会話集/章別会話
19章 金鹿の願い†
オープニング†
ナレーション1†
王都奪還に成功した王国軍は、直ちに国内の
正常化と軍の再編に着手しようとしたが、そ
こへレスター諸侯同盟の盟主クロードより救
援要請が舞い込む。
ディミトリは、同盟の救援要請に応じること
を即断、救援軍派遣の準備を急ぐのだった。
同盟の危機†
(会議室 昼)
- [ディミトリ]
- 同盟から、救援要請があった。
帝国軍の侵攻を受けているそうだ。▼
王都を奪還したばかりだというのに、
皆には急な移動を強いた。すまなかったな。▼
- [イングリット]
- いえ、それは問題ありませんが……
それよりも、同盟の状況はどのような?▼
- [ディミトリ]
- リーガン家が主体となって同盟諸侯を糾合し
総力を挙げて帝国を迎え撃っているが……▼
それも、どこまでもつか。敵の猛攻を前に、
厳しい戦いを強いられているそうだ。▼
グロンダーズでの敗戦で弱っていた同盟を、
帝国はここで一息に潰す気なのだろう。▼
- [ギルベルト]
- 我々が王都へ兵を返したのを見るや、
即座に同盟侵攻に乗り出すとは……。▼
将はアランデル公フォルクハルト。
皇帝エーデルガルトの摂政を務める男です。▼
恐らくグロンダーズで負傷した皇帝に
代わり、指揮を執ることになったものと。▼
- [ディミトリ]
- 内政のみならず、用兵にも長ける
“辣腕摂政”。油断できる相手ではないな。▼
それにしても、アランデル公……か。▼
《選択》(一つのみ)
- [ディミトリ]
- 俺は元々……アランデル公が、9年前の
事件を引き起こしたものだと思っていた。▼
王国を発った時期、不自然に途絶えた寄進。
……何かと不審な点が多すぎたからな。▼
アランデル公がコルネリアと結託して……
なら5年前の、クロニエたちの言葉は……?▼
- [ギルベルト]
- ………………。▼
- [ディミトリ]
- ……いや、それよりも今は、同盟の話だ。
皆は、どう思う?▼
- [ギルベルト]
- 今同盟を捨て置き、デアドラが陥落すれば、
厄介な状況になるのは間違いありません。▼
北東の同盟領、南の帝国……
二方向に敵を抱えてしまいますから。▼
- [ディミトリ]
- そうだな。仮にそのような状況になれば、
帝都に兵を進めるのもままならなくなる。▼
- [フレン]
- レア様のことは心配ですけれど……
今は同盟を救うべきでは、とも思いますの。▼
- [アネット]
- あ、これを口実にして、同盟に協力の約束を
取りつける、なんてのはどうでしょう?▼
もしくは帝国と戦ってる間、後ろを攻めたり
しません、って約束をしてもらうとか。▼
- [メルセデス]
- あらあら~。アンったら、いつの間にそんな
あくどいことを言うようになったの~?▼
《アネットとギルベルトの支援x成立後》
- [ギルベルト]
- ……ふ、
まったく、親の顔が見てみたいものだな。▼
- [アネット]
- へー……ふーん……。
じゃ、鏡を持ってこなくちゃだね。▼
《共通》
- [ギルベルト]
- あなたはどう思われますか、
ベレト殿?▼
《選択》
- [ディミトリ]
- ……ああ、そうだな。
それでこそ、先生だ。▼
- [ディミトリ]
- 俺の決定?
やはり俺は……デアドラへ向かいたい。▼
《共通》
- [ディミトリ]
- もちろん、いずれ南進するための
損得勘定もあるが……▼
何より……助けてくれ、と言われたんだ。
それを見捨てるわけにはいかない。▼
(ベレトが頷く)
- [ディミトリ]
- 急ぎ、出陣の支度をするぞ。
皆も備えておいてくれ。▼
予定内容†
《デアドラの救援》
帝国軍の侵攻を受け、陥落寸前のデ
アドラ。盟主クロードの要請に応え
同盟の領都デアドラを救援しよう。
《デアドラ救援戦》
王都を奪還したディミトリらの元に、同盟の
盟主クロードから救援要請が届く。崩壊寸前
の同盟領、その中心都市デアドラを救うため
一行は援軍を率いて駆けつける。
ナレーション2†
帝国軍の侵入を許した同盟軍は、盟主リーガ
ン家の領都デアドラで最後の抵抗を試みてい
た。修道院にて兵力をまとめた王国軍は、急
ぎ同盟軍を救援すべくデアドラへと向かう。
(水上都市デアドラ・市街 昼)
- [同盟兵]
- デアドラの市民、海上への避難、
完了しました!▼
でも、良いんですか?▼
もしもこれでデアドラが落ちたら、
物資も何もないですし、船は……▼
- [クロード]
- デアドラは落ちない。
俺を信じろ。▼
- [同盟兵]
- ……はっ!▼
- [同盟兵]
- 防衛線、突破されましたーッ!
まもなく帝国軍が!▼
- [クロード]
- ああ、了解だ。
お前たちも市街の軍に合流してくれ。▼
- [同盟兵]
- ははっ!▼
- [クロード]
- ……さて、ジュディット。
用意はいいか?▼
- [ジュディット]
- 今できる準備に限れば、万全さ。
市街戦なんて何年ぶりかねえ。▼
- [クロード]
- 鈍った勘でやらかすんじゃないぞ。
とにかく専守しろ。▼
- [ジュディット]
- はいはい、了解だ。
……しかし、坊やも頑張るねえ。▼
グロンダーズ平原での怪我、
まだ完治してないんじゃないのかい?▼
- [クロード]
- だからって寝てるわけにはいかないさ。
寝てたら逃げ出すこともできん。▼
つーか、坊やと呼ぶなって言ったろ。
盟主様の命令だぞ。▼
- [ジュディット]
- わかりましたよ、盟主殿。
それで、「頼みの綱」は来るんだろうね。▼
グロンダーズじゃ戦った相手なんだろ?▼
- [クロード]
- 来るさ。賭けてもいいぜ?▼
先生ならあいつを立ち返らせてくれる。
あいつなら先生の檄に応えてくれる。▼
何より、あいつらの腕と器を見込んだ、
俺の目を……俺は信じてるんでね。▼
- [同盟兵]
- クロード様! 西方より援兵が!
あの軍旗は、王国の……▼
- [クロード]
- そうら来た。
どうにか間に合ったな。▼
(水上都市デアドラ・門前)
- [ギルベルト]
- すでに帝国軍はデアドラ市街へと進軍し、
同盟軍と交戦している模様です。▼
遊撃戦で帝国軍を迎え撃ち、
持ちこたえているようですが……。▼
- [イングリット]
- クロードたちと連合して戦っているのは、
ダフネル家のジュディット様でしょうか。▼
“烈女”と讃えられるジュディット様でも、
こうも市街へと押し込まれては……。▼
- [ディミトリ]
- ……いや。市街奥まで敵を引き込んだのは、
俺たちに敵の後背を衝かせるためだろう。▼
《選択》
- [ディミトリ]
- ……ああ、恐らくはな。▼
俺たちが来ると信じて兵を動かすなんて、
クロードらしからぬ大博打だな。▼
折角、俺たちに賭けてくれたんだ。
……あいつの期待に応えてやろう、先生。▼
- (主人公が頷く)
- [ディミトリ]
- ……よし、進軍するぞ。 ▼
戦闘マップ†
戦闘開始前†
- [アランデル公]
- 盟主は港へと逃げ込んだか。
鼠どもが、無駄な抵抗を……。▼
- [帝国兵]
- 閣下! 城外から攻め寄る一団が。
あの軍旗は……ブレーダット家の……?▼
- [アランデル公]
- ブレーダット、だと……?
……そうか。奴は、しくじったか。▼
……急ぎ盟主を討て。
奴さえ討てばデアドラは落ちる。▼
戦闘開始時†
- [ディミトリ]
- クロードを死なせるわけにはいかない……
あいつの救出を急ごう。▼
- [クロード]
- 来るのが遅いっての!
早く加勢してくれ!▼
主人公⇒クロード†
- [クロード]
- 先生、あんたがディミトリじゃなくて
俺を選んでいてくれりゃあ……。▼
いや、やめとこう。来てくれて感謝する。
今日だけは、あんたの力を貸してもらうぜ。▼
ディミトリ⇒クロード†
- [ディミトリ]
- 無事だったか。
……まだ戦えるな、クロード?▼
- [クロード]
- はは、九死に一生を得たばかりの俺に
戦わせる気か? 人使いの荒い王様だ。▼
が、俺にもいろいろあってここを動けない。
帝国軍の撃退は、頼んだぜ?▼
主人公、ディミトリ以外⇒クロード†
- [クロード]
- はは、懐かしい顔だな。
よく来てくれた、礼を言うよ。▼
主人公⇒ヒルダ(友軍)†
- [ヒルダ]
- せーんせ!久しぶりすぎー!
来てくれないかと思いましたよー。▼
先生の顔を見たら元気出てきた!
ヒルダちゃんの本気、見せちゃおっかなー。▼
ヒルダ(友軍)初戦†
- [ヒルダ]
- クロードくんたら、無茶ばっかり言って。
あたしに橋を守れとか、荷が重すぎー……。▼
けど、ま……たまには、頼りない盟主様を
守ってあげるってのも悪くない、か。▼
クロード敗走†
- [クロード]
- 策は成らずか……。
先生、ディミトリ……もういい、逃げろ。▼
危ない橋を渡りすぎたかねえ……
残念だが……俺の負けだ……▼
ヒルダ敗走†
- [ヒルダ]
- クロードくん、楽しかったよ……
ありがと……お先……にぃ……▼
- [クロード]
- ヒルダ! 何で逃げないんだよ……。
死ぬまで戦うとか、らしくないだろ……!▼
- [帝国兵]
- デアドラ市街の制圧、完了しました!
これより本軍に加勢します!▼
- [クロード]
- クソッ……あいつら、
次から次へと湧いてきやがるな……。▼
市街に繋がる門を封鎖するしかないか。
これ以上敵が増えるのは勘弁願いたい。▼
- (次の友軍フェイズ)
- [ジュディット]
- まずいね……囲まれちまったか。
早く坊やを助けに向かいたいが……▼
港に向かうには、先に敵の傭兵どもを
片づけるしかなさそうだね。……
南東に初期配置されていた敵と交戦†
- [ギルベルト]
- どうやら帝国軍の補給部隊のようですね。
今のうちに討っておくのが得策でしょう。▼
ジュディット付近の敵を全て撃破†
- [ジュディット]
- すまないね、助かった。
私は盟主様の援護に向かうよ!▼
ジュディット敗走†
- [ジュディット]
- はは……鈍った勘でやらかしちまった……
あんたは死ぬんじゃないよ……坊や……▼
- [クロード]
- ジュディット!
坊やじゃない、盟主様だろ……馬鹿が。▼
- [アランデル公]
- ……小賢しい。
まさか、ここまで押し込まれるとはな。▼
犬死にほど愚かしいことはない。
港に向かい、盟主の命を断つぞ……!▼
vs アランデル公†
- [アランデル公]
- 必死になった鼠ほど、
食えぬものはない、か。▼
主人公 vs アランデル公†
- [アランデル公]
- 貴様が……貴様の存在がまた、
我々の歯車を狂わせるか……。▼
ディミトリ vs アランデル公†
- [アランデル公]
- 義理の伯父に刃を向けるとはな。
父親によく似て、野蛮な男に育ったものだ。▼
- [ディミトリ]
- 能天気なことを仰る。
ここが戦場だとお忘れですか。▼
もう言葉は不要でしょう、義伯父上。
それを交わすのは、決着がついてからだ。▼
アランデル公撃破†
- [アランデル公]
- ここで終わる……?
我らが大望が……ここで……。▼
勝利条件達成後†
- [ディミトリ]
- 義伯父上、答えていただきましょうか。
9年前の事件……関わっているのですね。▼
あなたは何を知っている。
コルネリアは……継母は、いったい何を……▼
- [アランデル公]
- 貴様に闇を覗き込む資格は……ない……。▼
エーデルガルトと……
せいぜい義姉弟で殺し合え……。▼
光よ……▼
クリア後†
同盟の終焉†
- [ディミトリ]
- ……死んだか。
情報を得る機会を逸したな。▼
だが、たとえ首尾良く生かして
捕らえられたとしても、あの様子では……▼
《選択》
- 「ひとまず勝利を喜ぼう」「後でゆっくり考えよう」を選択
- [クロード]
- そうそう、先生の言うとおりだ。
肩の力を抜いていこうぜ。▼
- [ディミトリ]
- クロード、久しぶりだな。
……無事で何よりだ。▼
- [クロード]
- ああ、グロンダーズって名前の地獄で
見えて以来だな、ディミトリ。▼
それにしても本当に助けに来るとは……
お前らって奴はお人よしだよ、まったく。▼
- [ディミトリ]
- そう思うのなら、最初から
俺たち頼みの防衛戦などしないことだ。▼
間に合ったからいいものの……それとも、
俺たちが来るという確信でもあったのか?▼
- [クロード]
- そりゃそうさ。▼
お前なら自分のことなんて二の次で、
駆けつけてくれると思ってたよ。▼
《選択》
- [クロード]
- 得がなきゃ動かない俺とは違う。
お前らは昔からそうだった。▼
ま、危ない賭けにゃ変わりはないけどな。▼
なんせ、俺が救援の使者を送ったのは、
お前らが王都を奪還する前だ。▼
王都奪還が間もなく成功すると踏み、
お前らが救援要請に応じると踏んだ。▼
読みを2つ当てなきゃ失敗だった。
他に手がありゃこんな賭けに出なかったさ。▼
- [ディミトリ]
- ……ああ、まったくだ。
お前は危ない橋を渡り過ぎる。▼
- [クロード]
- わかってるわかってる。
それも、今日限りだよ。▼
- [ディミトリ]
- どういう意味だ?▼
- [クロード]
- ほら、こいつをやる。
あんたらのために役立ててくれ。▼
- [ディミトリ]
- これは“フェイルノート”……。
リーガン家の英雄の遺産、だよな。▼
……いや、おい、待てクロード。
冗談だろう? これを手放すというのは……▼
- [クロード]
- 冗談なんかじゃあない。
今日でレスター諸侯同盟は解散する。▼
- [ディミトリ]
- 解散……?
クロード、お前どういうつもりだ?▼
- [クロード]
- お前らがフォドラを導くってんなら、
同盟諸侯はその下につくんだよ。▼
元々、同盟は王国から分かたれて生まれた。
それが元に戻るだけさ。▼
なに、レスターの円卓会議で、
すでに各諸侯に了承は取ってある。▼
後は俺が、盟主の座を降りるのみだ。▼
《選択》
- [クロード]
- いやいや勘弁してくれよ。▼
《共通》
- [クロード]
- 俺は、フォドラを出るよ。
やらなきゃならないことがあるんでね。▼
元々、盟主になったのもそのためなんだが、
同盟なんてものを背負っちまうとな……。▼
あんたらもいろんなもんを背負いすぎて、
それに振り回されんなよ。▼
生者も死者も、こっちの事情なんて
お構いなしに縋りついてくる。▼
そんなもんは振り捨てて、
自分たちの信じる道を行ってくれ。▼
- [ディミトリ]
- クロード……。▼
- [クロード]
- ……おっと!
肝心なことを一つ、言い忘れてた。▼
お探しのレアさんは、
どうも帝都に捕らえられているらしい。▼
殺すつもりはないみたいだが、
いったい何を思って隠しているのかね。▼
- [ディミトリ]
- ……礼を言うよ、クロード。▼
- [クロード]
- なに、これで貸し借りなしさ。▼
何年後になるかわからないが、また会おう。
そん時は、お手柔らかに頼むよ。▼
それぞれの覚悟†
(青獅子の教室 昼)
- [フェリクス]
- ……で、どういうことだ、ディミトリ。
そろそろ、説明してもらおうか。▼
- [ディミトリ]
- ………………?
何の話だ?▼
- [アッシュ]
- アランデル公は、殿下とエーデルガルトを
義理の姉弟だと言っていましたよね……?▼
- [イングリット]
- 義理とはいえ、王と皇帝が姉弟だなんて……
いったい、どういうことなのですか。▼
- [ディミトリ]
- ……そういえば、まだ話していなかったな。
先生には、ひととおり説明したんだが……。▼
アランデル公の言葉どおりだ。俺の継母は、
エーデルガルトを産んだ母親にあたる。▼
政争で帝国を追われた継母を、
父が見初めて娶った。▼
物心つく前に母親を亡くした俺にとっては
……本当の母のような存在だったよ。▼
その継母もまた、9年前、父と共に
ダスカーで命を落としたのだが、な。▼
- [フェリクス]
- ……いや待て。そんな話は初めて聞いた。
そもそもお前に継母がいたことも……。▼
……親父殿は、それを知っていたのか?▼
- [ディミトリ]
- ああ。ロドリグを含めた、父に近しい者の
間では、知られていることだった。▼
だが、言ってしまえばただの醜聞だからな。
民衆に継母の存在は伏せられていた。▼
無論、エーデルガルトと俺が
義理の姉弟であることもだ。▼
- [メルセデス]
- ……私、5年前のあなたの気持ちが、
何となくだけど、理解できた気がするわ~。▼
だって、エーデルガルトはあなたにとって
大切な、最後の家族なんでしょう?▼
自分の家族が憎い相手だったなんて
……想像したらつらいわ。とても……。▼
- [アネット]
- えっと……でも、別の国で生まれ育ったなら
姉弟でも、面識はなかったはずですよね?▼
えっと、あたしには、家族と戦う気持ちとか
全然想像がつかないんですけど……▼
会ったことのない義理のお姉さんに
思い入れなんて持てるのかな、って……。▼
- [ディミトリ]
- ……エーデルガルトは、わずかな間だが
王都で暮らしていたことがある。▼
数年間の話ではあるが、彼女とは
友人というか、面識があったというか……▼
- [シルヴァン]
- ……あ、思い出しました! あれでしょ?
あんたが短剣あげたっていう女の子!▼
はっはーん、なるほど、だから……。▼
- [ディミトリ]
- ……あのな、シルヴァン。
下世話な話なら、聞いてやるから後にしろ。▼
- [シルヴァン]
- ああいや、もちろんそれもありますけど……
これは大事な話でもあるんですよ、殿下。▼
- [フェリクス]
- 憎むべき仇といえど、皇帝はお前にとって
古い友人であり、義姉なのだろう。▼
……斬れるのか?▼
- [ディミトリ]
- ……斬る。▼
だがもし、彼女の理想とする世界が、
俺にも正しいと思えるものであるのなら……▼
俺は……彼女と手を取り合う
未来があってもいい、とは思う。▼
だが、その判断に私情を挟むつもりはない。▼
- [アッシュ]
- あの、だけど……殿下は、皇帝と
一度話をしたほうがいいと思います。▼
戦わずに済むなら、それが一番です。
家族で殺し合うなんて……間違ってる。▼
- [ディミトリ]
- ……ああ、そうだな。
俺も、それは……そう思うよ。 ▼
(帝都アンヴァル・宮城)
- [エーデルガルト]
- ……そう。
間違いなく、伯父様は討たれたのね。▼
- [ヒューベルト]
- は、何度も確かめました。
不幸中の幸いと言えましょうな。▼
- [エーデルガルト]
- 不幸と幸いの釣り合いが取れていないわ。▼
何しろ……私たちはこれから、彼らと
まとめて相対さなければならないのよ。▼
フェルディアを奪還したディミトリ、
同盟を守り切ったクロード……▼
そして、実質的に騎士団を動かしている、
あの先生とね……。▼
- [ヒューベルト]
- ……さて、陛下。
いかがしますかな?▼
- [エーデルガルト]
- 戦線を下げて。
西はアリアンロッドまで。東は……▼
- [ヒューベルト]
- メリセウス要塞ですな。
あそこ以外に抗せる場所はないですから。▼
- [エーデルガルト]
- ええ、死神に守らせて。
時間稼ぎにはなるでしょう。▼
その間に、私は……▼
- [ヒューベルト]
- ……言っておきますが、私は反対です。
戻れぬ危険がわずかでもあるのですよ。▼
- [エーデルガルト]
- 私とて、時には手段を選ばない。
これが私の道なのよ……▼
コメント†
- ヒルダとジュディット死んでも会話変わらないのか…… --
- この節に白銀の乙女クリアしてるとアリアンロッドまで兵を下げる下りが矛盾してるよね --
- それぞれの覚悟の会話中に短剣の件があることから、ディミトリとシルヴァンの支援Bがトリガーの可能性を考えました。二人の支援を起こさずにプレイしてみましたが、イベントは発生しました。違うようです。試しにシルヴァンをロストしてみたら、イベントは発生せず。シルヴァン生存でアッシュをロストしてもイベントは発生せず。イベントで発言するキャラ全員の生存が条件かも? --