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会話集/章別会話
7章 灰狼の矜持†
オープニング†
(大聖堂 夜明け前)
- [レア]
- ……もうおやめなさい、アルファルド!▼
- [アルファルド]
- もう遅い。
宝杯は四使徒の血を受け取った。▼
それでも足りぬことがあれば、
我が血を注いででも……▼
- [レア]
- “始原の宝杯”で人の子の魂を
呼び戻せなどしません!▼
いいえ、魂どころか、
体さえ完全に再生することは……!▼
《選択》
- [アルファルド]
- ……案ずることはありません。
君の母は、今日、ここで蘇ります。▼
さあ……時は満ちた。▼
あの男ではなくて、
君は不満かもしれないが……▼
迎えにいくよ、シトリー。▼
シトリー……、シト、リ……
シトリィイ……シ……トォオ……ルゥァ……▼
- [エーデルガルト]
- !? 宝杯が……
アルファルドと遺体を取り込んで……▼
- [ディミトリ]
- あの異形……いったい、何だ?
赤い……獣、か?▼
- [赤き獣]
- ギジィオヴリィイイイイ!!▼
- [レア]
- ああ……やはり……
すべてが、あの儀式と同じ……▼
- [バルタザール]
- ……おいおいおいおい、流石に冗談だろう?
あれがあの人の成れの果てだって?▼
- [ハピ]
- アルフさんが、化け物になるとか……
冗談きついし。▼
- [ユーリス]
- これが“宝杯の儀”なのか……?
死者を蘇らせるにしちゃ、随分と物騒だな。▼
- [セイロス騎士]
- レア様!
大聖堂周辺に、突如魔物が……!▼
- [レア]
- ……! 赤き獣の咆哮で……?▼
戦える者全員で対処に当たってください!
この獣は私たちが押さえて……▼
- [ユーリス]
- ……大司教様。▼
この事態を引き起こした責は私にあります。
そのけじめを、つけさせてください。▼
- [レア]
- ですが……▼
- [ユーリス]
- それに、取り引き分の働きを、まだ私は
していません。教団の狗として戦いますよ。▼
- [コンスタンツェ]
- おーっほっほっほっほっほっほ!
抜け駆けとは感心いたしませんわね!▼
アルファルド様は、私たちを利用し、
命を奪おうとなさいましたわ。▼
ですが……だとしても! かつて行く当てを
失った私があの方に救われたのも事実。▼
ここで決着をつけて差し上げるのが、
私にできる恩返しというものでしょう!▼
- [ハピ]
- アルフさん、人に戻れないのかな。
なんか……。▼
死者を生き返らせようと頑張って、
自分が死ぬなんて……最悪じゃん。▼
- [バルタザール]
- あれが、あの人の選択の結果なんだ。
おれたちは受け止めることしかできねえ。▼
だから、ぶん殴って止めてやろうぜ。
あの人のためにもよ。▼
- [クロード]
- 俺たちも手を貸すよ。
一緒に峠まで登ったんだ、下りも一緒さ。▼
- [ディミトリ]
- ああ、最後まで付き合おう。
少しは役に立てると思う。▼
- [エーデルガルト]
- ……この数奇な物語に、
幕を下ろしましょう。▼
《選択》
- [レア]
- ……決して、無理をしてはなりませんよ。▼
あなた方に命じます。赤き獣……
枢機卿アルファルドを、止めなさい!▼
戦闘マップ†
戦闘開始時†
- [コンスタンツェ]
- 美しき大聖堂が、傷だらけに……
このままでは崩落してしまいますわ!▼
- [ユーリス]
- 大人しくしてくれそうにねえな。
本気でやるしかないか……!▼
- [赤き獣]
- ウガァアアアアアッ!!▼
1ターン目開始時†
- [バルタザール]
- 敵は単身、皆で囲んじまえばいい。
一気に距離を詰めるぞ!▼
- [クロード]
- 逸るなって。
この手合いに常識は通じないぞ?▼
- [ディミトリ]
- ああ、あの獣が何をしてくるかわからない。
警戒しながら進むべきだろうな。▼
- [リンハルト]
- これは……幻影みたいだね。
しかもアルファルドそっくりの……▼
- [ハピ]
- 戦いにくいじゃん。
でも……ただの幻か。▼
- [ヒルダ]
- ハピちゃん、無理は禁物だからねー。
あなたができないなら、あたしがやるよ!▼
- [アッシュ]
- うわっ、何ですか、今の!?
幻影が吸収された……?▼
- [エーデルガルト]
- 赤き獣の傷が治っていく……
なるほど、厄介な関係性ね。▼
「赤き衝動」発動†
- [ハピ]
- ちょっ、あれ!?
みんなの場所、変わった?
- [コンスタンツェ]
- 転移の魔法の亜種のようですわね。
防ぐことは至難の業ですわ……!▼
- [バルタザール]
- チッ……食らったらすぐに合流するんだ。
孤立しちまうのが一番危ねえ!▼
- [ユーリス]
- ああ、一人で無理するんじゃねえぞ。
仲間を頼りながら戦え!▼
vs 赤き獣†
ユーリス vs 赤き獣†
- [ユーリス]
- ……こんな化け物の姿になっちまったら、
恨み言の一つも届かねえじゃねえか。▼
本当に馬鹿だよ、あんたは。
俺が言えたことじゃねえけどな……。▼
バルタザール vs 赤き獣†
- [バルタザール]
- 受け止める……とは言ったものの、
思ったよりとんでもねえ姿形だな。▼
せいぜいこの勝負を楽しんで、
あんたへの手向けとさせてもらうぜ!▼
コンスタンツェ vs 赤き獣†
- [コンスタンツェ ]
- これが宝杯の力なのですわね……。
神祖の創り出した聖具とは、いったい……。▼
いえ、考えている暇などありませんわ!
今はただ、アルファルド様に安らぎを……!▼
ハピ vs 赤き獣†
- [ハピ ]
- もうアルフさんはいないんだね。
仕方ないけどさ。▼
……外の世界は、失うことばっかり。▼
クリア後†
(大聖堂 早朝)
- [レア]
- ……すべて、終わったのですね。▼
皆、よくやってくれました。安らがぬ魂も、
これで永久の安息を得たことでしょう。▼
……ベレト。あなたには、
きっと思うところがあるでしょう。▼
《選択》
- [レア]
- あなたの母が、あなたを産んだ日。
私は、その場に立ち会っていました。▼
あの子は元々、体の弱い女性でした。
子を産むのに耐えるだけの体力もなく……▼
あの日、あなたも、あなたの母も、
共に命を落とそうとしていました。▼
その時、彼女は言ったのです。
――自分の心臓を与えてくれ、と。▼
《選択》
- 自分の心臓は初めから動かなかった?
- 母の心臓が自分を生かしてくれた?
- 「自分の心臓は初めから動かなかった?」「母の心臓が自分を生かしてくれた?」を選択
- [レア]
- ……あなたの胸の中には、
あなたの母の心臓が埋まっているのです。▼
………………。
あなたを救うには、ああするしかなかった。▼
けれど私は、あの子を……シトリーを、
「人として」、愛していました。▼
《選択》
- [レア]
- 私を母のように慕ってくれたあの子を、
明るい未来を願っていたあの子を……▼
暗い土の中に閉じ込めておくことなど、
私にはできなかったのです。▼
埋葬したと偽ってアビスに隠し、
時折、会いに行っていました……。▼
それがアルファルドに見つかってしまい、
このような悲劇が起こるなんて……▼
- (暗転)
- [バルタザール]
- ……ユーリス。一つ、聞かせろ。▼
あの人は、おれたちのことをずっと
儀式のための道具としか見てなかったのか。▼
- [ユーリス]
- そんなの知らねえよ。
少なくとも、俺の前ではそうだった。▼
けど……灰狼の学級ができたのは
教団の記録によると、15年前の話だ。▼
あの人が道を踏み外したのが言葉どおり
10年前だとすると、最初は、きっと……▼
- [ハピ]
- そーいうの、やめようよ。
……もういないんだからさ、あの人。▼
- [コンスタンツェ]
- 随分と切り替えが早いんですのね。
私も見習わなければなりませんわ。▼
- [ユーリス]
- ……そうだな。
やるべきことは山ほどある。▼
まずは教団に、事の経緯を洗いざらい
吐きに行かなきゃならねえし……▼
解放された俺の仲間たちも、
面倒見てやらないといけねえ。▼
- [ハピ]
- ま、頑張って。
応援してるし。▼
- [コンスタンツェ]
- 私たちにできることがあれば、
細々と手伝わせていただきますわ。▼
- [バルタザール]
- ああ、何ならお前の下についてる連中を
おれの部下にして傭兵団でも一発……▼
- [ユーリス]
- いや待て、好き放題言ってんじゃねえよ。
悪いことをしたとは思ってるけどよ……▼
- [ハピ]
- 身から出た錆じゃん。▼
- [コンスタンツェ]
- 自業自得ですわ。▼
- [バルタザール]
- 文句なら鏡に言いな。▼
- [ハピ]
- ふふっ。……そういえば、
教団は、アビスをどうするんだろうね?▼
- [ユーリス]
- さあな。けど、こうなった以上
そのままってわけにはいかねえだろう。▼
教団内での後任も決まるだろうし、
そいつと街の奴らが上手くやれるように……▼
- [バルタザール]
- おーい、そういうのはまた明日やろうぜ。
今は流石に体を休めてえよ。▼
- [ハピ]
- 確かに。
クッタクタだもんね。いろいろ痛いし。▼
- [コンスタンツェ]
- 思えば、恐ろしく長い一日でしたわ。
きっと忘れることはないでしょう……。▼
- [ユーリス]
- ……はは。
本当に、良い朝だなあ……。▼
卒業式†
(謁見の間 昼)
- [コンスタンツェ]
- ……解散、ですの?▼
- [レア]
- ええ。他の枢機卿たちと話し合い、
そのように決定しました。▼
元々、灰狼の学級は、教団の保護が
必要な若者のために創設されたもの。▼
その在り方はいつしか歪み、あなた方を
縛りつけておく牢獄となってしまった……。▼
灰狼の学級は、解体します。
あなた方も……卒業、ということですね。▼
- [ハピ]
- いや、卒業って言われても。
ハピを地下に入れたのはそっちじゃん?▼
いきなり勝手に生きてけー、
とか言われても困るし……▼
- [レア]
- 無論、地下に留まるというのであれば
それも止めることはしません。▼
アビスは、寄る辺なき者たちの街。
それは、これからも変わらないのですから。▼
あなた方を縛る鎖は、解けたのです。
生きる場所は、自由に選べばいい。▼
- [バルタザール]
- ……ま、そろそろ潮時ってやつか。
おれは構いませんよ、レアさん。▼
- [コンスタンツェ]
- 元の身の上を考えれば、選択の自由が
あるだけでもありがたいというものですわ。▼
- [ユーリス]
- ……レア様。私への処分は。
教団に協力したとはいえ、私は……。▼
- [レア]
- ユーリス。あなたの罪状については、
すでに裁きが下されたはず。▼
ですが、不当に人を殺めた事実を、あなたは
これからも背負ってゆかねばならない……。▼
それをあなたが深く自覚してくれると
願って、あなたへの処罰に代えましょう。▼
- [ユーリス]
- ………………。▼
- [バルタザール]
- おい、微妙な顔すんなよ。
罰を受けたきゃてめえで決めろってこった。▼
- [ユーリス]
- ……そうだな。
生き方も償い方も、選ぶのは俺ってことか。▼
(玄関ホール 昼)
- [エーデルガルト]
- 随分と決断が早いのね。猶予が与えられて
いなかったわけではないでしょう。▼
- [コンスタンツェ]
- おーっほっほっほ!
私のような偉才は引く手あまたですのよ!▼
フェルディアの魔道学院が、どうしても私を
欲しいというので、応じたまでですわ!▼
近いうちに帝都にもヌーヴェルの名を
轟かせますから……ご覚悟はよろしくて?▼
- [リンハルト]
- 以前も魔道学院にいたんじゃなかったっけ。
出戻り……いや、応援してます。頑張って。▼
- [ハピ]
- ハピは……家族のところに
顔、出してみるかな。▼
もうずーっと会ってないけど。
いい機会じゃん?▼
ま、気に入らなくて、
すぐアビスに帰ってくるかも。▼
- [バルタザール]
- おれは……一攫千金目指して
放浪でもするかね。▼
借金が腐るほどあるからなあ!
命で返す羽目になる前に何とかしねえと。▼
- [ヒルダ]
- 兄さんに泣きついてみたら?
悪いようにはしないと思うけどな。▼
- [バルタザール]
- おれとあいつはそういう関係じゃねえんだ。
貸し借りなんざごめんだぞ。▼
……ま、おれのことはいい。
お前はどうするんだ、ユーリス。▼
- [ユーリス]
- さあ、な。
これから時間をかけて考えるつもりだよ。▼
まあ、何をおいても、まずは修道院の外に
置いてきた部下を食わせてやらねえとな。▼
- [アッシュ]
- 部下っていうのは、その……
君はまた、元の稼業に戻るの?▼
- [ユーリス]
- そんな回りくどい言い方すんなって。
今の俺にできるのは、それしかねえんだ。▼
だが……やり方も生き方も、変えられる。
せいぜい平穏に努力してみるさ。▼
- [アッシュ]
- ……そっか。
そういうことなら、僕も応援するよ。▼
- [ユーリス]
- ああ、ありがとう。
お前も、お前の思うままに生きればいいさ。▼
しかし、心残りはアビスのごろつき共だ。
あいつら、俺がいなくて大丈夫かなあ……▼
- [バルタザール]
- まーた他人様の心配か。
抱え込み過ぎだぞ、お前は。▼
《選択》
- [ユーリス]
- はは、何でまたあんたが
そんなこと言い出すんだよ。▼
……ま、確かにあんたなら、アビスで何が
起こっても軽く片づけちまいそうだけど。▼
- [エーデルガルト]
- 私たちもアビスのことは気にかけておくわ。
そうでしょ、二人とも?▼
- [クロード]
- ああ……俺は個人的にも
いろいろ用がありそうだしな。▼
- [ディミトリ]
- ろくでもない用ではないといいが……
俺たちにできることはしよう。▼
- [ごろつき]
- お頭あーー! 何で行っちまうんですかー!
俺たちどうやって生きていけば……▼
- [ユーリス]
- 言ったそばからこれじゃねえか……▼
……ま、なんとか生きてみるこった。
人間、なるようにしかならねえからさ。▼
- [バルタザール]
- ははっ、安心しろよ。こう言いつつも、
ユーリスは仲間を見捨てられねえ奴だ。▼
助けを求めりゃ応えてくれる。
おれたちも見習わねえとなあ。▼
- [ハピ]
- 優しくない世界だからねー、
きっと助け合わなきゃ生きてけないし。▼
- [ユーリス]
- 逆に言うなら、仲間同士助け合えば、
きっと生きていける。しぶとく、強かに。▼
《選択》
- [ユーリス]
- ああ、そうだな。あんたらも、
俺たちにとっては大事な仲間だよ。ずっと。▼
- [ハピ]
- ……じゃ、そろそろ行こっか。▼
- [バルタザール]
- おう、じゃあ、またな。▼
- [コンスタンツェ]
- さらばですわ!
おーっほっほっほっほっほっほっほっほ!▼
- [ユーリス]
- それじゃあな。
いつか、また会う日まで――▼
コメント†
Last-modified: 2020-03-30 (月) 00:38:11