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オーディンの支援会話

マイユニット(男性)

マイユニット(女性)

フェリシア

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アクア

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エリーゼ

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エルフィ

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ゼロ

支援C

[ゼロ]
オーディン、仕事だ。▼
[オーディン]
?▼
[ゼロ]
今度、軍を挙げて新しい武器を開発するらしい。
その名前を考えてほしいとのことだ。▼
[オーディン]
武器の名前を考える…だと!?▼
体の底からこみ上げてくるこの轟き…
ほとばしる脳内物質…▼
光栄すぎる仕事だなっ!▼
[ゼロ]
いや、待て。
別にお前にご指名があったわけじゃない。▼
軍の全員に出たお触れだ。▼
で、俺たち二人はレオン様の組として
共同で案を出すんだそうだ。▼
そうして各組から集まった中から
優秀作が選ばれ…▼
正式な名前が決定するらしい。▼
[オーディン]
…なるほど。ふっ、ではゼロ。
貴様はこの件は休みでいい。▼
これは、完全に我が得意分野だ!▼
[ゼロ]
わかった。
じゃあそうさせてもらうとするか。▼
[オーディン]
さてと、さっそく考えるとしよう!▼
…一つ目の新武器は剣か…
力強そうなのがいいなー…▼
強そう…怒涛…
「怒涛の…」がいいか…▼
…いや、今決めるのはもったいない。
よし、剣はいったん置いておくぞ。▼
次は杖か…色からして、赤…▼
「深紅の」…「深紅の」…▼
…いや待てよ。逆に…▼
[ゼロ]
言っておくが締め切りは近いぞ。
ゆっくりしている暇はないからな。▼

支援B

[オーディン]
おい、ゼロ!
なんだこれは!?▼
[ゼロ]
騒々しいな。
どうした?▼
[オーディン]
武器の名前だよ!
なんで勝手に応募しちゃったんだよ!▼
俺はまだ悩み中だったんだぞ!▼
しかも見ろ!
この名前!▼
「怒涛のミステルトィントィン」▼
「深紅のギンギンロッド」…▼
なんだこのロマンの無さは!
ふざけるのもいい加減にしろ!▼
[ゼロ]
ふざけてなんかいないぞ。
むしろふざけていたのはお前のほうだ。▼
[オーディン]
何っ?▼
[ゼロ]
俺はもう締め切りだと言ったのに、
お前はもう少し考えさせろと言った。▼
だがそれでは未提出ということになり、
レオン様の顔に泥を塗ることになる。▼
だから俺が完成させて提出しておいたんだ。
なんの問題もないはずだが?▼
[オーディン]
…いいや、逆だ。
締め切りなんか少しくらい遅れたっていい。▼
大事なのは命名の質、センスだ。▼
低レベルな案を出したほうが、
レオン様の顔に泥を塗ることになる!▼
[ゼロ]
…締め切りが過ぎても、
本当にイイ案を出せていたのかねえ…▼
いつものお前のノリで
ヌルヌルと滑り気味だったんじゃないか?▼
[オーディン]
…………▼
ほう…では貴様のいつもの戯言は
滑っていないとでも言うのか?▼
貴様のあれこそが、
レオン様の評判を落としているのだ。▼
[ゼロ]
ほう…言うねえ。▼
素性を調べても何も出てこない…
過去が無い奴に言われたくはないね…▼
[オーディン]
!?▼
貴様…
俺の過去を調べていたのか…▼
[ゼロ]
当然だ。俺はレオン様に恩がある。
レオン様のためにここにいる。▼
だから、レオン様を脅かす可能性のある
怪しい輩は、全て調査済みだ。▼
[オーディン]
くっ…
もういい、この話はやめだ。▼

支援A

[オーディン]
ゼロ…
この間はすまなかった。▼
[ゼロ]
オーディン…▼
[オーディン]
実は…俺たちの案が
二次選考に駒を進めたそうだ…▼
[ゼロ]
本当か?▼
[オーディン]
ああ…しかも聞いて回った限りでは…▼
「オーディンっぽさが薄くていい」とか
言われているらしい…▼
…ってことは、俺が締め切りを
破って一人で考えたとしたら…▼
一次選考で落ちていたかもな…▼
…今のところ、
レオン様の顔に泥を塗らずに済んでいる。▼
これはお前のおかげだ。▼
[ゼロ]
…いや、俺はただテキトーに書き足しただけ。
ナニもしてはいない…▼
…そんなことより、俺も言いたいことがある。
お前の素性を調べていたことを謝りたい。▼
[オーディン]
…え?
い、いや…あれは仕方ないことだ。▼
誰だって、どこの馬とも知れない奴が
同僚になったりしたら、気になるだろうしな。▼
…別に、やましい過去があるわけじゃないんだ。
だから本当はお前にも話してやりたいんだが…▼
[ゼロ]
いや、言う必要はない。▼
お前にどんな過去があったにせよ、
肝心なのは「レオン様が選んだ」という事実だ。▼
俺はその事実を大事にするべきだった。▼
…それに俺だって、レオン様に拾っていただく
前のことは、人に言えたようなものじゃない。▼
[オーディン]
…………▼
…ゼロ。
お前、本当にレオン様想いなんだな。▼
[ゼロ]
お前こそな。▼
[オーディン]
…ゼロ。
俺…ずっと考えていたんだ。▼
レオン様のために一番よくないのは、
俺たちがギスギスすることじゃないかって…▼
せっかくレオン様に選んでもらった二人なんだ。
これからはもっと仲良くやっていこうぜ。▼
[ゼロ]
ああ、同感だ。▼
[オーディン]
よかった…
そこでさっそくなんだが…▼
[ゼロ]
?▼
[オーディン]
今度は新しく防具を開発するから、
その名前も考えてほしいそうだ。▼
一緒にやってくれるよな?
我が色を薄める仕事を頼まれてくれ!▼
[ゼロ]
いや、今度こそお前一人でやれ。▼

ニュクス

支援C

[オーディン]
ニュクス。
ちょっと時間はあるか。▼
[ニュクス]
ええ、どうしたの?▼
[オーディン]
貴様…俺の同類だな?▼
[ニュクス]
えっ?▼
[オーディン]
俺たちは共に
その身を闇に染めし者…▼
だから、同類…▼
[ニュクス]
え、あぁ…そうなの?▼
[オーディン]
「幼い頃から呪術の才が
ずば抜けて高かった」▼
「禍々しい術を使うニュクスを、
家族は腫物を扱うかのように育てた」▼
これが俺の聞いた貴様の過去だ。▼
…はっきり言って素晴らしい。▼
いや、素晴らしいどころか
その遙か彼方の常闇を爆走している。▼
その煌めき…たたずまい…どこを取っても
かっこよすぎて憧れてしまう。▼
だから、認めよう。
貴様は我が同類…闇の同胞であると…▼
[ニュクス]
…………▼
…ごめんなさい。
全く意味がわからないんだけど。▼
[オーディン]
意味など分からなくていい…▼
俺はお前に、羨望に近い
憧れを抱いている…▼
まあ、平たく言うと、
仲良くしようということだ…▼
[ニュクス]
そ、そう…
よろしく…▼

支援B

[オーディン]
来たな…ニュクス。▼
[ニュクス]
オーディン…何か用?▼
[オーディン]
俺とい様は闇の同胞…
一つの昏き道を歩みし者だ…▼
先日はその存在を認め
固く絆を結びあったが…▼
真の異端はただ一人…
頂に二人は並び立てない。▼
だから、決着をつけよう。
互いの呪術の真名をもって。▼
[ニュクス]
相変わらず貴方の言うことは
意味がわからないのだけど…▼
呪術の勝負でも
したいということかしら?▼
[オーディン]
いや、呪術道具の名前勝負だ。▼
[ニュクス]
? ええと…?▼
[オーディン]
では行くぞ!
手始めにこの呪術道具…▼
我が左手に宿りし
この呪装の名は…▼
真に灰色なる器…
アッシェ・フランシェ!▼
[ニュクス]
…………▼
[オーディン]
さあ。お前も呪術道具の
真名を明かすがいい。▼
[ニュクス]
貴方、その道具全部に
いちいち名前つけてるの?▼
残念だけど…
私にそういう趣味はないから。▼
[オーディン]
ば、馬鹿な!
なぜ道具に名前をつけない!?▼
[ニュクス]
馬鹿なって言われても…
別に必要ないでしょう。▼
[オーディン]
くっ…見損なったぞ、ニュクス。▼
闇にその身を染めし者に
あるまじき暴挙だ。▼
貴様のことを
我が同胞と思っていたのに…▼
[ニュクス]
なんだか期待させてしまった
みたいで申し訳ないけど…▼
やっぱり、貴方の言うことは
意味が分からないわ。▼
[オーディン]
では呪術の技名はどうだ?
お前の持つ必殺技の名を…▼
[ニュクス]
呪術なら数えきれないほど
編み出したけど…▼
名前なんて、
考えたこともなかったわ。▼
[オーディン]
!!▼
[ニュクス]
な、何…?_▼
[オーディン]
「名前なんて、
考えたこともなかった」…か…▼
逆に…
逆に…格好良いかもしれん。▼
闇に染まりし者にふさわしい
底知れない虚無を感じる…▼
な、なんだ。この敗北感は…
真の闇は、貴様だというのか…▼
[ニュクス]
私、もう行っていいかしら?▼

支援A

[ニュクス]
オーディン。▼
[オーディン]
来るな…貴様を見ると…
俺は怒濤の劣等感に苛まれるのだ…▼
[ニュクス]
劣等感?▼
[オーディン]
ニュクス…
貴様の過去の続きを知った。
「幼いころ、禁忌の呪術によって
大量殺戮を行い…」
「その呪いの代償として、身体は
幼い姿のまま成長できない…」▼
[ニュクス]
…ええ、その通りよ。▼
[オーディン]
俺の負けだ…▼
[ニュクス]
え…?▼
[オーディン]
貴様の過去、貴様の言動…
どれも真なる闇そのものだ…▼
貴様に比べれば、
俺は偽…紛い物かもしれん…▼
くっ…俺にも
貴様のような過去があれば…▼
[ニュクス]
よくわからないけど…▼
オーディン。
私は貴方が羨ましいわ。▼
[オーディン]
何…?▼
[ニュクス]
私にはまだ理解できないけど、
貴方には強い情熱があって…▼
それを満たすことで
大きな喜びを感じている。▼
そうでしょう?▼
[オーディン]
あ、ああ…確かにそうだ。▼
[ニュクス]
それを、私は
たまらなく羨ましく思う。▼
私には、そういうものが
何もないから…▼
[オーディン]
…………▼
[ニュクス]
だから、貴方は貴方のままでいいの。
私は貴方のことを認めているわ。▼
[オーディン]
…そ、そうなのか?▼
[ニュクス]
ええ。▼
[オーディン]
な、ならいいかな…▼
[ニュクス]
ありのままの姿が一番ということ。
私も、貴方もね…▼

支援S

[ニュクス]
オーディン、どうしたの?
こんなところに呼び出したりして。▼
[オーディン]
ニュクスか。▼
…実は、子どものことを考えていたのだ。▼
[ニュクス]
子ども?▼
[オーディン]
ああ。
貴様との間に生まれる子どものことだ。▼
[ニュクス]
はっ?▼
[オーディン]
その子どもは貴様の血を引き継ぐだろう。
そして、すさまじい能力を有するはずだ。▼
俺の憧れは世代を超えて実現する。
まさに親と子の夢の懸け橋だ。▼
すごいなー。かっこいーなー。
…そんなことを考えていたんだ。▼
[ニュクス]
…………▼
つまり。▼
遠回しのプロポーズって受け取ればいいの?▼
[オーディン]
ま、まあ…
そう受け取ってもらってもいい…▼
[ニュクス]
そう…▼
がっかりしたわ。▼
[オーディン]
えっ?▼
[ニュクス]
情けないわね…男なんだから、
決めるところは決めなさい。▼
まったく…最近の若い子は
すぐに予防線を張るんだから。▼
[オーディン]
最近の若い子、って…
その見た目で言うなよな…▼
[ニュクス]
何か文句でも?▼
[オーディン]
い、いや…何も。▼
俺だって…お前が普通の女性であったなら
堂々とプロポーズしただろう。▼
しかし、俺はお前を前にすると…
その…なんだ…▼
巨大な畏敬の念の裏返しというか…
激しい劣等感が…▼
[ニュクス]
オーディン。
そういうのやめてくれる?▼
前も言ったでしょう。
私は貴方を認めているって。▼
[オーディン]
それはそうだが…▼
[ニュクス]
いい? ちゃんと言って。
これが最後のチャンスよ。▼
[オーディン]
わかった。▼
…………▼
ニュクス…
俺はお前に惚れている。▼
…結婚してくれ。▼
この指輪を受け取ってほしい。▼
[ニュクス]
…………▼
ありがとう…▼

カミラ

支援C

[カミラ]
…………▼
[オーディン]
カミラ様、どうしたんですか?
なんだか表情が冴えないような…▼
[カミラ]
…オーディン。
いえ、なんでもないわ。▼
[オーディン]
そうですか。
それならいいんですけど…▼
[カミラ]
それで、あなたはどうしたの?
私に何か用かしら。▼
[オーディン]
ああ、そうでした。
以前からお聞きしたいことがありまして。▼
[カミラ]
ええ、なんでも聞いてちょうだい。▼
[オーディン]
カミラ様のその鎧…
なんていう名前なんですか?▼
[カミラ]
えっ?▼
どうして?
あなたも着たいの?▼
[オーディン]
着る…!?▼
そ、その発想はなかった…
だが、実際に夢想してみるとどうだ…▼
確かに俺がこれを着たら、絶空の彼方より
天使が舞い降りる姿に見えるかもしれんな…▼
[カミラ]
オーディン?
何をブツブツ言っているの?▼
[オーディン]
へっ!?▼
あ、いえ…なんでもありません!
ちょっと意識が虚空の彼方に惑ってしまって。▼
実は俺、ずっと興味を持ってたんですよ。
カミラ様のかっこいい鎧に!▼
[カミラ]
かっこいい…鎧?
これが?▼
[オーディン]
はい!▼
その独特な漆黒…個性的な形…
非の打ちどころがありません!▼
いったいどんな崇高な名称が
ついているのだろうと…▼
それを考えるだけで、
俺の魂が疼くんです!▼
[カミラ]
うーん…名称って言われても…
特に名前があるわけじゃないわ。▼
[オーディン]
そ、そうなんですか…!?
それは何とも…もったいない。▼
[カミラ]
だったら、あなたが名前をつけてちょうだい。▼
[オーディン]
えっ、ほんとですか!
いいんですか!?▼
[カミラ]
ええ、あなたならきっと
素敵な名前を付けてくれるだろうし。▼
楽しみにしているわね、オーディン。▼
[オーディン]
はい!▼

支援B

[オーディン]
カミラ様!
鎧の名前、考えてきましたよ。▼
[カミラ]
まあ…待っていたわ。
さっそく聞かせてちょうだい。▼
[オーディン]
わかりました。
ずばり、鎧の名前は…▼
月魄の加護を受けし豊麗…
〈グロースアルティヒ・モーント〉!▼
…なんてどうでしょう。▼
[カミラ]
ぐろーす…何ですって…?▼
[オーディン]
グロースアルティヒ・モーントです。▼
俺はその鎧をイメージし、
暗黒の深淵で瞑想を行いました…▼
すると、二つの言葉が
俺の心に舞い降りてきたんです。▼
一つは「豊麗」。▼
意味はそのまま。
豊かで麗しいことです。▼
二つ目は「月魄」。
月の精を意味します。▼
この言葉に狂気の融合を授けると…
顕現してきたのです…▼
「グロースアルティヒ・モーント」という
神名が!!▼
[カミラ]
…………▼
そう。
じゃあ、それでいいわ。▼
[オーディン]
へっ?
いやいやいや~。▼
それでいいだなんて…
淡々としすぎじゃないですか?▼
もうちょっと議論しましょうよ!▼
[カミラ]
議論? どうして?▼
私、その名前がとっても素敵だと思うわ。
だから議論なんていらないと思うけど…▼
[オーディン]
そ、そうですか…?▼
適当に流してるとかじゃなくて、
気に入ってくれたってことですか?▼
[カミラ]
ええ、もちろんそうよ。▼
[オーディン]
…………▼
まさか一つ目で決まってしまうとは…
大誤算だ…▼
[カミラ]
あら?
その手に持っている紙の束は?▼
[オーディン]
これは、その鎧の名前候補です。
ざっと百二十個考えてきました。▼
[カミラ]
ひゃ、百二十ですって!?▼
[オーディン]
はい。この中から気に入ったものに
していただこうと思ったのですが…▼
必要なかったようですね。
で、でも全然問題ありません!▼
後の百十九個は悠久の彼方に
ばばーんと放り投げてきます!!▼
[カミラ]
そ、そう?
ごめんなさいね。▼
でも、ありがとうオーディン。
私のために…とっても嬉しいわ。▼
[オーディン]
いえ。これぐらいはお安いご用です!▼

支援A

[カミラ]
あっ、オーディン。
この前はどうもありがとう。▼
鎧の名前のこと、さっそく
カムイに話してみたのよ。▼
そしたらね、姉さんっぽくて
似合っているって言われたわ。▼
[オーディン]
ほ、ほんとですか?▼
[カミラ]
ええ。
嘘をついてもしょうがないじゃない。▼
[オーディン]
…………▼
なんという光栄だ…
俺の名付けがこんなに認められるなんて…▼
[カミラ]
ど、どうしたの!?
オーディン、泣いてるの!?▼
[オーディン]
い、いえ…
これは涙ではありません。▼
これは怠惰な逃走者…
別名〈レイジー・ゲッタウェイ〉です。▼
[カミラ]
そ、そう…▼
とにかくありがとう、オーディン。
私、このところ悩んでいたの。▼
王族として、暗夜王国のために
私はどうあるべきなのかって…▼
でも、あなたが鎧に名前を付けてくれて、
進むべき道が見えてきた気がするの。▼
[オーディン]
…え?
そうだったんですか。▼
[カミラ]
この鎧は〈グロースアルティヒ・モーント〉。
麗しい月の精が宿っている…▼
そう考えると、
鎧が私の一部のような気がしてきて…▼
戦士として、王族として、なりたい私が
見えてきたような気がするの。▼
あなたのおかげよ、オーディン。▼
[オーディン]
…………▼
ふっ…! ふふふふふふふ…
この愉悦は遙かなる地平線のようだ…▼
全知全能の漆黒の堕天使たちよ…
我に極紅の愉悦を与えたまえ…▼
[カミラ]
オーディン?
またブツブツ言ってるわよ?▼
[オーディン]
はっ。すみません。
意識が歓喜の園に誘われていました…▼
でも…はぁーあ。
よかったああ…▼
[カミラ]
どうしたの?▼
[オーディン]
カミラ様が打ち明けてくれたので、
俺も話していいですか?▼
実は…俺も悩んでたんですよ。
最近、いい名前が思いつかなくて。▼
でもカミラ様がグロースアルティヒ・モーントを
一発で気に入ってくださったおかげで…▼
なんだか自信が戻ってきました!▼
[カミラ]
まあ…! 良かったわ。▼
[オーディン]
ふっ…今の俺の力は無限…▼
選ばれし世界線よりの力が極彩色の光を放ち、
再びこの身体に舞い降りたようだ…▼
[カミラ]
うふふ…面白い子。
ええ、それでこそあなたよ。▼
これからも悩みがあったら言いなさい。
なんでも聞いてあげるから。▼
[オーディン]
ほんとですか!?
わーい、ありがとうございます!▼
よろしくお願いしますね、カミラ様っ!▼

支援S

[カミラ]
オーディン、どうしたの?
話があるって聞いたけど…▼
[オーディン]
い、いえ…
それが、その…▼
[カミラ]
もしかして、また自信を失っているの?▼
だったらいい話があるわ。▼
実は軍の仲間たちにも、
鎧の名前のことを話したのよ。▼
そしたら、みんなも衣装や武器に、
名前をつけてほしいですって。▼
[オーディン]
そうですか…▼
[カミラ]
…あら?
嬉しくないの?▼
[オーディン]
光栄ではあるんですけど、お断りします…▼
[カミラ]
どうして…?▼
[オーディン]
普段の俺なら、
喜び勇んで引き受けたと思います。▼
でも今は違うんです。▼
軍のみんなのためには、
いい名前が浮かびそうにないので…▼
[カミラ]
そう…
またうまく名付けができなくなっているの?▼
[オーディン]
はい…
原因はカミラ様…あなたです。▼
[カミラ]
えっ? わ、私…?▼
[オーディン]
〈グロースアルティヒ・モーント〉は
カミラ様のことを考え抜いて出た言葉。▼
他の人では…
同じように入り込めそうにないんです。▼
あなたに匹敵するほど素敵な人物じゃないと、
しばらく名付けは無理なんです。▼
[カミラ]
え? オーディン…
それって…▼
[オーディン]
はい。俺はあなたが好きです!▼
実は今日お呼びしたのは…
この気持ちを伝えたかったからなんです。▼
カミラ様…これを受け取ってください。
俺とあなたをつなぐ…黎明たる虹の架け橋です。▼
[カミラ]
これは…結婚指輪?▼
[オーディン]
そうです。▼
あなたに結婚を申し込みたい。
そう思って、お呼びしたのです。▼
でも、断るならきっぱり言ってください。
覚悟はできてます。▼
[カミラ]
断る?
どうしてそう思うの?▼
私はすごく嬉しいのに。▼
[オーディン]
…へっ?▼
[カミラ]
うふふ…私ね、子どもがほしいの。▼
あなたなら子どもの名前も、
素晴らしいものを閃いてくれそうね。▼
[オーディン]
えっ? えっえっえっ?
それって…▼
ただの名付け親じゃなくて、
カミラ様と夫婦になれるってこと…ですか?▼
[カミラ]
ええ、そういう意味よ。
よろしくね。▼
[オーディン]
あわわ…ほ、本当ですか!
ぜったい断られると思ってたのに!▼
[カミラ]
ふふふ。
あなたを見ていると母性がうずくわ。▼
まるで、カムイがもう一人
増えたみたいな感覚よ。▼
ああ、私の愛しい人…
これからはずうっと一緒よ…?▼
[オーディン]
は、はい!
すっごく嬉しいです!▼
カミラ様が望むなら、
子どもの名前だってたくさん考えますよ!▼
[カミラ]
嬉しいわ。▼
じゃ、みんなの元に行きましょう。
仲良く手をつないで、結婚の報告をしに…▼

ルーナ

支援C

[ルーナ]
…………▼
[オーディン]
どうした、ルーナ。
表情が冴えないぞ。▼
[ルーナ]
ああ、オーディン。▼
…なんかね、一人でぼーっとしてると
寂しくなっちゃって。▼
[オーディン]
寂しい?▼
[ルーナ]
そう。▼
[オーディン]
何がお前に
寂寥をもたらしているというのだ?▼
[ルーナ]
…大きな声じゃ言えない話だけど…▼
…ほら、遠く離れた故郷って言うの?
それが恋しいっていうか…▼
なんか、ホームシックになってるのかも…▼
[オーディン]
ホームシック…か。▼
[ルーナ]
あんたにはそういうのはないの?▼
[オーディン]
今のところは大丈夫だ。▼
[ルーナ]
…うらやましいわ。▼
…あーあ。
どうしたらスッキリできるんだろう。▼
[オーディン]
…………▼
…仕方ない、あの手で行くか。▼
[ルーナ]
ん?
何かいった?▼
[オーディン]
いや、何も…▼

支援B

[オーディン]
ルーナ。
表情が明るくなっているな。▼
[ルーナ]
ええ、ちょっとだけ寂しさはなくなったわ。
実はね、昔の知り合いたちの夢を見たのよ。▼
[オーディン]
ほう。
それはどんな夢だ。▼
[ルーナ]
場所は温泉だったわね…
あれは、前に行ったところなのかなぁ…▼
夢の中のあたしは髪を染めて、
かわいい浴衣を着ていたわ…▼
[オーディン]
ほう…▼
[ルーナ]
あ、夢の中にはあんたもいたのよ。▼
[オーディン]
ほう。
俺はどんなだった?▼
[ルーナ]
…うんとね。▼
確か…あんたも浴衣を着ていたと思う。
そしていつも通りにかっこつけてたわ。▼
…でもおかしいのよね。▼
なんか、夢の中のあんたは
ちょっとかっこよかったかも…▼
[オーディン]
ふふ…当然のことだ。
…いや、少し美化しすぎただろうか…▼
[ルーナ]
え、何か言った?▼
[オーディン]
い、いや…何も…▼
いずれにしても、よかった。
寂寞から解放されたようで安堵したぞ。▼
[ルーナ]
ううん、まだ解放されたわけじゃないわ。
心のどこかは寂しいままよ。▼
[オーディン]
そうなのか…
ではまた今夜にでも…▼
(暗転)
[ルーナ]
すぅ…すぅ…▼
[オーディン]
ルーナ?
起きてるか?▼
…よし、無反応を確認。
またしてもぐっすり眠っているようだ。▼
さてと、今夜もいい夢を見せてやろう。
俺の呪いの最高傑作…「夢戯曲」でな…▼
そして、寂寞からの真の解放を得るのだ…▼
…今回は、そうだな…
収穫祭かなんかの夢にしてやろうか…▼
そして祭りの最後に俺が新作の呪いを発表して、
一躍、世界の覇者になる…▼
おお、いい流れじゃないか。
ではさっそく…▼
無意識の狭間を行き交う暗黒獣たちに告ぐ…
我に力を授けよ…▼

支援A

[ルーナ]
オーディン。
怒らないから正直に答えて。▼
[オーディン]
…なんだ。▼
[ルーナ]
あんた、この間…
あたしの寝床に忍び込んだでしょう?▼
[オーディン]
ええっ!?
お、俺はそんなこと…▼
[ルーナ]
じゃあこの紙切れは何?
「あたらしいのろいのメモ」って書かれてる。▼
この気持ちの悪い草が
あたしの枕元に落ちていたのよ。▼
こんなバカみたいなメモとか怪しげな草とか
持ち歩くのは、あんたくらいしかいないわよね?▼
[オーディン]
う、うぅ…▼
[ルーナ]
あたしの寝床で何をしていたわけ!?
いやらしいこととかしてたら許さないから…▼
[オーディン]
ち、違う!
それは断じてない!!▼
[ルーナ]
じゃあ何してたのよ!
言わないならみんなに言いふらすわよ!▼
[オーディン]
わ、わかった。
白状する。▼
実はな…
お前にいい夢を見せてやってたんだ…▼
[ルーナ]
…は?▼
[オーディン]
その紙が落ちていた朝、寝覚めはどうだった?
いい気分で目覚めただろ?▼
[ルーナ]
ま、まぁ…また、懐かしいみんなと
一緒に過ごす夢だったわ。▼
[オーディン]
内容は?
収穫祭じゃなかったか?▼
[ルーナ]
そ、そうよ…
どうして知っているの?▼
[オーディン]
それは俺が吹き込んだ夢だ。▼
お前を寂しさから解放してやろうと思って
枕元で夢を操作してやっていたんだ。▼
[ルーナ]
な、何よ、それ…
そんなことできるの?▼
[オーディン]
ふっ…今回だけじゃない。その前もそうだ。
俺の魔力を持ってすればチョロいものでな…▼
その草を手に、寝ているお前の耳元で
夢の内容を繰り返し語ってやればいいのだ。▼
[ルーナ]
何それって言いたいところだけど…
…でも、確かに思い当たる節があるわ…▼
だって、どの夢でもあんたが
異様にかっこよく描かれていたから…▼
収穫祭の夢の中で、
あんたは新作の呪いの発表をしていたわ。▼
それでその呪いが認められて
世界の覇者になってたし…▼
[オーディン]
素晴らしいじゃないか。
俺もその夢を見たかった。▼
[ルーナ]
…なんかすごくバカバカしいけど、
本当の話みたいね…▼
…とりあえず、みんなに言いふらすのは
許してあげる。▼
あたしのためにない知恵を
振り絞ってくれたんだろうからね。▼
でも今度から夢を操作する時は
あたしの許可を取ってからやって。▼
あとあんたを異様にかっこよく描くのは禁止。
これも守ってもらうわよ。わかった?▼
[オーディン]
わ、わかったよ…
それが楽しいんだけどなぁ…▼

支援S

[オーディン]
来てくれたか、ルーナ。
待ったぞ。▼
[ルーナ]
…ど、どうしたのよ…
こんなところに呼び出して…▼
[オーディン]
いきなりだが、はっきり言わせてくれ。▼
[ルーナ]
うん…何?▼
[オーディン]
俺と結婚してほしい。▼
[ルーナ]
…………▼
は?▼
[オーディン]
…朝、目覚めて、
いてもたってもいられなかった。▼
お前の素晴らしさに、
胸がときめいてしまってな。▼
そして決意したんだ。
お前と結婚したいと…▼
[ルーナ]
…あ、あれ…▼
仕返しに寝てるオーディンの耳もとで
あることないこと吹き込んだら…▼
本当に効いちゃったのかな…▼
オーディンにやられたことを
そのまんまお返ししたんだけど…▼
[オーディン]
ルーナ?
どうした?▼
[ルーナ]
い、いえ…なんでもないわ。▼
[オーディン]
そういうわけで、とびきりの指輪を用意した。
受け取ってほしい。▼
[ルーナ]
…………▼
わ、わかったわよ…
受け取ってあげるわ。▼
[オーディン]
本当か…
最高にうれしいぞ…▼
も、もしかして、
お前も俺のことが好きだったとか?▼
[ルーナ]
なっ…!
べ、別に、そういうことじゃないわ!▼
ただなんとなく、そうね…
そう、責任を取ってあげるだけよっ!▼
[オーディン]
責任を取る?▼
[ルーナ]
いえ…なんでもないわ。
つい口が滑っちゃった。▼
[オーディン]
お、お情けで結婚するなら
別にいいんだぞ…▼
俺は深く深く落ち込むことになるが…▼
三日三晩ほど、真っ暗な天幕の隅で
膝でも抱えていれば元に戻るだろう…▼
[ルーナ]
何よそれ、気持ち悪い。▼
[オーディン]
ガーーーーーン……▼
気持ち悪いとか言うなよ…▼
[ルーナ]
別に…あたしはお情けで
あんたと結婚するわけじゃないわよ。▼
あたしも…あ、あんたのこと…
好きだから。▼
[オーディン]
え?▼
[ルーナ]
一回で聞きなさいよ馬鹿!!
あたしもあんたのことが好きだって言ったの!▼
[オーディン]
ほんとか!!▼
[ルーナ]
ええ…あんたとは、
ここに来る前からずっと一緒だったし…▼
良い奴だってことはわかってるからね。▼
[オーディン]
そうか…
ありがとう、ルーナ!!▼
[ルーナ]
あたしたち…今までいろんなことがあったけど、
きっと幸せになれるわよね。▼
[オーディン]
ああ。幸せになろう。
必ず…!▼

ベルカ

支援C

[ベルカ]
オーディン。
話がある…▼
[オーディン]
なんだ?▼
[ベルカ]
あなたは優秀な術士と聞いた。
そこで聞きたいんだけど、どの程度優秀なの…?▼
[オーディン]
どの程度優秀か…だと?▼
ふっ…そんなことを聞くために訪ねてきたのか。
ならば教えてやろう。▼
ある者は俺をこう称した。
狂気の天才、と…▼
そしてまたある者は、こう称した。
もはや人ではない、と…▼
世界広しと言えど、俺ほどの
術士はそういないはずだ…!▼
[ベルカ]
…それなら安心ね。
実は特殊な術を頼みたいの。▼
[オーディン]
へっ? 特殊な術?▼
[ベルカ]
ええ。私は人間らしい感情がほしい。
そのための術を作ってもらいたいの…▼
[オーディン]
人間らしい感情だと?
理由は?▼
[ベルカ]
ごめんなさい…
理由は言いたくない…▼
[オーディン]
そ、そっか…▼
まあいいだろう。
任せておけ。▼
この…漆黒のオーディンにかかれば、
人間らしい感情の取得など容易そのもの。▼
さっそく術の作成に取りかかってみる。▼
[ベルカ]
ありがとう…▼

支援B

[オーディン]
ベルカ、例の術が完成した。
名前は<ガンガイゾン・ドメイデュオー>だ。▼
[ベルカ]
ガンガイゾン・ドメイデュオー…?▼
[オーディン]
そうだ。心がときめく名前だろう。
ま、とりあえずそこに座れ。▼
[ベルカ]
わかった…▼
[オーディン]
ではさっそく行くぞ…
ガンガイゾン・ドメイ…!▼
[ベルカ]
ちょっと待って…▼
この術を受ければ、
人間らしい感情が備わるのよね…▼
[オーディン]
ああ、ちゃんと備わる。
備わりすぎて困るくらいに備わるはずだ。▼
[ベルカ]
そう…
別に普通で…人並みでいいけど…▼
[オーディン]
いいから安心しろ。行くぞ…
ガンガイゾン・ドメイデュオー!!
(暗転)
…さあ、これで完了だ。▼
[ベルカ]
…………▼
前と特に変わった感じがしないわ…
本当にかかったの…▼
[オーディン]
もちろん、かかっている。▼
ここからはお前の信じる心次第で
効果が増減する。▼
[ベルカ]
そう…
ありがとう…▼
[オーディン]
しかし…この間も聞いたが、
どうしてこんな依頼をしにきた?▼
話を聞かせてくれれば、
それをもって報酬としてやる。▼
[ベルカ]
…………▼
わかったわ…
話す…▼
私は望まれない子供として生まれて、
物心ついたころに親に捨てられたの…▼
親からは教育どころか、愛情も…
優しい言葉ももらったことがなくて…▼
私に人間らしい感情がないのは
そういうことが理由なのかも…▼
だとしたら、過去に縛られるのは嫌…
そう思ってあなたに頼みにきたの。▼
[オーディン]
なるほど…▼
確か、お前は殺し屋だったんだよな。
どういう経緯でそんな仕事を…▼
[ベルカ]
親に捨てられた私は、貧民街で生き抜いた。
その手段が殺しだったというだけのこと…▼
[オーディン]
…なんだその話は…
かっこよすぎるだろ…▼
報酬代わりだからって
話を盛る必要はないんだぞ?▼
[ベルカ]
いいえ。
盛っていないわ…▼
[オーディン]
そ、そうなのか…▼
不謹慎ではあるが、胸がときめく話だった。
報酬はこれで十分だ。▼
これからは素敵な人生を送ってくれよ。▼
ガンガイゾン・ドメイデュオーの精霊と
ともにあらんことを。▼

支援A

[ベルカ]
…オーディン。
ちょっといいかしら。▼
[オーディン]
どうした。
目に紅蓮の炎が灯っているぞ…▼
[ベルカ]
あなたにかけてもらった術…
なんの効果もなかったわ。▼
[オーディン]
…………▼
本当に?▼
[ベルカ]
ええ。▼
私はちゃんと対価を払ったはずよ。
それなのに効果がないなんて…許せない…▼
[オーディン]
あわわわわ、わかった! わかったから!
そんな殺意のこもった目で見ないでくれ!▼
術はまだ終わりじゃない!
だからまだ効果が出なくて当然なんだよー!▼
[ベルカ]
まだ…終わりじゃない?▼
[オーディン]
ああ、そうだ。
その間のは下準備に過ぎない。▼
料理で言えばお湯を火にかけただけの状態。
…いや、ダシを取ったくらいはあるだろうか。▼
いやいや、純白のまな板に食材を並べて…▼
[ベルカ]
例えはいいから。
終わりじゃないなら術を続けて。▼
[オーディン]
わかった。
さっそく続きを行おう。▼
続きの内容は…実技だ!▼
[ベルカ]
実技?▼
[オーディン]
そうだ。
ここで実際に顔の表情を作ってもらいたい。▼
感情とは不思議なものだ。▼
嬉しい顔が作れれば、心までも嬉しくなる。
そういうものだと聞いたことがある。▼
[ベルカ]
…本当かしら。▼
[オーディン]
とりあえず俺に続けてやってみるがいい。
まずは…▼
<金色の歓喜>!▼
…ほら、ベルカ。歓喜だ。
お前の喜びを見せてみろ。▼
[ベルカ]
…………▼
[オーディン]
お前には表情を柔らかくする術を
既にかけてある。▼
思い切りよくやればきっとできる!▼
[ベルカ]
…こ、こうかしら。▼
[オーディン]
…ちょっと俺とは違うがまあいい。
それがお前なりの歓喜なんだろうからな。▼
次の表情はこれだ…
<禁断の憤怒>!▼
[ベルカ]
…こうかしら。▼
[オーディン]
おお、いいぞ!
次は苦しみ…<深淵の艱難>!▼
[ベルカ]
はい。▼
[オーディン]
合格だ…!
なかなかよかったぞ、悪くない。▼
わずかだがお前に感情が見て取れた。▼
今日はお前の
ガンガイゾン・ドメイデュオー記念日だ…▼
[ベルカ]
ありがとう。
少しだけ未来が開けた気がするわ。▼
[オーディン]
そうか…よかった…
いろんな意味で本当によかった…▼
[ベルカ]
もしあなたさえよければ、
これからもお願いしたいんだけど。▼
[オーディン]
もちろんだ。
漆黒のオーディンが徹底的に指導してやろう。▼

支援S

[オーディン]
ベルカ。
今日、呼んだのは他でもない。▼
ガンガイゾン・ドメイデュオーの実技を
終了しようと思うのだ。▼
[ベルカ]
えっ?
どうして?▼
[オーディン]
もう、必要なくなるからだ。▼
とりあえずまず指輪をはめてもらいたい。
そして、俺と結婚式を挙げるのだ。▼
[ベルカ]
…………▼
どういうこと?▼
[オーディン]
だから、俺と結婚するんだ。▼
[ベルカ]
かけてもらっている術と結婚に
どういう関係があるの…▼
[オーディン]
お前は俺に言った。▼
親からは教育どころか、
愛情も笑顔ももらったことがないと。▼
[ベルカ]
ええ。▼
[オーディン]
これからは俺がお前に、
愛情と笑顔を与えたいんだ。▼
お前が今まで貰えなかった分までな。▼
二人でいろんな経験をともにして、
二人で心の底から笑い…▼
二人で憤怒して、涙を流して…▼
そんな夫婦になれれば、
術も実演も必要ない。▼
お前も本当の意味で人間らしい感情を
手に入れることができるだろう。▼
それを俺が全力で支援する。
指輪はその証だ。▼
[ベルカ]
少し…理解した…▼
[オーディン]
まずは二人でこの世界の全てを感じ取ろう。▼
それに飽きたら、お前を連れて
別の世界へと羽ばたき…▼
…いや、今はそんなことはいい。
俺が言いたいのは…▼
お前を愛している。
…ということだ。▼
[ベルカ]
…………▼
まさか私がプロポーズされるなんて
思ってもいなかった…▼
だから今はすごく戸惑っている…▼
[オーディン]
そうか…▼
[ベルカ]
でも、一つだけわかることがある。▼
それはあなたから学んだ感情…▼
その感情たちが今…喜んでいる…▼
少し…恥ずかしかったり…
不安もある…▼
言い表せない気持ちが
たくさんわき出している…▼
でも…一番大きいのは…
やっぱり嬉しいという気持ち…▼
[オーディン]
いいぞ。
それが人間らしい感情というものだ。▼
これからはそれがもっともっと増えていく。
俺が保証する。▼
[ベルカ]
わかった…▼
ありがとう、オーディン。
私、あなたと結婚するわ。▼
[オーディン]
そうか。ではこれにて、
ガンガイゾン・ドメイデュオーは終了!▼
俺たちは次のステップに進むとしよう!▼

ラズワルド

支援C

[オーディン]
必殺…アウェイキング・ヴァンダーーーッ!▼
ズバーーーーーーーーン!
ズゴゴーーーーーーーーン!!▼
…ふっ。貴様はこの程度か…
この漆黒のオーディンの敵ではない…!▼
[ラズワルド]
…オーディン。
まーだ君はそんなことして遊んでるの?▼
[オーディン]
はっ!
貴様…蒼穹のラズワルド!▼
[ラズワルド]
何その恥ずかしい名前。▼
もうほんとにいい年なんだからさ…
そんな子供っぽいことやめたらどーなの?▼
[オーディン]
子供っぽいとは心外な。▼
俺は新たなる呪術の開発に
この身を捧げているだけだ…▼
[ラズワルド]
駄目だ…
前よりもっとひどくなってる…▼
レオン様に報告しとこっと。
オーディンは今日も訓練サボってますって。▼
[オーディン]
おーーーーーーーーーーい、待てい!
やめろ! 報告は考え直せ!▼
[ラズワルド]
うーん、どうしよっかなーーー?▼
[オーディン]
ほう…貴様がそう来るなら俺は、▼
この前訓練サボってナンパしてたこと
マークス様に報告するぞ?▼
[ラズワルド]
えええええええっ!?
それは勘弁してよ!!▼
[オーディン]
じゃあお前もレオン様に報告するの
やめろよなー!!▼
[ラズワルド]
ううー…わかったよ。▼
じゃ、一緒に手合わせでもしよっか、
それなら怒られないし。▼
[オーディン]
ああ、望むところだ!▼
…なんか懐かしいな。
こうして二人でいるとさ、▼
昔に戻ったみたいな感じがするぜ。▼
[ラズワルド]
うん…
みんな、今頃どうしてるんだろうね…▼
[オーディン]
意外と俺たちのこと忘れて、
楽しくやってたりしてな。▼
[ラズワルド]
……………▼
[オーディン]
冗談だよ! 冗談!!
そんなに睨むなって!!▼
さ、手合わせ始めるぞ!
今宵は俺の相棒…▼
<禁断魔書カイザー・クヴァール>で
相手をさせてもらう!▼
[ラズワルド]
そう、じゃあ僕はこの
<舞踏剣ミスティック・ソード>で受けて立つよ。▼
[オーディン]
…へ!?
いま、なんて言った!?▼
[ラズワルド]
舞踏剣ミスティック・ソード。▼
[オーディン]
き…貴様…
遂に自らの得物に名をつけたか。▼
[ラズワルド]
ふふ…僕は大人だからね。
君の遊びに付き合ってあげているのさ。▼
[オーディン]
さすが蒼穹のラズワルド。
なかなかのセンスだぞ。▼
[ラズワルド]
それはどうも。
漆黒のオーディン。▼

支援B

[オーディン]
お、蒼穹のラズワルド。
この前の手合わせ…なかなかだったぞ。▼
貴様の舞踏剣ミスティック・ソードも
なかなかの切れ味を放っていた…▼
[ラズワルド]
……………▼
蒼穹のラズワルド…か。▼
[オーディン]
む、その二つ名は不服か?
では新しい名前を考えて…▼
[ラズワルド]
ううん、そうじゃなくてさ。▼
ラズワルドって呼ばれるのも、
なんか慣れちゃったなーって思って。▼
[オーディン]
そりゃ慣れるだろ。
本当の名前は呼び合わないって決めたからな。▼
ここに来た時…
俺と、お前と、ルーナと、三人で。▼
[ラズワルド]
最初は君、ボロボロだったけどね。
人の名前を間違える間違える。▼
武器の名前はすぐ覚えるのに、
どうしてそういうところは苦手かな…▼
[オーディン]
うっ…!
名を改変するなど初めてだったからだ。▼
でも死に物狂いで直しただろ!?
誰かに聞かれたら怪しまれるし…▼
それに万が一、
臣下の任を解かれたりしたら大変だ。▼
あの方たちの近くにいないと、
俺たちは使命を果たせない。▼
[ラズワルド]
マークス様もレオン様もいい人だし、
いつかお別れするって思うとさびしいよね。▼
[オーディン]
そうだな…
つい、ずっとここにいたくなってしまう。▼
[ラズワルド]
……………▼
ねえオーディン、
僕たち、何してるんだろうね。▼
本当は出会うはずのなかった人たちとばかり
絆を結んでさ。▼
いつもお別れがくることに怯えてる。▼
[オーディン]
お、どうしたどうした。
珍しく傷心なのか?▼
[ラズワルド]
そんなことないよ!▼
オーディンが真面目なこと言うから
つい、つられちゃって。▼
[オーディン]
人のせいにするなよー。▼
[ラズワルド]
人のせいになんかしてないよ。
僕は事実を述べてるだけ。▼
[オーディン]
お? やるか?
俺の魔道書が火を噴くぜ?▼
[ラズワルド]
へぇ…それ、魔道書じゃなくて
君の自作の書物に見えるけど?▼
[オーディン]
おわっ!?
ま、間違えた…▼
[ラズワルド]
なになに…
「あたらしいのろいの書」っていうの?▼
[オーディン]
題名を読むなーーーーーー!!▼
[ラズワルド]
それが火を噴くんだ?
どうやって? ねえ、どうやって?▼
[オーディン]
う、うう… ▼
[ラズワルド]
あははは…おかしい。
本の題名は普通なんだね。▼
[オーディン]
ちっ。笑うなよ…▼
まあ…お前がしょんぼりした顔
してるよりはいいか。▼
こうやって軽口叩き合ってる方が、
なんていうか…俺たちらしいよな。▼
[ラズワルド]
確かにね。▼
でも…前の僕たちって…▼
……………▼
[オーディン]
ん? どうした?▼
[ラズワルド]
あ…ううん! なんでもない!▼
ほら、軍議の時間だよ!
早くいこ、オーディン!!▼
[オーディン]
??
あ、ああ…▼

支援A

[ラズワルド]
オーディン。▼
[オーディン]
ラズワルド…
どうした、神妙な顔をして。▼
[ラズワルド]
僕たちってさ…
ほんとに前のままの僕たちなのかな。▼
この思い出って全部、本物なのかな?▼
[オーディン]
へ…?
何言ってんだお前。▼
[ラズワルド]
ここに来て、しばらく経つよね。▼
僕もオーディンも
マークス様とレオン様の臣下になって、▼
まるでずっとここにいた人みたいに
振る舞ってさ。▼
[オーディン]
それで、別人にでもなった気分だってのか?▼
[ラズワルド]
うん、世界も、人も、自分の名前も…
全部違うからたまに思うんだ。▼
前の世界の思い出は全部
夢だったんじゃないかって。▼
前の僕はとっくに死んじゃってて、
今の僕はまったく別の人なのかもって…▼
[オーディン]
…馬鹿言うなよ。▼
あの世界は間違いなく存在したし、
お前はお前のままだ。▼
ここでの使命が終わったら、
俺たちは帰らなくちゃいけない。▼
夢だっていうなら…
この世界のほうだろ。▼
[ラズワルド]
…僕たち、
いつも夢の中にいるみたいだね。▼
[オーディン]
……………▼
[ラズワルド]
ねえ、覚えてる?
いちばん最初の世界が滅んだ時のこと。▼
それから…
次の世界で、母さんたちにまた会えて、▼
悪い竜を倒すまでの闘いをしたこと。▼
[オーディン]
ああ、忘れられるわけない。▼
あの竜を倒した瞬間は…
言葉が出ないほどだった。▼
[ラズワルド]
あの世界は、楽しかったよね。
みんなで馬鹿やってさ…▼
僕ら、ティアラを探して
熊に追いかけられたりしたよね。▼
[オーディン]
ははは…懐かしいな。▼
もちろん全部、覚えてる。
お前の夢なんかじゃないさ。▼
[ラズワルド]
うん…
君と話してると、そう思う。▼
良かったよ、
今度は一人じゃなくて。▼
そうじゃなかったら、
…耐えられなかったかも。▼
[オーディン]
ラズワルド…▼
[ラズワルド]
ありがと、オーディン。
話聞いてくれて助かった。▼
ずっと前に言ってくれた約束…
一応果たしてくれたんだね。▼
[オーディン]
約束?
そんなんしたっけか?▼
[ラズワルド]
昔どこかのお祭りで、言ってただろ?
僕が辛い時は支えてくれるって。▼
[オーディン]
ああ…
そうだったな。▼
……………▼
お、そろそろ出撃の時間だな。▼
行くぞ、アズール。▼
[ラズワルド]
え…!?
今なんて…▼
[オーディン]
なんだ、蒼穹のアズール。
もしやお前の真名を聞きそびれたか?▼
いいだろ、ちょっとぐらい。▼
今は誰もいない…
セレナだって怒ったりはしないさ。▼
…多分。
[ラズワルド]
……………▼
あ…あははは。
ありがとう…▼
うん…なんか元気出たよ。▼
[オーディン]
よし、笑ったな。
やっぱお前はその方がいいよ。▼
笑顔が似合うのは
ずっと前から…変わらない。▼
[ラズワルド]
君もね…ウード。
ウードも全然、変わらない。▼
どこにいても僕たちは
やっぱり…▼
…僕たちのままだね。▼

ピエリ

支援C

[オーディン]
…おわっ!▼
[ピエリ]
オーディン、どうしたの?▼
[オーディン]
い、いや…なんでもない。▼
[ピエリ]
なんでもないことはないと思うの。▼
だってなんか今…
ピエリを見て怯えたみたいなのよ?
[オーディン]
だって…
お前の噂はいろいろ聞いてるからな…▼
[ピエリ]
?▼
[オーディン]
その…今の話は、
聞かなかったことにしてくれ…▼
[ピエリ]
ピエリの噂ってなんなの?▼
[オーディン]
…………▼
[ピエリ]
怒らないの。
だから言うの。▼
[オーディン]
そ、そうか…▼
ほらその…お前は機嫌が悪くなると
泣きわめいて暴れるとか…▼
気に入らないやつがいたら
すぐに殺してしまうとか…▼
…いろいろと物騒な噂を聞くぞ。▼
[ピエリ]
ひどいの…▼
…確かにピエリは怖くなるときはあると思うの。
でも、オーディンにはしてないはずなの…▼
[オーディン]
えっ?▼
[ピエリ]
オーディンに怖い思いをさせたことは
ないはずなのっ。▼
それなのに噂だけで怯えるなんて…
なんか悲しいの…▼
[オーディン]
ピエリ…

支援B

[オーディン]
ピエリ、先日はすまなかった。▼
俺は噂だけでお前の人間性を
決めてしまっていたようだ。▼
[ピエリ]
ううん、別にもういいのよ。▼
[オーディン]
でもな、これから俺が話す話は違うぞ。
噂じゃなくて、実際に見たことだ。▼
[ピエリ]
?▼
[オーディン]
お前が暗夜の地下街にしけ込んでいく姿を、
俺はこの目ではっきり見てしまったんだよ。▼
[ピエリ]
えっ?▼
[オーディン]
あそこは地下街の中でも犯罪者が巣くう、
もっともやばい地域だった。▼
[ピエリ]
…もしかして、ピエリの後を付けたの?▼
[オーディン]
悪いが、そうだ。
俺の勘違いであってくれ…そう祈りつつな。▼
そしたらどうだ。▼
お前はやばい地域のど真ん中で、
暗夜のならず者たちと楽しそうにつるんでいた。▼
[ピエリ]
それがいけないっていうの?▼
[オーディン]
…わかってないみたいだな。▼
そういうことをしているから悪い噂が立つんだ。
それにマークス様もかわいそうだろ。▼
マークス様のためにも、お前自身のためにも、
悪い噂が立つようなことは避けるべきだ。▼
[ピエリ]
…………▼
…ピエリもね、ピエリのせいで
マークス様に悪いと思うことがあるの。▼
[オーディン]
…そ、そうか。
だったらもっと気をつけてだな…▼
[ピエリ]
…でも、ピエリは…▼
[オーディン]
…お、おい…
泣いてるのか?▼
[ピエリ]
な、泣いてなんかないの…
だから暴れることもしないのよ。▼
…一人になりたいの。
さよならなの…▼
[オーディン]
ピエリ…▼

支援A

[オーディン]
ピエリ、なんだ。
暗夜の地下街なんかに呼び出して。▼
…お、おい。▼
向こうにいるのは、この間お前とつるんでた
ならず者たちじゃないか。▼
[ピエリ]
そうなの。でも今は
そんなに悪い人たちじゃないのよ?▼
[オーディン]
…あ、あのなぁ…▼
…ここに呼び出した用はなんだ?
ならず者に仲間入りしてくれとか言うなよ?▼
[ピエリ]
そうじゃないの。▼
ピエリはただ、ピエリのことを
知ってもらいたいだけなの。▼
…実はピエリ、
あの人たちの先生をしているの。▼
[オーディン]
…えっ?
あのならず者たちの…か?▼
[ピエリ]
そうなの。▼
…ピエリ、イライラしたりすると、
うわーんってなって暴れちゃうの。▼
それでマークス様とか、いろんな人たちに
迷惑かけてるかもって思うことがあるの。▼
[オーディン]
一応、自覚はあったのか…▼
[ピエリ]
ピエリね、暴れたい時は
うわーんってなっちゃうけど、▼
ときどき、暴れちゃう自分を
止めたいって思う時もあるの。▼
そういう時は
がんばって暴れないようにしてるの!▼
[オーディン]
…それはすごいな。▼
[ピエリ]
そう。ピエリもすごーいって思って、
コツを他の人にも教えてあげたいって思ったの。▼
誰に教えてあげようかなって考えて、
思いついたのが地下街の人たちだったの。▼
その人たちが怖くなくなれば、
暗夜もきっといい国になると思うの。▼
そうなれば、いつも迷惑ばかりかけてる
マークス様もよろこぶかもって思ったのよ。▼
[オーディン]
…じゃあ、この間…
俺が後をつけたときも…▼
[ピエリ]
そうなの。
悪いことはしてなかったのよ。▼
[オーディン]
ピエリ…すまない。
俺はお前のことを始めから色眼鏡で…▼
[ピエリ]
ううん。▼
ピエリが怖い女だとかいう噂は多分、
そんなに間違ってないの。▼
でも、その噂だけがピエリじゃないってことを、
あなたには知ってもらいたかったのよ。▼
[オーディン]
それならもう大丈夫だ。
今の俺にお前への偏見はない。▼
[ピエリ]
よかったの。
すごくうれしいのよ!▼
じゃあピエリ、もう行くの。
これからあの人たちの先生をする時間なの。▼
[オーディン]
そうか、がんばれよ。
俺はここから少し見学させてもらおう。▼
[ピエリ]
そうなの? じゃあこんなところじゃなくて、
一緒に来ればいいの。▼
先生が増えるのは大歓迎なの。
ラズワルドもたまに来てくれるのよ。▼
マークス様の臣下同士の
よしみってやつなの!▼
[オーディン]
あいつも? 変な授業して
殴られたりしてないだろうな…▼
[ピエリ]
大丈夫なの!
殴られたのは最初だけなの!▼
[オーディン]
殴られてんじゃねぇか!▼
[ピエリ]
オーディンも早く来るの。▼
あなたのことも、
みんなに紹介してあげるのよ。▼
[オーディン]
い、いや…
今回は遠慮しておこう。▼
…俺のことは気にしないで、
がんばってくれ。▼
[ピエリ]
そう? わかったの!
ピエリがんばるの!▼

支援S

[ピエリ]
オーディン、どうしたの?▼
[オーディン]
おお、暗闇の堕天使。
よく来てくれたな。▼
この間の授業、よかったぞ。▼
ならず者やお尋ね者…
いや、生徒は声を荒げることもなく…▼
みんなしっかりと
お前の話を聞いていた。▼
頭に来たら深呼吸するとか、
悲しくなったらお花畑のことを考えるとか…▼
お前の地道な努力の結果が
見え隠れしていて感動した。▼
[ピエリ]
それはよかったの…▼
…みんなとも、最初のころは
よくケンカしたの。▼
でも今ではピエリのこと、
「おかしら」とかいうあだ名で呼んでくれるのよ。▼
[オーディン]
まさかお前にそんな素質があったとはな。▼
お前の思いはいつかきっと、
マークス様をはじめ、暗夜のみんなに届くだろう。▼
[ピエリ]
そうなるとうれしいの!▼
[オーディン]
…ところでだ、今日お前を呼んだのは
ほかでもない。▼
あることを伝えたくて来てもらったんだ。▼
[ピエリ]
?▼
[オーディン]
ピエリ、俺と結婚してもらいたい。▼
[ピエリ]
…………▼
ピエリと…結婚?
本気で言ってるの?▼
[オーディン]
ああ。俺はお前のけなげな一面に
惚れてしまったようだ。▼
…噂にあるお前の恐ろしい姿も気にはなるが、
実はそれほど心配していない。▼
なぜなら夫婦関係には愛情やら信頼が
大事と言われるが…▼
俺はお前に崇敬の念すら
抱きつつあるからだ。▼
暗闇の堕天使よ。
いずれはお前にも崇敬してもらえるよう、▼
俺は今後とも血塗られた努力を
惜しむことなく…▼
[ピエリ]
…オーディン。▼
大事なことを話すときは、
できるだけ簡単な言葉にしたほうがいいのよ。▼
そういう難しい言い方をされても、
ピエリ、わかんないの。▼
[オーディン]
…そ、そうか…▼
しかし、今の言葉は
徹夜で考えた言葉で…▼
簡単に言えと言われても
どうすればいいのか…▼
…ええい! こうなったら!▼
俺はお前が好きだ。
これを受け取ってくれ!▼
[ピエリ]
あ! すごくかわいい指輪なの!▼
[オーディン]
そうだ。
お前はがんばっていてすごい。▼
だから俺もお前みたいに、
すごいと思われるようがんばる!▼
結婚して一緒に暮らし、
素敵なお父さんとお母さんになろう!▼
[ピエリ]
わー、楽しそうなのー!
ぜひそうしたいの!▼
[オーディン]
よかった…
ちゃんと伝わったみたいだ…▼

シャーロッテ

支援C

[オーディン]
ふん…見抜いた。
見抜いたぞ…▼
[シャーロッテ]
きゃっ。そこにいるのは
オーディンさんじゃないですかぁ~。▼
何かおもしろいことでも
あったんですかぁ~?▼
[オーディン]
おもしろいこと?
そんな俗っぽい言葉は俺の辞書にはない…▼
せめて、こう表現してもらいたかったな。▼
痛快な事象に際し…
俺の内奥に宿る獣が快哉を上げていると。▼
[シャーロッテ]
そ、そうですか…▼
でもなんか…
かっこいいですね~!▼
テヘッ!▼
[オーディン]
おい、てへとかやめろ。
それは俺には通じないからな。▼
[シャーロッテ]
えっ?▼
[オーディン]
仮面使いの術など、この俺には通用しないと
言っているのだっ!▼
[シャーロッテ]
仮面…使い?▼
あのぉ~、シャーロッテ、
意味がわからないんですけどぉ…▼
[オーディン]
意味がわからない?
すっとぼけやがって。▼
実はお前のことを観察していたのだ。▼
結果、お前は人によって態度が
コロコロ変わることがわかった。▼
まるで仮面を付け替えるがごとくな!▼
[シャーロッテ]
!?▼
[オーディン]
そういうことだ。
もう全てお見通しなんだよ。▼
[シャーロッテ]
たたた、態度なんて変わらないですよぉ。
仮面って、なんの話ですか~?▼
[オーディン]
ごまかしても無駄。
俺にはわかるのだ…▼
俺の持つ、第三の目…聖なる瞳
<トゥルースシュトラール>が疼くからな…!▼
とりあえず今日は、それだけ伝えておこう。
興味があれば、後日談を聞きにこい。▼
[シャーロッテ]
…………▼

支援B

[シャーロッテ]
オーディンさん~。
来ましたよぉ~。▼
トゥース?
いえ、トゥルース…でしたっけ~?▼
あれのお話を伺いたいのですが~。▼
[オーディン]
憐れな仮面使いよ。話を聞きたければ、
まずはその嘘っぽい言葉遣いを封じるのだ。▼
トゥルースマスターの俺には通用しない。▼
[シャーロッテ]
…………▼
…わ、わかったわよ。
これでいい?▼
[オーディン]
よし…まず一つ聞きたい。
目的は何だ?▼
[シャーロッテ]
目的ぃ?▼
[オーディン]
そうだ。
仮面使いとしての究極目標だ。▼
態度をコロコロと変えて何がしたい?▼
[シャーロッテ]
そんなの簡単でしょ。
男の人に好かれたいから。▼
平たく言えばモテたいからよ。
男ってああいうキャラの方が好きでしょ。▼
[オーディン]
…なるほど。▼
男にモテたいがあまりに
卑しい邪界に踏み込んだというわけか。▼
はっきり言わせてもらうが、
お前は間違っているぞ。▼
[シャーロッテ]
はあ?▼
[オーディン]
本当にモテたいのならば
仮面使いなど下の下。▼
センスなき者が陥る典型的パターンだ。▼
[シャーロッテ]
そ、そうなの?▼
[オーディン]
ああ。人の好意を集めることは
魔術の行使にも等しい。▼
これを磨かないことには、
真のモテは語れないのだ。▼
今のお前は謂わば、力任せの大ぶりのパンチ。
見かけは強そうだが、実際はそれほどでもない。▼
そんな状態では一生かかっても
人の愛、コアには届かないぞ。▼
[シャーロッテ]
な、なるほど…
どことなく共感してしまう…▼
ぜひ教えてもらえないかしら。
真のモテはなんなのか…▼
[オーディン]
構わんぞ。
ただし俺のことを師匠と呼べるなら、だが…▼
[シャーロッテ]
呼ぶわ、喜んで。▼
[オーディン]
だったら教えてやろう。
真のモテ術を…▼
さっそく作戦会議だ。
その後、実践してもらおう。▼

支援A

[シャーロッテ]
ちょっと師匠!
どういうことよ!▼
モテ術を実践したけど、
ちっともうまく行かなかったわ!▼
[オーディン]
なに?
落ち着いて言ってみろ。▼
[シャーロッテ]
…師匠が言った通り、
やり方は完璧に把握した。▼
試す相手も、師匠が言った通りに
見張りの兵士にしたわ。▼
[オーディン]
それでいい。ふつうの兵士なら
お前の闇の力には抗えないだろう。▼
[シャーロッテ]
とりあえずその兵士のところに行って、
師匠みたいに左手を伸ばして言ったの。▼
「私は純白のシャーロッテ」
「愛のために闘う、選ばれし者」▼
ここまではよかったわ。▼
師匠が言ったように、
同じ英雄系の同志として見てくれたのかも。▼
問題はここからよ…
私は言ったの。▼
「あんっ…ダメ!」
「愛の力が…暴走する!」▼
「禁呪包帯を施したのに
それでも制御できないっていうの!?」▼
そう言うと、私は腕に巻いた包帯を外して…▼
「もうどうなっても知らない…」▼
「食らいなさい、私の呪いを!
束縛から解放されし異端の愛をっ!」▼
すると兵士は笑顔を引きつらせて言ったわ。▼
「あなたには今すぐ休暇が必要です」って…▼
師匠、これ本当に効果あるの?▼
[オーディン]
ガクガクガクガク…▼
[シャーロッテ]
し、師匠!?
なに!? 急病!!?▼
[オーディン]
いや…今、俺は打ち震えているのだ。
お前の見せた、究極のモテ術に…▼
くくく…
お前は習得…マスターしたらしいなっ!▼
[シャーロッテ]
…はあぁ?▼
[オーディン]
その兵士はお前に惚れたのだ!▼
お前の必殺技は、
奴の心の真芯を食ったのだ!▼
[シャーロッテ]
そ、そうなの?▼
[オーディン]
そうだ!▼
「休暇が必要です」という言葉は
お前をデートに誘ったと同義なのだ!▼
[シャーロッテ]
な、なるほど…▼
そういう解釈もあるのね…
だったら、よかったのかしら…▼
[オーディン]
よかったどころの騒ぎじゃない!
俺は優秀な弟子をもって光栄だ…▼
…よし。
次は必殺技の改良だ。▼
さらに能力を上げ、洗練させて…
軍の全員をメロメロにするぞ!▼
[シャーロッテ]
ぐ、軍全員をメロメロにする?
それはすごいことね。▼
[オーディン]
そうだろう。
だったらさっそく特訓を始めるぞ。▼
では、世の中の邪気を全て集めるぞっ!▼
[シャーロッテ]
…わかったわ、師匠!▼

支援S

[シャーロッテ]
師匠、どうしたの?▼
[オーディン]
よく来てくれたな。
かわいい弟子よ。▼
だがそれも今日で終わりだ。
師弟関係は解消する。▼
[シャーロッテ]
えっ?
そ、そんな…▼
[オーディン]
これからは、
夫婦という関係になって欲しい。▼
[シャーロッテ]
…えっ?▼
[オーディン]
はっきり言おう。俺には
<トゥルースシュトラール>などない。▼
では、どうしてお前のことに関して詳しく、
いろいろ見抜いていたかと言えば…▼
いつも陰からこっそり覗いていたからだ。▼
[シャーロッテ]
は? 覗き?▼
[オーディン]
俺は以前からお前のことが気になっていたのだ。
だからつい…▼
[シャーロッテ]
私のことが気になって、
監視してたってこと?▼
[オーディン]
ま、まあそうとも言える…
それくらいお前のことが気になっていて…▼
これはお前のために特別に作った指輪だ。
受け取ってもらえると嬉しい。▼
この造形も…凝りに凝ったものだ。▼
[シャーロッテ]
…ちょ、ちょっと待ってよ。▼
勝手に話を進めているけど
結局のところ、私を騙してたってことよね?▼
[オーディン]
ああ。
トゥルースの件ではな。▼
だがあれもお前のことが気になったからこそ。
愛情ゆえと理解してもらえれば…▼
[シャーロッテ]
…ふん!▼
(攻撃SE)
[オーディン]
ぐはっ!!▼
な、なんだいきなり…
思い切りグーで殴って…▼
[シャーロッテ]
気持ち悪いことしてんのに
偉そうだったからよ。▼
…でもまあいいわ。
殴ったらスッキリしたから。▼
それに、私の二面性だって、
決して気持ちいいものじゃないし。▼
お互いさまってところなのかも。▼
…でも、本当に私でいいの?▼
[オーディン]
…………▼
[シャーロッテ]
オーディン?▼
[オーディン]
あ、あぁ…すまない。
脳が揺れて別の世界に行っていた…▼
いずれ帰らねばならぬ…
別の世界に…▼
[シャーロッテ]
わけのわからない言ってないで、
ちゃんと答えて。▼
本当に私でいいの?▼
[オーディン]
ああ。
というか…お前じゃなきゃ嫌だ。▼
[シャーロッテ]
どうしてよ…▼
[オーディン]
俺にあそこまで付き合ってくれて
最高に嬉しかったからだ…▼
正直に言えば、俺も変わり者。▼
そんな俺から見れば、
お前は相対的にノーマルだ。▼
[シャーロッテ]
わかったわ。
指輪は受け取る。▼
オーディン、これからもよろしくね。▼
[オーディン]
さて…さっそくだが式の日取りでも
決めようじゃないか。▼
いや、その前に歯の治療だな。
さっきのパンチで何本かぐらついたから…▼

レオン

支援C

[レオン]
オーディン。▼
[オーディン]
あ、レオン様…!▼
俺の名を呼び引き留めるとは…
もしや何か使命を?▼
[レオン]
い、いや、そういうわけじゃない。▼
[オーディン]
え…
じゃあ何ですか?▼
[レオン]
お前に先日頼んだ仕事、
覚えているか?▼
[オーディン]
先日の仕事…▼
[レオン]
ああ。軍の補給部隊を護衛して
無事に連れてきてくれたことだ。▼
[オーディン]
ああ、あのことですか…!
あれならよく覚えていますよ。▼
…黎明に出発せし部隊の守護者は
陽光の如く眩い活躍を見せ、▼
襲い来る刺客たちを光速で
薙ぎ倒すのであった…▼
「だめだ、補給部隊がやられる…!」
その声を聴くや否や黎明のオーディンは、▼
刺客の腹部に魔力を放ち
幾度目かの戦に溜息をつくのであった…▼
…なんてこともなく、▼
実に質素で堅実な任務でした…▼
[レオン]
…当然だ。
そんなことがほいほい起こってたまるか。▼
おかげで全軍が十分な補給を
受けることができたんだ。▼
よくやってくれたね。
感謝している。▼
[オーディン]
!!
お褒めいただき光栄です。▼
[レオン]
これからもよろしく頼むよ。▼
[オーディン]
あ…レオン様!!▼
[レオン]
なんだい?▼
[オーディン]
あの…ちなみに、
ご用はそれだけでしょうか?▼
[レオン]
? ああ…▼
[オーディン]
そ、そうですか…
では、俺はこれで…▼
[レオン]
……?▼
…オーディンの奴、
なんだか不服そうだったな。▼
褒美を欲しがるような奴でもないし、
なにかあったのか?▼

支援B

[レオン]
オーディン、少しいいかい?▼
[オーディン]
…レオン様。
どうなさいましたか?▼
[レオン]
いや、最近オーディンが
元気がないような気がしてね。▼
[オーディン]
…いえ、そんなことないです。
俺はいつも元気ですよ。▼
[レオン]
ほら、その返事がすでに
いつもと違うじゃないか。▼
『あたかも溶岩のごとき』とか
『きらめく日輪のような』とか▼
なんというか、オーディンらしい
言い回しが全然ない。▼
僕が出している指示に
不満があるのか?▼
[オーディン]
不満なんて…レオン様は
俺に当然の指示を出してくれます。▼
ただ……▼
[レオン]
ただ、なんだ?▼
[オーディン]
最近いただく指示には、なんというか…
燃え上がるものがないんです。▼
もちろん大切なことだと分かってるので、
全力でやってはいるんですが…▼
[レオン]
燃え上がるもの?
しかし、かつての僕の指示にそんなものが…▼
[オーディン]
ありました。
俺がレオン様の臣下になった頃に…▼
[レオン]
オーディンが臣下になった頃の指示、か。
僕はどんなことを言ってたっけ。…▼
ええっと…▼
…………▼
[オーディン]
…………▼
[レオン]
ああ、思い出したよ。
でも…▼
『暗夜の闇を閉じ込めたような
 黒曜石を探せ』だとか、▼
『天蓋の森で死霊と戦ってこい』とか、
とてもまともな指示をしていたとは…▼
[オーディン]
それですよ! それ!!▼
[レオン]
ええっ!?▼
[オーディン]
ただの黒曜石ではなく…
暗夜の闇を閉じ込めた、という希少価値!▼
天蓋の森で死霊を見つけ、
かつ倒すという難度の高さ!▼
これこそ、血沸き肉踊るわが身を
灼熱に燃え上がらせて挑む使命!▼
[レオン]
そ、そうなのか…▼
[オーディン]
レオン様! いつもとは言いません!
いつもとは言いません、が…▼
かつてのごとき使命も
ぜひ俺に下されたく…▼
[レオン]
わ。わかった。
考えておくよ。▼
[オーディン]
ありがとうございます!▼
いやーよかった。では、その時のために
今の仕事を片付けてきますね!▼
[レオン]
い、行ってしまった…
とても、生き生きとしていたな…▼

支援A

[レオン]
オーディン。▼
[オーディン]
はっ! レオン様!!
待ってましたよー!▼
さあ命ずるがいい、自若なる王子よ…
今宵の使命はいったいどのようなものだ?▼
[レオン]
すまない、オーディン。
よく考えたんだが…▼
お前にはもう、
あんな使命は言い渡せない。▼
[オーディン]
え…▼
ええーーーーーー!?
ど、どうしてですか!?▼
頭が回らなくなったんですか!?
いきなり慈愛に目覚めたんですか!?▼
それとも俺が嫌になりましたか!?▼
[レオン]
いや、お前が嫌になったわけじゃない。
…むしろその逆だ。▼
[オーディン]
へ…!?▼
[レオン]
あの命令は、父上から見ず知らずの兵を
臣下にしろって言われたのが嫌で、▼
自分から逃げ出させようと
言いつけた無理難題だったんだ。▼
[オーディン]
そうだったんですか!?▼
[レオン]
ああ。僕は信用できる兵以外は
臣下にしたくなかったからね。▼
ああいう命令をすれば
嫌になって逃げるかと思ったんだ。▼
だって、普通は無理だろう。▼
暗夜の闇を閉じ込めた色なんて
何色だかわからないし…▼
[オーディン]
俺的には漆黒ですね…▼
[レオン]
天蓋の森の死霊なんて怖いだろうし…▼
[オーディン]
屍兵よりはマシですね…▼
[レオン]
屍兵?▼
[オーディン]
故郷の野生動物です。▼
[レオン]
ああ、そう…▼
…とにかく、普通は無理なんだ。
普通の新兵ならね。▼
[オーディン]
なるほど…
つまり俺はレオン様の意に反し、▼
嬉々としてその無理難題を
こなしてしまったわけですね。▼
[レオン]
ああ。それでオーディンを
臣下として迎え入れようという気になった。▼
だが…今はお前を認めているからこそ、
危険な任務をさせるわけにはいかない。▼
だから以前のような使命は与えられない。
わかったな?▼
[オーディン]
…はい。
そういうことでしたら…▼
[レオン]
いいか?
お前にいなくなってもらっては困るんだ。▼
この世界が平和になった後も、
ゼロと共に僕の傍で働いてもらうからね。▼
[オーディン]
平和になった後も…▼
…………▼
[レオン]
どうした?▼
[オーディン]
いえ。もし…もしもですよ。▼
もし平和になった後、
俺がいなくなったら…▼
レオン様は新しい臣下を迎えますか?▼
[レオン]
…そうだね。
いなくなったなら、仕方ないからね。▼
[オーディン]
…なら、良かったです。▼
[レオン]
でも…お前みたいな奴は
なかなかいないだろうから、▼
多分ずっと、空いてるような気もするね。▼
[オーディン]
…え!?▼
[レオン]
だから…
ずっと臣下でいればいいんじゃないか?▼
異なる世界線だか
悠久なる時間軸だか知らないけど、▼
どこでだって僕の臣下を名乗ることは
できるだろう?▼
[オーディン]
れ、レオン様…
俺の事情を知って…?▼
[レオン]
いや、何も知らないし
何の設定だかわからないけど…▼
もしもの話なら
そうすればいいんじゃないかって思っただけ。▼
ああ、じゃあそれを次の命令にしようかな。▼
「どんな世界に行ったとしても
 ずっと僕の臣下であり続けること」▼
どうだい?▼
[オーディン]
…………▼
はい…レオン様。
そのご命令…必ず果たします。▼
必ず…!!▼
[レオン]
うん…期待してるよ、オーディン。▼

モズメ

支援C

[モズメ]
よいしょ、と。▼
ふぅ…こっちの側の畑は
こっちでええやろ。▼
[オーディン]
…………▼
[モズメ]
…あれ。
オーディンさん。▼
あんた、こんなとこで何しとんの?▼
[オーディン]
ふっ、我が気配に気づくとは
なかなかやるな…▼
お前がコソコソとどこかへ行くから、
後をつけてきたのだ。▼
[モズメ]
もう、やめてや。
怪しいことなんてしてへんからな。▼
[オーディン]
そのようだな。
ここで何をしている?▼
[モズメ]
畑の手入れや。▼
もうすぐ実がつく時期やからな…
土の状態を良くしとかんと。▼
土に栄養が無いと、
美味しい作物にならへんし。▼
[オーディン]
そうなのか?
じゃ、俺も手伝うかな。▼
[モズメ]
ええの?▼
[オーディン]
ああ。遠慮など不要だ。▼
特にこの奇跡の英雄…
漆黒のオーディンに対してはなっ!▼
俺の手にかかれば、畑仕事など
ちょちょいのちょいだ!▼
[モズメ]
何や頼もしい感じやね…!▼
それやったら助かるわあ。
さっそく向こうの畑をお願いしてええ?▼
[オーディン]
ああ、任せろ!▼
ふむ…これが肥料か。
貴様は豊穣なる土壌を創生せし者…▼
<ミスティック・ランドナトレッション>
と名付けよう!▼
[モズメ]
ん…?▼
[オーディン]
さあ、ミスティック・ランドナトレッションよ
その力を存分に解放しろ…▼
大地に実りし極彩色の恵みに
秘めし力の全てを捧げるのだ!!▼
はあああああああああああああっ!!!!▼
[モズメ]
…………▼
…何なん、それ?▼
[オーディン]
豊作の術だ。▼
この術をかけた肥料をまけば、
美味い作物がじゃんじゃん実る。▼
…という設定だ。▼
[モズメ]
…何や、うさんくさいなあ。▼
やっぱり、
手伝ってもらわんでええかも…▼

支援B

[オーディン]
モズメ。
今日は畑仕事…いや、▼
豊穣なる実りの創成を援く
崇高なる儀は執り行わないのか?▼
[モズメ]
…………▼
[オーディン]
ん?
今日はもう終わったのか?▼
ならば雑草抜き…
邪なる魔草の駆除でも手伝うぞ。▼
[モズメ]
…………▼
[オーディン]
おい、どうしたんだよ?
さっきから黙っちまって。▼
それに心なしか、
すげえ怖い顔をしてる気がする…!▼
[モズメ]
あたい、子供の頃から
村の大人たちに言われてきたんよ…▼
都会にいる怪しい人とは
絶対に付き合ったらあかんって。▼
[オーディン]
お、俺は怪しい人じゃないだろ!?▼
[モズメ]
ううん。怪しい…
めっちゃ怪しいわ…▼
この前の畑仕事でも
ずっと訳のわからん言葉を叫びながら、▼
見た事ないような妙なポーズで
くるくる回って肥料をまき散らしてたし…▼
うるさくて集中できん上に
後始末が大変やったわ。▼
あんた…もしかして手伝うふりして
あたいの邪魔する気なんちゃう?▼
[オーディン]
ま、待て待て待て!
俺にはそんなつもりはない!▼
嫌だったんならもうそういうのはやめるから
安心してくれ!▼
[モズメ]
そんなつもりはない…安心して…
悪い人が騙すときによく使う言葉や…▼
[オーディン]
ええええ…
俺はどうすればいいんだ!▼
俺は清く正しい呪術師だーっ!▼
[モズメ]
清く正しい人は
呪術師にはならん気がするんやけど…▼
オーディンさん、信じてたのに…
ほんまは悪い人やったん?▼
[オーディン]
そんなわけない!
俺はとってもいい人だ!▼
[モズメ]
せやけど、ほんまにいい人は…
自分のことをいい人って言わへんし…▼
[オーディン]
そ、そうだな…
確かにその通りだ…▼
でも俺はどうしてもまた、
あの崇高なる儀がしたい。▼
この前の作物が気になるんだよ。
どうにか信用してもらえる方法はないのか…▼
[モズメ]
…………▼
[オーディン]
あっ、そうだ!▼
例えばもっと人がいれば
安心するんじゃねーか?▼
ほら、あそこに良さげな新兵がいるから
あいつも誘って、三人で畑に行こうぜ。▼
人手が増えれば仕事も早く終わるだろうし…▼
[モズメ]
そこの人!
今すぐに逃げてぇぇぇぇぇぇぇぇ!▼
[オーディン]
えーーーーーーーーーっ!?▼
はぁ…
今日は畑仕事の手伝いは諦めるか…▼

支援A

[モズメ]
オーディンさん…ごめんな。▼
[オーディン]
ん?
いきなりどうしたんだ。▼
[モズメ]
この前のことや…▼
あたい、オーディンさんを…
悪い人かもって疑ってしもて…▼
[オーディン]
な、なんだなんだ。
この前まではあんなに頑なだったのに。▼
[モズメ]
オーディンさん、あれから一人で
畑に行ってくれたやろ?▼
あたい、見てたんや…
雑草をひとつ残らず抜いて…▼
丁寧に肥料をかき混ぜてくれてた
あんたの姿を。▼
[オーディン]
…………▼
[モズメ]
まあ、一人でいる時も
妙な行動は相変わらずやったけどね。▼
やっぱりくるくる回りながら
妙な呪文を唱えとったなぁ…▼
淡緑の若き命たちよ、我が力を食らえ!
とかなんとか…▼
[オーディン]
す、すまん…▼
[モズメ]
謝らんでええよ。
行動は不可解やけど…▼
作物たちへの愛情は本物やった。
ほんまに、ありがとう。▼
[オーディン]
モズメ…
わかってくれて俺は嬉しいぞ。▼
暗雲に覆い隠された曇天の心に
晴れ間が差したような心地だ…!▼
[モズメ]
あたい、恥ずかしいわ。▼
みんなのためにがんばってる
オーディンさんを疑うなんて…▼
[オーディン]
いや…
貴様が恥じる必要はない。▼
少し疑い深いくらいの方が、
戦場でも生き残れるものだ。▼
[モズメ]
せやけど…
仲間は疑ったらあかんよ…▼
ほんまにごめんなさい…▼
[オーディン]
俺はまったく気にしてない。
お前に疑いをかけられたことなど…▼
森の落ち葉に一片の紙を落としただけの
違和感ほどしかない。▼
[モズメ]
あはは。
ありがとうな。オーディンさん。▼
[オーディン]
じゃあ、疑いも晴れたことだし…
二人で豊穣の呪術でも考えるか?▼
[モズメ]
ええと、それやったら…
お断りさせてもらうわ。▼
[オーディン]
ええっ!?▼
なんでだよ!?▼
俺への疑いは晴れたはずだろ?▼
[モズメ]
ここのみんなに言われたんよ…▼
オーディンさんの戯れには、
あんまり付き合うたらあかんよって。▼
[オーディン]
えええええええええええっ!?▼
[モズメ]
ごめんな…
でも、仲間の言うことは信用せなあかんし…▼
[オーディン]
そ、そうだな…
仲間がそう言うなら…仕方ないな…▼
はぁ…
結局、こうなるのか…▼
では、新しい豊穣の儀は、
静謐なる孤独の園で吟味するとしよう…▼

支援S

[オーディン]
モズメ。
今、ちょっといいか?▼
[モズメ]
オーディンさん。
今日はどないしたん?▼
[オーディン]
実は、モズメに案内したい場所があるんだ。
俺についてきてくれないか?▼
[モズメ]
急に何なん…?
また呪術にでも誘うつもり…?▼
[オーディン]
…そうかもしれないな。▼
[モズメ]
あたい、どないしよう…▼
オーディンさんの呪術には
付き合わんようみんなが言ってたし…▼
[オーディン]
どうするかはモズメが決めればいい。
俺は貴様の選択を受け入れよう…▼
[モズメ]
…………▼
…わかったわ。
あたい、ついていく。▼
[オーディン]
俺を信用してくれたのか?▼
[モズメ]
それももちろんやけど…
何よりもあたいが…▼
オーディンさんと一緒にいたいって…
そう思ってしもうたんや…▼
[オーディン]
…礼を言う。
絶対に後悔はさせない。▼
では、ついてきてくれるか?▼
[モズメ]
うん…▼
[オーディン]
ここが案内したかった場所だ。▼
[モズメ]
うわぁー!
綺麗な湖やなぁ!▼
[オーディン]
ああ。ここは俺の見つけた聖域…
平たく言うとお気に入りの場所だ。▼
気に入ってくれたか?▼
[モズメ]
うん!
もちろんや!▼
でも、なんで
あたいをここにつれてきたん?▼
[オーディン]
こういう神聖な場所で…
俺の気持ちを伝えたかったからな。▼
[モズメ]
オーディンさんの気持ち?▼
[オーディン]
…モズメ。
俺はお前を愛している。▼
ひたむきに豊穣の儀を行うお前の姿に
俺はすっかり胸を打たれてしまった…▼
[モズメ]
えっ!?▼
[オーディン]
どうか俺と結婚して欲しい。
この通りだ。▼
[モズメ]
あ、あわわ…
あ、あたい…あたいは…▼
こ、これは何かの呪文と違うんよね?
結婚の申し込みなんよね?▼
[オーディン]
もちろんだ。
俺の真剣な気持ちだ。▼
モズメは俺のことを
どう思っているんだ?▼
[モズメ]
え、えっと…
えっと……▼
[オーディン]
やはり、こんな変な奴と
付き合うのは嫌か?▼
[モズメ]
ううん…そんなことない。
あたいも…オーディンさんが…好きや。▼
[オーディン]
!!本当か!▼
[モズメ]
うん。
あたい、ずっと後悔してたんや。▼
周りに言われるがままに、
あんたの誘いを断ってしもたこと…▼
どうでもいい人やったら、
ずっと後悔なんてせえへん。▼
こんなに気になるんは…あたいが
オーディンさんを好きやからやと思う。▼
[オーディン]
そこまで言ってくれるのなら…
俺と結婚してくれるな?▼
[モズメ]
あ、あたいでよければ…
お願いします…▼
[オーディン]
はあ…よかったああー…
さすがの俺も緊張しちまったぜ。▼
[モズメ]
あたいもや…
今も心臓が…ドキドキしとる…▼
[オーディン]
これからは俺が
お前を一生、守っていくからな。▼
だからお前は…
俺のことを、信じてくれ。▼
[モズメ]
うん…▼
これからはあたい、あんたを信じる…
誰よりも信じるって約束するからな。▼
仲間は信じなあかんけど…▼
自分の好きな人は、
もっと信じなあかんもん…▼
誰が何て言ってもあんたは…
あたいの自慢の旦那さまや。▼
[オーディン]
…ありがとう。▼

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Last-modified: 2022-02-16 (水) 15:20:25
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