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フェリシアの支援会話

ハロルド

支援C

[フェリシア]
…………▼
[ハロルド]
…フェリシアくん。
何か落ち込んでいるようだが…▼
[フェリシア]
ハロルドさん…▼
[ハロルド]
私でよければ話を聞くぞ。▼
[フェリシア]
いえ、そんな…
ハロルドさんのご迷惑になりたくないので…▼
[ハロルド]
はははっ。何を言うのだ。▼
元気のない仲間がいるときは
解決するまで付き合うのが私だ。▼
迷惑だなんてとんでもないぞ。▼
[フェリシア]
…そうですか…
では、お言葉に甘えて…▼
……………▼
私、メイドのお仕事が好きです。
大好きなんです。▼
でも…才能がなくて。
全然、向いてないんです…▼
[ハロルド]
君がメイドに向いてない?
まさか。▼
[フェリシア]
いえ、本当なんです。
だって、ついこの間も…▼
カムイ様にお茶をお出ししようとしたら転んでしまって…▼
思い切りカムイ様に
熱いお茶をかけてしまいました。▼
カムイ様は優しい方ですから
苦笑いして許してくださいましたけど…▼
[ハロルド]
…………▼
なんだろう。
この共感…ほとばしる親近感は…▼
[フェリシア]
ハロルドさん?
どうしたのですか?▼
[ハロルド]
い、いや。なんでもない。
それより、もっと話を聞かせてくれ。▼
じっくりと聞いてみたいのだ。▼

支援B

[ハロルド]
フェリシアくん。
何をしているのだ?▼
[フェリシア]
ハロルドさん。
この間はありがとうございました~。▼
私なんかの話を長々と聞いてくださって…▼
きゃあ!!▼
[ハロルド]
だ、大丈夫か。▼
[フェリシア]
…ごめんなさい、つまずいちゃって。▼
水をこぼさずに運ぶ
練習をしてたんですが…▼
なかなかうまくできないんです。▼
[ハロルド]
そうか。
わかった。私も手伝おう。▼
[フェリシア]
えっ、いいんですか?▼
[ハロルド]
もちろんだ。▼
私は暗夜王国一のお節介焼き。
徹底的に手伝うぞ。▼
[フェリシア]
ありがとうございます!▼
[ハロルド]
こういうのは面白いもので、
こぼしては駄目だと思ったらこぼすものだ。▼
だからあくまで気持ちは軽くしておくのが望ましい。▼
私も何度となく人に飲み物をかけてきた。
だからとてもよくわかるのだよ。▼
[フェリシア]
えっ、ハロルドさんもですか!?
全然、そんな風に見えませんけど…▼
[ハロルド]
ははは。
少しタイプが違うが実はそうなのだ。▼
では、私が実演してみせよう。
少し離れて見ててくれたまえ。▼
私が向こうまでこの水を運んでみせる。
行くぞ。▼
…………▼
[フェリシア]
あっ、ハロルドさんの足下にバナナの皮が…▼
[ハロルド]
うむ、目視しているから大丈夫だ。
バナナの皮は無事に回避したぞ。▼
こんなものがどうしてここに…
と思ったところで仕方ない。▼
スッと目の前に不運が訪れるのが私なのだ。▼
[フェリシア]
あっ!
蚊の大群がハロルドさんのところに!▼
[ハロルド]
そうだ。▼
どこから現れたのかと心底疑問だが、
存在しているのだから仕方ない。▼
私は蚊に刺されまくり、
かゆくて水を手放したくなるが…▼
…私は負けないっ!
負けずに水を運び続けるのだ!▼
さらに進むと今度は…▼
[フェリシア]
す、すごいです。
ハロルドさん。▼

支援A

[ハロルド]
おお、フェリシアくん。▼
[フェリシア]
ハロルドさん。
この間はありがとうございました!▼
[ハロルド]
いや、あの程度のこと…
私はまだまだ満足していないぞ。▼
[フェリシア]
ハロルドさんってすごいですよね。
私みたいなただのドジとは違って…▼
なんというか…▼
世界中から嫌がらせを受けているのかもって
思えるくらいの逆境の中でもくじけなくて…▼
[ハロルド]
そ、そのような表現は初めて聞いたな。▼
[フェリシア]
ハロルドさんの不屈の精神を目の当たりにして、
私、思ったんです。▼
とにかく、負けちゃいけないって。▼
でもそう思っただけで
状況は改善されてないので…▼
カムイ様にはまだしばらくご迷惑を
おかけすることになると思うのですが…▼
[ハロルド]
いや、それで十分だ。▼
[フェリシア]
そうでしょうか…▼
[ハロルド]
…一つ、話をさせてもらおう。▼
先日、川に流されている人を発見し、
私は救出すべく水へと飛び込んだのだ。▼
しかし、そこに運悪く船が通りかかってな。▼
[フェリシア]
えっ?▼
[ハロルド]
私は船体に頭を打ってフラフラになり、
人を救い出すどころではなくなってしまった。▼
[フェリシア]
ええっ?
それじゃあ溺れていた人は?▼
[ハロルド]
通りかかった船が助けてくれた。▼
[フェリシア]
ハロルドさん…報われないですね。▼
[ハロルド]
しかし、その溺れていた人に言われたよ。▼
君はこの街のヒーローだ。
だからヘマをしても気にするな。▼
君がこの街にいてくれるだけで心が和む。
前向きな君を見ていると元気が出る、と。▼
[フェリシア]
…………▼
[ハロルド]
私は君もそういう言葉をかけられるべき
人物だと思っている。▼
[フェリシア]
そうでしょうか…▼
[ハロルド]
そうだとも。
事実、私は君に対してそう思っている。▼
君はいつも前向きで隣にいてくれるだけで和む人…▼
カムイ様もきっと同じ気持ちのはずだ。▼
[フェリシア]
ハロルドさん…▼
ありがとうございます。
私、これからもがんばりますっ。▼
[ハロルド]
その意気だ。
私も陰ながら応援しているからな。▼
また困ったら、いつでも相談するといい。▼
[フェリシア]
はいっ!▼

支援S

[フェリシア]
ハロルドさん、こんなところに呼び出して
どうされたんですか?▼
[ハロルド]
…………▼
[フェリシア]
ええ!?
お顔が真っ赤ですよ!?▼
お熱でもあるんじゃないでしょうか…
ちょっとおでこを触ってみてもいいですか?▼
…きゃっ!!▼
[ハロルド]
フェリシアくん、大丈夫か。▼
[フェリシア]
ごめんなさい、またつまづいちゃいました…▼
私ったらほんとドジ…▼
[ハロルド]
ほら…つかまるのだ。▼
[フェリシア]
ありがとうございます…▼
[ハロルド]
うわわわわっ!!▼
[フェリシア]
きゃーっ!!▼
[ハロルド]
くっ…
なぜこんなところに落とし穴が…▼
[フェリシア]
二人揃って落ちちゃいましたね…▼
[ハロルド]
すまない。
私が手を差し伸べたばかりに…▼
私だけ穴に落ちればよかったものを
君まで道連れにしてしまった…▼
[フェリシア]
いえ…大丈夫です…
でも…穴から出られそうにないですね…▼
[ハロルド]
ああ…▼
仕方ない。
ここで伝えよう。▼
[フェリシア]
伝える?▼
[ハロルド]
今日、君を呼んだのは…
結婚を申し込みたいと思ったからだ。▼
[フェリシア]
…………▼
…えっ?▼
け、け、結婚…ですか?▼
[ハロルド]
…そうだ。▼
[フェリシア]
…………▼
そんな…▼
うううっ!▼
[ハロルド]
な、なんだ!?
急に穴の中が寒くなってきたぞ!▼
!?▼
フ、フェリシアくん!君から冷気が
噴き出しているように見えるのだが!?▼
[フェリシア]
ごめんなさい…
私は氷の部族で…▼
感激のあまりこのような状態に…▼
[ハロルド]
感激って…▼
ということは…
OKしてくるのかね?▼
冷気は私から命を奪う勢いで発生しているが、
それとは逆の意味だととらえていいのだね!?▼
[フェリシア]
その通りです!▼
[ハロルド]
やった…よかった…
ありがとう!▼
フェリシアくん…
今日はこれを持ってきた…▼
[フェリシア]
これは?▼
[ハロルド]
指輪だ。
これを君に渡したい…▼
冷気で指がかじかんで…
うまくつかめないが…▼
しかし、私はくじけぬぞ!▼
例えこの指が凍り付こうとも…
君に指輪をはめるのだ!▼
[フェリシア]
ハ、ハロルドさ~ん!!▼
[ハロルド]
よし…でき…た…
私の…愛の証が…君の指に!▼
[フェリシア]
ありがとうございます!
で、でも…体は大丈夫ですか…?▼
[ハロルド]
ふ、ふふ…なんてことない…▼
私の心には熱い愛が燃えている。
君に対する、熱い愛がっ!▼
では早速、初めての共同作業といこうではないか!▼
熱い心でともに祈ろう。
誰かが助けにきてくれることを!▼
[フェリシア]
はい!▼

オーディン

支援C

[オーディン]
ふぅぅぅ…いいぞ…
来たぞ、来た来たぁぁぁぁぁぁぁっ!▼
俺の闇の力が…
闇の力が暴走するぅぅぅぅぅぅぅっ!▼
出でよ…新たなる呪い…
ハイランダー・キュメッタコムっ!▼
ふぅ…▼
[フェリシア]
…………▼
[オーディン]
ん?フェリシアか。
いつからそこにいたんだ。▼
[フェリシア]
ごごご、ごめんなさい…
ずっと見ちゃってました…▼
[オーディン]
いや、別に謝る必要はない。▼
きっと俺の卓越した呪術に
引き寄せられてきたんだろうからな。▼
罪があるとしたら、
俺のすごすぎる魔力だ…▼
…で、なんの用だ?▼
[フェリシア]
それが…▼
オーディンさんに
お付きするように言われまして…▼
[オーディン]
…どういうことだ。
話が見えないが。▼
[フェリシア]
…実は…その…
あなたを監視するように言われまして…▼
[オーディン]
…俺の監視?
それは誰が言ってるんだ。▼
[フェリシア]
ごめんなさい。
誰か一人がというわけではなくて…▼
[オーディン]
何人かが言っているというのか。▼
[フェリシア]
何人かというか…
入ってきた新兵の殆どですね…▼
[オーディン]
なぜだ?▼
[フェリシア]
あなたの立ち振る舞いが、なんだかその…▼
「得体が知れなくて怖い」と…▼
[オーディン]
…………▼
そ、そう…
そうなんだ。▼
[フェリシア]
あ、オーディンさーん!
待ってくださーい!▼

支援B

[フェリシア]
オーディンさん…
なぜこんな暗い天幕の隅に…▼
[オーディン]
フェリシアか…
帰ってくれ…▼
[フェリシア]
でも…▼
[オーディン]
心配いらない…▼
新兵たちの目の届かないところで
こうして三角座りをしていれば、▼
得体の知れない怖さは
感じさせないはずだ…▼
[フェリシア]
こ、こんな静かなオーディンさんを
はじめて見ました…▼
相当落ち込んでいるんですね…▼
[オーディン]
ああ…▼
まさか未来ある新兵たちに
そんな風に思われていただなんて▼
俺の心の中の暗黒が
その闇を濃くするばかりだ…▼
[フェリシア]
そんな…
自暴自棄にならないでください…▼
あっ!そうだ!
今から香りのいい紅茶を入れますね。▼
これを飲めば、
すごーく元気が出るはずです!▼
えっと、こうしてこうして…▼
あーっ!!▼
[オーディン]
…………▼
[フェリシア]
はわわわわわ!
ごごご、ごめんなさい~!!▼
[オーディン]
いいんだ。
熱い紅茶を頭からかぶるのもまた一興。▼
死ぬほど熱いが、それもまたよし。
惨めな俺にはお似合いだ…▼
[フェリシア]
す、すみません…▼
[オーディン]
でも、どうしてだ…▼
[フェリシア]
えっ?▼
[オーディン]
俺って、そこまで変な奴か?
変な奴なんて他にもいっぱいいるだろ?▼
例えばジョーカーなんて…▼
相手がカムイ様か否かで
態度が百八十度変わる。▼
あれ、どう見ても二重人格だろ。▼
サイラスだって、いい人ぶっているが
ああいう奴こそ変な癖とか持ってるもんだ。▼
ハロルドに至っては、
神に嫌われてるレベルの不運だし…▼
ラズワルドは女に振られることに関しては
もはや右に出る者はいないし…▼
ゼロなんてやばいだろ。
変わり者を通り越してもはや変態だぞ?▼
なのに、どうして俺だけ…▼
[フェリシア]
…………▼
[オーディン]
淡い希望をもって確認するが…
監視を命じられたのは俺だけだな?▼
[フェリシア]
え、ええ…▼
[オーディン]
ううううううう…!!▼
もうなんていうか…
自尊心がボロボロだ…▼
[フェリシア]
オーディンさん…▼

支援A

[オーディン]
…フェリシア、すまないな。
俺なんかを見張り続けるのは苦痛だろう。▼
[フェリシア]
いいえ…▼
ただ落ち込んでしまった
オーディンさんがかわいそうで…▼
[オーディン]
今の俺にはその優しさが沁みるぜ…▼
[フェリシア]
ずっと黙っていたんですけど…
私の感想を正直に言ってもいいでしょうか?▼
[オーディン]
なんだ?▼
[フェリシア]
確かに他の皆さんも
どこかしら変わっていると思います。▼
でも、他の皆さんは
オーディンさんより目立たない…▼
それはなぜか?▼
[オーディン]
なぜなんだ!?▼
[フェリシア]
オーディンさんは
レッテルを貼りやすいんです。▼
[オーディン]
レッテル?▼
[フェリシア]
…ええ。▼
例えば私は小さいころからずっと
何をやってもドジばっかりでした…▼
しっかり者と言われる姉も
実はけっこうなドジなことをしていたのに…▼
…目立つのはなぜか私ばかり。▼
だから、えっと…
私が何を言いたいかと言いますと…▼
[オーディン]
少しわかるような気がする…▼
確かにドジと言えば
お前の代名詞のようになっている。▼
他の人もドジはするのに、だ。▼
レオン様が服を裏返しに着ているのを
俺は何度も見たことがある。▼
でも誰も進んで、レオン様の
ドジをからかおうとはしない。▼
[フェリシア]
そう!
そういうことです!▼
[オーディン]
…………▼
そういうことだったのか…
俺たちはレッテルを貼られやすい…▼
そんな選ばれし者だったというわけか…▼
[フェリシア]
わ、私が選ばれし者かどうかは
わからないですけど…▼
私たちが似た者同士なのは確かです。
もうオーディンさんは孤独じゃないですね。▼
[オーディン]
ありがとう、フェリシア…
目の前に希望が…▼
明るい道が開けた気分だ…▼
[フェリシア]
オーディンさん…▼
[オーディン]
さて、仕切り直しに
呪術の研究でも再開するか。▼
フェリシア。お前は紅茶でも入れて、
思い切り俺に浴びせてくれ。▼
[フェリシア]
えっ?▼
[オーディン]
落ち込んでいた俺の目を
鮮やかに覚ましてほしいんだ。▼
[フェリシア]
わ、わかりました!
お安いご用です!▼

支援S

[オーディン]
あれ?
今日は紅茶を持ってこないのか?▼
[フェリシア]
はい。
見張りのほうは解除されましたから。▼
[オーディン]
なに…?▼
[フェリシア]
私のほうから新兵の皆さんに
お話ししてみたんです。▼
皆さんが余計なことを言うから、
オーディンさんの個性が潰れかけましたって。▼
このままでは出撃時にも
影響しますよって言ったんです。▼
そうしたら皆さん、反省して
納得してくださったんです。▼
というか…軍に入って結構経つので
もう慣れたとも仰っていました。▼
[オーディン]
そ、そうか…▼
[フェリシア]
あれ、嬉しくないんですか?▼
[オーディン]
ああ…▼
[フェリシア]
はわわわわ…
ごめんなさい…▼
私、またドジしちゃいましたかね…
よかれと思ってやったのに…▼
[オーディン]
いや、違うんだ。
そういう意味じゃない。▼
お前の監視が終わってしまうのが
寂しいんだ。▼
[フェリシア]
そ、そうなんですか?▼
[オーディン]
…………▼
フェリシア、これを受け取ってくれ。▼
[フェリシア]
えっ、これは?▼
[オーディン]
結婚指輪だ。
いつ渡そうかと思ってずっと持っていた。▼
[フェリシア]
え、ええーっ!?▼
[オーディン]
フェリシア…結婚してほしい。▼
そして、俺に毎日、
熱い紅茶を浴びせてもらいたい。▼
[フェリシア]
で、でも…▼
[オーディン]
お前といると心が安らぐ。
いつも温かな気持ちでいられる。▼
お前のことを考えると胸が切なくなる…
それくらいお前を必要としているんだ。▼
よかったら、一生ずっと…
俺を監視してもらいたい。▼
[フェリシア]
…………▼
…わかりました。▼
ドジばっかりしてしまうと思いますが、
よろしくお願いします。▼
[オーディン]
本当にいいのか?▼
[フェリシア]
はい。だって…▼
あなたのような繊細な人には、
私が必要そうですから。▼
[オーディン]
…ありがとう。▼
今、紅蓮の歓喜が俺の心の臓を飛び出し、
体内を激しく駆け巡っているぞ…▼
[フェリシア]
私こそ、ありがとうございます…
こんな私を選んでくださって…▼
…なんか、照れますね。
紅茶でも入れましょうか?▼
[オーディン]
ああ。いいアイデアだ。
今日はまだだったからな。▼
お祝いに盛大に浴びせかけてくれ。▼
[フェリシア]
はい、お安いご用です!▼

ゼロ

支援C

[フェリシア]
さて、スープの盛りつけ完了…と。
あとはこれを皆さんのところに運ぶだけ…▼
こわごわ…こわごわ…▼
あ…あ、あ…
わーっ!!▼
[ゼロ]
…………▼
[フェリシア]
ゼゼゼゼ、ゼロさん…
大丈夫ですか!?▼
ごめんなさい…
すぐに拭きますので…▼
[ゼロ]
聞いていた。▼
[フェリシア]
えっ?▼
[ゼロ]
お前がとんでもない
ドジだっていう噂だ。▼
しかし、まさか俺が熱々のスープを
ぶっかけられる日が来るとはねぇ…▼
そんなに俺を裸にしたかったのか?▼
[フェリシア]
???▼
[ゼロ]
…ちっ。
全く意味がわかってないようだな。▼
…まあいい。
とりあえず服を着替える。▼
[フェリシア]
は、はい!
本当にごめんなさい!▼
[ゼロ]
今から…ここで着替えるぞ?▼
[フェリシア]
は、はい、どうぞ!▼
[ゼロ]
全部脱ぐぞ?▼
[フェリシア]
は、はい!
急いで全部お洗濯しますね!▼
[ゼロ]
…………▼
…そこまで真面目に返されると興ざめだ。▼
やっぱり着替えはやめる。
大して濡れてもないしな。▼
[フェリシア]
あ、大丈夫でしたか?
良かったです…▼

支援B

[フェリシア]
ゼロさん、少しよろしいですか?▼
[ゼロ]
ああ、なんだ?▼
[フェリシア]
デザートを持ってきました。▼
ゼロさんにだけですから、
皆さんには内緒ですよ?▼
[ゼロ]
どうして俺にだけ?▼
[フェリシア]
この間、ゼロさんに
スープをかけてしまったので…▼
そのお詫びです。▼
[ゼロ]
ああ、あのことか…
それで俺にだけサービスってわけだな。▼
[フェリシア]
はい…こんなもので
許してもらえるかわかりませんが…▼
[ゼロ]
まあ、デザートならぶっかけられる恐れもないか。
もらっておこう。▼
[フェリシア]
でも今日は…
別のサービスもお持ちしました。▼
[ゼロ]
別のサービス?▼
[フェリシア]
はい、これならゼロさんに喜んでいただける
自信があります。▼
ゼロさんが昇天しちゃうような
すごいサービスです!▼
[ゼロ]
な、なに!? 昇天!?
お前実は…そういうことができるのか!?▼
何もわからないフリをして…
大した奴だ。▼
[フェリシア]
ふふーん。見直しましたか?▼
[ゼロ]
ああ、完全に見くびっていた…▼
[フェリシア]
では目を閉じてくださいっ!▼
[ゼロ]
…こうか?▼
[フェリシア]
そのままじっとしててくださいね…▼
…………▼
[ゼロ]
ん…?
何か手に握らせたのか?▼
これは…▼
[フェリシア]
はい、もういいですよ!
目を開けてください~!▼
[ゼロ]
…なんだこれ?
焼き菓子か?▼
[フェリシア]
はい! 天国に行っちゃうくらい
おいしいと評判のクッキーです~!▼
その名も、昇天クッキー!▼
[ゼロ]
…………▼
…お前、わかっててやってるのか?▼
[フェリシア]
???
何がですか?▼
[ゼロ]
とぼけたふりするな。▼
[フェリシア]
え?
昇天クッキー、だめでした…?▼
大丈夫ですよ? 昇天と銘打ってはいますが
食べたら死ぬわけではありません…▼
ほ、本当に美味しいんですよ!?
ゼロさんもきっと気に入ります!▼
[ゼロ]
ったく…調子狂うぜ…▼

支援A

[フェリシア]
ゼロさん、お茶をお持ちしました。
いかがですか?▼
[ゼロ]
いや、いらないぜ。▼
[フェリシア]
そうですか…ではまた別の機会に…▼
あ…あ、あ…
わーっ!!▼
[ゼロ]
…………▼
[フェリシア]
ゼゼゼゼ、ゼロさん…
大丈夫ですか!? 熱くないですか!?▼
[ゼロ]
熱いねぇ…
全身がギンギンだぜ…▼
[フェリシア]
すぐに拭きますので…
ごめんなさい…▼
[ゼロ]
いいや。
今日という今日は謝っても無駄だ。▼
はっきり言わせてもらうがな、
俺はお前みたいな女を見てるとムカツクんだ。▼
[フェリシア]
えっ…▼
[ゼロ]
どうせお前は貴族の出かナニかで、
苦労も知らずにヌクヌクと生きてきたんだろ?▼
それでも邪な冗談が通じるならまだ許す。
顔を引きつらせてやる楽しみがあるからな。▼
だが、それも通じないほど鈍いと来た…
最悪の部類だ。▼
[フェリシア]
い、いえ…貴族だなんて…誤解ですよ…
私は氷の部族の出ですから…▼
[ゼロ]
…ん?
氷の部族と言えば…▼
ガロン様が無理矢理、
暗夜の支配下に入れたフリージアのことか。▼
[フェリシア]
はい。
私はフリージアの族長の娘です。▼
[ゼロ]
そうか。
お前のことだったのか。▼
人質としてフリージアから
暗夜に連れてこられたのは…▼
[フェリシア]
ひ、人質だとは思ってませんが…▼
[ゼロ]
そうだったのか…▼
…悪かったな。
さっきの発言は撤回させてくれ…▼
[フェリシア]
えっ?▼
[ゼロ]
…俺は生まれに恵まれなくてな。▼
だから、苦労知らずに育った奴を見ると、
ついいじめてやりたくなるんだ。▼
…だがすまない。▼
俺は大きな勘違いをしていた。
てっきりお前が温室育ちとばかり…▼
[フェリシア]
あはは。
温室どころか氷の世界で育ちました。▼
それに苦労知らずっていうのも
あながち外れでもないですし。▼
だって、ここでの生活はとても楽しいですから。▼
[ゼロ]
…そうか。
…それならまあいいんだが。▼
とにかくだ、悪かった。
お茶をぶっかけた件もチャラにする。▼
[フェリシア]
ほんとですか…?▼
[ゼロ]
だが、その前にちゃんと拭いてくれ。▼
[フェリシア]
ですよね、すぐに拭く物を持ってきますね。
あと代わりのお茶も持ってこないと!▼
[ゼロ]
拭く物だけでいいぞ。
お茶はもう結構だ。▼

支援S

[フェリシア]
お呼びでしょうか、ゼロさん?▼
[ゼロ]
まあ、とりあえずそこに座れ。▼
[フェリシア]
は、はい。
わ、わかりました…▼
[ゼロ]
今日は俺がお茶を入れてやった。▼
[フェリシア]
え、ゼロさんがですか~?▼
[ゼロ]
そうだ。
ちょっと待ってろよ。▼
[フェリシア]
…………▼
[ゼロ]
待たせたな。
お茶とクッキーだ。▼
[フェリシア]
わぁ…
なんかすごいですね…▼
[ゼロ]
何がだ?▼
[フェリシア]
落っことさないで持ってくるなんてすごいなー
なんて思っちゃいまして…▼
[ゼロ]
はは。
お前と一緒にされても困る。▼
[フェリシア]
で、ですよね…▼
[ゼロ]
クッキーは例の昇天クッキーだ。
お茶は少し特殊なお茶になっている。▼
[フェリシア]
特殊なお茶…ですか?▼
[ゼロ]
中を見ればわかる。▼
[フェリシア]
えっと…▼
…あ!
あははははは~!▼
[ゼロ]
どうした?▼
[フェリシア]
あ、すみません。
でも、ゼロさんもドジなんだって思って…▼
だって、見てくださいよ~。▼
カップにお茶が入ってないですよ?
かわりにこんな指輪が入ってました。▼
[ゼロ]
いや、それでいいんだ。▼
[フェリシア]
えっ?▼
[ゼロ]
はめてみてくれ。
その指輪はお前への贈り物だ。▼
[フェリシア]
…えっ?
ダ、ダメですよ、そんなの…▼
こんな高そうなもの、
気軽にもらえないですから…▼
[ゼロ]
気軽じゃない。
本気の指輪なんだ。▼
フェリシア…俺と結婚してくれ。▼
[フェリシア]
…えっ?▼
[ゼロ]
お前みたいな女は初めてだ。
いろんな意味でな…▼
気がつくとお前を開拓することが
俺の楽しみになってしまっていた。▼
だから、よかったら受け取ってくれ。▼
[フェリシア]
…………▼
…そういうことですか。▼
…わかりました。
では…こんな私でよければ…▼
[ゼロ]
よかった…。
…じゃあさっそく指輪をはめてくれ。▼
[フェリシア]
はい、よろこんで…▼
[ゼロ]
いいぞ。よく似合う。
必ず幸せにするからな。▼
俺が本当に天国に逝っちまうその時まで、
お前を守り続けると誓おう…▼
[フェリシア]
はい…▼

ラズワルド

支援C

[ラズワルド]
はぁ…
今日もだめだったなあ…▼
[フェリシア]
あ、ラズワルドさん。
また女の子を口説いてらしたんですか?▼
[ラズワルド]
フェリシア。▼
そうなんだけど…
今日も全然、上手くいかなくてさ…▼
[フェリシア]
それはかわいそうに▼
[ラズワルド]
フェリシア、それ、本心じゃないよね。
顔が笑ってるよ。▼
[フェリシア]
はわわ、ばれちゃいましたか!?▼
[ラズワルド]
ばれるよ。
わかりやすすぎるもん…▼
[フェリシア]
ふふふっ…
ごめんなさい…▼
でも、私はラズワルドさんのことが
ちょっぴりうらやましいです。▼
[ラズワルド]
僕がうらやましい?
どうして?▼
[フェリシア]
ラズワルドさんは…はじめて会う方にも
気さくに話しかけることができますよね?▼
私…こう見えて実は人見知りなので
そういうことが苦手なんです。▼
[ラズワルド]
そうなの?
なんか意外だな…▼
[フェリシア]
はい…私は生まれたときからいつも
姉さんと一緒でしたから…▼
一人きりで新しい場所に行くという経験が
今まで無かったんですよね。▼
[ラズワルド]
なるほどね。
じゃあ、僕にいい考えがあるよ。▼
[フェリシア]
いい考え…ですか?▼
[ラズワルド]
うん、僕にまかせて。
フェリシアを特訓してあげる。▼
僕の言う通りにすれば、初めての人にでも
気さくに話しかけられるようになるよ。▼
[フェリシア]
ほ、本当ですか?▼
少し不安ですが…
ぜひお願いします!▼
[ラズワルド]
大丈夫!
大船に乗った気持ちでいてよ!▼

支援B

[フェリシア]
む、無理です無理です無理です…!
私にナンパなんてできるはずないです!▼
[ラズワルド]
大丈夫だよ、フェリシア。
怖いのは最初の一歩だけだから。▼
[フェリシア]
無理です無理です!
絶対に絶対にぜーったいに無理です!▼
人と話せるようになる訓練だとしても
見ず知らずの殿方に話しかけるなんて…▼
私にできるわけありません!▼
[ラズワルド]
いいかい、フェリシア。
僕も昔はものすごい人見知りだった。▼
でも、ある人に言われたんだ…▼
度胸をつけたいのなら
異性に話しかけることが一番だ、って。▼
そのおかげで、僕も今では
誰とでも話ができるようになったんだよ。▼
[フェリシア]
で、でも…でも…
女性が男性に声をかけるなんて…▼
[ラズワルド]
いわゆる逆ナンというやつだね。▼
いやぁ、羨ましいな。
フェリシアに声をかけてもらえる男の人が。▼
[フェリシア]
む、無理ですよう…
なんて声をかけたらいいかもわからないですし…▼
[ラズワルド]
一緒にお茶をしませんか?
で、充分だよ。▼
フェリシアはとっても可愛いんだから。
必ず成功すると思うよ。▼
[フェリシア]
せ、成功しちゃったら…
もっと困ってしまいます!▼
[ラズワルド]
適当にお茶して
すぐに帰ってくればいいだけだよ。▼
僕がずっと見守ってるし。▼
[フェリシア]
ううう…
どうしてこんなことに…▼
[ラズワルド]
この特訓だ終わったら、
フェリシアは必ず成長するよ。▼
誰とでも気軽に話せるようになる。
僕を信じて。▼
[フェリシア]
ラズワルドさん…▼
[ラズワルド]
さ、後は実行するのみだよ。▼
勇気を出して
最初の一歩を踏み出してみて。▼
[フェリシア]
…………▼
…………▼
…い、行ってきます。▼
[ラズワルド]
がんばってね。▼
…………▼
…よし、フェリシアが
男の人に近づいていった。▼
けど…そのまま通り過ぎちゃった。▼
今度はどうだ?▼
…やっぱり通り過ぎちゃった。▼
そしてそのまま…
遠くの方に走り去った!?▼
あ、フェリシア!?
どこ行くの!?▼
ちょ、ちょっと待って!
フェリシアーーーーーーーーーーーー!▼

支援A

[フェリシア]
ラズワルドさん…
この間はすみませんでした…▼
途中で特訓を放棄しちゃって…▼
[ラズワルド]
あ、あはは。
フェリシアって意外と足が速いんだね。▼
[フェリシア]
ですが私、どうしても無理です…
私には…ナンパはできません…▼
[ラズワルド]
うん…ちょっとフェリシアには向いてなかったかもしれないね。▼
[フェリシア]
せっかく、私の為に考えてくれたのに…
本当にすみません…▼
[ラズワルド]
ううん。
僕の方こそごめん。▼
もっと、フェリシアにあった特訓を思いつけば良かったんだけど…▼
[フェリシア]
でも、やってみてわかりました…
ラズワルドさんって本当にすごいんですね。▼
知らない人に声をかけるなんて、
相当の度胸がないとできることじゃありません。▼
[ラズワルド]
あはは。
僕は楽しんでるだけだよ。▼
[フェリシア]
私、ラズワルドさんのことを
見直しました。▼
[ラズワルド]
本当?フェリシアに
褒められるなんて嬉しいな。▼
じゃあ、どう?
これから二人でお茶でも?▼
[フェリシア]
ふふふっ…
私をナンパしてるんですか?▼
[ラズワルド]
あはは。
そういうことになるね。▼
でも、僕が相手だったら、
フェリシアも安心して話ができるんじゃない?▼
知らない男の人とお茶するより
フェリシアも気が楽だと思うよ?▼
[フェリシア]
確かにそうですね…▼
でも、お茶なら私に任せてください。
メイドたるもの、
お茶は本来飲みにいくものではなく、
自ら入れるものですので。▼
[ラズワルド]
おお…なんかかっこいいね。
じゃあお願いするよ。▼
[フェリシア]
はい!
まかせてください!▼
今日はいい茶葉を用意したんです。
食器だってぴかぴかなんですよ!▼
見ててくださいこの輝き!
さっき私が磨きに磨いて…▼
わわーーーっ!!▼
[ラズワルド]
だ、大丈夫?▼
[フェリシア]
はい…!ご、ごめんなさい…!!
お怪我はありませんか!?▼
[ラズワルド]
避けたから平気だよ。
ギリギリだったけど…▼
片付け、僕も手伝うね。▼
[フェリシア]
ありがとうございます…▼
[ラズワルド]
うわー、カップも粉々。▼
これじゃあお茶は無理そうだね。
また日を改めようか…▼
[フェリシア]
ううううううう…!
すみません…!!▼
やっぱり誰かとお茶をするのは
とんでもなく難しいものなんですね…!▼
私、今回で痛いほど思い知りました…!▼
[ラズワルド]
そ、そうだね…▼
フェリシアの場合ちょっと意味が違うけど…
その気持ちは、わかるかな…▼
僕たち、なかなか他人と
お茶できない運命なのかも…▼

支援S

[フェリシア]
あ、あの…
ラズワルドさん…▼
[ラズワルド]
どうしたのフェリシア?▼
[フェリシア]
わ、私と…私と…
お、お茶でも…どうですか?▼
[ラズワルド]
…………▼
フェリシア…
今のはもしかして…ナンパかな?▼
[フェリシア]
そ、そう思っていただいて…
かまいません…▼
[ラズワルド]
驚いたよ。フェリシアが僕を
誘ってくれるなんてね。▼
[フェリシア]
ほ、ほら…ラズワルドさんとは
この前お茶ができなかったので。▼
お詫びに、今日こそきちんと…
ごちそうしたいなって思って…▼
[ラズワルド]
そうだったんだ。
その気持ち、すごく嬉しいよ。
僕もフェリシアとお茶したいなーって
ずっと思ってたからね。▼
[フェリシア]
ふぅ…
それを聞いて安心しました。▼
断られたらどうしようって
思っていましたから。▼
[ラズワルド]
フェリシアからのお誘いを、
僕が断るわけないよ。▼
[フェリシア]
…………▼
あ、あの…
ラズワルドさんは、▼
相手が私じゃなくても、女の子から
お茶に誘われたら断らないんですか?▼
[ラズワルド]
え…?▼
[フェリシア]
例えば今ここで、もう一人女の子が来て
ラズワルドさんをお茶に誘ったら…▼
ラズワルドさん、どうしますか…?▼
[ラズワルド]
それは…▼
[フェリシア]
きっとラズワルドさんは
三人でお茶をするって言っちゃいますよね?▼
でも、それじゃ嫌なんです。
私を選んでほしいんです。▼
だって私…
ラズワルドさんのことが、▼
す、す、す…▼
[ラズワルド]
ちょっと待った!!▼
[フェリシア]
へっ!?▼
[ラズワルド]
…女の子から言わせるのは悪いよ。▼
ありがとう…フェリシア。▼
自惚れじゃなかったら、
君は僕を本気で誘ってくれたんだね。▼
[フェリシア]
ううううう…
そうです…▼
[ラズワルド]
うん…その気持ち、とっても嬉しいよ。
だって僕も…▼
フェリシアが大好きだから。▼
[フェリシア]
へ…? そ、それ…
ほんとですか…▼
誰にでも言ってるんじゃないんですか…?▼
[ラズワルド]
誰にでもこんなこと言わないよ。
僕が好きなのはフェリシアだけ。▼
僕のために頑張ってくれたところ、
すごく可愛いなって思う。▼
こんな子と結婚できたら…
きっと幸せなんだろうなあ。▼
[フェリシア]
ら、ら、ラズワルドさあああん…!▼
[ラズワルド]
えええ!?なんで泣くの!?▼
[フェリシア]
う、嬉しくて…!!
私もラズワルドさんが好きです!▼
あなたと結婚したいです…!!▼
[ラズワルド]
あはは、ありがとう。
じゃあ二人で指輪を買いに行って…▼
そのあと、お嫁さんになってくれる?▼
[フェリシア]
は、はい…!!▼
え、ええと、でもその前にお願いがあるんです!▼
[ラズワルド]
ん?▼
[フェリシア]
結婚する前の、
指輪を買いに行く前に…▼
今度こそ二人で、お茶をしませんか…▼
[ラズワルド]
あはは、そうだったね…
うん。喜んで。▼
これからはお茶を入れる時、
僕も手伝うから。▼
カップをいくつ割ったとしても、
ポットをいくつだめにしても…▼
最後には二人で、一緒にお茶を飲もう?▼
[フェリシア]
はいっ…!▼

ピエリ

支援C

[フェリシア]
ピエリさん、お待たせしました~!
お茶を入れますね~!▼
[ピエリ]
フェリシア!
ありがとうなの!▼
[フェリシア]
…あ。
あわわわわわわ~!▼
[ピエリ]
どうしたの、フェリシア…
足下とトレイが揺れてるの…▼
[フェリシア]
な、なんかバランスが…▼
わーっ!!!!!!!▼
[ピエリ]
…………▼
[フェリシア]
ごめんんさい、ピエリさん!!▼
[ピエリ]
ふええええ…
体中びちゃびちゃなの…▼
[フェリシア]
今すぐ拭きますので…
えっと…拭く物は…▼
ありました!▼
あーっ!!▼
[ピエリ]
…………▼
びえええええええええ!
今度はピエリの顔に手拭いが飛んできたのー!▼
[フェリシア]
ご、ごめんなさい…▼
[ピエリ]
あなたみたいな使用人は初めて見たの。
次やったら、あなたのこと…▼
えいってやるのよ。▼
[フェリシア]
えいってなんですか…▼
[ピエリ]
ピエリね、家の従者たちがこういう失敗をすると
えいってお仕置きするの。▼
えいってやると、従者の体から血が出て、
ピエリが血まみれになるの。▼
[フェリシア]
…え?
なんですか、それは…▼
[ピエリ]
今回は見逃してあげるの。
でも次は覚悟するのよ。▼

支援B

[フェリシア]
あ、あの…ピエリさん…▼
[ピエリ]
あ、フェリシア!
ピエリにご用なの?▼
[フェリシア]
この間のお話ですけど…
ご冗談ですよね?▼
[ピエリ]
何がなの?▼
[フェリシア]
ほら…その…失敗をした従者さんたちに
えいってやるって…▼
私を反省させるために、ちょっと大げさに
言っていただけですよね?▼
[ピエリ]
ああ、あれは本当の話なの。
少しも大げさじゃないの。▼
ピエリがえいってやると、
従者たちは血をたくさん出すのよ。▼
[フェリシア]
!!▼
[ピエリ]
それよりフェリシア。
ピエリ、お茶が飲みたいの。▼
もしヒマなら入れてほしいの。▼
[フェリシア]
…………▼
きょ、今日は…クッキーでいかがですか?▼
[ピエリ]
クッキーじゃなくてお茶がいいの!▼
[フェリシア]
すみません。
今日はお茶を切らしてまして…▼
[ピエリ]
え?でも…
そこにお茶の一式が見えるの。▼
[フェリシア]
…いえ、これはちょっと…▼
その…▼
…壊れてるんです。▼
[ピエリ]
…………▼
そうなの?▼
わかったの。
だったら仕方ないから、我慢するの。▼
[フェリシア]
ごめんなさい…
では、クッキーを置いておきますね…▼

支援A

[ピエリ]
あ、フェリシア。
探してたのよ。▼
ピエリ今日こそお茶を飲みたいの!▼
[フェリシア]
ピ、ピエリさん…!▼
あの…すみません。
今日はお茶を切らしていて…▼
[ピエリ]
嘘なの。
今、後ろに隠したの知ってるの。▼
ピエリ、嘘は嫌いなの。
嘘つきにもえいってするのよ。▼
[フェリシア]
ご、ごめんなさい…
わかりました…▼
では少々、お待ちを…▼
[ピエリ]
はーいなの!▼
[フェリシア]
それでは、さっそくお茶を入れますね…▼
こわごわ…こわごわ…▼
こぼしたら、えい…
こぼしたら、血しぶき…▼
気をつけないと…
で、でもそう思えば思うほど緊張して…▼
…わ、わわわ…▼
わーっっっっっっ!!!▼
[ピエリ]
…………▼
ぶえええええええええええん!!!
またびちゃびちゃなの!!!!▼
もう許さないの!覚悟するの!!▼
[フェリシア]
ピ、ピエリさん…
早まらないでください~!▼
[ピエリ]
えいなの…
えいなのーーーーーーーーっ!▼
[フェリシア]
はっ!▼
[ピエリ]
えいえいえいえいえいなのーーーーっ!▼
[フェリシア]
はっ!ふっ!▼
[ピエリ]
はぁ…はぁ…
あ、あなた…何者なの…▼
お茶を入れているときとは
動きが全然違うの…▼
[フェリシア]
そうなんです…
私、なぜか武器を持つと器用になって…▼
ギュンターさんにも言われていたんです。
使用人よりも軍人のほうが千倍は向いてるって。▼
[ピエリ]
そうなの…▼
[フェリシア]
そ、そうだ。そんなことより
早くお拭きしますねっ!!▼
本当にごめんんさい!▼
[ピエリ]
…………▼
すごいの。▼
[フェリシア]
え?▼
[ピエリ]
あなたみたいな使用人は初めてみたの!
とってもとっても気に入っちゃったの!▼
フェリシア。
今度、ピエリの家に遊びにきてほしいの。▼
[フェリシア]
えええっ?▼
[ピエリ]
それで、家の従者たちに
戦いの手ほどきをしてほしいの。▼
えいってやって、すぐやられちゃうような
弱い従者は退屈なの。▼
あなたみたいに腕が立てば、
ピエリ、退屈しないで済むと思うの!▼
[フェリシア]
そ、そんな理由ですか…
でもわかりました…▼
お詫びの意味も込めて、一度
遊びにいかせていただきますね…▼
[ピエリ]
うん!
楽しみにしてるのよ!!▼

ブノワ

支援C

[フェリシア]
はうあっ!?
ぶ、ブノワさん…▼
[ブノワ]
フェリシアか…▼
[フェリシア]
あ、あの…
そこを通りたいんですけど…▼
[ブノワ]
…………▼
[フェリシア]
お、お茶を運んでいるんです…
通っても…いいですか?▼
[ブノワ]
別に許可など必要ない…
好きにしろ…▼
[フェリシア]
あ、ありがとうございます…
では、失礼しますね…▼
[ブノワ]
…………▼
[フェリシア]
静かに静かに…
そーっと、そーっと…▼
[ブノワ]
…………▼
ヘックッシュ!▼
[フェリシア]
きゃあああああ!▼
[ブノワ]
…熱い。▼
[フェリシア]
ああああああ!
ブノワさんに熱々のお茶が!▼
[ブノワ]
…………▼
[フェリシア]
ご、ご、ご、ご、ごめんなさい!▼
[ブノワ]
…………▼
[フェリシア]
ひぃぃぃぃ!
ブノワさんが怒ってますぅ!▼
い、今すぐに
拭くものを持ってきますから!▼
だ、だからころさないでくださいぃ!
私はまだ死にたくないんですぅ!▼
[ブノワ]
…行ってしまったか。
…慌しいやつだ。▼

支援B

[フェリシア]
はわわ!?
ぶ、ブノワさん…▼
[ブノワ]
…………▼
[フェリシア]
こ、この間は申し訳ありませんでした…
熱々のお茶をかけてしまって…▼
[ブノワ]
いや…
大丈夫だ…▼
[フェリシア]
ううう…
本当にすみません…▼
[ブノワ]
…………▼
[フェリシア]
あうう…
沈黙が怖いです…▼
[ブノワ]
フェリシアは…
俺を恐れすぎだ…▼
[フェリシア]
そ、そんなことありません!▼
私…
ブノワさんが怖がってなんて…▼
[ブノワ]
…………▼
[フェリシア]
ご、ごめんなさい!▼
正直に言うと…
少しだけ怖がってるかもしれません…▼
[ブノワ]
…………▼
[フェリシア]
ごめんなさいごめんなさい!
本当はものすごく怖がってます!▼
[ブノワ]
…なぜだ?▼
[フェリシア]
なぜって言われましても…▼
ブノワさんは…
いつも不機嫌そうなお顔をされてますし…▼
お体もとても大きいですよね…▼
だから、私なんか…
ぺろりと食べられちゃうんじゃないかと…▼
[ブノワ]
俺は…
人は食わん…▼
[フェリシア]
そ、そうですよね…▼
いくらブノワさんでも…
たまにしか召し上がりませんよね?▼
[ブノワ]
たまにも…食わん…▼
[フェリシア]
そ、そうなんですか?▼
[ブノワ]
ああ…
人を食ったことなどない…▼
[フェリシア]
それでしたら…▼
私、もっとブノワさんと
仲良しになれる気がします!▼
[ブノワ]
ふっ…
誤解は解けたようだな…▼
[フェリシア]
はいっ。
今まですみませんでした。▼

支援A

[フェリシア]
あっ!
ブノワさん。▼
[ブノワ]
フェリシア…▼
[フェリシア]
あの…
あのですね…▼
今まで散々、失礼な態度を取ってしまい…
本当に申し訳ありませんでした!▼
[ブノワ]
…………▼
[フェリシア]
私、ブノワさんを
傷つけてしまっていたと思います…▼
[ブノワ]
…別に俺は気にしていない。▼
[フェリシア]
ブノワさん…▼
私、ブノワさんのことを…▼
すごく怖い人だと
勝手に勘違いしていました…▼
[ブノワ]
…そうか。▼
[フェリシア]
でも、私、
この間、見たんです。▼
[ブノワ]
何をだ?▼
[フェリシア]
ブノワさんが
小鳥さんたちにエサをあげている姿を…▼
[ブノワ]
!?▼
[フェリシア]
動物さんに優しい人が
怖い人なわけありません。▼
だから、ブノワさんは
とっても優しい人なんだと思います。▼
[ブノワ]
…………▼
[フェリシア]
あっ、ごめんなさい。
私、一人でしゃべり過ぎちゃいましたね。▼
[ブノワ]
いや、俺は口下手だからな…
その方が助かる…▼
[フェリシア]
ふふふ。
それならよかったです。▼
[ブノワ]
…………▼
[フェリシア]
…………▼
[ブノワ]
エサ…
フェリシアもあげてみるか?▼
[フェリシア]
え?▼
[ブノワ]
また、小鳥たちに…
エサをあげようと思っている…▼
[フェリシア]
私もご一緒していいんですか?▼
[ブノワ]
お前が望むならな…▼
[フェリシア]
嬉しいです!
ぜひ、ご一緒させてください!▼
[ブノワ]
ああ…
わかった…▼

支援S

[フェリシア]
ふんふんふ~ん。▼
[ブノワ]
ご機嫌だな…
フェリシア…▼
[フェリシア]
あっ!ブノワさん。▼
[ブノワ]
…何かいいことでもあったのか?▼
[フェリシア]
はいっ。▼
以前一緒に、小鳥さんたちにエサをあげに
行きましたよね?▼
その時のことを思い出していたら、
なんだか気分がよくって。▼
[ブノワ]
そうか…
それでそんなに楽しそうなんだな?▼
[フェリシア]
え?
私、そんなに楽しそうでしたか?▼
[ブノワ]
ああ…
鼻歌も歌っていたぞ…▼
[フェリシア]
ええ!?
本当ですか!?▼
[ブノワ]
ふっ…
自分では気づいていなかったのか…▼
[フェリシア]
ふふふ。
そうみたいですね。▼
[ブノワ]
まぁ…楽しそうなのはいいことだ…▼
[フェリシア]
私…ブノワさんや皆さんと
一緒に過ごすようになってから、▼
毎日がとっても楽しいんです。▼
[ブノワ]
そうか…▼
[フェリシア]
家族がたくさん増えて、
にぎやかになったって言うんでしょうか?▼
私、そういう雰囲気が好きなので。▼
[ブノワ]
そうか…
家族、か…▼
[フェリシア]
はい。▼
たとえ血は繋がっていなくても…▼
私は皆さんのことを
家族のように思っています。▼
[ブノワ]
…………▼
[フェリシア]
…ブノワさん?▼
[ブノワ]
俺と…
本当の家族にならないか?▼
[フェリシア]
…え?▼
それは…
どういう意味でしょうか?▼
[ブノワ]
俺と…結婚をして欲しい…▼
[フェリシア]
ええ!?▼
で、でも私、
ドジばっかりしてしまいますし…▼
ブノワさんと結婚したら…
ご迷惑をおかけしちゃうと思います…▼
[ブノワ]
そんなことは…
大したことではない…▼
俺は…
フェリシアと一緒になりたいんだ…▼
[フェリシア]
ブノワさん…▼
私も…
ブノワさんのことが好きです…▼
[ブノワ]
フェリシア…▼
[フェリシア]
ふつつかものですが…
よろしくお願いいたします。▼
[ブノワ]
ああ…
一生、添い遂げると誓おう…▼
[フェリシア]
立派なお嫁さんになれるように…
精一杯、がんばりますね。▼

レオン

支援C

[フェリシア]
きゃあああああ!▼
[レオン]
フェリシア。
また皿を落として割ったのか…▼
[フェリシア]
も、申し訳ありません!
レオン様!▼
[レオン]
…僕に謝られても困る。▼
[フェリシア]
ううう…
す、すみません…▼
[レオン]
…………▼
僕は今まで、何度も
お前が失敗する姿を見ている。▼
[フェリシア]
は、はい…▼
[レオン]
だから、はっきり言うよ。▼
フェリシア。
お前は使用人に向いていない。▼
[フェリシア]
そ、そ、そ…
そんなこと言わないでください!▼
[レオン]
でも、事実だ。▼
[フェリシア]
わ、私、もっとがんばりますから!
お願いですからここにいさせてください!▼
[レオン]
追い出しはしないけど…
困ったね…▼

支援B

[フェリシア]
顔が映るくらい綺麗に拭いて…
物を運ぶときには慎重に落ち着いて…▼
[レオン]
フェリシア。何をしているんだ?▼
[フェリシア]
あっ!
レオン様…▼
あの…その…▼
使用人としてのお仕事の
おさらいをしていました。▼
[レオン]
別に、使用人であることに
こだわらなくて良いよ。▼
お前には
どう考えても向いてないから。▼
[フェリシア]
あううう…
私、がんばりますから…▼
[レオン]
でも、安心するといい。
お前に向いている仕事を見つけた。▼
[フェリシア]
えっ?
わ、私に向いている仕事が…▼
[レオン]
調べてみて驚いた。フェリシアには
軍人としての才能があるようだね。▼
普段の姿からは想像できないほど、
戦場での活躍は目を見張るものがある。▼
[フェリシア]
は、はい…ギュンターさんにも昔…
そのようなことを言われました…▼
[レオン]
なら、何も問題はないな。
今日から使用人はやめて
軍人として皆の力になればいい。▼
[フェリシア]
…………▼
[レオン]
どうした?
嫌なのか?▼
[フェリシア]
戦場に出て戦うのはかまいません…▼
私もこの闘いには…
自分の意思で参加しているのですから…▼
[レオン]
ああ。
そうだね。▼
[フェリシア]
でも私は使用人でいたいんです…▼
みなさんのお世話は上手にできないかもしれませんが…▼
それでも私は…
使用人でいたいんです…▼
[レオン]
…………▼
そこまで言うなら仕方ないな。
フェリシアの好きにすればいい。▼
[フェリシア]
はい!私、一生懸命がんばりますので!▼

支援A

[レオン]
フェリシア。▼
[フェリシア]
はい。
レオン様。▼
[レオン]
お前は使用人であることに
どうしてそこまでこだわるんだ?▼
軍人としての腕は、
みんなが認めているところなのに。▼
[フェリシア]
…………▼
いつか見て欲しいからです…▼
立派な使用人となった姿を…
私がお世話になった方たちに…▼
[レオン]
世話になった人?▼
[フェリシア]
はい。暗夜王国の城に来てから
私はいろいろな方にお世話になりました。▼
例えばギュンターさんです。▼
ギュンターさんは私に、
使用人の仕事を一から教えてくれました。▼
とても厳しい方ですけど、
お父さんのように感じています。▼
[レオン]
…………▼
[フェリシア]
ジョーカーさんもそうです。いつも私を見守ってくれています。▼
意地悪なことを言ったりしますけど、
本当はとっても優しい方です。▼
そういう大切な方たちに
見てもらいたいんです…▼
使用人として立派に成長した…
私の姿を…▼
[レオン]
なるほどね。▼
だから、フェリシアは
使用人を辞めたくないということか。▼
[フェリシア]
はい…▼
[レオン]
お前の気持ちはわかったよ。
もう軍人になれとは言わない。▼
[フェリシア]
レオン様…▼
[レオン]
立派な使用人になるために、
もっと頑張らないとね。▼
僕も応援するから。▼
[フェリシア]
ありがとうございます。
レオン様。▼
私、がんばりますね。▼

支援S

[レオン]
フェリシア。少しいいかい?▼
[フェリシア]
はい。レオン様。▼
ですが、先にこのお皿を
片付けさせていただきますね…▼
[レオン]
危なっかしいな。僕も手伝おう。▼
[フェリシア]
だ、大丈夫です!▼
私、一人でできま…▼
…きゃあああ!▼
[レオン]
…やっぱりね。▼
[フェリシア]
も、申し訳ありません!
お怪我はないですか?▼
[レオン]
僕なら大丈夫だ。
フェリシアは大丈夫か?▼
[フェリシア]
は、はい。
怪我はしてないみたいです。▼
[レオン]
そうか。
安心したよ。▼
では、この割れた皿を片付けよう。
今度こそ僕も手伝うから。▼
[フェリシア]
あ、ありがとうございます…
レオン様…▼
そ、それでレオン様…
私にお話というのは?▼
[レオン]
フェリシア。
僕の妻になる気はないか?▼
[フェリシア]
れ、れ、れ、レオン様!?▼
と、突然どうされたのですか?
そ、そんなことを言うなんて…▼
[レオン]
好きになってしまったんだ。
お前のひたむきな姿を見てね。▼
どうだろうか?
僕と結婚してくれないか?▼
[フェリシア]
む、無理です!
絶対、無理に決まってます!▼
[レオン]
どうして?▼
[フェリシア]
ど、どうしてと言われましても…▼
私、使用人としての仕事もできないのに…
レオン様のお嫁さんになんかなれません…▼
それにレオン様だって嫌なはずです…▼
毎日、お皿を
割ってしまうお嫁さんは…▼
[レオン]
皿なら何枚でも用意するよ。
いくらでも割ってかまわないさ。▼
[フェリシア]
お、お洗濯をするたびに、
お洋服をダメにしてしまいますし…▼
お掃除をするたびに…
新たな汚れを増やしてしまうんですよ?▼
[レオン]
着る服なら何着でもあるし、
汚したのならば、また掃除をすればいい。▼
[フェリシア]
あううう…
そ、そういう問題じゃないんです…▼
私、自信がなんです…
立派なお嫁さんになる…▼
[レオン]
始めから立派な者などいない。
徐々に成長をしていけばいいさ。▼
[フェリシア]
でも、私、成長するのに…
人より時間がかかってしまいます…▼
[レオン]
時間ならいくらでもかけてかまわない。▼
ただし、立派になるまで待つ気はない。
僕にフェリシアの成長を見守らせて欲しい。▼
[フェリシア]
レオン様…▼
[レオン]
フェリシア。
この指輪を受け取ってくれ。▼
そして、僕と結婚してくれるね?▼
[フェリシア]
はい…
喜んでお受けします…▼

フランネル

支援C

[フランネル]
フェリシア!
へっへっへっへー!▼
[フェリシア]
あっ!?
ふ、フランネルさん…▼
お、お願いですから!
私に近づかないでください!▼
また、変な虫とか…
私に見せる気ですよね?▼
[フランネル]
大正解!
すっげえの見つけたんだよ!▼
[フェリシア]
ひ、ひぃぃぃぃ!
やっぱりそうなんですね!▼
[フランネル]
今回のはすげえぞ!
俺も震えちまうくらいの大物だ!▼
[フェリシア]
い、嫌です!
そんな虫、見たくありません!▼
[フランネル]
またまた、そんなこと言ってさー!
本当は見たいんだろ?▼
見せたらいつも喜んでるじゃねえか。▼
きゃーとか、ぎゃーとか
反応がすこぶるいいもんな!▼
[フェリシア]
よ、喜んでいません!
全力で嫌がっているんです!▼
[フランネル]
はっはっは!
ウソばっか言うなって!▼
こんなにかっこよくて変な虫を
なんで嫌がる必要があるんだよ?▼
[フェリシア]
フランネルさんはガルーですから、
美的感覚が人と違うんだと思います…▼
[フランネル]
そうなのか?
まあとりあえず見てくれよ、な?▼
[フェリシア]
ぜ、絶対に嫌です!
ごめんなさーい!▼
[フランネル]
あっ!
待てってば、フェリシアー!▼

支援B

[フランネル]
フェリシア!
お、お前…
その手に持っているもんはなんだ!?▼
[フェリシア]
あぅぅ!?
ふ、フランネルさん?▼
こ、これは…
さきほど私がわってしまったお皿です…▼
[フランネル]
すげえ!
すんげえ尖ってるな!▼
その皿、俺にくれ!▼
[フェリシア]
これをですか?
でも、割れているので使えませんよ?▼
[フランネル]
なに言ってんだ!
全然、使えるっつーの!▼
隅々まで眺めたり、
尖ってるところをつんつんしたり!▼
[フェリシア]
そ、そうですか…▼
そのような使い方が
あるとは知りませんでした…▼
[フランネル]
というか、この皿、
フェリシアが割ったって言ったよな?▼
[フェリシア]
はい…
私が割ってしまいました…▼
[フランネル]
お前、皿を割る才能があると思うぜ!▼
[フェリシア]
お、お皿を割る才能ですか?▼
[フランネル]
だって、普通のやつじゃ、
こんなにかっこよく割れねえもん!▼
お前、すげえよ!
すげえ才能だよ!▼
[フェリシア]
あ、ありがとうございます…
そんなことを言われたのは初めてです…▼
少しだけ…嬉しいかもしれません。▼
[フランネル]
俺、その割れた皿をお宝にする!
だから、くれるよな!?▼
[フェリシア]
わ、わかりました…
元々、捨ててしまうつもりでしたし…▼
でも、取扱いには充分、お気をつけくださいね。▼
フランネルさんが
お怪我をされては大変ですから。▼
[フランネル]
ああ!
わかってるぜ!▼
ありがとな、フェリシア!▼
この調子で、
これからもどんどん皿を割ってくれよな!▼
[フェリシア]
それは嫌です…
いっぱい叱られちゃいますから…▼

支援A

[フェリシア]
あわわっ!
きゃあああああ!▼
[フランネル]
な、なんだ!?
どうしたどうした!?▼
[フェリシア]
ま、また転んじゃいました…▼
ああ…あわわわ…
食器が全部、割れちゃってます…▼
うぅぅ…
また怒られちゃいますね…▼
[フランネル]
うっひょー!
お宝の山ができあがってる!▼
[フェリシア]
あ、危ないですから
触っちゃだめですよ!▼
[フランネル]
すげえすげえすげえ!
どれもこれもかっこよく割れてる!▼
やっぱりフェリシアはものを割る天才だな!▼
[フェリシア]
あ、ありがとうございます…▼
でも、さすがに喜んではいられません。▼
これだけたくさんの
食器を割ってしまったのですから…▼
あぅぅ…しばらくはお食事抜きでしょうね…▼
[フランネル]
じゃあ、俺のメシを分けてやるぜ。▼
[フェリシア]
えええ!?
ほ、本当ですか!?▼
うぅぅ…
フランネルさんっていい人なんですね…▼
[フランネル]
か、勘違いすんなよ!
お前のためなんかじゃねえから!▼
俺はもっとフェリシアに
皿を割ってもらいたいだけだ!▼
だ、だから…▼
こんなことで落ち込まれたら
俺が困るんだよ!▼
[フェリシア]
でも、なるべくなら
こういう失敗はしたくありません。▼
[フランネル]
そ、そうか。▼
もったいねえな。
こんなに才能があるのによ。▼
[フェリシア]
…ふふっ。▼
私の欠点を才能と言ってくれるのは…
フランネルさんだけですよ。▼
ありがとうございます。
フランネルさん。▼
[フランネル]
べ、別に俺は
礼を言われるようなことはしてねーし!▼
ま、まぁ…
これからもがんばって皿を割れよな!▼
俺はそっちの方がありがてえし!
お宝がどんどん増えていくからな!▼
[フェリシア]
ふふっ…▼
失敗をするのは嫌ですけど…▼
もしお皿を割ってしまったら、
真っ先にフランネルさんにお知らせしますね。▼
[フランネル]
おう、頼む!▼
ああ…想像しただけで
しっぽが揺れちまうぜ…!▼

支援S

[フランネル]
フェリシア!▼
[フェリシア]
フランネルさん。▼
[フランネル]
えっと、今からちょっとだけ…
俺に付き合わねえか?▼
[フェリシア]
それはかまいせんが…
何かご用でしょうか?▼
[フランネル]
と、とりあえず
俺についてきてくれよ!▼
[フェリシア]
わ、わかりました!▼
わー!
綺麗な湖ですね!▼
[フランネル]
ヒトはこういう場所が
好きだって聞いたからな。▼
苦労して探したんだ。▼
[フェリシア]
ありがとうございます。
とても素敵な場所を教えてくださって。▼
ご用というのは
このことだったのでしょうか?▼
[フランネル]
い、いや…
これだけじゃねえ…▼
フェリシア!▼
[フェリシア]
は、はい!?▼
[フランネル]
ちょっと手を出してくれ!
お前に渡したいもんがある!▼
[フェリシア]
うぅぅ…
もしかして、虫でしょうか?▼
[フランネル]
ち、違う!
今日は虫じゃねえ!▼
と、とにかく手を出してくれよ!▼
[フェリシア]
わ、わかりました…
どきどき…どきどき…▼
[フランネル]
ほら…
わ、渡したぞ!▼
[フェリシア]
これは…指輪でしょうか?▼
[フランネル]
フェリシア!
俺と結婚してくれ!▼
[フェリシア]
え…
えええええええ!?▼
あっ!?
あああああああ!▼
[フランネル]
う、うおおおおお!?
指輪が湖に飛んでった!?▼
[フェリシア]
ご、ご、ご、ごめんなさい!▼
あ、あんまりにもびっくりして、
思わず投げ飛ばしちゃいました!▼
ど、どうしましょう!?▼
[フランネル]
ど、どうするもこうするも…▼
ま、まあいい!
とにかく、俺と結婚してくれ!▼
[フェリシア]
あぅぅ…
あの…その…私なんかで…▼
[フランネル]
俺はお前に惚れちまった!
だから、お前じゃなきゃダメなんだ!▼
[フェリシア]
はぅぅ…▼
そ、そんなこと言われたのは…
初めてなので…▼
[フランネル]
だ、ダメならダメって言ってくれ!▼
[フェリシア]
あの…私…その…
…潜ってきますね!▼
[フランネル]
潜る!?
潜るって…湖にか!?▼
[フェリシア]
は、はい…
指輪…いただきたいですから…▼
[フランネル]
それってつまり…
俺と結婚してくれるってことか!?▼
[フェリシア]
…はい。▼
[フランネル]
う、うおおおおおん!
やったぜー!▼
[フェリシア]
で、では、私…
潜って指輪を探してきます!▼
[フランネル]
や、やめろって!
無茶はすんなよ!▼
も、もう指輪なんかどうでもいいって!▼
[フェリシア]
いえ、そういうわけにはいきません!
私、指輪、欲しいですから!▼
[フランネル]
し、仕方ねえな…
じゃあ、一緒に潜って探すか!▼
[フェリシア]
はい!
フランネルさん!▼

マークス

支援C

[フェリシア]
よし。お盆にお湯を載せました、
茶器も載せました。▼
準備はいいです~!▼
あとは私が真下を向いて…
まっすぐ歩く…▼
せーの…
一歩…二歩…▼
ドキドキ…
三歩…四歩…▼
…やっぱりこれなら全然、転びません。
いい感じかも…大丈夫かも…▼
き、きゃあ!!▼(割れた音)
あいたたたた…▼
[マークス]
大丈夫か、フェリシア。▼
[フェリシア]
マ、マークス様!?
どうしてここに!?▼
ここは私の秘密の練習場なんですよ!▼
[マークス]
練習場?▼
そうだったのか。
偶然、通りかかったのだが…▼
しかし、こんなところで
何を練習していたのだ?▼
[フェリシア]
…紅茶をこぼさずに持ち運ぶ練習です。▼
[マークス]
お盆を持って真下を向きながら歩く…
それが練習なのか?▼
[フェリシア]
はい。▼
地面を見ながら歩けば
ドジな私でも絶対に転ばないと思ったのです▼
でも、そうしたら…
正面の柱が見えずにぶつかってしまい…▼
[マークス]
で、結局こぼした…と。▼
[フェリシア]
…はい。▼
[マークス]
それは斬新だ。
お前でなければあり得ない発想と練習だな。▼
[フェリシア]
そんな!
笑わないでください~っ!▼
[マークス]
いやいや、そうだな。
悪かった。▼

支援B

[フェリシア]
…………▼
もう短所を補うのはやめです~。
これからは新しいことに挑戦します!▼
ということで、
今日は編み物に挑戦してみます~。▼
えっと…▼
姉さんがやっていたのは…
まず毛糸の玉をほどいて…▼
こうやって…
ぐるぐるぐるぐる…って…▼
あれ…▼
な、なんか…
手足の自由が奪われていきます~…▼

(暗転)

[フェリシア]
あうー!▼
[マークス]
フェリシア、大丈夫か。
体が毛糸でぐるぐる巻きになっているぞ。▼
[フェリシア]
マ、マークス様…▼
きょ、今日も…
偶然、通りかかったのですか?▼
[マークス]
ああ、そうだ。▼
[フェリシア]
では、お願いなんですが…
ほどくのを手伝ってもらえませんか…▼
[マークス]
わかった、待ってろ▼
…………▼
フェリシア…
どうやったらこんなふうになるのだ?▼
相当、こんがらかっているぞ。▼
[フェリシア]
ごめんなさい…▼
ちょっと待ってくださいね…
私のほうでも動いてみて…▼
[マークス]
あ、いや、動くな▼
[フェリシア]
えっ?▼
[マークス]
見ろ。お前が動いたせいで
余計にこんがらがったぞ。▼
[フェリシア]
うぅ…
すみません…▼
[マークス]
よし。
気合いを入れてほどくとしよう。▼
[フェリシア]
本当に申し訳ありません…▼
暗夜王国の第一王子に
やっていただく作業ではないですよね…▼
[マークス]
そんなことを気にしている暇があるなら
絶対に動くなよ。▼
ええっと…
この糸がここを通って…と…▼

支援A

[フェリシア]
よし…
今日は料理の練習を…▼
…って、マークス様?▼
[マークス]
…ううっ。
見つかってしまったか…▼
[フェリシア]
見つかってしまったかって…
そんなところで何を?▼
[マークス]
…こうなったら正直に話すしかないか。
実は、お前の練習風景を覗いていたのだ。▼
[フェリシア]
えっ?
なんでまた?▼
[マークス]
お前が一生懸命に練習している姿は…
…見ていると心が和むんだ。▼
[フェリシア]
私を見ていると和む?
ちょっと意味がわからないですけど…▼
[マークス]
お前は毎日が楽しそうだ。▼
[フェリシア]
でも、ドジです。▼
[マークス]
私にはどこに行っても付いて回る。
「第一王子マークス」という肩書きが…▼
[フェリシア]
私もどこに行っても付いて回ります。
「ドジなフェリシア」という肩書きが…▼
[マークス]
…………▼
だとしても。▼
私にはお前がとても楽しそうに見える。
だから純粋に見ていて癒やされたのだ。▼
[フェリシア]
なるほど…▼
それは…
光栄に思っていいことなんでしょうか…▼
[マークス]
当然だ。▼
[フェリシア]
そうですか…▼
…………▼
だったら、マークス様も
私と一緒に練習しませんか?▼
[マークス]
…練習? 私が?▼
[フェリシア]
はい。メイドの練習です。
もちろん、メイドの服も着て。▼
[マークス]
な、なんのために?▼
[フェリシア]
見ていて癒やされるだけよりも、
実際にやった方が楽しいですよ。▼
[マークス]
そ、そういうものなのか?▼
[フェリシア]
はい。
もちろんです。▼
[マークス]
わ、わかった…
ただ、メイド服だけは勘弁してくれ。▼
[フェリシア]
んー。仕方ないですねえ。
だったらメイド服は勘弁してあげましょう。▼
さっそくですが、マークス様。
まずはそのお水をこっちの鍋に入れてください。▼
あ、こぼしちゃダメですよ。
私はいつもその辺でこぼすんです。▼
いいですね。
そしたら次は…▼

支援S

[フェリシア]
マークス様、どうされたんですか?▼
[マークス]
フェリシア、よく来てくれたな。▼
この間のメイド体験の件は感謝する。
あんな経験は二度とできないだろう。▼
[フェリシア]
うふふ。▼
またやりたいということでしたら
いつでもご一緒しますよ。▼
あ、なんでしたら今からやりますか?▼
[マークス]
いや、今日は別の用件があるのだ。
とても大事なことがな。▼
[フェリシア]
大事なこと?▼
それでしたら私だけでなく
他の方々もいてくださったほうが…▼
私、おっちょこちょいで忘れっぽいので▼
[マークス]
いや、他の者がいたら困る。
お前と二人きりがいいのだ。▼
[フェリシア]
は、はあ。
そうですか…▼
[マークス]
なぜなら…
お前にこれを受け取ってほしいからだ。▼
[フェリシア]
これは…
[マークス]
結婚指輪だ。▼
[フェリシア]
…えっ?▼
…………▼
…えっえっえーっ!?
私ですか?▼
本当に私で間違いないのですか?▼
[マークス]
そうだ。▼
…このくらいの年になると、
周りも結婚の話ばかりでうるさくてな。▼
しかし、私が結婚したとして…
そもそも夫婦の時間を作れるのだろうか。▼
作れたとして楽しい時間になるのだろうか。
そんな不安が拭えなかったのだ。▼
そんな不安を吹き飛ばしたのがフェリシア…
お前だった。▼
見ているだけで心が癒やされる人…
近くにいるだけで安らぐ人…▼
そして、私にはないものを持っている人…▼
そういう女性とならば、
楽しい結婚生活が送れるのではないか…▼
そんな希望が持てるようになったのだ。▼
[フェリシア]
マークス様…▼
[マークス]
フェリシア、この指輪を受け取ってほしい。
そして、私と結婚してもらいたい。▼
[フェリシア]
…………▼
わ、私なんかで本当にいいのでしたら…
喜んでお受けします。▼
私はいつもただ普通に過ごしているだけです。▼
でもそれがマークス様の癒やしになるのなら、
こんなに光栄なことはありません。▼
[マークス]
そう言ってもらえただけで、
心に明かりが灯ったような気分だ。▼
王妃となって、私の生活を…
暗夜王国を明るく照らしてもらいたい。▼
[フェリシア]
わかりました!
みんなを明るくすることならできそうです。▼

フローラ

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白夜ユニット

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Last-modified: 2020-08-06 (木) 21:32:48
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