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グレイの支援会話†
マイユニット(男性)†
マイユニット(女性)†
カンナ(女)†
カンナ(女) のページへ
ディーア†
ディーアのページへ
ゾフィー†
ゾフィーのページへ
ミドリコ†
ミドリコのページへ
シノノメ†
シノノメのページへ
支援C†
- [グレイ]
- …………▼
- [キヌ]
- …ワクワク。▼
- [グレイ]
- …………▼
- [キヌ]
- ワクワク!▼
- [グレイ]
- おい、キヌ。静かにしろ。
というか付いてくるな!▼
- [キヌ]
- なんで、どうして?▼
だってグレイは今あのおじさんを
尾行中なんでしょ?▼
- [グレイ]
- ああ、そうだ。
あいつは怪しいと報告が上がっている。▼
自らを旅人と称したらしいが、
もしかしたら敵の密偵かもしれない…▼
- [キヌ]
- つまり敵の尻尾を捕まえるんだよね!▼
- [グレイ]
- あ、ああ…つまりこれは危険な仕事なんだ。
遊びじゃないんだ。▼
- [キヌ]
- うん、わかってるよ。▼
だからアタシは、
グレイの手助けをするために来てるんだよ!▼
- [グレイ]
- いや、だからな。
これは俺が得意な仕事なんだから、▼
慣れてない奴が付き合おうとするのが、
逆に不安だと言ってる。▼
ヘマされても困るからな。▼
- [キヌ]
- アタシ、ヘマなんてしないよ~!▼
妖狐は狩りの本能があるから、
気配消すのだって得意だしね。▼
- [グレイ]
- いや、そうは言ってもな。
動物を尾行するのとではわけが違うんだぞ…▼
- [キヌ]
- 平気平気、グレイが失敗したって、
アタシがちゃんと助けるからね~!▼
- [グレイ]
- はぁ…言っても無駄みたいだな。▼
このまま二人で会話していると、
逆に標的を見失っちまいそうだ。▼
仕方ないな、二人で行くか…▼
- [キヌ]
- うん、そうしよう。そうしよう!▼
支援B†
- [グレイ]
- はぁ…▼
- [キヌ]
- グレイ、どうしてため息つくの?▼
- [グレイ]
- この前の尾行に失敗したからに
決まってるだろ?▼
結果的にあの標的の正体がわかったから
良かったようなものの…▼
俺が尾行し損ねるなんて…
なんてことだ、大失態ってやつだぜ…▼
- [キヌ]
- 残念だったね~!▼
でも、次こそは失敗しないように
がんばろうね~!▼
- [グレイ]
- いや、もうお前は付いてくるな。▼
- [キヌ]
- え、どうして?▼
- [グレイ]
- 俺一人のほうは成功する確率が高い。▼
- [キヌ]
- ええっ!?▼
この間見失ったのって
別にアタシのせいじゃないでしょ?▼
それは関係ないよー! ぶぅ~!▼
- [グレイ]
- いやまぁ、この間のは確かにそうなんだがな。
二人でいると何かと目立つだろ?▼
尾行する側が目立つのは良くないことくらい、
お前にだってわかるだろ?▼
- [キヌ]
- わからないよ!▼
…ふん、でももういいんだ!
グレイの手伝いなんてしてあげないんだから!▼
- [グレイ]
- そりゃありがたいな。▼
遊び半分で手伝われると、
致命的な事態に繋がる危険だってある。▼
お留守番が身のためだぜ。▼
- [キヌ]
- むーっ!
もう知らないよっ!▼
- [グレイ]
- …………▼
機嫌を損ねちまったようだな…
だが仕方ない、こうするしかなかったんだ。▼
さて、じゃあ次の任務に行ってくるか。▼
- [キヌ]
- …………▼
ふんだ。グレイめ…
このままじゃ引き下がらないよ。▼
アタシの力、
思い知らせてやるんだから…!▼
支援A†
- [キヌ]
- ふっふっふ…
どう、グレイ?▼
アタシの力、思い知ったぁ~?▼
- [グレイ]
- ええとな…キヌ。▼
ちゃんと理解できてないから、
状況を整理させてもらうが…▼
さっき俺が尾行に失敗しちまった
標的の棲家をお前が発見した、と。▼
そういうことなのか?▼
- [キヌ]
- うふふふっ…!
まさにその通りだよ!▼
アタシはグレイが失敗した後も尾行を続けて、
ちゃんと任務を成功させたんだよ~!▼
- [グレイ]
- くっ…何てことだ。
俺はキヌよりも劣っていたというのか…?▼
- [キヌ]
- というよりも、相手は一度尾行を撒けたと
思って油断しちゃったんだろうね!▼
つまりこれはグレイとアタシの連続攻撃、
二人が共同で成功させた任務だよ。▼
- [グレイ]
- な、なるほど…確かに二重尾行って
言葉があるくらいだからな。▼
だが…なんだ?
この押し寄せてくる敗北感は…?▼
- [キヌ]
- いいじゃん!
任務は成し遂げたわけだし!▼
- [グレイ]
- ああ、それはそうなんだが…▼
- [キヌ]
- じゃあこれからもグレイのお仕事に
付いていってもいいよね?▼
アタシ、ちゃんと役に立ったよね?▼
- [グレイ]
- くっ…こうなった以上は認めざるをえないな…
ああ、仕方ない。許可してやる。▼
- [キヌ]
- やったー!
ついにグレイに認めてもらえたよー!▼
- [グレイ]
- ふふっ…まぁいいか。
結果的に成功できたんだからな。▼
支援S†
- [キヌ]
- あ、グレイ!
任務に行く準備してるのー?▼
- [グレイ]
- キ、キヌ…▼
- [キヌ]
- アタシも付いていっていいよね?
この前、認めてくれたもんね!▼
- [グレイ]
- い、いや…ダメだ。▼
- [キヌ]
- なんでなんでー!
約束したでしょ?▼
- [グレイ]
- こ、今回は…
危険な任務なんだ…▼
- [キヌ]
- だったら尚更連れていってよ!
アタシ役に立つってわかってくれたんでしょ?▼
- [グレイ]
- 俺は…▼
- [キヌ]
- グレイ…?▼
- [グレイ]
- お前のことが好きなんだ…▼
- [キヌ]
- えっ?▼
- [グレイ]
- お前のことを守りたい…
危険な目に遭わせたくない。▼
だからやっぱり連れていくことはできない…▼
- [キヌ]
- …………▼
なぁんだ~!▼
- [グレイ]
- ええっ?▼
- [キヌ]
- グレイもおんなじ気持ちだったんだね。
アタシもグレイのこと好きだったんだよ。▼
- [グレイ]
- えっ…そ、そうだったのか?▼
- [キヌ]
- うん、好きだからこそ、
グレイのお仕事、お手伝いしたかったの。▼
アタシだって…グレイ独りを
危険な目に遭わせたくないもん。▼
- [グレイ]
- そうだったんだな…▼
すまない…
いや、ありがとう。▼
- [キヌ]
- うふふっ…でもこれで
アタシたち、両想いだよね。▼
両想いなら…愛し合う二人なら、
付いていってもいいよね?▼
- [グレイ]
- ああ…そうだな。
愛し合う二人はどんなときも一緒だ。▼
共にどんな苦難も乗り越え、
平和な未来を生きていこう…!▼
- [キヌ]
- うん…!
アタシ嬉しいよ!▼
- [グレイ]
- よし…じゃあ任務に行くか!
お前のこと、絶対に守ってみせるぜ…!▼
- [キヌ]
- アタシこそ、
グレイを守ってみせるんだからねーっ!▼
ヒサメ†
支援C†
- [ヒサメ]
- グレイ!▼
- [グレイ]
- ヒサメか、どうしたんだ?▼
- [ヒサメ]
- どうしたんだ、ではありません!▼
あなたはどうして先ほどの検討会に
出席されなかったのですか?▼
- [グレイ]
- 検討会…▼
ああ、軍議の後に行われる
話し合いか。▼
あれは確か自発的な参加で良いんだろ?
だったら別に…▼
- [ヒサメ]
- いえ、あの検討会もとても大事です。
大勢の前ではなかなか話し合えない、▼
戦略の細部を相談するためには
必要不可欠だと考えます。▼
それなのに…あなたはどうして
参加されなかったのですか?▼
- [グレイ]
- …………▼
- [ヒサメ]
- しかも不参加は初めてではないですよね。
私が覚えている限りでも…▼
あなたは軍議の後でふらりといなくなる
ことがよくあると認識しています。▼
何か理由があるのですか?▼
- [グレイ]
- 理由なんてないさ。▼
あれだけ優秀な兵士たちが
意見を交換し合ってるんだ。▼
俺一人くらいいなくてもいいだろ。▼
- [ヒサメ]
- いえ、あなたこそ優秀な人材です。▼
あなたがいてくれれば、
より密度の高い協議ができるはずなんです。▼
ですが…そのように真面目に
参加されない姿勢では困るんです。▼
- [グレイ]
- その優秀って言葉だけ、
ありがたく受け取っておくさ。▼
まぁ…次は考えておくよ。▼
(グレイ退場)
- [ヒサメ]
- グレイ…▼
支援B†
- [白夜兵]
- しかしこの状況では撤退するのは
止む無しなのでは…?▼
- [ヒサメ]
- いえ、こちらから回り込むことで
まだ活路は見出せるはずです。▼
- [グレイ]
- …………▼
- [白夜兵]
- なるほど…
そういう手もありですね。▼
この戦況における意見は、
何か他にありませんか?▼
- [グレイ]
- …………▼
- [ヒサメ]
- …? グレイ…?▼
す、すみません!
少し席を外します…!▼
(一時暗転)
- [ヒサメ]
- グレイ!▼
- [グレイ]
- なんだ、ヒサメか?
どうした? まだ検討会の途中だろ?▼
- [ヒサメ]
- それはこちらのセリフです!▼
なぜまだ話し合いが続いているというのに、
あなたは出て行かれたのですか?▼
- [グレイ]
- …それはだな。
ええと…▼
…………▼
そろそろ焼き菓子が
焼き上がる頃だからだよ。▼
- [ヒサメ]
- はっ?▼
- [グレイ]
- さっき焼き始めた分が
そろそろ焼き上がるんだ。▼
このまま放置してると焦げて
食べられなくなっちまうからな。▼
- [ヒサメ]
- あなたはそんなことのために、大事な
検討会を途中退席されたというのですか?▼
そんな不真面目な…!▼
- [グレイ]
- ははは、まぁ俺がいなくても
何とかなるだろ。▼
じゃあ行くぜ。このままだと調理場に
黒煙立ち込めて騒ぎになりそうだ。▼
- [ヒサメ]
- グ、グレイ! 待ってください!▼
(一時暗転)
- [ヒサメ]
- グレイ、一体どこへ消えたのでしょうか?
結局調理場には居ませんでしたし…▼
…………▼
あっ…書庫にいるのは…
グレイ?▼
読んでいるのは…戦術書のようですね。▼
まさか独学で戦術の勉強を?▼
検討会を途中で退席したのはこのため…?
でもどうして…▼
支援A†
- [ヒサメ]
- グレイ…▼
- [グレイ]
- ヒサメか、そろそろ来る頃だと
思っていたぜ。▼
お前は感が鋭いからな、
色々と気付いたんだろ。▼
- [ヒサメ]
- あなたが検討会に出ようとせず、
独学で勉強していることはわかりました。▼
ですが私にはその理由が見出せません…
共に勉強し合えば良いではありませんか?▼
- [グレイ]
- 俺は忍びの掟を守ってるだけなんだ。▼
- [ヒサメ]
- 掟…?▼
- [グレイ]
- ああ、忍びは密偵やら尾行やら、
単独で行動することが多いだろ?▼
だから軍内の集まりにはあまり
顔を出さない方がいい。▼
全軍に顔が知られるようなことは
できるだけ避けるようにと、▼
きつく言われているんだ。
そういう昔ながらの鉄則があるのさ。▼
- [ヒサメ]
- どういうことですか?▼
- [グレイ]
- 忍びの任務には危険がつきもの…
つまり死と隣り合わせだ。▼
たとえば俺が任務の途中で
敵の人質にされた時…▼
仲間たちが情に流されることなく、
俺を見捨てて任務を達成できるように…▼
忍びは仲間と距離を
置かなければならない…そういうことだ。▼
- [ヒサメ]
- …そんな!▼
- [グレイ]
- それが忍びの一族に代々伝わる
戒律のようなものなんだ。▼
- [ヒサメ]
- これまでその理由を教えずに、
はぐらかしてきたのは…▼
それを告げると私たちが反対すると
わかっていたからですか…?▼
- [グレイ]
- ああ、まぁそんなところだ。▼
- [ヒサメ]
- だとすれば…グレイ。
あなたは間違っています。▼
- [グレイ]
- なに…?▼
- [ヒサメ]
- 私たちは仲間を…
あなたを必ず守ってみせます。▼
あなたがどれだけ距離を取ったとしても、
あなたを見捨てたりなどできません。▼
- [グレイ]
- ヒサメ…▼
- [ヒサメ]
- だからどうか自分をそんな風に
追い詰めるのは止めてください。▼
- [グレイ]
- …………▼
お前は本当に真面目なんだな。
それから、意外と優しくていい奴だ。▼
- [ヒサメ]
- その言葉は…そっくりそのまま、
あなたにお返ししたいくらいですよ。▼
- [グレイ]
- ははは…そうだな。▼
俺はお前たちを気遣うつもりで…
逆に気を遣わせちまったみたいだな。▼
すまなかった、ヒサメ。▼
- [ヒサメ]
- いえ、こちらこそ申し訳ありませんでした。▼
ですから、これからは…▼
- [グレイ]
- ああ、これからは検討会にも出る。▼
- [ヒサメ]
- はい、ありがとうございます。▼
ミタマ†
支援C†
- [グレイ]
- おい、ミタマ。
ちょっと聞いてもいいか?▼
- [ミタマ]
- ええ、どうぞ。▼
- [グレイ]
- 近くにある山の奥深くに、
神社があるんだが…▼
そこに高名な神仏の
お札が眠っているらしい。▼
- [ミタマ]
- お札…ですの?▼
- [グレイ]
- ああ。その札が凄まじい
呪力を秘めているらしくてな。▼
何とか確保するようにって
上から依頼がきたんだ。▼
けど、俺にとって呪力とか
お札の力ってのは専門外だからな…▼
お前なら何か知ってるんじゃないかと
思ったんだが。▼
- [ミタマ]
- つまりわたくしに聞きたいこととは…
そのお札の取り方、ですの?▼
- [グレイ]
- いや、さすがにそこまでは
求めちゃいない。▼
そうやって封じられた札に対して、
対策みたいなものがあればと思ってな。▼
- [ミタマ]
- 任務への 準備に余念 無き仲間…
その志 素晴らしきかな…▼
- [グレイ]
- な、なんだ?
褒めているのか?▼
- [ミタマ]
- わからないのならいいですわ。▼
でもグレイ。▼
呪力には、恐ろしい力が
秘められていることがありますの。▼
わたくしは…あの廃墟と化した神社には、
近づかないことをお勧め致しますわ。▼
- [グレイ]
- ん?
廃墟って…▼
俺は神社としか言っていなかったのに、
どうしてわかった。▼
お前、何か知ってるのか?▼
- [ミタマ]
- い、いえ…
廃墟など 知らぬ予想で 言ったまで…▼
と、とにかくあなたは
行くべきではありませんわ!▼
- [グレイ]
- …………▼
まあいい。危険そうだったら、
すぐに逃げればいいだけのことだ。▼
支援B†
- [ミタマ]
- グレイ…▼
- [グレイ]
- おっ、ミタマか。
ちょうどいい。▼
例の神社に行ってきたんだ。▼
- [ミタマ]
- …結局行ってしまったのですね。▼
ああ無常 我の助言に 耳傾けず…▼
字余りなことも残念ですわ。▼
- [グレイ]
- 仕方ないだろ、
任務は任務なんだから。▼
けど、結局あそこには入れなかった。▼
俺にもよくわからないが…
結界みたいなものが張ってあって、▼
入口から先に進めなくなっていたんだ。▼
- [ミタマ]
- ああ、あれですの。
あれはどうしようもないですわ。▼
諦めが 肝心である わきまえよ…▼
- [グレイ]
- お前やっぱり、
何か知ってるだろ?▼
- [ミタマ]
- さあ…?▼
- [グレイ]
- しらばっくれるな。▼
だからこの前からずっと俺に
止めておけって言ってるんだろ?▼
いいから、知ってることを教えろ。
あの結界は何なんだ。▼
- [ミタマ]
- …………▼
あの神社には二重の結界が
施してありますわ。▼
一つ目は簡易的な結界…
恐らくグレイはこれを見たのですわね。▼
ですがそれを破ると
二つ目の大きな結界が発動し…▼
侵入を試みた物は、
大きな衝撃を受けることになりますの。▼
- [グレイ]
- そうだったのか…▼
だが、どうしてそんなことまで
知ってるんだ?▼
- [ミタマ]
- 巫女たちの間で、
噂になっていましたの。▼
- [グレイ]
- 噂の出処は?▼
- [ミタマ]
- 言えませんが
信ぴょう性は確かですわ。▼
- [グレイ]
- ほう…
情報をくれて、感謝するぜ。▼
それだけわかってりゃ
対策も練れるってもんだ。▼
- [ミタマ]
- またしても 行くと言うのか 無粋者…▼
- [グレイ]
- 当たり前だ。▼
俺は依頼を確実にこなすのが
信条だからな。▼
- [ミタマ]
- …仕方ありませんわね。
では、わたくしも参りましょう。▼
- [グレイ]
- それは有難いが…いいのか?
お前、外出は苦手だろう。▼
- [ミタマ]
- ええ。ですがあなたが神仏の怒りに触れて
くたばってしまっては困りますし…▼
次に行くときは呼んでくださいまし。▼
- [グレイ]
- ああ、わかった。
礼を言うぜ。▼
- [ミタマ]
- 報酬は 美なる甘味を 要求す…▼
- [グレイ]
- あー、はいはい。▼
ついて来てくれたら、
いくらでも菓子をやるよ。▼
- [ミタマ]
- うふふ。
良い心がけですわ。▼
支援A†
- [グレイ]
- ミタマ、この前は助かったぜ。▼
お前のおかげで、
無事にあの札を手に入れられた。▼
- [ミタマ]
- どういたしまして、ですわ。▼
- [グレイ]
- 今からこの札を上に持っていって、
管理してもらうよう言っておくつもりだ。▼
しかし…こうして俺が持っていても、
力があるようには思えないんだよな。▼
ただの紙切れにしか見えないんだが…▼
- [ミタマ]
- そりゃそうですわ。
今はただの紙切れですもの。▼
- [グレイ]
- …どうしてわかるんだ?▼
- [ミタマ]
- 真実を 今こそ全て 告げましょう…
作った者は わたくしなりや…▼
- [グレイ]
- はぁ!?
ど、どういうことだよ?▼
- [ミタマ]
- そのお札…実はわたくしが幼い頃に
偶然作ってしまったものですの。▼
ですがあまりにも力が
強すぎたものですから…▼
お父様に頼んで、
あの神社に封印していただきましたのよ。▼
- [グレイ]
- なんで今まで黙ってたんだよ?▼
- [ミタマ]
- あんな危険なものを作ったと知れたら
何を言われるかわかりませんもの。▼
もちろん、
危険な札のままなら…▼
あなたが手に入れた時点で
言うつもりでしたわ。▼
でも…
札の呪力 時の経過で 弱まった…▼
この状態なら札の効力が
なくなるのも時間の問題と踏んで、▼
完全に紙切れ状態になるまで、
待っていたのですわ。▼
- [グレイ]
- …そういうことだったのか。▼
- [ミタマ]
- でもグレイ…今回の一件は
わたくし何度も止めようとしましたのに…▼
諦めが 悪く真面目で 意外なり…
真摯な姿勢 感心ですわ…▼
- [グレイ]
- 真面目に任務をこなして悪いかよ。▼
- [ミタマ]
- うふふふ…いいえ、全く。▼
ぶっきらぼうに見えて真面目なことが、
あなたの良いところだと認識しましたわ。▼
- [グレイ]
- じゃあこの札はお前に返しておくぜ。
もう危険なものじゃないんだろ?▼
ほらよ。▼
- [ミタマ]
- ええ。
しかと頂戴しましたわ。▼
時を超え 我の手元へ 懐かしの品…▼
支援S†
- [ミタマ]
- …グレイ。▼
- [グレイ]
- ミタマか。
この間の札の一件では世話になったな。▼
いや、ああいうのは
元はお前が撒いたタネって言うのか?▼
- [ミタマ]
- い、いやですわ…
もう止めてくださいまし。▼
- [グレイ]
- ははは…
で、何か用か?▼
- [ミタマ]
- 心して 聞いて欲しいと 願い出る…▼
- [グレイ]
- ん?▼
- [ミタマ]
- この度の 任務にかける その想い
わたくしの胸 染め上げる…▼
- [グレイ]
- ん…?▼
- [ミタマ]
- あなたの普段の
ぶっきらぼうな態度とは裏腹に、▼
生真面目に任務をこなそうとする姿に…
大変感銘を受けたということですわ。▼
そして…▼
わたくしの 胸に宿りし 恋心…
告げたいという 想いへ至る…▼
- [グレイ]
- こ、恋心って…
ミタマ、お前…!▼
- [ミタマ]
- グレイ…どうか答えを
聞かせていただけませんこと?▼
- [グレイ]
- …………▼
…ああ。
もちろん、その告白は受けるぜ。▼
- [ミタマ]
- ! 本当ですの…?▼
- [グレイ]
- ああ。お前は俺のことが心配だったから、▼
俺にあの廃墟には行かせまいとした…▼
その優しさは今になって理解できるさ。
お前となら、上手くやっていけそうだ。▼
- [ミタマ]
- グレイ…
ありがとうございます。▼
あのお札は、わたくしたちを
繋ぐきっかけでしたのね…▼
- [グレイ]
- ははは、そうだな。▼
- [ミタマ]
- 恋の呪力 札の中で 結ばれる…
二人の想い 永久に心中…▼
- [グレイ]
- さながら恋愛成就のお札といったところだな、
あれは。▼
- [ミタマ]
- うふふ。図らずも、
そうなってしまったようですわね。▼
マトイ†
支援C†
- [マトイ]
- グレイ…▼
- [グレイ]
- お、マトイか。▼
どうしたんだ?
眉間にしわ寄せて…老けるぞ。▼
- [マトイ]
- 失礼ね!
好きでこんな顔をしている訳じゃないわ!▼
あなたが汚い服装を
してるからでしょ!▼
- [グレイ]
- ん…汚い服装…?
お、本当だ。これは酷いな…▼
- [マトイ]
- 一体何をしていたら、そんなに汚れるの?
泥遊びでもしていたの?▼
- [グレイ]
- いや、これはさっきまでやっていた
菓子作りで汚れた跡だ。▼
- [マトイ]
- あなた…
またお菓子を作っていたのね。▼
そういえば、ものすごく甘い匂いが…▼
- [グレイ]
- まあいいじゃないか。▼
服なんてどうせ、
戦闘やら任務やらで汚れるもんだ。▼
- [マトイ]
- ダメよ。ここは軍隊なのだから、
節度や規律は守らないと。▼
最低限の身だしなみは整えるべきだわ。
早く着替えてその服も洗濯してちょうだい。▼
- [グレイ]
- はぁ?
着替えは寝る前でいいだろ?▼
- [マトイ]
- ダメよ! 今すぐして!▼
- [グレイ]
- はいはい…わかったよ。
全くマトイは優等生だな…▼
- [マトイ]
- 「はい」は一回でよろしい!▼
- [グレイ]
- はーい…▼
支援B†
- [マトイ]
- グレイ!
調理場のこの惨状は一体なんなの?▼
- [グレイ]
- おお、マトイか。
今ちょうど菓子作りをしてたんだよ。▼
- [マトイ]
- いや…あなた、お菓子って…
普通はここまで汚くはならないでしょう?▼
- [グレイ]
- まぁそう目くじら立てるなって。
後片付けはちゃんとやるさ。▼
- [マトイ]
- 本当かしら…▼
- [グレイ]
- なんだよその目は。
片付けるって言ってんだろ。▼
- [マトイ]
- そうは言われても、
この惨状を見ると信じられないわ。▼
普通は作りながらでも、
ちょっとは片づけるでしょうに…▼
- [グレイ]
- マトイ…お前が真面目なのは知ってるが、
これくらいは大目に見てくれよ。▼
- [マトイ]
- そうやって誤魔化そうとしても無駄よ。
あたしは見逃したりしないわ。▼
- [グレイ]
- はぁ…そんなにイライラするなよ。
糖分足りてるか?▼
そうだ、これ食ってみろ。▼
- [マトイ]
- 要らないわよ。▼
- [グレイ]
- いいから食えよ。
ほら。▼
- [マトイ]
- むぐ…▼
えっ…!?▼
なにこれ…すごく甘くて…
蕩けるみたい…▼
美味しい…!!▼
- [グレイ]
- ここで作った、
俺の特製の焼き菓子だ。▼
どうだ、言葉も出ないうまさだろ?
ちょっとは見逃してくれる気になったか?▼
- [マトイ]
- ううっ…確かにこの美味しさは
認めざるを得ないわね…▼
し、仕方ないわね…
今回だけよ?▼
- [グレイ]
- ははは、ありがとな。マトイ。▼
- [マトイ]
- うん…これは確かに美味しいわ。
意外な才能ね…▼
…って、ちょっとグレイ!?
どこ行くのよ!?▼
後片付けしないでいいとは
言ってないわよ!▼
グレイーーー!!▼
支援A†
- [マトイ]
- グレイ、今いいかしら?▼
- [グレイ]
- マトイ、どうした?
もしかしてまた片付けしろってお小言か…?▼
- [マトイ]
- 違うわよ。
人のこと小姑みたいに言わないで。▼
- [グレイ]
- 悪い悪い。
で、何だよ?▼
- [マトイ]
- あの後よく考えたんだけど…▼
あなたのお菓子作りの才能は
確かに素晴らしいわ。▼
みんな、あのお菓子を食べたら
幸せになれるもの。▼
- [グレイ]
- お、やっとわかってくれたか。▼
- [マトイ]
- ええ。▼
でもやっぱり、この前みたいに
後片付けを押し付けられるのはごめんだわ。▼
だからこれからはあたしが手伝う。▼
- [グレイ]
- 手伝うって…?▼
- [マトイ]
- あたしが隣で片付けをしながら
あなたがお菓子作りに精を出せば、▼
調理場だってこの前みたいな惨状には
ならないはずでしょう?▼
- [グレイ]
- ま、まぁ確かにそうだが…▼
- [マトイ]
- だからこれからはなるべく、
作る前にあたしに報告してちょうだい。▼
終わった後、後片付けだけ
依頼されても困るんだから。▼
- [グレイ]
- …………▼
- [マトイ]
- 返事がないってことは了承と取るわよ。▼
それじゃ、これからもじゃんじゃん
お菓子を作ってね。▼
この前のお菓子、
すごく美味しかったから…▼
- [グレイ]
- …待ってくれ。▼
- [マトイ]
- なによ。▼
- [グレイ]
- …ありがとう、マトイ。▼
お前、俺が気兼ねなく菓子を作れるよう、
気を遣ってくれたんだな。▼
煙たがって悪かったよ。
許してくれ。▼
- [マトイ]
- グレイ…▼
- [グレイ]
- でも、流石に毎回マトイを
付き合わせるわけにはいかない。▼
俺も心を入れ替えて、
片付けながら菓子作りをする。▼
そう約束させてくれないか。▼
- [マトイ]
- !! そう…
ありがとう。▼
じゃあ、よろしく頼むわね。▼
- [グレイ]
- 任せとけ。
俺は約束は破らない。▼
…けど、たまには
手伝ってもらってもいいか?▼
あんたみたいな有能な助手がいれば、
菓子作りも捗るってもんだ。▼
- [マトイ]
- ええ、もちろんよ。
いつでも呼んでちょうだい。▼
- [グレイ]
- 礼を言うぜ。もちろんその時は
きっちり報酬を払わせてもらう。▼
- [マトイ]
- 報酬…?▼
- [グレイ]
- ああ。作った菓子を、
好きなだけ持って行ってくれ。▼
- [マトイ]
- ほんとに…!?
とっても素敵な報酬だわ。▼
あなたから依頼が来るのを
楽しみにしてるわね、グレイ!▼
- [グレイ]
- ああ!▼
支援S†
- [グレイ]
- マトイ、ちょっといいか?▼
- [マトイ]
- なに? お菓子作りの助手の依頼?
まかせておいて! きっとおいしいお菓子に…▼
- [グレイ]
- いや、そうじゃねえ。▼
- [マトイ]
- えっ? ひょっとして
私の助手としての能力に不満が…▼
- [グレイ]
- そんなことねえって!▼
- [マトイ]
- え…?▼
- [グレイ]
- いや…その…お前が助手として超有能なのは
色々手伝ってもらってよくわかった。▼
- [マトイ]
- そうなの。よかったわ。
大声だすからビックリしたじゃない。▼
- [グレイ]
- そうか…すまん。▼
- [マトイ]
- じゃあ、話って何?
お菓子の助手のことじゃないの?▼
- [グレイ]
- いや、そのだな…菓子作りだけじゃなくて、
他の事もこれから二人で一緒にだな…▼
- [マトイ]
- 他の事? お菓子だけじゃなくて?
…普通のお料理でもするの?▼
- [グレイ]
- いや、そうじゃねえよ。
つまりだな…▼
- [マトイ]
- ???▼
- [グレイ]
- あああ、まどろっこしい!
これっ!▼
- [マトイ]
- わわっ…! グレイ、何よ突然!▼
あたしの腕を引っ張って…
あれっ? 左手の薬指…▼
ああっ! こ、これって…!?▼
- [グレイ]
- ああ、これが
俺からの用事だよ。▼
- [マトイ]
- ええっ?▼
- [グレイ]
- その指輪をお前に贈る…▼
だからこれからも…
いつまでも俺の隣で、▼
菓子作りだけじゃなく
色んなことを一緒にやっていかないか?▼
- [マトイ]
- …………▼
ええ、もちろんよ。
あたしもグレイのこと好きだったの。▼
だから世話を焼きたくなって、
色々とお節介を焼いちゃったりもしたのよ…▼
- [グレイ]
- はは、そうか。
まぁでもこれからは恋人なんだ。▼
お小言は少し控え目に頼むぜ。▼
- [マトイ]
- そうね。これからは二人で一人…
どんなときでも一緒だものね。▼
言葉で注意するだけじゃなくて、
いつでもあなたの支えになると…約束するわ。▼
- [グレイ]
- 俺も同じだ。
これからもよろしくな、マトイ。▼
- [マトイ]
- ええ!▼
シャラ†
支援C†
- [グレイ]
- シャラ。
お前に話があるんだ。▼
- [シャラ]
- なによ…?
私、忙しいんだけど…▼
好きな人の後を尾けるのに、
とても忙しいの…▼
- [グレイ]
- それだよ、それ。
そのことについて話がある。▼
お前、聞くところによると
尾行の天才らしいからな。▼
- [シャラ]
- だから何…?▼
- [グレイ]
- 俺は忍びだ。請け負う仕事も
密偵としてのものが少なくない。▼
できるだけ相手に気づかれずに、
後を追うこともよくあるからな。▼
だから、お前のその、
人の後をつける技術…▼
何かコツがあるんだったら
俺にも教えてくれないか?▼
- [シャラ]
- …そうね。
コツと言えるかどうかわからないけれど、▼
物陰から温かく見守るつもりで見ていれば…
自然と身に付いたわ。▼
うふふふふ…▼
- [グレイ]
- 標的を温かく見守るだと…?▼
むう…
それは俺には無理だな。▼
- [シャラ]
- 私だって…
誰でも温かく見守るのは無理よ…▼
殆どの人間は、
興味を向けるに値しないもの…▼
- [グレイ]
- なるほど…
好きな奴限定ということか。▼
それはさすがに密偵としての任務には
活かせられないな。…まあ仕方ないか。▼
- [シャラ]
- 残念だったわね…グレイ。▼
- [グレイ]
- いや、問題ないさ。
手間を取らせたな。ありがとう、シャラ。 ▼
- [シャラ]
- …………▼
支援B†
- [シャラ]
- グレイ…▼
- [グレイ]
- シャラか、何か用か?▼
- [シャラ]
- 貴方が尾行のコツを
教わりたいと言っていた件…▼
一つ思い出したことがあるの…▼
- [グレイ]
- 本当か!▼
- [シャラ]
- ただ、コツというよりも…呪いだけど。▼
- [グレイ]
- 呪い…だと?▼
- [シャラ]
- そう…相手に対して、
「自分の事を気づきにくくする呪い」よ…▼
- [グレイ]
- そ、そんな便利なものがあるのか!
教えてくれ!▼
- [シャラ]
- 別にいいけど…▼
この呪いは相手と自分の関係性において、
ひとつ条件が必要なの…▼
- [グレイ]
- 条件?▼
- [シャラ]
- ええ…ある程度仲の良い相手じゃないと、
使えないということよ。▼
- [グレイ]
- 仲の良い相手だと!?▼
そんな条件を満たすなんて、
密偵の任務では無理だ…!▼
- [シャラ]
- 無理なの…なら仕方ないわね。
一応伝えておこうと思っただけよ…▼
- [グレイ]
- そうか。礼を言っておくぜ。▼
けど、そんな微妙な呪い…
使うのはあんたぐらいのものじゃないのか?▼
- [シャラ]
- 何よ、それ…そんな陰湿な女は
私だけだと言いたいの…?▼
それは聞き捨てならないわね…▼
- [グレイ]
- いや、そこまでは言ってないが…▼
- [シャラ]
- ふふふ…いいわ。
今度目にもの見せてあげるから…▼
せいぜい、背後に気をつけなさい…▼
うふ、うふふ…
うふふふふふ…!▼
(シャラ退場)
- [グレイ]
- おいおい…
邪悪なこと言い残して去らないでくれよ…▼
支援A†
- [グレイ]
- …っ!?▼
誰だ!?
そこにいる奴は!?▼
- [シャラ]
- うふふふ…
ようやく気づいたのね…グレイ。▼
- [グレイ]
- シャラ…もしかして俺のこと、
ずっと尾けてたのか?▼
- [シャラ]
- ええ、そうよ…▼
貴方が朝食に焼き魚を食べて、
備品を買いに買い物へ出かけて…▼
少しだけ川辺で横になりうたた寝をして、
こうして天幕に戻ってくるまで…▼
ずっと貴方を見ていたわ…▼
- [グレイ]
- そ、そんなに前から!?▼
- [シャラ]
- ええ…気付かないなんて、
なんて間抜けな忍びなの…▼
これが敵なら貴方…
今日だけで百回は死んでいるわよ…▼
- [グレイ]
- ぐっ…!俺は人の気配には
敏感なはずなんだが…▼
! もしかして…▼
- [シャラ]
- その通り…
この前貴方に伝えた、▼
「相手に気づきにくくする呪い」を
使っていたのよ…▼
これが私の呪いの力…
思い知ったかしら…うふふ。▼
- [グレイ]
- …ああ、わかったよ。
俺の完敗だ。▼
しかし、そんなにすごい力だとは
思わなかったぜ。▼
ぜひ敵にも使えるように
したいんだが…▼
- [シャラ]
- でそれは無理なのでしょう…?▼
- [グレイ]
- ああ、仲の良い敵なんて、
俺にはいないからな。▼
ん…? そういや、
この呪いが効いたってことは…▼
俺とお前は、ある程度
仲が良いってことなのか?▼
- [シャラ]
- まあ…そうなるわね。▼
- [グレイ]
- ふっ…そうか。▼
陰湿な友達ができて、
光栄だぜ。▼
- [シャラ]
- こいつ……▼
- [グレイ]
- そう睨むなよ。
呪い殺されるのはごめんだ。▼
こう見えても、喜んでるんだぜ。▼
少なくとも、
俺にこの呪いをかけたってことは…▼
お前が俺をある程度親しく
思ってくれてたってことだからな。▼
- [シャラ]
- …ふん。
あまり自惚れないで頂戴…▼
- [グレイ]
- ありがとな、シャラ。
陰湿なんて言って悪かった。▼
まあこれからも仲間として
それなりにやっていこうぜ。▼
- [シャラ]
- 貴方がそう言うなら…
…そうしてあげてもいいわ。▼
…うふふ。▼
支援S†
- [シャラ]
- グレイ…▼
- [グレイ]
- シャラ…▼
! まさかお前、
また朝から俺を尾けてたのか…!?▼
- [シャラ]
- ご名答…▼
これが敵なら貴方、
今日だけで二百回は死んでいるわ…▼
- [グレイ]
- はあ…そうかよ。▼
それで、何の用だ。▼
- [シャラ]
- 前に言った呪い…
少し、改良したわ…▼
- [グレイ]
- なに?
どんな風にだ?▼
- [シャラ]
- 「仲が良い」では相手と自分の
相互認識が必要…▼
でも…それは貴方の
任務では使えない。▼
なら、術者が相手のことを認識しているだけでも
使えるようにすればいいと考えたの…▼
- [グレイ]
- そりゃすごいな。
で、それが可能になったのか?▼
- [シャラ]
- ええ…▼
でも、その分、術者から対象への
強い思いが必要になってしまった…▼
- [グレイ]
- 強い思い…?
殺意か? 憎しみか?▼
- [シャラ]
- いいえ…それは、▼
愛情よ…▼
- [グレイ]
- 愛…情……▼
- [シャラ]
- …………▼
- [グレイ]
- もっと無理になってるじゃねえか。▼
- [シャラ]
- そうよね…▼
- [グレイ]
- 尾行相手を愛せっていうのか?
任務中に?▼
しかも尾行の相手が
女であることなんて稀だぞ…▼
- [シャラ]
- じゃあ、残念だったわ…
一応、報告に来ただけよ。▼
それじゃ…▼
- [グレイ]
- …おい、待て。▼
- [シャラ]
- 何かしら。▼
- [グレイ]
- お前…もしかして俺に、
その呪いを使ったのか?▼
- [シャラ]
- なに馬鹿なことを…▼
- [グレイ]
- だって、成功を確かめるためには
誰かで実験したってことだろ?▼
それなら、実験相手は
もしかしたらって思ったんだが…▼
- [シャラ]
- そ、そんなわけないじゃない…
自惚れないで…▼
- [グレイ]
- そうか。
変なこと言って悪かったな。▼
ガラにも無く、
妙な期待をしちまった。▼
- [シャラ]
- 期待…?▼
- [グレイ]
- ああ。俺、あんたのことが
好きになったみたいなんだ。▼
だから、もしシャラがその呪い、
俺に使ったんなら良かったのにってな。▼
- [シャラ]
- …………▼
- [グレイ]
- 睨むなよ。
別に返事をもらおうとは思ってない。▼
じゃ、俺は行くぜ。▼
- [シャラ]
- …待ちなさい。▼
- [グレイ]
- なんだよ。
引導でも渡すつもりか?▼
- [シャラ]
- …違うわ。
貴方の言う通りよ…▼
改良した呪い…
私は貴方で実験したわ。▼
そして、その効果は証明された…▼
- [グレイ]
- …そうか。▼
- [シャラ]
- 悔しいわ…どうして、
こんなことになってしまったのかしら…▼
- [グレイ]
- そう嘆くなって。
愛情ってのは、そういうもんだろ。▼
少なくとも俺は嬉しいぜ。
シャラと恋人同士になれるんだからな。▼
- [シャラ]
- まだ恋人になるとは言っていないわ…▼
- [グレイ]
- ああ、そうかよ。▼
じゃあその呪いでも使って、
俺の後を好きなだけ尾けていろ。▼
シャラさえ望んでくれれば…▼
俺はいつでも、
振り向いてやるから。▼
- [シャラ]
- ふん…▼
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Last-modified: 2020-09-12 (土) 13:36:13