会話集/章別会話
15章 煉獄の谷†
オープニング†
ナレーション1†
帝国軍の尖兵を退けた新生軍は、乏しい兵力
を増員すべく、同盟領北西を支配するダフネ
ル家の当主ジュディットに援軍を打診した。
レアの行方†
(聖廟 昼)
- [セテス]
- ……ベレト、君か。▼
- [フレン]
- わたくしたち、
レア様のことを話していたんですの。▼
- [セテス]
- 5年間、捜し続けて見つからないのだ。
案外どこかで眠っているのかもしれない。▼
ベレト、
君がこの5年、眠っていたようにな。▼
《選択》
- [セテス]
- なに、たとえ話だ。▼
- 「そうかもしれない」を選択(フレンの好感度アップ)
- [フレン]
- まあ、そう思いますの?
わたくしもそう願っておりますわ。▼
《共通》
- [セテス]
- 我々は帝国打倒に向けて動き出したが、
もちろんレアのことを諦めたわけではない。▼
生きているのならば、必ず見つけ出す。▼
レアは、君にとっても……
かけがえのない存在であるはずだ。▼
力を、貸してくれ……ベレト。▼
援軍を求めて†
(玄関ホール 昼)
- [セテス]
- ダフネル領に送った密使が返事を
持って戻った。君も読んでくれ。▼
(書簡の絵)
:[ジュディット]|
話はわかった。
私で良ければ力を貸すよ。
だが、一つ問題がある。
領内で大っぴらに兵を集めると、
同盟の他の連中を刺激しちまいかねない。
だから、こっちは煉獄の谷アリルに
こっそり兵を入れてまとめておく。
あんたらは、そこまで兵を受け取りに
来てくれないか?
そこから王国と同盟の境界を通って
修道院まで戻れば安全なはずさ。
《選択》
- [セテス]
- アリルは、王国と同盟の境界に位置する、
人の寄りつかぬ深い谷だな。▼
確かにあのアリルならば、
誰にも動向を悟られずに合流できるだろう。▼
よし。相手の指定した日時に合わせて
合流できるよう、準備を進めてくれ。▼
- (暗転)
- [教団兵]
- ………………。
煉獄の谷アリル……。▼
予定内容†
《アリルで援兵との合流》
帝国に悟られないように煉獄の谷アリ
ルに赴き、同盟貴族ジュディットか
ら援軍となる将兵を預かろう。
《アリル奇襲戦》
一行は煉獄の谷アリルに向かった。友軍と合
流し、援兵を引き取る……それだけの安全な
行軍のはずであったが、その目論見は儚く崩
れ去ることになる。
ナレーション2†
新生軍より援軍の打診を受けたジュディット
は、兵員の引き渡しを承諾。
援軍と合流すべく、新生軍の面々は”煉獄の
谷”と呼ばれるアリルを目指す。しかし、そ
こに待ち受けていたのは……。
煉獄の谷†
(煉獄の谷アリル 昼)
- [リンハルト]
- 暑い、もう駄目だ。
帰りたい……ああ、帰りたい……。▼
- [セテス]
- アリルは、女神の怒りが生み出した
土地だとされている。▼
過去に大きな争いがあり、それを鎮めるため
女神が谷を焼いたというのだ……。▼
だが、聖典に記されてはいない。他の者の
所業を女神に押しつけたのではと……▼
- [ペトラ]
- 暑さ、わたしの頭、やられます。
見えている、幻覚、でしょうか。▼
あの岩山、陰、影が……。▼
《カスパルが自軍にいる時》
- [カスパル]
- かげ、かげ、って何だよ……
あっ、人影か!?▼
- [セテス]
- ……? あれは、軍勢だ。
落ち合う予定の場所とは違うが……。▼
(軍勢の絵)
《選択》
- [セテス]
- なに……!?
軍装は、王国軍だと!? 気取られたか!▼
- [セテス]
- いや、待て。
あの軍装は……王国軍だ! 待ち伏せか!▼
《共通》
- [シャミア]
- チッ……まだ間者がいたな。
始末し切れていなかったか。▼
- [カトリーヌ]
- あの旗、帝国に寝返ったローベ家の
ものだな。わざわざここまで来るとはね。▼
- [セテス]
- 直ちに戦闘用意!
いいか、ベレト?▼
《選択》
- [セテス]
- ああ……まだ戦闘した様子はないが、
油断はできない。▼
急ぎ奴らを討ち、
ジュディットの軍を探そう。▼
- [セテス]
- ああ、急ぎ奴らを討ち、
ジュディットの軍と合流しよう。▼
《共通》
- [セテス]
- この煉獄を戦場に選んだ愚か者どもを、
真の地獄へと送ってくれる!▼
戦闘マップ†
戦闘開始時†
- [グェンダル]
- 煉獄の谷……騎士としての人生を
締めくくるには格好の土地かもしれんのう。▼
まあ、あの若造ばかりの小勢に、
わしを殺せればの話だが……。▼
- [セテス]
- ……あの獅子の旗、ローベ家の兵を
率いているのは、やはりグェンダルか。▼
王国内で勇名を轟かせていた老将だ。
油断しないほうがいいだろう。▼
1ターン目自軍フェーズ†
- [セテス]
- これが煉獄の谷アリル……
あちこちから煙と炎が上がっているな。▼
煉獄の炎に触れれば火傷では済まん。
皆、注意して動いてくれ。▼
1ターン目敵軍フェーズ†
- [グェンダル]
- あれは……炎の紋章か。
フッ、生意気な軍旗を掲げおって……。▼
《アッシュを撃破していない場合》
- [アッシュ]
- やっぱり、あれは先生たちの軍……。
……だけど、今更退くわけにはいかない。▼
ロナート様の代わりに、
僕は、僕の責務を果たします。▼
6ターン目自軍フェーズ†
(画面右上から、ジュディットと同盟兵2人が登場)
- [ジュディット]
- おや、グェンダルの爺さんがいるのかい。
どうやら味方ではないようだねえ……!▼
- [グェンダル]
- ほう、“ダフネルの烈女”が現れおったか!
若造どもより期待できそうじゃな。▼
敗北条件が『主人公またはジュディットの敗走』に変更される
敵増援出現†
(難易度ハード以上。ノーマルでは増援無し)
- [王国兵]
- 出るぞ!
あいつらを挟み撃ちにしてやれ!▼
主人公⇒ジュディット†
- [ジュディット]
- おや、あんたは……いや、挨拶は後だ。
まずはこれを受け取っておくれ。▼
たいしたもんじゃなくて悪いが、
何かの役に立つかもしれないからね。▼
力のしずくを獲得しました!
vs アッシュ†
- [アッシュ]
- ……ごめんなさい。▼
だけど僕は……ロナート様の息子として、
果たすべき役割を果たすまでです!▼
主人公 vs アッシュ†
- [アッシュ]
- 先生……できるなら僕は、
先生とは戦いたくなかった。▼
だけど、これが運命なんですよね。
後戻りはできない……。▼
ユーリス vs アッシュ†
- [ユーリス]
- ローベ家なんぞと心中するつもりか?▼
今からでも遅くねえ、考え直せよ。▼
- [アッシュ]
- ……僕は、退かないよ。
ロナート様ならきっとこうしたと思うから。▼
たとえこの先に未来がなかったとしても……
自分の信念に、嘘はつきたくない!▼
- [ユーリス]
- ……何が信念だ、この大馬鹿野郎。
ならぶん殴ってでも止めてやるよッ!▼
アッシュ撃破†
(スカウトしていなかった場合)
- [アッシュ]
- 僕、死ぬんだ……
死ぬのは……嫌だ、な……▼
(スカウトしていた場合)
アッシュを説得して
仲間に勧誘できます
説得しますか?
《選択》
説得する
殺す
- [アッシュ]
- 僕なんかを……どうして……。
本当に……いいんですか……?▼
僕は……僕は、先生のところに行きたい。
先生と、一緒に戦いたい……!▼
- [アッシュ]
- 僕、死ぬんだ……
死ぬのは……嫌だ、な……▼
vs グェンダル†
- [グェンダル]
- はっははは!
おぬしのような若造に、わしを殺せるかっ!▼
ローベ伯が騎士、
“灰色の獅子”グェンダル……参る!▼
ユーリス vs グェンダル†
- [グェンダル]
- 伯爵への忠誠も忘れ、剣を向けるか。
はっは、これは立派になったものよ、小僧。▼
- [ユーリス]
- 昔から、あんたはそうして悪態つきながらも
甲斐甲斐しく俺の世話を焼いてくれた。▼
……伯爵の命令とはいえ、あんただけは
俺を一人の人間として扱ってくれたっけな。▼
- [グェンダル]
- ……過去の話よ。戦に情など無用……
……ただ、君命を果たすのみ!▼
グェンダル撃破†
- [グェンダル]
- ようやく死に場所を得たか……
若造ども……礼を言うぞ……▼
ジュディットが倒された時†
- [ジュディット]
- くっ……私もここまでか……
クロード……すまないね……▼
戦闘勝利後†
- [セテス]
- 窮地を脱したか……。
これでようやく本来の目的を果たせそうだ。▼
クリア後†
- [ジュディット]
- はっはっは、まさかこんな場所で
一暴れすることになるとはね。▼
ま、お互い生き残れたことを
喜ぶとしよう。▼
《選択》
- [ジュディット]
- 気にすることはないよ! このご時世、
今まで無傷だったのがおかしいのさ。▼
- [ジュディット]
- やめとくれよ、それは昔の話さ。
《共通》
- [ジュディット]
- それより、あんたが噂の「先生」かい?
なるほど……クロードの言うとおりだね。▼
《選択》
- [ジュディット]
- 5年前、士官学校の教師だったんだろ?
クロードの学級じゃなかったようだけどさ。▼
《共通》
- [ジュディット]
- あの坊やに頼まれたんだよ。
気に入ると思うから力を貸してやれって。▼
- [セテス]
- 同盟の盟主、クロード……!?
どこから情報を得て……侮れんな。▼
“卓上の鬼神”と称されるだけの
ことはある。▼
だが、今は共に帝国に抗する立場……
敵の敵は味方、というわけか。▼
- [ジュディット]
- ああ、そうだろうさ。
先生宛の手紙も預かっているよ。▼
それをどう使うかは、あんたら次第さ。▼
- [セテス]
- 受け取っておけ、ベレト。
後で内容を教えてくれ。▼
- [ジュディット]
- じゃ、兵の引き渡しを済ませよう。
あんたらを疑っているわけじゃないが……▼
大事な領民なんだ、使い潰すような
真似だけはするんじゃないよ。▼
そういえば、大事な情報を
伝え忘れるところだったよ。▼
実は……5年前のあの戦いの後、
帝国軍に連行されるレア様を見た者がいる。▼
《アロイスがいる時》
- [アロイス]
- なんと!?
それは確かなのですかな!?▼
《アロイスがいない時》
- [セイロス騎士]
- そ、それは間違いないのでしょうか!?▼
《共通》
- [ジュディット]
- 見たってのは、私んとこの手の者さ。
まず間違いないだろうね。▼
《アロイスがいる時》
- [アロイス]
- おおっ! 帝国と戦うと決めた我々の選択は
間違っていなかったようだな!▼
《アロイスがいない時》
- [セイロス騎士]
- おおっ! 帝国と戦うと決めた我々の選択は
間違っていなかった!▼
《共通》
- [セテス]
- ……情報、感謝する。
必ずや救出してみせよう。▼
軍議・天馬の節†
(会議室 昼)
- [セテス]
- さて、兵力を増強できたおかげで
我々は帝国へと軍を進められる。▼
と言っても、敵の本軍と正面から
ぶつかるほどの戦力は我々にはない。▼
少数精鋭で要地を攻略し、
迅速に帝都に攻め入ることになるだろう。▼
《選択》
- [セテス]
- あまりに楽観的すぎると、
足をすくわれるぞ。▼
- [セテス]
- ああ、厳しい戦いになるだろう。
いっそう気を引き締めねばならん。▼
《共通》
- [セテス]
- 知ってのとおり、ガルグ=マクから南、
帝国の方向にはオグマ山脈が連なっている。▼
故に、帝国領に入るには、
山脈を大きく迂回する必要がある。▼
王国を通る西回りと、同盟を通る東回りの
2つの進路が考えられるのだが……▼
《選択》
- [セテス]
- 王国の西半分はすでに帝国の支配下にある。
そこを抜けていくのは危険すぎるのでは?▼
それよりは東側の進路を取ったほうが
安全だと、私は思うぞ。▼
- [セテス]
- ああ、そうなるだろう。▼
《共通》
- [セテス]
- 同盟にも帝国派の諸侯はいるが、
いまだ完全に支配下にあるとは言いがたい。▼
更に、その隙を突ける重要な鍵が、
君の手の中にある……▼
《選択》
- クロードの手紙……!
- 天帝の剣……!
- 手の中……汗?
- [セテス]
- そう、それだ。▼
- [セテス]
- いや、そうではない。
クロードの手紙だ。▼
- [セテス]
- 冗談は軍議が終わってからにしてもらっても
良いだろうか……。クロードの手紙の話だ。▼
《共通》
:[クロード]|
久しぶりだな、先生。
まさか生きてるとはね、寝耳に水だよ。
あんたなら信用できると思っての、
交換条件を一つ提案させてもらう。
あんたら、帝国領に攻め入るつもりだろ?
とすると東回りの進軍路しかないはずだ。
そのためには同盟と帝国の境界を流れる
アミッド大河を渡る必要があり……
大河に架かる橋の中で、最もガルグ=マクに
近いミルディン大橋を押さえなきゃならん。
一方で、俺の家、リーガン家は
グロスタール家と対立していてね……
殲滅するのは簡単なんだが、
俺としては被害を大きくせず収めたい。
そこで、こっちでグロスタール家の軍を
引きつけている間に……
あんたらにグロスタール領を通過して、
ミルディン大橋を落としてもらいたいのさ。
橋を帝国軍から奪えば、グロスタール家は
帝国の援護も受けられなくなるからな。
あんたらはミルディンまで無傷で行ける。
俺は同盟の安定を保てる。
悪い条件じゃないだろ?
返事は早めに頼むぜ、先生。
- [セテス]
- これが鬼神の知謀か。こちらの状況を
掴み過ぎていて恐ろしいが……▼
条件については悪くない。
クロードの言うとおりだ。▼
ミルディン大橋を落とした結果、
グロスタール家がリーガン家に屈すれば……▼
修道院から帝国領への進軍路も、
かなり安全なものとなるだろうしな。▼
《選択》
- [セテス]
- 心は決まったか。
ならば、すぐに返事を出そう。▼
- [セテス]
- 我々の状況では
もはや選択肢はないに等しいが……▼
- 受けよう
- 悩ましい(以降、「受けよう」を選ぶまでループ)
コメント†