[広告]

会話集/支援会話
メルセデスの支援会話†
ローレンツ†
支援C†
- [メルセデス]
- きゃっ……!▼
- [ローレンツ]
- おっと、すまない……。
メルセデスさん、怪我はなかったかい?▼
- [メルセデス]
- ええ、大丈……痛たた。
ちょっと足首を捻っちゃったかしら~。▼
- [ローレンツ]
- それはいけないな。
医務室まで送らせてくれ。さあ、手を。▼
- [メルセデス]
- ……あら、いいのかしら~?▼
- [ローレンツ]
- いいって、何がだ?▼
- [メルセデス]
- ローレンツって貴族の女の子にしか
優しくしないんじゃなかったの~?▼
- [ローレンツ]
- とんだ誤解だな。困っている平民に
手を差し伸べてこその貴族ではないか。▼
ましてや僕のせいで怪我をさせたのだ。
君を助けるのは、僕の責務だ。▼
- [メルセデス]
- そう、じゃあお言葉に甘えて~。▼
(暗転)
- [ローレンツ]
- よし、処置はこれでいいだろう。
腫れもないし、すぐに良くなるはずだ。▼
- [メルセデス]
- どうもありがとう~。▼
- [ローレンツ]
- だが、歩きづらいだろう。
部屋まで送ろう。僕の肩に掴まりたまえ。▼
- [メルセデス]
- じゃあお言葉に甘えて~。▼
(暗転)
- [ローレンツ]
- 君の部屋はここだったな。
では、僕はこれで失礼する。▼
- [メルセデス]
- ええ、ありがとう、ローレンツ。▼
……それとね、私、
1つわかったことがあるわ~。▼
- [ローレンツ]
- わかった? 何のことだ?▼
- [メルセデス]
- ローレンツって貴族の女の子にしか
優しくしないんじゃなくて~……▼
貴族の女の子以外には、
目を向けようとさえしないのね~。▼
- [ローレンツ]
- ……どういうことだ?▼
- [メルセデス]
- だって、今もずっと一緒にいたのに、
私の顔を全然見ようとしないじゃない。▼
- [ローレンツ]
- そういうことか……。▼
申し訳ないが、僕は名門グロスタール家の
嫡男としての責務があるのだ。▼
だから僕のことは諦めてもらいたい。
では、失礼。▼
- [メルセデス]
- あらあら~? 諦めろって……?
何の話だったのかしら~……?▼
支援B†
- [ローレンツ]
- メルセデスさん、君はいつも危なっかしい。
戦場では、後ろに下がっていてくれたまえ。▼
僕には貴族として、平民である君を
守ってやる責務があるからな。▼
- [メルセデス]
- う~ん、気持ちは嬉しいけれど、
そういうわけにはいかないわよ~。▼
というか、貴族だから、平民だからって
ローレンツは面倒くさい人なのねえ~……。▼
- [ローレンツ]
- 面倒? 何を言っている。
僕は僕の責務を果たそうとしているだけだ。▼
- [メルセデス]
- あら? じゃあ貴族の責務がなかったら、
あの時も、私のことを見捨てたのかしら~?▼
- [ローレンツ]
- あの時? ……ああ、僕が君に
怪我を負わせてしまった時のことか。▼
僕が平民なら、平民が平民に接するように、
普通に君を助けただろう。▼
あくまで心掛けの問題だ。僕が平民なら、
君を素っ気なく帰したりは……いや、失敬。▼
- [メルセデス]
- あら~? あらあら~?▼
なら、もしもあなたが平民だったら、
私を口説いてたってこと?▼
- [ローレンツ]
- ……やめないか?
仮定の話など、意味はない。▼
- [メルセデス]
- ふふ、ローレンツは相変わらずねえ。▼
- [ローレンツ]
- 相変わらず? 何のことだ。▼
- [メルセデス]
- あなたを見ていると、いつもとっても
もどかしい気持ちになるのよ~。▼
- [ローレンツ]
- はて? 君にもどかしがられるような
振る舞いをした覚えはないが。▼
- [メルセデス]
- そうかしら~? 平民の女の子には
あえて深入りしないようにしてるでしょ?▼
内心仲良くなりたいと思ってるのに、
その気持ちに気づかないふりをしてる。▼
それって、とってももったいないな~って
私、ずっと思っていたのよ。▼
- [ローレンツ]
- 言ったと思うが、僕はグロスタール家の
益にならぬ婚姻は望まないのだ。▼
余計な恋愛感情などを抱いている暇など、
この僕にはないのだよ。▼
- [メルセデス]
- 余計な恋愛感情だなんて……。
やっぱり、そういうのは変よ~。▼
じゃ、もしうっかり平民の女の子を
好きになったらどうするの~?▼
- [ローレンツ]
- ……どうもしないさ。何もしない。
それが、僕が選んだ道だからな。▼
- [メルセデス]
- 自分の気持ちに嘘をついても、
貴族の責務のほうが大事なの?▼
- [ローレンツ]
- 無論だ。▼
- [メルセデス]
- ふ~ん……そうなの。
何だかそれって、少し悲しいわね~。▼
- [ローレンツ]
- 悲しい? 勘違いしないでくれ。
僕は君に哀れまれる筋合いなど……!▼
- [メルセデス]
- そうね、ちょっとからかいすぎちゃった。
ごめんなさい、それじゃあ、またね~。▼
- [ローレンツ]
- ………………。▼
支援A†
- [ローレンツ]
- メルセデスさん、聞けば君は
帝国貴族の生まれだそうだね?▼
- [メルセデス]
- ええ、そうだけど。▼
- [ローレンツ]
- しかも君は紋章の力を宿している……
そうだったね?▼
- [メルセデス]
- ええ、そのとおりだけれど、
それがどうかしたの~?▼
- [ローレンツ]
- なぜ、それを教えてくれなかったのだ。
僕は君が平民だと思って接していたのに。▼
- [メルセデス]
- あら、隠しているつもりはなかったわ~。
それに、今の私は平民だもの。▼
貴族だった過去も、紋章のことも、
私にはどうだっていい話だわ~。▼
……貴族に戻りたいなんて少しも思わない。
私はこれからも平民のままでいいの~。▼
- [ローレンツ]
- 待て。
それはつまり……▼
例えば将来、貴族の男子から、
結婚を申し込まれても、断るということか?▼
- [メルセデス]
- え? そんなことはないわよ~。
それは、それだもの。▼
今は、誰かと結婚したいとは
思っていないけれど……▼
もし誰かを好きになったとしたら、
私は相手の身分は特に気にしないわ~。▼
- [ローレンツ]
- そうか! それを聞いて安心し……失敬。
ふむ、なるほどな。君の柔軟性が羨ましい。▼
ところで、君に影響されたわけじゃないが、
僕も少し柔軟に考えようと思っているんだ。▼
- [メルセデス]
- え? それは、恋愛とか結婚とかの話?▼
- [ローレンツ]
- そうとも。平民だからという理由のみで
恋愛対象から外すのはやめようと思ってね。▼
- [メルセデス]
- でも、貴族の女の子じゃないと、
責務が果たせないんじゃなかったの~?▼
- [ローレンツ]
- 僕はグロスタール家の益とならぬ婚姻は
望まない、と言ったはずだ。▼
つまり、家の益となるならば、
相手が平民であれ婚姻の対象となり得る。▼
例えば、元は貴族であるとか、
紋章を持っているだとか……▼
- [メルセデス]
- あらあら……
全然、柔軟になってないわね~。▼
家にとって益となるかどうかなんて、
いつ、どうやってわかるの?▼
好きになる前に、相手の素性を調べるの?
そんなのおかしいわよ~。▼
- [ローレンツ]
- う……僕はただ……君を……。▼
- [メルセデス]
- ふふ、ごめんなさい、からかっただけ。
本当にあなたって、恋愛に不自由な人ねえ。▼
でも、そういう不器用なところが、
あなたの魅力なのかもしれないわね。▼
- [ローレンツ]
- ? 今、なんと?▼
- [メルセデス]
- 何でもないわ~。これからも、
頑張って貴族の責務を果たしてちょうだい。▼
- [ローレンツ]
- もっ、 もちろんだとも!▼
イグナーツ†
支援C†
- [メルセデス]
- あら、イグナーツ。
どうしたの~? そんなに急いじゃって。▼
- [イグナーツ]
- 先生が、全員、訓練場に集まりようにって。
メルセデスさんは聞いてないんですか?▼
- [メルセデス]
- 聞いたわよ~。
もう少ししたら行くつもり。▼
- [イグナーツ]
- あの……急がなくていいんですか?
先生が呼んでいるんですよ?▼
- [メルセデス]
- でも、お昼の時間が終わったら、でしょう?
まだ余裕があると思うけれど……▼
- [イグナーツ]
- ……そ、それもそうですね。
ボク、こういう時、慌てちゃって。▼
メルセデスさんみたいに、
いつも落ち着いているの、凄いと思います。▼
どうしていつも、そうやって
落ち着いていられるんですか?▼
- [メルセデス]
- う~ん……だって、
あんまり慌てても仕方ないじゃない?▼
誰かの迷惑にならないようにすれば、
それで十分じゃないかしらねえ。▼
必要以上の無理なんてしなくていいのよ~。
どうせ、なるようにしかならないんだから。▼
- [イグナーツ]
- ……それはつまり、
人生を達観しているってことでしょうか?▼
- [メルセデス]
- う~ん……? そんな高尚な話じゃない
気もするのだけど~……。▼
- [イグナーツ]
- いいえ、すごいです。ボクなんか、自分だけ
他人とずれていないかいつも気になって……▼
だからこういう時も、
つい慌ててしまうんです。▼
どうしたら、メルセデスさんみたいに
堂々としていられるでしょうか?▼
- [メルセデス]
- もう、さっきから大げさよ、イグナーツ。
私はただ、ぼんやりしてるだけなのに~……▼
私みたいになると、
きっといろいろ苦労しちゃうわよ~?▼
- [イグナーツ]
- でも、メルセデスさんは何だかいつも
幸せそうというか……あ、ごめんなさい!▼
- [メルセデス]
- ふふっ、謝らなくていいのよ~。
もっと堂々としていなきゃ。でしょう?▼
訓練場、良かったら一緒に行く?
私とだとゆっくりになっちゃうけど~。▼
- [イグナーツ]
- そ、そうですね。
急ぐ必要はありませんし……▼
……だ、だけど、やっぱり不安です!
ボク、先に行きますね!▼
- [メルセデス]
- あらあら。
そんなに慌てて、転ばないでね~。▼
支援B†
- [イグナーツ]
- はあ……。▼
- [メルセデス]
- あらあら、イグナーツ。
ため息なんてついて、どうしたの~?▼
- [イグナーツ]
- あ、す、すみません! 神聖な場所で
ため息なんて、良くないですよね。▼
- [メルセデス]
- ううん、別にそんなことはないわよ~。
私だって、よくため息をついているわ。▼
主は私たちの悩みも、ため息も
すべて受け入れてくださるんだから~。▼
……それで、イグナーツは何か悩みが?
良かったら相談に乗るわよ~。▼
- [イグナーツ]
- い、いえいえ、そんな!
別に悩みってほどじゃないですよ……。▼
- [メルセデス]
- あらあら、そうなの……?
私じゃ、相談相手には頼りないかしら~?▼
- [イグナーツ]
- そんなことはありません!
……じゃあ、お言葉に甘えて。▼
実はその、将来のことが不安で……。
父からは騎士になれと言われてますけど……▼
向いてないと思うんですよね、ボク。
こんな頼りない騎士なんていないでしょう?▼
- [メルセデス]
- 頼りないとは思わないけど~。
もしかして、他にやりたいことがあるの?▼~
- [イグナーツ]
- あはは、お見通しですね……。
ボク、昔から絵を描くのが好きで……。▼
- [メルセデス]
- あら、じゃあ絵描きさんになりたいのね?
素敵な夢じゃない! いいと思うわ~。▼
- [イグナーツ]
- メルセデスさんは、何か将来の夢とか、
目指していることとか、あるんですか?▼
- [メルセデス]
- 私は、困っている人たちを助けるみたいな、
そんな仕事がしたいわね~。▼
《紅花の章以外》
- [メルセデス]
- 例えば、教団で修道士として働くとか~……
まだ、ぼんやりとしか考えていないけれど。▼
《紅花の章》
- [メルセデス]
- まあ、あんまりはっきりしたことは
考えていないのだけれど~……。▼
《共通》
- [メルセデス]
- あ、ごめんなさい。
ついつい話の腰を折ってしまったわ。▼
- [イグナーツ]
- と、とんでもないです。でも意外でした。
それに、ちょっと安心したというか……。▼
メルセデスさんもそうなら、ボクの将来が
あやふやなのもしょうがないかなって。▼
- [メルセデス]
- あらあら、みんなそんなものよ~。
迷わない人なんて、この世にいないでしょ?▼
でも、絵描きさんになりたいっていうのは、
本当に素敵な夢だと思うわ~。▼
私のいた教会にはね、女神様の描かれた
とっても立派な天井画があったの~。▼
つらい時には、ため息をつきながら
女神様のお姿を見上げたものだったわ。▼
あの天井画は、今までずっと……いいえ、
今も、私にとっての支えなのよ~。▼
- [イグナーツ]
- 女神様ですか……。ボクもいつか、
描いてみたいなって思っていたんです。▼
- [メルセデス]
- まあ! あなたが描く女神様も!
誰かの支えになるかもしれないわよ~?▼
- [イグナーツ]
- ボクの絵にそんな力があるかは……
でも、もしそうなったら嬉しいですよね。▼
ボク、もっと真剣に考えてみます。
ありがとう、メルセデスさん!▼
支援A†
- [メルセデス]
- あら、イグナーツ。お祈りかしら?
それともまた、悩んで?▼
- [イグナーツ]
- ……あれから考えたんですけど、やっぱり
絵描きになるなんて無謀な夢なのかな、と。▼
独学なので描き方も我流ですし、
自分の才能についても確信が持てません。▼
こんなことで父を説得できるのか……。
考えれば考えるほど自信がなくなって。▼
- [メルセデス]
- 決められた道を外れるには、勇気が要るわ。
簡単にできる選択じゃないわよねえ。▼
私だって、それはおんなじよ。
養父の意向に流されるまま、ここにいるの。▼
だけど……▼
- [イグナーツ]
- だけど……何ですか?▼
- [メルセデス]
- 夢を見るのは、悪いことじゃない……
私は、そう思ってるわ~。▼
夢を見ることさえ諦めてしまったら、人生は
悲しいだけのものになってしまうから……▼
不自由な人生の中でも、小さな夢を少しずつ
叶えていけばいい。私はそう思うわ~。▼
- [イグナーツ]
- ……そっか。そうですよね。ボクも絵描きに
なるって夢があるからこそ、頑張れる。▼
やっぱり、メルセデスさんは
しっかりしていますね。憧れます。▼
- [メルセデス]
- あら? 私、しっかりしてるなんて
数えるほどしか言われたことないわ~。▼
私はただ、
あなたに夢を諦めてほしくないだけよ~。▼
だって、あなたが描く女神様の絵を、
私だって本当に見てみたいんだもの。▼
- [イグナーツ]
- そ、そうですか……?
そう言ってもらえると嬉しいな……。▼
あの、ところでさっきメルセデスさんも
同じって言ってましたけど、それは……▼
- [メルセデス]
- 私も将来を決められているのよ~。
貴族との結婚をね。▼
- [イグナーツ]
- け、け、結婚!?▼
- [メルセデス]
- あら、そんなに意外かしら~?
似た境遇の子もいると思ってたけれど~。▼
- [イグナーツ]
- それで、その、するんですか……結婚。
もしボクがメルセデスさんだったら……。▼
- [メルセデス]
- そうねえ、どうかしらねえ。
まだ、そんなに深く考えてはいないわね。▼
……でも、きっと何とかなるわよ~。
夢を捨てさえしなければ、やっていける。▼
- [イグナーツ]
- 何とかなるわよ、ですか。
……やっぱりメルセデスさんはすごい人だ。▼
ボク、メルセデスさんなら、どんな場所でも
いろんな人を助けてあげられると思います。▼
あなたの包み込むような優しさは、
きっと誰にとっても救いに……あっ!▼
- [メルセデス]
- ……? 急におかしな顔をて、▼
どうしたのかしら~?▼
- [イグナーツ]
- あの、ボク、ずっと女神様を描きたくて、
でも、どうしても描けなかったんです。▼
どんなお姿なのか上手く想像できなくて……
それが、急に閃いたんです!▼
- [メルセデス]
- まあ、素敵! そういうことってあるのね。
忘れないうちに描いたほうがいいわ~。▼
- [イグナーツ]
- はい、じゃあ協力してください!▼
- [メルセデス]
- 協力?
私にできることなら手伝うけれど……▼
- [イグナーツ]
- 気づいたんです! ボクが思い描いていた
女神様は、メルセデスさんそのものだって!▼
すぐに絵の道具を持ってきますから!
待っててくださいね!▼
- [メルセデス]
- あらあら……聖壇の前であんなこと言って、
罰が当たらないかしら~……。▼
……まあ、なるようにしかならないわよね。▼
ヒルダ†
支援C†
- [メルセデス]
- あらあら、ヒルダ。
困った顔してるわね、どうしたの~?▼
- [ヒルダ]
- あ、メルセデスちゃん。実は温室のお花に
お水をあげなきゃいけないんだけどー……▼
あたし、先生に呼ばれてるから
急いで行かないといけなくてー。▼
- [メルセデス]
- あらあら、こんな朝から呼び出しなんて、
きっと急ぎの用事なのね~。▼
ヒルダ、お花は私に任せて~。
あなたは先生のところへ行ってちょうだい。▼
- [ヒルダ]
- え? いいのー?
助かるー!▼
- [メルセデス]
- いいの、いいの~。
じゃあ、そのお水、貸してね。▼
- [ヒルダ]
- うん、ありがとー。
後でお昼、一緒に食べようねー。▼
- [メルセデス]
- わかったわ。
じゃあ行ってくるわね~。▼
- [ヒルダ]
- あ、先生に呼ばれてるのは明日だったー。
よろしくねー、メルセデスちゃん!▼
(暗転)
- [ヒルダ]
- 随分経ったけど、メルセデスちゃん、
まだ帰ってきてないような……。▼
お水あげるだけだし、すぐ戻ってくると
思ったんだけどなー。▼
そろそろお昼になっちゃうしー。
……仕方ないなー、見に行ってみよう。▼
(暗転)
- [メルセデス]
- こんなものかしら~。
ふふっ、よし、完璧ね~。▼
- [ヒルダ]
- こんなものかしら~、
じゃないわよー、メルセデスちゃん!▼
- [メルセデス]
- あらあら、ヒルダ。
先生のほうは、もういいの~?▼
- [ヒルダ]
- それは……もういいのー。
それより、もうお昼の時間なんだけどー。▼
- [メルセデス]
- お昼……? あらあら、本当~。
気がつかなかったわ。▼
お花に水をあげた後、
温室のお掃除がしたくなっちゃって……▼
それで、始めたら捗っちゃって、
楽しかったものだから、つい~。▼
- [ヒルダ]
- そ、そうなんだー。
メルセデスちゃんは優しいのねー。▼
- [メルセデス]
- そんなことないわ。
じゃ、お昼に行きましょうよ~。▼
- [ヒルダ]
- ……あたしがやったほうが早かったような。
むしろ、待ってるほうが疲れちゃったわ。▼
- [メルセデス]
- ヒルダ、どうしたの?
早く行きましょう。お腹空いちゃったわ~。▼
- [ヒルダ]
- そ、そうだねー。
何、食べようかなー。▼
支援B†
- [メルセデス]
- おはよう、ヒルダ。
何か困ってることはないかしら~?▼
- [ヒルダ]
- うーん、今はないかなー。▼
あっても、メルセデスちゃんに
お願いするのは、ちょっとー。▼
- [メルセデス]
- まあ……私、何かヒルダの
気に障ることをしちゃったかしら~?▼
- [ヒルダ]
- そんなこと、あるはずないでしょー?
ただ、頼み事はちょっと不安っていうかー。▼
メルセデスちゃん、いつもあたしが
頼んだ以上にいろいろやっちゃうでしょ?▼
それで面倒なことになってないか、
気になっちゃうんだよねー。▼
- [メルセデス]
- あらあら、ごめんなさい。
かえって心配させちゃっていたのね。▼
- [ヒルダ]
- 心配、っていうか……。
じゃあ聞くけど、メルセデスちゃん?▼
- [メルセデス]
- 何かしら~?▼
- [ヒルダ]
- 今日、この後は何をする予定なの?▼
- [メルセデス]
- そうね~、朝のお祈りは終わったから、
聖堂のお掃除に、温室のお花のお手入れ……▼
書庫のお掃除の手伝いに行って、
今日は良いお天気だからお布団も干して~。▼
それから食堂の机と椅子を綺麗に拭いて、
床もお掃除しちゃおうかしら。それと~……▼
- [ヒルダ]
- ちょ、ちょっとー!
他にもまだあるのー!?▼
- [メルセデス]
- あっ、食堂の布巾がほつれていたから、
縫い直して刺繍を入れようと思ってたの~。▼
- [ヒルダ]
- 何で刺繍まで!!
おかしいでしょ!!▼
- [メルセデス]
- どうしたの、ヒルダ~?
急に大声なんて出して。▼
- [ヒルダ]
- はあ……食堂はあたしがやるよ。
……ただし、刺繍まではしないけどー。▼
- [メルセデス]
- まあ、手伝ってくれるの?
とっても助かるわ~!▼
- [ヒルダ]
- ……あなたってさー、みんなのお願い、
ぜーんぶに応えようとしてるでしょ?▼
- [メルセデス]
- そうねえ。
それができたら一番だとは思ってるわ~。▼
ほら、困った顔をしている人を見ると、
やっぱり放っておけないじゃない~?▼
- [ヒルダ]
- ちょっと優しすぎだよ、メルセデスちゃん。
偉いとは思うけど、共感はできないわー。▼
- [メルセデス]
- あら、共感できないことはないでしょ~?
私たちって、似た者同士だと思うわ~。▼
- [ヒルダ]
- えええ? どこがよ。
全然、似てるとこなんて……▼
- [メルセデス]
- だって、私が困ってると思ったから
助けてくれようとしてるんでしょ~?▼
- [ヒルダ]
- そりゃまあ、そーだけど……。▼
- [メルセデス]
- 私のしてることと同じよねえ。
嬉しいわ、自分に似た仲間がいてくれて~。▼
- [ヒルダ]
- ううん……まあ、嬉しいって言うなら、
そういうことにしといてもいいか……。▼
- [メルセデス]
- これからも、あなたが手つだってくれるなら、
もう少し増やしても大丈夫そ……▼
- [ヒルダ]
- それは、だめえええ!▼
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
Last-modified: 2020-11-10 (火) 15:14:00