会話集/支援会話
ベルナデッタの支援会話†
セテス†
支援C†
(座っているセテスの後ろにベルナデッタが通りかかる)
- [セテス]
- ………………。▼
- [ベルナデッタ]
- ふんふんふふーん……♪
あれ? セテスさん?▼
………………。
うわあ、すごい集中してる。▼
何を書いてるのかなあ?
……日記とか?▼
- [セテス]
- ふむ、この表現は少し……
これでどうだ? ううむ……。▼
- [ベルナデッタ]
- 迷ってるってことは、日記じゃないよね。
手紙とか……もしかして、詩?▼
- [セテス]
- いや……これでは誤解が生じ得るな。
もっと正確に伝わるように……▼
- [ベルナデッタ]
- 随分、悩んでるなあ……。
大事なものなのかな。▼
- [セテス]
- ……あまり難しい言葉を使うのもな。
この別れの言葉など……▼
- [ベルナデッタ]
- わ、別れ!? まさかお別れの手紙!?
セテスさん、教団辞めちゃうの?▼
ちょっとセテスさんは怖いけど、
でもいなくなると寂しいかもだし……▼
うん、は、早まっちゃダメです!
もし悩みがあるなら誰かに……▼
(セテスが立ち上がり振り返る)
- [セテス]
- いやいや、そんなわけがないだろう。
私は辞めたりしない。▼
- [ベルナデッタ]
- ふんぎゃああああ!
き、き、聞いてたんですかあああ!?▼
- [セテス]
- ベルナデッタ、あのな……
独り言にするには声が大きすぎるぞ。▼
それに……私は怖いか、すまんな。▼
- [ベルナデッタ]
- うええ、いや、あの、えっと……。
ごめんなさい! セテスさん!▼
うるさかったですよね!?
おおお邪魔しましたあああああ!▼
(ベルナデッタが走り去る)
- [セテス]
- おい、ベルナデッタ……。▼
いつもあの調子だが、
本当にやっていけてるのか? 不安だ……。▼
支援C+†
- [ベルナデッタ]
- あ、あのう……。▼
- [セテス]
- ベルナデッタか。
どうした?▼
- [ベルナデッタ]
- この前は、すみませんでした!▼
セテスさんは怖いんですけど、怖くないって
いうか、いや、怖くも……すみませええん!▼
- [セテス]
- 気にする必要はない。
怖いとは……たまに言われるのだ。▼
私は厳しいところがあるからな。
そのせいだと諦めているよ。▼
だが……ああも派手に逃げ出されると、
少し胸にこみ上げてくるものが……。▼
- [ベルナデッタ]
- 逃げないようにしますから!
しますから! 泣かないで!▼
あ、そ、そうです。
この前、何を書いてたんですか?▼
お別れの手紙じゃあないんですよね?▼
- [セテス]
- うん? ああ、あれは寓話を書いていた。
聖人インデッハを主役にした、な。▼
- [ベルナデッタ]
- 寓話?▼
- [セテス]
- そうだ。四聖人の一人であるインデッハは、
過剰なまでの人見知りで……▼
周囲の人と打ち解けるのが不得手で、
よく独りでいたという。▼
- [ベルナデッタ]
- 何だか親近感が湧いちゃいますね。▼
- [セテス]
- ああ、いつも湖の底に引き籠もっている
ような奴だからな……。▼
- [ベルナデッタ]
- 引き籠もって……何です?▼
- [セテス]
- ただの独り言だ、気にするな。
それより聖インデッハだが……▼
手先がとても器用で、それを使って人々の▼
悩みを解決し、慕われたともいう。▼
何かが苦手でも、他の得意なことで
それが補えるという教訓になる予定だ。▼
- [ベルナデッタ]
- へえ……あたしも手先の器用さは、
そこそこだって自分では思ってますけど……▼
それで悩みを解決するとか、絶対に絶対に
無理ですね。インデッハさんはすごいです。▼
- [セテス]
- そんなに断言せずとも……。▼
しかし、思えば君とは共通点が多いな。
インデッハの紋章を持っているからか?▼
- [ベルナデッタ]
- そう、なんでしょうか?
確かにあたしの紋章はそれですけど。▼
でも、聖インデッハさんの人生に、
少し興味が出てきました。▼
完成したら、読ませてくれませんか?▼
- [セテス]
- ああ、いいとも。
彼の……生は良き模範となるかもしれん。▼
- [ベルナデッタ]
- ありがとうございます。
楽しみですねー。▼
支援B†
- [ベルナデッタ]
- セテスさん、お借りしてた寓話の本、
お返ししますね。▼
聖人インデッハさんの活躍が面白くて、
一気に読んじゃいました。▼
- [セテス]
- 早いな。
面白かったなら何よりだ。▼
うん? 何やら紙が挟まっているが、
これは……絵か?▼
- [ベルナデッタ]
- あいええ!? か、返してください!
間違って挟みっ放しに……!▼
- [セテス]
- いや、間違ったわけではないのでは?
これは挿絵だろう。▼
なるほど、絵があったほうがよい場面に
挿絵を挟み込んでくれたというわけだな。▼
- [ベルナデッタ]
- 違いますうう……。
自分のために描いたんです!▼
読んでたら、妄想が膨らんじゃって……
それで取り忘れて……▼
- [セテス]
- ふっ、しかしこの挿絵は素晴らしいぞ。
これがなくては私の本は不完全なくらいだ。▼
む……このインデッハと仲睦まじそうな
男は? 私に似ている気がするが……。▼
- [ベルナデッタ]
- えっと……それは、聖キッホルさんです。
インデッハさんの親友って書いてあった。▼
厳しいけど優しいお兄さんって
感じだったので……▼
たぶんセテスさんみたいな人かなーと思って
描いたら、とても似ちゃいましたね。▼
- [セテス]
- そ、そうか。
聖キッホルの絵の元になるとはな。▼
……何とも複雑な気分ではあるが。▼
- [ベルナデッタ]
- な、何とも復讐したい気分!?
やっぱりダメでしたかああああ!▼
- [セテス]
- 違う。複雑な……つまり、嬉しさと
恥ずかしさが共存する気分ということだ。▼
私が聖インデッハと親友のような
気分になってくるからな。▼
実際、聖キッホルと聖インデッハの二人は
良き関係だったと多くの記録が示している。▼
願わくは、これからも二人のように、
私たちで力を合わせていきたいものだな。▼
- [ベルナデッタ]
- ええっ!
何でそこであたしたちの話に!?▼
- [セテス]
- 二人と同じく、我々はキッホルと
インデッハの紋章を持つ同士だ。▼
この本も、文を私が、絵を君が担当した
力作といえるだろう?▼
折角だから、絵も色づけして、しっかりと
本の一部として綴じることにしよう。▼
- [ベルナデッタ]
- それって、ベルがやるんですよね?
じ、自信ないですよお!▼
支援A†
- [セテス]
- ベルナデッタ。
絵の色づけが終わったのか?▼
- [ベルナデッタ]
- セテスさん。
やっと……やっとできましたよおおお!▼
こんなちゃんとした本にするなんて
初めてで、夜通し描き続けましたあああ!▼
もうベルの筆は燃え尽きました……。
これでダメなら燃やすしかありません!▼
- [セテス]
- 燃え尽きたのか燃やすのかどっちなのかね。
……ともかく見せてくれ。▼
- (暗転)
- [ベルナデッタ]
- ど、どうでしたか?▼
- [セテス]
- うむ、文句のつけどころもない。
やったな、ベルナデッタ。▼
下書きの頃より遙かに美しい。
それに絵も何点か増えているな。▼
これは必ずガルグ=マクの蔵書の一冊と
せねばなるまい。▼
- [ベルナデッタ]
- ほ、本当ですかあああ?
はあ、良かったー……。▼
ま、まあ、難しい仕事でしたけど、あたしに
かかればこのくらい楽勝ってことですね!▼
- [セテス]
- いつも思うが、君は掌返しがすごいな。
実は、一つ気にかかるところが……▼
- [ベルナデッタ]
- ぷええっ!? 何か問題が!?
やっぱりあたしの絵なんて落書き以下あ……▼
- [セテス]
- 落ち着け。この最後に描かれているのは……
ベルナデッタ、君だな?▼
- [ベルナデッタ]
- あ……は、はい!
そうですが、何か……!?▼
- [セテス]
- となると、その隣に描かれているのは、
もしかして私か?▼
- [ベルナデッタ]
- い、いいえ。
それはキッホルさんです。▼
- [セテス]
- 聖キッホル? ……とすると、
これはどういう位置づけの絵なのだね?▼
- [ベルナデッタ]
- この本、キッホルさんから見た
インデッハさんみたいな印象が強くて……▼
キッホルさんから話を聞いて、あたしが
絵を描いた、という場面を想像したんです。▼
やっぱり、変でしたかね。
余計な絵ですか!? どうなんです!?▼
- [セテス]
- そういうことか。
はっはっは、これは面白いな。▼
- [ベルナデッタ]
- つ、つまり!?▼
- [セテス]
- いや、本の最後を飾るに相応しい絵だと
私は思うよ。▼
聖キッホルとベルナデッタか。
案外、良い組み合わせかもしれない。▼
同じ時代に生きることがあれば、
きっと深く心を通わせられたろう。▼
- [ベルナデッタ]
- えええ? 聖人のキッホルさんとですか?
恐れ多いですよおおお!▼
あたしには……セテスさんと
心を通わせるくらいが精一杯です!▼
あっ……通わせられてますか!?
ますよね!?▼
- [セテス]
- はっはっはっは!▼
アロイス†
支援C†
- [アロイス]
- むむむむむ。まさか私がベルナデッタ殿に
書類を届けることになろうとは。▼
ベルナデッタ殿はたいそうな怖がり……
いったい何と声をかけるべきであろう。▼
いや、そもそも私のような中年の親父が
声をかける時点で怖がられそうな気がする。▼
ああ駄目だ。絶対に騒ぎになる。
困った。実に困った。むむむむむ……。▼
- [ベルナデッタ]
- あ、あの……アロイスさん?
ベルの部屋の前で何してるんですか?▼
- [アロイス]
- うむ。ベルナデッタ殿に用があるのだが
何と声をかけたものか悩んでいるのだ。▼
- [ベルナデッタ]
- ? そうなんですか。
よくわかりませんけど、大変なんですね。▼
で、ベルに用って何なんですか?▼
- [アロイス]
- うむ。ちと届け物があってな。
たまたま私が頼まれて届けに来たのだ。▼
- [ベルナデッタ]
- あ、すみません。
わざわざありがとうございます。▼
- [アロイス]
- いや、なに、礼には及ばん。
さあ、これだ。受け取ってくれ。▼
- [ベルナデッタ]
- ありがとうございます。
じゃ、わたしは部屋に戻るので、これで。▼
- (ベルナデッタ去る)
- [アロイス]
- ああ、こちらこそ助かったぞ。
ベルナデッタ殿のおかげで少し落ち着いた。▼
よし! それでは覚悟を決めて
いざベルナデッタ殿に声を……▼
………………。▼
……え?▼
違う違う、違ーう!
さっきのがベルナデッタ殿ではないか!▼
な、何だったのだ、今のは?
普通に話せていたように思えるが?▼
というより、怖がられるどころか、
むしろ親し気であった気さえする……▼
……頬をつねっても痛いぞ。
どうやら夢ではないようだな。▼
ううむ。難題が片づいたのは良いものの、
拍子抜けというか何というか……▼
……わからん。さっぱりわからん。
普段の怖がりなベルナデッタ殿はどこへ!▼
支援B†
- [アロイス]
- む。あの後ろ姿はベルナデッタ殿。
今は独りか。うむ。ならば、ちょうどよい。▼
ベルナデッタ殿。
聞きたいことがあるのだが、良いだろうか。▼
- [ベルナデッタ]
- ! ひゃ、ひゃい? だ、誰?
あ、あたし? あたしに何の用でしょう?▼
ああああ、まさか、あの件でしょうかああ!
いえ、あたし、あたし、何も見てません!▼
まさかあの人にあんな趣味があるなんて
見てませんよおおおお!?▼
あんな格好であんなところを……忘れます!
忘れますから口封じだけは……!▼
- [アロイス]
- 待った! 私だ。アロイスだ。
落ち着いてくれ、ベルナデッタ殿。▼
- [ベルナデッタ]
- え? あ……ほんとにアロイスさんだ!
アロイスさんですね。ほっ、良かった。▼
- [アロイス]
- うむ、私だ。正直、何の話か気になるが、
ひとまず落ち着いてくれて何よりだ。▼
- [ベルナデッタ]
- それで、アロイスさん。
あたしに何かご用ですか?▼
- [アロイス]
- ああ、そうだった。
ベルナデッタ殿に聞きたいことがあるのだ。▼
先程のように、あなたは本来怖がりだと
思っていたのだが、なぜ私は大丈夫なのだ?▼
前に届け物をした時からずっと疑問だった。
今もまったく怖がっていないように見える。▼
- [ベルナデッタ]
- え? あ、アロイスさん。
まさか怖がられたいんですか?▼
- [アロイス]
- ああいや、そんなことは決してない。
ただ純粋に疑問だっただけだ。▼
- [ベルナデッタ]
- ふふん。それはですね、アロイスさんが
ベルの親戚のおじさんに似てるからです。▼
おじさんはあたしに優しかった唯一の人で、
普通に話せるただ一人の男性なんですよ!▼
《主人公が男性の時》
- [ベルナデッタ]
- あ、いや、先生も大丈夫なんで、
ただ一人じゃないかも……。まあともかく。▼
《共通》
- [ベルナデッタ]
- ベルとおじさんは友達だったんです。
ごくたまにしか会えませんでしたけど。▼
だから、アロイスさんと話してると、
おじさんと話してるみたいで平気なんです。▼
- [アロイス]
- ふむ。なるほど。そういう訳だったのか。
はっはっは。ようやく謎が解けたな。▼
しかし、私はおじさんとやらに、そこまで
似ているのか? 顔がか? 体型がか?▼
- [ベルナデッタ]
- ええと、顔も体型も何となく似てますけど。
一番そっくりなのは性格ですかね。▼
- [アロイス]
- 性格?▼
- [ベルナデッタ]
- おじさんもアロイスさんみたいに、
いつも明るくて優しいんですよ。▼
- [アロイス]
- はっはっは。それは光栄だ。こうなったら
私も一度、そのおじさんに会ってみたいぞ。▼
ベルナデッタ殿。
彼は今、何をしているのだ?▼
- [ベルナデッタ]
- ! おじさんですか。
おじさんは……。▼
そ、そうだ! ベル、ちょっと急用が
あったんでした。し、失礼しますうう。▼
支援A†
- [ベルナデッタ]
- ふんふんふふーん♪ 久しぶりのお休み~♪
一日中~部屋に籠もって何しよっかな~♪▼
- [アロイス]
- ベルナデッタ殿、
少しいいだろうか。▼
- [ベルナデッタ]
- ふぎゃああああ!?
あたしは何も見てませええええん!▼
あの人があれを頭にかぶってあれしてた、
なんて口が裂けても言いませんからあああ!▼
許して! 許してください!
秘密は守れる女なんですうううう!▼
- [アロイス]
- 待て! 私だ。アロイスだ。
落ち着いてくれ、ベルナデッタ殿。▼
- [ベルナデッタ]
- え? あ……何だ、アロイスさんか。
ベルはてっきり……いえ、何でもないです。▼
- [アロイス]
- む、本当に何を見たのか気になるが、
まあ、今はそれは置いておくとしよう。▼
ベルナデッタ殿、先日は申し訳なかった。
知らぬこととはいえ、とんだ失礼をしたな。▼
- [ベルナデッタ]
- え? ベル、
何かアロイスさんにされましたっけ?▼
- [アロイス]
- ベルナデッタ殿の親戚のおじさんのことだ。
まさか亡くなっていたとは知らずに……▼
- [ベルナデッタ]
- ああ、おじさんのことですか。
いいんです、気にしないでください。▼
- [アロイス]
- いやしかし、あの時、
ベルナデッタ殿は少し暗い顔をしていた。▼
あなたの心の傷に触れたかと思うと、
謝罪の言葉もない。本当に申し訳なかった。▼
- [ベルナデッタ]
- もう……アロイスさんってば、
そんなところも、おじさんそっくりですね。▼
大丈夫なんです、アロイスさん。むしろ、
あの日は思い出話ができて楽しくて。▼
- [アロイス]
- ……そうであったか。では、なぜあの時、
ベルナデッタ殿は暗い顔を?▼
- [ベルナデッタ]
- 実は、しばらくおじさんのお墓参りに
行けてなかったなって……▼
あたしの唯一の外出だったから、おじさん、
心配してるかなって思ったらちょっと……▼
- [アロイス]
- なるほど。ベルナデッタ殿は
本当に彼が好きだったのだな。▼
- [ベルナデッタ]
- そうだ! 良いことを思いつきました!
……アロイスさん!▼
今度、あたしと一緒におじさんの
お墓参りに行きませんか?▼
- [アロイス]
- 私がベルナデッタ殿のおじさんの墓参り?
むうう、何の縁もない気もするが……▼
- [ベルナデッタ]
- 縁ならありますよ。
……ベルです!▼
- [アロイス]
- む。ううむ、まあ、言われてみれば。
うむ、わかった。心得た。▼
ベルナデッタ殿、
私でよければ一緒に墓参りに行こう。▼
- [ベルナデッタ]
- はい、約束ですよ。おじさん!
……あっ、その。間違えました。▼
- [アロイス]
- あっはっはっはっは。▼
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
- ベルナデッタ⇔アロイスは主人公男性時の支援会話です。 --