会話集/章別会話
外伝 弱き者の戦い†
ダスカーの悲劇を起こしたとされ、ほとんど
の者が討伐されたダスカーの民。その生き残
りであるドゥドゥーにある知らせが……
オープニング†
(玄関ホール 昼)
- [ドゥドゥー]
- ………………。▼
(ベレトが現れる)
《選択》
- [ドゥドゥー]
- ………………!
……ああ、先生か。▼
実を言うと、お前に頼みが……▼
(ディミトリが現れる)
- [ドゥドゥー]
- ……殿下、戻られましたか!▼
- [ディミトリ]
- すまない。待たせたな、ドゥドゥー。▼
先生もここにいたとは、ちょうど良かった。
お前にも一緒に聞いてほしい。▼
ドゥドゥーには先ほど伝えたが、
王国西部、ダスカー地方で反乱が起きた。▼
《選択》
- [ドゥドゥー]
- ダスカーはおれの故郷だ。
王国の西北端、山を越えた先にある。▼
……ダスカーの民の末路は、
お前も知ってのとおりだ。▼
ダスカーは王国軍の手で焼き払われ、
そこに住む人々も、皆、虐殺された。▼
……国王殺しの罪のためにな。▼
- [ディミトリ]
- ………………。▼
- [ドゥドゥー]
- 空白地となったダスカー地方は、
王国貴族の領地となったが……▼
おれのように、こうして今も
ダスカーの外で生き延びている者はいる。▼
今回の反乱は、ダスカーの生き残りが
故郷を取り戻すべく、企てたのだろう。▼
- [ディミトリ]
- ダスカーを治めるクレイマン子爵から、
王国ならびに教団へ、救援要請があった。▼
ひとまず、ダスカー近隣の諸侯の軍が
鎮圧に向かうことになったが……。▼
《選択》
- [ディミトリ]
- いや……兵力にも練度にも問題はない。
むしろ……殺し過ぎることのほうが心配だ。▼
そもそも王国軍には、ダスカーの民を
仇と信じ、憎んでいる者も少なくないし……▼
あえて彼らを討たないのが、政治的な価値を
持つかと言われると、そうとも言えない。▼
王国軍とダスカーの反乱軍が衝突すれば、
まず間違いなく反乱軍は壊滅するだろう。▼
……いや。
反乱軍の壊滅で済めば、良いほうだな。▼
- [ドゥドゥー]
- …………………。▼
- [ディミトリ]
- ……それで、だ。
今しがた教団から許可をもらってきた。▼
《選択》
- [ディミトリ]
- 教団から派遣される兵の中に、俺たちの
学級を加えてもらえるよう頼んだんだ。▼
- [ドゥドゥー]
- ……殿下!
それでは、やはり……!▼
- [ディミトリ]
- まあ待て……俺たちにも、士官学校の
生徒としての務めが残っているだろう。▼
行くか行かないかを判断するのは、
あくまでも先生だ。……どうする?▼
《選択》
- [ドゥドゥー]
- ……すまん、先生。
本当に……感謝する。▼
- [ディミトリ]
- 俺からも礼を言おう、先生。
……早速、皆に声をかけてこよう。▼
- [ディミトリ]
- 急な話だったから、仕方ないな。
だが……事の性質上、そう長くは待てない。▼
心が変わったら、
すぐに声をかけてほしい。▼
- [ドゥドゥー]
- ……先生。
どうか……行かせてほしい。▼
戦闘マップ†
戦闘開始前†
- [ドゥドゥー]
- すでに王国軍の先遣隊が到着していたか……
やはり、ダスカー軍とは練度が段違いだ。▼
このままでは、虐殺になる。
……二度は、繰り返させん。▼
だが……王国軍に手出しはできん。▼
彼らに殺し尽くされる前に、ダスカー軍を
倒して撤退させるしかあるまい……。▼
- [ディミトリ]
- 間もなく王国軍の本隊も到着するはずだ……
それまでに俺たちで反乱の鎮圧を図ろう。▼
本隊が到着すれば、もう打てる手はない。
急いで進軍しなければならないな。▼
戦闘開始時†
- [ディミトリ]
- 教団と王国軍の連携が取れていないようだ。
頭の痛い話だが、利用しない手はないな。▼
こちらが先にダスカー軍を撤退に追い込む。▼
そうすれば王国軍も戦わず退くだろう。▼
- [ドゥドゥー]
- ……なるほど。
では、やはり急がなくては……。▼
- ディミトリが出撃していない時(ディミトリを誰かの副官として配備した場合を含む)
- [ディミトリ]
- 俺は一度、王国軍の陣営に向かう。
……いろいろと働きかけてはみるつもりだ。▼
俺に王国の兵を動かす権限などないが……▼
撤退した兵には手出し無用と伝えてみよう。▼
- [ドゥドゥー]
- ……感謝いたします、殿下。
おれたちも、最善を尽くします。▼
1ターン目友軍フェーズ†
- [王国将]
- 東西の二手に分かれて進軍する。
迅速にダスカー軍を制圧せよ!▼
- [ドゥドゥー]
- ……動き出したようだな。
急がなければ……。▼
vs ダスカー兵†
- [ダスカー兵]
- すべては我らが宿願のため……
ここで消えてもらおう!▼
1人目のダスカー兵撃破†
- [ドゥドゥー]
- ……死にたくないのなら、退け。▼
- [ダスカー兵]
- あんたら……ファーガスの軍じゃないのか?
……とにかく、助かった。礼を言う。▼
2人目のダスカー兵撃破†
- [ドゥドゥー]
- ……今なら見逃してやれる。
早く退け。▼
最後のダスカー兵撃破†
- [ダスカー兵]
- おれたちを、殺さないのか……?
……とにかく、今は退く!▼
- [ドゥドゥー]
- ……無事に離脱したようだな。▼
王国兵(友軍) vs ダスカー兵†
- [ダスカー兵]
- 貴様らを殺し尽くすまで……
我らの恨みは消えん!▼
王国兵が1人目のダスカー兵を撃破†
- [ダスカー兵]
- うぐっ……許、さん……
貴様らさえ……貴様らさえ、いなければ……▼
- [王国兵]
- それは我々の台詞だ!
死んで王殺しの罪をあがなえ!▼
王国兵が2人目のダスカー兵を撃破†
- [ダスカー兵]
- 外道どもめ……
おれたちが……何をしたと、言うんだ……!▼
- [王国兵]
- ……薄汚いダスカー人め。▼
王国兵が3人目のダスカー兵を撃破†
- [ダスカー兵]
- 同胞の仇……
たとえ、刺し違えても……うう……▼
- [王国兵]
- 陛下を殺すだけじゃなく、
こんな暴動まで企てやがって!▼
王国軍撤退1†
- [王国将]
- こちらはすでに片づいたようだな。
……よし、お前たちは撤退せよ!▼
王国軍撤退2†
- [王国将]
- うむ、制圧は済んだようなものだな。
帰還するとしよう。▼
vs ダスカー将†
ディミトリ vs ダスカー将†
- [ダスカー将]
- はは、これは僥倖……
こんなところで怨敵に見えるとは!▼
- [ディミトリ]
- ……怨敵、か。
ああ、まったくもって正しいな。▼
- [ダスカー将]
- 貴様を殺し、ファーガスを倒す!
そうして、初めて……ダスカーは蘇る!▼
- [ディミトリ]
- ………………。▼
ドゥドゥー vs ダスカー将†
- [ダスカー将]
- 貴様……ダスカー人だな。▼
憎き仇どもと馴れ合うとは。
ハッ、ダスカーの魂も誇りも失ったか!▼
- [ドゥドゥー]
- ……言いたいことはそれだけか。
……しばらく寝ていてもらうぞ。▼
15ターン経過(敗北)†
- [王国兵]
- これより逆徒の討伐を開始する。
薄汚い獣どもを狩り尽くしてやれ……!▼
- [ドゥドゥー]
- あれは……くっ、もう本隊が到着したか。
……あの数では、どうにもできん。▼
時間をかけ過ぎたらしい。
……ここまで、だな。▼
王国軍がダスカー将を撃破(敗北)†
- [ダスカー将]
- クソッ……
ファーガスの……畜生ども、め……▼
- [王国将]
- フン、ようやく首謀者が死んだか。
残党を殲滅せよ! 一匹たりとも逃すな!▼
- [ドゥドゥー]
- しまった……!
これではもう……間に合わんか……!▼
戦闘勝利後†
- [ダスカー将]
- くっ……
我らの宿願も、ここまでか……!▼
- [ディミトリ]
- ……俺は、王国軍の様子を見てこよう。
ドゥドゥー、ダスカー軍は任せる。▼
- [ドゥドゥー]
- は。
くれぐれも、お気をつけて……。▼
クリア後†
- [ダスカー将]
- ……なぜ、我々を助けた。▼
- [ドゥドゥー]
- ……同胞を殺すことはできん。▼
- [ダスカー将]
- 命ある限り、我々は戦い続ける。
それでもか。▼
- [ドゥドゥー]
- ……また屈服させよう。
殿下に危害を加えん限り、殺しはしない。▼
- [ダスカー将]
- ……愚かだな。
ああ、愚かすぎる!▼
いいか。貴様らに奪われた故郷を
取り戻すまで、我々は決して諦めない!▼
- [ドゥドゥー]
- ……おれとて、故郷への思いは同じだ。▼
- [ダスカー将]
- ハッ、何だと!?
ファーガスに魂を売った貴様が、何を……!▼
- [ドゥドゥー]
- 殿下は……おれたちダスカーの民に、
居場所をくれると約束してくださった。▼
殿下だけは、ファーガスを、ダスカーの血を
誇れる国にしてくださると、そう仰った。▼
- [ダスカー将]
- そんなものが……実現するはずがない。
甘い言葉に騙されおって。▼
- [ドゥドゥー]
- ……お前がどう受け取ろうと、構わん。▼
だが、いつかあの方が王となった暁には、
ファーガスは必ず変わるのだと……▼
おれは、そう信じている。
その希望に……賭けると決めた。▼
- [ダスカー将]
- ………………。▼
- [ディミトリ]
- ……王国軍は城塞に撤退した。
もう、危険はないだろう。▼
- [ダスカー将]
- ファーガスの王子……!
貴様はッ……!▼
- [ディミトリ]
- まだ走れるな?
……早く行け。▼
向こうで、お前の同胞が待っている。
……くれぐれも、王国軍には見つかるなよ。▼
- [ダスカー将]
- ………………。▼
- [ドゥドゥー]
- ……縁があったら、また会おう。▼
- [ダスカー将]
- フン、願い下げだ。
だが……覚えておけ。▼
……ダスカーの民は、
恨みも、受けた恩も、忘れない。▼
(ダスカー兵が立ち去る)
- [ドゥドゥー]
- ……頼みをお聞き届けいただき、
ありがとうございました、殿下。▼
- [ディミトリ]
- いや、いい。
これは俺の望んだことでもある。▼
礼ならば、出撃の許可をくれた教団と、
指揮を執ってくれた先生に言ってくれ。▼
……そろそろ俺たちも戻るとしよう。
先生や、皆が待っている。▼
- [ドゥドゥー]
- ……は。
お供いたしましょう。▼
コメント†