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カンナ(女)の支援会話

シノノメ

支援C

[カンナ]
むー……▼
[シノノメ]
ん?
カンナ、どうしたんだ?▼
[カンナ]
あ、シノノメ!
あのね、あそこ見て!▼
[シノノメ]
ん? この木の上か?
…ああ、リンゴがなってるな。▼
[カンナ]
そう!
あたし、あのリンゴがほしくて…▼
でも、竜石は置いてきちゃったし、
登ると枝が折れそうだし…▼
どうしたらとれるかなぁって考えてたの。▼
[シノノメ]
ああ、なるほどな。
それなら俺が手伝ってやるよ。▼
[カンナ]
シノノメなら、あのリンゴ採れるの?▼
[シノノメ]
ああ。このくらいの高さなら、
俺がカンナを肩車すれば届くさ。▼
[カンナ]
! 肩車するの?
わぁっ、してして!▼
[シノノメ]
ああ、いいぞ。ほらよっと!▼
[カンナ]
うわぁっ! 高い高い!
これならリンゴに手が届くね!▼
んしょ……と! 採れた!▼
[シノノメ]
お、それなら良かった。▼
[カンナ]
ありがとう、シノノメ!
これ、お父さんにあげたかったの!▼
[シノノメ]
へぇ。カンナは本当に
カムイさんのことが好きだな。▼
[カンナ]
うん! あたし、お父さんのこと大好きだよ!
あ、でもシノノメにもわけてあげるね!▼
[シノノメ]
え? いいのか?▼
[カンナ]
うん! 手伝ってくれたお礼!
一緒に食べながら、お父さんのところに行こう?▼
[シノノメ]
ああ、いいぞ。
ありがとな、カンナ。▼
[カンナ]
えへへ!
どういたしまして!▼

支援B

[カンナ]
シノノメ!
この間は肩車してくれてありがとう!▼
一緒にとったリンゴ、お父さんにあげたら
すっごく喜んでくれたよ!▼
[シノノメ]
喜んでもらえてよかったな。▼
[カンナ]
うん! それでね、
今日もリンゴとりに行こうよ!▼
今度は竜石もあるし、
みんなの分もたーくさんとってくるの!▼
[シノノメ]
ああ、いいぞ。▼
お、そうだ!
それなら今日は肩車しながら行くか。▼
[カンナ]
え? いいの! やったぁ!▼
[シノノメ]
ああ。よいしょ……と!▼
[カンナ]
あははっ、ずっと遠くまで見えて楽しーい!▼
[シノノメ]
ははっ、上機嫌だな。
カンナはそんなに肩車が好きなのか?▼
[カンナ]
うん! お父さんも時々してくれるし、
大きくなったみたいで好きだよ!▼
[シノノメ]
そっか。そういえば俺も小さい頃にやって
もらった時は、大はしゃぎしたな。▼
[カンナ]
あははっ、肩車おもしろいもんね!
今度お父さんにもまたやってもらおっと!▼
[シノノメ]
ふーん…あ、それなら俺は
もっと楽しいことしてやろうか?▼
[カンナ]
楽しいこと?▼
[シノノメ]
カムイさんと同じことしか
しないのも、つまらないしな!▼
それじゃあカンナ、ちょっと下ろすぞ。▼
それで、一緒に手を繋いで…
そのまましっかり掴まっとけよ! ふんっ!▼
[カンナ]
! わぁぁぁっ!
あたし、シノノメの周りをぐるぐる回ってるー!▼
[シノノメ]
楽しいだろ?
もっと速くできるぞ! そーれ!▼
[カンナ]
あはははっ! すごいすごい!▼
[シノノメ]
ははっ、楽しかったか?▼
[カンナ]
うん! お空をくるくる飛んでる時みたいな
感じがして、すっごく楽しかったよ!▼
シノノメってすごいね!▼
[シノノメ]
いやあ、それほどでもないって。▼
[カンナ]
ねえ、シノノメ!▼
あたし、すっごく気に入っちゃった!
もう一回さっきのぐるぐるして!▼
[シノノメ]
ああ。けど、やりすぎると
目が回るからほどほどに…▼
[カンナ]
わーい! ありがと、シノノメ!
早くっ、早くっ!▼
[シノノメ]
って、聞こえてないな…▼
まあ、楽しそうだしいいか。
よーし、それならとことん回すぞ!
[カンナ]
わーい! ぐるぐるー!▼

支援A

[カンナ]
ねえねえ、シノノメ!▼
[シノノメ]
お、カンナか。
今日も一緒にリンゴを採りに行くのか?▼
この間は、つい遊びすぎて
リンゴ採る時間が少なくなっちまったもんな。▼
[カンナ]
ううん。リンゴはまた今度にする。
今日は一緒に遊んでもらおうと思って来たんだ!▼
[シノノメ]
そうか。それじゃあ何して遊ぶ?
この間やった、ぐるぐるーってやつか?▼
[カンナ]
あ、それもしてほしいけど、今日は
『お姫様だっこ』っていうのをしてほしいの!▼
[シノノメ]
ええっ!?
お、お姫様だっこ!?▼
[カンナ]
ん? どうしてそんなに驚くの?▼
軍の女の子たちが憧れるって言ってたから、
あたしもやってもらいたかったんだけど…▼
[シノノメ]
いや…それって恋人同士がやるものじゃ…
あれ? 俺の勘違いか?▼
[カンナ]
…シノノメ?
ぶつぶつ言ってどうしたの?▼
[シノノメ]
ああ、いや! ええと…残念だけど、
それは俺とじゃしない方がいいな。▼
[カンナ]
どうして?▼
[シノノメ]
ええと…ほら! それは、
王子様とお姫様がやるもんなんだ。▼
お姫様だっこって言うくらいだし!
だから、俺とはできな…▼
[カンナ]
えっ? それならできるもん!▼
あたしはお父さんのこどもだし、
シノノメはリョウマのこどもでしょ?▼
お姫様と王子様だもん!▼
[シノノメ]
あっ…そうだった。俺の馬鹿…!▼
[カンナ]
ほらほら、やってよー!▼
[シノノメ]
あー、もうわかったよ!
それじゃあ…よっと! これでいいか?▼
[カンナ]
…………▼
[シノノメ]
…カンナ?▼
[カンナ]
あんまり楽しくないね。▼
[シノノメ]
ええっ!?▼
[カンナ]
あたし、これよりも肩車とかぐるぐるして
もらう方が好き!▼
みんな、なんでこれに憧れるんだろう?
うーん…あたしにはわかんないや。▼
[シノノメ]
…あはは、そっか。▼
[カンナ]
ん? なんでシノノメ笑ってるの?
もしかして、楽しくなかった理由知ってるの?▼
[シノノメ]
ああ、いや…実はな。お姫様だっこってのは、
お嫁さんがお婿さんにしてもらうもんなんだ。▼
だから、俺とじゃ楽しくなかったんじゃないか?▼
今度してもらうときは、
カンナの好きな人にしてもらえばいいさ。▼
[カンナ]
ふーん…やっぱりよくわかんないけど、
それじゃあ今日はもういいや!▼
[シノノメ]
ん? もういいのか?▼
[カンナ]
うん! お姫様だっこはおしまいにして
シノノメにたくさんぐるぐるしてもらう!▼
そっちの方がずーっと楽しいもん!
あたし、シノノメのぐるぐる大好きだよ!▼
ほらっ早く早くー!▼
[シノノメ]
ははっ、カンナはいつも元気だな。▼
よっし! それなら俺も全力で遊んでやるか!
それー!!▼
[カンナ]
あはははっ、楽しい楽しいー!▼
あたし、シノノメと遊ぶの大好きなんだ!
また一緒にたくさん遊んでね!▼
[シノノメ]
おう! 任せとけ!▼

支援S

[シノノメ]
なあ、カンナ。この間言ってた
お姫様だっこの話、覚えてるか?▼
[カンナ]
うん! えっと…お嫁さんがお婿さんに
してもらうやつだよね?▼
[シノノメ]
そう。それでカンナは、
この前は楽しくないって言ってたけど、▼
あれ…俺にもう一回やらせてくれないか?▼
[カンナ]
べつにいいけど…なんで?▼
[シノノメ]
ははっ、やっぱりこういう言い方じゃ
伝わらないか。▼
ええと、どうしてかって言うと…
俺がカンナをお嫁さんにしたいからだ。▼
[カンナ]
お嫁さん…▼
…ええっ!?
あたし、シノノメのお嫁さんになるの?▼
[シノノメ]
ああ。カンナが俺のことを大好きだって
思ってくれてるならな。▼
俺はカンナと一緒にいてすごく楽しいんだ。▼
お前の楽しそうな顔を見てると、
俺まで元気になれるんだよ。▼
[カンナ]
ふーん、そっか。▼
えっとね、
あたしもシノノメのこと好きだよ!▼
[シノノメ]
そ、それは恋人としてなのか?▼
[カンナ]
うん! きっとそうだよ!▼
だって、シノノメと遊んでるとすっごく
楽しいし、心がぽかぽかするんだよ!▼
[シノノメ]
そうか…ええと、今の言葉じゃ
まだちょっと自信はないが…▼
ここまで言ってくれてるんだし、
きっと俺たちは相思相愛って奴だよな!▼
[カンナ]
そうしそうあい?▼
[シノノメ]
お互いのことが大好きだってことだよ。▼
[カンナ]
わーい!
それならあたしたち、そうしそうあいだよ!▼
えへへ!
あたし、シノノメのお嫁さんなんだね…▼
とっても嬉しい!▼
[シノノメ]
そっか。それは俺も嬉しいな。▼
[カンナ]
これなら、お姫様だっこもきっと楽しいよ!
ほらっ! シノノメだっこして!▼
[シノノメ]
よしきたっ! それっ!▼
[カンナ]
うわぁあ! すごいすごい!
なんだか、前よりも楽しい気がする!▼
[シノノメ]
ははっ、そうか!▼
それじゃあこれからは、ずっと一緒に過ごして
大好きって気持ちがもっと大きくなるといいな。▼
[カンナ]
うん! 大好きだよ、シノノメ!▼
[シノノメ]
ああ、俺もカンナのことが大好きだぞ!▼

キサラギ

支援C

[カンナ]
あー、いた!
キサラギ!!▼
[キサラギ]
やぁ、カンナ。どうしたの?▼
[カンナ]
キサラギのこと探してたんだよ!▼
キサラギに弓の引き方を教えてもらおうと
思ってたのに、全然いないんだもん!▼
どこに行ってたの?▼
[キサラギ]
ああ、ごめんね。
軍の陣地から離れて森に行ってたんだ。▼
[カンナ]
森…森ってあっちのほう?▼
[キサラギ]
あ、うん。そうだよ。▼
[カンナ]
おかしいなぁ…
あたし、森の中も探したのに。▼
[キサラギ]
え…そうなの!?▼
[カンナ]
うん。くまなく歩き回ったし、
竜になって空から見渡してみたりもしたけど…▼
キサラギ見つからなかったんだよ。▼
[キサラギ]
へぇ…そ、そうなんだ…
おかしなこともあるんだね。▼
僕、普通に散歩してただけだから、
すぐに見つかりそうなものだけど…▼
[カンナ]
あれえ? キサラギ…
なんか隠してない?▼
[キサラギ]
えっ…ええっ?
何も隠してないよ?▼
[カンナ]
怪しいなぁ…▼
[キサラギ]
い、嫌だなぁ、あはは…僕がカンナに
隠しごとなんてするはずないじゃないか。▼
さぁさぁ、カンナ。
弓の練習しよ。したかったんでしょ?▼
[カンナ]
う、うん…▼

支援B

[カンナ]
ふふふ…この前、キサラギが
何か隠してたのは確実だよね。▼
こうして森に入っていくキサラギを尾行すれば、
その隠していたものに辿り着くはずだよ…▼
[キサラギ]
…………▼
[カンナ]
だいぶ森の奥まで来たなぁ…
キサラギ、まだ進むのかな…?▼
[キサラギ]
…………▼
[カンナ]
うわぁ…大きな木だなぁ…▼
木陰も大きくて、この辺だと
空からも見つけられないかも。▼
あっ、キサラギが幹の裏手に行っちゃう…!
見失わないようにしないと!▼
…………▼
わわっ!!
なにこれ…? 小屋?▼
[キサラギ]
えっ…カンナ?▼
[カンナ]
あはは…バレちゃった。▼
[キサラギ]
もしかして僕の後を追ってきたの?▼
[カンナ]
うん、実はそうなんだ。▼
[キサラギ]
あはは、全然気づかなかったよ。▼
僕は人の気配に敏感なんだけど、
さすがはカンナだなぁ。▼
[カンナ]
ねぇキサラギ!
この小屋は一体なに?▼
[キサラギ]
ああ、これはね。
僕の隠れ家なんだ。▼
[カンナ]
隠れ家!? すごーい!
ねぇねぇ、中を見てもいい?▼
[キサラギ]
うん、もちろん。▼
[カンナ]
おおっ…すごい!
狩りの道具もちゃんと置いてある!▼
[キサラギ]
ここは僕が森で狩りをするときに、
よく休憩場所として使ってるんだ。▼
[カンナ]
へぇ~!▼
[キサラギ]
あっ、カンナ。僕はそろそろ昨日張った
罠の様子を見に行かなきゃいけないんだ。▼
君はここに残って休んでるかい?
それとも一緒に来る?▼
[カンナ]
もうちょっと見たいから、
この小屋にいてもいい?▼
[キサラギ]
もちろんだよ。
じゃあ少し行ってくるね。▼
[カンナ]
行ってらっしゃーい!▼
(キサラギ退場)
えへへ。
隠れ家を持ってたなんてすごいなぁ。▼
そういえばキサラギ…
どうしてこの小屋のこと、隠してたんだろ?▼
もしかして、
独り占めしたかったのかな…?▼

支援A

[カンナ]
キサラギー!
また来たよー!▼
[キサラギ]
わっ!
カ、カンナか…! びっくりしたよ…▼
何せこの小屋に訪ねてくる人なんて、
カンナ以外いないからね…▼
[カンナ]
そっか。この場所を知ってる人って、
キサラギとあたししかいないんだよね?▼
[キサラギ]
うん、そうだよ。▼
[カンナ]
最初キサラギはこの場所のこと、
何となく隠してる感じがしたけど…▼
それはやっぱり、隠れ家を
独り占めしたかったから?▼
[キサラギ]
あ、ううん…別にそういうことじゃないよ。
ええとね…▼
実は僕…王族として扱われるのが
得意じゃないんだ。▼
[カンナ]
えっ?
…うーんと、どういうこと?▼
[キサラギ]
王族だからああしなきゃとか言われたり、
特別扱いされたりとか…▼
そういうのがちょっと苦手でね。
ちょっと息が詰まりそうになることがあるんだ。▼
そんなときここに来て、
気持ちを休ませるんだよ。▼
[カンナ]
そうなんだー。
そんなの、隠す必要なかったのに。▼
[キサラギ]
同じ王族のカンナが気にしてないのに、▼
僕が悩んでいるってことを知られるのが、
少し恥ずかしかったからかな。▼
[カンナ]
なるほど、
そういうことだったんだね!▼
確かにあたしはそういうこと
気にしないっていうか…▼
そういう風に扱われたこと、
全然ないからね。▼
[キサラギ]
そうなの?
秘境でも…?▼
[カンナ]
うん。ぜーんぜん!▼
だから逆にキサラギが羨ましいよ。
あたしもお姫様扱いされてみたーい!▼
[キサラギ]
あはは…
カンナと話してるとなんだか元気になれるよ。▼
[カンナ]
そう? なら良かった。▼
あたし、キサラギが一人で過ごす場所に
お邪魔しちゃったかなって思ったから。▼
[キサラギ]
そんなことないよ。カンナといると楽しいし…
むしろ大歓迎だよ!▼
[カンナ]
わーい!▼
じゃあ今日からこの隠れ家は、
二人の秘密基地ってことでいい?▼
[キサラギ]
いいね、それ!
うん、もちろんだよ!▼
[カンナ]
ありがとう!
キサラギ!▼

支援S

[キサラギ]
カンナ。▼
[カンナ]
キサラギ、こんにちは!
今日もあの秘密基地に行くの?▼
[キサラギ]
いや、今日は行かないよ。▼
[カンナ]
そうなんだ~残念。▼
[キサラギ]
というか…もう秘密基地は使わないように
しようかなって思ってるんだ。▼
[カンナ]
ええっ? どうして!?
あたし、あそこすっごく好きだったのに!▼
もしかして…あたしに見つかっちゃったの、
やっぱり嫌だった?▼
[キサラギ]
あ、ううん、そういう意味じゃないんだ。▼
元々あそこを使った理由は、王族として
扱われることから逃げるためだったからね…▼
でもこの前カンナに笑顔をもらって、
心が動いたんだ…!▼
王族として扱われることだけじゃなくて、▼
あらゆるものから逃げずにまっすぐに
立ち向かっていきたいって…!▼
[カンナ]
キサラギ…▼
[キサラギ]
それで…僕に勇気をくれたカンナに…
一つ言いたかったことがあるんだ。▼
[カンナ]
なになに? 言ってみて。▼
[キサラギ]
将来、僕と…▼
けっ…結婚してくれないかな?▼
[カンナ]
…………▼
…ん?▼
ええっ!? け、結婚!?▼
それってつまり…あたしがキサラギの
お嫁さんになるってこと!?▼
[キサラギ]
う、うん…▼
[カンナ]
そっか。じゃあいいよ!▼
[キサラギ]
えっ?
そ、即答だね…?▼
[カンナ]
だってあたし…キサラギのことが好きで
一緒にいたかったから…▼
探したり追いかけたりしてたんだもん。
迷う理由なんて何もないよ!▼
[キサラギ]
そ、そうだったんだね。
カンナ、ありがとう!▼
[カンナ]
でも秘密基地に行かなくなっちゃうのは、
ちょっともったいないかもね。▼
狩りのときだけでもいいから、
これまでどおり使おうよ!▼
ちょっと早いけど…二人だけのおうちって、
なんかドキドキしない?▼
[キサラギ]
あはは、そうだね!▼
…じゃあカンナ。
これからもよろしくね。▼
[カンナ]
うん、こちらこそ!▼

グレイ

支援C

[カンナ]
かくれんぼしよ!!▼
[グレイ]
お、おいおい…カンナ。唐突だな。
きちんと順序立てて話してくれ。▼
[カンナ]
うん!
あたしはグレイとかくれぼがしたいのです!▼(※原文ママ)
[グレイ]
いや、敬語で言っても何も変わらないぞ。
なんで俺とかくれんぼをしたいんだ?▼
[カンナ]
かくれんぼは楽しいからだよ!▼
[グレイ]
じゃあどうして俺を相手に選んだんだ?▼
[カンナ]
だってグレイは密偵ってお仕事を
してるんでしょ?▼
[グレイ]
あ、ああ…そうだが。▼
[カンナ]
密偵をしてる人は隠れるのが
とっても得意だって聞いたよ?▼
[グレイ]
ま、まぁ間違っちゃいないが…▼
[カンナ]
あたしね、かくれんぼがすごく上手なの。▼
まだ身体も大きくないし、
色んな所に隠れられるの。▼
だから密偵のグレイと隠れ王の座をかけて
競い合いたくなったの!▼
[グレイ]
か、隠れ王って…▼
…………▼
ふん、まぁいいか。面白そうだ。▼
俺も密偵を名乗っている以上、隠れることに
かけては負けるわけにはいかん。▼
ふっ…その勝負、受けてたとう、カンナ!▼
[カンナ]
わーい!
ありがとう、グレイ!▼
[グレイ]
よし、そうと決まれば早速勝負だ!
最初はどっちが隠れる?▼
[カンナ]
うーん、そうだね…
じゃあ最初はグレイが隠れる番ね!▼
あたしが百を数えてから探しに行くから!▼
[グレイ]
よし、じゃあ早速かくれんぼ開始だ!▼
[カンナ]
いーち、にー、さーん……!▼

支援B

[グレイ]
はぁ…はぁ…
なんてことだ…▼
あの日隠れているのをあっという間に
カンナに見つけられてしまったのに…▼
今日のかくれんぼも
全くカンナを見つけられない…!▼
おい、カンナ…! 負けを認めるから…
そろそろ姿を現してくれ!▼
[カンナ]
あははは~!!
あたしの勝ち~!!!▼
[グレイ]
おわっ!?
土の中から出てきたのか!?▼
お前…なんてところに隠れてたんだ!?▼
[カンナ]
えへへへ~!
すごいでしょ~!▼
[グレイ]
ああ、間違いなくすごいが…
よくこんなにデカい穴を作れたな?▼
掘るの大変だっただろ。▼
[カンナ]
ううん、全然!
だって竜に変身して作ったから!▼
竜の爪を使ってザクザクってね。▼
[グレイ]
なに…!?
それは卑怯じゃないのか?▼
[カンナ]
なんでなんで? 竜に変身するのって
かくれんぼだと禁止なの?▼
[グレイ]
ええと…
いや…そうだな。▼
確かに変身して
特別ずるいことをしたわけじゃないし…▼
この場合は許容範囲内と言えるのか。▼
!!
ということは俺の二連敗か…!▼
また負けちまった…▼
[カンナ]
あはは、あたしの連続勝利だね~!▼
[グレイ]
カンナ…もう一度勝負だ。
今度は俺が隠れる番だぞ。▼
今度こそ隠れ切ってやるから、
覚悟しておけよ…!▼
[カンナ]
うん、わかったよ!
楽しみにしてるね!▼

支援A

[カンナ]
はぁ…はぁ…▼
グレイ…
なかなか見つからないな…▼
隠れられそうな場所は全部探したのに…
なんで見つけられないのかな…?▼
ううっ…グ、グレイ〜!
もう降参だよぉ〜!▼
あたしの負けだから出てきて〜!▼
[グレイ]
…………▼
ふふふっ、実は俺はここにいたんだ。▼
[カンナ]
えっ!?
わわっ!!?▼
えっ? 木!?
グレイ、木に変身してたの!?▼
[グレイ]
ははは、正確には木によく似た柄の
大きな布きれをすっぽり被っていたんだ。▼
[カンナ]
そ、そうだったんだ…!▼
すごいねぇ、
そっくりで全然気づかなかったよ!▼
[グレイ]
これは我ら忍びに伝わる小道具の一つ
だからな。柄も質感も本物そっくりなんだ。▼
これを使えばいとも簡単に
森の中に溶け込むことができる…!▼
[カンナ]
へぇー!! すごいね、グレイ!
さすがは隠れるのが得意な密偵だね!▼
天才忍者の血を引いてるっていうのは、
本当だったんだ!▼
うーん、かっこいいな〜!!▼
[グレイ]
ははっ…そうか。▼
俺もようやく密偵としての実力を
お前に見せられて良かったぜ。▼
だがまだ戦績は一勝二敗…!
このままでは俺が負け越してしまう…▼
忍びの名に傷を残さないためにも…
もう一戦してもらうぞ!▼
[カンナ]
うん!▼
[グレイ]
次も必ず勝つ…覚悟するんだな!▼
[カンナ]
あたしだって負けないよ!
それじゃあ隠れるね!▼
[グレイ]
いーち、にー、さーん…▼

支援S

[カンナ]
グレイ!▼
[グレイ]
おわっ。
カンナ、突然抱きついてくるんじゃない。▼
ビックリするだろう。▼
[カンナ]
ごめんね! でもグレイの後ろ姿を見かけて、
いてもたってもいられなくなっちゃったの!▼
[グレイ]
ははは、そうか。それで…どうしたんだ?
またかくれんぼでもするのか?▼
最近は戦績もかなり拮抗してるからな。
そろそろ決着をつけるか?▼
[カンナ]
ううん…今日は違うよ。▼
今日はグレイにありがとうって
言いたかったの。▼
[グレイ]
えっ? どうして?▼
[カンナ]
いつもあたしと遊んでくれて
ありがとうって。▼
[グレイ]
なんだ、そんなことか。今更気にするな。
俺もそこそこ楽しめてるしな。▼
[カンナ]
あとね…グレイに大好きだって
言いたかったの。▼
[グレイ]
はあ!?▼
[カンナ]
いつも遊んでくれるグレイはあたしにとって、
お兄ちゃんみたいな存在だけど…▼
最近その好きって気持ちが
もっともっと膨らんでいくのがわかるの…▼
[グレイ]
カンナ…▼
[カンナ]
これって、あたしがグレイの
お嫁さんになりたいって気持ちだよね。▼
[グレイ]
そうか、お前はそんなにも
俺のことを想っていてくれていたんだな。▼
…………▼
よし、じゃあ恋人になるか?▼
[カンナ]
えっ? いいの?▼
[グレイ]
まさかお前から告白されるなんて
正直意外だったが、▼
俺の方もお前を好きなのは事実だしな。▼
いずれは俺から好きだって、
言おうかと思っていたところだ。▼
[カンナ]
グレイ…!!▼
[グレイ]
よし、じゃあこれで俺たちは恋人同士だ。
これからよろしくな、カンナ。▼
[カンナ]
う、うん! 嬉しい、グレイ!
ありがとう!▼
[グレイ]
ああ。▼

キヌ

支援C

[カンナ]
わぁ!
急に雨が降ってきちゃった!▼
あそこの武器庫で雨宿りしよっと!▼
[キヌ]
あれ? カンナも雨宿り?▼
[カンナ]
あ、キヌだ!▼
うん。急に降ってきたから
びっくりしちゃったよ。▼
キヌは濡れなかった?▼
[キヌ]
すぐにここへ駆け込んだから、
平気だったよ。▼
でも耳に雨粒が入っちゃった。▼
[カンナ]
キヌはお耳が大きいから
そうなっちゃうんだね。▼
[キヌ]
うん。パタパタさせて乾かしてるんだけど
なかなかすっきりしないの。▼
気持ち悪いよー!▼
[カンナ]
うーん、雨が降る度に
いつも気持ち悪い思いするのはイヤだよね。▼
何か良い方法はないかな…▼
…あっ、そうだ!▼
[キヌ]
何か思いついたの?▼
[カンナ]
うん。今度からはお耳が隠れるように
頭に何か被ればいいんじゃないかな?▼
例えば帽子とか。▼
[キヌ]
えー、帽子はイヤだな。
遊んでたらすぐに落ちちゃうもん。▼
[カンナ]
じゃあ頭巾とかかな?▼
紐付きのにして首のところでくくったら
走り回っても落ちないよ。▼
[キヌ]
わぁ! それならいいかも!▼
でもせっかくだから
かわいいやつがいいなぁ!▼
[カンナ]
だったら今度、
町に買い物に行けばいいと思うよ。▼
あたしこの間、かわいい布を
たくさん売ってるお店を見かけたんだ。▼
[キヌ]
それじゃあカンナも一緒に行こうよ!
そのお店を案内してほしいな!▼
[カンナ]
うん、いいよ!▼
…えへへ、キヌとお買い物なんて
めったにないから楽しみだな。▼
[キヌ]
うん。アタシも!
時間ができたらすぐに行こうね!▼
[カンナ]
うん!▼

支援B

[カンナ]
町にとうちゃーく!
うわぁ、たくさんお店があるね。▼
[キヌ]
すごーい!
アタシ、にぎやかなの大好き!▼
ここに可愛い布を売ってるお店があるの?▼
[カンナ]
そうだよー!
あのおもちゃ屋さんを曲がったらすぐなんだ!▼
[キヌ]
わあ、楽しみ!
早く買いに行こうよ!▼
[カンナ]
うん!▼
あっ…キヌ、ちょっと待って!▼
[キヌ]
どうしたの?▼
[カンナ]
あのおもちゃ屋さん…
可愛いお人形さんが!▼
[キヌ]
えっ? どれどれ?▼
あの赤い服着てるお人形?
確かに可愛いね!▼
[カンナ]
いいなぁー、ほしいなぁー…▼
[キヌ]
あっ!
あっち見てよカンナ!▼
向かいのお店で
美味しそうなお団子売ってるよ!▼
[カンナ]
ホントだ!
すごく美味しそうな匂いがするね〜!▼
[キヌ]
…………▼
[カンナ]
…………▼
[キヌ]
ねえ…カンナ。▼
布を買う前にちょっとだけ
腹ごしらえしない?▼
[カンナ]
あたしも先に
おもちゃ屋さん行きたいな…▼
[キヌ]
よし、じゃあ決定ね!▼
アタシはお団子屋さんに行くから
カンナはおもちゃ屋さんに行ってきて。▼
他にほしい人が現れてお人形を
先に買われちゃったら悲しいでしょ?▼
[カンナ]
お団子屋さんもすごい並んでるから、
売りきれちゃうとまずいもんね!▼
それじゃあちょっと
おもちゃ屋さんに行ってくるね!▼
[キヌ]
うん。アタシもお団子行ってくるー!▼

(暗転)

[キヌ]
ど、どうしよう。カンナ…▼
アタシお団子とお菓子ばっかり買って
お金を使い切っちゃった!▼
[カンナ]
ううっ…▼
実はあたしもお人形買ったり
お父さんへのお土産買ったりしたから、▼
キヌに貸せるお金残ってないよ…▼
[キヌ]
ううっ…もうちょっと考えて
買い物すれば良かったなぁ…▼
[カンナ]
ごめんね、キヌ。あたしも気づけなくて。
少しくらい残しておけば良かったね…▼
[キヌ]
ううん。
カンナの物を買いに来たわけじゃないし、▼
悪いのはアタシだよ。
カンナは気にしないで。▼
[カンナ]
じゃあもう帰ろっか。▼
また一緒に来ればいいからね。
だから…うん、落ち込まないで、キヌ!▼
[キヌ]
う、うん、また来ようね…▼

支援A

[キヌ]
カンナ! 見て見てー!▼
[カンナ]
キヌ? すごく嬉しそうだね。
どうしたの?▼
[キヌ]
うふふふふ! 実はね、この間言ってた
頭巾用の布のことなんだけど▼
父さんに話したらこれをもらえたの!▼
[カンナ]
わぁ!
これってニシキの襟巻き?▼
[キヌ]
うん! 父さんの予備をくれたんだ。▼
『ボクの可愛い娘の耳に
 水が入るなんてとんでもない!』▼
『この美しく肌触りの良い襟巻きを
 使ったらいいよ』って言ってくれたの。▼
これで雨の日は、耳に雨粒は入らないし
父さんとおそろいになるんだ!▼
[カンナ]
あはは、それはとても素敵ね!
きっとキヌに似合うよ。▼
[キヌ]
ふふふっ…ありがとう!▼
これまで雨は好きじゃなかったけど、
今は早く降らないかなって思ってるくらい!▼
[カンナ]
これでいつ雨が降っても安心だね!
良かったね、キヌ!▼
[キヌ]
うん!▼
あっ…でもカンナ。
お買い物にはまた付き合ってほしいな。▼
[カンナ]
まだ他に買うものがあったの?▼
[キヌ]
ううん。そうじゃなくて…▼
カンナと町でお買い物するのは楽しかったから
また行きたいなって思ったの。▼
[カンナ]
えへへ、それならあたしも大歓迎だよ!▼
キヌと一緒に買い物できて
すごくあたしも楽しかったもん!▼
[キヌ]
えへへ、それじゃあ約束ね!▼
[カンナ]
うん!▼

ヒサメ

支援C

[ヒサメ]
やぁっ! はぁっ!▼
[カンナ]
あ、ヒサメ!
今はお稽古中?▼
[ヒサメ]
ああ、カンナ。
どうしたんですか?▼
[カンナ]
ええとね…ヒサメって刀が得意なんだよね?
今も刀のお稽古してるし。▼
[ヒサメ]
ええ、まあそうですね。▼
[カンナ]
それじゃ、
あたしと一緒にチャンバラしよー!▼
[ヒサメ]
ええっ!? それはまた突然ですね。
ですが、私は稽古中で…▼
[カンナ]
えー! ちょっとだけでいいからお願い!
ヒサメが勝ったらもう邪魔しないから!▼
[ヒサメ]
…わかりました。
では一回だけですよ。▼
[カンナ]
わーい! ありがとう、ヒサメ!▼
それじゃあ……んんー…!▼
[ヒサメ]
ちょ、ちょっと待ってください!▼
[カンナ]
ん? なあに?▼
[ヒサメ]
カンナ…もしかして今、
竜化しようとしていますか?▼
[カンナ]
うん! 竜と剣士の一騎打ち!
とっても面白そうなチャンバラでしょ?▼
[ヒサメ]
ええっ!? それはチャンバラとは
言いませんよ!▼
[カンナ]
そんなことないよ!▼
だって、この間読んだ絵本に
竜と剣士の闘いが載ってたんだもん。▼
その話では竜が負けちゃったから
『おめいへんじょう』で竜の方が強いって、▼
あたしが証明してあげるの!▼
[ヒサメ]
だからといって竜化されては、
ただの闘いになってしまいます!▼
[カンナ]
大丈夫だよ!
ふんじゃったりしないから!▼
[ヒサメ]
いや、気にしているのは
そこだけではなくてですね…▼
と、とにかくお断りします。▼
(ヒサメ退場)
[カンナ]
あ、待ってよヒサメー!▼

支援B

[カンナ]
ヒサメー!
あたしとチャンバラしよー!▼
[ヒサメ]
カンナ…! それは以前にも
お断りしたはずです。▼
カンナの言うチャンバラは、竜化したあなたと
私との壮絶な闘いのことでしょう?▼
先日も言ったように、竜化したカンナと
闘うのはあまりにも危険です。▼
[カンナ]
えー、でも絵本で見た剣士は
ちゃんと竜に勝ってたよ?▼
他のお話でも竜が勝つことなんて
ほとんどないし、▼
だから全然不利じゃないもん!▼
[ヒサメ]
いいですか、カンナ。それはきっと、
剣士が命がけで闘っていたからです。▼
[カンナ]
命がけ…?▼
[ヒサメ]
何が何でも竜を倒したいと願い、
様々な策を講じて初めて勝てたのだと思います。▼
[カンナ]
うーん…つまりどういうこと?▼
[ヒサメ]
つまり、絶対倒したいという想いの強さが
剣士を勝たせたということです。▼
私はカンナを本気で倒そうだなんて思えません。
だから闘えないと言っているんですよ。▼
[カンナ]
ふーん、そっか。
ヒサメは優しいんだね。▼
[ヒサメ]
えっ?▼
[カンナ]
だってそれって…ヒサメがあたしのこと、
気遣ってくれたってことだよね?▼
あたし、とっても嬉しいよ。▼
[ヒサメ]
えっ? そ、そんなことを言われると
照れるんですが…▼
[カンナ]
でも…あたしはやっぱり
チャンバラしたいの!▼
[ヒサメ]
…………▼
[カンナ]
ねぇヒサメ! 本気じゃなくてもいいから
チャンバラしようよー!▼
[ヒサメ]
…ですが、竜化したカンナ相手だと
その剣士のように本気で挑まないと、▼
私が潰されてしまうんですよ?▼
[カンナ]
あれ、そうだっけ?
じゃあ本気で来て!▼
[ヒサメ]
だからそれもダメですってば!
さっきから話がグルグル回ってます!▼
[カンナ]
ええー!?▼

支援A

[カンナ]
ヒサメー!
あたしとチャンバラ…▼
[ヒサメ]
しません。
竜化したカンナと闘うなんてできません。▼
[カンナ]
むー…じゃあ、あたしはどうしたらいいの?
ヒサメと一緒じゃなきゃイヤなのに…▼
[ヒサメ]
カンナ…どうしてそんなに、
私と闘うことにこだわるんですか?▼
[カンナ]
あれ、言ってなかったっけ?▼
[ヒサメ]
はい。絵本を読んだからという話は
聞きましたが、▼
竜と剣士の闘いを再現したいのであれば、
何も私にこだわる必要はないでしょう。▼
他の方なら相手をしてくれるかもしれないのに、
どうして私なのですか?▼
[カンナ]
ええと…それはね、ヒサメがその剣士に
とっても似てたからだよ!▼
[ヒサメ]
えっ? 剣士と私が?▼
[カンナ]
うん! この間、戦場で闘ってて思ったんだ。
ヒサメが闘ってる姿がすごくかっこいいって!▼
[ヒサメ]
かっこいい…?▼
[カンナ]
それでその後、絵本の剣士の姿が
ヒサメにそっくりだなぁって思って…▼
ヒサメとチャンバラができたら、
とっても楽しそうだなぁって。▼
だから、あたしはヒサメじゃなきゃ嫌なんだ。▼
[ヒサメ]
なるほど…まさかかっこいいと言われるなんて
夢にも思いませんでした。▼
仕方ありませんね…▼
それではカンナ、少しだけ
私とチャンバラをしましょうか。▼
[カンナ]
いいの!?▼
[ヒサメ]
はい。
ただし、竜化はせずに刀同士です。▼
[カンナ]
ええー、どうして?▼
[ヒサメ]
刀を握る姿を褒めてくれたカンナとは
ちゃんと刀同士で勝負がしたいんです。▼
それに、共に刀を構える方が
カンナもその剣士に近づけると思いますよ?▼
[カンナ]
そっか…▼
刀を使ってたら、あたしもあの剣士みたいに
なれるかもしれないもんね。▼
[ヒサメ]
はい。それから、怪我をしないように
真剣ではなく訓練用の刀でやりましょう。▼
[カンナ]
うん! それでもいいよ。
早く始めようー!▼
[ヒサメ]
ふふっ、割とあっさり了承をもらえました。
これならもっと早く聞いておけば良かったです。▼
[カンナ]
えへへ、きっとあたし、
ヒサメと一緒に遊びたかったんだよ。▼
だから竜になれなくても嬉しいの!▼
[ヒサメ]
あはは、そういうことだったんですか。
それでは…いきますよ!▼
[カンナ]
うん! ありがとう、ヒサメ!▼

支援S

[カンナ]
ねえ、ヒサメ!
この間は遊んでくれてありがとう!▼
[ヒサメ]
ああ、カンナ。
喜んでいただけて良かったです。▼
[カンナ]
それでね、ずっと話してた絵本を見せたくて、
持ってきたんだよ。▼
[ヒサメ]
ああ、竜と剣士が闘う例の絵本ですか。
どれどれ…▼
[カンナ]
ほらここ!
この剣士、かっこいいでしょ?▼
[ヒサメ]
そうですね。私に似ていると言っていましたが、
恐縮してしまうくらいかっこいいです。▼
[カンナ]
ヒサメもかっこいいから大丈夫だよ!▼
…でもね、あたしは竜にもなれるから、
竜が勝つお話しも読みたいなぁって思うの。▼
[ヒサメ]
剣士と竜ですか…▼
…あ。ですが、カンナ。この絵本にはもっと
あなたに合う人物がいますよ。▼
[カンナ]
えっ? どれ?▼
[ヒサメ]
ほら、剣士に助けられるお姫様がいます。▼
カンナはお姫様ですから、
こちらの方が似合うのでは?▼
[カンナ]
あ、ほんとだ!▼
ヒサメと一緒に遊ぶことばっかり
考えてたから、気づかなかったよ。▼
[ヒサメ]
あはは…そうですか。▼
[カンナ]
あ。でも、お姫様だったら剣士と一緒に
いつまでも幸せに暮らせるんだよね?▼
[ヒサメ]
そうですね。この話では…
竜を倒した剣士が姫と結ばれていますから。▼
[カンナ]
だったらあたし、お姫様になって
ずっとヒサメと一緒にいたいな!▼
[ヒサメ]
ええっ!?▼
[カンナ]
だって、
ヒサメと一緒にいると楽しいし!▼
それに、あたしにはわからないことも
丁寧に説明してくれるし、優しいし…▼
あたし、ヒサメのこと大好きなんだ!▼
[ヒサメ]
そ、そうですか…▼
ですが、そんなに直球で言われると
なんだか照れくさいと言いますか…▼
[カンナ]
ヒサメ…
あたしと一緒にいるの嫌?▼
[ヒサメ]
そ、そんなことはありません。▼
…カンナが望むなら
私もその願いを叶えてあげたいです。▼
私もカンナの笑顔が大好きで、
毎日見たいと思っていますから…▼
[カンナ]
わぁーい、やったぁ!▼
それじゃ、あたしの家族とヒサメ、
みーんなで一緒に暮らそうね!▼
[ヒサメ]
家族みんな…?▼
[カンナ]
だってあたし、
家族のことが大好きなんだもん!▼
その中でもお父さんのことが特に、
だいだい、だーい好き!▼
[ヒサメ]
…恋人同士になれたと思った瞬間に
一番の強敵が、▼
カムイさんだと
判明するなんて…▼
[カンナ]
ん? なにか言った?▼
[ヒサメ]
いいえ…
ですが、私も負けません。▼
いつかカムイさんを追い抜かして、
私がカンナの一番になってみせます!▼
[カンナ]
あらら…
ヒサメがなんだかやる気まんまん…?▼
[ヒサメ]
はい、私はがんばりますよ!▼
[カンナ]
…よくわかんないけど、
ヒサメががんばるなら応援するよ!▼
ふれーふれー、ヒサメー!▼
[ヒサメ]
ありがとうございます、カンナ!▼

ミタマ

支援C

[カンナ]
るんるん♪
今日は何して遊ぼっかな~。▼
あっ、ミタマだ! 何してるの?▼
[ミタマ]
あら、カンナ。▼
わたくしはいつも通り、
歌を詠んでいるところですわ。▼
昼下がり まったり過ごし 上機嫌…▼
[カンナ]
ミタマって本当に歌が好きなんだね。▼
…わぁ!
それすごい!▼
[ミタマ]
えっ? この短冊がですか?
別に何の変哲もないものですが…▼
[カンナ]
すごいのは短冊じゃなくて
ミタマの字だよ!▼
ミタマってキレイな字を書くんだね。▼
[ミタマ]
ああ、こんなの大したことでは
ありませんわ。▼
美しい文字を書けるように日々努力することも
歌人として当然の嗜みですもの。▼
[カンナ]
そうなんだ~。
あたしはお習字苦手なんだ。▼
筆で書くと、字がふにゃふにゃに
なっちゃうんだもん。▼
[ミタマ]
あら、わたくしは逆に
幼い頃から既に得意でしたわ。▼
短冊に 綴る文字たち 自信あり…▼
[カンナ]
羨ましいな~!▼
あ、そうだ! それならミタマ、
あたしにお習字を教えてくれない?▼
[ミタマ]
…………▼
教師役 とても面倒 無理ですわ…▼
人にものを教えるのは
御免こうむりたいのです…▼
それに美しい文字を書くのは、
一朝一夕で身につくものではありませんし。▼
おそらくは カンナはすぐに 飽きますわ…▼
[カンナ]
ええー? そんなことないよ!
がんばって練習するから教えて!▼
お願いお願いー!▼
[ミタマ]
…………▼
これは了承しなければ
引いてくれない雰囲気ですわね…▼
しょうがありませんわ。
では、お教えいたしましょう。▼
[カンナ]
わーい、ありがとう!▼

支援B

[カンナ]
んしょ…えーと…▼
この真っ直ぐな線はこうして書いて…▼
[ミタマ]
カンナ、もっと筆を立てませんと
綺麗な線は書けませんわ。▼
[カンナ]
えっ?う、うん…
じゃあ今度はこうして…うーん…▼
[ミタマ]
カンナ、筆の動きと一緒に
身体まで曲がっていますわ。▼
正しい姿勢で書いてくださいな。▼
[カンナ]
…………▼
わーん!お習字難しいー!
もうイヤだよー!▼
[ミタマ]
そうは言いますが、わたくしに教えてほしいと
言ってきたのはカンナでしょう?▼
もっと根性を見せてください。▼
[カンナ]
でも…さっきから真っ直ぐな線とか
丸とかしか書いてないよ?▼
いつになったら文字を
書かせてもらえるの?▼
[ミタマ]
まずは基本を身につけなければ
美しい文字など書けませんわ。▼
極めるは 遠く険しい 文字の道…▼
[カンナ]
うう〜…わかったよ。
じゃあせめて、ちょっとだけ気分転換ね!▼
[ミタマ]
はっ?▼
[カンナ]
あたし、実は筆で書くなら文字より
お絵かきの方が得意なんだ!▼
お父さんの似顔絵なら
あっという間に書いちゃうもんね!▼
スラスラ〜!▼
[ミタマ]
はぁ…やはりわたくしの予想は
当たってしまいましたわね。▼
わたくしが言うのもなんですが…
カンナ…▼
真面目に練習致しましょう。▼
[カンナ]
でもでも、ミタマだって
いつもは寝てばっかりなのにー!▼
[ミタマ]
ふふふ…そうですわ。▼
ぐうたらしてばかりのわたくしが、
こんなに熱心なことなんて滅多にありません。▼
ですからカンナはもう少し、
この珍しいわたくしの言葉に、▼
真面目に
耳を傾けるべきだと思いますわ。▼
[カンナ]
あっ、確かに…!▼
ミタマがこんなに熱弁を
奮っているのって…初めてかも!▼
[ミタマ]
ふふふ、そうでしょう?▼
[カンナ]
うん…わかった。ミタマがせっかく教えて
くれてるんだからあたしもがんばらないとね!▼
[ミタマ]
ええ、わかればよろしいのですわ。▼
必ずや 書き続ければ 上手くなる…▼
さぁ、カンナ。
書いて書いて書き続けるのですわ!▼
[カンナ]
うん!わかったよ、ミタマ!▼

支援A

[カンナ]
ねえ、見て見てミタマ!▼
[ミタマ]
カンナ? とても嬉しそうですが…
どうされたのですか?▼
にこにこと 輝く笑顔 何ゆえか…▼
[カンナ]
あのね、あれからあたし、
一人でもお習字の練習をしたの!▼
それでちょっとは上手くなったと思って、
ミタマに見せに来たんだ。▼
ほら、これ!▼
[ミタマ]
こっ、これは…確かに上達していますわ!▼
素晴らしい 侮り難き 努力かな…▼
カンナ、あなたすごいですわ…▼
[カンナ]
えへへ、ミタマに褒められて嬉しいな!▼
でも、ミタマのキレイな字に比べると
まだまだだよね。▼
[ミタマ]
これからも精進すれば
きっとまだまだ上達いたしますわ。▼
…ん? そういえばカンナは
自分の名前は一際上手に書けていますわね。▼
[カンナ]
あっ、それはね。一番よく書くかなって
思って、たくさん練習したんだよ。▼
[ミタマ]
それは良い心掛けですわ。▼
自分の名前は人生において
最も筆記する機会が多いと言われています。▼
[カンナ]
あ、あとね。
ミタマの名前もいっぱい練習したの。▼
ほら、上手に書けてるでしょ?▼
[ミタマ]
…まあ、本当ですわ!▼
ですが、どうしてわたくしの名前まで
そんなに熱心に練習したんですの?▼
[カンナ]
せっかく習字を習ったんだから、
次は実践で成果を見せたいなって思ったの。▼
そう考えたらミタマにお手紙出すのが
一番いいかなって思って…▼
その手紙でミタマの名前も
キレイに書けたら素敵でしょ?▼
[ミタマ]
…ふふっ、そうですね。▼
確かに手習いの文字だけよりも手紙の方が
より実践的と言えるでしょう。▼
[カンナ]
えへへ、そうでしょ?▼
[ミタマ]
文通で 思い通わす 絆かな…▼
なるほど、悪くありませんわね。▼
[カンナ]
えへへ、それじゃあ今度は
ミタマにお手紙書いてくるね!▼
[ミタマ]
ええ、カンナと文通ができることを
楽しみにしていますわ。▼

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Last-modified: 2020-09-01 (火) 18:00:10
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