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会話集/支援会話

マリアンヌの支援会話

ハンネマン

支援C

[マリアンヌ]
ふう……部屋に戻ろう……。▼
[ハンネマン]
訓練は終わったかね、マリアンヌ君。▼
[マリアンヌ]
ハ、ハンネマン先生……?
はい、終わりましたが……。▼
[ハンネマン]
決められた訓練だけを、ただこなしている。
そのように見えたが、間違っているかね?▼
[マリアンヌ]
え……あの……。
すみません……。▼
[ハンネマン]
いや、勘違いしないでくれたまえ。
我輩は君に説教をしに来たのではないのだ。▼
……君は、紋章を宿しているだろう?▼
[マリアンヌ]
そ、それは……。▼
[ハンネマン]
君が士官学校に入る際、君の父君から
修道院に申し入れがあったそうだ。▼
紋章の確認は絶対にしてくれるな、と……。
多額の寄進と共にね。▼
我輩は当初、君が「紋章を宿していない」
ことを世間に知られたくないのだと思った。▼
新興貴族である君の父君の立場を考えれば、
紋章持ちであるほうが都合がいいからな。▼
だが、実際に君を見てすぐにわかったよ。
君が何らかの紋章を宿しているとね。▼
[マリアンヌ]
どうして、わかるんですか……?▼
[ハンネマン]
我輩はこれでも“紋章学の父”などと
呼ばれていてね。▼
その体に紋章が宿っているかどうかなど、
少し観察すれば判断できる。▼
故に……我輩は、一紋章学者として
君に忠告に来たのだ。▼
いいか、マリアンヌ君。紋章を持つ以上は、
何らかの才能が保証されていることになる。▼
ならば己が持てる才能を存分に発揮し、
もっと研鑽を積むべきではないかね?▼
[マリアンヌ]
さ、才能なんて……
私には、ありません……。▼
[ハンネマン]
いや、ある。いくら隠そうとも、
我輩の目は節穴ではないのだよ。▼
力ある者は、世のため人のために
正しくその力を行使せねばならん。▼
それゆえの貴族、それゆえの紋章だ。
違うかね?▼
[マリアンヌ]
………………。▼
[ハンネマン]
そもそも、折角の才能を、
眠らせておくなど、もったいないことだ。▼
我輩ならば、君に適切な助言ができる。
どうだ、紋章を調べさせてはくれんかね?▼
[マリアンヌ]
……お、お断りします!▼
[ハンネマン]
……惜しい。
実に惜しいぞ、マリアンヌ君。▼

支援B

[マリアンヌ]
は、ハンネマン先生……。
お呼び、でしょうか……?▼
[ハンネマン]
マリアンヌ君、待っていたよ。
散らかっているが、そこに掛けたまえ。▼
[マリアンヌ]
はい……。▼

(暗転)

[ハンネマン]
我輩は考えていた。君の父君が、何故、
君の紋章を隠したがっているのか……▼
そして、一つの結論が導き出された。
……聞きたいかね?▼
[マリアンヌ]
いえ……聞きたくありません。▼
[ハンネマン]
そうか、ならば言うまい。
無論、誰に漏らすつもりもない。▼
我輩の出した結論が真実だとすれば、君や
君の父君が、隠したがるのも当然だからな。▼
だが……君がその才能を不要と断じるのは、
大変な誤りであると指摘しておきたくてね。▼
[マリアンヌ]
……それは、どういうことでしょうか。▼
[ハンネマン]
紋章は人を選ぶからだ。紋章を使いこなせぬ
者には、そもそも発現しない。▼
つまり君は、紋章を使いこなす力がある
存在なのだよ、マリアンヌ君。▼
[マリアンヌ]
……私は、紋章を使いこなしたいなんて、
少しも思っていません。▼
[ハンネマン]
いいか、マリアンヌ君。
どんな紋章であれ、それは君の力になる。▼
[マリアンヌ]
ですが……私や私の親は、生まれた時から、
この紋章に悩まされてきたんです。▼
[ハンネマン]
……そういえば、君は養女だそうだな。
君のご両親のどちらかが、同じ紋章を?▼
[マリアンヌ]
……はい、父が。▼
[ハンネマン]
ならば尚更、君が持つ紋章は、
実の父君の子であるという確かな証。▼
それを隠すということは、実の父君の
存在すら否定することにはならんかね?▼
[マリアンヌ]
そんな……。▼
[ハンネマン]
君に紋章を公表しろと言うのではない。
そんな必要もない。▼
ただ、自信が紋章持ちであるという事実を、
君に受け入れてもらいたいのだよ。▼
[マリアンヌ]
受け入れる?▼
[ハンネマン]
あえて、もう一度言おう。君は君の紋章を
使いこなす力を持っている。そして……▼
どんな紋章であれ、それは君の力になる。
どんな紋章であれ、だ。▼
[マリアンヌ]
………………。▼
[ハンネマン]
マリアンヌ君。紋章をいかに使うか、
決めるのは誰でもない、君自身なのだよ。▼
[マリアンヌ]
少し、考えてみます……。▼

支援A

[マリアンヌ]
あ、あの……。
ハンネマン、先生……。▼
[ハンネマン]
マリアンヌ君か。
君のほうから訪ねてくるとは珍しいな。▼
[マリアンヌ]
その……私の考えを聞いていただきたいと、
思いまして……。▼
[ハンネマン]
ほう、興味があるな。
是非、聞かせてくれたまえ。▼
[マリアンヌ]
あの……私、少しだけ自分のことを
受け入れてみようという気に、なりました。▼
紋章の力を、もっと引き出せるように、
訓練のやり方も変えてみようかな、と……。▼
[ハンネマン]
ほほう! そうか、そう思ってくれたか。
うむ、実に良い考えだ。格別に素晴らしい。▼
しかし、なぜそう考えられるように
なったのかね?▼
恥ずかしながら、我輩の言葉が君の心に
響いたようには見えなかったのだがね……。▼
[マリアンヌ]
実は……前から思ってはいたんです。▼
周りの仲間は、それぞれの目標に向かって
一生懸命、前に進もうとしています。▼
私だけが後ろ向きで……
みんなの役にも立てなくて……▼
でも、自分を少しでも受け入れられたら、
それを変えられるんじゃないかって……▼
ハンネマン先生のお話を聞いて、
そう思ったんです……。▼
[ハンネマン]
なんと!
我輩の言葉が、君の心に響いていたか……。▼
[マリアンヌ]
すみません、私、こんなふうだから、
わかりづらいとは思いますけど……。▼
とても考えさせられて、先生の言葉を、
繰り返し繰り返し、思い出していました。▼
どんな紋章でも私の力になる……。
紋章をどう使うかは私が決めること……。▼
[ハンネマン]
そうだ、そのとおりだよ、マリアンヌ君!▼
[マリアンヌ]
まだ、自分の紋章を、完全に受け入れられた
わけではないんです……。▼
だけど……後ろ向きな生き方だけは、
やめようって、今は思っています。▼
[ハンネマン]
うむ、十分だとも! 君ならば、いずれ
その紋章の真の力も引き出せよう。▼
願わくば、我輩がその支えになれると
嬉しいのだが……構わないかね?▼
[マリアンヌ]
はい、ハンネマン先生。
これからも、私を見守っていてください。▼

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Last-modified: 2020-01-15 (水) 15:59:07
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