会話集/支援会話
主人公(男)の支援会話†
セテス†
支援C†
- [セテス]
- ……君か。突然、呼びつけてすまない。
そこに、掛けてくれ。▼
(暗転)
- [セテス]
- 君とは一度、話をしなければならないと
思っていたものでね。▼
以前、言ったと思うが、私はここで
大司教の仕事全般を補佐している。▼
《選択》
- [セテス]
- 布教や啓蒙、儀式の主催、寄進の管理……
その他教団の運営に関わることすべてだ。▼
故に私は、教団に属する聖職者はもとより、
騎士団や士官学校をも統括する立場にある。▼
光栄なことに大司教からも信頼を賜り、
多くを私の裁量に委ねてもらっている。▼
また、大司教自ら決裁すべき内容も、
事前に相談されることが多い。▼
……ところがだ。▼
君を士官学校の教師に採用した件に限っては
寝耳に水の話だった。▼
《EP.4以前》
- [セテス]
- 正直、戸惑っているのだよ。本来、経るべき
審査を、君は何もしていないのだからね。▼
戦闘や用兵に関しては腕が立つとしても、
その他のことはほぼ把握できていないのだ。▼
《EP.5~6》
- [セテス]
- その上、“天帝の剣”まで託すとは……
いったい大司教は何を考えているのか。▼
正直、戸惑っているのだよ。本来、経るべき
審査を、君は何もしていないのだからね。▼
戦闘や用兵に関しては腕が立つとしても、
その他のことはほぼ把握できていないのだ。▼
《EP.7~11?》
- [セテス]
- その上、“天帝の剣”まで託してしまった。
あの時は流石の私も狼狽えたものだ。▼
君の扱いについては、
今でも戸惑っている。▼
大司教を補佐する立場にありながら、
私は君のことを何ら把握できていないのだから。▼
《EP.12?》
- [セテス]
- その上、“天帝の剣”まで託してしまった。
あの時は流石の私も狼狽えたものだ。▼
そして今や、君は……
いや、憶測で語るのは控えよう。▼
とにかく、君についてもう少し
知っておくべきだと思ってね。▼
これからする質問は、単なる確認だ。
協力してもらえると助かる。▼
《共通・選択》
《EP.6以前》
- [セテス]
- 有り体に言えば、そういうことになるな。
立場上のことだ、悪く思わないでくれ。▼
《EP.7以降》
- [セテス]
- いや……個人的には君を信頼している。
だが、それだけでは不足だ。▼
何か問題が生じれば、信徒が不利益を被る。
立場上、慎重にならざるを得ないのだよ。▼
《共通》
- [セテス]
- さて、早速だが……君が自身のことについて
どれだけ理解しているのか確認したい。▼
君の父親はジェラルト=アイスナーで、
間違いないんだろうな?▼
《選択》
- [セテス]
- 頼りない答えだな。今後、誰かに聞かれたら
はっきりと肯定してもらいたい。▼
《EP.9以前》
- [セテス]
- ジェラルトは、元騎士団長として
フォドラ全土に名の知れた勇士だ。▼
《EP.10以降》
- [セテス]
- ジェラルトは、元騎士団長として
フォドラ全土に名の知れた勇士だった。▼
《共通》
- [セテス]
- その子供ということであれば、教団が君を
採用したことに誰も文句は言わないはずだ。▼
……それで、傭兵として働くように
なってからは、どれくらい経つんだ?▼
《選択》
- [セテス]
- 10年だと?
君の若さで、そんなはずはないだろう。▼
- [セテス]
- ううむ……まあ、仕方あるまい。▼
《共通》
- [セテス]
- そもそも年を聞いていなかったな。
君は今、いくつなんだ?▼
《選択》
- [セテス]
- ……本当にわからない、という顔だな。
ジェラルトはどんな育て方を……▼
これ以上、君に話を聞いても、
時を浪費するだけのようだ。▼
ただ、一つだけ言わせてくれ。▼
理由はともかく、
大司教は君に大きな期待を寄せておられる。▼
その期待を裏切らないでもらいたい。
……以上だ。▼
支援B†
- [セテス]
- ……先生、少しいいかな?▼
- (ベレトが頷く)
- [セテス]
- 以前の私は、君の才に懐疑的だったが、
今は己の見る目のなさを嘆くばかりだ。▼
君が特別な存在であることは
もはや疑うべくもないのだからな。▼
《選択》
- [セテス]
- この期に及んで、
君はまだ自分の力を疑うのか?▼
いや……
それも無理からぬことかもしれんな。▼
君は君自身について、何一つ
教えられぬまま生きてきたのだからな。▼
父親であるジェラルトすら、君について
すべてを知っていたわけではないだろう。▼
だが、君はそれでいいのか?▼
《選択》
- [セテス]
- 自分が何者なのか。
わからぬままでいいのか、と聞いている。▼
《選択》
- [セテス]
- ……愚問だったな。己の正体がわからず
平気でいられる者などいないだろう。▼
- [セテス]
- ……だとしても、知りたいだろう?
己の正体がわからぬままでいいはずがない。▼
《共通》
- [セテス]
- しかし、果たして君には、
本当に覚悟があるのだろうか?▼
《選択》
- [セテス]
- 真実を知る覚悟だよ。▼
真実を知ることが、君の人生にどのような
変化をもたらすのか、私にはわからない。▼
知らなければ良かったと後悔することに
なっても、後戻りはできなくなる。▼
それでも、君は真実を知る覚悟はあるか?▼
《選択》
- [セテス]
- そうか。今日は君に、
そのことを確かめたかったのだ。▼
大司教が君に期待を掛けている以上、
私も君を引き続き支えていくつもりだ。▼
いや……私自身が、君という存在に
何かを期待しているのかもしれないな。▼
いつか君が、真実に辿り着けるよう、
私も力を尽くそう。▼
支援A†
- [セテス]
- ベレト、話があるのだが、
少しいいだろうか。▼
- (ベレトが頷く)
- [セテス]
- 以前、私は君を支えると約束した。
真実に……君の正体に、辿り着くために。▼
そう言っておきながら、実は君について、
まだ話していないことがある。▼
《選択》
- [セテス]
- 5年前、レアが姿を消す前に、君について
彼女に問いただしたことがあるのだ。▼
レアは……
君が何者なのかを、すべて知っている。▼
いや、君という存在を作り出したのが
レア本人だと言ってもいいのかもしれん。▼
《共通・選択》
- それはいったい……
- すべて、レアから聞いた(翠風の章 EP.22 のみ選択可)
《レア救出後》
- [セテス]
- レアからは、まだすべては
聞いていないのか?▼
《共通》
- [セテス]
- ここで今、レアから聞き取った断片的な話を
私なりの解釈をもって話すことはできる。▼
だが、それでは意味がないと思い、今まで
話さなかった。その考えは今も変わらん。▼
《レア救出前》
- [セテス]
- ただ、レアを救い出しさえすれば、
君は真実に辿り着ける。▼
それだけは、伝えておこうと思ってな。▼
《レア救出後》
- [セテス]
- 隠していたようで、申し訳ない。
今日はそれだけを伝えておきたかった。▼
- [セテス]
- そうか……恐らくは、
君にとって衝撃的な話だったと思う。▼
予め、レアから聞いていた断片的な話を、
私なりの解釈をもって話すことはできた。▼
だが、それでは意味がないと思い、
これまでずっと話さないでいたのだ。▼
隠していたようで、申し訳ない。
今日はそれだけを伝えておきたかった。▼
《共通・選択》
- [セテス]
- これだけでは不満か?▼
……ならば、もう一つだけ、
付け加えておこう。▼
君は、私やレアにとって
近しい身内のようなものだ。▼
故に、この先どんな未来が待っていようと、
私は君を見捨てることも裏切ることもない。▼
私はいつまでも、君の味方だ。▼
《選択》
- [セテス]
- ……まあ、そうだな。
歴史上、そういう例も少なくない。▼
だが、私に限っては、あり得ない。
……まあ、信じてもらうほかないが。▼
そもそも、私にとって君はすでに、
欠くべからざる存在になっているのだ。▼
レアの同志だとか、君の身内だとか、
そういった話を抜きにしても、な。▼
この戦争の先に、私が何を目指すのか……
それはすべて、君次第だと考えている。▼
《選択》
- [セテス]
- さて、なぜだろうな……
我がことながら判じかねている。▼
すべてにおいて特別な存在である君に、
魅了されてしまったのかもしれないな。▼
一方的な話で悪いのだが、
私にはそれ以外の選択肢はないようだ。▼
私はこの未来を、君に委ねる。▼
フレン†
支援C†
- [フレン]
- ね、先生。
少しお時間いただいてもよろしくて?▼
《選択》
- [フレン]
- 嬉しいですわ!
先生にお話を聞かせていただきたくって。▼
わたくしね、先生に興味津々ですのよ?▼
《選択》
- [フレン]
- だって、あなたって……、
不思議な雰囲気を纏っていらっしゃるから。▼
初めてあなたに会った時から、
気になって仕方なかったんですの。▼
それが、どんな雰囲気かと聞かれると、
言葉にするのは難しいのですけど……▼
たとえるなら、海のような……。
先生、海ってご覧になったことあって?▼
《選択》
- [フレン]
- 広くて深くて底が見えないですわよね。
水面は静かでも、中は深いんですの。▼
お魚がたくさん泳いでいるけれど、
外から見ても、全然見えなくて……。▼
でも、釣り糸を垂らすと引っかかるから、
見えなくても、確かにいるんですのよ。▼
《選択》
- [フレン]
- え、お魚の……ううん、違いましたわ。
先生が海みたいってお話でしたわね。▼
いつもは静かですけど、嵐になると
お船もひっくり返すくらい暴れるでしょう?▼
そんなところも……いつも物静かなのに、
いざとなると強いあなたに似ていますわね。▼
《EP.6 終了前》
- [フレン]
- でも、お兄様は少し不安みたいで、
素性の知れぬ若造が……なんて仰るのです。▼
《EP.6 終了以降》
- [フレン]
- でも、お兄様は少し不安だったみたいで、
素性の知れぬ若造が、なんて以前は仰って。▼
《共通》
- [フレン]
- あっ、お兄様に悪気はないんですのよ?
お仕事にとっても真面目な人なんですの。▼
だから、年齢もわからないようなあなたを
不安に思うのも当然のこと……。▼
そうでしょう?
ところで先生って、結局おいくつですの?▼
《選択》
- [フレン]
- ま! ご自分の年齢をご存じないの?
本当に面白い方ですのね、あなたって。▼
- [フレン]
- ま! 教えられないということは、
やはり、すっごくお若くてらっしゃるの?▼
《共通》
- [フレン]
- うーん……どれだけ見ても、
わたくしにはわかりませんけれど。▼
まさか、生徒たちよりも若い、
なんてことも……?▼
《選択》
- [フレン]
- ……え? わたくし?▼
わたくしは……そうですわね、
生徒の皆さんと、同じくらいですわよ。▼
《選択》
- [フレン]
- そーんなこと、あるはずありませんのよ?
だって、本当に、そうですもの。▼
《EP.6 終了前》
- [フレン]
- ……そうそう、だからわたくしもね、
本当は学校に入りたいんですのよ。▼
でもお兄様が、許してくださらないの。
お兄様の心配性には少し迷惑していて……▼
《EP.6 終了以降》
- [フレン]
- ……そうそう、だからわたくしもね、
本当は学校に入りたかったんですの。▼
怖い思いはしましたけど、おかげで学校に
入れてもらえたのは幸運でしたわ。▼
《共通》
- [フレン]
- あっ、いけない。お忙しい先生を、
あんまりお引き止めできませんわよね!▼
また、お話しましょうね。
それでは、ご機嫌よう。▼
支援B†
- [フレン]
- ……先生、久しぶりに少し、
お話をさせていただいても?▼
《選択》
- [フレン]
- あのね、わたくし、先生に助けていただいて
先生の学級にも入れていただいたでしょう?▼
それ以来、たくさんのことを学んで、
だいぶ大人になったと思いますの。▼
わたくしが、ここまで大人になれたのは、
先生のおかげと言ってもいいほど。▼
だから、改めてお礼を申し上げたくって。▼
《選択》
- [フレン]
- ま! 先生は、わたくしがまだ
子供っぽいとでも仰いますの?▼
お友達がたくさんできて、
いろんなことを教えてもらいましたのよ?▼
今では一人で街へお買い物にも行けますし、
あ、値切ることだってできますわ。▼
値切るってご存じ? 安くお買い物が
できるよう、お店の方と交渉するんですの。▼
子供にはちょっとない知恵ですわよね。
うふふ……▼
《選択》
- [フレン]
- ……え? わたくし?▼
えーと……前に申し上げたと思いますわよ?
何度も年齢を聞くなんて失礼じゃなくって?▼
《選択》
- [フレン]
- そう? 年齢と言えば、あなたこそ、
あやふやなままではありませんこと?▼
……ええ、もう年齢なんかにこだわるのは
やめにしましょう。ええ、そうしましょう。▼
それより、あなたのことで
また一つ気づきましたのよ?▼
あなたって不思議な雰囲気があるって、
申し上げたことがあったでしょう?▼
その時は「ただの海」にたとえましたけど、
今は「昔見た海」みたいって思いますの。▼
わたくしね、小さい頃はお母様によく
海に連れて行ってもらったんですのよ。▼
お母様は釣りが上手で……それで
わたくしね、お魚が好きになったんですの。▼
《選択》
- [フレン]
- え、お魚の……ううん、違いましたわね。
先生が「昔見た海」みたいってお話ですわ。▼
相変わらず、底の知れない
深さは感じているのですけれど……▼
なぜかしら、あなたといると、
懐かしいような気持ちにもなりますのよ。▼
遠い昔、どこかで会ったような……。▼
《選択》
- [フレン]
- いえ、それはないと思いますわよ。
だから不思議なんですの。▼
《EP10以前》
- [フレン]
- あ、もしかしたら、
遠い親戚だったりするのかしら……?▼
うふふ、それもない気がしますけれど。
だって、わたくしの親戚なら……▼
……でもレア様のなさってきたことを
考えると、案外、その可能性も……?▼
《EP11以降》
- [フレン]
- けれど、まったくの他人では
ないのかもしれませんわよね……。▼
だって、その髪と瞳の色……どう見ても……▼
《共通》
- [フレン]
- あ、いえ、何でもありませんのよ。
こちらの話、ですの。▼
とにかく、あなたのことは
他人のような気がしませんの。▼
他の仲間よりも、更に親しくなれたら、
わたくし、嬉しいと思っていますのよ?▼
支援A†
- [フレン]
- ………………。▼
はあ……。▼
《選択》
- [フレン]
- まっ、先生!?▼
ご、ご機嫌よう。▼
ちょうど先生のことを考えていましたので、
わたくし、驚いてしまいましたわ。▼
《選択》
- [フレン]
- あ、いえ、その……
先生のことが、わからなくって。▼
最初に出会った時から、あなたは不思議な
雰囲気の人だと思っていましたけれど……▼
今ではもう、確信しておりますの。
あなたが特別な存在なんだって。▼
だって、そうでしょう?▼
あなたは失われたはずの紋章を宿し、
天帝の剣を自在に操ることができる……。▼
そして5年前のある日、あなたは
髪の色も瞳の色も変わってしまわれました。▼
お兄様やわたくしと、同じような色に……▼
《選択》
- [フレン]
- わからないんですの。
お兄様は何も話してくれないから。▼
その後、あなたは皆さんを見事に導いて、
ここまで戦い抜いてきました。▼
今ではお仲間の誰しもが、あなたを慕い、
あなたの力を信じていますの……。▼
そんな真似をできる人が、他にいて?
あなた、いったい何者でいらっしゃるの?▼
《選択》
- [フレン]
- やっぱり、おわかりになりませんのね。▼
けれど、わたくしに似た髪の色になったと
いうことは、あなたが特別な存在である証。▼
だって……
この際、正直に申し上げますけど。▼
わたくしもね、皆さんとは違いますの。▼
《選択》
- [フレン]
- 以前、悪い人たちがわたくしの血を
狙った事件がありましたでしょ?▼
あなたほど特別ではないとはいえ、
わたくしの血も希少ですのよ。▼
つまり、わたくしとあなたは、
お互いに希少な者同士……。▼
しかも、何らかの絆で結ばれていることは、
間違いないと思っておりますのよ。▼
ですから、わたくし、あなたの側で、
あなたを見守っていくつもりですの。▼
あなたは、絶対に守らなければならない……
そう思わずにいられないんですもの。▼
《選択》
- [フレン]
- まあ! 先生ったら。
かっこいいこと仰って。▼
では、わたくしたちが力を合わせれば、
向かうところ敵なし、ですわよね!▼
支援S†
(女神の塔)
- [フレン]
- ……つまり、どういうことですの?▼
《選択》
- [フレン]
- こんなところに呼び出して、
そんな冗談を仰るなんて……。▼
だって、そうでしょう?▼
先生の中に神祖ソティスがいらっしゃって、
先生がソティスの力を継いだですって?▼
そんなの……変ですわ。▼
《選択》
- [フレン]
- それなら、お聞きしますけれど、
先生は、男性と女性のどちら?▼
どう見ても男性ですわよね。
ソティスは女神様ですのよ?▼
男性である先生が、
実は女神様だなんて、そんな……。▼
いえ、そういうことも
あるかもしれないけれど……でも……▼
《選択》
- [フレン]
- 違うんですの? 力を継いだ、というのは、
ソティスと同化した、ということでしょう?▼
ああ!
もうわかりませんわ、わたくしには!▼
《選択》
- (指輪の絵)
- [フレン]
- ……これは指輪ですわね。
女性ものの。▼
何で、そんなものを先生が?
やっぱり先生は……!▼
《選択》
- [フレン]
- え……?
あっ、思い出しましたわ!▼
結婚したい相手には、指輪を贈るという
習わしがありましたわよね?▼
では、つまり……!
そういう……こと……ですの?▼
《選択》
- [フレン]
- わたくしと……先生が……結婚を?▼
それはつまり、わたくしを一人の女性として
先生が好きになったと?▼
《選択》
- [フレン]
- あ、あい……あわわ……▼
わたくしあの……そういうのは……
初めてで……いえ、当たり前ですけど……。▼
驚いてしまって……その……
わたくしで、構いませんの?▼
- (ベレトが頷く)
- [フレン]
- わたくし、あなたとは何かの絆で
結ばれていると思っていましたけれど……▼
こういう形で結ばれるなんて……
いえ、どこかでわかっていたのかしら……。▼
……念のために聞きますけれど、
先生は女神様ではないのですわよね?▼
《選択》
- [フレン]
- ふふ、ごめんなさい。
この指輪、謹んでお受けしますわ。▼
海のように広い心で、
わたくしを包んで守ってくださいね。▼
ハンネマン†
支援C†
- [ハンネマン]
- ふっふっふ……。
先生、少しいいかね?▼
《選択》
- 「構わないが……」「その笑顔が怖い」を選択(共通)
- [ハンネマン]
- そう身構えないでくれたまえ。▼
我輩が君の害となったことがあったか?
いや、ないだろう。▼
紋章学の探求が進めば進むほど、
君は自分の正体に近づけるのだからな。▼
君が失われた“炎の紋章”を持っていたと
知り、少し君の過去を探らせてもらった。▼
君のその血がどこから来て、そして君の
半生にどう影響してきたのか……▼
我輩はそれを知りたいと思ったのだ。▼
《選択》
- [ハンネマン]
- ああ、そうだとも。
君のかつての傭兵仲間にも当たったよ。▼
- [ハンネマン]
- 害にはならぬと言ったはずだ。
君の傭兵時代の仲間にも当たったよ。▼
《共通》
- [ハンネマン]
- もちろんジェラルト君にも、
ジェラルト君のかつての仲間たちにもだ。▼
……さて、それでは調査結果を報告する。
間違いがあれば指摘してくれたまえ。▼
ジェラルト君がセイロス騎士団の
騎士団長だった頃……▼
彼には懇意にしている女性がいた。▼
最初は、その女性が君の母かと思ったが、
それでは辻褄が合わない。▼
なぜなら彼女はジェラルト君が修道院を
離れる前に亡くなり……▼
彼が傭兵として放浪していた先で、
君が生まれたのだからな。▼
いや、君が年齢を偽っていれば、
話は変わるのだが……どうだね?▼
《選択》
- [ハンネマン]
- まあそうだろうな。
君は傭兵のころから年齢不詳だった。▼
- [ハンネマン]
- そうかもしれないな。
君たちは謎の多い傭兵だったようだ。▼
《共通》
- [ハンネマン]
- ジェラルト君は元騎士団長という
出自を誰にも明かしていなかったし……▼
君のことも含め、仲間に多くを
語らなかったと聞いたよ。▼
いずこから来たのかも知れぬ、
力だけは確かな傭兵親子……▼
特に君は、“灰色の悪魔”と呼ばれて
恐れられたそうだね。▼
無表情に敵を屠る君の姿を、傭兵たちは
まるで英雄のように語っていたよ。▼
- [べレト]
- ………………。
- [ハンネマン]
- さて……君の素性については、
これ以上調べようもないようだ。▼
今後は、君の血に聞いてみるほかないな。▼
支援B†
- (ハンネマンが主人公の向かいに座り、暗転)
- [ハンネマン]
- 調子はどうかね。
良ければ、一杯付き合っていただこう。▼
《選択》
- [ハンネマン]
- なに、我輩の話をしようかと思ってね。
君といると、君の話ばかりだろう?▼
もちろん研究のためなのだが、
君に飽きられても困るのでな。▼
というわけで、我輩の話でも聞いて、もっと
研究に積極的になってもらえればと……▼
《選択》
- [ハンネマン]
- 今更そんなことを?
当然ではないか。▼
- [ハンネマン]
- ほう? 予想外の返事だが、
興味を持ってくれて嬉しい限りだ。▼
《選択》
- [ハンネマン]
- それでは、少しばかり
昔話をさせてもらうとしよう。▼
我輩は帝国貴族の出でな。
大きな家ではないが、当主だったのだよ。▼
所領は小さかったが、
どうやら血の「濃い」家だったらしく……▼
一族には紋章の力を宿す者が多くてね。
かく言う我輩も、小紋章を宿している。▼
その影響もあってか、我輩は若い頃から
紋章に強い興味を抱いていた。▼
やがて紋章学を志し、いつしか帝国の研究
機関で第一人者と呼ばれるまでになった。▼
《選択》
- [ハンネマン]
- 帝国での研究に、限界が来ていた。
新たな情報が必要だったのだよ。▼
- [ハンネマン]
- ふ……帝国での地位になど、
何の意味もなかったよ。▼
《共通》
- [ハンネマン]
- だからこそ我輩はガルグ=マクを訪れ、
教師をしながら研究に没頭した。▼
少しずつだが、答えに近づいている。
我輩の求めるものへと。▼
“炎の紋章”を持つ君の協力があれば、
研究は更に進むであろう。▼
我輩は目的の成就まで、
止まることはない。▼
君もできる限り力を貸してくれたまえ。
必要なのだ、君が。▼
《選択》
- [ハンネマン]
- 君の存在は、我輩にとって格別なのだ。
頼んだぞ。▼
……さて、そうと決まれば
早速、我輩の部屋に行こう。▼
行いたい実験が山積みなのだ。
なに、痛くはしないから安心したまえ。▼
支援A†
- [ハンネマン]
- ……そういうわけで、君の力には、どうやら
現状の理論では説明し切れない部分がある。▼
これは今までの仮説を覆すような、
大発見へと繋がる可能性が……▼
……む、すまんな。
話が長くなってしまったようだ。▼
今日のところは、ここまでとしよう。▼
《選択》
- [ハンネマン]
- いや、無理は禁物だぞ。戦いの合間に
こうして時間を割かせているのだ。▼
君から得られる刺激が格別で、
ついつい夢中になってしまう。▼
- [ハンネマン]
- また夢中になりすぎたな。
君も忙しいのに、申し訳ない。▼
君から得られる刺激は格別なのだ。
年甲斐もなく熱くなってしまうよ。▼
《共通》
- [ハンネマン]
- ……ふむ、そうだな。
たまには別の話でもしようか。▼
他愛のない……浮いて流れていくような
ごく軽い話題が良かろう。▼
《選択》
- [ハンネマン]
- うむ……自分から言い出しておいて何だが、
我輩は他愛もない雑談というのが苦手でね。▼
……いや、一つ思いついたぞ。
好きな料理の話はどうかね?▼
例えば、君は甘いものと辛いもの、
どちらを好む?▼
《選択》
- [ハンネマン]
- ほう、甘いもの好きか。
我輩と同じだな。▼
- [ハンネマン]
- ほう、辛いもの好きか。
我輩とは好みが逆であるな。▼
しかし、君だからこそ例外として
あり得ない話ではない。▼
《共通》
- [ハンネマン]
- 実は、紋章を宿す者は、辛いものより
甘いものを好むという仮説があるのだ。▼
紋章の力が血に宿るとすれば、
甘いものに含まれる何かが……▼
……はっ、これは面目ない。
紋章の話は終わりだった。▼
何にでも紋章を結びつけて
考えてしまうのが、我輩の悪い癖でね……。▼
どうにかせねばとは思っているのだが……。▼
《選択》
- [ハンネマン]
- いや、そうもいかん。▼
君に愛想を尽かされてしまったら、
研究への影響は計り知れない。▼
今までも似たようなことがあったのだ。
まだ帝国にいた頃の話が……▼
我輩が付き合った女性は皆、最初のうちは
紋章の話をしても構わないと笑ってくれた。▼
しかし、いつからかうんざりして、
我輩の話など聞かなくなってしまう。▼
やがて我輩が研究に没頭するうちに、
お別れの手紙が届く、と、こうだ。▼
君は男だが……だとしても、
そうなっては困るからな。▼
マヌエラ†
支援C†
- [マヌエラ]
- ……もう、誰よ。
はいはい、いるわよ。▼
《選択》
- [マヌエラ]
- ……あ、あら。
センセイ?▼
………………。
……ちょっと、ちょーっと待ってて。▼
どうすんのよ!
この状況で開けられるわけないじゃない!▼
もう、何でこんな時間まで
寝ちゃってるわけ、あたくし?▼
はあ……服! どこよ!
肌着がない! んもう!▼
(物音)
- [マヌエラ]
- ああっ!?
服の紐が、引っかかって……!▼
む、結べない……チッ……胸が……
あーもう適当でいいわよ!▼
《選択》
- [マヌエラ]
- だ、大丈夫よ。
大丈夫だから、待っていて。▼
- [マヌエラ]
- うえっ……。▼
……そういう時は、黙って聞こえないふりを
するのが大人の対応でしょ、センセイ!?▼
とにかく待っていて。
お願い。▼
《共通》
(マヌエラが出てくる)
- [マヌエラ]
- ふう……待たせちゃったかしら。
ごめんなさい、センセ。▼
それで、何のご用?▼
《選択》
- [マヌエラ]
- そんなこと、いいじゃないの。
早く話があるならしてくれない?▼
あたくしだって、必死な思いで
ここまで出てきたんだから……。▼
《選択》
- [マヌエラ]
- いえ、あなたは悪くないわ。
ただ今日は良くなかったというか……▼
昨夜が良くなかったというか……
はあ……。▼
……じゃなくて。
結局、用があるの? ないの?▼
《選択》
- 「その昨夜の話で……」「騎士から言付が……」を選択
- [マヌエラ]
- 昨夜の人から!?
な、何て言ってたのかしら。▼
《選択》
- 「もう二人でお会いすることはない、と」を選択(1つのみ)
- [マヌエラ]
- ……でしょうね。
あたくし、わかっていたわ。あたくし。▼
どうせそうなるだろうと思って、
不貞寝していたんだもの。▼
わざわざありがとう、センセイ。
もう用は終わりね?▼
それじゃ、おやすみなさい。▼
《選択》
支援B†
- [マヌエラ]
- あら、センセイ……
ちょうどいいところに。▼
《選択》
- [マヌエラ]
- 懺悔していたの。
あたくしの愚行をね。▼
- [マヌエラ]
- いえ、これは祈りではなく懺悔。
あたくしの愚行を悔いていたの。▼
《共通》
- [マヌエラ]
- それで、あなたにも懺悔したかったから……
いいかしら?
《選択・1つのみ》
- [マヌエラ]
- あなたには、これまでも散々、
迷惑をかけてきたわよね?▼
男に振られる度に仕事はすっぽかすわ、
あなたにも当たってしまうわ……▼
あたくしって、どうしようもない女なのよ。▼
はあ……
このままじゃ一生、独り身だわ、あたくし。▼
センセイもそう思うでしょ?▼
《選択》
- [マヌエラ]
- 思うの!? お世辞でもいいから、
否定してほしかったわ……。▼
- [マヌエラ]
- 本当に? なら結婚できなかったら、
あなた、あたくしと結婚してくれるの?▼
……いえ、お世辞よね。
あなたの顔を見れば、わかるわ。▼
《共通》
- [マヌエラ]
- はあ……。
あたくしの何がいけないって言うのかしら。▼
もしかして顔?
女は顔が命っていうものね?▼
歌姫として一世を風靡したあたくしの顔が、
ダメってことはない気がするけれど……。▼
《選択》
- [マヌエラ]
- そうよね! 問題ないって言い方は
ちょっとどうかと思うけど。▼
- [マヌエラ]
- そうよね! このあたくしの美貌に
問題があったら大変なことよ。▼
《共通》
- [マヌエラ]
- それなら……まさか、性格?
あたくしの性格に何か問題が……!?▼
《選択》
- [マヌエラ]
- 沈黙は肯定の意、よね。
そう、センセイもそう思っていたの。▼
- [マヌエラ]
- 随分な棒読みね。
そう、センセイもそう思っていたの。▼
《共通》
- [マヌエラ]
- 確かに、ちょっとだけだらしないかも
しれないわね、あたくしって。▼
ちょっとだけ怒りっぽいし、
ちょっとだけものぐさだし。▼
でも、そういうちょっとだけダメなところが
あったほうが、男に受けるって聞いたわ。▼
実際、そういう子ほど、
良い男を捕まえてる気がするし。▼
ダメなところが、まだ足りないのかしら。
もっとダメにした方がいい? あたくし。▼
《選択・1つのみ》
- [マヌエラ]
- な、何よそんな、急に真顔になって。
ドキドキしちゃうじゃない……。▼
支援A†
- [マヌエラ]
- ……でね、そうしたら、あたくしも
こう言うしかないじゃない。▼
あんたみたいに器が極小の男、
あたくしのほうから願い下げよ!!▼
ってね。売り言葉に買い言葉ってやつ?
はあ……。嫌になっちゃうわ。▼
あたくしに優しくしてくれる男、
どこかに転がってないかしら……。▼
……そういえば、あなたって、
あたくしにとっても優しいわよね。▼
こうやって、あたくしの愚痴に
付き合ってくれるし……▼
何だかんだ見捨てずに、
逆に頼ってくれることだってあるし。▼
《選択》
- [マヌエラ]
- ええ、そうよね。わかってる。
そう言うと思っていたけれど……▼
- [マヌエラ]
- 待って。それ以上は言わないで。
まだ答えを出すには早すぎると思うの。▼
《共通》
- [マヌエラ]
- この戦争の決着がつく頃に、あたくしたちが
無事だったら、またこの話をさせて。▼
……いいわ!
気分を入れ替えていきましょ、センセイ。▼
あたくしたちにはまだ
やらなければならないことがあるものね。▼
その重大さを思えば、
男の一人や二人……▼
………………。▼
《選択》
- [マヌエラ]
- これが落ち着いていられるわけないでしょ!▼
《共通》
- [マヌエラ]
- 何が男の一人や二人よ!
もう100人200人の世界なのよ!▼
あたくしなんて、あたくしなんて……!
……ダメね。
まったく気分を入れ替えられなかった。▼
こういう時は、体を動かすしかないわ。▼
センセイ、ちょっと手伝って。
訓練場に行くわよ。▼
100本でも200本でも、
男の数だけ打ち込んでやるわ!▼
支援S†
(女神の塔)
- [マヌエラ]
- あらー、センセイ。
こんなところにいていいの?▼
フォドラの英雄にお近づきになろうって
若い女の子がいっぱい来てるでしょ?▼
それとも、センセイはそういうのに
興味ないのかしら?▼
《選択》
- [マヌエラ]
- ええっ!?▼
センセイってば、もしかして……
女に興味がなかったの!?▼
それで、あたくしがいくら誘っても、
なびかなかったというわけね。▼
そういうことなら、わかるわ。良かった。
あたくしの問題じゃなかったのね。▼
《選択》
- [マヌエラ]
- え? やっぱりあたくしの問題?▼
あたくしに人並みの魅力があれば、
センセイを落とせてたって言うの……?▼
はあ……。
あたくしっていつもどうして……▼
《選択》
- [マヌエラ]
- それはそうでしょうね。
センセイならだれでも選り取り見取りよ。▼
- [マヌエラ]
- そうね。
あたくしの気持ちはどん底まで落ちてるわ。
- (指輪の絵)
《選択》
- [マヌエラ]
- ……は?▼
………………。▼
ええと、誰かと間違えている?▼
《選択》
- [マヌエラ]
- あまりにも男運のないあたくしを憐れんで?
憐れまれているの、あたくし?▼
いえ、違うみたいね。
あなたのその瞳……▼
そうやって誰かに熱く見つめられたのは、
とっても久しぶりよ、あたくし。▼
そんな、待望の瞬間だというのに……!▼
あたくしったら、何も気の利いた言葉を、
返せないなんて……。▼
《選択》
- [マヌエラ]
- ええ、わかっているわ。でも少しだけ、
少しだけ正気に戻る時間をちょうだい。▼
すー……はー……。
すー……はー……。▼
……ありがとう。
それで、答えだけれど……▼
……はい、喜んで。
あなたと結婚するわ、あたくし。▼
ダメな女だから、これからもあなたには
たくさん迷惑をかけると思うけれど……▼
それでも、あたくしのできる精一杯で、
あなたの愛に応えるわ。▼
だから、あなたもあたくしのことを
不安にさせないで。▼
ああ……あたくしって、
思ったよりずっと独占欲が強いみたい。▼
あなたと結婚するというのに、
もっとあなたに愛されたいと思ってしまう。▼
ふふふふ……
でも、あなたも満更じゃなさそうね?▼
末永くよろしくお願いするわ、
あたくしの旦那様。▼
ギルベルト†
支援C†
- [ギルベルト]
- ……買いつけに付き合わせてしまい、
申し訳ありませんでした。▼
わざわざ手伝いを申し出てくれるとは。
私の職務でしたのに。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- ……いいえ。
この礼は、何らかの形で、必ず。▼
- [ギルベルト]
- ……そうですね。ではいずれ、
あなたが困った時には力になりましょう。▼
《共通》
- [ギルベルト]
- とは言っても、私にできることなど
そう多くはありませんが……。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- ……釣り、ですか。
ええ、無論、構いませんよ。▼
ああ、釣りと言えば、ジェラルト殿も
素晴らしい腕前だと耳にしました。▼
- [ギルベルト]
- ……ええ、喜んで。私こそ、
あなたの剣技には学ぶところも多い。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- あなたはジェラルト殿の下で、傭兵として
生計を立てていたと聞いています。▼
私は、セイロス騎士団の中でも新参者。
あの方の業績は、詳しく存じませんが……▼
数度打ち合っただけで、その力量の
素晴らしさに感服するほどでした。▼
そして、その教えを受けて育った
あなたの腕前も、また同様に。▼
長く騎士を勤めてきた私にとって、
傭兵として経験を積んだあなたの……▼
- [ベレト]
- ……?
- [街の子供]
- あはは、待って待ってー!▼
- [街の子供]
- 待つもんかー!
こっちこっちー!▼
- [ギルベルト]
- ふ……子供が笑顔で居られるのは、
たいへん良いことですね。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- ………………。
……笑っていましたか、私は。▼
- (主人公がうなずく)
- [ギルベルト]
- では……その笑顔は忘れてください。
私には、そのような権利などないのです。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- ええ……死んでしまった者は、笑顔を
浮かべることさえできないのですから。▼
ああ、いえ。すみません、つまらぬ話を……
……さあ、早く戻りましょう。▼
支援B†
- [ギルベルト]
- ……主よ。
どうか、陛下の魂を……▼
- (主人公が現れる)
- [ギルベルト]
- あなたは……
……どうしました、このような夜分に。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- ……それは、申し訳ありません。
ですが……▼
《共通》
- [ギルベルト]
- もう、夜も遅い。
明日に備え、休まれたほうが良いかと。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- 見てのとおりです。
……主に祈りを捧げていました。▼
私には、こうすることしかできませんので。▼
……すでに、伝えましたね。
私が、王家に仕える騎士であったのは。▼
一介の兵士に過ぎなかった若い私を、
当時の王は騎士に取り立ててくださった。▼
そして私には、王族の守護と、
教導の任が与えられました。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- は……あなたと同じ、教師のようなものと
考えていただいて差し支えないでしょう。▼
- [ギルベルト]
- そのとおりです。
もう40年近く、勤め上げてきました。▼
《共通》
- [ギルベルト]
- ランベール陛下やディミトリ殿下に
武芸や兵法、学問を指南する傍ら……▼
その御身を守り続けてきました。
……あの日までは。▼
私は、職責を全うできなかった。
……無力だったのです。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- ……はい。▼
襲撃の報を受けた際には、時すでに遅く。
騎士や兵士を死なせ、陛下も……▼
私があの日、もっと早くダスカーに
辿り着けていれば良かったのです。▼
今の殿下をあのようにしてしまったのは……
他でもない、私なのかもしれません。▼
そして、私は妻子を捨てて国を逃げ出した。
……罪に罪を重ねたのです。▼
国も、家族も……本当に守るべきものの
すべてを放り捨てて、私は逃げた……。▼
……一生を懸けて、
私は、私の罪と向き合わねばならない。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- ですが……私が、すでに亡い陛下や
あの日死んでいった者たちにできるのは……▼
- [ギルベルト]
- 娘と妻に詫びることや、殿下に尽くすことが
私にとっての贖罪です。ですが……▼
生者への贖罪を果たせても、死者への贖罪は
こうして祈ることでしか果たされない……▼
《選択》
- 祈っても贖罪は果たされない
- 死者に報いる方法はない
- 「祈っても贖罪は果たされない」「死者に報いる方法はない」を選択
- [ギルベルト]
- ………………。▼
昔……あなたと同じようなことを
言った方がおりました。▼
……いけませんね。
こう年を食うと、思い出話ばかり。▼
さて、やはりもう戻りましょう。
……祈りは、もう済みましたから。▼
支援A†
- [ギルベルト]
- ……廃墟のようだったこの街も、徐々に
活気を取り戻してきたように思います。▼
ですが、やはり物資の買いつけとなると
まだまだ苦労を強いられる……。▼
民の暮らしも苦しいものでしょう。早く
この戦乱が終わる日が来れば良いのですが。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- ……ええ、そうでしたね。
我々の手で掴み取らねばなりません。▼
- [ギルベルト]
- 共に勝利を掴み取りましょう。
そして、平和な世界を築くのです。▼
《共通》
- [ギルベルト]
- ふ……しかし、いずれ平和な世が訪れたらば
私はどうすべきなのでしょうね。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- ……無論、そのつもりではありました。
ですが、今となっては、こうも思うのです。▼
私の役目は、終わったのではないか……と。▼
新たな時代に、私のような古い人間が
居座り続けるわけにはいきません。▼
- [ギルベルト]
- ……無論、そのつもりではありましたが。
娘にも、娘の選んだ道があるでしょうから。▼
私と共に暮らすことだけが、アネットの
幸福ではないのだ、とも思うのです。▼
娘が望むのならば、私は喜んで帰ります。
ですが、彼女が望まないのであれば……▼
《共通》
- [ギルベルト]
- 兄の元から妻を呼び寄せ、
修道院で暮らすというのも……▼
悪くない選択……なのかもしれません。▼
……昨晩、酒を呷ったからかもしれません。
このような夢を見てしまうのは。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- ……そうですね。未来を見据えることで、
得られる力もあるのかもしれません。▼
- [ギルベルト]
- 本当に……まずは次の戦いを生き延びる
ことを考えねばならないというのに。▼
《共通》
- [ギルベルト]
- ……む。▼
- [街の子供]
- あ、釣りのおじさん!
こんにちはー!▼
《選択》
- [ギルベルト]
- ……実は以前、彼らに
釣りを教えてやったことがありまして。▼
- [ギルベルト]
- 近くの川でおっきな魚が釣れたんだよ!
おじさんのおかげだよ!▼
- [ギルベルト]
- ……そうか。
ならば、家族にも食べさせてやるといい。▼
- [街の子供]
- はーい!▼
《選択》
- [ギルベルト]
- ……ああ。確かに以前、言いましたね。
私の笑顔など忘れてくれ、と。▼
今は……忘れてくれ、とまでは言いません。
あなたの言葉が、響いたのです。▼
……私を取り立ててくださった彼の王は、
使者を想い過ぎるな、と仰いました。▼
死者は死者だ、と。今を生きる者が
死者に束縛される必要はないのだ、と……▼
……私は、私の人生を生きようと思います。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- ……今のあなたも、良い顔をしていますよ。
出会った頃には、見られなかった顔です。▼
どのように肩書きや立場がかわろうと……
あなたは、そのままであってください。▼
支援S†
(女神の塔)
- [ギルベルト]
- ……ここは、変わりませんね。▼
レア様が一線を退かれ、
あなたが新たな大司教となっても……。▼
今や廃墟であった大修道院は再建され、
フォドラも、王の下で1つにまとまった。▼
ふ……新たな時代が、来るのですね。▼
《選択》
- 「修道院に残るのか?」「国に帰らないのか?」を選択
- [ギルベルト]
- ……はい、前々から考えていたことです。▼
無論、陛下にもご理解いただきました。
お前の望むままに生きよ、と……。▼
老兵の役目は、終わったのです。
少し寂しいですが、喜ぶべきなのでしょう。▼
《アネットがロストしていない時》
- [ギルベルト]
- それに……私が修道院にいるからと言って、
娘との繋がりが切れるわけではありません。▼
たまには、妻子の元にも
顔を出すつもりでいます。▼
《共通》
- [ギルベルト]
- 老い先の短い我が身ではありますが。
この槍……次は、あなたに預けましょう。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- 何を仰るのです。
……あなただからこそ、お仕えしたい。▼
《共通》
- [ギルベルト]
- ……戦争は終わったとは言え、
フォドラの動乱はもうしばらく続くでしょう。▼
全土を統一したファーガスと、我々教団は
手を取り合って事に当たらねばなりません。▼
私にできることなど、
そう多くはありませんが……▼
教団と王国の架け橋ならば、
きっと私にもできるでしょうからね。▼
ふ……あとはせいぜい、修道院の孤児たちに
釣りを教えてやるくらいでしょうか。▼
……そうだ、大切なことを忘れていました。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- はい。
私は、私の人生を生きると決めました。▼
ですから……自分を偽るのは、
もう、今日限りにしようと思います。▼
……大司教猊下。
どうか、私の本当の名をお呼びください。▼
ギュスタヴ=エディ=ドミニク。
それが、私の名です。▼
《選択》
- [ギルベルト]
- ……は!▼
このギュスタヴ、
あなたに揺るがぬ忠誠を誓います。▼
騎士の誇りに懸けて、
あらゆる苦難から猊下をお守りしましょう。▼
その命も……その笑顔も。▼
アロイス†
支援C†
- [アロイス]
- おや、先生! 今日も仕事に励んでいるな!
精の出ることだ。感心、感心。▼
このアロイスに手伝えることがあれば、
何でも頼ってくれ! 何かあるだろう?▼
《選択》
- 「特に困っていない」「気持ちは嬉しいが……」を選択
- [アロイス]
- むむ? そう言わずとも!
さあ、何でも言ってくれ!▼
何しろ私にとって貴殿は、
兄弟も同然の相手なのだからな。▼
同じくジェラルト殿に育てられた者同士、
仲良くやろうではないか。▼
《選択》
- [アロイス]
- むむ、話していなかったか?
私としたことが、何たる失態!▼
- [アロイス]
- はっはっは、まあ、それにしては
年が離れすぎている気もするがな!▼
《共通》
- [アロイス]
- 実はな、私は幼くして両親を亡くし、
王国の修道院で暮らしていたのだが……▼
何の希望もない日々を過ごす私の前に、
たまたま立派な風体の騎士が現れてな。▼
その騎士……そう、ジェラルト殿は、何を思ったか、
思ったか、私を一目見て従者としたのだ!
《選択》
- [アロイス]
- であろう、であろう?
団長は本当によくわからん方でなあ。▼
後から聞けば、元々従者にしていた少年が
流行り病で死んでしまい……▼
何となーく年が近く、何となーく風貌の
似ていた私を、従者にしたのだとか。▼
いやあ、本当に無茶苦茶もいいところ!
だが、そこが団長らしさと言うべきか。▼
しかしそれも、もう30年以上も昔の話だ。
いやあ……時が経つのは早いものだな。▼
《選択》
- [アロイス]
- ああそうだ、あれは確か私が
まだ15歳にもならん頃の話だったはず……▼
- [アロイス]
- 実は私も、はっきりとは知らんのだ。
貴殿こそ聞いたことはないのか?▼
- (主人公が首を横に振る)
《共通》
- [アロイス]
- むむ……とにかくジェラルト殿が、当時から
ほとんど老けておらんのは確かだな。▼
そういえば昔、酒の席で……
いや、この話はまたの機会にしようか。▼
とにかく、あの方が何者であろうと、
ジェラルト殿はジェラルト殿……であろう?▼
《選択》
- [アロイス]
- うむ。……さて。
何はともあれ、これでわかっただろうか?▼
私が貴殿に対して、
いかに親しみを覚えているか!▼
さあ、何か困り事を言うがいい! 先生!
何でも力になろう! さあ!!▼
《選択》
- [アロイス]
- ぬっ……。そ、そうか。
ならば今日のところは諦めるとしよう……。
もし何かあれば、
何でも気兼ねなく私を頼ってくれ!▼
支援B†
- [アロイス]
- おお、先生。
貴殿も釣りをしにきたのか?▼
《選択》
- [アロイス]
- おお! 何か困ったことでも……
……むむ。その様子では、違うようだな。▼
《共通》
- [アロイス]
- いやあ、しかし、
釣りと言えば、ジェラルト殿だな。▼
私もかつてはジェラルト殿と共に、
度々こうして釣り糸を垂れたものだが……▼
これが、今でもさっぱり上達しない!
魚がまったく食いつかんのだ。▼
《選択》
- [アロイス]
- むむ……流石はジェラルト殿の子、
釣りには心得があるというわけか……。▼
- [アロイス]
- くっ……やはり貴殿はジェラルト殿の子!
かつて、まったく同じことを言われたぞ!▼
《共通》
- [アロイス]
- しかし、私が釣り下手なのはさておき、
団長は本当に釣りが上手くてな。▼
私が魚を1尾釣り上げる間に、あの方は、
籠いっぱいに魚を釣っていたものだ。▼
はっはっは、貴殿と話しているうち
何だか懐かしくなってきたぞ!▼
どうだ、先生、釣り糸を垂れつつ、
団長の思い出話に花を咲かそうではないか!▼
- (暗転)
- [アロイス]
- ……そう言えば以前、ジェラルト殿には
老けた様子がなかった、という話をしたな?▼
昔、酒場で酔っ払ってジェラルト殿が
ぽろりと漏らしたことがあるのだ。▼
自分はかつて紋章を宿す血をその体にいれ、
紋章の力で寿命が延びたのだ……とな。▼
《選択》
- [アロイス]
- その時は、私も酒の席の冗談だと思って
笑って聞いていただけだった。▼
年齢を聞いたら、100歳を越えてから
数えていないなどと言うのだからな。▼
だが……事実、あの方は20年前と
何も変わらぬ姿で、私の前に現れた。▼
ジェラルト殿は不思議なお方だ。
あの方のことは、私にもよくわからん。▼
むしろ、私が先生から
ジェラルト殿のことを聞きたいくらいだ。▼
そうだ、大修道院を離れていた間の
ジェラルト殿は、どんな様子だったのだ?▼
《選択》
- [アロイス]
- はっはっは、それは昔からずっと
変わっていなかったのだな。▼
任務の合間に、少しでも時間ができると、
がっつり釣りを楽しんでいた。釣りだけに。▼
釣った魚にかぶりつきながら飲む酒は
最高の贅沢だ、などとよく言っていたな。▼
- [アロイス]
- はっはっは、それは昔からずっと
変わっていなかったのだな。▼
私と出会った当時から、事あるごとに
酒を飲みたいと叫んでいた。酒だけに。▼
それでも戦場に立てば敵なし、
“壊刃”の名に相応しい活躍ぶりだったぞ。▼
《共通》
- [アロイス]
- しかし……こうして先生と共に
釣り糸を垂れていると……▼
ジェラルト殿と並んで釣りをした、
あの頃を思い出すな……。▼
支援A†
- [アロイス]
- ………………。▼
……ああ、貴殿か。
どうした、何か用でもあるのか?▼
《選択》
- [アロイス]
- むむ……すまん、少しばかり
厄介な任務に出てきたところでな。▼
戦争が始まってから、私はこれまで以上に
多くの者を手に掛けてきた……。▼
……そして、貴殿やかつての生徒たちにも
手を汚させてしまった。▼
ああ、無論、貴殿らは自らの意志で
戦うことを選んだのだろう。▼
だが、時折思うのだ……子供たちが戦いを
選ばねばならん世界など、間違っている。▼
《選択》
- 「もう子供ではない」「気持ちはわかるが……」を選択
- [アロイス]
- むむっ、それはそうだが……やはり、
そう簡単に割り切れるものでもないのだ。▼
まったく、貴殿の前で、このような辛気臭い
顔をするわけにはいかぬというのに……▼
《選択》
- [アロイス]
- ………………。
……ぷっ、はっはっはっは!▼
よく言うわ! 私がどんな顔をしたって、
男前には程遠いだろうが!▼
……そういえば団長も、私が落ち込む度、
くだらん冗談で励ましてくださったな。▼
そして、その冗談は私に受け継がれ!
……私は、失笑を買うばかりなのだが。▼
団長の冗談の才は、むしろ貴殿が
受け継いでいるのかもしれんなあ?▼
しかし……はっはっは、このアロイス、
貴殿のおかげで元気が湧いてきたぞ。▼
そうだな、いくら私が落ち込んだところで、
この戦争が終わってくれるわけではない。▼
ならば、前を向いて進み続けるのみ!
そうであろう、なあ!▼
《選択》
- [アロイス]
- ま、実を言うと、この台詞も
ジェラルト殿の受け売りなのだがな。▼
私にとってジェラルト殿は人生の師……
とにかく、誰よりも大切なお方なのだ。▼
そして……今となっては、貴殿もな。▼
《選択》
- [アロイス]
- もちろん、そのこともあるが、
今は、それだけではない。▼
- [アロイス]
- はっはっは、そう照れずともいい。
むしろ、当然だ、と受け止めてくれ。▼
《共通》
- [アロイス]
- これまで貴殿の姿を見、共に戦う中で、
貴殿を兄弟のように思うと同時に……▼
全霊を持って支え、守り、仕えるべき
器の持ち主だと感じているのだ、私は。▼
貴殿はもはや、フォドラにとって……
そして私にとっても、なくてはならん存在。▼
これからも私は騎士として、そして貴殿の
「兄」として、その身を守り続けよう!▼
《選択》
- [アロイス]
- た、確かに年を考えればそうなのだが……
むむむ、団長との間柄を考えると……むむ。▼
まあ良い。このアロイス、ジェラルト殿の
名に懸けて、貴殿を守り通してみせよう!▼
- [アロイス]
- うむ! このアロイス、ジェラルト殿の
名に懸けて、貴殿を守り通してみせよう!▼
はっはっは、どうか今後も頼むぞ!▼
支援S†
(女神の塔)
- [ベレト]
- ………………。▼
- [アロイス]
- むむっ、こんなところでどうしたのだ。
誰かを待っているのか?▼
《選択》
- [アロイス]
- はっはっは、貴殿はやはり冗談が上手い!
私とは、約束もしていないではないか。▼
- [アロイス]
- おっと、それは失礼したな。
私の用は後で……む、それは私のことか?▼
《共通》
- [アロイス]
- しかし……長い戦いだったな。
ようやくフォドラも落ち着いてきた。▼
だが!
まだまだ気を抜いてはおられん!▼
我々の仕事はまだ始まったばかり!
むしろこれからのほうが忙しくなるぞ!▼
《選択》
- [アロイス]
- はっはっは……。
ま、それもそうであろうな。▼
- [アロイス]
- うむ。
私も貴殿の力となれるよう努めよう。▼
《共通》
- [アロイス]
- ……まあ、いろいろと片づいた頃にでも
またゆっくりと釣りでもしよう。▼
再び貴殿と並んで釣り糸を垂らす日を、
心待ちにしているからな。▼
あー……ところで、コホン。
本当に、誰かと逢引きの予定は……?▼
《選択》
- [アロイス]
- ……おお! やるではないか!
貴殿も年頃なのだ、そろそろ身を固めて……▼
- [アロイス]
- なんと、それはそれで、また……貴殿も
もう年頃なのだ、そろそろ身を固めて……▼
《共通》
- [アロイス]
- えー……ゴホン。
すまんすまん、つい……▼
《選択》
- [アロイス]
- すまん、すまん。貴殿のこととなると、
ついつい気持ちが入ってしまってな。▼
しかし、本当に……
よくぞ、ここまで頑張ってきたものだ。▼
幾たびの困難にもくじけず、
貴殿は戦い続けてきた……▼
きっとジェラルト殿も、
天上で喜んでおられるに違いない。▼
本当に……私は貴殿を誇りに思うぞ。
これからも私のことは本当の兄と思って……▼
《選択》
- [アロイス]
- むっ……そこは聞き流してくれても
良いではないか。▼
ま、何はともあれだ。
今後も共に頑張って行こうではないか。▼
このフォドラのため……
そして、亡き団長のためにも。▼
《選択》
- [アロイス]
- はっはっは、ああ、何でも頼ってくれ!
私はいつでも貴殿の味方でいよう!▼
カトリーヌ†
支援C†
- [カトリーヌ]
- ……なんだかねえ。▼
《選択》
- [カトリーヌ]
- 何でレア様は、アンタなんかを
特別扱いするんだろうな?▼
体格も平凡だし、特別美形でもないし、
どこにでもいそうな若造じゃん。▼
ま、アンタが腕の良い傭兵だったってのは、
疑っちゃいないけどさ。▼
それはシャミアの奴だって同じだ。
けど、アンタほど気に掛けられてないよな?▼
そもそもだ。騎士団じゃなく教師に
抜擢された時点で特例すぎるしな。▼
《選択》
- [カトリーヌ]
- わからん。レア様のお考えが、
アタシには、まったくもってわからんね。▼
- [カトリーヌ]
- あー、別に責めてるんじゃないよ。
ただ、レア様のお考えが見えなくてさ。▼
《共通》
- [カトリーヌ]
- やっぱりアレか?
ジェラルトさんの子供だからか?▼
《~EP.9》
- [カトリーヌ]
- セイロス騎士団の元団長にして、
フォドラで随一の傭兵……だもんな。▼
アタシが入団した頃には、もう抜けてたから
よくは知らないけど……強いんだろ?▼
《EP.10~》
- [カトリーヌ]
- セイロス騎士団の元団長にして、
フォドラで随一の傭兵だった人だ。▼
短い間しか一緒に働けなかったから、実力を
見る機会がなかったが……強かったんだろ?▼
《選択》
- [カトリーヌ]
- おいおい……
アンタがわかってないだけじゃないのか?▼
“壊刃”ジェラルトと言やあ、
フォドラで知らない者はいないんだぞ?▼
もしもアンタが、単なる親の七光りで
幅を利かせてんなら納得いかないが……▼
レア様に限っては、そんな理由で
アンタを優遇はしないはずだ。▼
うーん……。▼
……アンタ、何か隠し事があるんだろ。
そうじゃなきゃ説明がつかない。▼
決めた。アタシはアンタを監視して
レア様が気に入ってる理由を探る。▼
それが、アタシにも真似できることなら、
アンタの真似をすりゃアタシも……▼
万が一、あくどいことをしてたんなら、
アンタを消せる。それはそれで良しだ。▼
- [ベレト]
- ………………。▼
支援B†
(剣が弾かれる音)|
- [カトリーヌ]
- ……はは、ちょっと脅かしてやるつもりが、
弾かれちまったか!▼
先生も、なかなかやるもんだね。▼
《選択》
- [カトリーヌ]
- まあまあ。アンタが弾き飛ばした剣を
よく見てみろよ。ほら、訓練用の木剣だ。▼
当たったところで、せいぜい
でかいコブが出来るだけだ。笑って許せ。▼
《選択》
- [カトリーヌ]
- 泣きごと言うなって。
痛みには慣れてんだろ?
- [カトリーヌ]
- よっぽど当たりどころが悪くなきゃ、
死にゃしないって。▼
《共通》
- [カトリーヌ]
- それに、アンタなら避けられるって
わかってたからな。▼
……前に、アンタを監視させてもらうって
言ったの、覚えてるか?▼
あれ以来、ずーっとアンタを見てたからね。
実力の程は、すっかり把握済みさ。▼
《選択》
- [カトリーヌ]
- ああ。じーっくり観察させてもらったよ。
気配を消してたから気づかなかったろ?▼
で、結論としては、
アンタはやっぱり優秀だった。▼
指揮能力も剣の腕も非の打ちどころがない。
そのうえ、ガキどもにも慕われてるし……▼
天帝の剣を使えるってのを差し引いても、
アンタほどの奴は、そうはいないだろうね。▼
最初は親の七光りを疑ったが、
そうじゃなかった。▼
レア様の目に狂いはなかったってわけだ。
うんうん、流石はレア様だ。▼
……しかし、アンタの人望やら、天帝の剣を
使う力やらは、真似のしようもない。▼
アンタを観察してレア様の気に入る理由を
探るって作戦は、失敗みたいだな。▼
《選択》
- [カトリーヌ]
- 何、ホッとした顔してんだよ。
アンタの観察はこれからも続けるぞ。▼
《第一部》
- [カトリーヌ]
- レア様が見てないところで、アンタが何を
しているか、逐一、報告しなきゃならん。▼
《第二部》
- [カトリーヌ]
- いずれレア様を救い出せたら、アンタが何を
してきたか、余さず報告しなきゃならん。▼
《共通》
- [カトリーヌ]
- そうすりゃたぶん、
レア様も喜んでくれんだろ?▼
アタシから逃げようったって、
そうはいかないさ……ふっふっふ。▼
- [ベレト]
- ………………。▼
支援A†
(剣戟の音)
- [カトリーヌ]
- っりゃあああ!▼
消えな、うらああああ!
……ぐわっ!▼
- [カトリーヌ]
- あー、久々に死ぬかと思ったよ……。
いや、先生が来てくれなきゃ死んでたかな。▼
まさか偵察任務で、
あんな大軍にぶち当たるとはね……。▼
≪選択≫
- [カトリーヌ]
- ははは、任務のことより、
アタシの体の心配をしてくれるのか?▼
- [カトリーヌ]
- いや、威力偵察のつもりだったからね。
敵の戦力がわかりゃ任務は成功だよ。▼
≪共通≫
- [カトリーヌ]
- ……あれ、先生。
そういや、何でここにいるんだ?▼
≪選択≫
- 「悪い予感がして見に来た」「心配で迎えに来た」を選択
- [カトリーヌ]
- ふうん……そういうとこだよな、
アンタが仲間に慕われてんのはさ。▼
このご時世、誰しもが自分の事で
手一杯だってのに……。▼
アンタのそういう優しいとこ、
レア様と重ね合わせて見そうになるよ。▼
≪選択≫
- [カトリーヌ]
- ああ、もちろん。レア様の優しさのおかげで
アタシはここにいるんだから。▼
王国のお尋ね者だったアタシが、ここまで
生きてこられたのはレア様のおかげさ。▼
≪選択≫
- [カトリーヌ]
- 先生には話したことなかったか?
アタシは王国貴族カロン家の生まれでね。▼
その頃は“雷獄のカサンドラ”なんて名で
呼ばれて、それなりに名も売れてたんだ。▼
それが、国王殺しに絡むゴタゴタで、
あらぬ罪を着せられちまって……。▼
王国から逃げ出してきたアタシを、
レア様が匿ってくれたんだよ。▼
≪選択≫
- [カトリーヌ]
- 昔はアタシも士官学校の生徒でさ。
そん時の縁を頼ったっていうか……。▼
生徒時代にもレア様に助けられてね。
まあ、たいした話じゃないんだが……。▼
《カトリーヌ×セテス支援C未満》
- [カトリーヌ]
- 何があったのかよく覚えてないんだが、
とにかく瀕死の大怪我を負っちまってさ。▼
《カトリーヌ×セテス支援C達成後》
- [カトリーヌ]
- 課題で魔物退治に出たはいいが、
返り討ちにあって死にかけてさ。▼
《共通》
- [カトリーヌ]
- そん時に、レア様がアタシのことを
介抱してくれたんだ。▼
自分が汚れるのも構わず、血と泥にまみれて
倒れてたアタシを抱き起してくれてね……▼
それ以来、アタシにとってレア様は、
女神様も同然になったってわけ。▼
その想いは今も変わらないんだが……▼
レア様の事を考えてると、なぜだか
アンタの顔も浮かぶようになってね。▼
困ったことに、アタシの中でアンタの存在が
日に日に膨らんでいるらしいんだよ。▼
≪選択≫
- [カトリーヌ]
- おや、そう思ってくれるのか?
なら、アタシもこの現状を受け入れるか。▼
これからもアンタを観察しといてやるよ。
レア様に報告するためじゃなくて……▼
アタシが、アンタを見ていたいから、ね。
支援S†
- [カトリーヌ]
- 忙しいとこ呼び出して悪かったな、先生。▼
《蒼月の章》
- [カトリーヌ]
- アンタは新しい大司教として、
ここに留まるんだよな?▼
《銀雪・翠風の章》
- [カトリーヌ]
- アンタはフォドラの王として、
ここに留まるんだよな?▼
《共通》
- [カトリーヌ]
- そんなアンタに相談がある。▼
ま、想像通りかもしれないが、
アタシの身の振り方についての話だ。▼
≪選択≫
- [カトリーヌ]
- ……どうしようか、考えてるんだよ。▼
アタシはこれまで、教団のためってより、
レア様のために騎士として働いてきた。▼
《蒼月の章・銀雪の章(レア支援A以上)*1》
- [カトリーヌ]
- だが、レア様が隠退を決められた今、
この先どうすべきか悩んでてな。▼
《翠風の章・銀雪の章(レア支援A未満)》
- [カトリーヌ]
- だが、レア様を失った今、
この先どうすべきか悩んでてな。▼
《共通》
- [カトリーヌ]
- ま、昔の名前に戻してカロン家に戻るのも
できなくはないけど……▼
アタシには、そうしたい理由が無い。
今更、家に縛られて生きていたくないんだよ。▼
≪選択≫
- [カトリーヌ]
- そりゃそうだけど……消去法で
ここに留まるのも、虚しい気がするじゃん。▼
これからも騎士を続けようって、
積極的な理由があれば別なんだけどね……。▼
≪選択≫
- [カトリーヌ]
- 例えば、そうだな……。▼
アンタが、どうしてもアタシに騎士として
仕えてほしいって言うなら、理由になるな。▼
どうしてもアタシと離れたくないとか、
ずっと傍にいてほしいとかでもいいんだが。▼
じゃなきゃ……
どうしてもアタシと結婚したい、とかな?▼
≪選択≫
- [カトリーヌ]
- おいおい……本気にするぞ、先生?▼
- (ジェラルトの指輪)
- [カトリーヌ]
- ……本気なのか?▼
(主人公頷く)
- [カトリーヌ]
- 泣く子も黙る“雷獄のカサンドラ”だぞ?
絶対アンタを尻に敷くぞ?▼
料理も針仕事も、何にもできないぞ?
なんで、アタシなんかと……▼
≪選択≫
- [カトリーヌ]
- …………………。▼
……ありがとう。アタシも、
アンタに惚れてる。首ったけだよ。▼
この指輪、受け取らせてもらうな。
アタシにも、こんな日が来るなんて……。▼
あ……ちなみに、騎士は続けてもいいか?▼
- (ベレトが頷く)
(一枚絵:カトリーヌ)
- [カトリーヌ]
- 良かった! アタシには剣しかないから。
これからもこの雷霆で、アンタに尽くすよ。▼
この先、すーっとな。
……一生逃がさないから、覚悟しとけよ?▼
シャミア†
支援C†
- [シャミア]
- よ、先生。
調子はどうだ。▼
随分、生徒にも慕われているな。▼
《選択》
- [シャミア]
- そう愛想が良くも見えないのに意外だよ。▼
- [シャミア]
- フ……その自信ありげな態度も、
様になっているよ。▼
《共通》
- [シャミア]
- ま、あんたの実力は確かだし、
不思議というほどほどじゃないか。▼
最初は懐疑的だったが、教師に抜擢した
上の判断は間違っていなかったんだろ。▼
《選択》
- [シャミア]
- 私があんたの立場なら、
相手の正気を疑うな。▼
ま、結果良ければすべて良し、だ。▼
- [シャミア]
- そこまで言うか。
底が見えん奴だな、あんたは。▼
ま、結果良ければすべて良し、か。▼
- [シャミア]
- 間違いだったとしても、
結果良ければすべて良しだ。
《共通》
- [シャミア]
- ……しかし、あんたが傭兵上がりなのは、
いまだ信じられん。▼
私も子供の頃から傭兵だったが、
あんたみたいに軍師の真似はできないし……▼
王族や貴族と付き合うなんて、
肩が凝りそうでご免だ。▼
《選択》
- [シャミア]
- ああ、そうだ。
家が貧しくてな。▼
口減らしのため家を出た。
傭兵を選んだのは、実入りが良いからだ。▼
自分に向いた仕事ではあったが、
偉そうな貴族に雇われる必要があるのがな。▼
- [シャミア]
- ああ、傭兵をやっていると、
たいていの雇い主は貴族だ。▼
命を懸ける分、実入りは良いが、偉そうな
連中の相手は勘弁してほしかったな。▼
《共通》
- [シャミア]
- その点、セイロス騎士団はいい。
偉そうな貴族を殴っても問題にならん。▼
……冗談だ。
だが良い契約相手なのは確かだよ。▼
《選択》
- [シャミア]
- 私はセイロス教徒じゃない。
騎士団の中じゃ、例外中の例外だ。▼
レアさんに拾われたから、
その恩に報いるために騎士でいる。▼
やっていることは、
傭兵の延長みたいなもんだが……。▼
《外伝「剣であり盾たる騎士団」クリア前》
- [シャミア]
- ま、もしかしたら、
あんたと仕事することもあるかもな。▼
《外伝「剣であり盾たる騎士団」クリア後》
- [シャミア]
- この前、デアドラに行ったように、
あんたと仕事することも増えるかもな。▼
《共通》
- [シャミア]
- 騎士団には風変わりで、
えらく強い連中が揃っているが……▼
あんたはすぐに抜きん出てくるだろ。▼
恐ろしくもあるが、興味も湧く。
あんたのその行く末に、な。▼
支援B†
- [シャミア]
- この前の戦い、助かったよ。
あんたがいると楽だ。▼
《選択》
- [シャミア]
- 私のほうが助かっているぞ。
全部あんた任せでいいからな。▼
- [シャミア]
- ああ、楽だ。
全部あんた任せでいいからな。▼
《共通》
- [シャミア]
- 戦場に立つ身として、
どうなんだそれはとも思うが……▼
あんたの判断に間違いはないと、
不思議と信じられる。▼
《選択》
- [シャミア]
- わからん。▼
心当たりがないわけじゃないが……
いや、気のせいだな。▼
- [シャミア]
- それは私が判断しても同じだ。▼
結果の成否はともかく、その時点では
あんたの判断が最善だと思えるって話さ。▼
《共通》
- [シャミア]
- それに最近は、あんただって、
私が迷いなく従う前提で指示しているだろ。▼
この状況でそれを言うか、みたいな
無茶な指示を平気でしてくるからな。▼
《選択》
- [シャミア]
- 謝る必要はない。
頼られるのは嬉しいさ。▼
- [シャミア]
- 言うな、あんた……。
まあいい、頼られるのは嬉しいさ。▼
《共通》
- [シャミア]
- しかし、私の見立てどおりだったな。▼
《紅花の章》
- [シャミア]
- あんたは今じゃ皇帝直属軍の指揮官として、
最も重要な軍を預かる身だ。▼
《紅花の章以外》
- [シャミア]
- あんたは今じゃ対帝国の指揮官として、
大軍を動かす立場だ。▼
《共通》
- [シャミア]
- 士官学校で生徒たち相手に、
教師をやっていた日々が懐かしい。▼
くくっ……そのせいで、
今もあんたは皆から「先生」呼びだからな。▼
いったいどこに指揮官のことを先生と
呼ぶ軍があるんだか……くふふふっ!▼
《選択》
- [シャミア]
- 悪い、少しつぼに入った。▼
- [シャミア]
- あんたは根っからの先生、か。▼
《共通》
- [シャミア]
- いや、あんたといると
退屈しないでいい。▼
戦争に負けてフォドラに取り残されたが……
あんたと出会えただけで釣りが来る。▼
おや、何だ、その顔。
言っていなかったか?▼
私は10年前に帝国軍に敗れた、
ダグザの傭兵だ。▼
傭兵にとっちゃ、敵も味方もない。
今はこうしてあんたらに雇われる身さ。▼
変わらず頼ってくれよ。
いいな?▼
支援A†
- [シャミア]
- もう10年になる……。
そろそろ吹っ切れてもいいか?▼
いや、愚問だった。
お前の答えはわかっている……。▼
《選択》
- [シャミア]
- 誰かと……まあそうだ。
ずっと昔に死んだ奴とな。▼
- [シャミア]
- 少し、想っていただけだ。
ずっと昔に死んだ奴をな。▼
《共通》
- [シャミア]
- 気になるか?
まあ、戦友だよ。ダグザの傭兵時代の。▼
10年前の帝国軍との戦争で、
あえなく死んだ奴さ。▼
最近、よく思い出すんだ。▼
《選択》
- [シャミア]
- ああ、あんたのせいだ。▼
いや、厳密にはあんたのせいじゃないが……
あんたがあいつに似ているからだ、な。▼
何というか、雰囲気がそっくりなんだよ。▼
喋り方も、あんたはフォドラ、あいつは
ダグザの言葉を話していたってのに……▼
不思議と同じに感じる。
なぜかは知らんが。▼
おかげで私はいつも、
失った過去を懐かしんでいるよ。▼
《選択》
- [シャミア]
- 謝るな。
あなたは悪くないだろ。▼
- [シャミア]
- まあ、そうだろ。
あんたが悪いわけじゃない。▼
《共通》
- [シャミア]
- いい年して乙女みたいに
想い出に浸っている私のほうが問題だ。▼
……だが、何事も初めては
記憶に残りやすいもんだろ?▼
やれやれ……
この話はやめよう。▼
《選択》
- [シャミア]
- 過去じゃなく、未来の話でもするか。▼
- [シャミア]
- さあな。
私には多くの場所がある。▼
《共通》
- [シャミア]
- あんたの居場所は、
すでにそこと定まっている気がするが……▼
私はどこで何をするやら。▼
- [シャミア]
- そろそろただの仕事じゃなく、
これと居場所を決めるべきなのかもな。▼
少なくとも、私は自分で……
そうしたがっている気がするよ。▼
支援S†
(女神の塔)
- [シャミア]
- 待たせたな。
傭兵契約の交渉に手間取った。▼
《選択》
- [シャミア]
- フ……交渉の内容が気にならないか。▼
まあ、契約を継続したいって相手の話を
断り続けるだけだったが。▼
- [シャミア]
- 心配ない。契約の継続をしつこく
求められたが、断った。▼
《共通》
- [シャミア]
- 何しろ、
新しい契約が待っているんでな。▼
契約と言うと味気ないか。
……生涯の契り、とかでどうだ?▼
《選択》
- [シャミア]
- それじゃ、フォドラの流儀に則って
指輪を交換するとしよう。▼
- (ベレトとシャミアが指輪を交換する)
- [シャミア]
- さ、行こうか。▼
《選択》
- [シャミア]
- いや、柄じゃないだろ。
言葉が必要か?▼
戦時中、ずっと行動を共にしていたせいで
今じゃ以心伝心。▼
これで十分だと思うが……▼
《選択》
- [シャミア]
- やれやれ……わかった。
お前の望みだ。▼
……私は約束しよう。
常にお前と共にあると。▼
お前の隣が、
私の居場所なんだ。▼
ダグザを出て、ブリギットを辿り、
フォドラを渡り歩いて、ここまで来た。▼
雇い主を変え、戦う相手を変え、
主義も信条も関係なく、私は生きてきた。▼
そんな私が、一つ所に留まるのは、
お前がいるから……▼
……もういいか。
だいぶ恥ずかしい。▼
《選択》
- [シャミア]
- ははは!
互いに顔を赤くして何をやっているんだか。▼
ま、今日くらいは、
特別ということにしよう。▼
それで、もう行くか?▼
《選択》
- [シャミア]
- はあ……仕方ない。
普段は平気なんだが、今日は駄目だな。▼
どうにも照れ臭くて、
お前の顔を直視できん。▼
……昔話でもするか。▼
お前のことを、かつての親友に似ていると
言ったことがあったな。▼
今から思えば、どうも気のせいだ。▼
お前に惹かれていたのを誤魔化して、
過去の想い出とないまぜにしていた。▼
自分の感情を認めて、戦友としての
お前との関係が壊れるのを恐れたんだろう。▼
……おい、お前も少しは何か話せ。
過去を暴け。▼
このままじゃ、私ばかり照れくさいだろ。▼
《選択》
- [シャミア]
- チッ……まあいい。
惚れた弱みだな、まったく。▼
ツィリル†
支援C†
- [ツィリル]
- ……あ、いた。▼
先生って、いつもウロウロ歩いてるから
捜すのが大変なんですよね。▼
《選択》
- [ツィリル]
- いえ、別にアナタは悪くないけど。
今日はたまたま用事があったから。▼
- [ツィリル]
- はい、用がなければ、
わざわざ捜したりしません。▼
《共通》
- [ツィリル]
- 今日の夕方、執務室に来るように
レアさまから言われていたでしょう?▼
レアさまの言伝で、今日は都合が
悪くなったから、明日にしたいって。▼
じゃ、伝えましたからね。
……あ、セテスさんを見ませんでした?▼
《選択》
- [ツィリル]
- 困ったな。セテスさんにも、同じ話を
伝えなきゃいけないんだけど……。▼
《選択》
- [ツィリル]
- ううん、ボクが自分で伝えます。
見かけたら、ボクに教えてください。▼
- [ツィリル]
- ううん。でも、見かけたら、
ボクに教えてくれると助かります。▼
《共通》
- [ツィリル]
- ボクは厩舎にいますから。当番の子が
来る前に、飼い葉の準備をしないと。▼
厩舎にいなければ、北の森の入り口かな。
丸太を置きっ放しにしてるんです。▼
早く運んで薪割りをしとかないと、
そろそろ足りなくなる頃だから……。▼
で、それが終わったら、回廊の掃除が
あるから、その辺を捜してくれれば……▼
《選択》
- [ツィリル]
- ダメだよ。これはボクの仕事なんだから。
他の人にはやらせたくないんです。▼
それに、先生なんかに手伝わせたら、
レアさまに叱られるかもしれないし……。▼
……何でかは知らないけど、レアさま、
先生のことを気に入ってるみたいだから。▼
《選択》
- [ツィリル]
- そうだよ。
……別にいいけどさ。▼
とにかくボクは、レアさまがくれた仕事を
自分でちゃんと全部やりたいってだけ。▼
じゃ、セテスさんを見かけたら、
ボクに教えてくださいね。▼
《選択》
- [ツィリル]
- え?
……それもそうか。▼
じゃあ、セテスさんに会ったら、
ボクが捜してたって伝えてください。▼
そしたら、ボクを捜すのは先生じゃなくて
セテスさんになるでしょ?▼
うん、良い考え。じゃ、そういうことで。
よろしくね、先生。▼
- [ベレト]
- ………………。
支援B†
- [ツィリル]
- 綺麗に、綺麗に……。▼
あ、ここにもゴミ……。▼
《選択》
- [ツィリル]
- ……先生か。大聖堂はセイロス教にとって
大事な場所だから、念入りに掃除しないと。▼
修道士の人たちも掃除はしてるけど、
目立つところしか綺麗にしないんです。▼
細かいところは、
ボクが目を光らせておかないとね……。▼
《選択》
- [ツィリル]
- え? 別に信じてませんよ。
女神さまのこともよく知らないし。▼
レアさまも、いつか興味を持ったらでいい
って言ってたから。▼
でも、レアさまが大事にしてるものは、
ボクも大事にしたいし……。▼
レアさまが綺麗にしておきたいって場所は、
ちゃんと綺麗にしてあげたいんです。▼
先生だって、そう思わないの?
あんなにレアさまに気に入られてたのに。▼
《選択》
- 「そこまでは……」「思うけど、忙しくて……」を選択
- [ツィリル]
- 先生、レアさまがどれだけ凄い人か、
ちゃんとわかってますか?▼
フォドラ中のたっくさんの信徒のために、
毎日、一生懸命、お祈りしてたし……▼
すっごく忙しいのに、信徒の相談も
できるだけ聞いてあげてたし……▼
ルミール村で親を亡くした子供たちだって、
ほっとけないからって教団で引き取って……▼
とにかく、レアさまは優しいんです。▼
信徒の人たちみんなのお母さんみたいな。
だから、みんなにも慕われてて……。▼
《選択》
- [ツィリル]
- ……やっぱり、知らなかったんですね?▼
- [ツィリル]
- ……先生がレアさまのことを、
どれだけ知ってると言うんですか?▼
《共通》
- [ツィリル]
- 先生はボクなんかよりも、レアさまに
気に入られてたかもしれないけど……▼
レアさまのことは、ボクのほうが
たくさん知ってるんですからね。▼
ここでは、ボクのほうが先輩なんですから。
偉そうにしないでほしいな。▼
《選択》
- [ツィリル]
- え? ……そっか、偉そうにはしてないか。
じゃあ、いいですけど。▼
支援A†
- [ツィリル]
- ……ふう、今日は忙しかったな。
やっと休める……▼
……あ、先生。▼
《選択》
- [ツィリル]
- 先生も。今日はみんな忙しそうでしたね。
流石にボクもちょっと疲れたかも。▼
そういえば、食事もまだなんだった。
まだ料理は残ってるかな……。▼
《選択》
- [ツィリル]
- わ! いいの?
ありがとう、先生!▼
もぐもぐ……美味しいね、これ!▼
- [ツィリル]
- 何でこんなもの持ってるの?
……遠慮なくもらっとくけど。▼
もぐもぐ……
お腹空いてると、何でも美味しいね。▼
《共通》
- [ツィリル]
- ……ふう、お腹が落ち着いたら
眠くなってきちゃった。▼
もう食堂寄らないで寝ようかな……。▼
《選択》
- [ツィリル]
- 他人のこと言えないでしょ、先生は。
誰より頑張ってるくせに。▼
それにボクは、
これくらい全然苦じゃないですから。▼
いつかレアさまが戻ってきた時、5年前と
変わらない修道院で出迎えてあげたいんだ。▼
ボクの仕事は、全部そのためだから……
忙しいほど、やりがいがあるんです。▼
だから、もっと働きたいくらいです。
……まあ、今日はもう寝たいけど。▼
あ……先生、もしかして
ボクのこと変な奴だって思ってますか?▼
いっつも、レアさまレアさまって。
フォドラの人でもないのに。▼
他の人たちからも、そんなふうに
思われてるかもしれないなあ。▼
でも、ボクは別にパルミラに未練はないし、
レアさまには本当に感謝していて……▼
《選択》
- 恩返ししたいという気持ちは立派
- 誰かに尽くす生き方も良いと思う
- 「恩返ししたいという気持ちは立派」「誰かに尽くす生き方も良いと思う」を選択
- [ツィリル]
- ……え?
そう思ってくれるの?▼
……そっか。
ありがとう、先生。▼
ボクはここしか居場所がないから、
認めてもらえると、凄く安心します。▼
あ……先生みたいな人を、
「うつわがおおきい」って言うのかな?▼
いつも周りのみんなを気にかけてるし、
ボクみたいな奴まで認めてくれて……▼
レアさまも凄いけど、先生も凄いよ。▼
良かったら、また話し相手になってね。
今日はもうダメ……眠くて……ふああ。▼
おやすみなさい、先生……。▼
支援C†
- [レア]
- あなたをここに招き入れるのは、
初めてだったでしょうか。▼
……緊張する必要はありません。
さあ、もっと近くへいらっしゃい。▼
この部屋にいるのは大司教ではなく、
ただのレアなのですから。▼
《選択》
- [レア]
- ふふ……良い子ですね。▼
- [レア]
- まあ、可愛い子ですね。▼
《共通》
- [レア]
- あ、ごめんなさい。
つい子供扱いしてしまって……。▼
あのジェラルトの子供だから、
他人のような気がしないのです。▼
ねえ、あなたはジェラルトから、
私の話をどんなふうに聞いていましたか?▼
《選択》
- 実は聞いたことがなかった
- 怖い人だと
- 素晴らしい人だと
- [レア]
- まあ……薄情なジェラルト。▼
では、これから深く
知り合っていくことにしましょう。▼
- [レア]
- ジェラルトの言いそうなことですね。
けれど、必要に迫られて、なのですよ。▼
大司教という地位に求められるのは、
冷徹な判断や、厳格な言動なのですから。▼
今の私は怖くはない……と思うのですが。▼
- [レア]
- それは本当ですか? ジェラルトの口から
そんな言葉が出るとは思えませんけど。▼
私に対して気遣う必要はないのですよ、
ベレト。▼
《共通》
- [レア]
- ふふ、折角なので、あなたにも私の知る
ジェラルトのことを教えましょうか。▼
その様子では、彼が修道院にいた頃の
話はほとんど聞いていないのでしょう?▼
ジェラルトと出会ったのは、彼がまだ若く、
髭も生えていない頃でした……。▼
とある戦地で、セイロス騎士団と共に
彼が所属する傭兵団も戦っていました。▼
その時、騎士団に同行していた私を庇って、
彼は瀕死の重傷を負ってしまったのです。▼
必死に治療したかいもあって、
ジェラルトは一命を取り留めました。▼
私は彼をガルグ=マクで療養させ、
回復したのちに騎士団へ誘ったのです。▼
《選択》
- 知らない話を聞けて良かった
- 誰も教えてくれなかった
- 「知らない話を聞けて良かった」を選択(レアの好感度アップ)/「誰も教えてくれなかった」を選択
- [レア]
- この話はほとんどしたことが
ありませんから……▼
大修道院でも知る者はごくわずかですよ。▼
私にとって、あなたは……
命の恩人の子。▼
それと同時に……▼
《選択》
- [レア]
- ……いえ、たいした話ではありません。私は
あなた自身をも信頼しているということ。▼
あなたがこうして私に
会いに来てくれるだけで……▼
私の気分も晴れやかになるのですから。▼
支援B†
- [レア]
- ベレト……!
よく来てくれました。▼
あなたが私のもとを訪れてくれたこと、
本当に嬉しく思います。▼
このところ、あなたに避けられているような
気がしていたので……▼
《選択》
- [レア]
- それを聞いて、安心しました。▼
- [レア]
- やはり、そうでしたか。▼
《共通》
- [レア]
- 今、こうして二人で話す機会を得られて、
少し気持ちが軽くなった気がします。▼
うふふ、大司教ともあろう者が、
と笑ってくれていいのですよ。▼
《選択》
- [レア]
- 存外、意地の悪いところがあるのですね。
そういえば、ジェラルトもそうでした……。▼
- 「心配させて悪かった」を選択(レアの好感度アップ)
- [レア]
- まあ……! いいのですよ、私が勝手に
気にしていただけのことですから。▼
ですが……ありがとう。
あなたは優しい子ですね。▼
《共通》
- [レア]
- ところで、体の調子はどうですか。▼
天帝の剣を持つようになってから、
何か困ったことなど起きていませんか?▼
《選択》
- [レア]
- 良かった……伝承の多い遺産ですから、
あなたに何か変調がないかと心配でした。▼
- [レア]
- いえ、伝承の多い遺産ですから、
あなたに何か変調があってはと思って。▼
《共通》
- [レア]
- ……本当に、何もありませんか?
胸が苦しいとか、夢見がおかしいとか……▼
《選択》
- [レア]
- もし何かあれば、すぐに教えてください。
英雄の遺産に関わることかもしれません。▼
- [レア]
- 不思議な夢を……?
英雄の遺産に関わる何かかもしれません。▼
- 「実は少女が……」を選択(ソティスの好感度ダウン)
- [レア]
- 奔放で乱暴なところのある幼い少女の、
幻を見る、と……?▼
……心当たりはありませんが、もしかしたら
英雄の遺産に関わる何かかもしれません。▼
《共通》
- [レア]
- 何かあれば遠慮なく相談に来てください。
私はあなたの支えになりたいのですから。▼
ふふ……あなたが教師として
皆を立派に導いているのを見ると……▼
自分のことのように嬉しいのです。▼
支援A†
- [レア]
- 待っていましたよ、ベレト!▼
さあ、あなたの顔をもっと見せて。
美しく煌めくその瞳を。▼
私とよく似た、
風薫る空のような髪を……。▼
- [ベレト]
- ……!?▼
- [レア]
- ああ……ごめんなさい。
私としたことが、我を忘れてしまうなんて。▼
あなたが女神の力を授かったあの時以来、
二人になる機会がなかったものですから。▼
……気を悪くしましたか?▼
《選択》
- [レア]
- それならば、また次の機会も、
同じようにさせてください。▼
そうして、私たちの絆を、
もっと強くしていきましょう。▼
- [レア]
- ベレト!?
いったいどうしたのですか?▼
私は嬉しいのですが……
あなたらしくないのではありませんか?▼
いくら私たちの絆が強くなっていても、
節度を持って付き合わなくては……。▼
- [レア]
- そ、そんな!?
……いえ、ごめんなさい。▼
いくら私たちの絆が強くなっていても、
節度を持って付き合うべきでしたね……。▼
《共通・選択》
- [レア]
- ええ、そうです。
神祖に連なる者としての絆です。▼
ベレト、
あなたが女神から力を授かったように……▼
私もまた女神から加護を受けました。
遠い遠い、過去のことです。▼
あなたと私は異なる存在ですが、
その根源では、繋がっているのですよ。▼
《選択》
- [レア]
- ふふ……そうは言っても
わからないことも多いでしょう。▼
ですが、真実は自ずと明らかになります。▼
- [レア]
- 今はまだわからぬことも多いでしょう。
ですが、真実は自ずと明らかになります。▼
《共通》
- [レア]
- また新たな変化があれば、
私を頼ってください。▼
それに……セテスやフレンも、
必ずあなたの力になってくれるはずです。▼
ベレト、あなたに……
女神ソティスの加護があらんことを。▼
支援S†
- [レア]
- ……空の上にいる母と、話していました。▼
こうして一命をとりとめたことを、
果たして喜んで良いのか、と……。▼
《選択》
- [レア]
- 私のあの姿を見ても、
あなたはそう言ってくれるのですか……?▼
ありがとう……。あなたのその言葉だけで、
救われたような心地です。▼
ベレト……、
フォドラの未来は、あなたに委ねます。▼
あなたが新たな指導者として立つことを、
皆も望んでいることでしょう。▼
《選択》
- [レア]
- 私にはもう、
人々を導く資格などありません。▼
私は、フォドラの平穏を守るためとはいえ、
偽りの歴史を語り、信徒を欺いてきました。▼
そのうえ、母に会いたいという個人的な
願望のために大司教の地位を利用した……。▼
こうした私の愚かな行いが、先の戦争に
繋がったのだとすれば、私は……▼
《選択》
- [レア]
- ………………。▼
私は、生きていても良いのでしょうか。▼
ベレト、あなたに過酷な運命を
強いたのも、私なのですよ……?▼
大きな手……いつの間にか、
こんなにも逞しくなっていたなんて……▼
時のよすがが私の下にあなたを手繰り寄せ、
運命があなたと私を結びつけた。▼
私が、あなたを教師として迎え、
あなたがそれに応えてくれた時から……▼
この結末は、決まっていたのでしょう。▼
いえ……このような言い方は、
あなたに失礼ですね。▼
《選択》
- [レア]
- ええ、あなた自身が下した数多の決断が、
今という時を形作っているのですから。▼
本当に、感謝しています。▼
赤き谷の惨劇以来、
私は孤独の中で生きてきました。▼
その孤独を埋めたくて……
神祖復活という忌避に手を染めてしまった。▼
私は、あなたに神祖となってほしかった。
お母様に、抱き締めてほしかった。▼
ですが、もういいのです。
あなたさえ、側にいてくれるのなら……。▼
- (レアが指輪を出す)
- [レア]
- ベレト、これを……
この指輪を、受け取ってくれますか。▼
私と、これからの生涯を、
共に歩んでほしいのです……。▼
《選択》
- (ベレトが指輪を出す)
- [レア]
- ベレト、
あなたも指輪を……?▼
嬉しい……。
こんなにも幸福な日が訪れるなんて。▼
これも、神祖ソティスの……
お母様のお導きなのでしょうか。▼
(一枚絵:レア)
- [レア]
- あなたがフォドラの新たな指導者として、
安寧の世の永続を望むならば……。▼
私も、この命が続く限り、
あなたの治世を支える覚悟です。▼
この先どんな困難が待ち受けていようとも、
私たちの絆が……いえ、愛があれば……▼
必ず、乗り越えられると信じています。▼
私たちの愛で、
フォドラの未来を、光あるものに……▼
ソティス†
支援S†
- [ベレト]
- ………………。▼
《選択》
- [ベレト]
- ………………。▼
《選択》
- [ベレト]
- ………………。▼
- (ソティスが現れる)
- [ソティス]
- ……なーにが、すべてはこれからだ、じゃ!▼
- [ベレト]
- ……!?▼
- [ソティス]
- おぬし! おぬしおぬしおぬし!
独りで格好つけて黄昏おって!▼
どうせわしの存在なぞ、
すっかり忘れておったのであろう!▼
《選択》
- [ソティス]
- じゃが、いつでもおぬしと共におる、
とも言うたぞ?▼
それとも欠片も残さず消えてなくなって
しまったほうが良かったか?▼
ふん、おぬしが寂しそうにしておるから、
こうして戻ってきてやったのじゃ!▼
《選択》
- [ソティス]
- 痩せ我慢するでないわ、おぬし!
素直に甘えればいいものを……。▼
- [ソティス]
- そうじゃろう、そうじゃろう。
ま、わしがおるから泣くでないぞ。▼
《共通》
- [ソティス]
- しかし、良くやったのう。▼
もちろん、おぬしを信じて、
おぬしと一つになったわけじゃが……▼
ここまでのことを成すとは、
まったく予想外じゃったわ。▼
一度、死にかけたしのう。▼
《選択》
- [ソティス]
- さあ、どうかのう?
わしもよく覚えておらぬわ。▼
- [ソティス]
- 危なかった、ではないわ。
ほんにおぬしはのん気なのじゃから……。▼
《共通》
- [ソティス]
- ま、終わり良ければすべて良し、
ということじゃな! はっはっは!▼
《選択》
- (ベレトが指輪を出す)
- [ソティス]
- !?
何じゃ、それは。▼
いや指輪なのはわかっておるが、
誰に渡すつもりで用意したんじゃ、おぬし。▼
《選択》
- [ソティス]
- ほほう……って、そんなわけがあるか!▼
- (ソティスが後ろを向く)
- [ソティス]
- ……いや、まさか、わしの想いが深層で
こやつの行動に影響して……ううむ……。▼
これでは……わしがこやつと
契りたいと思うほど……▼
……こやつのことを好いておる
ということになるではないか!▼
《選択》
- (ソティスが振り返る)
- [ソティス]
- お、おぬし!?
聞いておったのか!?▼
……そう、じゃ。
ああ、そうじゃ!▼
わしはおぬしを好いておる!
恋い焦がれて、心を燃して、想うておる!▼
じゃから、まあ……
この指輪はわしが受け取ってやろう。▼
《選択》
- [ソティス]
- そうじゃ。何しろ、わしとおぬしは
心の奥深くで一つに繋がっておる。▼
これはもう、一生を添い遂げる相手、
みたいなものじゃろう。▼
《紅花の章以外》
- [ソティス]
- おぬしの胸のうちにある石は、
もはや飾りじゃ。▼
《紅花の章》
- [ソティス]
- おぬしの胸のうちにある石は、
もはや砕け散った。▼
《共通》
- [ソティス]
- わしはおぬしの本当の心の中に、
存在しておるのじゃ。▼
- [ベレト]
- ………………。▼
- [ソティス]
- ほれ、疾くせんか。▼
《選択》
- [ソティス]
- うむ? わしに渡したつもりで、
自分の指にでもつけておけばよかろう。▼
わしとおぬしは離れようがないからのう。
わかっておるか?▼
いついかなる時も、何が起ころうとも、
誰よりもおぬしの近くに、おるのじゃ。▼
わしはおぬしを想うておる。
おぬしがわしを想うておるのもわかる。▼
《選択》
(一枚絵:ソティス)
- [ソティス]
- そうじゃな。
もはやわしらの間で隠し事はできん。▼
おぬしが滅びる時が、わしの滅びる時。
世の終わりまで、共に旅しようぞ。▼
ふふふ、楽しいのう、おぬし。▼
ずっと話せなんだから、言いたいことが
溜まっておるのじゃ。▼
- (暗転)
- [ソティス]
- まずはあれじゃ、おぬし。
わしが前に言うておったじゃろう……▼
あれほど……らぬと……
……ったく……いつまで……▼
(最後の台詞のボイスがフェードアウト「あれほど油断してはならぬと言ったのに、まったくおぬしという奴はいつまで経っても成長……」)
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
- 未確認ですが、カトリーヌのSは内容的に2つあると思われます(記載は金鹿ルートです)。検証戴けると幸いです。 --
- ツィリルの支援Aはレアの在・不在で差分があるかもしれません --
- カトリーヌの支援Aに差分あり。「何があったのか~」の部分が「課題で魔物退治に出たはいいが、(改行)返り討ちにあって死にかけてさ。▼」となっています。内容的にセテス-カトリーヌ支援Cが条件かと。 --
- ハンネマン支援Cでジェラルド死亡後に会話を起こすとジェラルドに話を聞けなくて残念だ~みたいなことを言っていました --
- EP.12で --
- 誤送信。EP12でセテスの支援Cを見たところ、差分があったので追記しました(EP12限定かは分かりませんが)。 --
- フレンC、EP6後、誤「本当は」→正「ずっと」学校に入りたかったんですの --