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カンナ(女)の支援会話†
シノノメ†
支援C†
- [カンナ]
- むー……▼
- [シノノメ]
- ん?
カンナ、どうしたんだ?▼
- [カンナ]
- あ、シノノメ!
あのね、あそこ見て!▼
- [シノノメ]
- ん? この木の上か?
…ああ、リンゴがなってるな。▼
- [カンナ]
- そう!
あたし、あのリンゴがほしくて…▼
でも、竜石は置いてきちゃったし、
登ると枝が折れそうだし…▼
どうしたらとれるかなぁって考えてたの。▼
- [シノノメ]
- ああ、なるほどな。
それなら俺が手伝ってやるよ。▼
- [カンナ]
- シノノメなら、あのリンゴ採れるの?▼
- [シノノメ]
- ああ。このくらいの高さなら、
俺がカンナを肩車すれば届くさ。▼
- [カンナ]
- ! 肩車するの?
わぁっ、してして!▼
- [シノノメ]
- ああ、いいぞ。ほらよっと!▼
- [カンナ]
- うわぁっ! 高い高い!
これならリンゴに手が届くね!▼
んしょ……と! 採れた!▼
- [シノノメ]
- お、それなら良かった。▼
- [カンナ]
- ありがとう、シノノメ!
これ、お父さんにあげたかったの!▼
- [シノノメ]
- へぇ。カンナは本当に
カムイさんのことが好きだな。▼
- [カンナ]
- うん! あたし、お父さんのこと大好きだよ!
あ、でもシノノメにもわけてあげるね!▼
- [シノノメ]
- え? いいのか?▼
- [カンナ]
- うん! 手伝ってくれたお礼!
一緒に食べながら、お父さんのところに行こう?▼
- [シノノメ]
- ああ、いいぞ。
ありがとな、カンナ。▼
- [カンナ]
- えへへ!
どういたしまして!▼
支援B†
- [カンナ]
- シノノメ!
この間は肩車してくれてありがとう!▼
一緒にとったリンゴ、お父さんにあげたら
すっごく喜んでくれたよ!▼
- [シノノメ]
- 喜んでもらえてよかったな。▼
- [カンナ]
- うん! それでね、
今日もリンゴとりに行こうよ!▼
今度は竜石もあるし、
みんなの分もたーくさんとってくるの!▼
- [シノノメ]
- ああ、いいぞ。▼
お、そうだ!
それなら今日は肩車しながら行くか。▼
- [カンナ]
- え? いいの! やったぁ!▼
- [シノノメ]
- ああ。よいしょ……と!▼
- [カンナ]
- あははっ、ずっと遠くまで見えて楽しーい!▼
- [シノノメ]
- ははっ、上機嫌だな。
カンナはそんなに肩車が好きなのか?▼
- [カンナ]
- うん! お父さんも時々してくれるし、
大きくなったみたいで好きだよ!▼
- [シノノメ]
- そっか。そういえば俺も小さい頃にやって
もらった時は、大はしゃぎしたな。▼
- [カンナ]
- あははっ、肩車おもしろいもんね!
今度お父さんにもまたやってもらおっと!▼
- [シノノメ]
- ふーん…あ、それなら俺は
もっと楽しいことしてやろうか?▼
- [カンナ]
- 楽しいこと?▼
- [シノノメ]
- カムイさんと同じことしか
しないのも、つまらないしな!▼
それじゃあカンナ、ちょっと下ろすぞ。▼
それで、一緒に手を繋いで…
そのまましっかり掴まっとけよ! ふんっ!▼
- [カンナ]
- ! わぁぁぁっ!
あたし、シノノメの周りをぐるぐる回ってるー!▼
- [シノノメ]
- 楽しいだろ?
もっと速くできるぞ! そーれ!▼
- [カンナ]
- あはははっ! すごいすごい!▼
- [シノノメ]
- ははっ、楽しかったか?▼
- [カンナ]
- うん! お空をくるくる飛んでる時みたいな
感じがして、すっごく楽しかったよ!▼
シノノメってすごいね!▼
- [シノノメ]
- いやあ、それほどでもないって。▼
- [カンナ]
- ねえ、シノノメ!▼
あたし、すっごく気に入っちゃった!
もう一回さっきのぐるぐるして!▼
- [シノノメ]
- ああ。けど、やりすぎると
目が回るからほどほどに…▼
- [カンナ]
- わーい! ありがと、シノノメ!
早くっ、早くっ!▼
- [シノノメ]
- って、聞こえてないな…▼
まあ、楽しそうだしいいか。
よーし、それならとことん回すぞ!
- [カンナ]
- わーい! ぐるぐるー!▼
支援A†
- [カンナ]
- ねえねえ、シノノメ!▼
- [シノノメ]
- お、カンナか。
今日も一緒にリンゴを採りに行くのか?▼
この間は、つい遊びすぎて
リンゴ採る時間が少なくなっちまったもんな。▼
- [カンナ]
- ううん。リンゴはまた今度にする。
今日は一緒に遊んでもらおうと思って来たんだ!▼
- [シノノメ]
- そうか。それじゃあ何して遊ぶ?
この間やった、ぐるぐるーってやつか?▼
- [カンナ]
- あ、それもしてほしいけど、今日は
『お姫様だっこ』っていうのをしてほしいの!▼
- [シノノメ]
- ええっ!?
お、お姫様だっこ!?▼
- [カンナ]
- ん? どうしてそんなに驚くの?▼
軍の女の子たちが憧れるって言ってたから、
あたしもやってもらいたかったんだけど…▼
- [シノノメ]
- いや…それって恋人同士がやるものじゃ…
あれ? 俺の勘違いか?▼
- [カンナ]
- …シノノメ?
ぶつぶつ言ってどうしたの?▼
- [シノノメ]
- ああ、いや! ええと…残念だけど、
それは俺とじゃしない方がいいな。▼
- [カンナ]
- どうして?▼
- [シノノメ]
- ええと…ほら! それは、
王子様とお姫様がやるもんなんだ。▼
お姫様だっこって言うくらいだし!
だから、俺とはできな…▼
- [カンナ]
- えっ? それならできるもん!▼
あたしはお父さんのこどもだし、
シノノメはリョウマのこどもでしょ?▼
お姫様と王子様だもん!▼
- [シノノメ]
- あっ…そうだった。俺の馬鹿…!▼
- [カンナ]
- ほらほら、やってよー!▼
- [シノノメ]
- あー、もうわかったよ!
それじゃあ…よっと! これでいいか?▼
- [カンナ]
- …………▼
- [シノノメ]
- …カンナ?▼
- [カンナ]
- あんまり楽しくないね。▼
- [シノノメ]
- ええっ!?▼
- [カンナ]
- あたし、これよりも肩車とかぐるぐるして
もらう方が好き!▼
みんな、なんでこれに憧れるんだろう?
うーん…あたしにはわかんないや。▼
- [シノノメ]
- …あはは、そっか。▼
- [カンナ]
- ん? なんでシノノメ笑ってるの?
もしかして、楽しくなかった理由知ってるの?▼
- [シノノメ]
- ああ、いや…実はな。お姫様だっこってのは、
お嫁さんがお婿さんにしてもらうもんなんだ。▼
だから、俺とじゃ楽しくなかったんじゃないか?▼
今度してもらうときは、
カンナの好きな人にしてもらえばいいさ。▼
- [カンナ]
- ふーん…やっぱりよくわかんないけど、
それじゃあ今日はもういいや!▼
- [シノノメ]
- ん? もういいのか?▼
- [カンナ]
- うん! お姫様だっこはおしまいにして
シノノメにたくさんぐるぐるしてもらう!▼
そっちの方がずーっと楽しいもん!
あたし、シノノメのぐるぐる大好きだよ!▼
ほらっ早く早くー!▼
- [シノノメ]
- ははっ、カンナはいつも元気だな。▼
よっし! それなら俺も全力で遊んでやるか!
それー!!▼
- [カンナ]
- あはははっ、楽しい楽しいー!▼
あたし、シノノメと遊ぶの大好きなんだ!
また一緒にたくさん遊んでね!▼
- [シノノメ]
- おう! 任せとけ!▼
支援S†
- [シノノメ]
- なあ、カンナ。この間言ってた
お姫様だっこの話、覚えてるか?▼
- [カンナ]
- うん! えっと…お嫁さんがお婿さんに
してもらうやつだよね?▼
- [シノノメ]
- そう。それでカンナは、
この前は楽しくないって言ってたけど、▼
あれ…俺にもう一回やらせてくれないか?▼
- [カンナ]
- べつにいいけど…なんで?▼
- [シノノメ]
- ははっ、やっぱりこういう言い方じゃ
伝わらないか。▼
ええと、どうしてかって言うと…
俺がカンナをお嫁さんにしたいからだ。▼
- [カンナ]
- お嫁さん…▼
…ええっ!?
あたし、シノノメのお嫁さんになるの?▼
- [シノノメ]
- ああ。カンナが俺のことを大好きだって
思ってくれてるならな。▼
俺はカンナと一緒にいてすごく楽しいんだ。▼
お前の楽しそうな顔を見てると、
俺まで元気になれるんだよ。▼
- [カンナ]
- ふーん、そっか。▼
えっとね、
あたしもシノノメのこと好きだよ!▼
- [シノノメ]
- そ、それは恋人としてなのか?▼
- [カンナ]
- うん! きっとそうだよ!▼
だって、シノノメと遊んでるとすっごく
楽しいし、心がぽかぽかするんだよ!▼
- [シノノメ]
- そうか…ええと、今の言葉じゃ
まだちょっと自信はないが…▼
ここまで言ってくれてるんだし、
きっと俺たちは相思相愛って奴だよな!▼
- [カンナ]
- そうしそうあい?▼
- [シノノメ]
- お互いのことが大好きだってことだよ。▼
- [カンナ]
- わーい!
それならあたしたち、そうしそうあいだよ!▼
えへへ!
あたし、シノノメのお嫁さんなんだね…▼
とっても嬉しい!▼
- [シノノメ]
- そっか。それは俺も嬉しいな。▼
- [カンナ]
- これなら、お姫様だっこもきっと楽しいよ!
ほらっ! シノノメだっこして!▼
- [シノノメ]
- よしきたっ! それっ!▼
- [カンナ]
- うわぁあ! すごいすごい!
なんだか、前よりも楽しい気がする!▼
- [シノノメ]
- ははっ、そうか!▼
それじゃあこれからは、ずっと一緒に過ごして
大好きって気持ちがもっと大きくなるといいな。▼
- [カンナ]
- うん! 大好きだよ、シノノメ!▼
- [シノノメ]
- ああ、俺もカンナのことが大好きだぞ!▼
キサラギ†
支援C†
- [カンナ]
- あー、いた!
キサラギ!!▼
- [キサラギ]
- やぁ、カンナ。どうしたの?▼
- [カンナ]
- キサラギのこと探してたんだよ!▼
キサラギに弓の引き方を教えてもらおうと
思ってたのに、全然いないんだもん!▼
どこに行ってたの?▼
- [キサラギ]
- ああ、ごめんね。
軍の陣地から離れて森に行ってたんだ。▼
- [カンナ]
- 森…森ってあっちのほう?▼
- [キサラギ]
- あ、うん。そうだよ。▼
- [カンナ]
- おかしいなぁ…
あたし、森の中も探したのに。▼
- [キサラギ]
- え…そうなの!?▼
- [カンナ]
- うん。くまなく歩き回ったし、
竜になって空から見渡してみたりもしたけど…▼
キサラギ見つからなかったんだよ。▼
- [キサラギ]
- へぇ…そ、そうなんだ…
おかしなこともあるんだね。▼
僕、普通に散歩してただけだから、
すぐに見つかりそうなものだけど…▼
- [カンナ]
- あれえ? キサラギ…
なんか隠してない?▼
- [キサラギ]
- えっ…ええっ?
何も隠してないよ?▼
- [カンナ]
- 怪しいなぁ…▼
- [キサラギ]
- い、嫌だなぁ、あはは…僕がカンナに
隠しごとなんてするはずないじゃないか。▼
さぁさぁ、カンナ。
弓の練習しよ。したかったんでしょ?▼
- [カンナ]
- う、うん…▼
支援B†
- [カンナ]
- ふふふ…この前、キサラギが
何か隠してたのは確実だよね。▼
こうして森に入っていくキサラギを尾行すれば、
その隠していたものに辿り着くはずだよ…▼
- [キサラギ]
- …………▼
- [カンナ]
- だいぶ森の奥まで来たなぁ…
キサラギ、まだ進むのかな…?▼
- [キサラギ]
- …………▼
- [カンナ]
- うわぁ…大きな木だなぁ…▼
木陰も大きくて、この辺だと
空からも見つけられないかも。▼
あっ、キサラギが幹の裏手に行っちゃう…!
見失わないようにしないと!▼
…………▼
わわっ!!
なにこれ…? 小屋?▼
- [キサラギ]
- えっ…カンナ?▼
- [カンナ]
- あはは…バレちゃった。▼
- [キサラギ]
- もしかして僕の後を追ってきたの?▼
- [カンナ]
- うん、実はそうなんだ。▼
- [キサラギ]
- あはは、全然気づかなかったよ。▼
僕は人の気配に敏感なんだけど、
さすがはカンナだなぁ。▼
- [カンナ]
- ねぇキサラギ!
この小屋は一体なに?▼
- [キサラギ]
- ああ、これはね。
僕の隠れ家なんだ。▼
- [カンナ]
- 隠れ家!? すごーい!
ねぇねぇ、中を見てもいい?▼
- [キサラギ]
- うん、もちろん。▼
- [カンナ]
- おおっ…すごい!
狩りの道具もちゃんと置いてある!▼
- [キサラギ]
- ここは僕が森で狩りをするときに、
よく休憩場所として使ってるんだ。▼
- [カンナ]
- へぇ~!▼
- [キサラギ]
- あっ、カンナ。僕はそろそろ昨日張った
罠の様子を見に行かなきゃいけないんだ。▼
君はここに残って休んでるかい?
それとも一緒に来る?▼
- [カンナ]
- もうちょっと見たいから、
この小屋にいてもいい?▼
- [キサラギ]
- もちろんだよ。
じゃあ少し行ってくるね。▼
- [カンナ]
- 行ってらっしゃーい!▼
(キサラギ退場)
えへへ。
隠れ家を持ってたなんてすごいなぁ。▼
そういえばキサラギ…
どうしてこの小屋のこと、隠してたんだろ?▼
もしかして、
独り占めしたかったのかな…?▼
支援A†
- [カンナ]
- キサラギー!
また来たよー!▼
- [キサラギ]
- わっ!
カ、カンナか…! びっくりしたよ…▼
何せこの小屋に訪ねてくる人なんて、
カンナ以外いないからね…▼
- [カンナ]
- そっか。この場所を知ってる人って、
キサラギとあたししかいないんだよね?▼
- [キサラギ]
- うん、そうだよ。▼
- [カンナ]
- 最初キサラギはこの場所のこと、
何となく隠してる感じがしたけど…▼
それはやっぱり、隠れ家を
独り占めしたかったから?▼
- [キサラギ]
- あ、ううん…別にそういうことじゃないよ。
ええとね…▼
実は僕…王族として扱われるのが
得意じゃないんだ。▼
- [カンナ]
- えっ?
…うーんと、どういうこと?▼
- [キサラギ]
- 王族だからああしなきゃとか言われたり、
特別扱いされたりとか…▼
そういうのがちょっと苦手でね。
ちょっと息が詰まりそうになることがあるんだ。▼
そんなときここに来て、
気持ちを休ませるんだよ。▼
- [カンナ]
- そうなんだー。
そんなの、隠す必要なかったのに。▼
- [キサラギ]
- 同じ王族のカンナが気にしてないのに、▼
僕が悩んでいるってことを知られるのが、
少し恥ずかしかったからかな。▼
- [カンナ]
- なるほど、
そういうことだったんだね!▼
確かにあたしはそういうこと
気にしないっていうか…▼
そういう風に扱われたこと、
全然ないからね。▼
- [キサラギ]
- そうなの?
秘境でも…?▼
- [カンナ]
- うん。ぜーんぜん!▼
だから逆にキサラギが羨ましいよ。
あたしもお姫様扱いされてみたーい!▼
- [キサラギ]
- あはは…
カンナと話してるとなんだか元気になれるよ。▼
- [カンナ]
- そう? なら良かった。▼
あたし、キサラギが一人で過ごす場所に
お邪魔しちゃったかなって思ったから。▼
- [キサラギ]
- そんなことないよ。カンナといると楽しいし…
むしろ大歓迎だよ!▼
- [カンナ]
- わーい!▼
じゃあ今日からこの隠れ家は、
二人の秘密基地ってことでいい?▼
- [キサラギ]
- いいね、それ!
うん、もちろんだよ!▼
- [カンナ]
- ありがとう!
キサラギ!▼
支援S†
- [キサラギ]
- カンナ。▼
- [カンナ]
- キサラギ、こんにちは!
今日もあの秘密基地に行くの?▼
- [キサラギ]
- いや、今日は行かないよ。▼
- [カンナ]
- そうなんだ~残念。▼
- [キサラギ]
- というか…もう秘密基地は使わないように
しようかなって思ってるんだ。▼
- [カンナ]
- ええっ? どうして!?
あたし、あそこすっごく好きだったのに!▼
もしかして…あたしに見つかっちゃったの、
やっぱり嫌だった?▼
- [キサラギ]
- あ、ううん、そういう意味じゃないんだ。▼
元々あそこを使った理由は、王族として
扱われることから逃げるためだったからね…▼
でもこの前カンナに笑顔をもらって、
心が動いたんだ…!▼
王族として扱われることだけじゃなくて、▼
あらゆるものから逃げずにまっすぐに
立ち向かっていきたいって…!▼
- [カンナ]
- キサラギ…▼
- [キサラギ]
- それで…僕に勇気をくれたカンナに…
一つ言いたかったことがあるんだ。▼
- [カンナ]
- なになに? 言ってみて。▼
- [キサラギ]
- 将来、僕と…▼
けっ…結婚してくれないかな?▼
- [カンナ]
- …………▼
…ん?▼
ええっ!? け、結婚!?▼
それってつまり…あたしがキサラギの
お嫁さんになるってこと!?▼
- [キサラギ]
- う、うん…▼
- [カンナ]
- そっか。じゃあいいよ!▼
- [キサラギ]
- えっ?
そ、即答だね…?▼
- [カンナ]
- だってあたし…キサラギのことが好きで
一緒にいたかったから…▼
探したり追いかけたりしてたんだもん。
迷う理由なんて何もないよ!▼
- [キサラギ]
- そ、そうだったんだね。
カンナ、ありがとう!▼
- [カンナ]
- でも秘密基地に行かなくなっちゃうのは、
ちょっともったいないかもね。▼
狩りのときだけでもいいから、
これまでどおり使おうよ!▼
ちょっと早いけど…二人だけのおうちって、
なんかドキドキしない?▼
- [キサラギ]
- あはは、そうだね!▼
…じゃあカンナ。
これからもよろしくね。▼
- [カンナ]
- うん、こちらこそ!▼
グレイ†
支援C†
- [カンナ]
- かくれんぼしよ!!▼
- [グレイ]
- お、おいおい…カンナ。唐突だな。
きちんと順序立てて話してくれ。▼
- [カンナ]
- うん!
あたしはグレイとかくれぼがしたいのです!▼(※原文ママ)
- [グレイ]
- いや、敬語で言っても何も変わらないぞ。
なんで俺とかくれんぼをしたいんだ?▼
- [カンナ]
- かくれんぼは楽しいからだよ!▼
- [グレイ]
- じゃあどうして俺を相手に選んだんだ?▼
- [カンナ]
- だってグレイは密偵ってお仕事を
してるんでしょ?▼
- [グレイ]
- あ、ああ…そうだが。▼
- [カンナ]
- 密偵をしてる人は隠れるのが
とっても得意だって聞いたよ?▼
- [グレイ]
- ま、まぁ間違っちゃいないが…▼
- [カンナ]
- あたしね、かくれんぼがすごく上手なの。▼
まだ身体も大きくないし、
色んな所に隠れられるの。▼
だから密偵のグレイと隠れ王の座をかけて
競い合いたくなったの!▼
- [グレイ]
- か、隠れ王って…▼
…………▼
ふん、まぁいいか。面白そうだ。▼
俺も密偵を名乗っている以上、隠れることに
かけては負けるわけにはいかん。▼
ふっ…その勝負、受けてたとう、カンナ!▼
- [カンナ]
- わーい!
ありがとう、グレイ!▼
- [グレイ]
- よし、そうと決まれば早速勝負だ!
最初はどっちが隠れる?▼
- [カンナ]
- うーん、そうだね…
じゃあ最初はグレイが隠れる番ね!▼
あたしが百を数えてから探しに行くから!▼
- [グレイ]
- よし、じゃあ早速かくれんぼ開始だ!▼
- [カンナ]
- いーち、にー、さーん……!▼
支援B†
- [グレイ]
- はぁ…はぁ…
なんてことだ…▼
あの日隠れているのをあっという間に
カンナに見つけられてしまったのに…▼
今日のかくれんぼも
全くカンナを見つけられない…!▼
おい、カンナ…! 負けを認めるから…
そろそろ姿を現してくれ!▼
- [カンナ]
- あははは~!!
あたしの勝ち~!!!▼
- [グレイ]
- おわっ!?
土の中から出てきたのか!?▼
お前…なんてところに隠れてたんだ!?▼
- [カンナ]
- えへへへ~!
すごいでしょ~!▼
- [グレイ]
- ああ、間違いなくすごいが…
よくこんなにデカい穴を作れたな?▼
掘るの大変だっただろ。▼
- [カンナ]
- ううん、全然!
だって竜に変身して作ったから!▼
竜の爪を使ってザクザクってね。▼
- [グレイ]
- なに…!?
それは卑怯じゃないのか?▼
- [カンナ]
- なんでなんで? 竜に変身するのって
かくれんぼだと禁止なの?▼
- [グレイ]
- ええと…
いや…そうだな。▼
確かに変身して
特別ずるいことをしたわけじゃないし…▼
この場合は許容範囲内と言えるのか。▼
!!
ということは俺の二連敗か…!▼
また負けちまった…▼
- [カンナ]
- あはは、あたしの連続勝利だね~!▼
- [グレイ]
- カンナ…もう一度勝負だ。
今度は俺が隠れる番だぞ。▼
今度こそ隠れ切ってやるから、
覚悟しておけよ…!▼
- [カンナ]
- うん、わかったよ!
楽しみにしてるね!▼
支援A†
- [カンナ]
- はぁ…はぁ…▼
グレイ…
なかなか見つからないな…▼
隠れられそうな場所は全部探したのに…
なんで見つけられないのかな…?▼
ううっ…グ、グレイ〜!
もう降参だよぉ〜!▼
あたしの負けだから出てきて〜!▼
- [グレイ]
- …………▼
ふふふっ、実は俺はここにいたんだ。▼
- [カンナ]
- えっ!?
わわっ!!?▼
えっ? 木!?
グレイ、木に変身してたの!?▼
- [グレイ]
- ははは、正確には木によく似た柄の
大きな布きれをすっぽり被っていたんだ。▼
- [カンナ]
- そ、そうだったんだ…!▼
すごいねぇ、
そっくりで全然気づかなかったよ!▼
- [グレイ]
- これは我ら忍びに伝わる小道具の一つ
だからな。柄も質感も本物そっくりなんだ。▼
これを使えばいとも簡単に
森の中に溶け込むことができる…!▼
- [カンナ]
- へぇー!! すごいね、グレイ!
さすがは隠れるのが得意な密偵だね!▼
天才忍者の血を引いてるっていうのは、
本当だったんだ!▼
うーん、かっこいいな〜!!▼
- [グレイ]
- ははっ…そうか。▼
俺もようやく密偵としての実力を
お前に見せられて良かったぜ。▼
だがまだ戦績は一勝二敗…!
このままでは俺が負け越してしまう…▼
忍びの名に傷を残さないためにも…
もう一戦してもらうぞ!▼
- [カンナ]
- うん!▼
- [グレイ]
- 次も必ず勝つ…覚悟するんだな!▼
- [カンナ]
- あたしだって負けないよ!
それじゃあ隠れるね!▼
- [グレイ]
- いーち、にー、さーん…▼
支援S†
- [カンナ]
- グレイ!▼
- [グレイ]
- おわっ。
カンナ、突然抱きついてくるんじゃない。▼
ビックリするだろう。▼
- [カンナ]
- ごめんね! でもグレイの後ろ姿を見かけて、
いてもたってもいられなくなっちゃったの!▼
- [グレイ]
- ははは、そうか。それで…どうしたんだ?
またかくれんぼでもするのか?▼
最近は戦績もかなり拮抗してるからな。
そろそろ決着をつけるか?▼
- [カンナ]
- ううん…今日は違うよ。▼
今日はグレイにありがとうって
言いたかったの。▼
- [グレイ]
- えっ? どうして?▼
- [カンナ]
- いつもあたしと遊んでくれて
ありがとうって。▼
- [グレイ]
- なんだ、そんなことか。今更気にするな。
俺もそこそこ楽しめてるしな。▼
- [カンナ]
- あとね…グレイに大好きだって
言いたかったの。▼
- [グレイ]
- はあ!?▼
- [カンナ]
- いつも遊んでくれるグレイはあたしにとって、
お兄ちゃんみたいな存在だけど…▼
最近その好きって気持ちが
もっともっと膨らんでいくのがわかるの…▼
- [グレイ]
- カンナ…▼
- [カンナ]
- これって、あたしがグレイの
お嫁さんになりたいって気持ちだよね。▼
- [グレイ]
- そうか、お前はそんなにも
俺のことを想っていてくれていたんだな。▼
…………▼
よし、じゃあ恋人になるか?▼
- [カンナ]
- えっ? いいの?▼
- [グレイ]
- まさかお前から告白されるなんて
正直意外だったが、▼
俺の方もお前を好きなのは事実だしな。▼
いずれは俺から好きだって、
言おうかと思っていたところだ。▼
- [カンナ]
- グレイ…!!▼
- [グレイ]
- よし、じゃあこれで俺たちは恋人同士だ。
これからよろしくな、カンナ。▼
- [カンナ]
- う、うん! 嬉しい、グレイ!
ありがとう!▼
- [グレイ]
- ああ。▼
支援C†
- [カンナ]
- わぁ!
急に雨が降ってきちゃった!▼
あそこの武器庫で雨宿りしよっと!▼
- [キヌ]
- あれ? カンナも雨宿り?▼
- [カンナ]
- あ、キヌだ!▼
うん。急に降ってきたから
びっくりしちゃったよ。▼
キヌは濡れなかった?▼
- [キヌ]
- すぐにここへ駆け込んだから、
平気だったよ。▼
でも耳に雨粒が入っちゃった。▼
- [カンナ]
- キヌはお耳が大きいから
そうなっちゃうんだね。▼
- [キヌ]
- うん。パタパタさせて乾かしてるんだけど
なかなかすっきりしないの。▼
気持ち悪いよー!▼
- [カンナ]
- うーん、雨が降る度に
いつも気持ち悪い思いするのはイヤだよね。▼
何か良い方法はないかな…▼
…あっ、そうだ!▼
- [キヌ]
- 何か思いついたの?▼
- [カンナ]
- うん。今度からはお耳が隠れるように
頭に何か被ればいいんじゃないかな?▼
例えば帽子とか。▼
- [キヌ]
- えー、帽子はイヤだな。
遊んでたらすぐに落ちちゃうもん。▼
- [カンナ]
- じゃあ頭巾とかかな?▼
紐付きのにして首のところでくくったら
走り回っても落ちないよ。▼
- [キヌ]
- わぁ! それならいいかも!▼
でもせっかくだから
かわいいやつがいいなぁ!▼
- [カンナ]
- だったら今度、
町に買い物に行けばいいと思うよ。▼
あたしこの間、かわいい布を
たくさん売ってるお店を見かけたんだ。▼
- [キヌ]
- それじゃあカンナも一緒に行こうよ!
そのお店を案内してほしいな!▼
- [カンナ]
- うん、いいよ!▼
…えへへ、キヌとお買い物なんて
めったにないから楽しみだな。▼
- [キヌ]
- うん。アタシも!
時間ができたらすぐに行こうね!▼
- [カンナ]
- うん!▼
支援B†
- [カンナ]
- 町にとうちゃーく!
うわぁ、たくさんお店があるね。▼
- [キヌ]
- すごーい!
アタシ、にぎやかなの大好き!▼
ここに可愛い布を売ってるお店があるの?▼
- [カンナ]
- そうだよー!
あのおもちゃ屋さんを曲がったらすぐなんだ!▼
- [キヌ]
- わあ、楽しみ!
早く買いに行こうよ!▼
- [カンナ]
- うん!▼
あっ…キヌ、ちょっと待って!▼
- [キヌ]
- どうしたの?▼
- [カンナ]
- あのおもちゃ屋さん…
可愛いお人形さんが!▼
- [キヌ]
- えっ? どれどれ?▼
あの赤い服着てるお人形?
確かに可愛いね!▼
- [カンナ]
- いいなぁー、ほしいなぁー…▼
- [キヌ]
- あっ!
あっち見てよカンナ!▼
向かいのお店で
美味しそうなお団子売ってるよ!▼
- [カンナ]
- ホントだ!
すごく美味しそうな匂いがするね〜!▼
- [キヌ]
- …………▼
- [カンナ]
- …………▼
- [キヌ]
- ねえ…カンナ。▼
布を買う前にちょっとだけ
腹ごしらえしない?▼
- [カンナ]
- あたしも先に
おもちゃ屋さん行きたいな…▼
- [キヌ]
- よし、じゃあ決定ね!▼
アタシはお団子屋さんに行くから
カンナはおもちゃ屋さんに行ってきて。▼
他にほしい人が現れてお人形を
先に買われちゃったら悲しいでしょ?▼
- [カンナ]
- お団子屋さんもすごい並んでるから、
売りきれちゃうとまずいもんね!▼
それじゃあちょっと
おもちゃ屋さんに行ってくるね!▼
- [キヌ]
- うん。アタシもお団子行ってくるー!▼
(暗転)
- [キヌ]
- ど、どうしよう。カンナ…▼
アタシお団子とお菓子ばっかり買って
お金を使い切っちゃった!▼
- [カンナ]
- ううっ…▼
実はあたしもお人形買ったり
お父さんへのお土産買ったりしたから、▼
キヌに貸せるお金残ってないよ…▼
- [キヌ]
- ううっ…もうちょっと考えて
買い物すれば良かったなぁ…▼
- [カンナ]
- ごめんね、キヌ。あたしも気づけなくて。
少しくらい残しておけば良かったね…▼
- [キヌ]
- ううん。
カンナの物を買いに来たわけじゃないし、▼
悪いのはアタシだよ。
カンナは気にしないで。▼
- [カンナ]
- じゃあもう帰ろっか。▼
また一緒に来ればいいからね。
だから…うん、落ち込まないで、キヌ!▼
- [キヌ]
- う、うん、また来ようね…▼
支援A†
- [キヌ]
- カンナ! 見て見てー!▼
- [カンナ]
- キヌ? すごく嬉しそうだね。
どうしたの?▼
- [キヌ]
- うふふふふ! 実はね、この間言ってた
頭巾用の布のことなんだけど▼
父さんに話したらこれをもらえたの!▼
- [カンナ]
- わぁ!
これってニシキの襟巻き?▼
- [キヌ]
- うん! 父さんの予備をくれたんだ。▼
『ボクの可愛い娘の耳に
水が入るなんてとんでもない!』▼
『この美しく肌触りの良い襟巻きを
使ったらいいよ』って言ってくれたの。▼
これで雨の日は、耳に雨粒は入らないし
父さんとおそろいになるんだ!▼
- [カンナ]
- あはは、それはとても素敵ね!
きっとキヌに似合うよ。▼
- [キヌ]
- ふふふっ…ありがとう!▼
これまで雨は好きじゃなかったけど、
今は早く降らないかなって思ってるくらい!▼
- [カンナ]
- これでいつ雨が降っても安心だね!
良かったね、キヌ!▼
- [キヌ]
- うん!▼
あっ…でもカンナ。
お買い物にはまた付き合ってほしいな。▼
- [カンナ]
- まだ他に買うものがあったの?▼
- [キヌ]
- ううん。そうじゃなくて…▼
カンナと町でお買い物するのは楽しかったから
また行きたいなって思ったの。▼
- [カンナ]
- えへへ、それならあたしも大歓迎だよ!▼
キヌと一緒に買い物できて
すごくあたしも楽しかったもん!▼
- [キヌ]
- えへへ、それじゃあ約束ね!▼
- [カンナ]
- うん!▼
ヒサメ†
支援C†
- [ヒサメ]
- やぁっ! はぁっ!▼
- [カンナ]
- あ、ヒサメ!
今はお稽古中?▼
- [ヒサメ]
- ああ、カンナ。
どうしたんですか?▼
- [カンナ]
- ええとね…ヒサメって刀が得意なんだよね?
今も刀のお稽古してるし。▼
- [ヒサメ]
- ええ、まあそうですね。▼
- [カンナ]
- それじゃ、
あたしと一緒にチャンバラしよー!▼
- [ヒサメ]
- ええっ!? それはまた突然ですね。
ですが、私は稽古中で…▼
- [カンナ]
- えー! ちょっとだけでいいからお願い!
ヒサメが勝ったらもう邪魔しないから!▼
- [ヒサメ]
- …わかりました。
では一回だけですよ。▼
- [カンナ]
- わーい! ありがとう、ヒサメ!▼
それじゃあ……んんー…!▼
- [ヒサメ]
- ちょ、ちょっと待ってください!▼
- [カンナ]
- ん? なあに?▼
- [ヒサメ]
- カンナ…もしかして今、
竜化しようとしていますか?▼
- [カンナ]
- うん! 竜と剣士の一騎打ち!
とっても面白そうなチャンバラでしょ?▼
- [ヒサメ]
- ええっ!? それはチャンバラとは
言いませんよ!▼
- [カンナ]
- そんなことないよ!▼
だって、この間読んだ絵本に
竜と剣士の闘いが載ってたんだもん。▼
その話では竜が負けちゃったから
『おめいへんじょう』で竜の方が強いって、▼
あたしが証明してあげるの!▼
- [ヒサメ]
- だからといって竜化されては、
ただの闘いになってしまいます!▼
- [カンナ]
- 大丈夫だよ!
ふんじゃったりしないから!▼
- [ヒサメ]
- いや、気にしているのは
そこだけではなくてですね…▼
と、とにかくお断りします。▼
(ヒサメ退場)
- [カンナ]
- あ、待ってよヒサメー!▼
支援B†
- [カンナ]
- ヒサメー!
あたしとチャンバラしよー!▼
- [ヒサメ]
- カンナ…! それは以前にも
お断りしたはずです。▼
カンナの言うチャンバラは、竜化したあなたと
私との壮絶な闘いのことでしょう?▼
先日も言ったように、竜化したカンナと
闘うのはあまりにも危険です。▼
- [カンナ]
- えー、でも絵本で見た剣士は
ちゃんと竜に勝ってたよ?▼
他のお話でも竜が勝つことなんて
ほとんどないし、▼
だから全然不利じゃないもん!▼
- [ヒサメ]
- いいですか、カンナ。それはきっと、
剣士が命がけで闘っていたからです。▼
- [カンナ]
- 命がけ…?▼
- [ヒサメ]
- 何が何でも竜を倒したいと願い、
様々な策を講じて初めて勝てたのだと思います。▼
- [カンナ]
- うーん…つまりどういうこと?▼
- [ヒサメ]
- つまり、絶対倒したいという想いの強さが
剣士を勝たせたということです。▼
私はカンナを本気で倒そうだなんて思えません。
だから闘えないと言っているんですよ。▼
- [カンナ]
- ふーん、そっか。
ヒサメは優しいんだね。▼
- [ヒサメ]
- えっ?▼
- [カンナ]
- だってそれって…ヒサメがあたしのこと、
気遣ってくれたってことだよね?▼
あたし、とっても嬉しいよ。▼
- [ヒサメ]
- えっ? そ、そんなことを言われると
照れるんですが…▼
- [カンナ]
- でも…あたしはやっぱり
チャンバラしたいの!▼
- [ヒサメ]
- …………▼
- [カンナ]
- ねぇヒサメ! 本気じゃなくてもいいから
チャンバラしようよー!▼
- [ヒサメ]
- …ですが、竜化したカンナ相手だと
その剣士のように本気で挑まないと、▼
私が潰されてしまうんですよ?▼
- [カンナ]
- あれ、そうだっけ?
じゃあ本気で来て!▼
- [ヒサメ]
- だからそれもダメですってば!
さっきから話がグルグル回ってます!▼
- [カンナ]
- ええー!?▼
支援A†
- [カンナ]
- ヒサメー!
あたしとチャンバラ…▼
- [ヒサメ]
- しません。
竜化したカンナと闘うなんてできません。▼
- [カンナ]
- むー…じゃあ、あたしはどうしたらいいの?
ヒサメと一緒じゃなきゃイヤなのに…▼
- [ヒサメ]
- カンナ…どうしてそんなに、
私と闘うことにこだわるんですか?▼
- [カンナ]
- あれ、言ってなかったっけ?▼
- [ヒサメ]
- はい。絵本を読んだからという話は
聞きましたが、▼
竜と剣士の闘いを再現したいのであれば、
何も私にこだわる必要はないでしょう。▼
他の方なら相手をしてくれるかもしれないのに、
どうして私なのですか?▼
- [カンナ]
- ええと…それはね、ヒサメがその剣士に
とっても似てたからだよ!▼
- [ヒサメ]
- えっ? 剣士と私が?▼
- [カンナ]
- うん! この間、戦場で闘ってて思ったんだ。
ヒサメが闘ってる姿がすごくかっこいいって!▼
- [ヒサメ]
- かっこいい…?▼
- [カンナ]
- それでその後、絵本の剣士の姿が
ヒサメにそっくりだなぁって思って…▼
ヒサメとチャンバラができたら、
とっても楽しそうだなぁって。▼
だから、あたしはヒサメじゃなきゃ嫌なんだ。▼
- [ヒサメ]
- なるほど…まさかかっこいいと言われるなんて
夢にも思いませんでした。▼
仕方ありませんね…▼
それではカンナ、少しだけ
私とチャンバラをしましょうか。▼
- [カンナ]
- いいの!?▼
- [ヒサメ]
- はい。
ただし、竜化はせずに刀同士です。▼
- [カンナ]
- ええー、どうして?▼
- [ヒサメ]
- 刀を握る姿を褒めてくれたカンナとは
ちゃんと刀同士で勝負がしたいんです。▼
それに、共に刀を構える方が
カンナもその剣士に近づけると思いますよ?▼
- [カンナ]
- そっか…▼
刀を使ってたら、あたしもあの剣士みたいに
なれるかもしれないもんね。▼
- [ヒサメ]
- はい。それから、怪我をしないように
真剣ではなく訓練用の刀でやりましょう。▼
- [カンナ]
- うん! それでもいいよ。
早く始めようー!▼
- [ヒサメ]
- ふふっ、割とあっさり了承をもらえました。
これならもっと早く聞いておけば良かったです。▼
- [カンナ]
- えへへ、きっとあたし、
ヒサメと一緒に遊びたかったんだよ。▼
だから竜になれなくても嬉しいの!▼
- [ヒサメ]
- あはは、そういうことだったんですか。
それでは…いきますよ!▼
- [カンナ]
- うん! ありがとう、ヒサメ!▼
支援S†
- [カンナ]
- ねえ、ヒサメ!
この間は遊んでくれてありがとう!▼
- [ヒサメ]
- ああ、カンナ。
喜んでいただけて良かったです。▼
- [カンナ]
- それでね、ずっと話してた絵本を見せたくて、
持ってきたんだよ。▼
- [ヒサメ]
- ああ、竜と剣士が闘う例の絵本ですか。
どれどれ…▼
- [カンナ]
- ほらここ!
この剣士、かっこいいでしょ?▼
- [ヒサメ]
- そうですね。私に似ていると言っていましたが、
恐縮してしまうくらいかっこいいです。▼
- [カンナ]
- ヒサメもかっこいいから大丈夫だよ!▼
…でもね、あたしは竜にもなれるから、
竜が勝つお話しも読みたいなぁって思うの。▼
- [ヒサメ]
- 剣士と竜ですか…▼
…あ。ですが、カンナ。この絵本にはもっと
あなたに合う人物がいますよ。▼
- [カンナ]
- えっ? どれ?▼
- [ヒサメ]
- ほら、剣士に助けられるお姫様がいます。▼
カンナはお姫様ですから、
こちらの方が似合うのでは?▼
- [カンナ]
- あ、ほんとだ!▼
ヒサメと一緒に遊ぶことばっかり
考えてたから、気づかなかったよ。▼
- [ヒサメ]
- あはは…そうですか。▼
- [カンナ]
- あ。でも、お姫様だったら剣士と一緒に
いつまでも幸せに暮らせるんだよね?▼
- [ヒサメ]
- そうですね。この話では…
竜を倒した剣士が姫と結ばれていますから。▼
- [カンナ]
- だったらあたし、お姫様になって
ずっとヒサメと一緒にいたいな!▼
- [ヒサメ]
- ええっ!?▼
- [カンナ]
- だって、
ヒサメと一緒にいると楽しいし!▼
それに、あたしにはわからないことも
丁寧に説明してくれるし、優しいし…▼
あたし、ヒサメのこと大好きなんだ!▼
- [ヒサメ]
- そ、そうですか…▼
ですが、そんなに直球で言われると
なんだか照れくさいと言いますか…▼
- [カンナ]
- ヒサメ…
あたしと一緒にいるの嫌?▼
- [ヒサメ]
- そ、そんなことはありません。▼
…カンナが望むなら
私もその願いを叶えてあげたいです。▼
私もカンナの笑顔が大好きで、
毎日見たいと思っていますから…▼
- [カンナ]
- わぁーい、やったぁ!▼
それじゃ、あたしの家族とヒサメ、
みーんなで一緒に暮らそうね!▼
- [ヒサメ]
- 家族みんな…?▼
- [カンナ]
- だってあたし、
家族のことが大好きなんだもん!▼
その中でもお父さんのことが特に、
だいだい、だーい好き!▼
- [ヒサメ]
- …恋人同士になれたと思った瞬間に
一番の強敵が、▼
カムイさんだと
判明するなんて…▼
- [カンナ]
- ん? なにか言った?▼
- [ヒサメ]
- いいえ…
ですが、私も負けません。▼
いつかカムイさんを追い抜かして、
私がカンナの一番になってみせます!▼
- [カンナ]
- あらら…
ヒサメがなんだかやる気まんまん…?▼
- [ヒサメ]
- はい、私はがんばりますよ!▼
- [カンナ]
- …よくわかんないけど、
ヒサメががんばるなら応援するよ!▼
ふれーふれー、ヒサメー!▼
- [ヒサメ]
- ありがとうございます、カンナ!▼
ミタマ†
支援C†
- [カンナ]
- るんるん♪
今日は何して遊ぼっかな~。▼
あっ、ミタマだ! 何してるの?▼
- [ミタマ]
- あら、カンナ。▼
わたくしはいつも通り、
歌を詠んでいるところですわ。▼
昼下がり まったり過ごし 上機嫌…▼
- [カンナ]
- ミタマって本当に歌が好きなんだね。▼
…わぁ!
それすごい!▼
- [ミタマ]
- えっ? この短冊がですか?
別に何の変哲もないものですが…▼
- [カンナ]
- すごいのは短冊じゃなくて
ミタマの字だよ!▼
ミタマってキレイな字を書くんだね。▼
- [ミタマ]
- ああ、こんなの大したことでは
ありませんわ。▼
美しい文字を書けるように日々努力することも
歌人として当然の嗜みですもの。▼
- [カンナ]
- そうなんだ~。
あたしはお習字苦手なんだ。▼
筆で書くと、字がふにゃふにゃに
なっちゃうんだもん。▼
- [ミタマ]
- あら、わたくしは逆に
幼い頃から既に得意でしたわ。▼
短冊に 綴る文字たち 自信あり…▼
- [カンナ]
- 羨ましいな~!▼
あ、そうだ! それならミタマ、
あたしにお習字を教えてくれない?▼
- [ミタマ]
- …………▼
教師役 とても面倒 無理ですわ…▼
人にものを教えるのは
御免こうむりたいのです…▼
それに美しい文字を書くのは、
一朝一夕で身につくものではありませんし。▼
おそらくは カンナはすぐに 飽きますわ…▼
- [カンナ]
- ええー? そんなことないよ!
がんばって練習するから教えて!▼
お願いお願いー!▼
- [ミタマ]
- …………▼
これは了承しなければ
引いてくれない雰囲気ですわね…▼
しょうがありませんわ。
では、お教えいたしましょう。▼
- [カンナ]
- わーい、ありがとう!▼
支援B†
- [カンナ]
- んしょ…えーと…▼
この真っ直ぐな線はこうして書いて…▼
- [ミタマ]
- カンナ、もっと筆を立てませんと
綺麗な線は書けませんわ。▼
- [カンナ]
- えっ?う、うん…
じゃあ今度はこうして…うーん…▼
- [ミタマ]
- カンナ、筆の動きと一緒に
身体まで曲がっていますわ。▼
正しい姿勢で書いてくださいな。▼
- [カンナ]
- …………▼
わーん!お習字難しいー!
もうイヤだよー!▼
- [ミタマ]
- そうは言いますが、わたくしに教えてほしいと
言ってきたのはカンナでしょう?▼
もっと根性を見せてください。▼
- [カンナ]
- でも…さっきから真っ直ぐな線とか
丸とかしか書いてないよ?▼
いつになったら文字を
書かせてもらえるの?▼
- [ミタマ]
- まずは基本を身につけなければ
美しい文字など書けませんわ。▼
極めるは 遠く険しい 文字の道…▼
- [カンナ]
- うう〜…わかったよ。
じゃあせめて、ちょっとだけ気分転換ね!▼
- [ミタマ]
- はっ?▼
- [カンナ]
- あたし、実は筆で書くなら文字より
お絵かきの方が得意なんだ!▼
お父さんの似顔絵なら
あっという間に書いちゃうもんね!▼
スラスラ〜!▼
- [ミタマ]
- はぁ…やはりわたくしの予想は
当たってしまいましたわね。▼
わたくしが言うのもなんですが…
カンナ…▼
真面目に練習致しましょう。▼
- [カンナ]
- でもでも、ミタマだって
いつもは寝てばっかりなのにー!▼
- [ミタマ]
- ふふふ…そうですわ。▼
ぐうたらしてばかりのわたくしが、
こんなに熱心なことなんて滅多にありません。▼
ですからカンナはもう少し、
この珍しいわたくしの言葉に、▼
真面目に
耳を傾けるべきだと思いますわ。▼
- [カンナ]
- あっ、確かに…!▼
ミタマがこんなに熱弁を
奮っているのって…初めてかも!▼
- [ミタマ]
- ふふふ、そうでしょう?▼
- [カンナ]
- うん…わかった。ミタマがせっかく教えて
くれてるんだからあたしもがんばらないとね!▼
- [ミタマ]
- ええ、わかればよろしいのですわ。▼
必ずや 書き続ければ 上手くなる…▼
さぁ、カンナ。
書いて書いて書き続けるのですわ!▼
- [カンナ]
- うん!わかったよ、ミタマ!▼
支援A†
- [カンナ]
- ねえ、見て見てミタマ!▼
- [ミタマ]
- カンナ? とても嬉しそうですが…
どうされたのですか?▼
にこにこと 輝く笑顔 何ゆえか…▼
- [カンナ]
- あのね、あれからあたし、
一人でもお習字の練習をしたの!▼
それでちょっとは上手くなったと思って、
ミタマに見せに来たんだ。▼
ほら、これ!▼
- [ミタマ]
- こっ、これは…確かに上達していますわ!▼
素晴らしい 侮り難き 努力かな…▼
カンナ、あなたすごいですわ…▼
- [カンナ]
- えへへ、ミタマに褒められて嬉しいな!▼
でも、ミタマのキレイな字に比べると
まだまだだよね。▼
- [ミタマ]
- これからも精進すれば
きっとまだまだ上達いたしますわ。▼
…ん? そういえばカンナは
自分の名前は一際上手に書けていますわね。▼
- [カンナ]
- あっ、それはね。一番よく書くかなって
思って、たくさん練習したんだよ。▼
- [ミタマ]
- それは良い心掛けですわ。▼
自分の名前は人生において
最も筆記する機会が多いと言われています。▼
- [カンナ]
- あ、あとね。
ミタマの名前もいっぱい練習したの。▼
ほら、上手に書けてるでしょ?▼
- [ミタマ]
- …まあ、本当ですわ!▼
ですが、どうしてわたくしの名前まで
そんなに熱心に練習したんですの?▼
- [カンナ]
- せっかく習字を習ったんだから、
次は実践で成果を見せたいなって思ったの。▼
そう考えたらミタマにお手紙出すのが
一番いいかなって思って…▼
その手紙でミタマの名前も
キレイに書けたら素敵でしょ?▼
- [ミタマ]
- …ふふっ、そうですね。▼
確かに手習いの文字だけよりも手紙の方が
より実践的と言えるでしょう。▼
- [カンナ]
- えへへ、そうでしょ?▼
- [ミタマ]
- 文通で 思い通わす 絆かな…▼
なるほど、悪くありませんわね。▼
- [カンナ]
- えへへ、それじゃあ今度は
ミタマにお手紙書いてくるね!▼
- [ミタマ]
- ええ、カンナと文通ができることを
楽しみにしていますわ。▼
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
Last-modified: 2020-09-01 (火) 18:00:10