目な話をするとさ。▼
あたしはね、自分を縛りつけないで
自由に生きていきたいって思ってるのー。▼
だからカスパルくんにも、窮屈な常識に
縛られないで、自由にしててほしいなって。▼
[カスパル]: なるほどな。自分を縛りつけない、か。
お前って、すげえな！▼
[ヒルダ]: すごい？　あたしがー？▼
[カスパル]: たいていの奴は、何だかんだ
人の生き方口出して……▼
気に入らねえと、さも自分の言い分だけが
正しいって顔して説教したりすんだろ。▼
それを、全部好きにやらせてやるって、
なかなかできるもんじゃねえよ！▼
[ヒルダ]: や、やめてよー。そんなに褒められたら、
照れちゃうじゃなーい。▼
でも、こんなに褒められたのって、
あたし、初めてかもー。▼
[カスパル]: ん？
そうなのか？▼
[ヒルダ]: 兄さんからもよく、怠け者とか
不真面目とか言われてたしー。▼
お小言は言われても、
褒められることはあまりなかったかなー。▼
[カスパル]: ……そうだったのか。
でも、気にしなくていいんじゃねえ？▼
他人に縛られたら、お前の良いとこが
なくなっちまうもんな！▼
[ヒルダ]: ……！
ふふっ、そうかな。ありがとうー。▼
カスパルくんも自由に生きられるように、
あたし、応援するねー。▼

↑

支援A†

[カスパル]: なあ、ヒルダ。
ちょっと聞きてえんだけど、いいか？▼
[ヒルダ]: カスパルくん？
聞きたいことって、なーに？▼
[カスパル]: いや、お前って、よく人にお願いしたり
甘えたりするじゃねえか。▼
けど、オレにはしねえのは、
何でかと思ってよ。▼
[ヒルダ]: えー？　甘えてもいいんだったら、
あたし、甘えちゃうわよー？▼
カスパルくんってー、
意外にそういうとこ目ざといわよねー。▼
[カスパル]: たまたま気になって……
っつーか、意外って何だよ？▼
[ヒルダ]: ふふっ、でも―、甘えたところで、
あなたは何もやってくれないでしょー。▼
だから、初めからあなたにお願いしないで、
自分でやるようにしてるのよー。▼
[カスパル]: ええー？
オレ、そんな奴に見えてたのか？▼
よっぽど無茶な頼み事じゃなけりゃ、
たぶん引き受けてやると思うぜ？▼
[ヒルダ]: あたしの場合、頼み事を押しつけるのは
イヤって言うかー。▼
言わなくてもあたしのお願いに気づいて、
頼まなくてもやってくれるのが理想なの。▼
でもあなたって、そういうの、
まったく気づいてくれそうにないでしょー？▼
そのくせ、あたしが他の人に甘えてるのは、
見てるんだー……。永遠の謎よねー。▼
[カスパル]: そ、そうか？
気づけねえのは悪いけどよ……▼
けど、普通に頼みゃいいじゃんかよ。
何が違うんだ？▼
[ヒルダ]: 普通に頼んだら、嫌だなって思っても
つい引き受けちゃう人、いるでしょ？▼
でも、相手から言ってくれたら、
お互いに気持ちよく話が済むじゃない？▼
[カスパル]: 相手に言わせるように仕向けてんなら、
結局、同じじゃねえのか……？▼
[ヒルダ]: それとね、あたしはカスパルくんが
自由にしてるのを見るのが好きなの。▼
あたしがあれこれお願いしたら、
自由なカスパルくんじゃなくなっちゃうし。▼
[カスパル]: うーん、よくわかんねえけど、
オレもお前の自由なとこは好きだぜ。▼
縛られねえ生き方ってのか？
そういうの、本当にいいよ。▼
だけど、いざとなったら、
ちゃんとオレのことも頼れよな？▼
誰かに遠まわしに甘えてる場合じゃねえ
場合だってあんだろ？▼
[ヒルダ]: カスパルくん……。
うん、ありがとー。▼
じゃあ、早速……。
あたしの部屋まで来てほしいなー。▼
一人じゃできないこと、
したいかなって……ダメ？▼
[カスパル]: 部屋？　いいけど、何だ？
模様替えか？　引っ越しか？▼
[ヒルダ]: ……やっぱり気づかないよね。
ずるいなー、カスパルくん。▼
[カスパル]: ん？▼
[ヒルダ]: まあ、いいや。
ちょっと荷物を運んでほしいのよー。▼
[カスパル]: 何だそんなことか。
楽勝だぜ。▼