会話集/支援会話/ラズワルド

ラズワルドの支援会話†

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支援C†

[ラズワルド]: うう…今日もだめか…▼
[ピエリ]: あーっ！
ラズワルド、また振られてるのー！▼
[ラズワルド]: ピエリ…▼
[ピエリ]: さっきの女の子に
何か嫌なことでも言ったの？▼
[ラズワルド]: いや、普通に話しかけてるよ。▼
むしろいつもより爽やかに
話しかけてるつもりなんだ。▼
…でも、誰もついてきてくれないんだよね。▼
[ピエリ]: そうなの？
じゃあ殺すぞって脅せばいいの。▼
そうしたらみんなついてくるの。▼
[ラズワルド]: い、いや…
そうかもしれないけどさ…▼
そんな殺伐としたお茶会、いやだよ…▼
[ピエリ]: ふーん。
じゃあピエリがお茶に付き合ってあげるの。▼
[ラズワルド]: ほんと！？▼
[ピエリ]: うん。だってピエリは
ラズワルドが大好きなの！▼
[ラズワルド]: え…！？▼
[ピエリ]: わー、ラズワルド、照れたのー！
ナンパするくせにウブってやつなのー！！▼
[ラズワルド]: ちょ、ちょっと大声で言わないでよ…
恥ずかしい…！！▼
[ピエリ]: じゃあやめるの。
大好きなラズワルドには嫌われたくないの。▼
[ラズワルド]: ピエリ…
なんで僕のことを好きだって言ってくれるの？▼
僕らが同じマークス様の臣下だから？▼
[ピエリ]: うん。ピエリ達、相棒ってやつだから。
マークス様の臣下同士のよしみなのよ。▼
[ラズワルド]: ああ、やっぱりね…▼
[ピエリ]: でも、ラズワルド個人も好きなの。▼
だってラズワルドも
たくさん人を殺してるから！！▼
[ラズワルド]: …えっ。▼
[ピエリ]: ピエリ、殺しをやってきた人はわかるの。
ラズワルドは血の匂いがするの。▼
とっても落ち着く匂いなのよ。
だから大好きなの！▼
[ラズワルド]: え、えーっと？▼
[ピエリ]: さ、早くお茶に行くの！
さっさと済ませてマークス様のとこに戻るのよ！▼
[ラズワルド]: わ、ピエリ！
引っ張らないでよ…！▼

↑

支援B†

[ピエリ]: あ、ラズワルド！
この前のお茶会、楽しかったの！▼
[ラズワルド]: うん。僕も楽しかったよ。▼
[ピエリ]: なら良かったの！▼
またお茶したくなったら
ピエリに言うといいのよ。▼
[ラズワルド]: ありがとう。▼
けどさ…ピエリ。お茶してる時に言ってた、
従者を殺すって話…▼
あれ、本当？▼
[ピエリ]: ああ、あれなら本当なの。▼
ピエリ、お屋敷にいた時はイライラしたら
いつも従者にえいってやってたの。▼
そしたら血がたくさん出て
とっても綺麗なのよ！▼
[ラズワルド]: ピ、ピエリ！！
それはだめだよ！▼
[ピエリ]: だめ？どうして？▼
[ラズワルド]: どうしてって…
従者はピエリのお世話係だろう？▼
何も悪いことしてないのに、
そうやって殺すのは良くないよ…▼
[ピエリ]: えー、なんでなの？▼
ラズワルドだって、
たくさん人を殺してきたでしょ？▼
[ラズワルド]: そう…だけど…
それは、仕方なかったからだよ。▼
殺そうとしてくる敵は…やらなければ、こっちがやられてた。▼
でも、従者はそうじゃないよね？▼
[ピエリ]: なんだか難しいの。▼
ラズワルドはいつもそんな
難しいこと考えて闘ってるの？▼
[ラズワルド]: うん…考えてるよ。
例え敵でも…▼
きっとこの人には家族がいて、
友達がいて…悲しむ人もいるんだろうって。▼
ピエリは、殺された人にも家族がいるって
考えたことない？▼
家族が死んで、
どれだけ悲しいとか…▼
[ピエリ]: んー…
ピエリ、よく分かんないの。▼
なんかめんどくさいし、
そこまで考えて闘ってないの。▼
[ラズワルド]: ピエリ…▼
そっか。
じゃあ今日の話はここまでにしよう。▼
ごめん…先に戻ってるね。▼
[ピエリ]: えーーーっ！
どうしてなの！？待ってなのー！▼
…………▼
ふえーーーん！
ピエリを置いていっちゃったのーーー！！▼
ラズワルドなんて嫌い！
嫌いなのーーーっ！▼
家族が死んだ時の悲しさ…？
ピエリは…ピエリは…▼

↑

支援A†

[ピエリ]: ラズワルド。▼
[ラズワルド]: ピエリ…
どうしたんだい？▼
[ピエリ]: この前のお話…▼
家族が死んで悲しい気持ち、
ピエリにもわかるってことを思い出したの。▼
[ラズワルド]: 本当に？▼
[ピエリ]: うん。そういえばピエリ…
小さい頃にお母さんを殺されてたのよ。▼
[ラズワルド]: …え！？▼
[ピエリ]: ピエリのお母さん、
お屋敷のキッチンで血まみれだったの。▼
トマトがたくさん落ちてるみたいだなって
その時は思ったの。▼
…やったのは従者だったの。▼
従者はピエリのお母さんが好きすぎて
自分の物にしたかったのよ。▼
[ラズワルド]: そ、そんな…▼
[ピエリ]: 従者はそのあと処罰されたらしいけど…▼
小さいピエリにとって、
従者はみんな同じに見えたの。▼
お母さんを殺した奴が、
今もお屋敷にいるような気がしたの。▼
だからイライラしたらピエリ…
従者たちを殺すようになったのよ。▼
お父さんもそれを見て、
ピエリになんにも言わなかったの。▼
[ラズワルド]: …………▼
[ピエリ]: そのうち従者はほとんどいなくなって…
ピエリはお外に出ることにしたの。▼
戦場で殺すと褒められて、
人を殺すのが楽しくなって…▼
お母さんの事はしばらく忘れてたの。▼
でも、そういえば…
ピエリとっても悲しかったかもしれないの。▼
あの日からキッチンで
いい匂いがしなくなったの。▼
あの日からずっと…
お母さんの手料理を食べてないの。▼
[ラズワルド]: ピエリ…！！▼
[ピエリ]: わっ、ラズワルド、
どうしてピエリを抱き締めるの？▼
[ラズワルド]: ごめん、ピエリ。▼
残された人の悲しさをわからないなんて
言ってしまって悪かったよ…▼
ピエリは悲しかったんだね。
悲しかったってことも忘れてしまうぐらい。▼
[ピエリ]: ラズワルド。泣いてるの…？▼
[ラズワルド]: 泣いてない。
今まで泣きたかったのは、ピエリのほうだろ？▼
[ピエリ]: え…
ほ、ホントなの…▼
ピエリ、涙が出てるの…
こんなの、初めてなの…▼
[ラズワルド]: 泣きたいだけ泣いたらいいよ。
でもね、もう大丈夫だよ。▼
ピエリのお母さんは、
君の中でずっと生きてるから。▼
[ピエリ]: そうなの？
それってすごいの！▼
そういえばお母さんの手料理…
今はピエリが作れるの！▼
これってピエリの中にお母さんがいるからなの？▼
[ラズワルド]: そうだよ。僕も…
死んじゃった母さんの踊りが踊れるんだ。▼
僕たちの中にはちゃんと、
大事なものが受け継がれてるんだよ。▼
[ピエリ]: わーい！
ピエリとラズワルド、おそろいなのね！▼
なんかすごいの。
さすが相棒なの！▼
[ラズワルド]: じゃ相棒の僕からお願い。▼
これからは…ちょっとでもいいから、
人を殺す前に考えてみて。▼
お母さんが死んで悲しかった気持ち…
それを、他の人にも味わわせていいのかなって。▼
[ピエリ]: …わかったの。▼
今すぐは無理だけど…
考えてみるようにするのよ。▼
[ラズワルド]: ありがとう、ピエリ。▼
[ピエリ]: えへへ…なんだか
いっぱい泣いてすっきりしたの。▼
ラズワルド、やっぱり大好きなの！▼

↑

支援S†

[ピエリ]: ラズワルド！
見て見てなのー！！▼
[ラズワルド]: どうしたの、この料理。
こんなに沢山…▼
[ピエリ]: この前ラズワルドが
お話聞いてくれたお礼！▼
これ、お母さんとおんなじ手料理なの。
ぜーんぶピエリが作ったのよ！▼
[ラズワルド]: ピエリが？
すごいね、ありがとう…！▼
じゃあ、早速いただきます。▼
[ピエリ]: どうなの、どうなの？▼
[ラズワルド]: …。とっても美味しい！
すごく優しい味だね。▼
料理が上手いのは知ってたけど、
ここまでとは思わなかったよ。▼
[ピエリ]: えへへー。
見直したの？▼
[ラズワルド]: まあ見直すまでもなく、
僕はピエリのこと…
これ以上ないぐらい好きだけどね。▼
[ピエリ]: ん？それって…▼
[ラズワルド]: うん。相棒とかじゃなくて…▼
一人の女の子として、
僕はピエリが好きだよ。▼
[ピエリ]: ！嬉しいの…
ピエリもおんなじなの。▼
ピエリも、ラズワルドのこと…
男の人として好きなのよ！▼
[ラズワルド]: じゃあピエリ、
僕と結婚してくれる？▼
[ピエリ]: け、結婚…？▼
じゃあピエリ、
そのうちお母さんになるのよね！▼
[ラズワルド]: えっと…まあ、そうかもね。▼
[ピエリ]: わー、ラズワルドが照れたの！
告白したくせにやっぱりウブなのー！▼
[ラズワルド]: からかわないでよ…▼
そ、そりゃあ…できれば
そうなればいいなって思ってるよ。▼
[ピエリ]: うん。それって素敵なの。
ピエリ、喜んで結婚するの。▼
[ラズワルド]: ありがとう…ピエリ。▼
[ピエリ]: ピエリ、子どもにはたくさん
美味しいお料理作ってあげるの。▼
ピエリのお母さんがそうしてくれたみたいに！▼
あ…でも、ピエリがこんな話し方じゃ
子どもは嫌かもしれないの…▼
[ラズワルド]: 話し方…？▼
[ピエリ]: うん。ピエリの話し方は、
お母さんが殺された時のままなの。▼
その時から、
ずっとこうなのよ。▼
[ラズワルド]: そうなんだ…▼
ピエリの本当の話し方、
ちょっとだけ聞いてみたい気もするな。▼
[ピエリ]: そう？
じゃあ、ちょっと練習したやつを…▼
…………▼
…私、ラズワルドが好きよ。▼
[ラズワルド]: …ピエリ…▼
[ピエリ]: んー、やっぱり変な感じなの。
やっぱりピエリは元のままがいいの。▼
[ラズワルド]: 無理して変えることはないよ。▼
さっきのも良かったけど、
僕はピエリのその話し方、好きだから。▼
[ピエリ]: えへへ…ピエリ、とっても嬉しい。
それから、ちょっとだけ恥ずかしいの。▼
[ラズワルド]: うん…僕も。▼
[ピエリ]: またピエリ達おそろいなのよね。
さすが相棒なの！▼
[ラズワルド]: これからはただの相棒じゃなくて…
人生の相棒だよ。▼
[ピエリ]: そうだったの！ピエリたちきっと、
素敵なお父さんとお母さんになるのよ！▼

↑

シャーロッテ†

↑

支援C†

[シャーロッテ]: あっ、ラズワルドさ～ん。▼
[ラズワルド]: シャーロッテ。
どうしたの？▼
[シャーロッテ]: あのですね～、
今、お腹って空いてませんか？▼
[ラズワルド]: うーん、ちょっと空いてるかな。
さっき訓練してきたからね。▼
[シャーロッテ]: 本当ですか～？▼
実は私、お弁当を作ってきたんです。▼
ラズワルドさんに
食べていただけないかな、と思って。▼
[ラズワルド]: 僕のために作ってくれたの？
そんなの、もちろん食べるに決まってるよ。▼
[シャーロッテ]: では、どうぞ召し上がってください。
お口に合えばいいんですけど…▼
[ラズワルド]: もぐもぐ…▼
うん、美味しいよ！▼
僕は幸せだな～。▼
こんなに可愛い女の子の
手作り弁当が食べられるなんてさ。▼
[シャーロッテ]: 可愛いだなんて…
嫌ですわ、ラズワルドさんったら…▼
[ラズワルド]: ごちそうさま。
とても美味しかったよ。▼
[シャーロッテ]: こんなに綺麗に食べてくれて…
私、嬉しいです。▼
[ラズワルド]: あ、そうだ。▼
お弁当をくれたお礼に、
今からお茶でもごちそうしたいんだけど…▼
[シャーロッテ]: …ごめんなさい。
今日はちょっと用事があるんです～。▼
[ラズワルド]: そっか…残念。
なら、今度必ずお礼をさせてね。▼
[シャーロッテ]: …はい。
よろしくお願いします～。▼
[ラズワルド]: じゃあね。
お弁当、ごちそうさまでした。▼
[シャーロッテ]: …………▼
…ちょろ過ぎんだろ！▼
簡単すぎて逆にびっくりよ。
落とす楽しみどこ行ったよ。▼
好かれるのは気分いいけど…
こうも簡単だとやりがいがないわね。▼

↑

支援B†

[ラズワルド]: あっ！
シャーロッテ！▼
[シャーロッテ]: ら、ラズワルドさん？▼
[ラズワルド]: 今日は時間あるかな？
この間のお弁当のお礼がしたいんだけど？▼
[シャーロッテ]: な、なんでだろう…
誘われてるのにあんまり嬉しくない…▼
男にモテるために…
こういう子を演じてるはずなのに…▼
ラズワルドさんがちょろ過ぎるから？
私の中の何かが燃えていない気がする…▼
[ラズワルド]: シャーロッテ？
何をぶつぶつ言ってるの？▼
[シャーロッテ]: た、ただの独り言です～。
あまり気にしないでください～。▼
[ラズワルド]: そっか、独り言か。
で、これから二人でお茶する話なんだけど…▼
[シャーロッテ]: ちょ、ちょっと今は
都合が悪いかもしれません。▼
[ラズワルド]: じゃあ、いつなら空いてる？
シャーロッテに合わせるよ。▼
[シャーロッテ]: そ、そうですね～。
いつなら空いてたかしら？▼
[ラズワルド]: 僕はいつでも大丈夫だよ。▼
もしよければ、
君の用事が終わるまで待っててもいいし。▼
[シャーロッテ]: ちょ、ちょっとだけ…
考える時間をいただいてもいいでしょうか？▼
[ラズワルド]: うんうん、そうだよね。
シャーロッテの都合もあるだろうし。▼
[シャーロッテ]: は、はい…
そうなんですよ…▼
[ラズワルド]: 美味しい紅茶を出してくれるお店があってさ、
誰かと一緒に行きたいなと思ってたんだよね。▼
[シャーロッテ]: す、少し黙ってもらってもいいでしょうか？
あんまり話しかけられると考えごとが…▼
[ラズワルド]: そうだよね、ごめんね。▼
でもシャーロッテみたいな可愛い子と
お話できて、嬉しくてさ～。▼
[シャーロッテ]: だから、ちょっと黙ってろっつーの！
今、どうするか考えてるんだから！▼
[ラズワルド]: ひっ！？
シャ、シャーロッテ…！？▼
[シャーロッテ]: つーか、あんたが
ちょろ過ぎるのがいけないんでしょ！▼
そんなにグイグイこられても、
モテたっていう達成感も何もないし！▼
ああ面白くない！
何も面白くないわ！！▼
[ラズワルド]: な、なんか…ごめん。▼
[シャーロッテ]: …はっ！
わ、私ったら…つい…▼
ご、ごめんあそばせ～。▼
[ラズワルド]: …………▼
は、ははは。
ちょっと、びっくりしちゃったなぁ…▼

↑

支援A†

[ラズワルド]: シャーロッテ。
この間はびっくりしたよ。▼
[シャーロッテ]: ら、ラズワルド…さん。▼
[ラズワルド]: 君って本当は、
あんな感じの子だったんだね。▼
全然、気付かなかったよ。▼
[シャーロッテ]: …バレちゃったなら仕方ないわね。
そうよ、あれが私の素よ。▼
[ラズワルド]: そ、そんな顔もするんだね。
シャーロッテって。▼
[シャーロッテ]: 女なんてみんなこんなもんよ。
本当の顔を隠しているだけ。▼
普段はそんな姿見せないように
頑張ってたんだけど…▼
あなたのせいで調子が狂ったの。▼
今まではモテようと努力して
勝利を勝ち取ってきたっていうのに…▼
あなたはホイホイと
私になびいてきちゃうんだもの。▼
こんなことは初めてよ。
やりがいも何もありゃしない。▼
[ラズワルド]: なるほどね。
そういうことだったのか。▼
でもまあ…
君みたいな子を見るのは初めてじゃないよ。▼
[シャーロッテ]: 私の本性、他の男の人にバラさないでね。
バラしたらただじゃおかないから。▼
[ラズワルド]: わかったよ。
シャーロッテからのお願いだもんね。▼
…で、今日は時間あるの？
今からお茶でもしに行こうよ。▼
[シャーロッテ]: ！？
それ、本気で言ってるの？▼
私の本性はバレちゃったはずだけど？▼
[ラズワルド]: それがどうかしたの？▼
シャーロッテは魅力的な子だよ。▼
本性を知ったとしても、
僕の中では何も変わってない。▼
[シャーロッテ]: ラズワルド…▼
素の私を知っても誘ってくれるなんて…
ちょっと驚いちゃったわ。▼
[ラズワルド]: 素だろうが演技だろうが、
シャーロッテは可愛い子だよ。▼
[シャーロッテ]: ふふふ。
誰にでもそう言ってるんでしょ？▼
[ラズワルド]: う～ん…
そういうことになるかもしれないね。▼
僕は可愛くない子に
出会ったことがないからさ。▼
[シャーロッテ]: ふーん…なかなか言うじゃない。
いいわ、一緒にお茶してあげる。▼
ただし、このままの私でいいわよね？▼
[ラズワルド]: うん。
もちろんだよ。▼
僕にとってはどっちの君も素敵だからさ。▼

↑

支援S†

[ラズワルド]: シャーロッテってさ、
結婚願望はあるの？▼
[シャーロッテ]: あるわよ。
玉の輿が私の夢だし。▼
[ラズワルド]: 玉の輿かぁ…
お金持ちじゃなきゃダメってこと？▼
[シャーロッテ]: ダメとまでは言わないけど…
お金持ちの方が助かるわね。▼
お金持ちと結婚できれば
私の家族も少しは楽できるだろうし…▼
[ラズワルド]: 今でも仕送りを続けてるんでしょ？
家族想いなんだね。シャーロッテって。▼
[シャーロッテ]: 褒めても何も出ないわよ。▼
[ラズワルド]: やっぱり確信したよ。
今の話を聞いてさ。▼
…僕、シャーロッテが好きだ。▼
[シャーロッテ]: えっ…▼
[ラズワルド]: シャーロッテ。
僕と結婚してくれないかな？▼
[シャーロッテ]: ほ、本気なの？▼
[ラズワルド]: もちろん本気だよ。
君ってすごく魅力的な女の子だからね。▼
シャーロッテは
僕のことをどう思ってる？▼
[シャーロッテ]: そ、それは…
軟派な人だなって…▼
[ラズワルド]: ははは。
間違ってはいないね。▼
[シャーロッテ]: でも、軟派なだけじゃなくて…
実はすごく優しい人だって思ってた。▼
本当のことを言うと…
私もあなたにひかれていたわ。▼
[ラズワルド]: でも、僕はお金持ちじゃないよ？
それでもいい？▼
[シャーロッテ]: い、いいに決まってるわ。▼
好きになっちゃったんだから…
もう、どうにもならないわよ…▼
[ラズワルド]: シャーロッテ…▼
[シャーロッテ]: 私、あなたと結婚しても…
他の男たちに声をかけると思うわ。▼
それでもラズワルドは、
私を許してくれる？▼
[ラズワルド]: うん。だってシャーロッテの心は
僕のものなんだよね？▼
[シャーロッテ]: もちろんよ。
そこは揺るぎないわ。▼
[ラズワルド]: 僕も結婚しても、
女の子に声をかけると思う。▼
[シャーロッテ]: でもあなたの心は私のもの…
そういうことね？▼
[ラズワルド]: そうだね。僕のいちばんは君…
死ぬまでそれは変わらないよ。▼
[シャーロッテ]: ならいいわ。▼
私たち、きっと…
ずっと仲良くしていけるわね…▼
[ラズワルド]: シャーロッテ。
僕と結婚をしてくれるね？▼
[シャーロッテ]: …はい。
ラズワルド。▼
[ラズワルド]: …………▼
[シャーロッテ]: …………▼
[ラズワルド]: よし、それじゃ…▼
[シャーロッテ]: 早速出かけましょうか。
お互いの日課に。▼
[ラズワルド]: まぁ、僕よりかっこいい男なんて
いないだろうけどね？▼
[シャーロッテ]: その言葉、
そっくりそのままお返しするわ。▼
私よりイイ女なんて絶対にいないんだから。
せいぜいそれを確認しに行くといいわ。▼
[ラズワルド]: …愛してるよ、シャーロッテ。▼
[シャーロッテ]: …私も愛してるわ、ラズワルド。▼
…………▼
[ラズワルド]: …………▼
[シャーロッテ]: あっ、そこのお兄さーん！
ご機嫌いかがですかぁ～？？▼
[ラズワルド]: ねえねえ、そこのお姉さん、
僕とお茶しない～？？▼

↑

フランネル†

↑

支援C†

[フランネル]: おっ！
ラズワルド！▼
[ラズワルド]: フランネル。
そこで止まってね。▼
[フランネル]: ん？
なんでだよ？▼
[ラズワルド]: わかってるんだよねー。▼
僕にまた、
変なお宝を見せつけにきたんでしょ？▼
[フランネル]: さすが、ラズワルドだな！
大正解だぜ！▼
[ラズワルド]: はい、止まって止まって。
あまり僕に近づかないように。▼
[フランネル]: なんでだよ！？
近づかなきゃ見せられねえだろ？▼
[ラズワルド]: 覚えてないの？
この前のことをさ。▼
君が見せようとした
すごーく大きくて変な虫が…▼
僕の顔面めがけて飛んできて、
ぴたっと張り付いたことをさ。▼
[フランネル]: ははははは！
あれは傑作だったよな！▼
[ラズワルド]: 僕にとっては大惨事だったよ…
気持ち悪いったらありゃしなかった。▼
とにかく、もう二度と
あんな目には遭いたくないからね。▼
[フランネル]: あっ…
勝手に飛んでっちまった…▼
[ラズワルド]: やっぱり、また虫だった！▼
え！？
こ、こっちに飛んできた！？▼
だ…だめだめ！
それだけは勘弁だって！！▼
ひ、ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！▼
[フランネル]: ははは。
やっぱ、ラズワルドは面白いな。▼

↑

支援B†

[フランネル]: ラズワルド。
どこに行くんだよ？▼
[ラズワルド]: ん？
ちょっと町に行こうと思ってね。▼
[フランネル]: あれか！？
女の子に声をかけに行くのか！？▼
[ラズワルド]: ぎくっ。▼
[フランネル]: やっぱりな…▼
なあラズワルド！
それ、俺もやってみてぇ！▼
[ラズワルド]: やってみたいって…
女の子に声をかけたいの？▼
[フランネル]: ああ。一度でいいから
やってみたかったんだ！▼
俺も一緒に連れてってくれって！▼
[ラズワルド]: う、うーん…でもなあ…
嫌な予感がするなぁ…▼
[フランネル]: 頼むよ！
すっげぇ面白いんだろ！？▼
俺、がんばるからさ！▼
[ラズワルド]: はぁ…
フランネルって…▼
一度言い出したら、
絶対にあきらめないんだよね…▼
[フランネル]: ははは！
よくわかってるじゃねえか！▼
[ラズワルド]: 仕方ないなー。
じゃあ、一緒に行こっか。▼
[フランネル]: やったぜ！
ありがとよ、ラズワルド！▼
（暗転）
[フランネル]: …つまんねーよ。
すんげえつまんねえ。▼
誰も俺の話を
聞いてくれねえじゃねえか！▼
[ラズワルド]: 当たり前だよ…▼
そんな大きな虫を握りしめた人が
急に町で話しかけてきたら…▼
誰だって逃げ出すのが普通だよね。▼
[フランネル]: この虫のすごさを
伝えようとしただけじゃねえか！▼
うう…何も面白くなかったぜ！▼
俺はやっぱ女の子よりも、
山で獣を追ってた方が面白いな！▼
[ラズワルド]: そうだね。
フランネルはそっちの方がいいと思うよ。▼
[フランネル]: よし！
じゃあ、さっさと帰ろうぜ！▼
安心しろ。お前が女の子を狩れなかった傷は
俺が癒してやるからな。▼
[ラズワルド]: え？　なんで僕が慰められる
流れになってるの？▼
[フランネル]: だってお前も女の子に声かけてたけど
相手にされてなかっただろ？▼
それで半べそかいてたじゃねぇか！▼
不思議だよなー。
お前は虫、持ってなかったのに！▼
[ラズワルド]: うっ…見てたんだ。
恥ずかしい…▼

↑

支援A†

[フランネル]: ラズワルド！▼
[ラズワルド]: やぁ、フランネル。
どうしたんだい？▼
あれ…
また、手に何か持ってるね…▼
それ、虫じゃないよね？
虫だったらそこで止まってね。▼
[フランネル]: 安心しろよ！
今日は虫じゃない！▼
[ラズワルド]: そうなの？
じゃあ、なんなんだろ？▼
[フランネル]: ほら、これだ！▼
[ラズワルド]: これは…
なんだろうね？▼
[フランネル]: 壊れた鍋のふた！
俺のお宝だ！▼
[ラズワルド]: うわぁ…
お宝かぁ…▼
僕にはちょっとわからないけど…
すごくいいもののような気がするよ。▼
[フランネル]: ああ！
なかなか手に入らない一品だぜ！▼
これをお前にやる！▼
[ラズワルド]: …僕に？▼
どうして大切なお宝を
僕にくれるんだい？▼
[フランネル]: べ、別に意味なんてねーし！▼
ただ…その…
いつも俺に付き合ってくれるから…▼
その感謝の気持ち、
っていうわけでもねえけど…▼
さすがにこれくらいはしないと…
罰が当たりしそうな気もするしよ！▼
[ラズワルド]: ははは。
そんな気を使わなくてもいいのに。▼
[フランネル]: 気なんか使ってねえって！▼
ただ、その…
ラズワルドは友だちだからな…▼
…とにかく！
お前に受け取って欲しいんだよ！▼
[ラズワルド]: そういうことなら、
ありがたくいただくよ。▼
友人からの、
素敵な贈り物だものね。▼
[フランネル]: ああ！
大事に使えよな！▼
[ラズワルド]: 壊れてるから使えないんじゃない？▼
[フランネル]: そんなことねえよ！▼
眺めたり触ったり飛ばしたり…
いろいろと遊べるぜ！▼
[ラズワルド]: ははは。
じゃあ、大切に使うね。▼
ありがとう、フランネル。▼
[フランネル]: おう！
じゃあ早速飛ばせよ！▼
[ラズワルド]: え？▼
[フランネル]: その鍋のふた！
飛ばしてみろって！！▼
[ラズワルド]: えっと…▼
…こうかな？▼
（ＳＥ）
[フランネル]: わーーーーーーーっ！！！▼
（フランネル消える）
[ラズワルド]: す、すごい勢いで取りに行った！！？▼
[フランネル（声のみ）]: やったー！　取ったぜ！
ワオーーーーーーン！！！▼
[ラズワルド]: よ、良かったね、フランネル…▼
[フランネル]: すげー楽しい！
もっかい投げてくれよ、ラズワルド！▼
[ラズワルド]: ええっ！？▼
じゃ、じゃあ…
…えい。▼
（ＳＥ）
[フランネル]: ひゃーーーーーーーっ！！！▼
（フランネル消える）
[ラズワルド]: …おお、また取りに行った…
何だろう、この遊びは…▼
でもフランネルが楽しそうだし…
まあいいか。▼
[フランネル（声のみ）]: 取った取ったー！！
ワオーーーーーーン！！！▼
ありがとな、ラズワルド！
お前は最高の相棒だぜーっ！！▼
[ラズワルド]: そ、そう…？
それはちょっと…嬉しいな。▼

↑

マークス†

↑

支援C†

[ラズワルド]: マークス様、
ご機嫌いかがですか？▼
[マークス]: 機嫌か…
決していいとは言えないな。▼
[ラズワルド]: はぁ…そのようですね…
どうされたんですか？▼
[マークス]: 王城兵が町でナンパをしていると
私のところに苦情が入るのだ。▼
[ラズワルド]: へ。へえー。
誰でしょうね？　その王城兵…▼
[マークス]: 貴様だ！▼
[ラズワルド]: ですよね！▼
[ラズワルド]: 聞けばナンパだけではなく
他のことにも首を突っ込み、▼
危険な目にも
あっているそうだな…？▼
なんだ、この…▼
「ならず者のケンカに巻き込まれ、
　飛んできた手斧で怪我をする」という報告は！▼
[ラズワルド]: すみません…！▼
[マークス]: ラズワルド…▼
私と初めて会った日のことを
覚えているか。▼
[ラズワルド]: はい…▼
僕たちがいきなり王城に現れて、
皆さん驚いてらっしゃいましたね…▼
[マークス]: 本来ならば、私は見ず知らずの者を
いきなり臣下にしたりはしない。▼
だがお前を受け入れたのは
王である父上の命令だったからだ。▼
お前の力を測るため、
私はお前に手合わせを申し込んだ。▼
…闘ってみて、驚いた。▼
お前の剣技に私は翻弄され、
負けるかもしれないと思ったのだ。▼
[ラズワルド]: そ、そうだったんですか…▼
[マークス]: あんなことは初めてだった…▼
強い部下を欲していた私には
願ってもいない存在だった。▼
だが、蓋を開けてみれば
こんな軟派者だったとは…▼
[ラズワルド]: あ、あははは…▼
[マークス]: だが私は臣下を見捨てることはしない。▼
例えどんな問題があろうとも、
主君として最後まで責任を持とう。▼
[ラズワルド]: そ、それはありがとうございます…
では僕は訓練があるのでこれで…▼
[マークス]: 待て。
話は終わっていない。▼
…お前には謹慎を言い渡す。▼
[ラズワルド]: え…▼
[マークス]: これからしばらく
町へ行くのは禁止だ。▼
戦闘の無い時はよほどの事がない限り
私の部屋に来ておとなしくしていろ。▼
[ラズワルド]: ええーーーー！！▼
[マークス]: …なんだ、逆らうのか？▼
[ラズワルド]: い、いえ、従いますので
斬ろうとするのはやめてください…▼
[マークス]: では決まりだな。▼
[ラズワルド]: はい…▼

↑

支援B†

[ラズワルド]: ううー…ヒマです。
ヒマすぎます。▼
どうして僕がマークス様の部屋で
正座なんて…▼
[マークス]: 仕方ないだろう。
目の届くところにいれば悪さはできん。▼
[ラズワルド]: でも、腕が鈍っちゃいます。
せめて訓練を…▼
[マークス]: 駄目だ。目を離したらお前は町に行く。
わかりきっているんだ。▼
[ラズワルド]: はーい。▼
…………▼
じーーーーー…▼
[マークス]: …なんだ？
そんなに見ても外には出さんぞ。▼
[ラズワルド]: マークス様は、
瞳の中に痕とか無いんですね。▼
[マークス]: は？　痕だと？▼
[ラズワルド]: はい。
例えば暗夜王家の紋章とか。▼
そういう印が浮かんでないかなって
思ったんです。▼
[マークス]: 何を言ってるんだ？
目の中にそんな物あったら痛いだろう。▼
[ラズワルド]: あはは、そうかもしれませんね。
でも、僕の国の王様にはあったんです。▼
だから…マークス様にも、
もしかしたらって思って…▼
[マークス]: ほう…
珍しいな、お前が故郷の話をするなど。▼
[ラズワルド]: そうでしたっけ？
お望みでしたらお話しますよ。▼
今日はナンパに行けなくて
時間もありますし…▼
[マークス]: 主君に向かって嫌味か…
見上げた根性だな。▼
[ラズワルド]: い、いえそんな！！▼
僕がマークス様に逆らうなんて、
そんなことするはずありませんよ。▼
[マークス]: …はあ。
覚えておけ、ラズワルド。▼
もしお前が私の命令を聞かず
逃げ出すようなことがあれば…▼
どんな手を使ってでもお前を探し出し、
処罰するからな。▼
[ラズワルド]: へえ…
どうやって僕を探すんですか？▼
[マークス]: お前の経歴を辿ればすぐだ。▼
この世界で生きている以上、
どれだけ遠い国から来ても痕跡は残る。▼
[ラズワルド]: …無理だと思いますよ。
僕にはこの世界での経歴はありません。▼
それに、この名前も姿も…
本当のものではありませんから。▼
[マークス]: …なに？▼
[ラズワルド]: …………▼
[マークス]: ラズワルド…お前は…▼
[ラズワルド]: …………▼
なーんて！
マークス様、信じました！？▼
冗談ですよ、冗談！▼
[マークス]: ！！　貴様…！▼
わかった…貴様にはもっと
厳しい仕置きが必要なようだな…？▼
[ラズワルド]: えっ！？
ま、マークス様…？▼
[マークス]: 本当は今日で終わりにするはずだったが…
謹慎期間をもう少し増やす！▼
明日も戦闘が終わり次第、
ここに来て座っていろ！▼
[ラズワルド]: えええええええーーーー！？▼
[マークス]: 「えー」ではない。
返事は「はい」だ。▼
[ラズワルド]: はい…▼

↑

支援A†

[ラズワルド]: ああ…今日も足が痛い…
早く終わらないかなあ…▼
[マークス]: ……………▼
ラズワルド…お前に、
昔の臣下の話をしたことがあったか？▼
[ラズワルド]: いえ…▼
[マークス]: お前もピエリも来る前に、
私には２人の臣下がいた。▼
お前たちに負けず劣らずの
腕の持ち主でな…▼
浮ついた行動もせず、
真面目で忠義に厚い者たちだった。▼
[ラズワルド]: うっ…僕とは全然違いますね。▼
[マークス]: そうだな。できることなら
私が王になった後も、▼
ずっと仕えてほしかったぐらいだ。▼
[ラズワルド]: へ、へえー。それならずっと
お傍に置いておけばよかったじゃないですか。▼
なのに、なぜ僕なんかを臣下に？▼
[マークス]: …白夜との闘いの中で、
彼らは死んだからだ。▼
私を庇って、二人ともな。▼
[ラズワルド]: …っ！！▼
[マークス]: 使命を全うしたといえばそれまでだ。▼
だが…私がもっと強かったらと、
そう思わずにはいられなかった。▼
今も覚えている。私を庇ったあの二人の…
強く大きな背中を。▼
[ラズワルド]: マークス様…▼
[マークス]: だから…お前は死ぬな。▼
不用意な真似をし、危険なことをして…
命を落とすなど許さない。▼
もう私に…
あの時のような思いをさせてくれるな。▼
[ラズワルド]: ……………▼
…わかりました。
お約束いたします。▼
僕はあなたを置いて死んだりしません。▼
絶対に生き延びて…
マークス様を守ってみせます。▼
…死んでしまった臣下たちのぶんまで▼
[マークス]: それを聞いて安心した。▼
[ラズワルド]: でも…▼
[マークス]: どうした？▼
[ラズワルド]: 例えば、闘いが終わったあと…
もう会えないぐらいに遠くに行ったとしたら…▼
マークス様は怒りますか？▼
王になったあなたのお傍にいられなくなったら…
僕を許してはくれませんか？▼
[マークス]: ……………▼
…許す。▼
[ラズワルド]: え…▼
[マークス]: 遠くに行っても…
生きているのなら、いい。▼
どこに行っても、姿や名が変わっても…
生きているのならそれで良いんだ。▼
[ラズワルド]: マークス様…▼
[マークス]: だが、覚えておけ。
お前は私の臣下だ。▼
私を庇って死んだ臣下たちと
同じぐらい…お前も大切な臣下だ。▼
例えいなくなっても、
私はお前を忘れたりはしない。▼
[ラズワルド]: はい…
マークス様。▼
僕もずっと覚えています。
あなたのような王子がいたこと。▼
そして、そのいちばんの臣下であったこと。▼
[マークス]: そうか。
…ならいい。▼
さあ、もう謹慎は終わりだ。
お前の好きなところに行くといい。▼
[ラズワルド]: ……………▼
[マークス]: どうした？
行かないのか。▼
[ラズワルド]: もう少しだけ…お傍にいます。▼
まだ時間のあるうちに…
お傍にいさせてください。▼
[マークス]: …好きにしろ。▼

↑

モズメ†

↑

支援C†

[ラズワルド]: あっ！
モズメ―！▼
[モズメ]: ラズワルドさん？▼
[ラズワルド]: た、助かったぁ…
これでやっと帰れるよ…▼
[モズメ]: ど、どうしたん！？
木に縛られてるなんて…▼
それ、都会で流行ってる
遊びか何かなん？▼
[ラズワルド]: い、いやぁ…
これは遊びじゃないんだなぁ…▼
一緒にお茶をした女の子に
薬かなにかを盛られちゃったみたいでさ、▼
気付いた時にはこんな状態だったんだ。▼
あーあ…
有り金全部取られちゃったよ…▼
[モズメ]: ええっ！？そんなことがあるん！？
ほんまに都会は怖いところやわ…▼
[ラズワルド]: でも、おかげでモズメに合えたから
良かったかな！▼
[モズメ]: たくましすぎる…▼
でもラズワルドさん…
あんたもうちょっと気をつけた方がええよ。▼
とりあえず、縄はほどいてあげるしな。▼
[ラズワルド]: ありがとう。▼
ところで、
モズメはここで何をしてたの？▼
[モズメ]: ああ、植樹をしようと思ってなあ。▼
昔、あたいが住んでた村の近くに、
小さな森があって…▼
木々が生い茂り、小鳥がさえずる、
最高の場所やったんや。▼
だから、ここもそんな風になったらええなと思って。▼
[ラズワルド]: そうなんだね…
なら僕にも苗木を貸してよ。▼
助けてくれたお礼に、
植えるのを手伝うから。▼
[モズメ]: あんた…
ええ人なんやなぁ。▼
いつも女の子のお尻ばっかり
追いかけたはるから…▼
何や怖い人なんかなと思ってしもてたわ。▼
[ラズワルド]: えへへ。
怖いだなんて心外だなあ。▼
モズメみたいな可愛い子には
とびきり優しくするのに。▼
女の子が笑顔になるためなら僕、
なんでもしちゃうよ。▼
[モズメ]: 騙されて、
木に縛り付けられても？▼
[ラズワルド]: うん。▼
[モズメ]: …あんた、意外とかっこええな。▼
[ラズワルド]: そう？
モズメに褒められて嬉しいよ。▼
…………▼
…悪いけど、もう一回かっこいいねって
言ってくれないかな。▼
[モズメ]: へ？なんで？▼
[ラズワルド]: 僕、女の子に褒められることが
まずないからさ…▼
その言葉を深く深く
心に焼き付けておきたいんだ。▼
有り金を無くした悲しみに耐えるためにもね。▼
[モズメ]: そ、そうか…▼
じゃあ…▼
ラズワルドさん、かっこいい！▼
[ラズワルド]: わーーーい！！▼

↑

支援B†

[モズメ]: …………▼
[ラズワルド]: モズメ…▼
[モズメ]: ラズワルドさん…
見て…▼
この前一緒に植樹した苗が…
みんな枯れとる…▼
[ラズワルド]: そうみたいだね…▼
ごめん。
僕の植え方が良くなかったのかも。▼
[モズメ]: ううん。
あんたのせいやないよ。▼
その証拠に、あたいが植えたところも全滅や。▼
はあ…なんでなん…
なんで…こんなことに…▼
[ラズワルド]: モズメ…▼
[モズメ]: …昔はな、こういうときは
村の友だちに打ち明けたんや。▼
でも、もうみんな…▼
あたい、やりきれんわ…▼
[ラズワルド]: …………▼
うっ…▼
[モズメ]: ？▼
どうしたん、ラズワルドさん…
あんたまで目に涙をためて…▼
[ラズワルド]: わかるよ…モズメの気持ちは、
痛いほどよくわかる。▼
僕も人に弱みなんて見せられなかったから…▼
[モズメ]: えっ？▼
[ラズワルド]: 耐えられないよね、
ずっと一緒にいた人がいなくなるのは…▼
それに…帰る場所が無くなってしまうのも、
辛い気持ちを打ち明けられないのも。▼
[モズメ]: ラズワルドさんも…
そんな経験があるん？▼
[ラズワルド]: うん…似たような事がね。▼
だから今の君の気持ちは、
痛いほどわかる…▼
僕でよかったら、聞いてあげるよ…
僕が君の悲しみを全部聞いてあげる。▼
モズメには、辛いのを我慢する思いは
して欲しくないからさ…▼
[モズメ]: ラズワルドさん…▼
[ラズワルド]: えへへ。こう見えて僕、
女の子の話に付き合うのには自信があるんだ。▼
気がすむまで話してよ…▼
君に笑顔が戻るまでね。▼
[モズメ]: おおきに…▼

↑

支援A†

[モズメ]: ラズワルドさん！見て！
枯れかけた木が持ち直しとるよ！▼
[ラズワルド]: …よかったね。
モズメの努力が報われたんだよ。▼
[モズメ]: ううん。
ラズワルドさん、あんたのおかげや。▼
[ラズワルド]: そんな。
僕は君の話を聞いただけで、何も…▼
[モズメ]: …あたい、知っとるんや。▼
あのあと、あんたは帰ったフリして
またここに戻ってきた。▼
それで…肥料や水をたくさん
木にやってくれたやろ？▼
[ラズワルド]: …み、見てたの！？▼
[モズメ]: うん…町で肥料をいっぱい
買ってたん知ってる。▼
あんた、今はお金がないはずやのに、
自分のために使わんとこの樹のために…▼
ほんまに、ありがとうな。▼
[ラズワルド]: そ、そんな風に褒められると…
恥ずかしいよ…▼
[モズメ]: …あんた、前に言うとったやろ。
人に弱みを見せられへんって。▼
弱みを見せたなったら
いつでもあたいに言うて。▼
あんたの相談やったら、
いつでも聞いてあげたいわ。▼
[ラズワルド]: …ありがとう。
でも…大丈夫だよ。▼
[モズメ]: なんで？
あたいやったら、頼りない？▼
[ラズワルド]: ううん、そういうわけじゃないよ。
モズメのことは信頼してる。▼
でも…女の子に弱音を吐く男なんて
かっこ悪いでしょ？▼
[モズメ]: 何言うてんの。
弱音を吐く男は、かっこ悪くなんかない。▼
だってそんな風になるまで、
今まで頑張ってきたんやもん。▼
ラズワルドさんはかっこいいで。
あたいが保証する。▼
誰が何と言おうと…▼
あんたはめちゃめちゃかっこいい、
最高の戦士様や！▼
[ラズワルド]: め、めちゃめちゃかっこいい戦士様…？▼
…………▼
あははは…そう言われると、
なんだか元気が出てきたよ…！▼
モズメにそう言われたら、
なんだかそんな気がしてきた！▼
[モズメ]: せや、その調子や。▼
そしてめちゃくちゃかっこいい戦士様は
何でもあたいに打ち明けるんやで。▼
[ラズワルド]: わかった。
じゃあそうさせてもらおうかな。▼
モズメの方からお喋りに誘ってくれるなんて
光栄だからね。▼
…モズメ。キミはかけがえのない友だちだよ。
これからもよろしく頼むね。▼
[モズメ]: こちらこそや。
これからも…よろしゅうな。▼

↑

支援S†

[モズメ]: ラズワルドさん。
用ってなんや？▼
[ラズワルド]: …うん。
モズメにある報告をしたくてね。▼
…………▼
芽が出たんだ。▼
[モズメ]: 芽？
なんの？▼
[ラズワルド]: ええと…
僕の、君への気持ちの芽が？▼
[モズメ]: えっ…▼
…………▼
どういうこと？
何か変な種でも蒔いたん…？▼
[ラズワルド]: …………▼
…えっ？▼
[モズメ]: えっ？▼
[ラズワルド]: そ、そういう意味じゃなくて…▼
…ええと、ごめん。
恥ずかしくてつい変な言い方しちゃった。▼
あのね、本当はもう少し
早くしたかったんだけど…▼
僕は、この花が咲く季節を待っていたんだ。
これ…受け取ってよ。▼
[モズメ]: わぁ、きれいな花束やわぁ。▼
あっ…でもこれ…
あたいの村にしか咲かへん花…▼
しかも、この季節にしか…▼
[ラズワルド]: そうだよ。
さすが、よく知ってるね。▼
この花の花言葉は…
「純朴な愛」▼
モズメの村では、結婚を申し込むときに
この花束を渡すって風習があるらしいね。▼
[モズメ]: その通りや…
でも、どうして…▼
[ラズワルド]: モズメと過ごすようになって、
植物のことを密かに勉強してたんだ。▼
そして、僕はこの花が咲くときを待った。▼
この花で花束を作って、
モズメに渡したくて…▼
[モズメ]: …………▼
…えっ？
っていうことは…▼
[ラズワルド]: そいうことだよ。
モズメ、結婚してくれないかな。▼
[モズメ]: ええっ！？▼
[ラズワルド]: 僕は君が好きだよ。▼
傍にいて、辛い時は支えて、
君をずっと笑顔にしてあげたい。▼
失った家族の代わりには
なれないけど…▼
僕を君の、新しい家族にしてくれないかな…？▼
[モズメ]: …………▼
…素敵やわ。
よろこんで結婚させてもらう。▼
あたいも、あんたの家族になりたい…▼
[ラズワルド]: よかった…▼
ただ、僕は別の世界に帰らないと
いけないかもしれない。そのときは…▼
[モズメ]: 帰る？それ実家のこと？
よくわからんけど、だったら多分かまへん。▼
あんたがあたいを気遣ってくれるなら、
あたいもあんたのことを気遣って当然やから。▼
それが夫婦ってもんや。▼
[ラズワルド]: モズメ…▼
…ありがとう。▼
よし、そうと決まれば結婚指輪を作りにいこう。
僕たちの未来について語り合いながら！▼
[モズメ]: せやな！▼