会話集/章別会話
外伝 抹消された英雄†
エドマンド辺境伯領の森で、人を襲うという
“彷徨えし獣”。その正体がマリアンヌだと
主張する紋章学者が現れるが……
オープニング†
(玄関ホール 昼)
- [???]
- ……とぼけても無駄だ。
私はすべて知っているのだから。▼
- [マリアンヌ]
- な、何のことですか……。▼
- [???]
- いいから、こっちへ来い!▼
(主人公登場)
- [マリアンヌ]
- せ、先生! 助けて!▼
- [???]
- ……邪魔をするな。
おとなしくその娘をこちらに渡せ。▼
《選択》
- [???]
- 悪いことは言わん。
その娘に関われば命を落とすぞ。▼
- [マリアンヌ]
- ………………。▼
- [???]
- ……エドマンド領の南方にある森に、
“彷徨えし獣”が出没すると知っているか?▼
夜な夜な人を襲っては、森の奥へと
引きずり込み、殺しているという。▼
その獣の正体が……そこにいる娘だ!▼
- [マリアンヌ]
- ち、違います! 私、そんなこと……▼
《選択》
- [???]
- フン……
いずれ尻尾を掴んでやるぞ……。▼
(男が立ち去り、暗転)
- [マリアンヌ]
- すみません、ご迷惑を……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- ……先生には、正直にお話しします。
あの男は、紋章学者です。▼
最初は父に付き纏っていました。
父が失踪してからは、私に……▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- 私が、父の宿していた紋章を……
モーリスの紋章を継いでいるからです。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- またの名を、獣の紋章……。▼
かつてフォドラを救ったとされる英雄は、
12人いたとされています。▼
解放王ネメシス、フォドラの十傑、
そしてもう1人が……モーリスです。▼
モーリスはある日突然、恐ろしい獣に姿を
変え、罪のない人々を殺戮したといいます。▼
……ゴーティエ家のマイクランさんが
黒き獣となったのと同じかもしれません。▼
紋章石に秘められた負の力……それが、
モーリスを獣に変えてしまったのでしょう。▼
忌み嫌われる存在となったモーリスは、
十傑と並ぶ英雄の栄誉も抹消されました。▼
一族郎党も討伐され、モーリスの
呪われた血筋は絶えたかに思われた……。▼
ですが、モーリスの紋章を継ぐ血筋は、
今もいくつか存在しているのです。▼
私の家系も……その一つでした。▼
モーリスの紋章は災厄の象徴。世間では、
関われば不幸になると言われています。▼
紋章を宿す者は、夜な夜な獣と化して
人を殺す……とも。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- はい、その噂の元となっているのが、
森を徘徊する“彷徨えし獣”です……。▼
伝承にある、獣と化したモーリスの姿と、
似た姿をしているとかで……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- それは、そうかもしれませんが……
私の力では……▼
もしも、先生や仲間の皆さんが、
一緒に来てくれるなら……▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- ありがとうございます……!
ですが、あの……▼
皆さんに、私の紋章のことは
言わないでおいてもらえますか?▼
(主人公が頷く)
- [マリアンヌ]
- すみません……。
では、よろしくお願いします……!▼
- [マリアンヌ]
- ……私の個人的な事情ですので、
無理なようであれば仕方ありません。▼
でも、もし力を貸していただけるなら……
私、待っていますので……。▼
戦闘マップ†
戦闘開始時†
- [マリアンヌ]
- 本当にいた……。噂に聞く
“彷徨えし獣”というのは、あなたね……?▼
- [彷徨えし獣]
- ……おぬし、我が紋章を宿すか。
ここに何をしに来た?▼
- [マリアンヌ]
- 我が紋章……?
あなた、もしかして……。▼
- [彷徨えし獣]
- ……おぬしらの気配、
血に飢えた魔獣どもが嗅ぎつけたようだぞ。▼
初めて戦闘した後†
- [マリアンヌ]
- 霧の中に魔獣が……? 皆さん、
無事に進んでこられるでしょうか……。▼
- [彷徨えし獣]
- この森は魔獣の巣……。
もはや生きては出られまいぞ……。▼
初めて援軍の巨狼を攻撃した時†
- [マリアンヌ]
- 今度は狼が……!▼
中央エリア侵入時†
- [彷徨える獣]
- わしの獣の血が騒ぐ……。
こうなっては己では止められぬ……!▼
(彷徨える獣が動き始める)
vs 彷徨えし獣†
- [彷徨えし獣]
- もはや止まらぬ。
おぬしの血肉を喰らうまで……!▼
主人公 vs 彷徨えし獣†
- [彷徨えし獣]
- その剣は、王の……!▼
ああ……おぬしが、
わしを解放してくれるのか!▼*1
クロード vs 彷徨えし獣†
- [クロード]
- マイクランの……黒き獣と似た姿……
まさか、英雄の遺産が……?▼
- [彷徨えし獣]
- 英雄か……
懐かしき言葉だな……。▼
- [クロード]
- 懐かしい?
あんたは……▼
- [彷徨えし獣]
- 今更、語る口は持たぬ……!▼
マリアンヌ vs 彷徨えし獣†
- [彷徨えし獣]
- もはや止まらぬ。
おぬしの血肉を喰らうまで……!▼
- [マリアンヌ]
- そんな……いけません!▼
彷徨えし獣撃破†
- [彷徨えし獣]
- よ、よくぞやった……
これで千年の悪夢がようやく終わる……▼
我が紋章を継ぐ者よ……
この体が朽ちたなら、剣は……おぬしに……▼
- [マリアンヌ]
- ………………。▼
主人公⇔マリアンヌ†
- [マリアンヌ]
- 先生……助かりました。
ありがとうございます……。▼
あの……彷徨えし獣の正体は、たぶん……
いえ、すみません……今は戦わないと……!▼
(マリアンヌの好感度アップ)
マリアンヌ†
ダメージ中†
- [マリアンヌ]
- うっ……
私の力では……▼
ダメージ大†
- [マリアンヌ]
- ああっ……
もう駄目なの……?▼
倒された時†
- [マリアンヌ]
- 主よ……私の魂を……
あなたの御許に……*2▼
クリア後†
(玄関ホール 昼)
- [マリアンヌ]
- ……あの森で自分が見た光景が、
私にはまだ、信じられません。▼
彷徨えし獣の体がみるみる風化して……
人の骨と、この剣だけが残って……▼
きっと、あの獣の正体は……▼
(紋章学者が現れる)
- [紋章学者]
- ……失礼する。▼
- [マリアンヌ]
- あなた、また……。▼
- [紋章学者]
- 彷徨えし獣が討伐されたと聞いたぞ。
しかし、それで疑いが晴れたと思うのか?▼
君が獣ではないという理屈は成立しないし、
そもそも本当に討伐されたのかも疑わし…… ▼
……!? その剣は……!▼
- [マリアンヌ]
- 彷徨えし獣を倒したら、この剣が……。▼
- [紋章学者]
- ……その剣の紋章石に刻まれているのは、
紛れもなく獣の……モーリスの紋章!▼
しかし、すでに失われたはずの魔剣を、
なぜ彷徨えし獣が……?▼
いや、待て……モーリスの伝承によれば、
彼は最後までその剣を離さなかったと……▼
つまり……なるほど、そういうことか。▼
……すまない、私が間違っていたようだ。
今日のところは、これで失礼する。▼
(紋章学者が立ち去る)
- [マリアンヌ]
- やっぱり、あの獣は……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- いえ、あれはきっと
モーリス本人だったのでしょう……。▼
《共通》
- [マリアンヌ]
- 千年以上も、昏い森を彷徨い続け、
殺戮の衝動に苦しんでいたんですね……。▼
《選択》
- [マリアンヌ]
- そうですね……本当に……。▼
それに……私自身、解放されたような……
そんな気持ちがします……。▼
私に流れている血は、もう獣の血じゃない。
ただの人の血に戻ったのですから……。▼
先生、ありがとうございました……。
私だけでは、何もできなかったと思います。▼
今回のことがなければ、私はずっと、
自分を嫌い続けていたに違いありません。▼
この恩に報いるためにも……これからは
先生や皆さんのために、私、頑張ります!▼
コメント†