会話集/章別会話
22章 短剣の誓い†
オープニング†
ナレーション1†
アンヴァル市街にて帝国軍を粉砕した王国軍
は、エーデルガルトの拠る宮城へと攻めかか
る。待ち受けていたのは、禍々しくその姿を
変えた“覇骸”エーデルガルトだった。
相容れぬ二人†
- [ディミトリ]
- ……市街の軍は殲滅した。
彼女を討てば……この戦争は終わる。▼
だが……彼女はあくまでも、
最後まで戦い続けるつもりなのだろう。▼
この結末が彼女の選択だと言うのなら、
俺には、それに応えてやる義務がある。▼
……そうだよな。アドラステアの皇帝よ。▼
俺たちは、憎み合い、食らい合うしかない。
……そういう運命の下に、生まれたんだ。▼
だから俺は……
この槍で、彼女の意志に応えよう。▼
- [ドゥドゥー]
- ……あなたの命は必ず守ります。
生きて帰りましょう……陛下。▼
- [フェリクス]
- フン……ここで王が倒れては、父や兄の
死の意味が失われようというものだな。▼
- [アッシュ]
- ロナート様、義兄さん、みんな……。
僕は、絶対に負けません。▼
- [シルヴァン]
- まあ、こんなところで死のうもんなら、
兄上にも申し訳が立たないし、な。▼
- [メルセデス]
- 先生、ディミトリ、みんな……。
大丈夫よ。きっと勝てるわ~。▼
- [アネット]
- どんな相手だろうと、
あたしは絶対怯んだりしない……!▼
- [イングリット]
- この戦いで命を落としていった人々のために
……負けるわけにはいきません!▼
《選択》
- [ディミトリ]
- ……ああ。
行こう、最後の戦いだ!▼
(帝都アンヴァル・玉座の間)
- [覇骸エーデルガルト]
- ……来たか。
我が歩みは何人たりと止められない。▼
戦いの終わりは、どちらかの滅び。
世界の王は、たった一人なのだから……▼
《帝都決戦》*1
アンヴァルの市街を突破した一行は、止まる
ことなく宮城に軍を進める。エーデルガルト
とディミトリ、2人の浅からぬ因縁に、つい
に決着がつこうとしていた。
戦闘マップ†
戦闘開始前†
- [ディミトリ]
- ……エーデルガルトは、玉座の間だろう。▼
一気に攻め上り片をつけたいところだが
周囲の敵にも気を配らねばならないな。▼
戦闘開始時†
《イングリット出撃時》
- [イングリット]
- ……? あの魔道士たち、
帝国軍の兵装ではないような。▼
《イングリット不在時》
- [ギルベルト]
- ……? あの魔道士たち、
帝国軍の兵装ではないようです。▼
《共通》
- [ミュソン]
- 我らの大望……
獣どもに阻まれてなるものか……。▼
覇骸エーデルガルト初回攻撃後†
- [覇骸エーデルガルト]
- ……爆ぜ散るがいい。*2▼
嘆く間もなく……消す。▼
- [ディミトリ]
- ……ッ! この攻撃、どこから……?
わからない以上、避ける術もない……!▼
《メルセデス出撃時》
- [メルセデス]
- もう、危ないのね~。
こまめに手当てしながら進みましょ。▼
《メルセデス不在時》
- [ディミトリ]
- 注意して戦えとしか言いようがないか……。
皆、部隊の消耗に気を配れ。▼
- [ディミトリ]
- 階下から喚声が……
敵の増援か?▼
《アッシュ出撃時》
- [アッシュ]
- 今のうちに階段を制圧しておけば、
増援を防げるんじゃないでしょうか。▼
《アッシュ不在時》
- [ギルベルト]
- 無用な消耗は避けるべきかと。
階段を制圧し、増援の到着を阻みましょう。▼
階下から増援到着時†
- [ディミトリ]
- 階下からの増援か。
これではきりがないな……!▼
《シルヴァン出撃時》
- [シルヴァン]
- まあ落ち着けよ、大将。とっとと
敵の出どころ……階段を押さえちまおう。▼
《シルヴァン不在時》
- [ギルベルト]
- 戦闘を長引かせるわけにはゆきません。
階段を制圧し、出どころを塞ぎましょう!▼
味方ユニットが最上部に進入時†
- [覇骸エーデルガルト]
- 目の前の犠牲に囚われ、
未来の犠牲に考えが及ばぬ愚者を……葬る。▼
すべての過去を踏み潰し、我々は前に進む!▼
主人公またはディミトリが最上部に進入時†
- [ディミトリ]
- ……そうか。
あの異形……エーデルガルト、なのか。▼
あんな姿になってまで、彼女が未来を
切り拓くために戦うと言うのなら……▼
俺は……命に代えても、彼女を倒す。
かけがえのない、今を守るために……!▼
vs ミュソン†
- [ミュソン]
- 人の手に、世界を取り戻す……▼
薄汚い獣の末裔どもよ……
ここで朽ち果てるがいい。▼
主人公 vs ミュソン†
- [ミュソン]
- ここで、貴様を消す……
我らが光のために……▼
ミュソン撃破†
- [ミュソン]
- 獣の裔に……裁きを……▼
《謎の兵残存時》
- [謎の兵]
- ……ミュ、ミュソン様!▼
くっ……皆、離脱せよ。
我らの意志を……絶やしてはならぬ……!▼
- [ディミトリ]
- 魔道士たちが撤退していく……
奴ら、やはり帝国の兵では……▼
《フェリクス出撃時》
- [フェリクス]
- 考え事などしている場合か?
さっさと進むぞ、猪!▼
《フェリクス不在時》
- [ディミトリ]
- ……いや、考えても仕方ない。
今はただ……進もう。▼
vs 覇骸エーデルガルト†
主人公 vs 覇骸エーデルガルト†
- [覇骸エーデルガルト]
- 貴方を前にすると……
私が鈍る……▼
ディミトリ vs 覇骸エーデルガルト†
- [ディミトリ]
- その変わり果てた姿が、
君の奉じた理想の果て、か。▼
……哀れみはしない。▼
それが……
君の、望んだ未来だと言うのなら。▼
覇骸エーデルガルト撃破†
- [覇骸エーデルガルト]
- ぎッ、がああああっ……!▼
- [ディミトリ]
- ……君の負けだ、エーデルガルト。▼
クリア後†
ムービー「光と影」†
(玉座の間にて覇骸エーデルガルトと向き合うディミトリ。それを後ろで見守るベレト)
(エーデルガルトが覇骸の姿から人の姿に戻る)
(膝をつくエーデルガルトに対し、ディミトリが手を差し伸べる)
- [ディミトリ]
- エル……
(エーデルガルトがディミトリの顔を見上げ、少しだけ笑う)
(エーデルガルトが隠し持っていた短剣を取り出す。ベレトがそれに気付き天帝の覇剣を構える)
(短剣はディミトリの左肩を刺し、アラドヴァルがエーデルガルトの腹部を刺す)
(ディミトリがアラドヴァルを引き抜き、エーデルガルトはその場に倒れる)
(ベレトは天帝の覇剣を収め、その場を立ち去る。ディミトリは短剣を抜き、その場に捨てる)
(ディミトリとベレトが玉座の間から去っていく。扉を開け、光が差し込む)
(出入り口にてベレトがディミトリを振り向く)
(ディミトリはエーデルガルトがいる方を振り返るが、ベレトが手を伸ばしそれを制する)
(歓声の中、ディミトリとベレトが歩き続ける)
ナレーション†
歴史は時のよすがを辿り、
フォドラの大地に新たな炎が灯される……
帝都アンヴァルが陥落し、
アドラステア帝国は滅亡した。
ここに、5年半に及んだ戦乱は収束し、
次なる時代が幕を開けたのである。
フォドラはファーガス神聖王国の名の下に統一され、
セイロス聖教会は帝都から救出された
レアの大司教引退に伴い、
運営組織の再編が進められた。
ディミトリはファーガス神聖王国の王座を正式に継ぎ、
旧帝国領・旧同盟領の諸侯をもまとめて
新たな治世に踏み出す。
弱者が虐げられることのない泰平の世を目指し、
正道を歩む国王を支えたのは、
聖教会の新たなる大司教だったという。
コメント†