会話集/章別会話
外伝 世界を分かつ壁†
フォドラの首飾りにパルミラ軍が襲来。急病
の兄に代わってヒルダが救援に向かう羽目に
なるが、そこにツィリルが同行を願い出る。
オープニング†
(士官学校 昼)
- [ヒルダ]
- せーんせ。あたしちょっと、
家に戻らないとダメかもー。▼
《選択》
- [ヒルダ]
- そういうわけじゃないんですけどー。▼
- [ヒルダ]
- 緊急と言えば、緊急かもしれませんねー。▼
《共通》
- [ヒルダ]
- フォドラの首飾りに、パルミラの軍勢が
ちょっかい出してるみたいでー。▼
……あ、“首飾り”は知ってます?▼
同盟領とパルミラを分ける山脈を、
フォドラの喉元って言うんですけどー。▼
“喉元”の上に建つ要塞が、
“首飾り”って呼ばれてるんです。▼
《選択》
- [ヒルダ]
- ええ、まあ……。あたしなんかいなくても、
兄さんがいれば片づくはずなんですけどー。▼
今回はどうしても手伝いに来てほしいって。
兄さんも忙しくてお疲れ気味なのかしら。▼
父さんはすっかり腰が重くなって、
自分で戦う気はないみたいだしー。▼
かと言って、臣下に任せて戦わせるのは、
体面上、よろしくないとかなんとかでー。▼
面倒臭いけど行くしかないみたいですー。▼
- [ツィリル]
- ねえ、聞こえちゃったんだけど……。▼
- [ヒルダ]
- ん? ツィリルくん、どうしたの?▼
- [ツィリル]
- ヒルダ、パルミラ人と戦うんでしょ?▼
- [ヒルダ]
- そうだけど……だからって別に、
ツィリルくんが気にすることないよ?▼
- [ツィリル]
- そうじゃなくて……
ボクも連れてってくれないかな。▼
- [ヒルダ]
- え? 何で!? 同郷の人と
戦うことになっちゃってもいいの?▼
- [ツィリル]
- それは別に。ボクのこと覚えてる人なんて、
どうせいないだろうし……。▼
そんなことより、ボクは首飾りでの戦いで
捕まって、フォドラに来たでしょ?▼
またボクと同じような境遇の子が
出るんじゃないかって、気になって……。▼
《選択》
- [ツィリル]
- うん……。レアさまに拾われるまでは、
ゴネリル家の下働きで苦労してたから……。▼
- [ヒルダ]
- なんかごめんなさい……。でも、あたしは
パルミラの子を捕まえてきたりはしないよ?▼
- [ツィリル]
- それならそれでいいんだ。
見届けられれば、安心できるから。▼
- [ヒルダ]
- ふーん……じゃあ、一緒に行こう!
あ、良かったら先生も来てくれませんかー?▼
兄さんがいるとはいえ、やっぱり
乱暴なパルミラ人と戦うのは怖いし……。▼
- [ツィリル]
- パルミラ人だっていろいろだと思うけど。
先生が来てくれるなら、ボクも安心かな。▼
《選択》
- 付き合おう(外伝戦闘へ)
- 考えさせて(準備に戻る)
- [ヒルダ]
- やったあ! 先生が一緒なら心強いですー。
じゃ、すぐに出発ってことでー。▼
- [ツィリル]
- ボクも支度してきます!▼
- [ヒルダ]
- そんなこと言ってー、結局最後は、
来てくれるんですよね、せーんせ?▼
でもー、あんまり待てないので、
早めに決めて声かけてくださいねー。▼
戦闘マップ†
戦闘開始時†
- [ヒルダ]
- あれ……だいぶ味方が押されちゃってる?
兄さんなら楽勝だと思ってたのに……。▼
- [ゴネリル兵]
- ひ、ヒルダ様! よく来てくださいました!
実はホルスト様が急病で来られず……▼
- [ヒルダ]
- えー!? 兄さんいないの?
みんな大変だったね、ごめんなさい!▼
でも、もう大丈夫よ!
あたしが頼れる助っ人を連れてきたから!▼
じゃ、先生! 全力で味方を助けつつ、
首飾りも死守ってことで、一つよろしく!▼
パルミラ軍が迫っています。
防衛地点が陥落しないよう注意しましょう。
救出したゴネリル兵の数に応じて
報酬を獲得できます。
1ターン目自軍フェイズ†
- [ツィリル]
- ……裏道を覚えてて良かった。
ここからなら、味方を救援しやすいかも。▼
vs パルミラ軍†
- [ゴネリル兵]
- おお、救援か! 助かった!▼
パルミラ兵撃破(ゴネリル兵救援)†
- [ヒルダ]
- うん、良い感じ!
この調子で、他の味方も助けてあげて!▼
ゴネリル兵(友軍)撃破†
- [ゴネリル兵]
- ぐあああ……
助けは……来ないか……▼
- [ヒルダ]
- やられちゃったの!?
他の味方は絶対に助けなきゃ……!▼
防衛地点陥落(敗北)†
- [パルミラ将]
- いやっほー! ”首飾り”を抜いたか!
この勢いで、フォドラに雪崩れ込めえ!!▼
- [ヒルダ]
- あっ……侵入されちゃう……!
これじゃ、もうどうしようもないよ……。▼
戦闘勝利後†
- [ヒルダ]
- なんとか勝てたかも……。
先生、ツィリルくん、ありがとう!▼
- [ツィリル]
- ……うん。▼
- [ヒルダ]
- あたし、実家に寄って兄さんに文句を
言ってくるわ。2人は先に戻っててね!▼
クリア後†
(玄関ホール 昼)
- [ツィリル]
- ……彼らも、本気でフォドラの喉元を
越えようとしてるわけじゃないんです。▼
いや、本気の時もあるかもしれないけど、
今回みたいな小競り合いは違うというか……▼
《選択》
- [ツィリル]
- たまにああやって小競り合いを起こして、
武功を立てて強さを誇りたいんだと思う。▼
そんなことで、死人まで出して……
馬鹿みたいでしょ?▼
それで、戦いの後は決まって宴が開かれて、
身分も関係なく朝まで大騒ぎするんです。▼
死んだ仲間を弔う意味もあるんだけど、
ただただ騒いで盛り上がって……。▼
そういうとこ、ほんとに馬鹿だけど、
嫌いじゃなかったかな……。▼
《選択》
- [ツィリル]
- それはないよ。ボクの居場所はここだもの。
それに国としてのパルミラは好きじゃない。▼
武功を競ってる暇があったら、親を失って
困ってる子の面倒をちゃんと見てほしいし。▼
- [ヒルダ]
- あああ、疲れた……。先生、ツィリルくん、
お力添え、ありがとうございましたー。▼
- [ツィリル]
- 遅かったね。
兄さんには会えたの?▼
- [ヒルダ]
- うん。でも、文句なんて言えなかったよー。
だって、会ってみたらね……▼
蒼い顔してゲッソリやつれちゃってるし、
全身から謎の湯気が立ってるし……。▼
戦場に出る前に、変なキノコを食べて
当たっちゃったんだって。馬鹿よねー。▼
それで、パルミラ軍を撃退してきたよって
言ったら、すっごく褒められちゃって……。▼
先生やツィリルくんのおかげなんだよって
言ってるのに、全然聞いてくれないの……。▼
《選択》
- [ヒルダ]
- まあ、嬉しくなくはないんですけど、
それよりも面倒なことがあって……。▼
兄さんたら家督も辞退しそうな勢いで……。
それはもう、全力で拒否しましたけど……。▼
その代わりに……
これ、何だかわかります?▼
- [ツィリル]
- かっこいい斧だね。
ご褒美に貰ったの?▼
- [ヒルダ]
- うん。魔斧“フライクーゲル”……
ゴネリル家に伝わる英雄の遺産なの。▼
この斧に適合する紋章を持ってる
あたしが持つべきだって……。▼
強引に押しつけられちゃったけど……
無理ですよ、あたしが持つなんて……。▼
……先生、お願いです。あたしの代わりに、
この斧を預かってもらえませんか?▼
《選択》
- 「そういうわけには……」「なぜ自分が……?」を選択
- [ヒルダ]
- 英雄の遺産は恐ろしい武器です。
半人前のあたしには分不相応に過ぎます。▼
信頼して託せるのは先生だけなんです!
お願いです! あたしを助けてください!▼
《選択》
- 「そこまで言うなら……」「そんなに困ってるなら……」を選択
- [ヒルダ]
- あ、本当ですか? 良かったー!
もーどうしようかと思っちゃいましたよー。▼
こんな物騒で可愛くない斧、
あたしには似合わないっていうかー。▼
よく見るとピクピク動いてる部分があって、
生きてるみたいで気持ち悪いんですよねー。▼
あ、でも先生が使えって時は使いますしー。
他の人に使ってもらっても構わないんでー。▼
後は、よろしくお願いしますねー!▼
- [ベレト]
- ………………。▼
- [ツィリル]
- ヒルダって、すごいなあ……。▼
(ベレトがうなずく)
コメント†
- ゴネリル兵の「救援か!」のセリフ、2ターン目自軍フェイズで最初に行動したユニットが回復を行った時も発生しました。友軍ではなく自軍ユニットに回復しました。 --