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会話集/章別会話

14章 妄執の王子

オープニング

ナレーション1

生き延びていた王子ディミトリを含む旧王国
軍に、セイロス騎士団の残存勢力を加えて新
生した王国軍は、ガルグ=マクに本拠を据え
帝国軍に対抗すべく動き出したのだが……

フォドラの中心

(玄関ホール 昼)

《セテスがいる時》

(画面暗で始まる)

[セテス]
ベレト……!
やはり、生きていたのだな。▼

(画面が明るくなる)

(教団メンバー集結)

[フレン]
先生、お久しぶりですわね。
お兄様もわたくしも、心配しましたのよ。▼

《アロイスがいる時》

[アロイス]
ああ、良かった……貴殿を見つけるまでは
ジェラルト殿に顔向けできないと……▼

《シャミアがいる時》

[シャミア]
……どうやらあんたは、
相当に悪運が強いらしいな。▼

《カトリーヌがいる時》

[カトリーヌ]
ベレト、本当に捜したんだよ?
……レア様は、一緒じゃないんだね。▼

《ツィリルがいる時》

[ツィリル]
先生。
アナタのこと、みんな心配してた。▼

《ハンネマンがいる時》

[ハンネマン]
事情はギルベルト君から聞いたよ。
これからは我輩たちも力になろう。▼

《ハンネマンがいない時》

[セイロス騎士]
事情はギルベルトさんから聞いています。
今後は我々も協力しましょう。▼

《共通》

[ギルベルト]
……皆、無事で何よりです。▼
それでは全員を集め、
今後のことを話し合うとしましょうか。▼

(騎士の間 昼)

《セテスがいる時》

[セテス]
我々の目的は二つ。
帝国の打倒、そしてレアの奪還だ。▼
君たちと手を組むことについて、私に
異論はない。利害は一致しているからな。▼

《セテスがいない時》

[セイロス騎士]
私たちの目的は二つ。
帝国の打倒と、大司教猊下の奪還です。▼
[セイロス騎士]
あなた方との共闘に、異存はありません。
私たちとは利害が一致していますので。▼

《共通》

[ギルベルト]
……セイロス騎士団の協力が得られるなら
これほど心強いことはありません。▼

《選択》

《セテスがいる時》

[セテス]
大司教は、君にすべての後事を託したのだ。
これよりは、君の意志に従おう。▼

《セテスがいない時》

[セイロス騎士]
大司教猊下は、貴殿に事後を託されました。
今後、我々は貴殿の意思に従いましょう。▼

《共通》

[ギルベルト]
……我々はこのガルグ=マクを拠点とし、
帝国との戦いに臨みます。▼
内部は多少荒らされておりますが、
雨風を凌ぐ場としては十分でしょう。▼

《カトリーヌがいる時》

[カトリーヌ]
だけど帝国の奴らも、この要地を
警戒しないなんてことはないだろ?▼
[ギルベルト]
いえ、要地と言えど、大修道院は
すでに帝国軍の戦線から遠く離れています。▼

《カトリーヌがいない時》

[ギルベルト]
ガルグ=マクは要地と言えど、
現在、帝国軍の戦線からは遠く離れた土地。▼

《共通》

[ギルベルト]
輸送の手間を考えれば不便も多く、
さほど重要視はされていないはずです。▼
[セテス]
……だが、あの抜け目のない皇帝のことだ。
監視くらいは置いているかもしれんな。▼
[ギルベルト]
ベレト殿……ここを拠点と
することについて、どう思われますか。▼

《選択》

[ギルベルト]
その心配はもっともですが……▼

《共通》

[ギルベルト]
幸いにも、街や周辺の村落は残っています。
潤沢とは言えませんが、軍資金もある。▼
殿下は、いかがです?▼
[ディミトリ]
……好きにすればいい。▼

《アネットをロストしていない場合》

[アネット]
もう、他人事みたいに言わないでください!
折角、また会えたんですからっ。▼
[シルヴァン]
そうですよ。あ、そうだ。この後、みんなで
ここの大掃除をする、なんてのはどうです?▼
[アネット]
掃除かあ……うん、それ、良い案かも!
ちょっと5年前を思い出して、楽しそう!▼

《アネットをロストしている場合》

[ギルベルト]
では、決まりですね。今は皆で力を合わせ、
拠点の環境を整えるとしましょうか。▼
[ギルベルト]
折角の再開です。
たまには肩の力を抜いて……。▼

《共通》

[ディミトリ]
……気楽なものだ。▼
[アッシュ]
確かに、そうかもしれませんけど……。
でも……。▼
[ギルベルト]
……逸るのもわかります。ですが急くことが
必ずしも良い結果に繋がるとは限りません。▼
むしろ拠点の環境を整えることは、
士気に関わる重要な……▼
[ディミトリ]
……くだらない。▼

《選択》

[ディミトリ]
口を挟むな。▼
[ギルベルト]
落ち着いてください、殿下……。
我々は、あなたの敵ではないのです。▼
[ディミトリ]
人を陥れる時の常套句だな。▼

(ディミトリが立ち去る)

[フェリクス]
何だ、奴は……。
……まるで別人だな。▼
[メルセデス]
何だか可哀想になってきちゃったわ……。
お茶でも淹れてあげようかしら?▼
[ギルベルト]
……私とて、心情を理解できないわけでは
ありません。ですが……▼
今の殿下はまるで、見えない何かに
駆り立てられているようだ。▼

《選択》

[ギルベルト]
ええ……私もです。▼
[ギルベルト]
そうかも……しれませんね。▼

予定内容

《大修道院の復興》
ガルグ=マク大修道院でのかつての
生活を取り戻しながら、来るべき帝
国との戦いに備え、皆を鍛えよう。

帝国軍襲来

(大聖堂 夕方)

[ディミトリ]
……違う。▼
[ベレト]
………………?▼
[ディミトリ]
そんなわけないだろ、グレン。
姉弟の情など……そんなものは捨て去った。▼
今は、ただ憎い……すぐにでも、
あの女を引き裂いてやりたいよ。▼
皇帝だろうと女一人を殺すのと変わらない。
だから、みんな……そう心配しないでくれ。▼
……ええ。父上も、継母上も。
そんな顔をなさる必要はありません。▼
きっとすぐに、彼女の首を持ち帰ります。
必ず……必ず、その無念を晴らして……▼

《選択》

[ディミトリ]
……何の、用だ。▼

《選択》

[ディミトリ]
……そうか。▼
……やはり、出撃の支度を急ぐべきだ。
一刻も早く……早く、殺さなければ。▼

《選択》

[ディミトリ]
……お前たちのように、
悠長に事を構えている時間はない。▼
[ディミトリ]
そんな悠長なことを言っていられるか。
俺は一人でも行く……行かねばならない。▼

《共通》

[ギルベルト]
……失礼します。
お二人とも、急ぎ迎撃の準備を。▼
帝国軍が我らの存在を嗅ぎつけました。
……やはり見張られていたようです。▼
[ディミトリ]
帝国軍……。
く、帝国軍か。▼
[ギルベルト]
殿下……。
……どうか、無茶な戦は慎まれますよう。▼

(外郭都市 夕方)

[ランドルフ]
セイロス騎士団が帰還したという報告は
確からしいな。……骨が折れそうだ。▼
[フレーチェ]
あの……兄さん。
敵の中に、殺人鬼がいるという噂は……?▼
[ランドルフ]
さあ、な……だが、
我々の兵に損害が出ているのは確かだ。▼
たとえその者が敵の中にいてもいなくとも、
騎士団を相手にするのだ、危険は大きい。▼
……フレーチェ、お前に前線はまだ早い。
後方で支援に徹していろ。▼
[フレーチェ]
! ……嫌です。
私も、兄さんと一緒に……!▼
[ランドルフ]
わかってくれ、フレーチェ。
俺は必ず帰ってくる。……約束するよ。▼
[フレーチェ]
……わかり、ました。
信じています、兄さん。▼
[ランドルフ]
……よし。
全軍、攻城の支度に掛かれ!▼

進軍

《ガルグ=マク籠城戦》
5年前の約束を胸に、再び大修道院に集った
学級の面々。更に騎士団も帰還し、再会を喜
び合う皆であったが、たちまち懐旧の時は終
わりを告げる。敵軍襲来の報をもって。

ナレーション2

ガルグ=マクにて挙兵の準備を進める王国軍
だったが、その動きはすでに帝国軍の知ると
ころとなっていた。
王国軍の存在をいち早く察知した帝国軍の尖
兵は、若き将軍ランドルフの号令下、ガル
グ=マクを再び陥落すべく進軍を開始する。

戦闘マップ

戦闘開始時

[ランドルフ]
セイロス騎士団は強敵に違いないが、
兵力はこちらが上だ。一気に攻め落とすぞ!▼
[ギルベルト]
思いの外、敵の数が多いようですね。
ここは火攻めが有効でしょう。▼

1ターン目開始時

[セイロス騎士]
報告!
敵がガルグ=マク周縁部に侵入!▼
[ギルベルト]
内部へと侵入されれば、大修道院の防衛は
叶いません。急ぎ撃退しましょう……!▼

2ターン目開始時

[ギルベルト]
兵が策の準備に向かいました。
目標地点まで、彼らを護衛してやらねば。▼

友軍の目標地点到達時

[ギルベルト]
火攻めの用意が整いました。
後は、敵を引きつけるだけです。▼
(自軍フェイズ)
[ギルベルト]
それだけの軍を率いて、まだ我々を
討てんとは……帝国軍の将は無能ばかりか?▼
[ランドルフ]
黙れっ! この俺を愚弄して、
ただで済むと思うなよ……!▼
かかれ!
奴らの口を黙らせろ!▼
[ギルベルト]
今です!▼

(画面暗転、マップの一部が燃える床に変わる)

[帝国兵]
うわ、火だあああ! ぎゃああああ!▼
[ランドルフ]
くっ、火攻めとは……。
損害が大きすぎる、これ以上は戦えん!▼
全軍、退却だ! 追っ手は俺が引き受ける!
その際に、皆は負傷兵を担いで離脱しろ!▼
[ギルベルト]
……追撃に移りましょう。
ここで殲滅し、後の憂いを断つべきです。▼

ランドルフ以外の敵を全て撃破

[ランドルフ]
完敗か……。だが、このままおめおめと
逃げ帰るわけにはいかん……!▼
[ディミトリ]
………………!
……先生、下がれッ!▼

vs ランドルフ

[ランドルフ]
大義のため、家族のため……
俺は、決して負けられない!▼

ディミトリ vs ランドルフ

[ランドルフ]
その隻眼……そうか、貴様が……
帝国の将兵を殺し回ったという……!▼
[ディミトリ]
……それが?▼
[ランドルフ]
貴様……!
人の命を何だと思っている!▼
[ディミトリ]
……あッははは!
それはこちらの台詞さ……将軍。▼

カスパル vs ランドルフ

[カスパル]
あんた、ランドルフか?
やっぱそうだよな、オレの親父の……▼
[ランドルフ]
カスパル!? そうか……。
お前は帝国と敵対する道を選んだんだな。▼
ならば、躊躇いはない……!
同じ家の者であろうと討つ!▼
[カスパル]
そりゃこっちの台詞だぜ!
うおおおおおっ!▼

ランドルフ撃破

[ランドルフ]
くそっ……
ここで終わるわけには……▼

友軍が倒された時

[ギルベルト]
火攻めのための部隊が、討たれたと?
……これでは策は成りませんね。▼
[ランドルフ]
何やら企んでいたようだが、
失敗したようだな! はっはっは!▼

防衛地点が陥落した時

[ギルベルト]
しまった、守りきれなかったか……!
……負けを認めるしかありませんね。▼

戦闘勝利後

[ディミトリ]
……捕らえろ。▼
[ギルベルト]
どうにかガルグ=マクを守り切れましたね。
……殿下?▼

クリア後

化け物

[ランドルフ]
家族が、待っているんだ……
俺は、こんなところで死ぬわけには……。▼
[ディミトリ]
家族だと? 畜生の分際で何をほざく。
滑稽もいいところだな……。▼
[ランドルフ]
お前に……家族の情など、わかるまい……!
血も涙もない化け物め……!▼
[ディミトリ]
化け物はお前もだろう、将軍。
それに気づいていないだけなお性質が悪い。▼
将である以上、そうして命乞いをする
者たちを、容赦もなく殺してきたのだろう?▼
……それとも、この期に及んで
自分の手は汚れていないなどと嘯くのか?▼
[ランドルフ]
それは……戦争だからだ。
国のため、大義のため、家族のために……!▼
[ディミトリ]
大義や家族のために死体を積み上げるのも、
死者のために死体を積み上げるのも……▼
とどのつまり、同じ人殺しだ。
化け物同士仲良くしようじゃないか、なあ?▼
[ランドルフ]
違う!▼
[ディミトリ]
違うものか。▼
貴様の手からも、
死臭は吹いているぞ、将軍。▼
[ランドルフ]
黙れ……黙れッ!▼
[ディミトリ]
同類の誼だ、すぐには殺さない。だが、
仲間の死ぬところは見たくないだろう……?▼
ならばまずは、貴様の両目から──▼

(斬撃の軌道が走る)
[ランドルフ]
がっ……! フレー、チェ……
お前だけは……どうか……無事で……▼
[ディミトリ]
………………。▼
……何のつもりだ?▼

《選択》

[ディミトリ]
……く、くく。あっははははッ!
ああ、傑作だなあ、先生!▼
[ディミトリ]
……俺はもう、お前の知る俺じゃない。
醜悪で血なまぐさい化け物だよ、先生。▼

《共通》

[ディミトリ]
俺が気に食わないのなら、斬ればいい。
もし、斬らないと言うのならば……▼
お前も仲間も、骨の髄まで利用してやる。▼

軍議・守護の節

(会議室 昼)

[ギルベルト]
どうにか帝国軍は打ち払いましたが、
我々の居場所は割れております。▼
今後、第二波、三波と襲撃が予想される……
現在の兵力では防衛だけで手いっぱいかと。▼
[シルヴァン]
というか、むしろこれっぽっちの人員と
物資で帝国軍を撃退できたのが奇跡ですよ。▼

《アネットをロストしていない場合》

[アネット]
……やっぱり、早くロドリグ様に
援助をお願いしたほうがいいよ。▼

《アネットをロストしている場合》

[ギルベルト]
やはり、一刻も早くフラルダリウス領の
ロドリグ殿に協力を求めるべきでしょう。▼

《選択》

[ギルベルト]
ロドリグ殿も、公国勢の侵攻を受けて
苦しい立場には変わりないはずですが……▼
フラルダリウスの領都には、我々と志を
同じくする者たちも集結しているのです。▼
彼らとの合流を取り計らってもらえれば、
我らの兵力を増強することも叶いましょう。▼
[ディミトリ]
フラルダリウス……。
ロドリグは、まだ生きていたか。▼

《選択》

[ディミトリ]
……そうだったな。▼
[ディミトリ]
……マイクランの騒動の際、
大修道院を訪れたロドリグと会っただろう。▼

《共通》

[フェリクス]
親父殿が今のお前を見て、いったい
何と言うか……ある意味で見物だな。▼

《フェリクスをロストしていない場合》

[ディミトリ]
……チッ。▼
[ギルベルト]
すでにロドリグ殿へは、殿下の無事を伝える
早馬を飛ばしておりますが……▼
再度、早馬を飛ばしましょう。この状況、
まず援助を乞わねば身動きも取れません。▼
……それから殿下。一つお伺いします。
あなたは今後、どうするつもりなのです。▼
兵を向けるべきは、王都か、帝都か……。
どちらだとお考えか。▼
[ディミトリ]
……帝都を落とし、奴を殺す。▼
戦いは終わり、死者の無念は晴らされる。
これ以上に単純な話があるか。▼
[アネット]
そうかも、しれないですけど……その間にも
助けを求めてる人がいるかもしれないのに。▼
[イングリット]
殿下……彼らが憎い気持ちも、わかります。
ですが王都の民は、今もあなたの帰還を……▼
[シルヴァン]
ああ、やめとけやめとけ。余計なこと
考えてると、剣が鈍っちまうだろ。▼
[アッシュ]
そう、ですよね。エーデルガルトを倒して、
この戦争を止める。そうすれば、王国も……▼
[メルセデス]
そうねえ、レア様も捜さなきゃいけないし、
私は、早く帝都に向かいたいかも〜。▼

《セテスがいる時》

[セテス]
……べレト。
私たちは、君の意志に従おう。▼

《セテスがいない時》

[セイロス騎士]
べレト殿。
我々は、あなたの決定に従います。▼

《選択》

[ディミトリ]
お前は教団を託されたのだろう。
ならば帝都に向かうのが筋のはずだ。▼
レア様が帝都に囚われているならば、
王都を奪い返している時間などないだろう。▼
[主人公]
………………。▼
[ディミトリ]
……ああ。忌々しいほどに気が合うな。▼

《共通》

[ギルベルト]
……いずれにせよ、兵力が入り用です。
やはり、協力の要請は不可欠でしょうね。▼

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Last-modified: 2024-11-14 (木) 17:28:29
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