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タクミの支援会話†
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カゲロウ†
支援C†
- [タクミ]
- くそっ…!
また失敗した…!▼
あと一歩のところで
獲物に感づかれてしまった…▼
ただ狩りをしているだけなのに、
僕には一体何が足りないというんだ…?▼
- [カゲロウ]
- …タクミ様、何かお悩みか?▼
- [タクミ]
- うわっ!カゲロウ!?▼
急に現れないでくれよ…
びっくりしたじゃないか。▼
- [カゲロウ]
- それは失礼した。▼
…して、何かお困りのようであったが?▼
- [タクミ]
- ああ…
狩りをして獲物を狙っていたんだけど、▼
弓を引こうとした瞬間に気配を気づかれて、
逃げられてしまったんだよ。▼
- [カゲロウ]
- 左様であったか。
しかしタクミ様は弓はお得意だったはず?▼
- [タクミ]
- 闘いの時や弓道なんかは自信があるけど、
どうも最近、狩りが上手くいかないんだ。▼
焦れば焦るほどうまく行かなくなって…
どうしてだろう…?▼
- [カゲロウ]
- それはもしや…動物たちに気配を気づかれて
しまうのが原因ではないだろうか?▼
- [タクミ]
- 気配?▼
- [カゲロウ]
- 動物たちは人の気配を察する力に優れる。▼
タクミ様が気配を消し切れていないため、
動物たちに感づかれ、逃げられるのではないか?▼
- [タクミ]
- なるほど…それならカゲロウ。
気配の殺し方を教えてくれないか?▼
- [カゲロウ]
- 私が?▼
- [タクミ]
- カゲロウは忍びだから、気配の殺し方が
得意なんじゃないかと思ってさ。▼
さっきも僕に気付かれずに声をかけてきたし。▼
- [カゲロウ]
- 御意…私にできることであれば、
何なりと協力させていただこう。▼
- [タクミ]
- ああ、よろしく頼む。▼
支援B†
- [カゲロウ]
- さて…タクミ様。
気配の殺し方だが。▼
- [タクミ]
- うん。▼
- [カゲロウ]
- 正直なところ、
具体的なやり方など存在しない。▼
- [タクミ]
- ええっ!?▼
- [カゲロウ]
- だが強いて言うなら我慢強さ…
それが大事だと言えよう。▼
- [タクミ]
- 我慢強さ…?▼
- [カゲロウ]
- 恐らくタクミ様は狩りの最中、
獲物が隙を見せるのを待ちきれなくなって、▼
自ら動き出してしまうのではないだろうか?▼
- [タクミ]
- …えっ!?▼
- [カゲロウ]
- ゆえに物音や匂いで気配を気取られてしまい、
逃げられてしまう。▼
気配を殺すこととは我慢…
即ち忍耐の道。▼
そこで我慢するためには
まず精神力を鍛える必要があるのだ。▼
- [タクミ]
- が、我慢か…▼
- [カゲロウ]
- タクミ様は釣りは得意か?▼
- [タクミ]
- い、いや…
待ち続けるのは性に合わない。▼
- [カゲロウ]
- やはり…な。では精神修行を
徹底的に行う必要がありそうだ。▼
- [タクミ]
- 具体的には何をするんだ?▼
- [カゲロウ]
- まずは座禅と滝に打たれる修行からだ。
持続できるようであれば次の段階へと移る。▼
- [タクミ]
- そ、それは…僕が一番やりたくない
種類の修行だな…▼
そんなの…長続きするわけない。▼
- [カゲロウ]
- …………▼
- [タクミ]
- もっと単純で、もっと自ら動いて鍛えるような、
別の修行方法はないのか?▼
筋力を付けたり知識を得たりすることで、
身に付くようなやり方はないのか?▼
- [カゲロウ]
- …タクミ様。
よろしいか?▼
- [タクミ]
- な…なんだよ?▼
- [カゲロウ]
- 以前…同様のことをリョウマ様にも
依頼されたことがあった。▼
- [タクミ]
- えっ!?
…リョウマ兄さんが?▼
- [カゲロウ]
- その時リョウマ様は愚痴一つ言わず修行をこなし
最終的に精神的な強さを手に入れた。▼
- [タクミ]
- …………▼
- [カゲロウ]
- リョウマ様が今のように落ち着き、
そして人徳に溢れているのも、▼
精神修行にて自分自身と
向き合われた成果と言えるだろう。▼
- [タクミ]
- !!▼
- [カゲロウ]
- あなたがここでそれを拒むのを、
私は止めはしない。▼
だが…それではリョウマ様には追いつけぬ。▼
出過ぎたことを言って申し訳ないが、
タクミ様にはそれを改めて考えてほしい…▼
それでは、
今日はこれにて失礼する。▼
- [タクミ]
- あ、カゲロウ…!▼
…………▼
自分自身と…向き合う…か。▼
支援A†
- [タクミ]
- おい…カゲロウ!▼
- [カゲロウ]
- タクミ様…▼
- [タクミ]
- カゲロウに言われていた基礎訓練の座禅と
滝に打たれる修業は、一通りこなしたぞ!▼
- [カゲロウ]
- 陰ながら見ていたので…
それは存じ上げている。▼
- [タクミ]
- なんだ、知ってたのか。
なら声をかけてくれれば良かったのに。▼
- [カゲロウ]
- あなたの集中を妨げたくはなかった。
だが…よく修行していらっしゃる。▼
あなたがここまで根気強く修行されるとは…
正直思わなかった。▼
- [タクミ]
- リョウマ兄さんと比較されて
ちょっとカチンと来たからね。▼
リョウマ兄さんはもちろん尊敬してるけど…▼
敵わないって切り捨てられてしまうのは、
ちょっと釈然としなかった。▼
- [カゲロウ]
- その節は失礼なことを言った…
申し訳ない。▼
- [タクミ]
- いや、カゲロウは僕のことを鼓舞するつもりで
リョウマ兄さんを引き合いに出したんだろ。▼
結果的にそれが僕を動かしたわけだから…
まあ多少失礼でも良かったんじゃない?▼
…で、僕はこれで
少しは我慢強くなれたのかな。▼
- [カゲロウ]
- ああ、
タクミ様は精神的に成長を遂げられた。▼
それは…今のあなたの気迫から
はっきりと感じ取ることができる。▼
- [タクミ]
- そ、そうか!▼
- [カゲロウ]
- だが…油断は禁物。
鍛錬は続けてこそ、自らの血肉となる。▼
慢心せぬよう毎日精進し続けることが
大切だということを、申し上げておく。▼
- [タクミ]
- よし…わかった。▼
これを続けて、リョウマ兄さんにも負けない
強い人間になってみせるさ!▼
ありがとう、カゲロウ。▼
支援S†
- [タクミ]
- カゲロウ!
これを見てくれ!▼
- [カゲロウ]
- それは狩りで得た獲物か?▼
- [タクミ]
- ああ。動物立ちに隙ができるのを
我慢強く待てるようになったおかげで、▼
狩りの調子がすごくいいんだ。▼
- [カゲロウ]
- それは何よりだ。
私も教授した甲斐があるというもの。▼
- [タクミ]
- うん、カゲロウのおかげだよ。▼
- [カゲロウ]
- …いや、その節は本当に済まなかった。
タクミ様。▼
私は王家に仕える身分でありながら、
リョウマ様の名をわざとらしく出し…▼
強引とも思えるやり方で
タクミ様の成長を促そうとしたのだ。▼
何という無礼な行為…そしてあのような
失礼な物言い…誠に申し訳ない…▼
- [タクミ]
- ううん。前も言ったように、
あれは僕に必要な言葉だったと思う。▼
確かにあの時は少し腹が立ったけど…
あれだけ強く言われたからこそ、▼
やる気になって修行ができたんだと思う。▼
- [カゲロウ]
- タクミ様…▼
- [タクミ]
- そうだ。謝ってもらうくらいなら…
カゲロウにお願いがあるんだけど。▼
- [カゲロウ]
- お願い?
私にできることなら、何なりと。▼
- [タクミ]
- じゃあ…
僕と付き合って欲しいんだ。▼
…恋人として。▼
- [カゲロウ]
- え…!?▼
- [タクミ]
- 王族として甘やかされてきたことも…
僕が我慢に弱い理由の一つだったはずだ。▼
でもカゲロウくらい厳しく言ってくれる人なら、
僕はこれから成長していける…▼
そんな気がするんだ。▼
- [カゲロウ]
- …タクミ様。▼
- [タクミ]
- だからカゲロウには、
僕が泣き言を言った時に叱って欲しい。▼
傍にいて、僕のことを見ていてほしいんだ。
…これからずっと。▼
- [カゲロウ]
- …………▼
ふっ…そんな風に告白されるとは…
思ってもみなかった。▼
- [タクミ]
- 僕みたいなやつは…やっぱり不服か?▼
- [カゲロウ]
- いや…とても嬉しい。▼
- [タクミ]
- じゃあ…▼
- [カゲロウ]
- もちろん承諾だ…▼
私も見てみたくなった。▼
あなたがこれからどれだけ成長し…
どれほどの強い人間になっていくのかを。▼
- [タクミ]
- ああ、任せてくれ。
僕は強い男になってみせる。▼
そう…カゲロウの主君である
リョウマ兄さんよりも、もっと強い男に!▼
- [カゲロウ]
- ふふっ…それは大きな目標だ。▼
いつかその日が来ることを…
あなたの隣で、楽しみに待っている。▼
- [タクミ]
- ああ、任せてくれ。▼
リョウマ†
支援C†
- [タクミ]
- はあっ! やあっ!▼
- [リョウマ]
- 息が乱れているぞタクミ!▼
- [タクミ]
- はあ…はあ…▼
- [リョウマ]
- …よし。今日の稽古はもう終わりにしよう。
刀を下ろすんだ、タクミ。▼
- [タクミ]
- まだ…まだ足りない。
もう少し続けよう…リョウマ兄さん。▼
- [リョウマ]
- どうした、タクミ?
いつもはこんなに長時間はしないだろう?▼
- [タクミ]
- それは…▼
…………▼
- [リョウマ]
- 理由は俺には言えないのか?
何か悩んでいるなら力になるぞ。▼
- [タクミ]
- 僕は早く…兄さんを超えたいんだ。▼
- [リョウマ]
- 俺を?▼
- [タクミ]
- 今まで僕はリョウマ兄さんに守られてきた。
でも、これまでの闘いの中でわかったんだ。▼
今のままじゃ駄目だって…早く兄さんを超えて
並んで戦えるくらい強くならなきゃって…!▼
- [リョウマ]
- タクミ…▼
- [タクミ]
- リョウマ兄さんが強いのは十分知ってるよ。
だけど、その力に頼ってちゃ…▼
いつまで経っても僕は強くなれない。
兄さんを守ることもできないんだ。▼
- [リョウマ]
- そう焦らなくてもいい。
共にゆっくり力を付けていけばいいんだ。▼
- [タクミ]
- でも…リョウマ兄さんは王となる人だ。
僕は将来、兄さんを支えないといけない。▼
だから…今すぐ強くなりたいんだ。▼
- [リョウマ]
- …お前の気持ちはわかった。
だが、今は少し思い詰めすぎだぞ。▼
- [タクミ]
- …………▼
- [リョウマ]
- これからも稽古には付き合う…が、
今日はもう終わりにしよう。▼
- [タクミ]
- …わかったよ。▼
- [リョウマ]
- タクミ…▼
支援B†
- [リョウマ]
- さて、タクミ。稽古を始めよう。▼
- [タクミ]
- うん、お願いします。▼
- [リョウマ]
- だが…稽古の前に
話しておきたいことがある。▼
先日の俺を超えなければという話…
その話を聞いたとき、俺は正直嬉しかった。▼
共に闘い支え合おうという気持ちが
タクミから伝わってきたからな。▼
- [タクミ]
- リョウマ兄さん…▼
- [リョウマ]
- だが、闘いにおいての強さだけが、
俺を守ることに繋がるわけじゃない。▼
- [タクミ]
- …どういう意味?▼
- [リョウマ]
- タクミが言った通り、俺は将来、
白夜国を統べる者になるだろう…▼
その時お前にも傍にいてもらい、
支えてもらえるととても嬉しい。▼
だが…支える役目は何も戦力として…
力のみを指すものではない。▼
- [タクミ]
- だけど…
僕にできるのはそれくらいだよ。▼
- [リョウマ]
- そんなことはない。▼
俺はタクミには執政で
支えてもらいたいと思っているんだ。▼
- [タクミ]
- 執政…?▼
- [リョウマ]
- そうだ。タクミは徐々に強くなっている。▼
戦力としても十分助けになってくれると
最近は感じるようになった。▼
だが、それ以上にお前には…
機転の利く頭と、豊富な知識があるだろう?▼
それは…執政の力に向いていると思うのだ。▼
- [タクミ]
- そう…なのかな。▼
- [リョウマ]
- ああ。▼
それに俺を支えたいと思ってくれているなら、
色んな方法を試してもらいたい。▼
俺のことを思うあまり、タクミの未来を
狭めるような真似をしてほしくないのだ。▼
なにより、お前の負担になってしまうのは、
俺の望むことではない。▼
だからタクミ…無理をしないでくれ。▼
- [タクミ]
- …ありがとう、リョウマ兄さん。
僕は自分で勝手に思いつめてたみたいだ。▼
リョウマ兄さんの傍にいるためには、
強くなるしかないと思ってた…▼
でも…それだけじゃなかったんだね。▼
- [リョウマ]
- ああ、そのとおりだ。▼
- [タクミ]
- じゃあ、これからは
無理はしない程度にがんばるよ。▼
- [リョウマ]
- ああ、それでいい。▼
- [タクミ]
- ありがとう、兄さん…▼
支援A†
- [タクミ]
- はあ…はあ…やった…!
リョウマ兄さんから…一本取れた!▼
- [リョウマ]
- …ははっ。今日はタクミにやられたな。▼
- [タクミ]
- これで少しはリョウマ兄さんに
近づけた気がするよ。▼
次も僕がとるからね!▼
- [リョウマ]
- ふっ…勢いに乗っているな。
だがこれなら…俺を超える日も近いだろう。▼
- [タクミ]
- ほ、本当に!?▼
- [リョウマ]
- ふふっ、そんなに嬉しいのか?▼
- [タクミ]
- もちろんだよ!
リョウマ兄さんは僕の目標だから。▼
あ…でも…▼
- [リョウマ]
- ? どうした?▼
- [タクミ]
- …………▼
今回の稽古…実は兄さんは…
本気を出してなかったんじゃない?▼
- [リョウマ]
- …………▼
そうか、そう捉えたか。▼
…タクミ、良いことを教えてやろう。▼
- [タクミ]
- えっ?▼
- [リョウマ]
- 俺はタクミのことを本当に頼りにしている。▼
なにより、これから成長していく姿に
期待をしているんだ…▼
だからタクミとの稽古には
いつも本気で臨んでいるのだぞ?▼
- [タクミ]
- えっ…! ほ、本当?
じゃあ今のは…!!▼
- [リョウマ]
- ああ。今の一本は本物だ。
タクミ自身の実力がついてきたということだ。▼
自身を持っていい。▼
- [タクミ]
- う、嬉しいよ!
僕は…これからもがんばれそうだよ。▼
- [リョウマ]
- ああ、期待しているぞ。▼
- [タクミ]
- うん!▼
あっ、そうだ。でも僕は…▼
闘いが終わって平和になったら、
執政の勉強もしたいと思ってるんだ。▼
自分の可能性を広げるためにもね。▼
- [リョウマ]
- …そうか。ああ、あらゆることに
挑戦してみるのは良いことだと思うぞ。▼
- [タクミ]
- リョウマ兄さん…その時が来たら、
今度は勉強も教えてくれる?▼
- [リョウマ]
- ああ、もちろんだ。▼
モズメ†
支援C†
- [タクミ]
- ここの畑は…うちの軍のものだよな?
手入れがすごく行き届いてるようだ…▼
でも、一体誰が世話してるんだ?▼
- [モズメ]
- あ…あんた…▼
- [タクミ]
- あっ。ここはモズメが
世話をしてたんだな?▼
- [モズメ]
- ちょ、ちょっとそこどいて!▼
ああ、やっぱり…
芽が踏まれとる…▼
- [タクミ]
- え? 芽?
ああ、これのことか…▼
- [モズメ]
- あかん…
駄目になっとるわ…▼
ああ…ごめんな…
かわいそうにな…▼
- [タクミ]
- な、なんだよ。確かに
気づかなかった僕も悪かったけど…▼
そんなの別に
また植えればすむことだろ。▼
- [モズメ]
- そうやね…▼
じゃあ、あたいは、
畑仕事がまだ残っとるから…▼
- [タクミ]
- …ま、まてよ。
仕方ないから僕も手伝うよ。▼
僕の責任も
全くないわけじゃないし…▼
- [モズメ]
- ありがとう。
でもええよ、その気持ちだけで。▼
タクミ様は王族やし、
畑仕事は向いてへんやろ…?▼
- [タクミ]
- な、なんだって…
言ってくれるじゃないか。▼
いいから、やらせてみればいいだろ。
こんなの簡単にこなしてみせるさ!▼
- [モズメ]
- …そこまで言うならええけど…
なんか心配やわ…▼
支援B†
- [タクミ]
- はぁ…はぁ…▼
- [モズメ]
- あ、そこはもっと丁寧に。
葉を傷つけたらあかんよ?▼
- [タクミ]
- わ、わかってるよ!▼
- [モズメ]
- こっちの畑も水やりせんとね。
一緒に汲みに行く?▼
- [タクミ]
- ま、またあの
重い水瓶を担ぐのか…▼
い、意外に重労働なんだな…
畑仕事って…▼
- [モズメ]
- もう、だから言うたやない。▼
あんたは王族なんやし…
畑仕事なんて向いてへんよ。▼
- [タクミ]
- ううっ…くそ…▼
あーーっ!! もう止めた止めた!!
こんなのは僕に向いてないんだ!▼
足腰もすごく痛いし顔も手も泥だらけ…
もうさっさと綺麗にして帰って休む!!▼
- [モズメ]
- ごめんな、
後はあたいがやっとくから。▼
- [タクミ]
- …………▼
…モズメは、
毎日こんなことしてるのか?▼
- [モズメ]
- そうやね。小さい頃からずっとやから、
もう何年になるんやろ…?▼
最初はあたいも、こんなしんどいこと
いややって思ってたんやけど…▼
毎日続けてると…この子らが
愛おしくなってしまうんよ…▼
うまく育つ前に、駄目になることも
あるんやけどね…▼
- [タクミ]
- …モズメでも失敗するのか?▼
- [モズメ]
- 畑仕事っちゅうんは…
ぜんぶ自然に左右されるもんやから。▼
こっちの都合なんて何も気にしてくれへん。
いきなり雨が降ったり風が吹いたり…▼
突然病気になって
枯れてしまったりな…▼
そういうのひとつひとつに
人間が付き合っていくしかあらへん。▼
その苦労の先に…
実りをもらうことができるんよ。▼
- [タクミ]
- …………▼
ここの…土を耕すには
どうすればいいんだ?▼
- [モズメ]
- タクミ様?▼
- [タクミ]
- いいから、教えてくれ。▼
- [モズメ]
- あ、ああ、これはね。一度掘り返してるから、
あんまり深く掘る必要はあらへんよ。▼
優しく撫でるように…
周囲の砂と混ぜながら丁寧にするんよ。▼
- [タクミ]
- …………▼
こうか…?▼
- [モズメ]
- そうそう、そんな調子。
やればできるやないの、タクミ様。▼
- [タクミ]
- …そうだろ?▼
- [モズメ]
- じゃあ…あたいはあっちの畑に
もう少し鍬入れておこうかな。▼
そっちは任せていい? タクミ様。▼
- [タクミ]
- ああ。▼
支援A†
- [タクミ]
- このあたり、日光が当たり過ぎているな。
何かで日陰を作ったほうが良くないか?▼
- [モズメ]
- ああ、そうやね。▼
- [タクミ]
- ここの葉…ちょっと虫に喰われた跡があるな。
この間作った天然の虫よけ液を付けてみるか。▼
- [モズメ]
- ああ、頼むわ。▼
…………▼
- [タクミ]
- ん?な、なんだよ…モズメ。
ジロジロ見て。▼
- [モズメ]
- いや…別に何でもないよ。
あ、でも…その…▼
- [タクミ]
- 言いたいことがあるならさっさと言ってくれ。
世話の仕方に間違いがあると大変だからな。▼
- [モズメ]
- ええと…あんたの仕事ぶりがね…
随分と様になってきたなと思っとったんよ。▼
ちゃんと皆のことを見てるから、
皆も喜んでる…あたいにはわかるんや。▼
- [タクミ]
- 皆って…野菜たちのことか?▼
- [モズメ]
- そうやよ。声が聞こえてるとか
そういう意味やないけど…▼
皆、瑞々しさに溢れてるもん。▼
これは育てた人の心が
映し鏡のようにちゃんと現れるもんなんよ。▼
- [タクミ]
- 映し鏡か、なるほどな。▼
確かにどれだけ精魂かけて育てられたか…
こいつらはすぐに身体に映し出す。▼
水分が少なければカサカサして辛そうだし、
水分が多すぎれば実が破裂してしまう。▼
まるで子供のご機嫌でも取ってるかのような、
そんな気分だな。▼
- [モズメ]
- うふふ、うん、そうやね。▼
苦労した分、ちゃんと成長してくれたときの
喜びも大きくなるんよ。▼
- [タクミ]
- ああ、そうだな。
モズメ、ありがとう…▼
畑仕事を手伝ってみて、
僕は色々と学べた気がする。▼
これまでの僕は自分が王族ということで
立場に甘えていたんだと思う。▼
畑仕事の辛さも喜びも、
国民たちが皆知っていることだからな。▼
だから僕は…これから皆の気持ちを理解できる
王族になっていきたいと思う。▼
- [モズメ]
- タクミ様、こちらこそおおきに。▼
最初は失礼なこと言ってしまって、
ほんまに悪かったなあ。▼
- [タクミ]
- いや、これからも何かに気づいたことがあれば、
どんどん言ってくれ。▼
モズメの言葉には感謝しているよ。▼
- [モズメ]
- うふふ…しゃあないなあ。
まぁ任しとき。▼
支援S†
- [モズメ]
- あの…タクミ様、少しええ?▼
- [タクミ]
- モズメか、どうした?▼
- [モズメ]
- あの…あたいは
昔から決めてたことがあって…▼
- [タクミ]
- …?▼
- [モズメ]
- やっぱりあたいの隣におる人はね…▼
畑仕事がちゃんとできて、
頼りがいのある人がええなぁって…▼
- [タクミ]
- ん?隣?
どういう意味だ…▼
まさか…▼
- [モズメ]
- そ、そうや…最初は頼りないなぁって
思ったこともあったけど…▼
畑仕事を手伝ってもろうて…あんたは
結構やる男やなって…そう思ったんよ。▼
- [タクミ]
- そ、そうか…▼
- [モズメ]
- でも…
別に期待しとるわけやないんよ?▼
あたいとあんたは…
身分があまりにも違い過ぎとるから…▼
ただこの気持ちだけは…伝えておきたいって
そう思ったんよ。▼
- [タクミ]
- そ、そんなことはない!!▼
- [モズメ]
- えっ…?▼
- [タクミ]
- 僕も…その…モズメが好きだ!▼
畑仕事の厳しさや喜びを教えてくれて
感謝しているし、それだけじゃない。▼
モズメと一緒に時間を過ごすようになって、
すごく温かい気持ちになれた。▼
作物を育てていくことで、自分自身が
とても優しくなっていくことがわかった…▼
全部モズメのおかげだと思ってるんだ。▼
- [モズメ]
- タクミ様…ありがとな。▼
- [タクミ]
- だから身分の違いなんて関係ない。▼
仮に誰かに反対されても
僕はそれを押し切ってやるさ。▼
- [モズメ]
- タクミ様…▼
- [タクミ]
- そして僕は…モズメと一緒に、
国中の人たちの気持ちがわかる王族になって、▼
皆を守っていきたい。
モズメにもそれを支えてほしいんだ。▼
- [モズメ]
- もちろん、ええよ…
あたい、幸せ過ぎて涙出てきそうやわ…▼
- [タクミ]
- モズメ、ありがとう。
これからもよろしくな。▼
- [モズメ]
- うん…もちろんや。▼
タクミ様は頼りがいのある旦那様やな。
これからもよろしゅう頼みます。▼
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
Last-modified: 2020-08-20 (木) 17:42:48