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会話集/支援会話
リシテアの支援会話†
バルタザール†
支援C†
- [リシテア]
- 訓練、疲れた……、お腹空いた……。
よし、こんな時のための……携帯お菓子!▼
部屋に戻るまで待ちきれないわ。
誰も見てないし、一口だけ……▼
むぐっ!?▼
- [バルタザール]
- おっと、コーデリア家のご令嬢か。
訓練の帰りかい、ご苦労さん。▼
- [リシテア]
- ………………。▼
- [バルタザール]
- ん? お前、頬が腫れてんじゃねえか。
訓練で誰かにやられちまったか?▼
- [リシテア]
- ……ちはいまふ。▼
- [バルタザール]
- あ? まともに喋れねえほど酷えのかよ。
早く医務室に行かねえとまずいな。▼
- [リシテア]
- ひみまへむっへ!▼
- [バルタザール]
- おうよ、これでも応急処置は得意なんだ。
おれ自身も生傷が絶えねえからなあ。▼
- [リシテア]
- ……!! ……け、結構です!▼
- [バルタザール]
- なんだ、何か食ってたのか。
紛らわしいなあ、おい。▼
- [リシテア]
- 勝手に勘違いして文句言わないでくれます?
それから……この件は内密に願います。▼
- [バルタザール]
- 肉を頬張って歩いてたことか?▼
- [リシテア]
- 肉じゃありません!
……お菓子です。▼
- [バルタザール]
- 菓子か。別に誰にも言わねえよ。
腹が減ったら何か食う、普通のことだろ。▼
- [リシテア]
- いいえ、外でお菓子をモグモグしてたなんて
子どもみたいだと笑われます。▼
- [バルタザール]
- そうか? 食い物を持ち歩くのは
むしろ大人の嗜みじゃねえのかい。▼
- [リシテア]
- は?▼
- [バルタザール]
- 物騒な世の中だ。いつ地下牢にぶち込まれて
飲まず食わずの状態になるかわからねえ。▼
《第一部》
- [リシテア]
- あんたって、今までどんな世の中を
生きてきたんですか……。▼
- [バルタザール]
- まさにそういう世の中だが?
暴れちゃあ逃げ、逃げちゃあ暴れ……▼
《第二部》
- [バルタザール]
- 暴れちゃあ逃げ、逃げちゃあ暴れを
繰り返して生きてきたってわけだな。▼
《共通》
- [バルタザール]
- あ、そんな時にお前の両親に
助けられたこともあるんだぜ。▼
- [リシテア]
- 父と母が? あんたを助けたの?▼
- [バルタザール]
- おれにとっちゃ恩人でな。おっと……
ゆっくり話してる場合じゃねえんだった。▼
野暮用があるんで、またな。▼
- [リシテア]
- 父様と母様が、バルタザールを助けた……?
いつの話なのかしら……。▼
支援B†
- [リシテア]
- バルタザール、ちょっといいですか。▼
- [バルタザール]
- おっと、コーデリア家のご令嬢か。
おれなんかに何の用だい。▼
- [リシテア]
- 前に聞いた話が気になりまして。
わたしの父と母が、あんたを助けたって……▼
- [バルタザール]
- そんな話したか?
まあ助けられたのは事実だがよ。▼
実家を追い出されたおれは、あちこちで
喧嘩したり借金を踏み倒したりしてたんだ。▼
- [リシテア]
- ええ、噂は聞いています。
ろくでもありませんね。▼
- [バルタザール]
- そんなこんなで、どこにいっても
煙たがられて、食うにも困る日々……▼
もう同盟領にはいられねえってんで、
帝国に渡ろうと考えたんだ。▼
だが……ついでにミルディン大橋を
眺めてこうと思ったのが良くなかった。▼
大橋の北にある小領主の大戯けが、おれの
賞金目当てに人狩りを始めやがってよ……。▼
- [リシテア]
- 酷いですね……。
そこまでするなんて。▼
- [バルタザール]
- おれ一人ならどうにでもなるんだが、
関係ねえ連中まで狩られちゃ一大事だ。▼
慌てて逃げ込んだ先が、
コーデリア領だったんだ。▼
コーデリア伯には、まだ実家にいた時分に
何度かお会いしたことがあってな。▼
その誼で匿ってもらおうと思ったが、
当ては外れたな。▼
- [リシテア]
- 断られた……?▼
- [バルタザール]
- ああ。何か事情があったようでな。
すぐに領地から出ていくよう言われたのさ。▼
- [リシテア]
- ……帝国の干渉を受けていた時期でしょう。
あの頃は何の自由もありませんでしたから。▼
- [バルタザール]
- らしいな。だが彼らは、帝国の人間の目を
盗んで、食料を分けてくれたんだ。▼
空腹で死にそうだったおれにとっちゃ、
彼らは主の御使いも同然だったよ。▼
見つかりゃ帝国の連中に処罰されるような
状況だったんだろ?▼
- [リシテア]
- そうだったと思います。外の人間との接触を
厳しく禁じていましたからね。▼
- [バルタザール]
- ……で、そん時におれは誓いを立てたんだ。
いつか必ず、彼らに恩を返すとね。▼
- [リシテア]
- なるほど。
……で、その誓いはいつ果たすんですか?▼
今のあんたを見る限り、誰かに恩返しする
甲斐性があるとは思えませんけど。▼
- [バルタザール]
- ぶはっはっは、返す言葉もねえ。
その機会は、もう少し後になりそうだな。▼
支援A†
- [バルタザール]
- リシテア嬢、ご機嫌麗しゅう。
ちょいと小耳に挟んだんだが……▼
- [リシテア]
- 何ですか、いったい。▼
- [バルタザール]
- コーデリア伯が、いずれ爵位を
返上するつもりだってのは、本当なのかい。▼
- [リシテア]
- 本当ですけど……それが何か?▼
- [バルタザール]
- いや、悪くねえ話だと思ってよ。
窮屈な貴族より自由な平民!ってな。▼
- [リシテア]
- ……あんたと一緒にしないでくれます?▼
父と母は貴族としての務めをまっとうして、
その上で身を引こうとしているんですから。▼
- [バルタザール]
- ああ、わかってるよ。てめえの都合で
貴族の身分を捨てたおれとは雲泥の差だ。▼
お前の両親は、貴族の鑑みてえな人だよ。
それを支えるお前も、尊敬に値するぜ。▼
- [リシテア]
- う……そんなふうに言われると、
むしろ戸惑いますけど。▼
- [バルタザール]
- 謙遜せず胸張っとけよ。お前を見てると、
おれは自分が恥ずかしくなってくるぜ。▼
- [リシテア]
- ……あんただって、いろいろと
事情があったんでしょ?▼
- [バルタザール]
- そりゃあまあ、そうだが……。だとしても
もう少し実家と向き合うべきかな、と。▼
お前と知り合ってから、
そんなふうに思うようになってよ。▼
今度、久々に実家に顔を出してみるかね。
今さらどの面下げてって話だが……▼
ろくでなしだらけの一族連中の中で、
当主を継いだ弟だけは、実は出来た奴でな。▼
今のレスターの難しい状況下でも、
家を潰さずしっかり保ってる。▼
相談してみねえとわからねえが、弟なら
コーデリア伯の力にもなれると思うぜ。▼
- [リシテア]
- それは嬉しいですけど……まさか自分の
恩返しを弟さんにさせるつもりですか。▼
- [バルタザール]
- そんなわけねえだろ……。おれはおれで、
ちゃんと別の形で恩を返すさ。▼
- [リシテア]
- へえ……▼
- [バルタザール]
- おやおや、ご令嬢。信じてねえな?▼
- [リシテア]
- じゃあ、どんな恩返しなんですか。▼
- [バルタザール]
- 爵位を返上した後、お前ら家族がしっかり
暮らせるように世話させてもらう。▼
- [リシテア]
- 甲斐性もないのに?▼
- [バルタザール]
- 甲斐性はねえが、おれは貴族の生活も、
平民以下の放浪生活も味わってる。▼
環境が変わりゃあ戸惑うことも多いもんだ。
おれみたいなのがいると助かると思うぜ?▼
- [リシテア]
- ふうん……あんたって、いい加減で
だらしないけど、悪い人ではないし……▼
そういう支えがあるのは、
確かに頼もしいかもしれませんね……。▼
ですが、たぶんお給金は出せませんよ?
それでもいいんですか。▼
- [バルタザール]
- そんなもん端から期待してねえって。
だが、どうしてもっていうんなら……▼
お前んとこの養子に入ってもいいんだぜ?
家族なら給金も何もねえからなあ。▼
- [リシテア]
- それは……、ええと……どういう……?▼
- [バルタザール]
- ま、おれの恩返しはまだ始まってもいねえ。
これからゆっくり、付き合ってもらうぜ?▼
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Last-modified: 2020-05-29 (金) 15:03:41