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会話集/支援会話

フレンの支援会話

セテス

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マヌエラ

支援C

[フレン]
マヌエラさん! 聞きましたわ!▼
[マヌエラ]
フレン?
どうしたの、そんなに慌てて。▼
[フレン]
マヌエラさん、とってもお歌が
お上手でらっしゃるんですってね?▼
奇跡の歌声とまで言われてらっしゃるって、
わたくし、聞きましたのよ!▼
[マヌエラ]
まあ、誰からそんなことを?
昔のことだけど、嬉しいわねえ。▼
[フレン]
皆さん仰っていましたわ。
それで、わたくしは気づいたんですの。▼
マヌエラさんのお歌をきちんと聞いたことが
ないのは、わたくしだけなのでは……と!▼
だから、マヌエラさん。
1曲、お聞かせいただけないかしら?▼
[マヌエラ]
ふふふ、熱烈なのは嬉しいけど、急に
お願いされても困っちゃうわ、あたくし。▼
かつてのミッテルフランク歌劇団の歌姫も、
今やただの婚期を逃した女……なんてね。▼
[フレン]
みってる……腐乱……過激だ?
ええと……何ですの、それは?▼
[マヌエラ]
えっ? ……あなた、
ミッテルフランク歌劇団を知らないの?▼
帝都で一番の人気を誇る歌劇団なの。
その舞台で歌っていたのよ、あたくし。▼
[フレン]
帝都で一番……! でも、わたくしが
住んでいた頃にはありませんでしたわ。▼
[マヌエラ]
あら、あなた。
アンヴァルに住んでいたの?▼
[フレン]
ええ、小さい頃ですけれど。
わたくしアンヴァルで生まれましたのよ?▼
[マヌエラ]
じゃあ、幼すぎてわからなかったのね。
ミッテルフランク歌劇団の歴史は長いのよ?▼
[フレン]
ふうん……
そもそも、歌劇団って何ですの?▼
[マヌエラ]
あら、そこからなのね……。
歌劇団っていうのは、そうねえ……▼
大きな舞台の上で、大勢のお客さんを前に
劇を演じるのよ。歌いながらね。▼
[フレン]
ああ、そういうことですのね!
それなら、わたくしにも経験があります。▼
修道院の子供たちにお話を読み聞かせる時、
お歌を交えたりしますもの!▼
[マヌエラ]
あら、素敵。
でも歌劇団の歌劇とは少し違うかしら……。▼
あのね、歌劇団はとても大きくて立派な
劇場で演じるのよ。楽器の演奏もあるし。▼
[フレン]
劇場? 読み聞かせるためだけの
施設があるんですの?▼
[マヌエラ]
あらあら、劇場も知らないなんて……
ちょっと衝撃よ、あたくし。▼
フレンって、すごく頭は良い子なのに、
知らないことが多いのねえ……。▼

支援B

[フレン]
ねえ、マヌエラさん。歌劇団にいた頃は、
どんな生活をしてらしたの?▼
ここでの暮らしとは、
随分と違うのでしょう?▼
[マヌエラ]
歌姫の私生活を聞くなんて野暮……って、
あなたに言っても仕方ないか。▼
華やかなのは舞台の上だけ。
他の時間は汗臭い稽古ばかりよ?▼
公演が始まるまでは、ずっと稽古の日々。
休みなんて、ほとんどなかったわ。▼
公演が始まると、昼と夜に舞台に立って、
終わったら、もうくたくた……。▼
……想像と違うでしょう?
現実なんて、そんなものなのよ。▼
[フレン]
そんな世界があるんですのね……。
わたくし、とっても興味深いですわ。▼
マヌエラさんは、歌劇ではどんな役柄を
演じてらしたのかしら?▼
“奇跡の歌姫”だから、お姫様?
だとしたら、とっても素敵ですわね!▼
[マヌエラ]
お姫様……そうね、そういう役もあったわ。
あの頃は、まだモテていた気がする……。▼
それに、自分の力で役を勝ち取って、
舞台の上に立って、大勢の観客の前で……▼
あたくしが独りで、歌うの。
皆があたくしを見つめるのよ。▼
あたくしの歌を称える歓声、
鳴りやまない拍手……忘れられないわ。▼
[フレン]
素敵……とっても煌びやかな世界ですのね。▼
お稽古がどれだけ大変でも、きっと
それに見合う喜びがあったのでしょう。▼
わたくしは、静かな暮らししか
知らないから……憧れますわ。▼
[マヌエラ]
ふふ、ありがとう。……でもね、
本当に大変だったのは、稽古じゃないの。▼
ねえ、フレン……
これだけは覚えておいて。▼
煌びやかな場所には必ず、
影があるものなのよ。▼
[フレン]
マヌエラさん?▼
[マヌエラ]
……なーんて。冗談よ、冗談。
何を言っているのかしらね、あたくし。▼
次は、お姫様を演じた時の歌劇のことを
教えてあげるわ。王子様も出てくるわよ?▼
[フレン]
あ、ええ、楽しみにしていますわ。▼

支援A

[フレン]
マヌエラさん、以前のお話ですけれど……。
やっぱり気になってしまって。▼
『煌びやかな場所には、影がある』……
でしたわよね?▼
[マヌエラ]
あら、冗談だと言ったじゃない。
気にしなくてもいいのよ?▼
[フレン]
……冗談には聞こえませんでしたわ。
良かったら、教えてくださらないかしら。▼
煌びやかな世界の、煌びやかな部分だけを
知っても、知ったことにはなりませんもの。▼
[マヌエラ]
そこまで言うなら……いいわ。
少しだけ話してあげる。▼
煌びやかな舞台に上がるためにはね、
実力だけじゃ通用しないことも多いの。▼
お金、人脈、時には暴力さえ使って、
生き残るために皆が必死に足掻いていた。▼
歌姫と呼ばれたあたくしだって同じよ。
夜は、貴族の接待に余念がなかったわ。▼
それがどんなに屈辱的で、惨めなことでも、
舞台に上がるためには必要なことだったの。▼
……どうかしら。あなたみたいな清らかで
可愛らしい人には刺激が強かった?▼
あるいは、汚いこともやってきたのだと
知って、あたくしに失望したかしら?▼
[フレン]
いいえ、失望なんてとんでもない!▼
あなたが大変な世界で、強く生き抜いてきた
ということが、よくわかりましたわ。▼
[マヌエラ]
フレン……。▼
[フレン]
それにわたくしも、人が綺麗ごとだけでは
生きられないことくらい知っていますもの。▼
ですが……あなたが大変な苦労を乗り越え、
強く生き抜いてきたからこそ……▼
人はあなたの歌に心を打たれ、称えずには
いられなかったのではありませんこと?▼
[マヌエラ]
……ふふ、急に大人っぽいことを言うのね。
でも、嬉しいわ。ありがとう、フレン。▼
[フレン]
マヌエラさん、いつかお願いしたこと、
取り消させていただいても?▼
[マヌエラ]
お願いって?
歌を聞かせてってお願いかしら?▼
[フレン]
ええ、そうですわ。そして、改めて
別のお願いをさせてくださらない?▼
マヌエラさんが舞台の上で演じる歌劇を、
わたくし、どうしても見てみたいんですの。▼
[マヌエラ]
あら……あたくしが、また舞台に……?
それはまた、無茶なお願いねえ……。▼
[フレン]
歌劇団を辞めてからも、マヌエラさんは
多くの経験を重ねてきたはずですわ。▼
かつて歌姫だった頃とは違う魅力が、
今のマヌエラさんにはあると思うんですの。▼
[マヌエラ]
ふふ……確かに悲恋の物語だったら、
若い頃よりも、上手く演じられそうね。▼
でも、今は歌劇どころじゃないでしょう?
まずは戦争を終わらせなくっちゃね。▼
[フレン]
はい! この戦いに、一刻も早く
幕が下りるように、努力しましょう。▼
[マヌエラ]
ええ、そして、あたくしの歌劇の幕が、
一刻も早く上がるように、ね。▼
[フレン]
ふふふふふっ、そのとおりですわ。▼

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Last-modified: 2024-04-03 (水) 19:50:36
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