会話集/章別会話
EP.2 竪琴の節 追懐の風景†
オープニング†
ナレーション†
この節に生まれ、あるいは亡くなった聖人にちなみ、
フォドラの人々は彼らが好んだとされる音楽を奏でる。
竪琴や笛、歌で、思い思いに興じられるその響きたちは、
タルティーンやグロンダーズの広大な野に
種撒く者の間を舞い踊る。
予定内容†
《盗賊団の討伐》
前節に生徒を襲った盗賊団を、セイ
ロス騎士団が追撃している。その任
務の一端に、この学級も参加する。
《赤き谷の討伐戦》
模擬戦を終えたばかりの生徒たちに初めての
課題が言い渡される。その課題とはセイロス
騎士団と共に盗賊を討伐すること。赤き谷と
呼ばれる地で、生徒たちは初の実戦に挑む。
逃亡中の盗賊団†
(執務室 朝)
- [セテス]
- さて、すでに話があったとおり、
今節の課題は盗賊の討伐だ。▼
机上で戦いを学ぶ生徒諸君にとって、
実戦を知る貴重な機会となるだろう。▼
無論、討伐は騎士団支援の下で行う。
戦況は彼らが整えておいてくれるはずだ。▼
とはいえ、これは模擬戦ではない。
相応の危険が伴うものと覚悟してくれ。▼
騎士団からの連絡を待って出立する。
それまで、準備を怠らぬように。以上だ。▼
- [ディミトリ]
- 俺たちにとっては初めての実戦だ。
よろしく頼むよ、先生。▼
《選択》
- [ディミトリ]
- 模擬戦での先生の指揮は的確だった。
先生がいれば、討伐も上手くいくはずだ。▼
出発までは、しばらく時間がありそうだな。
今のうちに、やれることはやっておこう。▼
(暗転)
(騎士団長の部屋 昼)
- [ジェラルト]
- よう、修道院での生活は慣れたか?▼
《選択》
- [ジェラルト]
- ほう? 意外だな。▼
傭兵時代は、雇い主なんかとの交渉は
全部俺がやっていたし……▼
戦場以外じゃ、ほとんど人との接触は
避けちまってただろ?▼
突然、貴族のガキどもの中に放り込まれて、
教師をやるなんざ無茶だと思ってたが……▼
心配は要らなかったようだな。▼
- [ジェラルト]
- まあ仕方ねえか。▼
傭兵時代は、雇い主なんかとの交渉は
全部俺がやっていたし……▼
戦場以外じゃ、ほとんど人との接触は
避けちまってたからなあ。▼
突然、貴族のガキどもの中に放り込まれて、
教師をやるなんざ無茶だと思ってたが……▼
やはり心配したとおりだったようだな。▼
《共通》
- [ジェラルト]
- ……そういや聞いたぞ。
最初の課題、盗賊の討伐だってな。▼
お前にとっちゃ慣れたもんだろうが、
ガキどもにしてみりゃ初めての実戦だ。▼
教え子を死なせちゃ寝覚めが悪いだろ?
油断せず、上手く指揮してやれよ。▼
……俺も手伝ってやれればいいんだが、
レア様にいろいろと押しつけられてな。▼
あの人がお前に何をさせたいのかは、
俺のほうでも探っておく。▼
いいか?
慣れるのはいいが、気を許すんじゃねえぞ。▼
初めての実戦・青獅子の学級†
(玄関ホール 昼)
- [ディミトリ]
- 先生、今しがた騎士団から連絡が入った。
ちょうど全員を集め終えたところだ。▼
- [イングリット]
- 予定どおり、盗賊を追い込んだそうです。
場所は、赤き谷ザナド。▼
- [アッシュ]
- 悪事を働く盗賊を放っておくわけには
いきません。力を合わせて頑張りましょう!▼
- [ドゥドゥー]
- ……いかなる敵であろうと
殿下には指一本触れさせん。▼
- [フェリクス]
- 面倒だ……敵はただの盗賊だろう。
腕の立つ者がいるとも思えん。▼
- [シルヴァン]
- つれないこと言うなよ。俺は楽しみだぜ。
ほら、美人の女盗賊がいるかもしれない。▼
- [アネット]
- ……何にせよ、今の私たちが実戦でどれだけ
通用するか確認する、良い機会だよね。▼
- [メルセデス]
- そうね、模擬戦でも上手くいったのだし、
普段どおりやればきっと大丈夫よ。▼
(学級メンバー解散)
《選択》
- 「みんな楽しそうだ」/「上手くやれるだろうか……」を選択
- [ディミトリ]
- 少し浮かれすぎのような気もするが……
今回は騎士団の援護もある、大丈夫だろう。▼
……ああ、騎士団といえば。ジェラルト殿が
セイロス騎士団に復帰されたと聞いた。▼
近いうち、また先生とジェラルト殿が
並んで戦うところも見られるかもな。▼
《選択》
- 「面白いものではない」/「珍しいものではない」を選択
- [ディミトリ]
- そういうもの、なのか?
……先生にとっては、そうかもしれないな。▼
正直な話、先生が少し羨ましいんだ。
俺の両親は、もういないから。▼
《選択》
- [ディミトリ]
- 死んだよ、2人とも。
……俺だけが、生き残ってしまった。▼
……すまない、つまらない話をしたな。
そろそろ出発しよう、先生!▼
(ベレトが頷く)
戦闘マップ†
進撃準備前†
- [ソティス]
- 小童どもを引き連れての戦いか……小童が
目の前で苦しむのも寝覚めが悪いのう。▼
時を巻き戻す力、おぬしにも使わせてやる。
際限なく使えはせぬゆえ気をつけよ!▼
戦闘開始時†
- [ディミトリ]
- 赤き谷、か……立ち入るのは初めてだな。
何かの遺跡のようにも見えるが……▼
……何はともあれ、始めよう、先生。
すでに賊は奥へと追い込まれているはずだ。▼
- [コスタス]
- ……クソッ! 騎士団の奴らか?
こんなところまで追ってきやがって……!▼
- [盗賊]
- お頭、もう逃げましょうよお!
奴ら相手に勝てっこないですよお!▼
- [コスタス]
- ……馬鹿野郎、今更どこへ逃げるってんだ!
死ぬのが怖くて盗賊やってられるかよ!▼
1ターン目開始時†
- [ディミトリ]
- 情報によると、西側に裏道があるらしい。
西と正面、二手に分かれるのはどうだろう。▼
上手く進軍できれば、敵を挟撃して
戦闘を有利に運べると思うんだが……。▼
どう動くのかの判断は、先生に任せよう。
何にせよ、まずは橋を渡らなくてはな。▼
敵初撃破時†
ディミトリ†
- [ディミトリ]
- ……相手が盗賊だとはいえ、
何度やっても慣れないものだな。▼
ドゥドゥー†
- [ドゥドゥー]
- ……殿下はご無事だろうか。▼
フェリクス†
- [フェリクス]
- 斬り甲斐のない奴らだ。
どうした、もう終わりか!▼
アッシュ†
- [アッシュ]
- 躊躇したら、僕たちが殺されていた。
……これが、戦いなんですね。▼
シルヴァン†
- [シルヴァン]
- ま、仕方ないこった。
恨んでくれるなよ。▼
メルセデス†
- [メルセデス]
- せめて主の御許で、安らかに……。▼
アネット†
- [アネット]
- 良かった、何とかなった……。
あたしでも、戦える……!▼
イングリット†
- [イングリット]
- ここで気を抜くわけにはいきません。
次の敵に備えなければ……!▼
+
| | 黒鷲の学級
|
フェルディナント†
- [フェルディナント]
- ふっ……やはり盗賊風情、
名家たる私の敵ではないな!▼
カスパル†
- [カスパル]
- これが本物の戦い……!
意外と燃えるじゃねえか! 次、いくぜ!▼
リンハルト†
- [リンハルト]
- はあ……殺しちゃった……。
やだなあ、うわあ、血が流れてるよ……。▼
ベルナデッタ†
- [ベルナデッタ]
- もう帰らせてくださいいいいい!
盗んでいいですからあああ!▼
ドロテア†
- [ドロテア]
- こうやって、実戦を経験させるのも……
教団の指導の一環なのかしら……。▼
ペトラ†
- [ペトラ]
- 人、獣、変わりません。
鎮める、心……そして、討ちます。▼
|
+
| | 金鹿の学級
|
ローレンツ†
- [ローレンツ]
- 民の暮らしを守るのが貴族の責務……。
恨まないでくれたまえよ。▼
ラファエル†
- [ラファエル]
- 初めて本気で戦ったけどよお、
オデ、わりと強えんじゃねえか?▼
イグナーツ†
- [イグナーツ]
- ご、ごめんなさい……。
こうするしか……。▼
リシテア†
- [リシテア]
- 自分の力を試す貴重な機会……
あんたたちの死は、無駄にはしませんから。▼
マリアンヌ†
- [マリアンヌ]
- 主よ……赦したまえ……。
この者の魂を、救いたまえ……。▼
ヒルダ†
- [ヒルダ]
- 後ろで見てるだけのつもりだったのにー。
つい、倒しちゃったじゃない。▼
レオニー†
- [レオニー]
- よしっ、戦える……!
わたしの鍛え方、間違ってなかった!▼
|
vs 盗賊(宝の鍵を所持)†
- [盗賊]
- このお宝は俺たちが手に入れたもんだ!
騎士団の連中なんかに渡してたまるかよ!▼
西の裏道を自軍が通過した時†
- [コスタス]
- チッ、西からも攻めて来やがったか!
ガキの分際で、頭の回る……!▼
vs コスタス†
- [コスタス]
- 騎士団じゃなくガキをぶつけてくるたあ、
なめられたもんだな!▼
主人公 vs コスタス†
- [コスタス]
- てめえは、まさか……この間の傭兵か!
騎士団の連中と手を組んでやがったとはな!▼
ぶっ殺してやる……
生意気なガキどもと一緒になァ!▼
ディミトリ vs コスタス†
- [コスタス]
- 苦労も知らねえ貴族のガキがッ!
今度こそおとなしく死にやがれ!▼
- [ディミトリ]
- 生憎と、そういうわけにはいかない。
……己の所業を悔いることだな。▼
コスタス撃破†
- [コスタス]
- あんな奴の……口車に乗ったのが……
間違いだった……がはっ……▼
戦闘勝利後†
- [ディミトリ]
- 賊の討伐は完了した。
後のことは、騎士団の指示に従おう。▼
お疲れ様、先生。
……良い指示だった。▼
クリア後†
赤き谷の記憶†
- [ベレト]
- ………………。▼
《選択》
- もっと穏やかな場所だったような……
- いつの間に「赤き谷」と呼ばれるように……
- 「もっと穏やかな場所だったような……」を選択
(ソティスの好感度アップ)
- 「いつの間に「赤き谷」と呼ばれるように……」を選択
(ソティスの好感度アップ)
- [ベレト]
- ………………。▼
………………?▼
- [ソティス]
- うーむ……。
この地に懐かしさを覚えるのは何故かのう。▼
(ベレトが驚く)
- [ソティス]
- 肝の小さい奴じゃのう。わしが話しかける
度に驚いておるではないか。▼
《選択》
- 「ごめん」/
「驚いた」を選択(ソティスの好感度アップ)
- [ソティス]
- まったく……戦いが終わったからといって、
気を抜き過ぎではないか?▼
- [ソティス]
- ほほう。わしを謀ろうというのか?
隠し事ができると思うておるのが悲しいわ。▼
《共通》
- [ソティス]
- まあ良い。
今はそれよりもこの谷じゃ。▼
わしの知る限り、おぬしがここを
訪れたことはないがのう……。▼
《選択》
- [ソティス]
- おかしなこともあるものじゃのう。
もしや、わしの記憶がおぬしに……?▼
- [ソティス]
- この谷にか? 一度来たら
忘れられそうにない場所じゃが。▼
《共通》
- [ソティス]
- ……やはり、わからぬな。
名前以外のことは、さっぱり思い出せぬ。▼
ただ、懐かしさの中に多くの感情が蘇る。
喜び、悲しみ、苦しみ、慈しみ……。▼
もし、わしがここにいたというのなら、
わしは何をしておったのじゃろうな……。▼
(ディミトリが現れる)
- [ディミトリ]
- 先生? そろそろ大修道院に戻るぞ。
こちらはみんな揃ってる。▼
(ベレトが頷く)
- [ソティス]
- ……行かねばならぬな。
ま、いずれ思い出すこともあろう。▼
さて、おぬしには感謝せねばなるまい。
谷に入った盗人を討ち果たしたのじゃ。▼
《選択》
- [ソティス]
- 知らぬわ。
ただそうせねばならぬ気がしただけじゃ。▼
それはともかく……▼
おぬし、そろそろわしが話すのに慣れよ!
その度に驚いて転ばれても困るわ。▼
(ベレトが首を横に振る)
- [ソティス]
- なに、転んでおらぬと?
ふはは、そのようなことわかっておる!▼
初任務を終えて・青獅子の学級†
(玄関ホール 夕方)
- [ディミトリ]
- ようやく到着だな。
先生、レア様への報告は任せたぞ。▼
(ベレトが頷く)
- [ディミトリ]
- ………………。
あれは……エーデルガルト、か。▼
(エーデルガルトとマヌエラが現れる)
- [ディミトリ]
- 黒鷲の学級はこれから課題か?
実戦は何が起こるかわからない。▼
万が一ということもある。
気をつけろよ、エーデルガルト。▼
- [エーデルガルト]
- 言われるまでもないわ。なぜ貴方にそこまで
心配されなくてはならないのかしら。▼
もしかして、私を見くびっているの?
だとしたら、がっかりね。▼
- [ディミトリ]
- ……そういうわけじゃない。
気を悪くしたなら謝ろう。▼
- [エーデルガルト]
- ……まあ、いいわ。
先生、皆も待っています。行きましょう。▼
(エーデルガルトが立ち去る)
- [マヌエラ]
- あら……それじゃ、あたくしも行くわね。
心配しなくて大丈夫よ、ディミトリ。▼
(マヌエラも後を追う)
- [ディミトリ]
- ………………。▼
《選択》
- [ディミトリ]
- はは、まさか。
先生も、冗談を言うことがあるんだな。▼
《共通》
- [ディミトリ]
- 事情はそのうち話すさ。
そのうちに、な。▼
報告・竪琴の節†
(謁見の間 昼)
- [レア]
- 無事、盗賊を討伐できたようですね。
彼らの魂が救われることを祈ります……。▼
しかし彼らがなぜ生徒たちを狙ったのか……
背後にあるものを調べねばなりません。▼
あなたは、生徒たちが無用な心配をしなくて
済むように支えとなってあげてください。▼
《選択》
- 「もちろん」/
「できる限りのことはする」を選択(レアの好感度アップ)
- [レア]
- ええ、あなたには期待していますからね。▼
ところで、ザナドの様子はどうでしたか?▼
あの谷は太古の昔、女神が降臨された
地であるという伝承があるのですよ。▼
天上におられる女神にとって、地上での
仮の住まいがザナドだったのでしょう。▼
《選択》
(一枚絵が表示される)
- [レア]
- かつて聖者セイロスは、天上の女神より
神詞を賜り、迷える人々を導きました。▼
女神は常に天上に住まい、フォドラを
見守っていてくださるのです。▼
てすが……古の時代、女神は自ら地上に
降り立ち、人々を救済したといいます。▼
すべての生あるものの母として、
すべての心あるものの支えとして……。▼
(一枚絵が消える)
《選択》
- 「知らなかった」/「父は教えてくれなかった」を選択
- [レア]
- そう、ですか……。▼
教鞭を執るうちに、あなたがセイロス教の
敬虔な信徒となってくれることを願います。▼
(セテスが現れる)
- [セテス]
- 大司教、少しよろしいですか。▼
盗賊の件でお耳に入れたいことが……。▼
- [レア]
- わかりました。
話の続きはまた次の機会に。▼
(暗転)
(大聖堂 昼)
- [ソティス]
- 女神、とな……。当たり前じゃが、
わしは会うた記憶はないのう。▼
しかし、どうにも気になる。
知っておるようなおらぬような……。▼
ひょっとしたら……わしは女神と共に
ザナドに住んでおったのかもしれぬ。▼
そうすると、今のわしは何なのじゃ?
幽霊か?▼
《選択》
- [ソティス]
- そのようなわけがあるか、阿呆め!
わしは死んでなどおらぬ。▼
- [ソティス]
- ふん、幽霊なぞのわけがあろうか。
わしは死んでなどおらぬ。▼
《共通》
- [ソティス]
- こうしておぬしと共にあるではないか。
それともなんじゃ?▼
わしは心残りのせいで天に昇れず、
おぬしに憑いて地上を彷徨っておると?▼
わしがそのように虚しい存在のはずはない!
わしは……わしは……▼
コメント†