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カザハナの支援会話

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ジョーカー

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スズカゼ

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サイラス

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サクラ

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ツバキ

支援C

[カザハナ]
ねえツバキ。 ツバキはまだ、
自分は完璧だーとか言ってるの?▼
[ツバキ]
言ってる意味がわからないなー。
完璧なものを完璧って言って何が悪いのさー?▼
[カザハナ]
でもツバキは別に完璧でも
完全無欠でもないでしょ?▼
[ツバキ]
えっ?▼
[カザハナ]
だってあたしとツバキが初めて会った時…
ツバキはあたしとサクラ様の目の前で、▼
かっこ悪く落馬してたよね。
頭から。▼
[ツバキ]
ぐっ…!!
それ、そろそろ忘れてくれないー?▼
[カザハナ]
いやよ。
あたしは一生忘れない。▼
なんだったら、あの逸話をみんなに話して
仲間たちの爆笑をかっさらってもいいわ。▼
[ツバキ]
カザハナ…な、何だよ突然。
どうしてそんな風に突っかかってくるのさー。▼
[カザハナ]
だってあたし、毎日毎日…
ツバキの本性を知らない人たちから、▼
「カザハナって、あの眉目秀麗なツバキさんと
相棒なんでしょ? 羨ましい〜」とか、▼
「あの非の打ちどころのないツバキさんの
傍にいられるなんていいな〜」▼
とか言われてるんだよ?▼
[ツバキ]
わーい。
褒めてくれてありがとー。▼
[カザハナ]
褒めてない!▼
言われてるあたしのほうからすれば、
毎日みんなを騙してるみたいな気分だよ!▼
あんな…頭から落馬するような奴が
完璧なわけないじゃん!▼
[ツバキ]
むっ…!!▼
[カザハナ]
ふっふーん、 悔しかったら
言い返してごらんなさいよ〜!▼
サクラだってほんとはそう思ってるに
違いないんだから〜!▼
[ツバキ]
カザハナ…
またサクラ様を呼び捨てにしたね…!▼
[カザハナ]
あははは、
そんなことしか言い返せないなんて、▼
自分に対して言われたことは
もう認めちゃってるようなものだわ!▼
[ツバキ]
お…俺だって、 他人をそんな風に
貶めようとするカザハナなんて、▼
サクラ様の臣下に相応しくないと思うけどー!▼
[カザハナ]
な、 なんですってー!!▼
こうなったら勝負よ!!▼
どっちがサクラのいちばんの臣下に相応しいか
決闘して決めるのよ!▼
[ツバキ]
望むところだよ!
完璧な俺には絶対勝てないだろうからねー!▼
[カザハナ]
くーっ!
目にもの見せてやるんだから!▼

支援B

[カザハナ]
来たわね、ツバキ。▼
まず最初は剣術勝負よ!
いいわね?▼
[ツバキ]
もちろん。
二回戦目は乗馬の勝負だよねー?▼
[カザハナ]
そうだよ。お互いに得意な分野で勝負して、
決着がつかなければつくまでこれを繰り返す…▼
そういう決まりで行くからね。▼
[ツバキ]
了解ー!▼
[カザハナ]
それじゃあ、いざ尋常に…勝負!!▼
せえええーーーいっ!!!▼
[ツバキ]
くっ…!
さ、さすがはカザハナだねー!▼
刀の扱いにおいては…
やっぱり俺よりも上だね…!▼
[カザハナ]
当たり前よ!
いくらツバキが天才と持てはやされてても、▼
剣術だけは絶対に負けるわけには
いかないから!!▼
ええいっ! せいっ!
おりゃああーーっ!!▼
[ツバキ]
くっ、このままじゃ防戦一方だよ…!!▼
なーんて。▼
[カザハナ]
えっ!?▼
[ツバキ]
隙ありー!!▼
[カザハナ]
い、 痛いーーー!!▼
そ、そんな…!
あたしがツバキに一本取られるなんて…!!▼
信じられない…▼
[ツバキ]
えっへへー。
確かに剣術の熟練度や立ち回り、▼
そして刀への愛着で言えば、
君のほうが俺よりも全然上だろうねー。▼
[カザハナ]
じゃあ…なんで?▼
[ツバキ]
俺は打倒カザハナを目指して、
君の剣術の様子をずっと観察してたんだよー。▼
そしてカザハナの剣術に対しての、
傾向と対策を練っていたのさー!▼
[カザハナ]
ええーっ!▼
[ツバキ]
こんな日がいつか来るんじゃないかと
予想してねー。▼
君は連続で五回打ち込んだ後に、
ほぼ必ず左からの袈裟懸けを行うんだよ。▼
斬り込みの速度には癖が出るから、
そこを隙だと踏んで反撃したのさー!▼
[カザハナ]
何よそれ!
ず、ずるいよーー!!▼
[ツバキ]
ずるくなんてないよー。
これはまさに頭脳の勝利…▼
そう、俺が完璧だという
何よりの証拠に他ならない!▼
戦争する前には、戦略を練るだろう?
今回のはそれと一緒だからねー。▼
[カザハナ]
…!!
むぐぐ…た、 確かに。
ううっ…悔しいけど、
これは一本取られたかなぁ…▼
[ツバキ]
はははー。
これでまずは、 俺の一勝だね〜!▼

支援A

[ツバキ]
さて、今日は乗馬で勝負だねー。▼
[カザハナ]
うん、そうだね…▼
[ツバキ]
あれ? どうしたの、カザハナ?
なんか元気ないみたいだねー?▼
もしかして勝負する前から、
もう諦めちゃってるのー?▼
[カザハナ]
…そんなことないわ。▼
[ツバキ]
まぁ乗馬に関して言えば、
俺のほうが君よりもずっと得意だからね。▼
君が自信なくなっちゃうのは、
仕方ないかもー。▼
[カザハナ]
…………▼
[ツバキ]
それじゃあ始めるよ?▼
あの丘のてっぺんにある木の下に、
先に辿り着いたほうが勝ちだよー。▼
[カザハナ]
わかった。▼
[ツバキ]
じゃあ…▼
位置について…用意…!
はじめー!!▼
[カザハナ]
はっ!!▼
[ツバキ]
はあっ!!▼
[ツバキ]
はぁ…はぁ…
そ、そんなー…▼
俺が馬の扱いで…き、君に負けるなんて…▼
[カザハナ]
えへへっ! あたしの勝ちー!
これで勝負も振り出しに戻ったわね!▼
[ツバキ]
はぁ…どれだけ加速させても、
全くカザハナに追いつけなかったよ…▼
一体どういう作戦を立ててきたのー?▼
[カザハナ]
別に作戦なんて何もないよ。▼
あたしはツバキと違って、
戦略なんて考えられないからね。▼
[ツバキ]
でも、今日のカザハナは
何かいつもと違ってた気がする。▼
妙に落ち着き払ってたっていうか…
もしかしてあれが、勝利の秘訣ー?▼
[カザハナ]
あ、うん…それはあるかも。
あんまり勝敗に頓着しなくなってたの。▼
[ツバキ]
ええっ?▼
[カザハナ]
よくよく考えればさ、▼
あたし達は今、どっちがサクラ様の
いちばんの臣下か決着をつけるために…▼
つまりはどっちが実力があるかを
競ってるわけでしょ?▼
[ツバキ]
うん、そうだけどー。▼
[カザハナ]
でもサクラ様のためにってことを
改めて考えたら…▼
大事なのはサクラ様を守れる強さであって、
二人が競うための強さじゃないって、▼
そう思うようになったの。▼
[ツバキ]
なるほど…
だからそんなに冷静でいられたんだねー…▼
[カザハナ]
うん…▼
[ツバキ]
馬は乗り手の精神状態を汲む
生き物だから…▼
勝負に勝ちたいって張り切ってた俺よりも、
冷静になってた君のほうが、▼
馬と共鳴し合えたのかもしれないねー。▼
うん、俺の完敗だよ…▼
[カザハナ]
ねぇ、ツバキ…どうする?
このまま勝負を続ける?▼
[ツバキ]
ううん。
もう俺たちに競い合う理由はないよー。▼
さっきカザハナが言ったみたいに、俺たちは
サクラ様をお守りすることが一番大事。▼
だからその目的のために
切磋琢磨するのは良いことだけど、▼
どちらが上かなんて決める必要はないよね…▼
[カザハナ]
うん。ごめんね、ツバキ。▼
あたし、あなたに突っかかって…
嫌な思いさせたよね。▼
[ツバキ]
ううん。こっちこそ、ごめんね。
俺たちはふたりとも、
サクラ様のいちばんの部下だよ。
[カザハナ]
…えへへ。
ツバキはやっぱり優しいね。▼
初めて会ったときに落馬してたこと…
そろそろ忘れちゃいそう。▼
[ツバキ]
もうー。
しっかり覚えてるじゃないかー。▼
[カザハナ]
でも、絶対に誰にも言わないわ。▼
…これからもよろしくね、ツバキ。
サクラ様をお守りし続けようね。▼
[ツバキ]
うん、もちろんだよー。
これからもよろしく、カザハナ。▼

支援S

[カザハナ]
あっ、ツバキ。
どう? 調子は!▼
[ツバキ]
あ、ああ…カザハナかー。▼
[カザハナ]
元気ないけど…どしたの?▼
せっかくこの間二人で
サクラ様を守っていこうねって、▼
誓い合ったばかりだったのに。▼
[ツバキ]
…………▼
実はさ。
あの後一人で考えてたんだけど、▼
あの一件の発端って…▼
カザハナが、俺の落馬した話を
蒸し返したところから始まったじゃない?▼
[カザハナ]
うん…あのときはごめん。▼
[ツバキ]
あ、いやそういう意味じゃなくてー。▼
あれってさ、結局のところ俺は…
カザハナにかっこ悪いところを見られたのを、▼
ずっと悔やんでいたんだなって
ようやくわかったんだよ…▼
[カザハナ]
…あたしに?
サクラ様じゃなくて?▼
[ツバキ]
…うん。
えっとねー…
これを言おうかすごく迷ったんだけど…▼
俺は…
…君のことが好きなんだ。▼
相棒としてじゃなく、
ひとりの女の子としてね。▼
[カザハナ]
ツバキ…▼
[ツバキ]
こんなこと言ってごめん。▼
カザハナは俺のこと、
ただの相棒としてしか見てないのに…▼
[カザハナ]
…ううん、そんなことないよ。▼
[ツバキ]
えっ…?▼
[カザハナ]
あたしも…▼
あたしもね、
ツバキのことが、好きになっちゃったんだ…!▼
だから…その言葉、
とっても嬉しい!▼
[ツバキ]
ええっ!?▼
そ、そうだったんだー…
じゃあ俺たち、両想いってこと…?▼
[カザハナ]
そ、そうだね…えへへ。▼
[ツバキ]
そっか。思い切って告白して良かったよ…
ありがとうー、カザハナ。▼
[カザハナ]
こっちこそ…
告白してくれて本当に嬉しいよ。▼
ありがとう。ツバキ。▼
[ツバキ]
これからは二人で今まで以上にサクラ様の
お役に立てるようにがんばろうねー。▼
[カザハナ]
うん!▼
そうだ。あとでサクラにも報告しなくちゃね。
きっとサクラも喜んでくれるはずだから。▼
[ツバキ]
そうだねー!▼

サイゾウ

支援C

[カザハナ]
うう…もうダメだ…
お腹空いた…▼
調子に乗って剣術の稽古をし過ぎちゃった…
朝も昼も食べるの忘れちゃったもんなぁ…▼
そうだ! 誰かに食べ物を恵んでもらおーっと。
あ、ちょうどいいところに!▼
サイゾー!!▼
[サイゾウ]
…何か用か?▼
[カザハナ]
あたし今お腹が空いてるんだ。
何か食べ物を持ってたら、分けてくれない?▼
[サイゾウ]
腹が減ったなら食料班のところに行け。▼
[カザハナ]
だってここから結構離れてるでしょ?
それまで我慢できないんだもん。▼
[サイゾウ]
だからと言って、
何も俺に頼まずともいいだろう。▼
[カザハナ]
なんで?▼
[サイゾウ]
そういうことを頼むなら、
もう少し頼みやすい奴に言えということだ。▼
何も俺のような人間に願い出ることではない。▼
[カザハナ]
頼みやすいって…何?▼
[サイゾウ]
もっと人の良さそうな奴というか、
人当たりの良い奴のことだ。▼
[カザハナ]
サイゾウ、何わけわかんないこと言ってんの?▼
仲間の中で頼みやすいとか
頼みにくいとか優劣あるの?▼
みんな仲間なんだし、そんなの関係ないわ。▼
[サイゾウ]
…………▼
はあ…もういい。わかった。▼
俺が持っている食べ物と言えば…
これぐらいだ。▼
[カザハナ]
わっ! ありがとう!
でも…これ何? お饅頭?▼
[サイゾウ]
これは忍びが持つ携帯食だ。
腹持ちがいいだけで、味は全く保証できん。▼
[カザハナ]
いただきま~す。パクッ▼
モグモグ…あ! これ美味しいね!
すっごい美味しい!▼
[サイゾウ]
そ、そうか…
それならまぁ…良かったが。▼
[カザハナ]
はぁ~美味しかった。ありがとう、サイゾウ。
ご馳走様でした!▼
[サイゾウ]
あ、ああ…▼

支援B

[カザハナ]
あっ、みつけた!
サイゾー! サイゾー!▼
[サイゾウ]
なんだ、カザハナ。デカイ声で
何度も呼ばなくても聞こえている。▼
[カザハナ]
この間の食べ物…
ええと、忍びの携帯食だっけ?▼
あれ、もう一つくれないかなー?▼
[サイゾウ]
なんだ…あんなのを気に入ったのか?▼
前も言ったがあれは腹持ちの良さと
持ち運びの便利さがあるだけで、▼
美味しさへのこだわりは
欠片も無いのだがな…▼
[カザハナ]
え? そうなの?
歯ごたえとか風味とかあたし大好きだよ!▼
だったなんかお餅みたいにモチモチだし、
お魚の味も少ししたし。▼
[サイゾウ]
もち米を使って、後は魚の切り身を
擦り下ろしたものも混ぜてはあるが…▼
あまり味わうことを念頭に置いて
作られた食料ではないのは事実だ。▼
[カザハナ]
そうなの?
美味しいのに…▼
[サイゾウ]
そんなことを言った奴は、
忍びの里の連中含めて、お前が初めてだ。▼
[カザハナ]
皆、味覚がおかしいんじゃない?
今度他の人たちにも食べさせてみようよ。▼
[サイゾウ]
止めておいた方がいいと思うが…▼
[カザハナ]
そんなことないって!▼
サイゾウがこんな美味しい食べ物を
独り占めしてた、って怒られるくらいよ。▼
だからさー、この前のやつちょうだいー。
ちょうだいよー。▼
[サイゾウ]
わかったわかった…
ほら、最後の一つだ。▼
[カザハナ]
やった! ありがとうー!
今度お礼するからね、サイゾウ!▼
[サイゾウ]
ふぅ…▼
まったく…あいつといると、
どうも調子が狂うな…▼

支援A

[カザハナ]
あー、サイゾウ!
いたいた、ねえ! サイゾーってば!▼
[サイゾウ]
だから大声で呼ばずとも
聞こえていると何度言えば…▼
[カザハナ]
えへへ、ごめんね。▼
[サイゾウ]
なんだ、カザハナ。
またあれが食べたくなったのか?▼
[カザハナ]
ううん、今は別にお腹は空いてないの。
でもこの間言ったでしょ。▼
何かお礼するねって。
でも何がいいかわからなくて…▼
いっそのこと聞いちゃおうかなって思ったのよ。▼
[サイゾウ]
いや、別に礼など要らん。▼
携帯食など戦時に食べなかった、
ただの余り物だ。▼
[カザハナ]
でも、施しを受けてお礼の一つも
できないなんて、侍の名が廃るわ!▼
ぜったい何かお礼をさせてもらうよ!▼
[サイゾウ]
だから要らぬと言っているだろうが!▼
むしろそういう風に俺の周囲でキャンキャンと
騒がれることのほうがよほど迷惑だ!▼
[カザハナ]
あーそう!▼
じゃあサイゾウが何か言ってくれるまで
あたしずっと騒ぎ続けるわよ!▼
[サイゾウ]
…それは困る。▼
[カザハナ]
でしょ? 忍びとしては致命的よ。
さ、あたしにして欲しいことを言って。▼
[サイゾウ]
お前は俺に礼がしたいのか
迷惑をかけたいのかどっちなんだ…▼
[カザハナ]
もちろん、お礼がしたいのよ。
嬉しいでしょ?▼
[サイゾウ]
…………▼
はぁ…
…わかった。俺の負けだ。▼
今度会うときまでには考えておこう。
今日の所はそれで許せ。▼
[カザハナ]
良かった!
じゃあちゃんと考えておいてね、サイゾウ!▼
[カザハナ]
まったく…あいつと一緒にいると
本当に調子が狂う…▼
だが…
まぁ悪い気分ではないな。▼

支援S

[サイゾウ]
カザハナ。▼
[カザハナ]
あれー?
サイゾウ、どうかしたの?▼
そっちから声かけてくれるなんて、めずらしー。▼
[サイゾウ]
お前…なぜ最近、
あまり俺の所に来ない?▼
[カザハナ]
ん? もしかして、寂しかった?▼
[サイゾウ]
そんなわけがあるか!▼
ただ、少し前までは何度も
携帯食を奪いに来ていたのに、▼
いきなり来なくなったからな。
何かあったのかと…気になっただけだ。▼
[カザハナ]
心配してくれてたんだ。
ありがとうね。▼
でも、あんまり遊びに行ったら
サイゾウの迷惑になるって思ったのよ。▼
[サイゾウ]
迷惑だと?▼
[カザハナ]
そ、この前サイゾウも言ってたじゃない。▼
それに、忍びのサイゾウの前であんまり騒いだら
任務に支障が出るでしょう?▼
[サイゾウ]
お前…一応人への配慮ができるのだな。
意外だった…▼
[カザハナ]
ひどい! あたしは腐っても
王族の臣下なのよ。▼
一通りの礼儀くらいわきまえてるわ。▼
[サイゾウ]
そうだったな…すまん。▼
[カザハナ]
もう…
こんなんじゃお礼してあげないよ?▼
…て、そうだ。お礼のこと忘れてたわ。▼
何か思いついた、サイゾウ?▼
[サイゾウ]
礼か…そうだな。▼
…………▼
…………▼
俺は…お前が欲しい。▼
[カザハナ]
えっ…えええっ!?
冗談きついよ…▼
[サイゾウ]
冗談ではない。▼
お前といるといつも調子が狂うと
思っていたのだが…何のことはない。▼
俺がお前を好いていたんだと…それだけだった。
それにようやく気づいたんだ。▼
[カザハナ]
…そ、そうだったんだ…
じゃあ、冗談じゃないんだね。▼
…ありがと。
サイゾウ…あたし嬉しいよ。▼
実はあたしもね、
サイゾウのこと…気に入ってたんだよ。▼
[サイゾウ]
そ、そうか…▼
[カザハナ]
でも携帯食のお礼にあたしをあげるってのは、
ちょっと割に合わないかな?▼
[サイゾウ]
では、俺は他に何を差し出せばいい。▼
[カザハナ]
これからもあれ、
もっとあたしに食べさせてね?▼
[サイゾウ]
なんだ…そんなことか。
それぐらい、お安い御用だ。▼
[カザハナ]
わあーっ! サイゾウ、ありがとう!▼
うん、じゃあそれでよし!
あたしはサイゾウのものになるよ!▼
[サイゾウ]
ふっ…結局携帯食の礼と
変わりないではないか。▼
まあいい。足りぬ分は、
これからの幸せで払わせてもらおう…▼
愛しているぞ、カザハナ…▼

アサマ

支援C

[カザハナ]
この辺でいいかな…
だいぶ自陣から離れちゃったけど、▼
これくらい山の中に入らないと、
集中できないもんね。▼
よし、この木にしようかな。
気合を入れて…!!▼
はあっ!!▼
うりゃあああーーーー!!!!!▼
[アサマ]
うわーっ!?▼
[カザハナ]
えっ? 今、木が倒れた辺りから
悲鳴がしたけど…今の声って…▼
[アサマ]
やれやれ…なんですか。山歩きをしていたら、
突然木が倒れてくるなんて…▼
痛たたた…▼
[カザハナ]
アサマ!?
もしかしてぶつかっちゃったの?▼
ご、ごめんなさい!
その木はあたしが斬ったやつで…!!▼
[アサマ]
カザハナさん…!?
なぜこんな山奥に?▼
しかも木を斬っていただなんて…
あなた木こりにでもなるおつもりですか?▼
[カザハナ]
いや、べつに木こりになりたいわけじゃ…
…じゃなくて!▼
そんなことはどうでもいいから、
さっさと傷口を見せて! 手当てするわ!▼
[アサマ]
は、はぁ…▼
[カザハナ]
あ、軽い傷みたいだね。
良かった…▼
[アサマ]
ええ。元々そんなに痛くありませんでしたので
手当など不要ですよ。▼
それよりあなた、
なぜこんなところで木を斬っていたのです?▼
[カザハナ]
そ、それは…訓練のためだよ。▼
…あたし、誰かと手合わせをする時、
木刀とかの模擬刀を使ってるでしょ?▼
でもあれじゃあとても物足りなくて…▼
時々こうして山奥までやってきて、
一人で真剣を持った訓練をしてるんだ。▼
[アサマ]
なるほど…
真剣こそが侍の魂というやつですか。▼
[カザハナ]
えへへ、
そんな大層なもんじゃないけどね。▼
真剣を持ってる時だけに閃く
感覚ってやつがあるんだよ。▼
他の武器と違って、侍にとっての刀は…
もう一人の自分みたいなものだから。▼
[アサマ]
そういうものですか。▼
それにしても刀で木の幹を斬り倒すだなんて、
あなたも相当な化け物ですね。▼
おかげで私も思わぬことで、
命を落とすところでしたよ。▼
[カザハナ]
だ、だからそれは
ごめんって言ってるでしょ!▼

支援B

[カザハナ]
よーし!
今日も真剣で訓練よ!▼
ええと…
アサマは近くにいないよね。▼
この間危険な目に遭わせちゃったから、
今回はちゃんと確認しなくちゃ。▼
…よしよし、誰もいないわね。▼
それじゃ、今日はこの木に生えてる小枝を
連続で斬り刻んでみせるわよ…!▼
えいえいえいえい、えーーーい!!▼
[アサマ]
い、痛い! 痛い痛い!
痛たたたたーー!!▼
[カザハナ]
ええーーーっ!?▼
[アサマ]
どこからか飛んできた小枝が、
次々とぶつかってきます~!!▼
[カザハナ]
そ、そこにいるのは、もしかしてアサマ!?▼
[アサマ]
うっ、ううっ…なんという波状攻撃…!
一つ一つは大したことがないのに…▼
こう何発もやられると
たまったものではありません…▼
って…カザハナさん?
もしやこの小枝攻撃もあなたが?▼
[カザハナ]
うっ…ご、ごめん。▼
[アサマ]
またですか…?▼
あなたという人はどうしてこう、
人の進む先でばかり稽古をするんですか?▼
[カザハナ]
ち、違うよ! 今回は近くに誰もいないか
ちゃんと確かめたし! 不可抗力よ!▼
[アサマ]
どうも信憑性に欠けますね…▼
だってあなたの稽古に遭遇して不幸な目に
遭うのは、これでもう二度目なんですよ…?▼
[カザハナ]
ぬ、濡れ衣だよ…! 第一あたしが
アサマに嫌がらせをする理由がないでしょ?▼
[アサマ]
しかし正直な所、私のことを良く思っていない
人たちは少なくないでしょうからねぇ。▼
信じろと言われても難しいところです…▼
[カザハナ]
そ、それを自分で言うんだね…
じゃあ…どうすればいいの?▼
[アサマ]
そうですね…ではこれから訓練のために
山に入る時は私を誘ってください。▼
[カザハナ]
えっ?▼
[アサマ]
あなたの居場所さえわかっていれば、
私がそこに近づかなければ良いだけでしょう?▼
だからあなたが訓練する場所に辿り着くまで、
同行させてもらいます、という話です。▼
[カザハナ]
な、なるほど…うん、わかったよ。
アサマ、今度から声をかけるね。▼
[アサマ]
ええ、お願いしますね。▼

支援A

[カザハナ]
さてと、今日も真剣の訓練のために、
この木を斬るぞー!▼
[アサマ]
お待ちなさい、カザハナさん!!▼
[カザハナ]
あっ。
アサマ…どうしたの?▼
[アサマ]
「どうしたの?」ではありませんよ!▼
なぜここに来る前に、
私に声をかけないんですか?▼
あなたが訓練に行く時は一緒に行くと
約束したではありませんか?▼
[カザハナ]
ああっ…忘れてた、ごめん~。
てへへ。▼
[アサマ]
「てへへ」じゃありません!▼
約束したにもかかわらずあなたは
既に三回も一人で訓練に行きましたよね?▼
[カザハナ]
ぎくっ。
ど…どうしてそれを!?▼
[アサマ]
一回目はあなたが斬った木の幹が
地面にぶつかる振動に足を取られ、▼
私は近くにあったぬかるみにハマりました。▼
二回目はあなたの掛け声に驚き、
逃げ出したコウモリの群れに襲われました。▼
三回目は、あなたが刀を抜いた拍子に
すっ飛ばした刀の鞘が…▼
私のみぞおちに飛び込んできたんですよ!▼
はい、これです。落し物ですよ!!▼
[カザハナ]
あ、あはは…ありがとう…
あの後探したけど見つからなかったんだよね…▼
[アサマ]
それは良かったですね!▼
[カザハナ]
でもどうして三回とも、
声をかけてくれなかったの…?▼
[アサマ]
三回ともあまりの衝撃で
言葉を放つことすらできなかったんです。▼
全く…これは一体…?
もしかしたら何かの罰なのでしょうか…?▼
[カザハナ]
う~ん、そうかもね。▼
[アサマ]
「そうかもね」ではありません…
とにかく今日は同行させていただきますから。▼
[カザハナ]
うん、わかったよ。▼
[アサマ]
やはり…あなたに同行すれば被害に遭わない
という私の読みは当たっていましたね…▼
今日は五体満足でした…奇跡です…▼
[カザハナ]
あははは、そうだね。
奇妙なこともあるもんだね。▼
きっとアサマがこれまで色々な人に
毒を吐いてきた罰が当たってたんだよ。▼
さながらあたしは、アサマを救い出した
救世主ってところだね!▼
[アサマ]
全部あなたの行いにやられてたんですよ…
しかし…これは何かの啓示に他なりません。▼
しばらくの間、山で修行する際は、
あなたに同行させてもらいますからね。▼
[カザハナ]
うん、了解だよ!▼

支援S

[カザハナ]
アサマ…ちょっといい?▼
[アサマ]
カザハナさん、なんですか?
もしかしてまた真剣を使った訓練ですか?▼
それなら付いていきますよ。
ちょうど私も山に登ろうかと思っていました。▼
[カザハナ]
ええと…ちょっと違ってて。▼
[アサマ]
何ですか? 私が付いていくことが
鬱陶しいとでも言うつもりですか?▼
何と言われようとも付いていきますからね。
私自身のために…!▼
[カザハナ]
ち、違うよ!▼
あ、あたしは…アサマと…これからも
ずっと一緒にいたいって言いたくて…▼
[アサマ]
だからそれはこちらから
お願いしていることですから当然…▼
…え??▼
ず、ずっと…?▼
[カザハナ]
う、うん…山に修行に行く時だけじゃなくて、
ずっと一緒にいたいって意味なの…▼
[アサマ]
それは愛の告白というやつでしょうか…?
でも、なぜ私に…?▼
[カザハナ]
山の修業はとても集中できるんだけど…
すごく心細くて不安になることも多いから…▼
そんな時アサマが近くにいてくれると、
とても楽しくて、心強くなれたんだ。▼
だからあたしはアサマとずっと一緒に
いたいって思うようになっていたの…▼
[アサマ]
そ、そうだったんですね…
少し驚きましたが…▼
…私にそれを断る理由はありませんよ。▼
[カザハナ]
え…!?▼
[アサマ]
恐らくこれまで…偶然山の中で
あなたとバッタリ会ったことは…▼
やはり何かの啓示だったんでしょうね…
あなたと常に共にいるべき…▼
お前の運命の相手はカザハナさんなのだと…
神はそうおっしゃっているのでしょうね。▼
[カザハナ]
じゃ、じゃあ…!▼
[アサマ]
ええ。これからは山の修業の時だけではなく、
ずっと一緒にいましょう。▼
これが私たちに与えられたご縁なのですから。▼
[カザハナ]
う、うん…! ありがとう、アサマ。
大好きだよ。▼
[アサマ]
ええ、私もですよ。▼

セツナ

支援C

[カザハナ]
あ~あ、残念…
もしかして…あたしたち二人だけ?▼
[セツナ]
そう…カザハナと私だけ。▼
私たちだけ…
戦術の講習会で、落第点を取った…▼
[カザハナ]
うぅっ…そんなぁ…▼
[セツナ]
私は、こういう風に言われた…▼
セツナは、自分が得意なことは
ひたすら得意だけど…▼
集団でどのように動くべきか…
わかっていないって。▼
[カザハナ]
うん…あたしも同じこと言われたよ。▼
カザハナは単身だと良い動きをするけど、
団体で動く作戦になると途端ダメになるって。▼
単独で先行しがちなんだってさ。▼
[セツナ]
私たち二人…おんなじ?▼
[カザハナ]
そうみたいね。▼
ねぇ、セツナ。せっかくだから
二人で勉強会でも開いてみる?▼
お互い協力し合って、
苦手分野を克服してみようよ。▼
[セツナ]
うん、妙案だと思う…▼
じゃあ早速今から…
配布された戦術書を読みましょう…▼
[カザハナ]
よし、そうしよう!▼
えーと、確かこの本の五頁めに
ためになる戦術が書いてあったわ。ふむふむ…▼
……………▼
[セツナ]
……………▼
[カザハナ]
……………▼
…ねぇ、セツナ。▼
ちょっと気分転換に、
木刀で素振りしてきてもいいかな?▼
[セツナ]
ええ、妙案…▼
私もちょうど気分転換に、
狩りに行きたくなってきたの…▼
[カザハナ]
よーし!
じゃあちょっとだけ休憩ね!▼
[セツナ]
うん、休憩…
ちょっとだけ…▼

支援B

[カザハナ]
は~あぁ…▼
[セツナ]
カザハナ…
また、ため息ついてる…▼
[カザハナ]
だって戦術の勉強が
全然はかどらないんだもん。▼
二人で始めてみても、
全然集中力が続かないでしょ?▼
今だってこうやって二人で
散歩に出てきちゃってるし。▼
[セツナ]
お散歩、楽しい…▼
でも、今日の休憩…
これで三回目…▼
[カザハナ]
うっ…▼
…そろそろ休憩時間のほうが
長くなってきた気がするね。▼
[セツナ]
お互い…苦手なことは
したくない性格だから…▼
二人だけだと、
効率が上がらないのかもしれない…▼
[カザハナ]
他の人に教わるべきってこと?
う~ん、でもなあ…▼
[セツナ]
……………▼
…!?▼
[カザハナ]
……………▼
セツナ、小声で話して。そのまま歩いて。
あなたも…気づいたよね。▼
[セツナ]
…気づいた。▼
その木陰の向こう…
三人か四人、潜んでるみたい…▼
[カザハナ]
敵だね。
どうしよう…密偵みたいだけど。▼
相手はきっとまだ、
あたしたちは気づいていないと思ってる。▼
…そこを逆手に取りましょ。▼
[セツナ]
カザハナ…
私はこのまま歩くから…▼
[カザハナ]
あっ…なるほどね。
うん、わかった。▼
セツナはいったんこのまま先に進んで
敵の視界から消えて。▼
あたしが奴らの懐に飛び込んで、
場を混乱させるからその隙に弓矢で…お願い。▼
[セツナ]
わかった…▼
[カザハナ]
さてと…じゃあ、行きますか!!▼
[賊]
なにっ!?▼
[カザハナ]
ええーいっ!▼
(暗転)
[カザハナ]
…はぁ、はぁ。▼
…何とか倒せたわね。▼
[セツナ]
うまくいって良かった…▼
二人の連携…完璧だった。▼
[カザハナ]
うん、確かに…あっ!!▼
[セツナ]
どうしたの…?▼
[カザハナ]
そうだよ、この感覚だよ!▼
[セツナ]
えっ…?▼
[カザハナ]
これが集団戦の連携なんだよ、きっと。▼
お互いの特技を活かしつつ、
呼吸を合わせて効率的に敵を倒す…!▼
[セツナ]
ああ、なるほど…▼
[カザハナ]
この感覚を忘れないでおけば、
苦手意識もなく勉強できそうな気がしない?▼
[セツナ]
確かに…そうかも。▼
そうとわかれば…
早速このまま、勉強を始める…▼
[カザハナ]
そうだねっ!▼
って…まず敵をやっつけたことを
報告しに行かなきゃダメだよ!▼
[セツナ]
そうだった…▼

支援A

[カザハナ]
やったーっ!!!▼
戦術の講習の追試、見事に合格!!▼
[セツナ]
私も、合格…▼
[カザハナ]
やったね、セツナ!
二人で勉強したもんね!▼
がんばった甲斐があったね!▼
[セツナ]
うん…
あの闘い以来…▼
集団戦の連携の取り方が、
何となくわかってきた…▼
[カザハナ]
そうだね。
まさに雨降って地固まるってやつだよね。▼
協力して闘うことの重要性が
よくよく実感できたよ。▼
[セツナ]
そうね…▼
あ…でもあの時…
こういう闘い方でもありだったと思う…▼
私が木陰に向かって
一斉に矢を放って…▼
散り散りに逃げだした敵を、
カザハナが仕留めるの…▼
[カザハナ]
うんうん! それもありだね。
あとは…こういうのはどう?▼
同時に二人で逃げ出して、
追ってきた敵兵を一体ずつ仕留めるの。▼
これは安全な作戦の一つだと思うわ。▼
[セツナ]
それもいい…▼
戦術を学べた今だからこそ…
思いつく作戦は沢山ある…▼
[カザハナ]
そうね!▼
これからも二人で協力し合って、
みんなと連携する方法、身に付けていこ!▼
[セツナ]
うん…!▼

ツクヨミ

支援C

[ツクヨミ]
うーむ…▼
[カザハナ]
あっ、ツクヨミ。
変な顔してどうしたの?▼
[ツクヨミ]
変な顔とはどういうことだ!
私は真剣に悩んでおるのだ!▼
[カザハナ]
ああ、ごめんね。
だって眉毛すんごいひん曲がってたんだもん。▼
…で、何をそんなに悩んでるの?▼
[ツクヨミ]
風の部族の者たちが、物資供給と称して
私に色々と物を送ってくるのだ。▼
[カザハナ]
へー、いいじゃない!▼
[ツクヨミ]
…全然良くない。▼
心配性の女官たちが、要らぬものまで
たくさん送りつけてくるのだ…▼
[カザハナ]
要らないもの?▼
[ツクヨミ]
ああ…これだ。▼
[カザハナ]
わぁ~!
大きな箱にいっぱいの荷物!!▼
巾着に、人形に、装飾品に…
可愛いものがいっぱい詰まってるね!▼
[ツクヨミ]
そうなのだ…▼
あやつらめ、私を親戚の子供か何かと
勘違いしておるのではないか?▼
送り返してやろうか…?▼
[カザハナ]
ええっ!?
そんな、もったいないよ!▼
要らないなら、あたしにちょうだい!▼
[ツクヨミ]
そ、そんなに身を乗り出すほど
欲しいのか?▼
[カザハナ]
うん! あたし、花柄のものを
集めるのが好きなの。▼
この巾着みんな花柄だし、
とっても可愛いよー!▼
[ツクヨミ]
ふむ…それほどまでに欲しいのなら
ここにあるもの全て、持って行っても良いぞ?▼
[カザハナ]
え!? 本当!?
太っ腹だね、ツクヨミ!▼
それなら、ありがたくいただいちゃうね!▼
[ツクヨミ]
あ、ああ…▼
[カザハナ]
ああ…これも、それも、みんな可愛い!
何を入れよっかな~!▼
[ツクヨミ]
カザハナ、そんなに嬉しかったのか…?▼

支援B

[カザハナ]
あ、ツクヨミ!
この間はありがとね!▼
あの巾着とっても大切に使ってるよ。
可愛いし、使い勝手もいいし!▼
[ツクヨミ]
そこまで喜んでくれたのなら、
渡した甲斐もあったが。▼
[カザハナ]
うふふっ、部族の女官さんたちと
お話したくなっちゃったよ。▼
すっごく好みが合いそうなんだもん!▼
[ツクヨミ]
美的感覚が合うということか?
それにしてもべた褒めだな…▼
[カザハナ]
うん!
あの花柄の使い方は尊敬しちゃうよ!▼
[ツクヨミ]
花柄など女なら誰でも好む柄であろう?
私には…良さがわからぬが。▼
[カザハナ]
え…!?
ツクヨミは花柄好きじゃなかったの?▼
[ツクヨミ]
な、何だその反応は?▼
[カザハナ]
あ、えっとね、この間ツクヨミから
可愛い巾着をもらったよーって、▼
軍の女の子たちに話をして、
欲しがった子には少し分けてあげたの。▼
[ツクヨミ]
ほう。▼
[カザハナ]
それで…その時、ツクヨミの所に行けば
花柄のものがたくさんあるよって言ったから、▼
もしかしたら、ツクヨミが花柄好きって
勘違いしてる子もいるかもなぁ…って。▼
[ツクヨミ]
な、なんだと!?▼
[カザハナ]
ま、まあ…みんなには後で
ちゃんと話しておくから!▼
[ツクヨミ]
もう遅いわ!▼
わ、私がそんな可愛らしい趣味をしておる
わけないだろう!?▼
[カザハナ]
そんなに目くじら立てなくてもいいじゃない!
仮にも故郷の人たちが送ってくれた物なんだし!▼
[ツクヨミ]
くっ…! ただでさえ皆に子供だと
からかわれることが多いのに…▼
そこに花柄好きなどと言われた日には…▼
ああ…! 想像しただけで鳥肌が!
うう…それだけは…それだけは嫌だ!▼
嫌だぁあああ~~!!!▼
[カザハナ]
ツ、ツクヨミ?
いったん落ち着こう? ね? ね?▼

支援A

[カザハナ]
ねえ、ツクヨミ。
この間のことなんだけど…▼
[ツクヨミ]
なんだ。▼
[カザハナ]
…まだ怒ってる?▼
あの後ツクヨミが花柄好きな訳じゃないって、
ちゃんとみんなに話したよ?▼
[ツクヨミ]
ふーん。
で、どうだった。▼
[カザハナ]
や、やっぱり怒ってるね…▼
そもそも勘違いしてる子もいなかったし、
別にもういいじゃない。▼
まあ…確かにあたしも少し軽率だったかも
しれないけど。その点は反省してるよ。▼
[ツクヨミ]
ふん。まぁ…誤解されていなかったのなら、
この件に関しては不問としよう。▼
[カザハナ]
ありがと、ツクヨミ!▼
[ツクヨミ]
それに、お前がいなければ
また巾着が路頭に迷うからな。▼
[カザハナ]
えっ?▼
[ツクヨミ]
実は…また送られてきたのだ。▼
[カザハナ]
またって、巾着が?▼
[ツクヨミ]
ああ。どうやら部族の者たちで作ることが
流行っているらしい…迷惑な話だ。▼
見てくれ、これだ…▼
[カザハナ]
わああっ! とっても素敵だね!▼
[ツクヨミ]
私にはまったくわからぬがな。▼
[カザハナ]
そうだ、ツクヨミ!
今回の巾着の中に桜柄はあったかな?▼
[ツクヨミ]
桜柄? 無いようだがまた送られてくれば、
そのうちそんな柄の物も来るかもしれんな。▼
[カザハナ]
もし桜柄があったら、
それは絶対あたしのだからね! 約束よ!▼
[ツクヨミ]
念を押さずとも全部くれてやるぞ?
だが…何故それほど桜柄にこだわるのだ?▼
[カザハナ]
それはもちろん、サクラ様の名前と
同じだからに決まってるでしょ?▼
前にもらったものの中にも無かったし…
いつか見つけたらサクラにあげるんだ!▼
[ツクヨミ]
な、なるほど…臣下の忠誠心か?▼
[カザハナ]
そうかもね。▼
あっ…一応、椿柄も
探しておこうかな?▼
うーん…でもツバキは男だし、
さすがに花柄をあげるのは微妙かあ。▼
椿柄はいいや。
桜柄だけ、お願いね!▼
[ツクヨミ]
ああ、わかった。カザハナの頼み、
覚えておくとしよう。▼
[カザハナ]
ありがとうー!▼

支援S

[カザハナ]
ふふっ、うふふふ…▼
[ツクヨミ]
おい、カザハナ。
気持ち悪い笑いは止めよ。▼
[カザハナ]
気持ち悪いだなんてひどい!▼
[ツクヨミ]
だが先日、桜柄の巾着を渡してから、
ずっとその調子ではないか。▼
[カザハナ]
だって桜柄の巾着が二つ入ってたから、
あたしとサクラでお揃いで持てたんだよ?▼
うふふ…サクラとお揃い…
嬉しいな…▼
[ツクヨミ]
おい。にやけた顔が気持ち悪いぞ…▼
[カザハナ]
だから、女の子に向かって
気持ち悪いなんて言わないでよ!▼
もう…くれたのはツクヨミなのに、
どうしてそんなに機嫌悪いの?▼
[ツクヨミ]
…ふん、好きな子が私を無視して
巾着に夢中なのが面白くないのだ。▼
[カザハナ]
えっ?▼
[ツクヨミ]
あ!いや…
今のは…その…!▼
[カザハナ]
い、今…好きな子って言った?▼
それとも、あたしの気のせい…
だったのかな…?▼
[ツクヨミ]
…………▼
…気のせいではない。▼
その…
どうやら私はカザハナのことを、▼
女性として…
好きになってしまったようだ。▼
[カザハナ]
ツクヨミ…!?▼
[ツクヨミ]
普段は勇ましく闘っておる姿ばかり見ていたが、
最近の少女らしい振る舞いを見ていて…▼
その…惹かれてしまったのだ。▼
[カザハナ]
でも…ツクヨミは…そんなそぶり見せなかったよね?▼
[ツクヨミ]
…照れくさくて隠しておった。▼
それに…お前は私のことを、
巾着をくれる者としか見ておらぬだろう?▼
それをわかっているのに、
想いを伝えるなど…▼
[カザハナ]
そんな!
そんなことないよ!▼
あたしだってツクヨミのこと…
大好きだよ!▼
[ツクヨミ]
なに?▼
[カザハナ]
あたし知ってるの…▼
ツクヨミがあたしのために部族の人たちに
桜柄の巾着を頼んでくれたこと…▼
[ツクヨミ]
な、何故それを…!▼
[カザハナ]
実は、部族の人から直接手紙をもらっちゃたの。▼
その時にツクヨミの優しさを感じて…▼
気づいたら、いつも一緒にいたいって
思うようになってたんだ。▼
この巾着だって…サクラとお揃いだって
理由だけで喜んでたわけじゃない。▼
ツクヨミがくれたものだから…
嬉しくて喜んでたんだよ。▼
[ツクヨミ]
カザハナ…▼
[カザハナ]
だから、これからは恋人として
一緒にいよう?あたしはそうしたい…▼
[ツクヨミ]
そうか…では、これからは恋人として
よろしく頼むぞ。カザハナ。▼
[カザハナ]
うん!
こちらこそよろしくね、ツクヨミ!▼

ヒナタ

支援C

[カザハナ]
はぁ…稽古は好きなんだけど、
髪が乱れるのはどうにかならないかなぁ。▼
ええと…櫛はどこにしまったっけ。▼
[ヒナタ]
お、カザハナ。▼
[カザハナ]
あ…ヒナタ。▼
[ヒナタ]
今日も稽古に励んでるみたいだな。
あれ? 休憩中か?▼
[カザハナ]
うん。髪を整えよっかなーと思って。▼
[ヒナタ]
へえ、なんか女の子らしいじゃねえか。▼
[カザハナ]
あたし、稽古中でも
身だしなみには気を遣いたいの。▼
[ヒナタ]
ふーん、まあそういう考えするのは、
女だけだろうな。▼
男なんて髪はボサボサのままだしよ。
そう思うと、女って大変なんだなー。▼
[カザハナ]
なによ。あたしが女だからって
馬鹿にしてるの?▼
そりゃあ男のヒナタには
わかんないでしょうけど。▼
[ヒナタ]
変につっかかてくんなよ。
俺はむしろ感心してたんだけど。▼
[カザハナ]
そうは聞こえなかったわ。▼
どうせ髪ごときに気を取られてるあたしより、
自分のほうが強い、とか思ってるんでしょ。▼
[ヒナタ]
おお~ケンカ腰だな?
それなら一本勝負でもするか?▼
[カザハナ]
ふんっ、望むところだわ!▼
行くよ…準備はいい!?▼
[ヒナタ]
ああ、かかってこい!!▼

支援B

[ヒナタ]
おい、カザハナ!
今日はこの間の雪辱を果たしに来たぜ。▼
[カザハナ]
うん、いいよ。
どうせ今日もあたしが勝つけどね!▼
[ヒナタ]
くっそー! 言ってくれるじゃねえか。
前回はギリギリで負けちまったからな…!▼
よーし…じゃあ今日の試合開始だ!▼
おりゃあーーっ!!!▼
[カザハナ]
やぁっ!!▼
[ヒナタ]
ちっ…!!▼
[カザハナ]
ふふっ、この間と同じ手じゃ、
絶対にあたしは倒せないよ!▼
[ヒナタ]
へへっ、そんなわけないだろ。
今日は俺の新技が炸裂するぜ!▼
そりゃあーーっ!!!!▼
[カザハナ]
ええい!▼
[ヒナタ]
おわっ!?▼
…あ、やばい!
腕甲の紐が…!▼
[カザハナ]
ご、ごめん!
あたしの一撃で…切れちゃった?▼
[ヒナタ]
そうみてえだな。▼
ま、しょうがねえよ。
あとで繕ってもらうし、大丈夫だって。▼
[カザハナ]
ううん、これはあたしのせいだよ。
この状態で、出撃があったらまずいね…▼
それ、ちょっと貸して。▼
[ヒナタ]
へ? 別に大丈夫だって。▼
[カザハナ]
いいから貸して。▼
[ヒナタ]
ほらよ…▼
[カザハナ]
針と糸はいつも持ち歩いてるの。
だからすぐに直せるよ。▼
[ヒナタ]
へえ…ふぅん…
確かにあっという間に直りそうだな。▼
…って、もう直ったのか!?
ありがとな、カザハナ。▼
[カザハナ]
ふふん。
これくらいできて当然よ。▼
[ヒナタ]
でも、今日は中断しちまったし…
勝負はまた今度だな。▼
よし、それまで待ってろよカザハナ!
次こそは俺が一本取ってやるからな!▼
[カザハナ]
ヒナタって本当に勝負が好きだね…
ま、あたしが言えたことじゃないけどさ。▼
仕方ないから、
また相手してあげるよ。▼

支援A

[ヒナタ]
よーし、仕切り直して
今日こそ一本取ってやるぜ!▼
[カザハナ]
あ、ヒナタ。
腕甲の方は大丈夫なの?▼
[ヒナタ]
ああ、おかげですっかり元通りだ!
お前があっという間に直してくれたしな。▼
やっぱ、そういうところは女の子だよな。
俺にはできないから、すげーって思うぜ。▼
けど、それと勝負は別だからな!▼
[カザハナ]
うん、わかってるよ!▼
でも…そういう風にあたしのこと
女の子扱いしておきながら、▼
勝負はしたがるなんて…
ヒナタって変な奴だよね。▼
[ヒナタ]
そうか? どっちも俺の素直な気持ちだし、
俺の中では通ってるんだけどな。▼
カザハナのこと、
女の子だとは思ってるけど…▼
それ以上に剣士として認めてる。
だから闘いたい。勝負がしたい。▼
…ほら、全然問題ないだろ?▼
[カザハナ]
まぁ…そうかも。▼
[ヒナタ]
だから、カザハナとは
いつまでも刀を交えていたいって思うぜ。▼
[カザハナ]
言われてみれば、ヒナタはいつも
そう言ってた気がする。▼
もしかしたら、あたしの方が
性別にこだわってたのかな…▼
[ヒナタ]
なんだ?
よくわかんねーこと言いやがって。▼
俺はお前が男でも女でも
こうやって勝負をしに来るぜ?▼
[カザハナ]
ヒナタ…▼
…そっか。そうだよね。
ヒナタはそういう奴だよね。▼
あたし、ヒナタのそういうとこ…
いいなって思うわ。▼
[ヒナタ]
…ん? 何か言ったか?▼
[カザハナ]
なんでもなーい!▼
よし、それじゃあ仕切り直して試合にするよ!▼
[ヒナタ]
ああ、今度こそ俺の勝利だ!
間違いないぜ!▼
[カザハナ]
あたしこそ負けないよ!!▼

支援S

[カザハナ]
ふぅ…▼
[ヒナタ]
どうしたんだよ、カザハナ。
大好きな稽古中にため息なんて…▼
それとも、俺との一本勝負に飽きたのか?▼
[カザハナ]
違うよ。ヒナタとの勝負は
とっても楽しいって思ってる。▼
[ヒナタ]
それならなんで
ため息なんてつくんだよ?▼
俺としては、お前には万全の精神状態で
稽古に付き合って欲しいとこなんだけどよ!▼
[カザハナ]
…そのことだよ。▼
[ヒナタ]
へっ? どれのことだ?▼
[カザハナ]
一緒に稽古をしてるんだから、
強いって褒めてもらうのは嬉しいの。▼
でも…前はもう少し、
女の子扱いしてくれてた気がする。▼
[ヒナタ]
はあ? だって女扱いしたらお前、
嫌がって怒るじゃねぇか?▼
[カザハナ]
ううっ…そうだったけど、そのことを
今では後悔してる…▼
[ヒナタ]
なんでだよ?▼
[カザハナ]
だって…今あたし、
ヒナタのことが好きなんだもん!▼
[ヒナタ]
ええっ!?
カ…カザハナ!?▼
[カザハナ]
そりゃあ、普通の男があたしのこと
女だからって甘く見てきたら死刑だけど…▼
好きな男の子には…やっぱり、
女の子として意識して欲しいもん。▼
[ヒナタ]
そっか…でも、それは…
俺…気づかなかったな。▼
もちろんそうなったらいいなあ…
とは思ってたけど。▼
[カザハナ]
え…?
それ、ほんと…?▼
[ヒナタ]
おう! 勇ましくて強いところも、
可愛いところも全部好きだ!▼
俺のことが好きなら…恋人になってくれ。▼
[カザハナ]
!! うん…!
あたしもヒナタの恋人になりたい!▼
それで、一緒に刀の道を極めたい!▼
[ヒナタ]
はははっ! そこで刀の話が出てくるのが
カザハナだよな。さすがは俺の恋人だぜ!▼
[カザハナ]
うふふっ、当たり前でしょ!
だって刀は二人の人生だもん!▼
いーい? ヒナタ。
二人で最強の剣客夫婦を目指そうね!▼
[ヒナタ]
そいつはいいな!▼
俺たち二人なら、きっとなれる!
それまで一緒に頑張ろうぜ!▼
[カザハナ]
うんっ!▼

タクミ

支援C

[カザハナ]
せいっ! せいっ!
やああーっ!!▼
[タクミ]
ん…カザハナか。▼
[カザハナ]
はぁ…はぁ…
あっ、タクミ様。▼
[タクミ]
刀の稽古か?
朝から精が出るな。▼
[カザハナ]
はい!▼
[タクミ]
昔からカザハナは変わらないな。▼
寒い日でも風邪を引いた時でも、
欠かさず毎朝、刀の稽古をしている。▼
[カザハナ]
はい、朝稽古も心身の鍛錬ですから!▼
それに…刀と共に朝を迎えることで、
刀と一つになれるような気がしてます。▼
[タクミ]
刀と…一つに…?▼
[カザハナ]
はい、刀がただの武器ではないように
思えると言いますか…▼
腕や足と同じように、身体の一部に
なったような…そんな感覚になるんです。▼
[タクミ]
ふぅん…僕にはよくわからないな。▼
[カザハナ]
あはは。
変なこと言ってすみません。▼
あっ、そうだ!
タクミ様、一緒に稽古しましょうよ!▼
[タクミ]
ええっ!?▼
[カザハナ]
だって昔はよくあたしの稽古に
付き合ってくれたじゃないですか。▼
[タクミ]
うっ…そ、それは…▼
[カザハナ]
でも、いつの間にか全然
付き合ってくれなくなっちゃいましたね。▼
ちょっとだけ、寂しいなーなんて…▼
[タクミ]
…………▼
[カザハナ]
タクミ様?
なんでそんな嫌そうな顔を…▼
[タクミ]
別に。何でもないよ。▼
…まあ、僕もそんなに暇じゃなくなったからね。
前と同じようにはいかないってだけの話だよ。▼
じゃ、僕はもう行くから。▼
[カザハナ]
あ。タクミ様!!▼
…行っちゃった。▼
稽古に付き合ってくれなくった理由…
もしかして、何かあったのかな…?▼

支援B

[カザハナ]
せえいっ! りゃあっ!!
たああーっ!!!!▼
[タクミ]
…………▼
[カザハナ]
わっ…
ちょ、ちょっとタクミ様!▼
[タクミ]
なに?▼
[カザハナ]
「なに?」じゃないですよ!
遠目で見られたら気になるじゃないですか!▼
[タクミ]
刀の稽古に集中してたから、
邪魔するのも悪いと思ったんだよ…▼
でも、もう行くから。▼
[カザハナ]
ま、待ってくださいよ!▼
あたし、タクミ様に聞きたいことが
あるんです!▼
[タクミ]
聞きたいこと?▼
[カザハナ]
タクミ様が、あたしの稽古に
付き合ってくれなくなった理由です。▼
この前は隠してましたけど…
ほんとは何かあるんじゃないですか?▼
[タクミ]
そ、それは…▼
[カザハナ]
その顔…やっぱりあるんですね。
どうして隠すんですか?▼
あたしが何か悪い事したみたいで、
気になります!▼
[タクミ]
よくもそんな台詞を…▼
というか…覚えてないわけ?
僕にあれだけのことをしておいて?▼
[カザハナ]
え? な…なんですか?▼
[タクミ]
もう忘れたのかもしれないけど、
僕は覚えてるんだ…▼
昔僕がカザハナと稽古していた時、
サクラが見に来たことがあってね。▼
あんたは急に僕に、
「木刀で手合わせをしよう」と申し出た…▼
[カザハナ]
ふむふむ…▼
[タクミ]
カザハナはまだサクラの臣下になって
間もない頃だったから、▼
きっとサクラに良いところを
見せたかったんだろうね。▼
その手合わせの時、カザハナは…▼
…何の遠慮もなく、
僕のことをボコボコにした。▼
[カザハナ]
えっ。▼
[タクミ]
僕は一応、手加減をしていたんだよ。▼
立派な王城兵とはいえ、年端もいかない
妹の友達に本気は出せないってね。▼
そうしたらそれをいいことに、
あんたは僕の頭に渾身の一撃を食らわせ、▼
目がくらんだところに続けて何発も…
あれは痛かったな…▼
[カザハナ]
あ…あはは…
そ、そんなことありましたっけ…▼
[タクミ]
はぁ…
やっぱり忘れてる。▼
だからそれ以来、
カザハナが稽古してるところには▼
絶対に近づくもんかって
決めてるんだ。▼
…これでわかった?
僕が稽古に付き合わなくなった理由。▼
[カザハナ]
は、はい…
たいへん申し訳ありませんでした…▼
[タクミ]
別にいいけど。
お互い、幼かった頃の話だからね。▼
それじゃ、もう行くから。▼
[カザハナ]
た、タクミ様…▼
う、うーん…
そんなことが……▼

支援A

[カザハナ]
タクミ様!▼
[タクミ]
…………▼
[カザハナ]
タクミ様! タクミ様!
ねぇー、タクミ様ってば!▼
[タクミ]
聞こえてるよ。▼
[カザハナ]
じゃあ返事して下さいよ。▼
[タクミ]
忙しいから、聞こえないふりしてたんだよ。
それぐらい察してくれよ。▼
[カザハナ]
えへへ、あたしそういうの
察せない性質なんです。▼
[タクミ]
はぁ…そうだったね。▼
で、なんだよ?▼
[カザハナ]
あたし、責任取ります!▼
[タクミ]
は?▼
[カザハナ]
タクミ様をボコボコにした責任とって、
あたし、タクミ様のこともお守りします!▼
[タクミ]
…え、なんで?▼
別に責任とか要らないんだけど。
それに僕はもう気にしてないし…▼
[カザハナ]
あたしが気にするんです!
だって、タクミ様はサクラ様の大切な兄君…▼
あたしにとっても守るべき方なのに
昔のこととはいえボコボコにするなんて、▼
王城兵として許されません!▼
[タクミ]
まあそうだけど…▼
[カザハナ]
だから、昔の無礼のお詫びとして、
これからはタクミ様も守らせてほしいんです!▼
だめ…ですか?▼
[タクミ]
…………▼
カザハナ。▼
[カザハナ]
はいっ。▼
[タクミ]
今度僕と、手合わせしようか。▼
[カザハナ]
ええっ!?
な、なんでですか?▼
あんなに嫌だって言ってたのに?
というかあたし、またタクミ様をボコボコに…▼
[タクミ]
…されないよ。▼
僕は刀の心得もあるからね。
今度はあんたの事をボコボコにするかも。▼
[カザハナ]
ま、まさかタクミ様…
あの時の仕返しを…▼
[タクミ]
そういうわけじゃないよ。▼
あんたは今、僕のことを守るって言ったけど、
その必要はないって言いたいだけ。▼
僕は十分強いし、それに、
僕を守ってくれる臣下だっている。▼
だから…カザハナのその力は、
僕じゃなくて、サクラのために使ってあげなよ。▼
[カザハナ]
…!▼
[タクミ]
あんたの主君を想う気持ちは、
僕も認めてる。▼
あの時だって、カザハナはサクラのために
ああいう行動をとったんだろ?▼
その気持ちだけは伝わってきたからさ。
そりゃもう…痛いほどにね。▼
[カザハナ]
すみませんでした…▼
[タクミ]
だから、責任取るとかいうのは無し。
そういうの、苦手なんだよね。▼
…でも、その気持ちは嬉しかった。
僕を守るって言ってくれて…▼
…ありがとう。▼
[カザハナ]
! タクミ様…!▼
[タクミ]
それじゃ、サクラのこと頼んだからね。▼
[カザハナ]
は、はいっ!▼
…………▼
タクミ様…
あたし、タクミ様の笑顔初めて見たかも。▼
…よ、よおおーし!
タクミ様のお墨付きも貰ったし、▼
これからもばっちりサクラを守るぞーっ!
見ててよね、タクミ様っ。▼

支援S

[カザハナ]
タクミ様! 今日もばっちし
サクラ様をお守りしましたよー!▼
[タクミ]
…おい、カザハナ。▼
[カザハナ]
はい、なんですか?▼
[タクミ]
そうやって毎日毎日
報告に来てくれるけど…▼
ちゃんと守ってくれてるのはわかるから、
わざわざ言いに来なくていいよ。▼
[カザハナ]
ええー、そんな。
寂しいこと言わないでくださいよ。▼
せっかくこうして気軽に
お話しできるようになったんですから、▼
その幸せぐらい噛みしめさせてください!▼
[タクミ]
気軽にって…
前はそうじゃなかったとでも言いたいわけ?▼
[カザハナ]
はい。前はタクミ様、
あたしのこと嫌いだったじゃないですか。▼
[タクミ]
別に、嫌いじゃなかったけど。▼
[カザハナ]
でもすごーく冷たかったです!▼
あたしを見るなり苦虫をかみつぶしたような
顔をしてそそくさと行っちゃうので…▼
[タクミ]
だって、いつ殴りかかってくるか
わかったもんじゃないし。▼
[カザハナ]
もう! さすがに傷つきます!▼
[タクミ]
あーそう。悪かったよ…▼
でもカザハナ、そういうの察せない性質だって
言ってたのに、意外と繊細なんだな。▼
[カザハナ]
そりゃ好きな人に対しては
繊細にもなりますよ!!▼
[タクミ]
えっ。▼
[カザハナ]
えっ?▼
…あああああっ!!
あたし今、告白しちゃいました…?▼
[タクミ]
まずかったんなら、
聞かなかったことにするけど。▼
[カザハナ]
ひどい!
無視される方がまずいですよ!▼
ううう、告白されてる時にまでこの態度…
タクミ様、意地悪なんですから…▼
[タクミ]
ま、好きな子は
からかいたくなるってやつじゃない?▼
[カザハナ]
あーそうですか…▼
…え!? 今なんて…▼
[タクミ]
僕もあんたが好きだって
言ったんだけど?▼
[カザハナ]
えーーーー!?
な、なんで…▼
[タクミ]
さあね。好きになるのに理由がいるのか?
カザハナだって、特に理由は無いだろ?▼
[カザハナ]
そ、そんなことないです!▼
[タクミ]
じゃあどうして?▼
[カザハナ]
え、えと…タクミ様の
冷たい態度がなんとなく気になって、▼
なんとなく追いかけてたら、
なんとなく好きに…▼
[タクミ]
ほら。理由なんかないだろ。▼
[カザハナ]
うう…確かに。▼
でもあたし、タクミ様が好きなんです!
だからいっぱいお話したいなと思って…▼
[タクミ]
わかったよ。
でも、僕も君が好きなんだし…▼
これからはずっと一緒にいるんだから、
報告はしに来なくていいよ。▼
代わりに、もっとお互いのことを話そう?
これからのこととかさ。▼
[カザハナ]
これからのこと?▼
[タクミ]
結婚指輪はどんなのにするかとか。▼
[カザハナ]
!!!!!▼
た、タクミ様…
あたし、幸せすぎて死にそうです…!▼
[タクミ]
別にいいけど、
死ぬなら僕の後にしてよね。▼
[カザハナ]
は、はい!
これから…よろしくお願いします!▼
[タクミ]
はいはい。
喜んで。▼

ニシキ

支援C

[カザハナ]
せいっ! やっ!
とおおーーっ!!!▼
[ニシキ]
やあ、カザハナ。稽古かい?▼
[カザハナ]
あ、ニシキ!
うん、そうだよ!▼
[ニシキ]
カザハナは毎日稽古をしているね…
それって楽しいの?▼
[カザハナ]
んー。稽古っていうのは、
楽しい楽しくないの問題じゃないよ。▼
必要だと思うし、使命だからね。▼
[ニシキ]
ふーん…▼
[カザハナ]
あっ、そうだ! ニシキも稽古しようよ。
最近なまってるんじゃないの?▼
[ニシキ]
いやいや、ボクは遠慮しておくよ。
だって大変そうだもの。▼
[カザハナ]
もう、そんなのんきなこと言ってたら、
敵にやられちゃうよ?▼
[ニシキ]
でもずっと稽古してたら疲れるだろう?▼
その上戦場でも闘ったら、疲れが出て
闘いに集中できないじゃないか。▼
[カザハナ]
う、うーん…
理屈はわかるけど、それは志の問題だよ!▼
[ニシキ]
根性というやつかい?▼
大丈夫だよ。
ボク、戦場ではちゃんと頑張るから。▼
休める時は休まないと、
身体がもたないよ。▼
カザハナも今から、
ボクとお昼寝なんかどうだい?▼
[カザハナ]
…いいえ、遠慮しておくわ。▼
あたしまだ稽古するから、
お昼寝したいならもう行ってくれるかな?▼
…ていっ! やあぁーーーっ!!▼
[ニシキ]
カザハナはホントに
がんばり屋さんだなぁ。▼

支援B

[ニシキ]
いたたた……▼
[カザハナ]
ニシキ!
その腕…怪我したの!?▼
まさか、さっきの戦闘で?▼
[ニシキ]
うん…ちょっと油断してしまってね…▼
[カザハナ]
もう!
だから言ったじゃない!?▼
普段稽古をしないと身体がなまって、
いざという時に身体が動かないんだよ!▼
ニシキの実力があれば負けない敵でも、
こうしてやられちゃうんだから!▼
[ニシキ]
ううっ…ごめんよ。▼
[カザハナ]
…少しなら、薬の手持ちがあるわ。
ほら、腕を見せて。▼
[ニシキ]
え…?
手当してくれるのかい?▼
[カザハナ]
当たり前じゃない。▼
その傷は自業自得だって思うけど…
ニシキは大事な仲間だもん。▼
[ニシキ]
カザハナ…▼
[カザハナ]
…………▼
これでよし。▼
…傷は浅いみたいだし、
これならすぐに治るんじゃないかな?▼
[ニシキ]
わあ、ありがとう!▼
…あと、カザハナ。
申し訳ないついでに…▼
…この子も見てくれないかな?▼
[カザハナ]
これは…小鳥?
羽を怪我してるの?▼
[ニシキ]
うん、そうなんだ。
さっきの戦闘に巻き込まれそうになってさ。▼
こんなに小さな子が怪我しているのを見て…
かわいそうになってしまってね。▼
[カザハナ]
もしかして…ニシキ、
この小鳥を庇って怪我したの?▼
[ニシキ]
えへへ…大正解だよ。▼
[カザハナ]
ニシキは馬鹿だね。▼
[ニシキ]
ええっ!?
ひどいよカザハナ!▼
[カザハナ]
ごめんごめん。
あたしも別に賢い方じゃないけどさ。▼
小鳥を庇って…
それでニシキが代わりに死んだら、▼
あなたどうするつもりだったの?▼
[ニシキ]
どうするって…
死んだらなんにもできないよ。▼
[カザハナ]
もう。
そういうことを言いたいわけじゃないよ。▼
…まあいいわ。
それじゃ、この小鳥さんも手当するね。▼
[ニシキ]
ありがとう!
この恩はいつか返すよ!▼

支援A

[カザハナ]
あっ、ニシキ! いた!!▼
[ニシキ]
やぁ、カザハナ。どうしたんだい?▼
[カザハナ]
怪我の具合はどうかなって思って。▼
[ニシキ]
ああ、その件はありがとう!
おかげ様ですっかり治ったよ。▼
[カザハナ]
そう…良かった。▼
それで、小鳥さんの方はどうなの?▼
[ニシキ]
うん、大丈夫だよ。
さっき無事に飛び立っていった。▼
[カザハナ]
そっか。もうお別れしてきたんだね。
ちょっとさみしいけど…良かったよ。▼
あの…ニシキ…▼
[ニシキ]
どうしたんだい?▼
[カザハナ]
この怪我の手当てしてた時、
馬鹿なんて言ってごめんね。▼
ニシキがあの子のためにがんばったのは、
わかってたのに…あたし…▼
[ニシキ]
そんなの気にしないでおくれよ、カザハナ。▼
ボクが稽古を怠って昼寝してたのは、
本当のことだし。▼
ボクも悪かったよ。
すまなかったね。▼
[カザハナ]
ニシキ…▼
…ニシキは優しいんだね。
あたし、あなたのこと見直しちゃったよ。▼
[ニシキ]
見直したって…
じゃあ今まではどう思っていたんだい?▼
[カザハナ]
んー…
のんきで体のなまってる狐さん、かな。▼
[ニシキ]
わあ、ひどい!
ボクだってちゃんと闘っているよ!▼
[カザハナ]
わかってるわ。▼
普段は気の抜けたところもあるけど、
やる時はやる狐だもんね。ニシキは。▼
[ニシキ]
うん、その通り!▼
でも、ボクもカザハナが言うように、
少しは稽古をしてみようと思ったよ。▼
[カザハナ]
わっ、そうなんだ!
それならいつでも付き合うよ!▼
何なら今からやる?▼
[ニシキ]
ほんと?
じゃあぜひお願いするよ。▼
その技をボクに教えておくれ、
カザハナ先生!▼
[カザハナ]
ふふっ。よろしい。
ビシビシ行くから覚悟しなさいよー?▼

支援S

[ニシキ]
はぁ…はぁ…▼
やったあ!
カザハナから一本取ったよ!▼
[カザハナ]
あたしの負けだね…
すごいよ、ニシキ。▼
ちょっとの訓練でここまで力をつけるなんて。
やっぱり元の身体能力が高いのかな。▼
[ニシキ]
ふふん…
すごいかい? 見直したかい?▼
[カザハナ]
うん、すごいし見直した。▼
でも、一回勝っただけで
得意げになっちゃ駄目よ?▼
この前まではあたしにボコボコに
されてたんだから。▼
[ニシキ]
そ、そうだったね…▼
それに比べたら今日のボクはかっこいい!
そして男らしいよね!▼
[カザハナ]
ま、まあね…▼
[ニシキ]
よーし!
じゃあ今日なら言えそうだ!▼
カザハナ。今からボクが、
もっと男らしい所を見せてあげよう!▼
[カザハナ]
え? どういうこと?▼
[ニシキ]
カザハナ…ボクは、ボクのことをきちんと
叱ってくれるキミが好きなんだ。▼
[カザハナ]
へっ!?▼
[ニシキ]
こんなに親身になって、稽古にまで
付き合ってくれるカザハナが大好きだ!▼
ボクにはキミみたいな人が必要なんだよ。▼
[カザハナ]
な、なななにそれ…!
急に変なこと言わないでよ!▼
[ニシキ]
変なこととは失礼だね。▼
可愛くて、しっかり者で
ボクのことを支えてくれる…▼
こんな素敵なヒト、今までにいなかったよ!
だから…ボクの恋人になって欲しいんだ!▼
[カザハナ]
…ニシキ。▼
[ニシキ]
確かにボクはのんきだし…▼
真っ直ぐなカザハナとは、
正反対かもしれない。▼
でもボクのことを、
息抜きできる存在だと思ってもらえれば…▼
二人は良い関係になれるんじゃないのかな?▼
[カザハナ]
…………▼
まあ、そうかもね。▼
あなたはあたしと違うからこそ、
無いものが見えてくるのかも。▼
[ニシキ]
えへへ…それで?
答えはどうだい?▼
[カザハナ]
…うん、わかった。ニシキ。
あたしもあなたのことが好き!▼
[ニシキ]
それなら…これからは恋人だね。
よろしく、カザハナ!▼
[カザハナ]
ふふっ、そうだね。
よろしく、ニシキ!▼

リョウマ

支援C

[カザハナ]
やあっ! とおっ!▼
[リョウマ]
ん? あそこにいるのは…▼
カザハナ。
稽古に精が出ているようだな。▼
[カザハナ]
わっ!!
りょ、リョウマ様!?▼
[リョウマ]
それほど驚かれるとは思わなかったな。
急に話しかけてすまない。▼
[カザハナ]
い、いいいいいえ! いいんです!
気になさらないでください。▼
[リョウマ]
…様子が少しおかしいぞ。
どうしたんだ?▼
[カザハナ]
そ、そんなことありません!▼
ええと…稽古に集中していたので、
突然声をかけられてビックリして…▼
[リョウマ]
そうか。
それならいいが…▼
[カザハナ]
リョウマ様こそ、どうされたんですか?
こんな陣営の外れまでいらして…▼
[リョウマ]
俺は陣営の見回りもかねて、
皆の様子を見て回っていたんだ。▼
[カザハナ]
…さすがはリョウマ様ですね。▼
[リョウマ]
時間のある時は、仲間たちの様子も
気にかけておかねばな。▼
カザハナが毎日稽古に励んでいるのも
知っているぞ。▼
[カザハナ]
ええっ!?
そうなんですか!?▼
[リョウマ]
ああ。あまりにも真剣にやっているから、
今日は思わず声をかけてしまった。▼
いつもサクラのために精進してくれていると
聞いている。兄である俺も感謝している。▼
[カザハナ]
そんな。自分で決めたことですから、
リョウマ様にお礼を言われるほどでは…▼
[リョウマ]
いや謙遜するな。
お前は本当によくやってくれている。▼
[カザハナ]
そ、そんなに言われると…
照れちゃいますね…▼
[リョウマ]
そうか?▼
[カザハナ]
はい。え、ええと…▼
あっそうだ! あたし備蓄整理を
頼まれていたんでした!▼
すみません、リョウマ様! 失礼しますね!▼
[リョウマ]
カザハナ…?▼

支援B

[カザハナ]
リョウマ様…
あの、少しよろしいですか?▼
[リョウマ]
ああ、カザハナか。どうしたんだ?▼
[カザハナ]
その…先日の非礼をお詫びしようと思って、
来たんです。▼
[リョウマ]
非礼?▼
[カザハナ]
せっかく声をかけてくださったのに、
あたし…逃げるように去ってしまって…▼
[リョウマ]
なんだ、そのことか。
俺は気にしていない、大丈夫だぞ。▼
いや…そういうことではないのか?
何か問題でもあるのか?▼
[カザハナ]
いえっ! も、問題なんて…!
むしろ反対です!▼
[リョウマ]
反対?▼
[カザハナ]
はい。リョウマ様は…
あたしの憧れなんです。▼
[リョウマ]
憧れ…?▼
[カザハナ]
あたしの主はサクラ様です。
お慕いする気持ちは変わりません。▼
でも…闘いにおける強さにおいては、
一番尊敬しているのはリョウマ様なんです。▼
そんなリョウマ様に声をかけていただいて
しかも褒められたので、▼
恥ずかしくなって…
思わず逃げちゃったんです。▼
[リョウマ]
そうか、そういうことだったんだな。▼
だが別に俺は、そこまで担がれるような
尊大な存在ではないぞ。▼
[カザハナ]
い、いえいえ! サクラ様からいつも
リョウマ様のお話を聞くんですよ!▼
「リョウマ兄様は全てに優れた
 素晴らしい兄様なんです」って。▼
[リョウマ]
それは少し照れてしまうな…
だが…嬉しいとも思う。▼
[カザハナ]
ふふっ、あたしにもこんな兄様がいたら
いいなあって思わず言っちゃいそうです。▼
[リョウマ]
そうか。別に俺は構わないぞ?▼
[カザハナ]
えっ?▼
[リョウマ]
頼られているなら俺はその期待に応えたい。▼
むろん闘いだけではなく、
何か気にかかることがあれば相談に乗ろう。▼
兄のような立場として、な。▼
[カザハナ]
そ、そんな! リョウマ様に
ご迷惑をおかけするわけには…▼
[リョウマ]
だから迷惑ではないと言っているぞ?▼
[カザハナ]
そ、そうですか…?▼
[リョウマ]
ああ、なら決まりだな。これからは俺のことを
兄のように頼ってほしい。▼
[カザハナ]
は、はい…ありがとうございます!▼

支援A

[リョウマ]
カザハナ、今日も稽古に行くのか?
[カザハナ]
あ、リョウマ様!
はい、そうです!▼
[リョウマ]
そうか…だがあまり無理をするなよ。
サクラも心配するだろうからな。▼
[カザハナ]
えっ、サクラ様が?▼
[リョウマ]
ああ。サクラにとってカザハナは、
臣下であると同時に大切な友達だろう。▼
その友達が自分のために頑張りすぎる姿は、
見ている本人も辛くなるやもしれんからな。▼
[カザハナ]
…そうですね。あたしもサクラが
無理している時は…見ていて辛いです。▼
お互い、気をつけなくてはいけませんね!▼
[リョウマ]
そうだな…そうならないようにするためにも、
日頃からよく話しておくといいかもしれない。▼
とは言っても、お前たちには
余計な心配かもしれないが…▼
[カザハナ]
リョウマ様…?▼
[リョウマ]
先日お前がサクラと楽しそうに
話しているところを偶然見かけたんだ。▼
女の子同士…とても微笑ましかった。▼
[カザハナ]
見かけたのなら
声をかけてくだされば良かったのに…!▼
[リョウマ]
いや、男の俺が入ってはいけないような
気がしたんだ。▼
やはり、女性同士でないと
わからないこともあるだろうからな。▼
[カザハナ]
リョウマ様…▼
[リョウマ]
戦場だけではなく…普段から
サクラを支えてくれてありがとう。▼
これからもあの子の傍にいてくれると、
俺としても心強いと思う。▼
[カザハナ]
は、はい…リョウマ様。▼
このカザハナ、サクラ様に生涯お仕えすることを
リョウマ様にも誓います。▼
[リョウマ]
ははっ、それは頼もしいな。
これからも頼む。▼
[カザハナ]
はい!任せてください!▼

支援S

[リョウマ]
カザハナ。稽古中にすまない。
話をしても構わないだろうか?▼
[カザハナ]
リョウマ様!
はい、なんでしょうか?▼
[リョウマ]
先日の話…カザハナにはサクラを守って
欲しいといった話だが…▼
あの話には少し続きがある。▼
[カザハナ]
えっ…続き?▼
[リョウマ]
ああ。カザハナにサクラを守ってくれと
頼んだが…俺はカザハナを守りたいと思う。▼
[カザハナ]
ええっ!?▼
[リョウマ]
カザハナにはサクラを守ってもらっている。
ならば、俺はそのカザハナを守っていこう。▼
…そう思っているんだ。▼
[カザハナ]
リョウマ様…▼
[リョウマ]
それは単に兄が妹を守るといった
気持ちだけじゃない。▼
一人の男として…
カザハナの傍にいたいという意味だ。▼
[カザハナ]
…それはっ!!▼
[リョウマ]
仲間としてではない…大切な一人の女性として
カザハナが守りたい対象なのだ。▼
俺の気持ちに応えてくれないだろうか?▼
[カザハナ]
リョウマ様…▼
その…あたしこれまでリョウマ様のことを、
すごく尊敬していました。憧れでした。▼
でも親身になって相談に乗ってくれた
リョウマ様と接しているうちに…▼
その憧れは…好きという
気持ちに変わっていきました。▼
[リョウマ]
カザハナ…▼
[カザハナ]
でもリョウマ様はサクラ様のお兄様…
しかも王族の方ですから、▼
この気持ちはずっと心に秘めておこうとも
思っていました。▼
だけどもう…
この気持ちを抑えなくてもいいんですね。▼
[リョウマ]
ああ。
俺の恋人になってくれ、カザハナ。▼
[カザハナ]
…はい!
喜んでお受けします!▼
[リョウマ]
そうか、良かった。
これからは、共に支え合い闘っていこう。▼
[カザハナ]
もちろんです! でもあたしは
守られるだけじゃありませんからね!▼
リョウマ様の隣で一緒に闘わせてください!▼
[リョウマ]
ああ!▼

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