会話集/章別会話
EP.4 青海の節 女神再誕の儀†
オープニング†
ナレーション†
日を重ねるごとに陽は強くなり、
虫の音と共に夜は短くなる。
女神がいるという青海の星が空に戻ると、
人々はその再誕を喜び祝う。
ガルグ=マク大修道院では
再誕の儀が厳かに執り行われ、
フォドラ全土の熱心なセイロス教徒は、
揃って大修道院に足を運ぶのだ。
敵の狙い・青獅子の学級†
(大広間 昼)
- [ディミトリ]
- 暗殺計画に備え、大修道院の警備に当たる。
それが俺たちの今節の課題だったよな。▼
騎士団はレア様の警護で忙しいとのことだが
敵の狙いはむしろ、そちらでは……。▼
《選択》
- [ドゥドゥー]
- ……殿下。
おれにも、意味を教えていただけませんか。▼
- [ドゥドゥー]
- ……意味を、お聞きしても?▼
《共通》
- [ディミトリ]
- ロナート卿は暗殺計画の記された密書を
始末もせずにわざわざ持っていた。▼
暗殺計画に皆の目を集め、他の何かを
狙っている……とは考えられないか?▼
- [アネット]
- 貴重なものといえば……宝物庫ね! 他にも
書庫とかハンネマン先生の部屋とか……▼
- [フェリクス]
- 大修道院には、英雄の遺産に匹敵するような
武器がいくつかあったはずだ。▼
- [シルヴァン]
- ま、狙いが何であれ、修道院の女性たちに
被害が及ばないようにしないとな。▼
- [ドゥドゥー]
- ……修道院内を調べ、敵の狙いを探り当てる……
ということでしょうか。▼
- [ディミトリ]
- そのとおりだ。それに敵との戦闘に備え、
訓練にも力を入れておきたい。▼
(シャミアとツィリルが現れる)
- [シャミア]
- 顔を突き合わせて悪巧みか、先生。▼
おっと、名乗ったことはなかったな。
私はシャミアだ。▼
- [ディミトリ]
- シャミアさんはセイロス騎士団の一員だ。
で、こちらの少年が……▼
- [ツィリル]
- レアさまの従者で、シャミアさんの弟子の、
ツィリルです。▼
《選択》
- [ツィリル]
- レアさまの身の回りのお世話をしています。▼
- [ツィリル]
- 弓とか剣とか、稽古をつけてもらってます。▼
《共通》
- [ツィリル]
- ボクもレアさまを守りたくて……。
だから、シャミアさんの弟子に。▼
- [シャミア]
- ツィリルはレアさんが大好きだからな。
ま、互いにやれるだけやろう。▼
予定内容†
《女神再誕の儀》
女神再誕の儀に合わせ、大司教を暗殺する計
画が明らかになった。大修道院内の手薄な場
所を警備しよう。
《女神再誕の儀襲撃戦》
大司教暗殺計画に揺れる大修道院だったが、
生徒らは敵の狙いが他にある可能性を探る。
果たして何かが起こるのか。物々しい雰囲気
の中、ついに女神再誕の儀が始まる。
女神再誕の儀・青獅子の学級†
(大聖堂 昼)
- [ディミトリ]
- いよいよ女神再誕の儀が始まる。
……が、敵の狙いはいまいち掴めていない。▼
修道院を見回りながら、
場当たり的に対応するしかないだろう。▼
(フェリクスとアネットが現れる)
- [フェリクス]
- チッ……後手を踏むとろくなことはないぞ。▼
- [アネット]
- あ、見回り中にお腹が空くかなと思って
お菓子を焼いてきたんです。▼
ちょっと失敗しちゃいましたけど……▼
- [ディミトリ]
- アネット……
昨夜、厨房で爆発騒ぎがあったのは……▼
- [ディミトリ]
- いよいよ女神再誕の儀が始まる。
俺たちも打ち合わせどおりに動こう。▼
- [ドゥドゥー]
- は、お任せを。
……先生も、問題はないな。▼
《選択》
- [イングリット]
- ええ、しっかり狙いは絞れましたからね。
務めを果たしてみせましょう!▼
- [メルセデス]
- あら~、先生は自信がないみたいね。
それは困ったわ~。▼
- [アネット]
- えっ?
あっ、後でこっそりお菓子をあげますから!▼
《クエスト達成済・共通》
- [ディミトリ]
- 先生、頼みにしているからな。
さて、それじゃあ……▼
《共通》
(セテスとフレンが現れる)
- [セテス]
- 君たち、緊張感が足りないようだが?
間もなく女神再誕の儀が行われるのだぞ。▼
我々が女神の塔に入っている間、警備が
薄くなりそうな場所を特に警戒してくれ。▼
- [フレン]
- 先生、聞いてくださいます?
お兄様ったら、酷いのです。▼
心配だからお前は棺の中にでも隠れていたら
どうか、なんて仰いますのよ? ふふふ。
- [セテス]
- そ、それは冗談だと言っただろう、フレン。
お前は私の後ろにずっといなさい。▼
ベレト、君は教師として
生徒をしっかり指揮するように。以上だ。▼
- [フレン]
- 皆さん、失礼いたします。
儀式の後でまたお会いしましょうね。▼
(二人が立ち去る)
- [ドゥドゥー]
- 時間か。▼
- [ディミトリ]
- 一応、俺のほうで幾つか気になる場所を
洗い出しておいた。▼
それを順に巡っていこう。
2階と、白の塔、それから地下……聖廟だ。▼
- [ディミトリ]
- さあ、予定の場所に身を隠すぞ。
聖廟への入り口を見張るんだ。▼
怪しい者が入っていくことがあれば、
後を追って一人残らず捕まえる。いいな?▼
戦闘マップ†
戦闘開始時†
- [ディミトリ]
- くっ……一足遅かったか。
すでに敵が入り込んでいたようだ。▼
- [ディミトリ]
- 俺たちの推理どおりだったらしいな。
やはり、敵が入り込んでいる。▼
《共通》
- [謎の魔道士]
- もう中央の奴どもに気づかれたか……。
わしが、棺の封印を解くまで時を稼げ!▼
- [西方教会兵]
- ははっ!▼
1ターン目開始時†
- [ディミトリ]
- 敵の狙いは、奥の……セイロス様の棺だな。
まさか、遺骨でも奪おうというのか……?▼
棺を開けられる前に、
敵を倒してしまいたいところだが……▼
床をよく見てみろ。
何か、仕掛けが施されているようだ。▼
敵の武器をよく見て、適切な場所で
迎え撃ちながら進むのが良さそうだな。▼
1ターン目敵軍フェイズ†
- [謎の魔道士]
- 死神騎士よ! おぬしは強いのだろう?
奴らを蹴散らしてきてくれ!▼
- [死神騎士]
- 貴様らの指図は受けん……。
惰弱な者の相手など、退屈なだけ……。▼
- [ディミトリ]
- ……なかなかの手練れのようだな。
あの騎士に無闇に挑むのは、下策だぞ。▼
5ターン目開始時†
- [謎の魔道士]
- 増援はまだ到着しないのか……?
奴らの背後をついてくれれば、
挟み撃ちにできるのだが……▼
vs 死神騎士†
- [死神騎士]
- 虫ほど望んで火に寄るか……。▼
メルセデス vs 死神騎士†
- [メルセデス]
- あらあら、怖いわ~。
手加減してちょうだいね~。▼
- [死神騎士]
- 貴様は……そうか……
この邂逅もまた……宿命か。▼
死神騎士と戦闘後(非撃破時)†
- [死神騎士]
- 逃げれば追わないというのに……。
死にたいか……▼
死神騎士撃破†
- [死神騎士]
- 貴様ほどの者がいようとは……。
良き邂逅だ……。▼
vs 謎の魔道士†
- [謎の魔道士]
- フン、遅いわ……!
封印は、間もなく解けよう……。▼
謎の魔道士撃破†
- [謎の魔道士]
- 手遅れよ……! 封印はすでに解かれた!
おぬしらなど……な!? この剣は……
ムービー「天帝の剣」†
(謎の魔道士が棺の中から剣を取り出す)
(ベレトが魔道士に切りかかり、
剣が交わった反動で棺から出された剣が宙を舞う)
(剣を受け止めるベレト)
(謎の魔道士がベレトに向かって魔法を打つが、
ベレトが手にした剣で切り払う)
- [謎の魔道士]
- なに!?
(赤く光る剣を手に驚きながらも、
もとより持っていた鉄の剣を打ち捨て、構えるベレト)
(謎の魔道士が再び魔法を撃つが、
ベレトは切り捨て魔道士に詰め寄る)
(追い詰められた魔道士がシールドをはるが、
ベレトがシールドを剣で壊し、魔道士を切り捨てる)
(手にした剣を見つめるベレト)
(よく見ると剣の付け根にはぽっかり空いた穴があった)
ムービー終了後†
《死神騎士未撃破時》
- [死神騎士]
- その剣、まさか……。
逸楽、見つけたり……!▼
(死神騎士が離脱する)
- [ディミトリ]
- ……逃げたか。
今は、追跡を諦めるより他ないな。▼
それで……先生。その剣、その輝き……
まさか、それは……▼
《共通》
(カトリーヌたちが現れる)
- [カトリーヌ]
- 侵入者はここか!? ……って、あれまあ。
だいたい片づいてんな。▼
者ども! 生き残ってる侵入者どもを、
残らずふん縛れ!▼
- [セイロス騎士]
- ははっ!▼
クリア後†
裁き・青獅子の学級†
(大聖堂 昼)
- [セテス]
- ……さて、貴方がたが犯した重大な
背信行為について、大司教より沙汰がある。▼
- [シャミア]
- 王国領主の煽動、大修道院への侵入、
大司教の暗殺未遂、聖廟の襲撃……。▼
余罪を調べるまでもないな、
西方教会の皆さん。▼
- [司祭]
- なっ!?
我々は西方教会などと関わりは……▼
- [セテス]
- すでに貴方がたの身元は割れている。
見え透いた芝居はやめていただこうか。▼
- [レア]
- 神聖なる儀式を穢したことは、
聖職にある者にとって、万死に値します。▼
もはや今生に救いの道はありません。
潔く、その命をもって罪をあがなうのです。▼
- [司祭]
- クッ、聞いていた計画とは違った。
我々は騙されたのだ……!▼
- [シャミア]
- 何をぶつぶつ言っている。
どう言い訳しても罪は変わらん。▼
- [レア]
- あなた方の魂が、つつがなく
主の身許へ還らんことを……。▼
- [司祭]
- や、やめろ! 我々を処刑するなど
主がお許しになるはずがない!▼
- [司祭]
- 女狐め……こうやって幾人もの同胞を
殺してきたのを知っているのだぞ!▼
- [レア]
- 詮議は以上です。
彼らを連れていきなさい。▼
(司祭たちが連れていかれる)
- [ディミトリ]
- ………………。▼
(暗転)
(青獅子の教室)
- [ディミトリ]
- ……というわけだ。暗殺計画も聖廟の襲撃も
すべて、西方教会の仕業だったようだな。▼
襲撃を指揮していた仮面の騎士の行方は、
ようとして知れないままらしい。▼
- [ドゥドゥー]
- しかし西方教会は、なぜこのような……?
- [ディミトリ]
- セイロス教も一枚岩ではないということだ、
ドゥドゥー。▼
教団の運営はガルグ=マク主導で行われる。
公会議の場でも、西方教会の発言権は弱い。▼
かねてから西方教会は、中央教会への
不満を募らせていたのだろうな。▼
《選択》
- [ディミトリ]
- ああ、そうか。先生は教会に一切近寄らず
育ってきたとジェラルト殿が言っていたな。▼
セイロス聖教会は、幾つかの教会に分かれて
フォドラでの活動を行っている。▼
最も大きな教会である中央教会は、
ここガルグ=マクに本部を置き……▼
(画面に地図が表示される)
- [ディミトリ]
- 西方教会は、ロナート卿が兵を挙げた
ガスパール城より遥か西……▼
王国一の堅牢さを誇る城塞都市、
アリアンロッドの向こう側に本部を置く。▼
(地図が消える)
- [ディミトリ]
- 今回のことは、西方教会が中央の権威失墜と
レア様の排除を狙ったものだったのだろう。▼
であれば当然、騎士団は西方教会上層部の
査問……いや、討伐に乗り出すはずだ。▼
- [ドゥドゥー]
- とすると……おれたちが任務を
手伝うこともあるのでしょうね、殿下。▼
- [ディミトリ]
- ああ。だが、珍しい人だな、先生も。
このフォドラに生を受けて……▼
セイロス教と関係せずに生きてこられた
なんて、信じがたいものがある。▼
- [ドゥドゥー]
- ……大司教様は、
なぜ先生を登用したのだろうな。▼
- [アッシュ]
- あの……西方教会の人たちはみんな、
レア様に殺されてしまったんですよね……。▼
- [メルセデス]
- 仕方ないことだわ。教えに背くのは
決してやってはいけないことだもの……。▼
- [イングリット]
- ……相容れぬ者は討つしかありません。
ですが先生、私は……。▼
(セテスが現れる)
- [セテス]
- ここにいたか、先生。▼
大司教から話があるそうだ。来てくれ。▼
闇に蠢く†
- [???]
- 大司教は生き延びたようだな。▼
西方教会の豚どもになど、
元より期待はしておらなんだが……。▼
- [???]
- ……公よ、悲報と朗報がある。▼
悲報は、セイロスの遺骸だ。棺には
そのようなもの、何も入ってはいなかった。▼
朗報は、その代わりにあるものが
棺に入っていた……あの“天帝の剣”だ。▼
- [???]
- ほう、あの盗賊の……
いや、“解放王”の剣か。▼
- [???]
- 盗賊……?
まあ良い、手にしたのは新任の教師だ。▼
やはりと言うべきか、天帝の剣からは
紋章石が外されていた。▼
- [???]
- む……そうであろうな。剣と石、
二つを一つ所に保管するなどはあり得ぬ。▼
- [???]
- だが、その教師……天帝の剣の力を
使ってみせたぞ。▼
紋章石のない剣が、赤き輝きを放った……
あれは紋章の適合反応と見て間違いない。▼
- [???]
- 何だと?
紋章石のない遺産を使えるはずが……。▼
いや、そもそも解放王の血筋は……、
そのようなわけが……むう……。▼
- [???]
- しばらく泳がせておくぞ。
あの教師については情報が足りぬ。▼
それより貴様に頼まれていた件だが……
死神を貸そう。上手く使え。▼
- [???]
- なるほど、あやつか……。
よかろう、楽しみにしておるぞ。▼
報告・青梅の節†
(謁見の間 昼)
- [レア]
- 聖廟への侵入者を撃退し、“天帝の剣”を
守ってくれたこと、感謝の念に堪えません。▼
その天帝の剣は、英雄の遺産の1つであり、
教団の所蔵品の中でも最も貴重な品です。▼
……ですが、同時に恐ろしい
武器でもあります。▼
その剣は、あなたに預けます。
ただし、使い方を誤らぬように……。▼
- [セテス]
- 大司教、お待ちください!
天帝の剣をこの者に託すと仰るのですか?▼
この者が、たまたま剣を扱えたからとて
そう易々と預けていい物ではないはずです。▼
またネメシスのような者が現れれば、
大地は再び戦禍に覆われるのですぞ!▼~
《選択》
- [セテス]
- “解放王”ネメシス……千年以上前に
聖者セイロスによって討たれた人間の王だ。▼
かつてフォドラが邪神に襲われた際、
主はネメシスに天帝の剣を授けたという。▼
ネメシスはその剣で邪神を退け、フォドラを
救って、“解放王”とあだ名されたのだ。▼
しかし、その後は力に溺れていき、ついには
自ら邪に染まって、聖者に討たれた……。▼
大司教、どうかお考え直しください。
この者の資質をもう少し見極めてから……。▼
- [レア]
- いいえ、私は確信しているのです。
この者ならば邪に染まることはない、と。▼
ネメシスの死後、誰一人として使うことの
能わなかった天帝の剣……。▼
長きに渡って封印されていたその剣を、
正しく使って見せたのですから。▼
- [セテス]
- ……わかりました。
大司教が、そう仰せならば……。▼
ベレト、そういうことだ。
大司教の信頼を裏切ることのないように。▼
(暗転)
(謁見の間の外)
- [ソティス]
- “天帝の剣”、“解放王”、か……。
何やらわからぬ話ばかりじゃな。▼
わしにはあのレアという者の考えが、
さっぱり読めぬ。▼
なぜ最も貴重な品だというその剣を、
おぬしなぞにほいほいと託せるのじゃ。▼
《選択》
- [ソティス]
- 本当におぬしは選ばれたのか?▼
《共通》
- [ソティス]
- 何やら得体の知れぬ企みに、
巻き込まれているのかもしれぬな。▼
それに……気がかりは他にもある。▼
前に見た英雄の遺産と、“天帝の剣”には
どうにも気になる差があるではないか。▼
その……ええと、何という名じゃったかな。
カ……カ……▼
《選択》
- [ソティス]
- そう、それじゃ! そやつが見せてくれた
“雷霆”と違って“天帝の剣”には……▼
- [ソティス]
- 違うわい!
おぬし、鳥が好きなのか?▼
確か、カトリーヌじゃ。そやつの持つ
“雷霆”と違って“天帝の剣”には……▼
《共通》
- [ソティス]
- ぽっかりと空いた穴がある。
明らかに何かが足りておらぬのじゃ。▼
わしは、わからぬことが恐ろしい。
……じゃが、おぬしのことは信じておる。▼
おぬしならば、何があろうと
道を切り拓いてゆける。そうじゃろう?▼
コメント†