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オボロの支援会話†
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ツクヨミ†
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ヒナタ†
支援C†
- [ヒナタ]
- うーん…伸びてきたなあ…▼
- [オボロ]
- あら、ヒナタ。
前髪なんてつまんで何してるのよ?▼
- [ヒナタ
- ん? あ、オボロか。
髪が伸びてきたから切ろうと思ってさ。▼
- [オボロ]
- 自分で切って大丈夫なの?▼
ヒナタっておおざっぱだから
自分でやったら変になりそうだけど。▼
- [ヒナタ]
- なっ、何言ってるんだよ!
俺だって髪ぐらい自分で切れるぞ。▼
いつも刀振ってるし、
刃物の扱いには慣れてるからな!▼
- [オボロ]
- …本当かしら?▼
あっ、それなら私が切ってあげよっか?▼
- [ヒナタ]
- いいのか?▼
- [オボロ]
- 今は時間があるし、
あんたは一応、相棒だからね。▼
身嗜みが整ってないと恥をかくのはタクミ様だし、
髪を切るぐらいはしてあげてもいいわよ。▼
- [ヒナタ]
- おお! ありがとな、オボロ!▼
どうせならタクミ様みたいに、
カッコ良く切ってくれよ!▼
- [オボロ]
- はあ? 何言ってるのよ▼
タクミ様のかっこ良さは、髪型を
真似したぐらいじゃ追いつけないわよ!▼
- [ヒナタ]
- く、くそぅ…ダメか。▼
でもさー、俺だってタクミ様にずっと
仕えてるわけだし、少しくらい似てきてるかも…▼
- [オボロ]
- そんなことで似るわけないでしょ。▼
それに、私の方がタクミ様には
ずーっと尽くしてるんだからね!▼
私の方がずっとタクミ様のことわかってるわ。▼
- [ヒナタ]
- んなことねーよ!
俺のタクミ様への忠誠心をなめんなよ!▼
- [オボロ]
- あら!
そっちこそ私をなめないで!▼
それ以上言うんだったら、
前髪、まっすぐに切り揃えるわよ!▼
- [ヒナタ]
- うわあ!
そ、それは勘弁してくれーっ!▼
支援B†
- [ヒナタ]
- おお、オボロ!
この間は髪切ってくれてありがとな!▼
上手く切ってくれて助かったぜ。▼
- [オボロ]
- 別にいいのよ、お礼なんて。▼
- [ヒナタ]
- そういえば…お前も結構
前髪伸びてきたんじゃねぇか?▼
そうだ。今日はお返しに、
俺がオボロの髪を切ってやるよ!▼
- [オボロ]
- ええっ!? バカ言わないで!!
遠慮するに決まってるでしょ!?▼
- [ヒナタ]
- 大丈夫だって! 他人の髪なら
ちゃんと後ろの方だって見えるしな!▼
- [オボロ]
- そういう問題じゃないわよ!▼
女の子の髪は繊細なんだから、
ヒナタになんて切らせられないわ!▼
- [ヒナタ]
- な、なんだよ…俺がもっとかっこいい
髪型にしてやろうと思ったのに…▼
- [オボロ]
- かっこいいってどんな髪型よ!
それに、私の髪型にだってこだわりが…▼
- [ヒナタ]
- あ、そうだった。▼
その髪型って、確かタクミ様と
お揃いにしたいって始めたんだったっけ。▼
- [オボロ]
- …そうよ。私はタクミ様の部下になった時、
もっとタクミ様に近づきたいと思ったの。▼
そう言うあんたの髪型だって、
あたしと同じ理由でそうしてるんでしょ?▼
- [ヒナタ]
- はははっ、そうだったな。▼
早くタクミ様みたいにカッコ良くなりたいって
思ってるからな。その願掛けみたいなもんだ。▼
- [オボロ]
- でも、私からしたら
全然追いつけてないわよ。▼
タクミ様はヒナタなんかより
ずーっと格好いいもの。▼
- [ヒナタ]
- わかってるよ!
ったく、どれだけタクミ様が好きなんだよ。▼
- [オボロ]
- ふんっ、ヒナタには言われたくないわ。▼
- [ヒナタ]
- ……ぷっ。▼
- [オボロ]
- ……ふふっ。▼
- [ヒナタ]
- こりゃあ、いつまで経っても
決着がつきそうにないな。▼
よし! それなら今からタクミ様のために
稽古で互いを磨いてみるか!▼
- [オボロ]
- 稽古ね…いいわよ。
その代わり、私に負けても泣かないでよね?▼
- [ヒナタ]
- ははっ、それはこっちの台詞だぜ!▼
支援A†
- [オボロ]
- はあ……まさか、タクミ様について
二人で言い合っていたことを、▼
みんなに知られていたなんて…!
あー恥ずかしい!▼
- [ヒナタ]
- でも別に良くないか?
みんな立派な忠誠心だって褒めてくれただろ。▼
- [オボロ]
- ふふっ、そうね。ちょっと誇らしかったわ…
じゃなくて!▼
いいえ、ダメよ。忠誠の気持ちというのはね、
他人に言いふらすようなものじゃないんだから。▼
- [ヒナタ]
- へいへい…まあオボロなら
そう言うと思ったけどよ。▼
- [オボロ]
- まあ、あんな言い合いになるのは
ヒナタ相手の時だけなんだけどね…▼
- [ヒナタ]
- ん? どういうことだ?▼
- [オボロ]
- え? だ、だから…▼
やっぱり同じ臣下同士で、ヒナタのことを
認めてるからこそ言い合いになるって意味よ。▼
どうでもいい人だったら、
こんなに必死に競争とかしないでしょ?▼
- [ヒナタ]
- なるほどな!▼
確かに俺もオボロ相手じゃないと
あんなにムキにならないもんな。▼
オボロがいい奴でタクミ様のことを
いつも考えてる奴ってわかってるから▼
余計に闘争心に火が付くというか…▼
- [オボロ]
- そ、そんなことわざわざ言わないでいいわよ!
何だか恥ずかしいじゃない!▼
- [ヒナタ]
- なんだよ。言い出したのはそっちだろ?▼
それに、俺は…三人一緒にいられるのが
一番楽しいからな。▼
- [オボロ]
- それは…私も同じよ。▼
- [ヒナタ]
- ははっ、そっかそっか。
なら、これからも一緒にがんばっていこうぜ!▼
- [オボロ]
- ええ。ヒナタも何かあったら
ちゃんと私に言いなさいよ。▼
- [ヒナタ]
- おう! ありがとな、オボロ!▼
支援S†
- [ヒナタ]
- いやぁ、今日もいい稽古ができたな!▼
オボロに相手してもらえるようになって、
効率が良くなった気がするぜ!▼
- [オボロ]
- 私も同じよ。それにこれくらいなら、
いつでも付き合うわよ。▼
- [ヒナタ]
- あ、そっか…そうだよな。▼
- [オボロ]
- ん? どうしたのよ、急に?▼
- [ヒナタ]
- ええと…その、さ。▼
- [オボロ]
- もう、はっきり言いなさいよ。▼
- [ヒナタ]
- オボロって…
まだタクミ様のことが好きなのか?▼
- [オボロ]
- えっ…?▼
- [ヒナタ]
- 一緒に臣下をし始めた時から言ってただろ?
タクミ様のことが好きなんだって…▼
俺もそれを応援してたけど…
今はもう無理なんだ。▼
- [オボロ]
- どういうこと?▼
- [ヒナタ]
- オボロがタクミ様のことを好きなのは知ってる。
けど…俺だって負けるわけにはいかない!▼
俺もオボロのことが好きなんだ!▼
- [オボロ]
- え…ええっ!?▼
- [ヒナタ]
- 世話焼きなところも、強くなろうと
いつも努力してるところも全部好きだ。▼
俺は一番近くで見てたんだ…
だから、俺の気持ちに応えてくれ!▼
- [オボロ]
- はぁ…ヒナタ。
あなた、相変わらず直球なのね。▼
いつも熱くてまっすぐて、
怖いもの知らずの情熱バカ。▼
タクミ様とは大違いだわ。▼
- [ヒナタ]
- ぐっ…!▼
- [オボロ]
- でもね。
ヒナタのそういうところ全部…▼
…私も、大好きよ。▼
- [ヒナタ]
- ……へ?▼
- [オボロ]
- さっき言ってたタクミ様のことだけど…
あれは憧れみたいなものだから、別にいいの。▼
それよりも、私のことをずっと見てくれてた
ヒナタの言葉の方が嬉しかったわ。▼
私もヒナタのことが好きよ。
相棒としてじゃなく、一人の男性としてね。▼
- [ヒナタ]
- ほ、本当か!?▼
- [オボロ]
- こんな大切な場面で…
嘘なんかつかないわよ。▼
- [ヒナタ]
- それじゃあ…
俺たちは恋人ってことだよな。▼
うおおお! やったぜ!
それなら今からタクミ様に報告だな!▼
- [オボロ]
- ええ!? そ、それはもうちょっと後でも…
待ちなさいヒナタ!▼
- [ヒナタ]
- ひゃっほーう!▼
- [オボロ]
- ああっ、もう!
こら、ヒナタ! 待ってってばー!▼
タクミ†
支援C†
- [タクミ]
- あ、オボロ。今いいかい?▼
- [オボロ]
- タクミ様…!▼
私に何か御用ですか?▼
- [タクミ]
- この前、町に行った時に
大きな呉服屋を見つけてね。▼
そこの着物を見ていたら…ふと、
白夜にいた頃に出席した式典で、▼
オボロに用意してもらった僕の衣装が
評判が良かったことを思い出してね。▼
改めてお礼を言おうと思ったんだよ。
あの時は、ありがとう。▼
- [オボロ]
- そ、そんな…!
勿体ないお言葉です!▼
私はタクミ様の臣下として、
服を見立てるくらいは当然です。▼
必要であれば、
仕立てもさせていただきますよ。▼
- [タクミ]
- 本当に?
オボロはそんなことまでできるんだね。▼
- [オボロ]
- ええ。一応、呉服屋の娘ですからね。
今はもう…実家はありませんが。▼
- [タクミ]
- オボロ…▼
- [オボロ]
- はっ!
すみません湿っぽい話を!▼
両親が殺されたのはもう随分前のこと。
実家の呉服屋に、未練はありませんよ。▼
- [タクミ]
- でも、本当は着物に関わる仕事を
したいっていう思いがあるんじゃないのか?▼
主君の前だからといって、
無理をしなくていいんだぞ。▼
- [オボロ]
- そんな!私の喜びはタクミ様にお仕えすること。
これは私の心からの気持ちです。▼
そりゃあ、呉服屋の仕事に
興味がないと言えばうそになりますが…▼
周りの人から、
「タクミ様は着飾るのがお上手だ」って、▼
評判を聞くだけで…
十分すぎるほど満足ですよ。▼
タクミ様に気品があるのは、
この私のおかげってことですからね!▼
- [タクミ]
- おいおい…それじゃまるで、
普段の僕には気品がないみたいじゃないか?▼
- [オボロ]
- い、いえ、そんなことは決してありません!
タクミ様は気品の塊です!▼
むしろ気品が服を着て歩いているような
崇高な存在ですよ!!▼
- [タクミ]
- …そこまで褒められると
逆に嘘くさいんだけど。▼
- [オボロ]
- 私は本当のことを
言っているだけですよ!▼
そんなタクミ様の気品を
さらに磨くお手伝いができるだけで、▼
とっても幸せなんです!▼
- [タクミ]
- そ、そうか…
そこまで言ってくれるなら、▼
いつか平和になった時、式典で着る衣装は…
またオボロに頼もうかな。▼
- [オボロ]
- ええ、もちろん!
お任せください!▼
- [タクミ]
- じゃあ頼んだよ。
期待してるからね。▼
支援B†
- [オボロ]
- あ、いたいた!
タクミ様〜!▼
- [タクミ]
- オボロ。▼
- [オボロ]
- この前仰っていた、いつか平和になった後に
式典で着る衣装のことなんですけど…▼
生地はこんなものなど如何でしょう?▼
- [タクミ]
- もう考えてくれてるの?
気が早いね。▼
- [オボロ]
- そりゃあ、
タクミ様直々のお願いですので。▼
それに平和になった後のことを
考えるのは気分が明るくなりますし…▼
戦後の式典で着る衣装なら、
民たちもとても注目するでしょうからね。▼
今から考えても、
考え足りないぐらいです!▼
- [タクミ]
- そうか。
じゃあちょっと見させてもらおうかな。▼
…………▼
うん。いいと思うよ。手触りもいいし…
丈夫で、適度に光沢もあって、気に入った。▼
- [オボロ]
- じゃあ、生地はこれに決定ですね。
色味なんかはまた相談させていただきます。▼
- [タクミ]
- うん、頼むよ。▼
- [オボロ]
- …………▼
- [タクミ]
- …?▼
オボロ…?
突然黙って、どうしたんだ?▼
- [オボロ]
- あ、いえ…ええと、
なんでもない…です。▼
- [タクミ]
- もしかして両親の事を思い出したのか?
両親と同じ事をしていて…辛くなったとか。▼
- [オボロ]
- あ、違うんです。確かに両親の事は
思い出してたんですけど…▼
私がこうして白夜王家の人たちの
身なりのお世話ができてること、▼
父と母は喜んでくれてるかなって…
そう思ってたんです。▼
- [タクミ]
- …ああ。きっと二人とも娘のことを
誇りに思ってるはずだよ。▼
- [オボロ]
- ありがとうございます。
でも…へへ、なんか変な気分です。▼
- [タクミ]
- え?何が?▼
- [オボロ]
- だってタクミ様が他人をそんなに褒めるなんて、
すごく珍しいことですから。▼
こんなにお優しいタクミ様は…初めてかも?
もしかして、明日は嵐が来たりして。▼
- [タクミ]
- おいおい!
僕だってなぁ…▼
- [オボロ]
- うふふふ、嘘ですよ!
そのお言葉、ありがたく頂戴しますね!▼
(オボロ退場)
- [タクミ]
- まったく…▼
支援A†
- [タクミ]
- オボロ。▼
- [オボロ]
- タクミ様?▼
あっ、もしかして…
服の見立ての話ですかね?▼
- [タクミ]
- な…なんでわかったんだ?▼
- [オボロ]
- タクミ様の臣下としての勘です。
何となくそんな気がしたんですよ。▼
- [タクミ]
- へえ、流石だね。
でも今回は僕の衣装の話じゃないんだ。▼
- [オボロ]
- えっ?
じゃあ…誰のですか?▼
- [タクミ]
- 着物を見立てるオボロの才能のこと、
色んな人に話してみたんだ。▼
そうしたらさ、
主君の僕を通じて…▼
オボロに着物の見立てをお願いできないかって
相談が何件か来てるんだよ。▼
- [オボロ]
- そ、そうなんですか…?▼
- [タクミ]
- ああ。どうだ?
請けてくれるか?▼
- [オボロ]
- あ、当たり前です。
ぜひ協力させてください!▼
- [タクミ]
- そうか。
オボロならそう言ってくれると思ってたよ。▼
今度情報をまとめて教えるから、
楽しみにしててくれ。▼
- [オボロ]
- は、はい!▼
でも、どうして私のこと…
みんなに言ってくださったんですか?▼
- [タクミ]
- オボロ…以前、呉服屋の仕事に
興味があるって言ってただろ?▼
でも、僕の臣下として働くことが
一番の喜びだと言ってくれた。▼
それなら臣下を続けながら
空いた時間に呉服屋としての依頼も受けて、▼
やりたいことを両立させるのはどうかなって
思ったんだよ。▼
- [オボロ]
- タクミ様…▼
そ、そこまで私のことを考えてくださるなんて…
身に余る光栄です…!▼
- [タクミ]
- べ、別に。主として、
臣下のことを考えるのは普通だろ。▼
それに、オボロが嫌だっていうなら
両立の話は無かったことに…▼
- [オボロ]
- いえ! ぜひやらせていただきます!
タクミ様、ありがとうございます…▼
- [タクミ]
- …うん。
どういたしまして…▼
- [オボロ]
- えへへ…
私、タクミ様の臣下になれて良かった。▼
あなたのような主を持ったこと…
心から誇りに思います。▼
支援S†
- [オボロ]
- あの…タクミ様。▼
- [タクミ]
- オボロ。どうしたんだ?
元気無さそうだけど。▼
- [オボロ]
- あの…この前の、▼
私に服の見立てを頼んでくれている
方たちのことなんですが…▼
- [タクミ]
- ああ、あれか。
更に評判が広まってるみたいでさ、▼
「俺も」「私も」って、
どんどん相談が増えてるんだ。▼
良かったね。
オボロは人気の呉服屋になれそうだよ。▼
- [オボロ]
- ええと、その…本当にすみません。▼
その件…全部お断りを
してもらっていいですか…?▼
- [タクミ]
- ええっ!?
ど、どうして!?▼
みんな、オボロに着物を見立ててもらうのを
楽しみにしてるんだぞ?▼
僕だって…!▼
- [オボロ]
- それは…その…
私…私は…▼
ううっ…ううっ…▼
- [タクミ]
- オボロ…?
何かあったのか…?▼
- [オボロ]
- ごめんなさい…タクミ様。
私が全部悪いんです…!▼
私は、タクミ様のような主を持って
本当に幸せなのに…▼
タクミ様の優しさに触れて…▼
臣下として…昔からずっと堪えてきた気持ちが
抑えきれなくなったんです…▼
もう、この気持ちを隠して、
これまで通りお傍にいることはできません…▼
- [タクミ]
- !
それって…▼
- [オボロ]
- 私は…ずっと前から…
タクミ様のことが…▼
…好きなんです…!▼
- [タクミ]
- …………▼
- [オボロ]
- でもその思いは本来…
主君に抱いてはいけない気持ちです。▼
だって…タクミ様は王子様ですから。
私なんかが釣り合うわけありません▼
だから、潔く諦めて、
あなたの前を去ります。▼
- [タクミ]
- それで、見立ての依頼も無しにして、
臣下としての立場も捨てるってわけ?▼
- [オボロ]
- はい…こんな臣下が傍にいては、
タクミ様に迷惑がかかってしまいます…▼
- [タクミ]
- はぁ…
ほんと、君にはがっかりだよ。▼
- [オボロ]
- …すみません…▼
- [タクミ]
- そうじゃなくて。▼
…僕がオボロのその気持ちに、
気づいてないとでも思ってたの?▼
- [オボロ]
- え…?▼
- [タクミ]
- 僕は最初から知ってたよ…
オボロが僕のこと好きだって。▼
- [オボロ]
- っ!?▼
- [タクミ]
- そして僕も…君の事が好きだった。
オボロは僕のお嫁さんにするつもりだった。▼
- [オボロ]
- タ、タクミ様…!▼
- [タクミ]
- だからオボロがそんなこと気にする必要ないよ。
王族と臣下の関係も関係ない。▼
オボロにとって僕が一番であるように、
僕にとってのオボロは一番だから。▼
- [オボロ]
- そ…そんな…
そんなことって…▼
- [タクミ]
- ああ、もう。涙拭きなよ。▼
オボロが呉服屋の仕事をできるように
したのはさ…▼
将来、僕のお嫁さんになった後も
自分らしく過ごしてほしかったからだよ。▼
だから…幸せな未来のためにも、
僕の前から去るなんて言わないで。▼
今まで通り隣にいて、
皆の着物の見立てもしてやってくれ。▼
- [オボロ]
- ううっ…ううっ…はい、はいっ…!
もちろん…ですっ。▼
- [タクミ]
- うん。じゃあ、これまでの依頼を
全部断るっていう話は無しだ。▼
…これまで待たせて悪かったな。
これからはずっと一緒にいよう。▼
そして平和な世界を作って、
オボロの夢を叶えよう。▼
- [オボロ]
- はい…私、とっても幸せです。
もう、タクミ様の傍から一生離れません。▼
ずっとずっと…
死ぬまでずっと、お傍にいさせてください!▼
- [タクミ]
- うん。もちろんだよ。▼
僕の隣には、今までもこれからも、
君にいてほしいんだ。▼
ニシキ†
支援C†
- [オボロ]
- …………▼
- [ニシキ]
- ねえ、オボロ。
屈び込んで一体何をしているんだい?▼
- [オボロ]
- きゃあ!
び、びっくりさせないでよニシキ!▼
- [ニシキ]
- あ、ごめんごめん。▼
でもすごく熱心な様子だったから
気になってしまってね…▼
- [オボロ]
- これは…組み紐を編んでたのよ。▼
- [ニシキ]
- 組み紐?▼
- [オボロ]
- うん。飾り紐とも言うわね。▼
絹糸で編むんだけど、刀剣の飾りや
帯締めなんかに使われるものよ。▼
- [ニシキ]
- あっ、見たことあるよコレ。
この編み目が美しいんだよね。▼
すごいや…
オボロってこんな事ができるんだね!▼
- [オボロ]
- た、大したことじゃないわよ。▼
…両親が昔、呉服屋を営んでたから
小さい頃に教わってたの。▼
それで…時間がある時は、
ついついこうして没頭しちゃうのよね。▼
- [ニシキ]
- こんな特技があるなんてすごいよ。
手先が器用じゃないとできないことだからね!▼
近くで見るとその細かさがよくわかるね。
うわぁ…すごいなぁ…▼
- [オボロ]
- そんなに気になるなら、
ニシキもやってみる?▼
- [ニシキ]
- でもボクにできるかどうか…▼
- [オボロ]
- うん。簡単なものなら
すぐに編めると思うわ。▼
- [ニシキ]
- えっ、本当かい!?
それならお願いしようかな。▼
- [オボロ]
- わかったわ。
じゃああなたの分の材料が揃ったら教えるわね。▼
- [ニシキ]
- うん、楽しみにしているよ!▼
支援B†
- [オボロ]
- 次は、右手に持ってる紐を下にくぐらせて…
って、そこじゃないわよ!▼
- [ニシキ]
- えっ…こうじゃなかったのかい?▼
うーん…
やっぱり組み紐って難しいね。▼
- [オボロ]
- はぁ…これは理解力が足りないというより、
不器用と言うしかないわね。▼
この編み方も一番簡単なはずなのに、
全然編めないなんて…!▼
- [ニシキ]
- むーっ、怒らないでおくれ。
オボロの教え方が難しいんだよ。▼
- [オボロ]
- なんですって…?▼
- [ニシキ]
- あ、いや…嘘だとも。
ごめんなさい。▼
- [オボロ]
- はぁ…じゃあもう一回最初からね。▼
- [ニシキ]
- ううん。
もういいよ、オボロ。▼
何度やっても失敗するし、
これ以上キミに迷惑をかけられないよ。▼
- [オボロ]
- 何言ってるの?
ここで諦めるなんて、私が嫌よ!▼
何が何でもあなたには
最後までできるようになってもらうわ。▼
- [ニシキ]
- う、うーん…オボロって編み物に対する
こだわりがすごく強いんだね。▼
- [オボロ]
- …えっ?▼
- [ニシキ]
- だって、複雑な編み方だって
全部覚えているだろう?▼
それって、相当練習しないと
身につかないんじゃないのかい?▼
- [オボロ]
- 両親が昔、褒めてくれたから…
それが嬉しくてやっていたら、▼
自然に身についていただけ…▼
- [ニシキ]
- それでもたくさん練習したのは事実だろう?▼
その気持ちの入れ込み具合は
すごいと思ってね。▼
- [オボロ]
- もっ…もう手が止まってるわよ!
さっさと続きをやりましょう!▼
ニシキが身に付くまで、
みっちり指導してみせるわ!▼
- [ニシキ]
- あはは…わかったよ。
ボクももう少しだけがんばってみよう。▼
支援A†
- [ニシキ]
- はぁ…せっかくオボロに
組み紐の編み方を教えてもらったのに…▼
結局上手にできなかったな。
ボクって本当に不器用だ…▼
- [オボロ]
- ニシキ、ちょっといい?▼
- [ニシキ]
- あ、オボロ。この間はすまなかったね。▼
せっかく教えてもらったのに
組み紐が編めなくて…▼
- [オボロ]
- ううん、
私こそ厳しくしちゃってごめんなさい。▼
…それよりも、はいこれ。▼
- [ニシキ]
- これって…▼
- [オボロ]
- ニシキが挑戦してた組み紐…
私が途中から編んで完成させたの。▼
せっかくだからあげるわ。▼
- [ニシキ]
- いいのかい?▼
- [オボロ]
- うん。ニシキもがんばってたし。
ご褒美よ、ご褒美!▼
- [ニシキ]
- わあ…!
ありがとう、オボロ!▼
- [オボロ]
- どういたしまして。▼
でも、お礼を言うのは私の方よ。
私も…とても嬉しかったから。▼
- [ニシキ]
- え、どうしてだい?▼
- [オボロ]
- …編み物って一人でするものでしょう?▼
ずっとこれまで一人でやってきたから…
語り合える人がいなくて。▼
でも…ニシキに色々と教えてる時は…
同じ趣味の友達ができたみたいで嬉しかったの。▼
- [ニシキ]
- オボロにそう言ってもらえて、
ボクも嬉しいよ!▼
また教えてもらっていい? と言いたい
ところだけど僕は不器用だからね…▼
- [オボロ]
- …そうなのよね。▼
でも苦労してこそ、
うまくいったときの喜びも大きいわ!▼
- [ニシキ]
- えっ? そ、それはまさか…▼
- [オボロ]
- そうよ、これからは更に厳しく、
ビシバシ教えてあげるわ。▼
この間の比じゃないから、覚悟していなさい!
ニシキ!▼
- [ニシキ]
- ひ、ひええええ!?▼
支援S†
- [ニシキ]
- やった…ついに…ついに
できたーーーーっ!!!▼
やったよ、オボロ!
ボクにも組み紐が編めたんだ!▼
- [オボロ]
- うふふっ、良かったわね。▼
- [ニシキ]
- うん…オボロが根気強く教えてくれた
おかげだよ…本当にありがとう。▼
- [オボロ]
- 確かに骨は折れたけど…
最後まで編めたんだから、私も満足よ。▼
ちなみに、完成したその紐は何に使うの?▼
- [ニシキ]
- そ、それは…▼
…………▼
- [オボロ]
- どうしたの? 急に黙って。▼
- [ニシキ]
- 何に使うかは…
オボロに決めてもらうよ。▼
- [オボロ]
- えっ?▼
- [ニシキ]
- ボクは…この組み紐をオボロにあげたい。
そして、ボクの告白を受け入れてほしいんだ。▼
- [オボロ]
- …こ、告白!?▼
- [ニシキ]
- ボクのために必死になってくれたオボロ…
その姿にボクはとても感動したんだ。▼
まさかボク自身も完成させられるなんて
思わなかったからさ。▼
そしてキミの情熱的なところを見ている内に、
キミが好きになってしまったんだよ…▼
- [オボロ]
- ニシキ…▼
- [ニシキ]
- この組み紐も、紅白にしたのは
縁起担ぎみたいなものなんだよ…▼
このおめでたい色にしたら、
ボクの想いが届きそうな気がしたんだ。▼
そして組み紐がきちんと編めたら
言おうと思っていた。▼
オボロ…ボクはキミのことが大好きだって!▼
- [オボロ]
- …………▼
そんなのずるいわ。
私だって…そう言おうって思ってたのに。▼
- [ニシキ]
- えっ?▼
- [オボロ]
- ニシキの努力する姿…とてもかっこ良かったわ。
それに、私の趣味の話にも付き合ってくれた。▼
いつの間にか、一緒にいる時間が
すごく大切なものになっていたの…▼
- [ニシキ]
- それじゃあ…▼
- [オボロ]
- うん…私もニシキのこと、好きよ。▼
- [ニシキ]
- そっか…ありがとう、オボロ。
じゃあこれからは、ずっと一緒だ!▼
- [オボロ]
- うん…この組み紐が
私たちを結んでくれたように▼
二人はこれからずっと離れない。
共に生きていきましょう。▼
リョウマ†
支援C†
- [オボロ]
- ふんふ~ん。あれ?
あそこに座っているのは…リョウマ様?▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [オボロ]
- うーん?
これは…リョウマ様ったら眠ってる?▼
困ったわ。
このままじゃお風邪を召されてしまう…▼
- [リョウマ]
- …ん?▼
- [オボロ]
- わ、わわっ!!▼
- [リョウマ]
- あ…ああ、オボロか。
どうしたんだ? 俺の顔を覗きこんで?▼
- [オボロ]
- リョ…リョウマ様!
急に目を開けないでくださいよ!▼
- [リョウマ]
- ああ、すまないな。誰かが近づいていたのは
なんとなく気づいていたんだ。▼
- [オボロ]
- …もしかしてリョウマ様。
お疲れですか?▼
なんだかうっすらと目元にも
クマがあるように見えたんですが…▼
- [リョウマ]
- 大したことではない。
そう簡単に休めないのはお互い様だろう?▼
それに、俺は三日くらい寝なくても
大したことはない。▼
- [オボロ]
- みっ、三日も寝てないんですか!?
そんなの死んじゃいますよ…▼
- [リョウマ]
- 俺はそんなに軟弱ではない。▼
- [オボロ]
- そういう次元の話じゃありませんよ!
駄目です!▼
ちゃんと休息を取らないと
思わぬ怪我や病気に繋がるんですよ!?▼
仲間のためを思うなら、そこはきちんと
健康管理をしていただかないと困ります!▼
- [リョウマ]
- そ、そうか…▼
- [オボロ]
- …はっ! しまった。私ったら…
リョウマ様相手に何て口の利き方を…▼
- [リョウマ]
- いや、今のは俺が悪かったんだ。
だから気にする必要はない。▼
- [オボロ]
- いえ、本当に申し訳ございません!
あの、お詫びに何でもお申し付けください!▼
…そうだ! 私、栄養のあるものを
リョウマ様のためにお持ちします!▼
- [リョウマ]
- いや、そのような気遣いなど不要だ…▼
- [オボロ]
- しばらくお待ちくださいね!
それでは!▼
(オボロ退場)
- [リョウマ]
- …行ってしまったな。▼
…まぁオボロの厚意に甘えるとするか。▼
支援B†
- [リョウマ]
- オボロ。少しいいだろうか?▼
- [オボロ]
- あ、リョウマ様!
先日は大変失礼しました!▼
リョウマ様相手に、健康管理について
進言などしてしまって…▼
しかも栄養をつけてもらおうと思ったのに、
結局大したものもお出しできず…▼
ああ、お詫びのしようがありません…▼
- [リョウマ]
- いや、あれはもういい。▼
あんなに勢いよく注意されたことは
正直これまであまりなかったんだ。▼
だから俺にとっては新鮮でな。
なかなか面白かった。▼
- [オボロ]
- そうなのですか?▼
- [リョウマ]
- ああ。最近では、オボロが言った通り、
きちんと睡眠も休息も取るようにしているぞ。▼
- [オボロ]
- そうですか…
それなら私も嬉しいです。▼
やっぱりリョウマ様には
元気でいて欲しいですから。▼
それにリョウマ様は、
我が主タクミ様の大事なお兄様。▼
私にとっても
大切な御方ですので。▼
- [リョウマ]
- ありがとう。▼
だが俺はオボロこそ、我が軍にとって
必要不可欠な存在だと思っているぞ?▼
- [オボロ]
- え?▼
- [リョウマ]
- 戦の間は、皆の心が荒みがちだ。▼
だがお前は、着物を見立てたり
装身具を作ったりして、▼
仲間たち皆の心を癒し、
士気を上げてくれているだろう?▼
それは…常に周りを見ていてくれる
オボロにしかできないことだ。▼
- [オボロ]
- そんな…別に私は、
好きなことをしているだけで…▼
- [リョウマ]
- だが、実際に皆の役に立っている。▼
俺がそう思っているんだ。
だから、素直に誇ってくれていい。▼
- [オボロ]
- リョウマ様…▼
- [リョウマ]
- 人にはそれぞれ役目がある。▼
軍内でも自分の役割を見つけて、
挑み続けるオボロは偉いと思う。▼
- [オボロ]
- ありがとうございます。▼
私、リョウマ様に褒めていただけて、
嬉しいです…!▼
- [リョウマ]
- そうか。▼
支援A†
- [リョウマ]
- オボロ、忙しそうだな。▼
- [オボロ]
- あ、リョウマ様!▼
今は掃除中なんですが…
何かあればおうかがいしますよ?▼
- [リョウマ]
- いや、様子を見に来ただけだ。▼
最近これまでにも増して、率先して掃除や
備蓄整理を買って出ていると聞いたからな。▼
- [オボロ]
- はい。
今の私はやる気満々なんですよ。▼
- [リョウマ]
- ほう、それは…▼
- [オボロ]
- はい、リョウマ様に言われて、
私の役目をもっと見つけようと思ったんです。▼
家事炊事はもちろん…▼
皆の健康状態をきちんと把握したり、
困っている人を手伝ったり。▼
戦場でもお役に立てるようがんばりますが、
それ以外でもお役に立ってみせますよ。▼
- [リョウマ]
- なるほど。それは頼もしいな。▼
それにそれはこの戦争が終わってからでも、
役立つ力だしな。▼
- [オボロ]
- えへへ…
そこまで言っていただけると光栄です。▼
でも…それなら私の夢も叶えたいですね。▼
- [リョウマ]
- 夢? オボロの夢とは一体なんだ?▼
- [オボロ]
- …闘いが終わったら
きっと祝いの宴がありますよね?▼
その時、皆さんに私の見立てた
着物を着て欲しいんです。▼
- [リョウマ]
- 着物を?▼
- [オボロ]
- はい。私の両親は、
呉服屋を営んでいました。▼
でも両親とも暗夜の賊に殺されてしまって…▼
いつか私も、両親の遺志を継いで、
少しでも着物でみんなを幸せにしたいんです。▼
- [リョウマ]
- そうか…お前には
そんな過去があったんだな。▼
だが…素晴らしい夢だ。
その夢、俺も全力で応援しよう。▼
- [オボロ]
- 本当ですか?
ありがとうございます。▼
- [リョウマ]
- ああ、約束だ。▼
祝いの宴で皆がオボロの見立てた着物を着る…
その夢の実現する日が待ち遠しいな。▼
- [オボロ]
- はい!▼
支援S†
- [リョウマ]
- オボロ。
今日も掃除をしているのか?▼
- [オボロ]
- リョウマ様!
今近づいたら、埃っぽいですよ!▼
- [リョウマ]
- そうなのか? 忙しそうにしているなら、
また出直すとしようか。▼
いや、でも…▼
…………▼
- [オボロ]
- リョウマ様?
どうしたんですか?▼
そこに立ってらっしゃると、
埃がどんどん積もっていきますが…▼
- [リョウマ]
- オボロ…
今日は大切な話をしに来たんだ。▼
- [オボロ]
- 大切な話…
なんですか?▼
- [リョウマ]
- オボロ…俺はお前のことが好きだ。
これからは人生の伴侶として共に生きていこう。▼
- [オボロ]
- え? ええええーーっ!?▼
突然、な、何を言い出すんですか!?▼
- [リョウマ]
- 俺は常に皆の事を想い、
気を配ってくれるお前を見て確信したのだ。▼
俺にとって一番大切な存在はオボロなんだと。▼
- [オボロ]
- リョウマ様…▼
- [リョウマ]
- オボロを見ていると力が湧いてくる。
どこまでも強くなって闘える気がするんだ。▼
だから、俺にはそんなお前を支えさせてくれ。▼
- [オボロ]
- はい…嬉しいです。▼
でも私、自分がそんなに魅力的かなって
ちょっと自信がないです。▼
- [リョウマ]
- お前は最近、
無理をしていないか?▼
- [オボロ]
- え?
なんですか…突然?▼
- [リョウマ]
- ずっと働き詰めだろう?▼
寝不足を指摘された俺が言うのも
説得力がないかもしれないが…▼
オボロが無理をしていないか
心配になっていた。▼
- [オボロ]
- 大丈夫ですよ。私、みんなの笑顔を
見るだけで元気をもらえているので!▼
- [リョウマ]
- そうか…やはりオボロは、
そう言って笑うんだな。▼
- [オボロ]
- えっ…?▼
- [リョウマ]
- 俺はそんな風に皆を想いながら笑うお前の
表情が魅力的だと思っている。▼
それこそがお前の一番の
惹きつけられるところさ。▼
だから自分を魅力的じゃないなんて思うことは
ないんだ。▼
- [オボロ]
- は、はい…
ありがとうございます。▼
- [リョウマ]
- ではこれからよろしく頼むぞ。▼
- [オボロ]
- はい…!▼
モズメ†
支援C†
- [オボロ]
- ふふふ…
見つけたわよ、モズメ。▼
- [モズメ]
- オ、オボロさん…?
突然何なん…?▼
- [オボロ]
- 私、着物を見立てるのが大好きなのよ。
ご存知かしら?▼
- [モズメ]
- うん、知っとるけど…▼
- [オボロ]
- じゃあ決まりね。
モズメ、私に着物を見立てさせてよ。▼
あなた、いつも控えめな色味のものしか
着ないから、印象を変えてみたいのよね。▼
- [モズメ]
- ええっ!?
で、でも…この服、気に入っとるし…▼
- [オボロ]
- いいじゃない、ちょっと着替えるだけよ。
絶対に可愛くしてあげるから。▼
- [モズメ]
- い、嫌やわ…
あたい田舎もんやし…▼
- [オボロ]
- そんなの関係ないわ。女の子なんだから
着飾ることはむしろ覚えておくべきよ。▼
きちんと私が教えながらやってあげるから、
安心して。▼
- [モズメ]
- でも着飾るなんて、きっと滑稽やわ…
可愛い衣装やお化粧なんて似合わへんわ…▼
- [オボロ]
- そんなこと無いって!
モズメ、素材はいいんだから。▼
- [モズメ]
- そんな口八丁には乗らんもん!▼
- [オボロ]
- …………▼
モズメ…
私の腕を信じてよ…仲間でしょう?▼
- [モズメ]
- な、仲間って…オボロさん。
あたいはそんな顔には騙されへんよ。▼
あんたがただやりたいだけやのに、
何かええ話にすり替えようとしてへん?▼
- [オボロ]
- そ、そんなこと…▼
そんなこと…▼
…ちょっとはあるけど。▼
- [モズメ]
- やっぱり!▼
もうええから、あたいのことは
もう放っておいてーな!▼
(モズメ、退場)
- [オボロ]
- うーん…さすがはモズメ…
この辺の守りは硬いわねぇ…▼
でも私、諦めないんだから!▼
支援B†
- [オボロ]
- ほらほら、モズメ!
ちょっと見て見て!▼
- [モズメ]
- えっ…オボロさん、どうしたん?▼
- [オボロ]
- あそこにいる女性兵士!
彼女のことをよく見て!▼
- [モズメ]
- ええと…あの娘、誰や?▼
見たことないけど…
随分と可愛い子やねぇ。▼
- [オボロ]
- ふっふっふっ…▼
- [モズメ]
- …………▼
ええっ!?
ま、まさか…!!▼
あたいと同時期に入隊したあの娘なん!?▼
- [オボロ]
- うふふふっ…大正解!▼
- [モズメ]
- そ、そんな…
最初、全然わからんかったわ…▼
だっ、だって表情が違うし…
服装だってすっごく似合うてる…!▼
- [オボロ]
- ふっふっふっ、これが私の力よ。
どう、びっくりしたでしょ?▼
- [モズメ]
- オボロさんがあんな風にしたん…?
さすがやね…噂には聞いとったけど、▼
あそこまで別人に仕上げるなんて、
思いも寄らんかったわ…▼
- [オボロ]
- どう?
自分もしてみたくなってきたでしょ?▼
- [モズメ]
- うっ…そ、それは…▼
- [オボロ]
- あんな風にいつもの自分とは違う、
新しい自分になってみたいでしょ?▼
- [モズメ]
- ううっ…▼
- [オボロ]
- 可愛らしく変身できる…
それがお化粧や着物の力なの。▼
女の子なら誰しも思いを馳せる…
夢を現実に変える力なのよ!▼
- [モズメ]
- そ、そここまで言うんなら…!▼
いっ、一回だけ…▼
- [オボロ]
- おおっ!よし、よく言ったわ、モズメ!
なら早速こっちに来てちょうだい!▼
私の力を最大限に発揮して、
あなたを可愛くしてみせるわ!▼
- [モズメ]
- あ、あはは…少し不安やけど…
よ、よろしく頼むわ…オボロさん。▼
支援A†
- [モズメ]
- …………▼
- [オボロ]
- モーズーメ!▼
- [モズメ]
- あっ…オボロさん。▼
- [オボロ]
- …ど、どうしたのよ、
そんな暗い顔して。▼
この前あなたのこと着飾って、
みんなからの評判も上々だったじゃない。▼
あんなに可愛いって言われたのに、
その表情は…一体どうしたっていうの?▼
- [モズメ]
- あはは…あん時はありがとうな…オボロさん。▼
確かにえろう可愛くしてもらって…
すっごく嬉しかったわ。▼
みんなにあれだけチヤホヤされて、
自分…お姫様にでもなれたんちゃうかって、▼
そう思ったりもしたんや…▼
- [オボロ]
- そ、それならなんで…?▼
- [モズメ]
- でも結局それって…
オボロさんの力あってのことやろ?▼
お化粧せんかったら、素の自分の姿は
やっぱりただの目立たん田舎もんや。▼
今回のことでそれがようわかったから、
ちょっとだけ落ち込んでしもてな…▼
- [オボロ]
- モズメ…▼
- [モズメ]
- オボロさん、ありがとな。
一瞬だけとはいえ、夢を見させてくれて。▼
- [オボロ]
- …………▼
モズメ、それは違うわ。▼
- [モズメ]
- えっ…?▼
- [オボロ]
- お化粧や着飾ることはね。
決して別人になるわけじゃないのよ。▼
着飾る前も自分…
着飾った後だって自分なんだから。▼
- [モズメ]
- 着飾った後も、自分…?▼
- [オボロ]
- そう。だから可愛くなった後のモズメだって、
モズメに違いないの。▼
あなたはモズメとして、
みんなに可愛いと思われたのよ。▼
だからもっと自信を持ちなさい。▼
- [モズメ]
- オボロさん…▼
- [オボロ]
- 可愛くなるために努力することは
女の子にとって素晴らしいこと。▼
そしてその成果を得られたのだから、
胸を張ってよ。もっと誇っていいのよ。▼
- [モズメ]
- …………▼
そう言ってくれて…あたい、
なんか救われた気になったわ…▼
お化粧した後も自分…
あたいはあたいなんやね。▼
- [オボロ]
- そうそう、だからそんな
しょぼくれた顔をしちゃダメよ。▼
せっかくの可愛い顔が台無しだわ!▼
- [モズメ]
- オボロさん…あたいやっぱり自分でも
自分を可愛く見せられるようにしてみたい。▼
平和な世の中になったら、
お化粧の仕方とか教えてくれへん?▼
- [オボロ]
- ええ、もちろん。
今からでも教えてあげるから。▼
私が培ってきた技術をみっちりとね!▼
- [モズメ]
- おおきに、オボロさん!▼
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Last-modified: 2020-08-15 (土) 12:13:16